JPWO2007132809A1 - ワークサポート - Google Patents
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Abstract
ハウジングに軸心方向へ移動自在に挿入したロッド(4)に、直径方向へ拡大および縮小可能なテーパコレット(10)を外嵌する。そのテーパコレット(10)のテーパ外周面(11)の外側に配置した多数のボール(B)によって上記テーパコレット(10)を縮径させる。上記テーパコレット(10)の内周に、上記ロッド(4)のストレート外周面(40)に接当されるストレート内周面(41)を、軸心方向へ間隔をあけて設ける。隣り合うストレート内周面(41)(41)の間に周溝(42)を設ける。上記の周溝(42)の幅寸法(w2)を、上記ストレート内周面(41)の幅寸法(w1)以上の値で前記ボール(B)の直径(d)よりも小さい値に設定する。
Description
この発明は、工作機械等に使用するワークサポートに関し、テーパコレットによってサポートロッドを所定の高さ位置に把持するのに好適な技術である。
この種のワークサポートには、従来では、下記の特許文献1(日本国・特開平10−146733号公報)に記載されたものがある。
その従来技術は、ハウジングに軸心方向へ移動自在に挿入したロッドに、直径方向へ拡大および縮小可能なテーパコレットを外嵌し、そのテーパコレットのテーパ外周面の外側に配置した多数のボールによって上記テーパコレットを縮径させるように構成したものである。
上記構成において、従来では、上記テーパコレットの内周に所定のピッチで螺旋溝を形成すると共に、その螺旋溝の間に、同上の螺旋溝の幅寸法よりも大きい幅寸法に設定した螺旋状ストレート内周面を形成しており、そのストレート内周面を上記ロッドのストレート外周面に接当させていた。
特開平10−146733号公報
その従来技術は、ハウジングに軸心方向へ移動自在に挿入したロッドに、直径方向へ拡大および縮小可能なテーパコレットを外嵌し、そのテーパコレットのテーパ外周面の外側に配置した多数のボールによって上記テーパコレットを縮径させるように構成したものである。
上記構成において、従来では、上記テーパコレットの内周に所定のピッチで螺旋溝を形成すると共に、その螺旋溝の間に、同上の螺旋溝の幅寸法よりも大きい幅寸法に設定した螺旋状ストレート内周面を形成しており、そのストレート内周面を上記ロッドのストレート外周面に接当させていた。
上記の従来技術は、ワークサポートのロック駆動時に、縮径状態に切り換えたテーパコレットのストレート内周面を上記ロッドのストレート外周面に接当させて、そのロッドを把持できる点で優れるが、その把持力をさらに増加させることが要望されていた。しかしながら、上記ロック駆動時において、上記ストレート外周面に対するストレート内周面の面圧を高くすると、そのストレート内周面が上記ストレート外周面を損傷させて、ロッドが軸心方向へ円滑に移動できなくなるという問題があった。
本発明の目的は、ワークサポートのロッドを円滑に移動させることと上記ロッドの把持力を大幅に増加させることとを両立させることにある。
本発明の目的は、ワークサポートのロッドを円滑に移動させることと上記ロッドの把持力を大幅に増加させることとを両立させることにある。
上記目的を達成するため、第1の発明は、例えば図1と図2に示すように、ワークサポートを次のように構成した。
ハウジング(2)に軸心方向へ移動自在に挿入したロッド(4)に、直径方向へ拡大および縮小可能なテーパコレット(10)を外嵌する。そのテーパコレット(10)のテーパ外周面(11)の外側に配置した多数のボール(B)によって上記テーパコレット(10)を縮径させるように構成する。上記テーパコレット(10)の内周に、上記ロッド(4)のストレート外周面(40)に接当される複数のストレート内周面(41)を、軸心方向へ間隔をあけて設ける。隣り合うストレート内周面(41)(41)の間に周溝(42)を設ける。そして、上記の周溝(42)の幅寸法(w2)を、上記ストレート内周面(41)の幅寸法(w1)以上の値で前記ボール(B)の直径(d)よりも小さい値に設定した。
ハウジング(2)に軸心方向へ移動自在に挿入したロッド(4)に、直径方向へ拡大および縮小可能なテーパコレット(10)を外嵌する。そのテーパコレット(10)のテーパ外周面(11)の外側に配置した多数のボール(B)によって上記テーパコレット(10)を縮径させるように構成する。上記テーパコレット(10)の内周に、上記ロッド(4)のストレート外周面(40)に接当される複数のストレート内周面(41)を、軸心方向へ間隔をあけて設ける。隣り合うストレート内周面(41)(41)の間に周溝(42)を設ける。そして、上記の周溝(42)の幅寸法(w2)を、上記ストレート内周面(41)の幅寸法(w1)以上の値で前記ボール(B)の直径(d)よりも小さい値に設定した。
なお、上記の第1発明においては、前記テーパコレットを能率良く機械加工するうえでは前記ストレート内周面(41)を軸心方向へほぼ等間隔に設けることが好ましいが、そのストレート内周面の設置間隔を変化させてもよい。この場合、上記ストレート内周面の幅寸法または前記の周溝の幅寸法を、上記テーパコレットの軸心方向で規則的に変化(又は不規則に変化)させることが考えられる。
上記の第1発明は次の作用効果を奏する。
テーパコレットの内周における周溝の幅寸法を、ストレート内周面の幅寸法以上の値でボールの直径よりも小さい値に設定したので、ワークサポートのロック駆動時に多数のボールを介して上記テーパコレットを縮径させたときに、上記ボールが上記テーパコレットの内周を半径方向の内方へ過度に撓ませることを防止して、前記ロッドのストレート外周面に上記ストレート内周面をほぼ均等に押圧できる。このため、上記ロック駆動時に、ストレート内周面の面圧が過度に高くなることを防止して、そのストレート内周面が上記ストレート外周面を損傷させることを防止できる。その結果、上記ロッドを軸心方向へ円滑に移動させることが可能になった。しかも、上記ストレート内周面は、その幅寸法を周溝の幅寸法よりも小さい値に設定したので、大きな面圧を確保でき、上記ロッドを把持する力が大幅に増加する。
従って、ワークサポートのロッドを円滑に移動させることと上記ロッドの把持力を大幅に増加させることとを両立できた。
テーパコレットの内周における周溝の幅寸法を、ストレート内周面の幅寸法以上の値でボールの直径よりも小さい値に設定したので、ワークサポートのロック駆動時に多数のボールを介して上記テーパコレットを縮径させたときに、上記ボールが上記テーパコレットの内周を半径方向の内方へ過度に撓ませることを防止して、前記ロッドのストレート外周面に上記ストレート内周面をほぼ均等に押圧できる。このため、上記ロック駆動時に、ストレート内周面の面圧が過度に高くなることを防止して、そのストレート内周面が上記ストレート外周面を損傷させることを防止できる。その結果、上記ロッドを軸心方向へ円滑に移動させることが可能になった。しかも、上記ストレート内周面は、その幅寸法を周溝の幅寸法よりも小さい値に設定したので、大きな面圧を確保でき、上記ロッドを把持する力が大幅に増加する。
従って、ワークサポートのロッドを円滑に移動させることと上記ロッドの把持力を大幅に増加させることとを両立できた。
また、前記目的を達成するため、第2の発明は、例えば図1と図2に示すように、ワークサポートを次のように構成した。
ハウジング(2)に軸心方向へ移動自在に挿入したロッド(4)に、直径方向へ拡大および縮小可能なテーパコレット(10)を外嵌する。そのテーパコレット(10)のテーパ外周面(11)の外側に配置した多数のボール(B)によって上記テーパコレット(10)を縮径させるように構成する。上記テーパコレット(10)の内周に周溝(42)を螺旋状に設けると共に、その螺旋状の周溝(42)の間に、上記ロッド(4)のストレート外周面(40)に接当されるストレート内周面(41)を螺旋状に設ける。上記の周溝(42)の幅寸法(w2)を、上記ストレート内周面(41)の幅寸法(w1)以上の値で前記ボール(B)の直径(d)よりも小さい値に設定した。
ハウジング(2)に軸心方向へ移動自在に挿入したロッド(4)に、直径方向へ拡大および縮小可能なテーパコレット(10)を外嵌する。そのテーパコレット(10)のテーパ外周面(11)の外側に配置した多数のボール(B)によって上記テーパコレット(10)を縮径させるように構成する。上記テーパコレット(10)の内周に周溝(42)を螺旋状に設けると共に、その螺旋状の周溝(42)の間に、上記ロッド(4)のストレート外周面(40)に接当されるストレート内周面(41)を螺旋状に設ける。上記の周溝(42)の幅寸法(w2)を、上記ストレート内周面(41)の幅寸法(w1)以上の値で前記ボール(B)の直径(d)よりも小さい値に設定した。
上記の第2発明は、前記の第1発明と同様に、次の作用効果を奏する。
テーパコレットの内周における周溝の幅寸法を、ストレート内周面の幅寸法以上の値でボールの直径よりも小さい値に設定したので、ワークサポートのロック駆動時に多数のボールを介して上記テーパコレットを縮径させたときに、上記ボールが上記テーパコレットの内周を半径方向の内方へ過度に撓ませることを防止して、前記ロッドのストレート外周面に上記ストレート内周面をほぼ均等に押圧できる。このため、上記ロック駆動時に、ストレート内周面の面圧が過度に高くなることを防止して、そのストレート内周面が上記ストレート外周面を損傷させることを防止できる。その結果、上記ロッドを軸心方向へ円滑に移動させることが可能になった。しかも、上記ストレート内周面は、その幅寸法を周溝の幅寸法よりも小さい値に設定したので、大きな面圧を確保でき、上記ロッドを把持する力が大幅に増加する。
従って、ワークサポートのロッドを円滑に移動させることと上記ロッドの把持力を大幅に増加させることとを両立できた。
テーパコレットの内周における周溝の幅寸法を、ストレート内周面の幅寸法以上の値でボールの直径よりも小さい値に設定したので、ワークサポートのロック駆動時に多数のボールを介して上記テーパコレットを縮径させたときに、上記ボールが上記テーパコレットの内周を半径方向の内方へ過度に撓ませることを防止して、前記ロッドのストレート外周面に上記ストレート内周面をほぼ均等に押圧できる。このため、上記ロック駆動時に、ストレート内周面の面圧が過度に高くなることを防止して、そのストレート内周面が上記ストレート外周面を損傷させることを防止できる。その結果、上記ロッドを軸心方向へ円滑に移動させることが可能になった。しかも、上記ストレート内周面は、その幅寸法を周溝の幅寸法よりも小さい値に設定したので、大きな面圧を確保でき、上記ロッドを把持する力が大幅に増加する。
従って、ワークサポートのロッドを円滑に移動させることと上記ロッドの把持力を大幅に増加させることとを両立できた。
上記の各発明においては、前記ストレート内周面(41)の幅寸法(w1)を、前記の周溝(42)の幅寸法(w2)の半分以上の値に設定することが好ましい。
この場合、ストレート内周面は、大きな面積を確保できるので、ワークサポートのロック駆動時に、面圧が過度に高くなることを防止できる。このため、そのストレート内周面が前記ロッドのストレート外周面を損傷させることを確実に防止できる。その結果、上記ロッドを長期間にわたって軸心方向へ円滑に移動させることが可能になった。
この場合、ストレート内周面は、大きな面積を確保できるので、ワークサポートのロック駆動時に、面圧が過度に高くなることを防止できる。このため、そのストレート内周面が前記ロッドのストレート外周面を損傷させることを確実に防止できる。その結果、上記ロッドを長期間にわたって軸心方向へ円滑に移動させることが可能になった。
また、上記の各発明においては、前記テーパコレット(10)の前記テーパ外周面(11)における半径方向の肉厚の最小値(t1)と最大値(t2)との平均値を、前記ボール(B)の前記の直径(d)よりも大きい値に設定することが好ましい。
この場合、上記テーパコレットに十分な剛性を確保できるので、ワークサポートのロック駆動時に多数のボールを介して上記テーパコレットを縮径させたときに、上記ボールが上記テーパコレットの内周を半径方向の内方へ過度に撓ませることを確実に防止して、前記ロッドのストレート外周面に上記ストレート内周面を均等に押圧できる。このため、上記ロック駆動時に、面圧が過度に高くなることを防止して、そのストレート内周面が上記ストレート外周面を損傷させることを確実に防止できる。その結果、上記ロッドを軸心方向へ長期間にわたって円滑に移動させることが確実になった。
この場合、上記テーパコレットに十分な剛性を確保できるので、ワークサポートのロック駆動時に多数のボールを介して上記テーパコレットを縮径させたときに、上記ボールが上記テーパコレットの内周を半径方向の内方へ過度に撓ませることを確実に防止して、前記ロッドのストレート外周面に上記ストレート内周面を均等に押圧できる。このため、上記ロック駆動時に、面圧が過度に高くなることを防止して、そのストレート内周面が上記ストレート外周面を損傷させることを確実に防止できる。その結果、上記ロッドを軸心方向へ長期間にわたって円滑に移動させることが確実になった。
2:ハウジング,4:ロッド,10:テーパコレット,11:テーパ外周面,40:ストレート外周面,41:ストレート内周面,42:周溝,B:ボール,d:ボールBの直径,t1:肉厚の最小値,t2:肉厚の最大値,w1:ストレート内周面41の幅寸法,w2:周溝42の幅寸法.
以下、本発明の一実施形態を図1と図2によって説明する。図1は、ワークサポートの縦断面図である。図2は、上記ワークサポートの主要部の断面視の模式図である。
この実施形態では、ワークサポート1が油圧力によってロックされると共にバネ力よってリリースされる構造を例示してある。
上記ワークサポート1のハウジング2は、上端壁2aと下端壁2bと胴部2cとからなり、複数の締結ボルト3(ここでは1本だけ示している)によってテーブルTに固定される。上記ハウジング2内にサポートロッド4が上下方向へ移動自在に挿入される。そのロッド4が進出バネ5によって上向きに突出され、そのロッド4の上部に設けたアタッチメント用ボルト6がワークピースWに接当される。なお、上記ロッド4の突出量は、規制ボルト7によって規制可能とされている。
この実施形態では、ワークサポート1が油圧力によってロックされると共にバネ力よってリリースされる構造を例示してある。
上記ワークサポート1のハウジング2は、上端壁2aと下端壁2bと胴部2cとからなり、複数の締結ボルト3(ここでは1本だけ示している)によってテーブルTに固定される。上記ハウジング2内にサポートロッド4が上下方向へ移動自在に挿入される。そのロッド4が進出バネ5によって上向きに突出され、そのロッド4の上部に設けたアタッチメント用ボルト6がワークピースWに接当される。なお、上記ロッド4の突出量は、規制ボルト7によって規制可能とされている。
上記ロッド4の外周面の下半部分に把持領域Aが設けられ、その把持領域Aに、直径方向へ拡大および縮小可能な筒状テーパコレット10が外嵌される。そのコレット10は、上すぼまりのテーパ外周面11が形成されており、上下方向へ延びる1つのスリット12によって弾性的に縮径されるようになっている。上記コレット10の外周側に環状の伝動具14が配置され、その伝動具14のテーパ内周面15が上記コレット10のテーパ外周面11に上側から対面される。
なお、図1に示すように、これらテーパ外周面11とテーパ内周面15の勾配αは同一に設定されている。
なお、図1に示すように、これらテーパ外周面11とテーパ内周面15の勾配αは同一に設定されている。
上記テーパ外周面11とテーパ内周面15との間に形成した環状テーパ隙間Cには多数のボールBが挿入される。これらボールBは、上記の環状テーパ隙間Cの周方向に接触して挿入されると共に軸心方向にも接触するように積層されている。
上記ボールBは、押圧バネ17によって上記コレット10の上フランジ18へ押上げられて整列される。そのコレット10は、押圧ゴム20の弾性力と上スリーブ21とによって前記の下端壁2bのストッパー22へ押圧され、アンクランプ下降状態に位置決めされている。なお、上記の押圧バネ17や押圧ゴム20は省略可能である。
上記ボールBは、押圧バネ17によって上記コレット10の上フランジ18へ押上げられて整列される。そのコレット10は、押圧ゴム20の弾性力と上スリーブ21とによって前記の下端壁2bのストッパー22へ押圧され、アンクランプ下降状態に位置決めされている。なお、上記の押圧バネ17や押圧ゴム20は省略可能である。
上記の伝動具14から径方向の外側へクランプ用ピストン24(第1駆動手段F)が突出され、そのピストン24の上側に油圧作動室25が形成されるとともに下側にバネ室26が形成される。上記の作動室25に圧油給排口27が連通され、バネ室26に復帰用バネ28(第2駆動手段S)が装着される。なお、上記バネ室26の呼吸路29にはフィルタ30が装着されている。
前記ワークピースWは、例えば次の手順でワークサポート1によって支持される。
図1に示すリリース状態では、油圧作動室25から圧油が排出され、ピストン24及び伝動具14が復帰用バネ28によって上向き移動してコレット10の縮径を解除し、サポートロッド4が進出バネ5によって上向きに突出されている。そのリリース状態で、ワークピースWを上側から搬入して、そのワークピースWの本体部分を支持台(図示せず)に受け止めるとともに図示のワークピース突出部分を上記サポートロッド4のアタッチメント用ボルト6に上側から接当させる。これにより、サポートロッド4が図示の高さ位置に退入される。
図1に示すリリース状態では、油圧作動室25から圧油が排出され、ピストン24及び伝動具14が復帰用バネ28によって上向き移動してコレット10の縮径を解除し、サポートロッド4が進出バネ5によって上向きに突出されている。そのリリース状態で、ワークピースWを上側から搬入して、そのワークピースWの本体部分を支持台(図示せず)に受け止めるとともに図示のワークピース突出部分を上記サポートロッド4のアタッチメント用ボルト6に上側から接当させる。これにより、サポートロッド4が図示の高さ位置に退入される。
その後、上記の油圧作動室25内へ圧油を供給する。すると、その作動室25からピストン24へ作用する油圧力によって上記の伝動具14が下向きに移動され、その伝動具14のテーパ内周面15が前記ボールBを転動させながらコレット10のテーパ外周面11にスムーズに係合していき、ストッパー22によって受け止められた上記コレット10を縮径させる。これにより、その縮径されたコレット10がサポートロッド4の把持領域Aを求心方向へ押圧し、そのサポートロッド4を図示の高さ位置に固定する。
上記ロック状態でワークピースWの上面を機械加工し、その加工時の押し下げ力を上記サポートロッド4と上記の把持領域Aと上記コレット10とを順に介して前記ハウジング2の前記の下端壁2bに受け止めるのである。
上記ロック状態でワークピースWの上面を機械加工し、その加工時の押し下げ力を上記サポートロッド4と上記の把持領域Aと上記コレット10とを順に介して前記ハウジング2の前記の下端壁2bに受け止めるのである。
上記の機械加工が終了した後、前記の油圧作動室25から圧油を排出する。すると、同上ピストン24及び伝動具14が復帰用バネ28によって上側へ押圧され、その伝動具14のテーパ内周面15が前記ボールBを転動させながらスムーズに上向き移動し、コレット10のテーパ外周面11の前記の押圧状態が解除される。これにより、上記コレット10が自己の弾性復元力によって拡径されて、上記サポートロッド4のロック状態が解除される。
上記構成において、上記ロッド4及び上記コレット10が図2に示すように、次のように構成される。
上記ロッド4の外周は、上下方向(軸心方向)へ延びる把持領域Aの全体にわたって形成した円形のストレート外周面40で構成されている。
上記コレット10の内周には、上記ストレート外周面40に接当されるストレート内周面41が、上下方向(軸心方向)へほぼ等間隔に設けられる。また、上記の隣り合うストレート内周面41・41の間には周溝42が設けられる。
上記ロッド4の外周は、上下方向(軸心方向)へ延びる把持領域Aの全体にわたって形成した円形のストレート外周面40で構成されている。
上記コレット10の内周には、上記ストレート外周面40に接当されるストレート内周面41が、上下方向(軸心方向)へほぼ等間隔に設けられる。また、上記の隣り合うストレート内周面41・41の間には周溝42が設けられる。
上記の周溝42の幅寸法w2が、上記ストレート内周面41の幅寸法w1以上の値で前記ボールBの直径dよりも小さい値に設定される。また、そのストレート内周面41の幅寸法w1が、前記の周溝42の幅寸法w2の半分以上の値に設定される。さらに、前記テーパコレット10の前記テーパ外周面11における半径方向の肉厚の最小値t1と最大値t2との平均値が、前記ボールBの前記の直径dよりも大きい値に設定される。
上記のように各寸法を設定したので、ワークサポート1のロック駆動時に多数のボールBを介して上記コレット10を縮径させたときに、上記ボールBが上記コレット10の内周を半径方向の内方へ過度に撓ませることを防止して、前記ロッド4のストレート外周面40に上記ストレート内周面41をほぼ均等に押圧できる。このため、上記ロック駆動時に、ストレート内周面41の面圧が過度に高くなることを防止して、そのストレート内周面41が上記ストレート外周面40を損傷させることを防止できる。その結果、上記ロッド4を軸心方向へ円滑に移動させることが可能になった。
しかも、上記ストレート内周面41は、その幅寸法w1を周溝42の幅寸法w2よりも小さい値に設定したので、大きな面圧を確保でき、上記ロッド4を把持する力が大幅に増加する。そのうえ、比較的に大きな幅寸法の上記の周溝42は、上記ストレート内周面41とロッド4のストレート外周面40との両面間に介在される膜状の油を収容することが可能となるので、上記両面間の摩擦係数を大きくして上記ロッド4を把持する力をさらに大きくできる。
しかも、上記ストレート内周面41は、その幅寸法w1を周溝42の幅寸法w2よりも小さい値に設定したので、大きな面圧を確保でき、上記ロッド4を把持する力が大幅に増加する。そのうえ、比較的に大きな幅寸法の上記の周溝42は、上記ストレート内周面41とロッド4のストレート外周面40との両面間に介在される膜状の油を収容することが可能となるので、上記両面間の摩擦係数を大きくして上記ロッド4を把持する力をさらに大きくできる。
上記ストレート内周面41に対する上記の周溝42の傾斜角度θは、約5度から約10度の範囲内の小さい値に設定することが好ましい。
なお、上記の周溝42は、例示した三角形に限定されるものではなく、頂部などの角部を円弧状に形成したものであってもよい。
なお、上記の周溝42は、例示した三角形に限定されるものではなく、頂部などの角部を円弧状に形成したものであってもよい。
上記の実施形態は次のように変更可能である。
前記の図2において、前記コレット10の内周に複数のストレート内周面41を軸心方向へ間隔をあけて設けることに代えて、そのコレット10の内周に周溝42を螺旋状に設ける。そして、その螺旋状の周溝42の間に、前記ロッド4のストレート外周面40に接当されるストレート内周面41を螺旋状に設けるのである。この変更形態では、その他の構成は上記の実施形態と同様であり、その実施形態と同様の作用効果を奏する。
前記の図2において、前記コレット10の内周に複数のストレート内周面41を軸心方向へ間隔をあけて設けることに代えて、そのコレット10の内周に周溝42を螺旋状に設ける。そして、その螺旋状の周溝42の間に、前記ロッド4のストレート外周面40に接当されるストレート内周面41を螺旋状に設けるのである。この変更形態では、その他の構成は上記の実施形態と同様であり、その実施形態と同様の作用効果を奏する。
上記の実施形態や変更形態は、さらに次のように変更可能である。
前記の伝動具14とピストン24とは、図示のように一体に形成することに代えて、別体に形成することも可能である。また、前記の復帰用バネ28の付勢力は、上記ピストン24へ作用させることに代えて、伝動具14へ作用させてもよい。
前記の伝動具14とピストン24とは、図示のように一体に形成することに代えて、別体に形成することも可能である。また、前記の復帰用バネ28の付勢力は、上記ピストン24へ作用させることに代えて、伝動具14へ作用させてもよい。
ワークサポート1は、バネ力によってロックする共に油圧力によってリリースさせてもよく、ロック及びリリースを油圧力によって行うことも可能である。
前記ロッド4を上向きに進出させる手段は、前記の進出バネ5に代えてゴム等の他の種類の弾性体や圧縮空気を利用してもよい。
作動室25へ供給される圧力流体は、圧油等の液体に代えて、空気等の気体であってもよい。
上記ワークサポート1は、ロッド4の軸心が垂直方向になるように設置することに代えて、その軸心が水平方向や斜め方向になるように設置することも可能である。
前記ロッド4を上向きに進出させる手段は、前記の進出バネ5に代えてゴム等の他の種類の弾性体や圧縮空気を利用してもよい。
作動室25へ供給される圧力流体は、圧油等の液体に代えて、空気等の気体であってもよい。
上記ワークサポート1は、ロッド4の軸心が垂直方向になるように設置することに代えて、その軸心が水平方向や斜め方向になるように設置することも可能である。
Claims (5)
- ハウジング(2)に軸心方向へ移動自在に挿入したロッド(4)に、直径方向へ拡大および縮小可能なテーパコレット(10)を外嵌し、そのテーパコレット(10)のテーパ外周面(11)の外側に配置した多数のボール(B)によって上記テーパコレット(10)を縮径させるように構成し、
上記テーパコレット(10)の内周に、上記ロッド(4)のストレート外周面(40)に接当される複数のストレート内周面(41)を、軸心方向へ間隔をあけて設け、隣り合うストレート内周面(41)(41)の間に周溝(42)を設け、
上記の周溝(42)の幅寸法(w2)を、上記ストレート内周面(41)の幅寸法(w1)以上の値で前記ボール(B)の直径(d)よりも小さい値に設定した、ことを特徴とするワークサポート。 - 請求項1のワークサポートにおいて、
前記ストレート内周面(41)の幅寸法(w1)を、前記の周溝(42)の幅寸法(w2)の半分以上の値に設定した、ことを特徴とするワークサポート。 - ハウジング(2)に軸心方向へ移動自在に挿入したロッド(4)に、直径方向へ拡大および縮小可能なテーパコレット(10)を外嵌し、そのテーパコレット(10)のテーパ外周面(11)の外側に配置した多数のボール(B)によって上記テーパコレット(10)を縮径させるように構成し、
上記テーパコレット(10)の内周に周溝(42)を螺旋状に設けると共に、その螺旋状の周溝(42)の間に、上記ロッド(4)のストレート外周面(40)に接当されるストレート内周面(41)を螺旋状に設け、
上記の周溝(42)の幅寸法(w2)を、上記ストレート内周面(41)の幅寸法(w1)以上の値で前記ボール(B)の直径(d)よりも小さい値に設定した、ことを特徴とするワークサポート。 - 請求項3のワークサポートにおいて、
前記ストレート内周面(41)の幅寸法(w1)を、前記の周溝(42)の幅寸法(w2)の半分以上の値に設定した、ことを特徴とするワークサポート。 - 請求項1から4のいずれかのワークサポートにおいて、
前記テーパコレット(10)の前記テーパ外周面(11)における半径方向の肉厚の最小値(t1)と最大値(t2)との平均値を、前記ボール(B)の前記の直径(d)よりも大きい値に設定した、ことを特徴とするワークサポート。
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