JP2536431Y2 - チャック - Google Patents
チャックInfo
- Publication number
- JP2536431Y2 JP2536431Y2 JP1991086002U JP8600291U JP2536431Y2 JP 2536431 Y2 JP2536431 Y2 JP 2536431Y2 JP 1991086002 U JP1991086002 U JP 1991086002U JP 8600291 U JP8600291 U JP 8600291U JP 2536431 Y2 JP2536431 Y2 JP 2536431Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotation
- rotating shaft
- base
- shaft
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、スピンドルに接続し
たチャックの工具の回転を著しく増速するようにしたチ
ャックに関するものである。
たチャックの工具の回転を著しく増速するようにしたチ
ャックに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の工具増速用チャックは、スピンド
ルと共に回転する基体の先端面中心から内方に挿入して
ある回転軸を、上記基体から増速回転伝達手段（歯車や
ボールなどにより）を介し増速回転させ、上記回転軸の
先端に保持（締付ナットにより縮径するコレットを介し
保持する）してある工具を高速回転させるようになって
いる。
ルと共に回転する基体の先端面中心から内方に挿入して
ある回転軸を、上記基体から増速回転伝達手段（歯車や
ボールなどにより）を介し増速回転させ、上記回転軸の
先端に保持（締付ナットにより縮径するコレットを介し
保持する）してある工具を高速回転させるようになって
いる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記のような構成によ
ると、基体から増速伝達手段を介し工具保持回転軸に回
転を伝えるので、著しい増速を望むことができない。こ
のため、スピンドル側の回転数をあげて増速しようとす
るも限度がある。
ると、基体から増速伝達手段を介し工具保持回転軸に回
転を伝えるので、著しい増速を望むことができない。こ
のため、スピンドル側の回転数をあげて増速しようとす
るも限度がある。
【０００４】そこで、この考案の課題は、工具の回転を
著しく増速するようにしたチャックを提供することであ
る。
著しく増速するようにしたチャックを提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案はスピンドルに未端を接続して共に回転
する基体と、この基体の先端面軸芯から内方に挿入する
と共に、定位置でフリーに回転するよう設けた第１回転
軸と、この第１回転軸の先端面軸芯から内方に挿入する
と共に、定位置でフリーに回転するよう設けた第２回転
軸と、上記基体から上記第１回転軸に、また前記第１回
転軸から上記第２回転軸に高速な回転を伝達するよう設
けた増速伝達装置と、上記第２回転軸の先端に設けた工
具保持装置とから成るチャックを採用したものである。
めに、この考案はスピンドルに未端を接続して共に回転
する基体と、この基体の先端面軸芯から内方に挿入する
と共に、定位置でフリーに回転するよう設けた第１回転
軸と、この第１回転軸の先端面軸芯から内方に挿入する
と共に、定位置でフリーに回転するよう設けた第２回転
軸と、上記基体から上記第１回転軸に、また前記第１回
転軸から上記第２回転軸に高速な回転を伝達するよう設
けた増速伝達装置と、上記第２回転軸の先端に設けた工
具保持装置とから成るチャックを採用したものである。
【０００６】
【作用】スピンドルに基体の末端側を接続して、上記ス
ピンドルと共に基体を回転すると、基体から第１回転軸
に増速伝達装置を介し高速な回転を伝え、また、第１回
転軸から第２回転軸に増速伝達装置を介しより高速な回
転を伝え、工具を、高速回転させる。
ピンドルと共に基体を回転すると、基体から第１回転軸
に増速伝達装置を介し高速な回転を伝え、また、第１回
転軸から第２回転軸に増速伝達装置を介しより高速な回
転を伝え、工具を、高速回転させる。
【０００７】
【実施例】以下、この考案に係る実施例を添付図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【０００８】図１に示すように、１はスピンドルＡに末
端側を接続する基体である。上記基体１の接続方法は、
図示の場合スピンドルＡのテーパー穴ａに基体１の末端
から連なるシャンク部２を嵌入するようにしたが、クラ
ンプなどの方法を用いて接続することもある。
端側を接続する基体である。上記基体１の接続方法は、
図示の場合スピンドルＡのテーパー穴ａに基体１の末端
から連なるシャンク部２を嵌入するようにしたが、クラ
ンプなどの方法を用いて接続することもある。
【０００９】３は基体１の先端面軸芯から内方に挿入す
ると共に、定位置でフリーに回転するよう設けた第１回
転軸である。上記の第１回転軸３は、基体１の軸芯の凹
入孔４に挿入すると共に、ベアリング５を介し軸承して
ある。
ると共に、定位置でフリーに回転するよう設けた第１回
転軸である。上記の第１回転軸３は、基体１の軸芯の凹
入孔４に挿入すると共に、ベアリング５を介し軸承して
ある。
【００１０】６は第１回転軸３の先端面軸芯から内方に
挿入すると共に、定位置でフリーに回転する第２回転軸
である。上記の第２回転軸６は、第１回転軸の軸芯の凹
入孔７に嵌入すると共に、ベアリング１４を介し軸承し
てある。
挿入すると共に、定位置でフリーに回転する第２回転軸
である。上記の第２回転軸６は、第１回転軸の軸芯の凹
入孔７に嵌入すると共に、ベアリング１４を介し軸承し
てある。
【００１１】また、第２回転軸６の先端には、工具（図
示省略）の保持装置８が設けられている。上記の保持装
置８は、図示の場合第２回転軸６の先端面から内方に向
うテーパー孔９と、このテーパー孔９に嵌入したコレッ
ト１０と、第２回転軸６にねじ込むと共に、コレット１
０を縮径する締付ナット１１とで構成されている。
示省略）の保持装置８が設けられている。上記の保持装
置８は、図示の場合第２回転軸６の先端面から内方に向
うテーパー孔９と、このテーパー孔９に嵌入したコレッ
ト１０と、第２回転軸６にねじ込むと共に、コレット１
０を縮径する締付ナット１１とで構成されている。
【００１２】１２は基体１から第１回転軸３に高速な回
転を伝えるよう設けた第１増速伝達装置である。
転を伝えるよう設けた第１増速伝達装置である。
【００１３】１３は第１回転軸３から第２回転軸６に、
高速に回転を伝える第２増速伝達装置である。
高速に回転を伝える第２増速伝達装置である。
【００１４】上記第１増速伝達装置１２及び第２増速伝
達装置１３は、図示の場合まず基体１、第１回転軸３、
第２回転軸６の外側に上記基体１及び第２回転軸６がフ
リーに回転するようベアリング１４を介在して筒状体１
５を嵌装すると共に、この筒状体１５は、スピンドルＡ
にシャンク部２を接続したとき、筒状体１５の外周一部
から突出する突出部１６に嵌入してある昇降ピン１７の
先を、スピンドルＡのハウジング１８に固定してあるブ
ロック１９の溝２０に嵌まり込み係合して押し下げなが
ら、昇降ピン１７に上昇突出力を付与するバネ２１を圧
縮し、また昇降ピン１７の先端部外側に嵌装してある筒
体２２をブロック１９に衝突させて押し下げると共に、
この筒体２２と一体に降下するアーム２３の先端キー２
４を基体１の外周キー溝２５から脱出（スピンドルＡか
ら基体１を取り外したとき、バネ２６により突き棒２７
を介しアーム２３を押し戻すので、キー溝２５にキー２
４が嵌まり込み係合して筒状体１５の回転を止める）さ
せて基体１のみの回転を許容するようになっている。
達装置１３は、図示の場合まず基体１、第１回転軸３、
第２回転軸６の外側に上記基体１及び第２回転軸６がフ
リーに回転するようベアリング１４を介在して筒状体１
５を嵌装すると共に、この筒状体１５は、スピンドルＡ
にシャンク部２を接続したとき、筒状体１５の外周一部
から突出する突出部１６に嵌入してある昇降ピン１７の
先を、スピンドルＡのハウジング１８に固定してあるブ
ロック１９の溝２０に嵌まり込み係合して押し下げなが
ら、昇降ピン１７に上昇突出力を付与するバネ２１を圧
縮し、また昇降ピン１７の先端部外側に嵌装してある筒
体２２をブロック１９に衝突させて押し下げると共に、
この筒体２２と一体に降下するアーム２３の先端キー２
４を基体１の外周キー溝２５から脱出（スピンドルＡか
ら基体１を取り外したとき、バネ２６により突き棒２７
を介しアーム２３を押し戻すので、キー溝２５にキー２
４が嵌まり込み係合して筒状体１５の回転を止める）さ
せて基体１のみの回転を許容するようになっている。
【００１５】上記基体１が回転すると、基体１の外周面
と凹入孔４の周面とが連通する複数の孔２８に嵌め込ん
であるボール２９が、筒状体１５の内周全周に設けてあ
る弧状の受け面部３０と、第１回転軸３の外周上下に配
置し、かつ片方固定カラー３１に対し、もう片方バネ３
２により固定カラー３１の方向に押し戻すキー止めされ
たスライドカラー３３とで挟み込まれるので、基体１か
ら第１回転軸３に（基体１の直径を第１回転軸３の直径
との比に乗じた回転数）高速な回転を伝え、また第２回
転軸６の外周面と凹入孔７の内周とが連通する複数の孔
２８に嵌め込んである複数のボール２９が、上記と同様
の第２回転軸６の外周受け面部３０と、筒状体１５の内
周上下の固定カラー３１及びスライドカラー３３とで挟
み込まれていて第１回転軸３から第２回転軸６に高速な
回転を伝えるようになっている。
と凹入孔４の周面とが連通する複数の孔２８に嵌め込ん
であるボール２９が、筒状体１５の内周全周に設けてあ
る弧状の受け面部３０と、第１回転軸３の外周上下に配
置し、かつ片方固定カラー３１に対し、もう片方バネ３
２により固定カラー３１の方向に押し戻すキー止めされ
たスライドカラー３３とで挟み込まれるので、基体１か
ら第１回転軸３に（基体１の直径を第１回転軸３の直径
との比に乗じた回転数）高速な回転を伝え、また第２回
転軸６の外周面と凹入孔７の内周とが連通する複数の孔
２８に嵌め込んである複数のボール２９が、上記と同様
の第２回転軸６の外周受け面部３０と、筒状体１５の内
周上下の固定カラー３１及びスライドカラー３３とで挟
み込まれていて第１回転軸３から第２回転軸６に高速な
回転を伝えるようになっている。
【００１６】なお、上記構成の伝達にかえて筒状体１５
と固定カラー３１及びスライドカラー３３との内周全周
に設けた歯部に基体１とボール２９及び第１回転軸３の
ボール２９にかわり遊星歯車（図示省略）を噛み合わせ
て高速な回転を伝えるようにしてもよい。
と固定カラー３１及びスライドカラー３３との内周全周
に設けた歯部に基体１とボール２９及び第１回転軸３の
ボール２９にかわり遊星歯車（図示省略）を噛み合わせ
て高速な回転を伝えるようにしてもよい。
【００１７】図中４１はクーラント液の供給路である。
４２はアーム２３の回転止め用のピンである。
４２はアーム２３の回転止め用のピンである。
【００１８】
【効果】以上のように、この考案に係るチャックによれ
ば、基体から第１回転軸に増速伝達装置を介し高速な回
転を伝え、また第１回転軸から第２回転軸に増速伝達装
置を介し高速な回転を伝えるので、工具が高速回転する
と共に、特に第１回転軸は基体の軸芯に、第２回転軸は
第１回転軸に挿入して、すなわち、１本の軸芯上に基
体、第１回転軸及び第２回転軸が直列状に並べてあるの
で、コンパクトにすることができると共に、通り芯が正
確になって精度の向上にともない高速回転が可能になっ
て剛性ある加工は勿論、加工精度がアップし、かつ第２
回転軸を長くすることも、すなわち、工具から第１回転
軸迄の距離を長くすることもできる。
ば、基体から第１回転軸に増速伝達装置を介し高速な回
転を伝え、また第１回転軸から第２回転軸に増速伝達装
置を介し高速な回転を伝えるので、工具が高速回転する
と共に、特に第１回転軸は基体の軸芯に、第２回転軸は
第１回転軸に挿入して、すなわち、１本の軸芯上に基
体、第１回転軸及び第２回転軸が直列状に並べてあるの
で、コンパクトにすることができると共に、通り芯が正
確になって精度の向上にともない高速回転が可能になっ
て剛性ある加工は勿論、加工精度がアップし、かつ第２
回転軸を長くすることも、すなわち、工具から第１回転
軸迄の距離を長くすることもできる。
【図１】この考案に係るチャックの実施例を示す縦断正
面図
面図
Ａ スピンドル ａ テーパー孔 １ 基体 ２ シャンク部 ３ 第１回転軸 ４ 凹入孔 ６ 第２回転軸 ７ 凹入孔 ８ 保持装置 ９ テーパー孔 １０ コレット １１ 締付ナット １２ 第１増速伝達装置 １３ 第２増速伝達装置
Claims (1)
- 【請求項１】 スピンドルに接続して共に回転する基体
と、この基体の先端面軸芯から内方に挿入すると共に、
定位置でフリーに回転するように設けた第１回転軸と、
この第１回転軸の先端面軸芯から内方に挿入すると共
に、定位置でフリーに回転するよう設けた第２回転軸
と、上記基体から上記第１回転軸に、また前記第１回転
軸から上記第２回転軸に高速な回転を伝達するよう設け
た増速伝達装置と、上記第２回転軸の先端に設けた工具
保持装置とから成るチャック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991086002U JP2536431Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | チャック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991086002U JP2536431Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | チャック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0537434U JPH0537434U (ja) | 1993-05-21 |
| JP2536431Y2 true JP2536431Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=13874466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991086002U Expired - Fee Related JP2536431Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | チャック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536431Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5634194U (ja) * | 1979-08-22 | 1981-04-03 | ||
| JPS6425945A (en) * | 1987-07-20 | 1989-01-27 | Sumitomo Metal Ind | Cold rolled steel plate for drawing having excellent elongation and its production |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP1991086002U patent/JP2536431Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0537434U (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |