JP3287688B2 - ボールスプライン - Google Patents

ボールスプライン

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JP3287688B2
JP3287688B2 JP04793094A JP4793094A JP3287688B2 JP 3287688 B2 JP3287688 B2 JP 3287688B2 JP 04793094 A JP04793094 A JP 04793094A JP 4793094 A JP4793094 A JP 4793094A JP 3287688 B2 JP3287688 B2 JP 3287688B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/068Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track
    • F16C29/0692Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track the bearing body encircles a guide rail or track of non-circular cross-section, e.g. with grooves or protrusions, i.e. the linear bearing is suited to transmit torque
    • F16C29/0695Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track the bearing body encircles a guide rail or track of non-circular cross-section, e.g. with grooves or protrusions, i.e. the linear bearing is suited to transmit torque with balls

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,長手方向に軌道
溝を有するボールスプライン軸に多数の転動体を介在し
て外筒を摺動可能に構成したボールスプラインに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来,多数のボールを有する外筒部材を
ボールスプライン軸に沿って直線運動させるボールスプ
ラインは,産業用ロボットやトランスファマシン等に適
用されてきた。従来のボールスプラインとしては,外筒
に多数のボールを保持するために保持器を備えたものと
保持器を備えていないものとが知られている。
【0003】従来の保持器を有さないボールスプライン
としては,図16に示すものが知られている。該ボール
スプラインは,外周面の所定箇所の軸方向に軌道溝2を
複数個形成したボールスプライン軸1と,ボールスプラ
イン軸1を摺動的に嵌挿する中空孔を有する中空円筒形
の外筒本体3とを有している。外筒本体3の中空孔内周
面には,ボールスプライン軸1の軌道溝2に対向する軌
道溝4とリターン路5が形成されている。更に,ボール
スプラインは,方向転換路6を形成したスペーサリング
7,エンドキャップ8,端面シール9及び各軌道溝間に
嵌合される多数のボール10とを有している。スペーサ
リング7,エンドキャップ8及び端面シール9は,ボル
ト11で外筒本体3の両側に取り付けられている。外筒
本体3に形成された軌道溝4は,ボール10を保持する
ため,断面で見た軌道溝4の縁端部窓幅がボール10の
直径より小さく形成されている。(例えば,特公平3−
61046号公報参照)
【0004】また,従来の保持器を有するボールスプラ
インとしては,図17に示すようなボールベアリングが
知られている。該ボールベアリングは,外周面の所定箇
所の軸方向に軌道溝2を複数個形成したボールスプライ
ン軸1と,内側面にボールスプライン軸1の軌道溝2に
対向する軌道溝4とボール10を方向転換させるための
傾斜面12とを形成した外筒本体3と,外筒本体3の内
側面にボール10を保持する保持器13と,複数のボー
ル10とで構成されている。保持器13は,シームレス
薄円筒状に形成され,保持器13のリターン通路5の無
負荷域に在るボール10に対応する部分は高く,軌道溝
4の負荷域に在るボール10に対応する部分は低く形成
されている。更に,保持器13には,負荷域を転走する
ボール10がわずかに突出するように長孔16が穿設さ
れている。保持器13は,外筒本体3にその内周面両側
でナット蓋筒17を螺着することによって,外筒本体3
に固定されている。(例えば,実開昭58−52317
号公報参照)
【0005】また,前述したような保持器を分割形成し
たボールスプラインとして,特公昭53−22209号
公報に開示された無限摺動用ボールスプライン軸受があ
る。該ボールスプライン軸受は,図18及び図19に示
すように,外筒3の内壁に内径からの深さが深いトルク
伝達用無負荷ボール案内溝19とトルク伝達用無負荷ボ
ール案内溝19よりやや浅いトルク伝達用負荷ボール案
内溝20を軸心方向に交互に形成すると共に,該トルク
伝達用負荷ボール案内溝20の両側はボールの曲率に近
似した曲率を有し,トルク伝達用無負荷ボール10とト
ルク伝達用負荷ボール10を案内する保持器13は,均
等に分割されたセグメント21からなる。セグメント2
1は,トルク伝達用無負荷ボール案内溝19の中央に位
置する分岐帯頂壁22の軸方向両側にトルク伝達用無負
荷ボール案内溝19と一致するリターン路23と,トル
ク伝達用負荷ボール案内溝20と一致する負荷ボールが
脱落しない程度の長溝18と,両者間をボールが移動可
能にする方向転換案内路17とを形成する。各リターン
路23及び長溝18に多数のボール10を充填したセグ
メント21は,外筒3内に挿着した後,全セグメント2
1の両端に環状リングを嵌合させて組み立てられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,図16に示
す保持器を有さないボールスプラインは,外筒3の軌道
溝4の側縁部にボール保持部を形成していたが,該ボー
ル保持部付き軌道溝4を形成するのは困難であり,特
に,仕上げ加工が困難であった。また,従来のボールス
プラインについては,外筒本体3に形成したボール負荷
域の軌道溝4,スペーサリング7及びサイドリング8に
形成した方向転換路6の形状を高精度に形成することが
困難である。
【0007】図17に示す保持器を有するボールスプラ
インの外筒3の軌道溝4は,ボール負荷域の軌道溝4の
軸方向両端には,保持器13の方向転換路6を移動する
ボールを案内するために,傾斜させた溝からなる逃げ部
が形成されているため,軌道溝4の形成が難しくコスト
高になっていた。また,従来のボールスプラインでは,
保持器13を装着する外筒本体3に対しては,外筒本体
3の軌道溝に焼き入れを行う必要があり,また,外筒本
体3に保持器13を装着するための装着部を外筒本体3
に形成することも困難なものであり,外筒本体3の製造
が高コストになるものであった。
【0008】また,図18及び図19に示す保持器を有
するボールスプラインでは,ボール10の充填やセグメ
ント21を外筒3内に挿着するのが困難であった。
【0009】この発明の目的は,上記の課題を解決する
ことであり,軌道溝を備えた外筒にボール保持用爪を設
けることなく,外筒及び保持器を単純な形状に構成し,
外筒と保持器の作製を容易にすると共に,加工精度を向
上させ,しかも外筒,保持器等の部品の組み立て時に,
各部品の位置決めを容易に且つ確実に達成でき,保持器
を外筒の軌道溝に対して位置決めして簡単に装着できる
ように構成し,ボールをボール無限循環路内に容易に充
填でき,製造コストを低減したボールスプラインを提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は,長手方向外
面に形成された第1軌道溝を備えたボールスプライン
軸,該ボールスプライン軸に嵌挿し且つ前記第1軌道溝
と対向する長手方向内面に形成された第2軌道溝と該第
2軌道溝に隔置して形成されたリターン孔とを備えた筒
体でなる外筒,前記第1軌道溝と前記第2軌道溝との間
を転走するボールを前記外筒と共働して保持する保持
器,前記第2軌道溝と前記リターン孔とにそれぞれ連通
する各通路を備え且つ前記外筒の両端にそれぞれ配置さ
れたスペーサリング,該スペーサリングの前記通路に連
通する方向転換路を備え且つ前記スペーサリングの端面
にそれぞれ配置されたエンドキャップ,及び該エンドキ
ャップの端面にそれぞれ配置された端面シールを具備
し,前記保持器は前記外筒の前記第2軌道溝に沿ってそ
れぞれ延びるボール保持面を備えた一対のボール保持体
から構成され,前記外筒の内面に配置された前記ボール
保持体が前記スペーサリングに係合して前記ボール保持
体が前記スペーサリングに保持され,前記外筒には前記
第2軌道溝の両側縁の前記長手方向に沿って形成されて
いる第1凹溝と該第1凹溝に沿って隔置して形成されて
いる第2凹溝とが形成され,また,前記ボール保持体に
は長手方向外面に前記第1凹溝に嵌入する第1外側突部
と前記第2凹溝に嵌入する第2外側突部とを有し,前記
ボール保持体は前記外筒の内面に対応する円弧状に形成
され,前記ボール保持面は前記ボール保持体の長手方向
の一側面に形成されていることから成るボールスプライ
ンに関する。
【0011】また,前記ボール保持体の端部には係止突
起が形成され,前記スペーサリングには係止穴が形成さ
れ,前記ボール保持体の前記係止突起が前記スペーサリ
ングの前記係止穴に係合することによって前記ボール保
持体が前記スペーサリングに保持されている。
【0012】また,前記ボール保持体は,一方の前記ス
ペーサリングと一体構造に形成されている。
【0013】また,前記スペーサリングは,前記外筒に
装着された前記ボール保持体を介して前記ボール保持体
に係止されることによって位置決め設定される。
【0014】また,前記エンドキャップと前記スペーサ
リングとは,互いに係合して位置決め設定される位置決
め手段が設けられている。また,前記位置決め手段は,
前記スペーサリングに形成された凹溝と該凹溝に嵌合す
る前記エンドキャップに形成された突起とから構成され
ているものである。
【0015】また,前記エンドキャップと前記端面シー
ルとは,互いに係合して位置決め設定される位置決め手
段が設けられている。
【0016】また,前記スペーサリングと前記エンドキ
ャップには,外面に円弧状に切り込まれた逃げ部が互い
に対応して形成されているものである。
【0017】このボールスプラインは,従来のように,
軌道溝の側縁部のボール保持部やボールを方向転換させ
るための傾斜面や保持器を装着するための装着部を外筒
に形成する必要がなく,保持器を前記外筒に形成した前
記軌道溝に沿ってそれぞれ延びるボール保持面を備えた
一対のボール保持体から構成でき,前記各ボール保持体
を前記外筒の長手方向内面に配置すると共に,前記ボー
ル保持体の少なくとも一端部をスペーサリングに係合す
るだけで前記ボール保持体を前記スペーサリングに保持
することができる。しかも,前記外筒の前記軌道溝にボ
ール保持部を形成するための複雑な加工を行う必要がな
く,保持器自体は長手方向に同一の簡単な形状で構成で
きると共に,前記外筒には長手方向のストレートの凹溝
を形成するだけであり,該凹溝の形成では簡単に研削加
工ができるため精度を向上させることもできる。
【0018】このボールスプラインにおける保持器のボ
ール保持体は,一側面にボール保持面を形成した円弧状
の形状に構成すればよいものであり,前記ボール保持体
の加工が極めて簡単であり,前記ボール保持体は,一方
のスペーサリングと一体又はスペーサリングに形成され
た嵌合孔に嵌合する構造でよく,前記外筒の前記第2軌
道溝に沿って形成された凹溝に嵌合する時には,周方向
の位置決めができるものであるから,前記ボール保持体
を前記外筒に極めて簡単に装着することができる。更
に,ボールは前記ボール保持体が装着された前記外筒の
無限循環路内に充填すればよいから,前記ボールの充填
が簡単で容易に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下,図1〜図15を参照して,
この発明によるボールスプラインの実施例を説明する。
このボールスプラインの実施例を示した図1〜図15で
は,従来のボールスプラインとして例示した図16〜図
19で示した部品と同一の作用を有する部品には同一の
符号を付している。
【0020】まず,このボールスプラインの概略につい
て,図1及び図2を参照して説明する。このボールスプ
ラインは,長手方向外面に形成された軌道溝2(第1軌
道溝)を備えたボールスプライン軸1,ボールスプライ
ン軸1に嵌挿し且つ軌道溝2と対向する長手方向内面に
形成された軌道溝25(第1軌道溝)と軌道溝25に沿
って隔置状態で延びるリターン路を形成するリターン孔
28を備えた外筒3,外筒3を転走する多数のボール1
0を保持する保持器,軌道溝25とリターン孔28とに
それぞれ連通する各通路即ち連通溝39と連通孔40を
備え且つ外筒3の両端にそれぞれ配置された各スペーサ
リング37,各スペーサリング37の各通路39に連通
する方向転換路6を備え且つスペーサリング37の端面
にそれぞれ配置された各エンドキャップ48,及び各エ
ンドキャップ48の端面にそれぞれ配置された各端面シ
ール9を具備している。
【0021】このボールスプラインは,特に,保持器に
は,外筒3の軌道溝25の両側に沿ってそれぞれ延びる
ボール保持面33を備えた一対のボール保持体31から
構成されている。各ボール保持体31は,外筒3の内面
24に配置され,ボール保持体31の少なくとも一端部
がスペーサリング37に係合することによって,ボール
保持体31がスペーサリング37に保持されていること
である。
【0022】外筒3は,図3に示すように,ハウジング
を取り付けるため取付孔60を備えたフランジ部59を
設けた筒体に形成されている。外筒3の内面24には,
ボールスプライン軸1の軌道溝2に対向する位置にV字
状又は円弧状の軌道溝25が軸方向即ち長手方向に形成
されている。各軌道溝25の両側縁には,軌道溝25に
沿って延びる凹溝26(第1凹溝)が軸方向即ち長手方
向に形成されている。また,外筒3の内面24には,凹
溝26から隔置して延びる凹溝27(第2凹溝)が凹溝
26に平行に長手方向に延びて形成されている。また,
外筒3には,軌道溝25に平行にボール10のリターン
路となるリターン孔28が長手方向に形成されている。
外筒3の長手方向の両端面29には,外筒3にスペーサ
リング37,エンドキャップ48及び端面シール9を取
り付けるため,ボルト61を螺入する取付穴30が形成
されている。
【0023】外筒3に装着される保持器は,図4及び図
5に示すように,一対のボール保持体31から構成さ
れ,その組が2組即ち4個のボール保持体31から構成
され,外筒3の内面24に2列に形成された軌道溝25
で転走する2列のボール群のボール10を保持してい
る。ボール保持体31は,基本的には一側面に形成され
たボール保持面33が軌道溝25を転走するボール10
を保持するように軌道溝25の両側縁部に対向させて配
置されている。ボール保持体31のボール保持面33
は,軌道溝25側の端面即ち側面に形成されている。図
4及び図5で示したボール保持体31は,合成樹脂又は
金属等の材料によって一方のスペーサリング37の側面
38に一体構造に作製されている実施例が示されてい
る。勿論,ボール保持体31は,スペーサリング37と
は別体に作製することもできるものである。また,一組
のボール保持体をそれぞれのスペーサリング37に固定
して一体構造に構成し,それらを同一構造に構成するこ
ともできる。
【0024】ボール保持体31は外筒3の内面24に整
合するように円弧状に形成された円弧板35から構成さ
れ,ボール保持面33は,ボール保持体31の長手方向
の一側面即ち軌道溝25側の側面に形成されている。外
筒3には,軌道溝25の両側に沿って形成されている凹
溝26と凹溝26に沿って隔置して形成されている凹溝
27とが形成されている。また,ボール保持体31の長
手方向の両側縁には,外筒3の凹溝26に嵌入する長手
方向外面に延びる嵌合部即ち外側突部32と,外筒3の
凹溝27に嵌入する嵌合部即ち外側突部34とが形成さ
れている。
【0025】また,ボール保持体31の円弧板35の両
側面に半径方向外向きに突出している外側突部32及び
外側突部34の両端部には,一方のスペーサリング37
に形成された係止穴46に嵌着するために,係止穴46
に嵌入する係止突起36が形成されている。外側突部3
2側の係止突起36は,一方のスペーサリング37に形
成した係止穴46に対応して凹溝26の隅部に形成され
ている。係止突起36は,例えば,断面形状を多角形に
形成することができる。ボール保持体31の係止突起3
6が一方のスペーサリング37の係止穴46に係合する
ことによって,ボール保持体31をスペーサリング37
に保持することができる。
【0026】一対のボール保持体31が外筒3の軌道溝
25の両側に装着された際に,両ボール保持体31のボ
ール保持面33間の間隔は,ボール10の直径よりわず
かに狭くなるように位置設定され,しかも,外筒3の負
荷域の軌道溝25を転走するボール10を保持できるよ
うな間隔にスペーサリング37に対して固定されてい
る。
【0027】図7〜図10に示されているスペーサリン
グ37は,合成樹脂又は金属等で厚みの薄いリング状に
形成されている。スペーサリング37には,その内面3
8に軌道溝25と連通する通路となる連通溝39と,リ
ターン孔28と連通する通路となる連通孔40とが形成
されている。また,エンドキャップ48側のスペーサリ
ング37の側面41には,図7及び図9に示すように,
連通溝39と連通孔40とが接続している。図12に示
すように,エンドキャップ48に形成された方向転換路
6を形成する壁面50が形成されている。スペーサリン
グ37の側面41には,方向転換路6を形成する壁面4
2が形成されている。従って,方向転換路6は,エンド
キャップ48の壁面50とスペーサリング37の壁面4
2と共働して形成されている。また,スペーサリング3
7には,その外面に円弧状に切り込まれた逃げ部43が
形成されている。また,スペーサリング37には,その
内面側にエンドキャップ48との位置決め用凹溝44
と,ボルトを挿通する取付孔45とが形成されている。
【0028】図11及び図12にはエンドキャップ48
が示されている。エンドキャップ48は,合成樹脂又は
金属等の材料によってリング状に形成されている。エン
ドキャップ48には,上記のように,スペーサリング3
7に接触する面にスペーサリング37に形成された壁面
42と共働して方向転換路6を形成する円弧状の壁面5
0が形成されている。エンドキャップ48の内面49に
は,ボールスプライン1に形成された軌道溝2に対応す
る部位に軌道溝2に納まる円弧状の突部51が軸方向に
形成され,突部51に方向転換路6の壁面50の端面5
2が形成されている。従って,方向転換路6を形成する
壁面50の端面52は,スペーサリング37に形成され
た連通溝39より半径方向外向きへ延びて形成されてお
り,方向転換路6を形成する壁面50とスペーサリング
37の連通溝39との接続領域でボール10を円滑に案
内することができる。即ち,ボール10が転走するため
のボール無限循環路は,ボール保持体31が装着された
外筒3に形成された軌道溝25,スペーサリング37の
連通溝39又は連通孔40,エンドキャップ48に形成
された壁面50即ち方向転換路6,外筒3に形成された
リターン孔28によって形成され,多数のボール10は
該無限循環路をスムースに転走することができる。
【0029】エンドキャップ48とスペーサリング37
とは,互いに係合して位置決め設定される位置決め手段
が設けられている。即ち,スペーサリング37には径方
向に対向した一対の凹溝44が形成されており,エンド
キャップ48には凹溝44に嵌合する突起54が形成さ
れている。
【0030】更に,エンドキャップ48には,スペーサ
リング37に形成された逃げ部43,位置決め用凹溝
(又は孔)44及び取付孔45と対応する箇所に,それ
ぞれ逃げ部53,位置決め用突起54及び取付孔55が
形成される。また,反スペーサリング側には,端面シー
ル9を取り付ける際に位置決めするための凸部56が形
成されている。また,スペーサリング37とエンドキャ
ップ48には,外面に円弧状に切り込まれた逃げ部4
3,53が互いに対応して形成されている。
【0031】端面シール9は,ボールスプライン軸1と
の間の摺接部分をシールするために両エンドキャップ4
8の軸方向端面に取り付けられており,鋼板等より環状
に形成された芯金47にゴム又は合成樹脂等の弾性材か
ら成るシール部材58(図1参照)を焼付け等により固
着したものである。また,端面シール9には,エンドキ
ャップ48に形成した逃げ部53,取付孔55及び凸部
56と対応する箇所に,逃げ部62,取付孔及び凹部が
それぞれ形成されている。エンドキャップ48と端面シ
ール9との位置決め手段は,エンドキャップ48に形成
した凸部56と端面シール9に形成した凹部とが互いに
係合して位置決め設定される。シール部材58は,ボー
ルスプライン軸1との摺接抵抗を軽くするために,軌道
溝25の付近のみをシールする部分シールとしたり,ボ
ールスプラインの片面側を省略することもできる。
【0032】この発明によるボールスプラインの実施例
は,上記のように構成されているが,必ずしも上記実施
例に限定されるものでないことは勿論である。例えば,
図3に示された外筒3では,他部品を取り付けるため,
取付孔60を備えたフランジ部59を設けているが,別
の固着手段を設けてもよいものである。外筒3には,リ
ターン孔28及び取付孔30が非対称位置に形成されて
いるが,適正に位置設定されて形成されればよい。ま
た,ボールスプライン軸1及び外筒3に形成した軌道溝
2,25は,2条の実施例を示したが,例えば,3条で
あってもよく,図示のものに限定されるものではない。
【0033】また,この実施例では,一方のスペーサリ
ング37の側面41に多数のボール10を保持するボー
ル保持体31を一体構造に固着した構造に構成している
ものを示したが,ボール保持体31の一組とスペーサリ
ング37とを一体構造に固着して同一構造品を作製し,
それらを上下で互いに組み立てる構造に構成してもよ
く,また,ボール保持体31とスペーサリング37とを
別体に形成し,ボール保持体32とスペーサリング37
とを別体に構成して互いに組み立てるように構成しても
よい。また,ボール保持体31は,軌道溝25の両側縁
に装着され,軌道溝25を転走するボール10を保持す
るためのものであればよく,例えば,円弧板35の幅を
適宜変更することもできる。
【0034】上記の実施例では,スペーサリング37に
対するエンドキャップ48の位置決めを,エンドキャッ
プ48に凸部54を形成し且つスペーサリング37に凹
部44を形成したが,エンドキャップ48に凹部を形成
し且つスペーサリング37に凸部を形成してもよい。ま
た,ボール保持体31の先端に形成した係止突部36の
少なくとも2個の長さを嵌合させたスペーサリング47
から突出する長さとし,スペーサリング47から突出し
た嵌合突起36に嵌まる位置決め用凹部をエンドキャッ
プ48に形成するようにもできる。
【0035】このボールスプラインは,次のようにして
組み立てられる。外筒3の内面24に形成された凹溝2
6及び凹溝27に,ボール保持体31の外側突部32及
び外側突部34を嵌合させ,スペーサリング37の側面
41を外筒3の端面29に当接させ,更に,エンドキャ
ップ48及び端面シール9をそれぞれ位置決めさせて重
ね,取付け用ボルト61で取り付ける。次に,外筒3の
反対側のボール保持体31と軌道溝25とが形成する空
間又はリターン孔28からボール10を無限循環路内に
充填し,その後,ボール保持体31に一方のスペーサリ
ング47をその係合穴46にボール保持体31の係止突
部36を嵌合させて装着する。次いで,エンドキャップ
48及び端面シール9をそれぞれ位置決めさせて重ね,
取付け用ボルト61で緊締した固定する。
【0036】
【発明の効果】この発明によるボールスプラインは,上
記のように,従来の外筒のように,外筒に形成した軌道
溝の縁部に沿ってボール保持用爪を形成する必要がな
く,外筒に装着する保持器のボール保持体の側面でボー
ル保持機能を持たせることができる。前記外筒には,従
来のように,ボールを方向変換させるための傾斜面や保
持器を装着するための装着部を形成する必要がなく,該
外筒に形成する前記軌道溝が単純で軸方向にストレート
な形状であり,外筒に対する軌道溝の加工が容易であ
る。従って,前記外筒に形成した前記軌道溝において,
加工が困難なボール保持用爪を形成することなく,軌道
溝を容易に切削及び研削することができることから,作
製が容易で且つ精度を向上させることができ,ボールス
プラインの製造コストを低減することができる。また,
保持器のボール保持体は,一側にボール保持面を形成し
た板状又は柱状の形状であるため作製が極めて簡単であ
る。従って,このボールスプラインでは,前記ボール保
持体の製造コストを低減することができる。
【0037】特に,このボールスプラインは,前記外筒
には前記第2軌道溝の両側縁の前記長手方向に沿って形
成されている第1凹溝と該第1凹溝に沿って隔置して形
成されている第2凹溝とが形成され,また,前記ボール
保持体には長手方向外面に前記第1凹溝に嵌入する第1
外側突部と前記第2凹溝に嵌入する第2外側突部とを有
しているので,前記外筒の前記第2軌道溝に対向した状
態で配置された前記ボール保持体はその間の隙間を確実
に堅固に維持でき,前記ボール保持体のボール保持面間
即ち窓幅を複数のボールが転走しても該窓幅が拡開する
ことなく,ボールはスムースに前記第1軌道溝と前記第
2軌道溝間を転走することができる。更に,前記ボール
保持体は前記外筒の内面に対応する円弧状に形成され,
前記ボール保持面は前記ボール保持体の長手方向の一側
面に形成されているので,前記ボール保持体の円弧面は
前記ボール保持体のボール保持面間即ち窓幅の拡開を防
止する補強構造として機能することができる。
【0038】また,前記ボール保持体を一方の前記スペ
ーサリングと一体構造に形成しておけば,前記ボール保
持体の他端に係止させる他方の前記スペーサリングを容
易に組み込むことができる。また,前記ボール保持体
は,一方のスペーサリングと一体構造に構成するか,又
はスペーサリングに形成された係合穴に前記ボール保持
体に設けた係止突部を嵌合する構造に構成でき,前記軌
道溝に形成された凹溝に嵌合することにより周方向の位
置決めができ,前記ボール保持体の前記外筒への装着が
極めて簡単である。更に,ボールは前記ボール保持体が
装着された前記外筒の前記ボール保持体と前記軌道溝と
の間又はリターン孔から無限循環路内に充填できるの
で,前記ボールの充填が簡単で短時間に行うことができ
る。
【0039】また,前記外筒と前記スペーサリングと
は,前記外筒に装着された前記ボール保持体を介して前
記スペーサリングを前記ボール保持体に係止させること
によって容易に且つ確実に位置決め設定される。また,
前記エンドキャップと前記スペーサリングとは,互いに
係合して位置決め設定される位置決め手段,即ち,前記
スペーサリングに形成された凹溝と該凹溝に嵌合する前
記エンドキャップに形成された突起とから構成されてい
るので,前記エンドキャップと前記スペーサリングとは
極めて容易に且つ確実に位置決めされる。更に,前記ボ
ール保持体は,前記スペーサリングと一体構造に構成し
たり,或いは前記スペーサリングと別体で構成でき,前
記ボール保持体の係止突部と前記スペーサリングの係合
穴とを係合させるだけで,前記ボール保持体に対して前
記スペーサリングを容易に位置決めすることができる。
従って,このボールスプラインは,組立てコストを低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるボールスプラインの一実施例を
示す概略平面図である。
【図2】図1のボールスプラインを示す一部破断の概略
斜視図である。
【図3】図1のボールスプラインにおける外筒を示す正
面図である。
【図4】図1のボールスプラインにおけるボール保持体
とスペーサリングとを示す平面図である。
【図5】図4に示したボールスプラインのボール保持体
とスペーサリングとを示す側面図である。
【図6】図1のボールスプラインにおける外筒,ボール
保持体及びボールスプライン軸の関係を示す概略説明図
である。
【図7】図1のボールスプラインにおける一方のスペー
サリングとボール保持体とを示す正面図である。
【図8】図7のスペーサリングの一部とボール保持体と
を示す拡大正面図である。
【図9】図1のボールスプラインにおける他方のスペー
サリングを示す正面図である。
【図10】図9のスペーサリングを示す背面図である。
【図11】図1のボールスプラインにおけるエンドキャ
ップを示す側面図である。
【図12】図11のエンドキャップを示す背面図であ
る。
【図13】図12のエンドキャップの一部を示す拡大背
面図である。
【図14】図13の線B−Bにおけるエンドキャップで
構成する方向転換路を示す断面図である。
【図15】図13の線A−Aにおけるエンドキャップで
構成する方向転換路を示す断面図である。
【図16】従来のボールスプラインの一例を示す一部破
断の斜視図である。
【図17】従来のボールスプラインの別の例を示す断面
図である。
【図18】従来のボールスプラインの更に別の例を示す
断面図である。
【図19】図18のボールスプラインにおける保持器を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ボールスプライン軸 2,25 軌道溝 3 外筒 6 方向転換路 9 端面シール 10 ボール 16 長孔 24 外筒の内面 26,27 凹溝 28 リターン孔 31 ボール保持体 32,34 外側突部 33 ボール保持面 35 円弧板 36 係止突起 37 スペーサリング 39 連通溝 40 連通孔 43,53 逃げ部 44 凹部 46 係合孔 48 エンドキャップ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向外面に形成された第1軌道溝を
    備えたボールスプライン軸,該ボールスプライン軸に嵌
    挿し且つ前記第1軌道溝と対向する長手方向内面に形成
    された第2軌道溝と該第2軌道溝に隔置して形成された
    リターン孔とを備えた筒体でなる外筒,前記第1軌道溝
    と前記第2軌道溝との間を転走するボールを前記外筒と
    共働して保持する保持器,前記第2軌道溝と前記リター
    ン孔とにそれぞれ連通する各通路を備え且つ前記外筒の
    両端にそれぞれ配置されたスペーサリング,該スペーサ
    リングの前記通路に連通する方向転換路を備え且つ前記
    スペーサリングの端面にそれぞれ配置されたエンドキャ
    ップ,及び該エンドキャップの端面にそれぞれ配置され
    た端面シールを具備し,前記保持器は前記外筒の前記第
    2軌道溝に沿ってそれぞれ延びるボール保持面を備えた
    一対のボール保持体から構成され,前記外筒の内面に配
    置された前記ボール保持体が前記スペーサリングに係合
    て前記ボール保持体が前記スペーサリングに保持さ
    ,前記外筒には前記第2軌道溝の両側縁の前記長手方
    向に沿って形成されている第1凹溝と該第1凹溝に沿っ
    て隔置して形成されている第2凹溝とが形成され,ま
    た,前記ボール保持体には長手方向外面に前記第1凹溝
    に嵌入する第1外側突部と前記第2凹溝に嵌入する第2
    外側突部とを有し,前記ボール保持体は前記外筒の内面
    に対応する円弧状に形成され,前記ボール保持面は前記
    ボール保持体の長手方向の一側面に形成されていること
    から成るボールスプライン。
  2. 【請求項2】 前記ボール保持体の端部には係止突起が
    形成され,前記スペーサリングには係止穴が形成され,
    前記ボール保持体の前記係止突起が前記スペーサリング
    の前記係止穴に係合することによって前記ボール保持体
    が前記スペーサリングに保持されていることから成る
    求項1に記載のボールスプライン。
  3. 【請求項3】 前記ボール保持体は一方の前記スペーサ
    リングと一体構造に形成されていることから成る請求項
    又は2に記載のボールスプライン。
  4. 【請求項4】 前記スペーサリングは,前記外筒に装着
    された前記ボール保持体を介して前記ボール保持体に係
    止さることによって位置決め設定されることから成る
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のボールスプライ
    ン。
  5. 【請求項5】 前記エンドキャップと前記スペーサリン
    グとは互いに係合して位置決め設定される位置決め手段
    が設けられていることから成る請求項1〜のいずれか
    1項に記載のボールスプライン。
  6. 【請求項6】 前記位置決め手段は,前記スペーサリン
    グに形成された凹溝と該凹溝に嵌合する前記エンドキャ
    ップに形成された突起とから成ることから成る請求項
    に記載のボールスプライン。
  7. 【請求項7】 前記エンドキャップと前記端面シールと
    は互いに係合して位置決め設定される位置決め手段が設
    けられていることから成る請求項1〜のいずれか1項
    に記載のボールスプライン。
  8. 【請求項8】 前記スペーサリングと前記エンドキャッ
    プには,外面に円弧状に切り込まれた逃げ部が互いに対
    応して形成されていることから成る請求項1〜のいず
    れか1項に記載のボールスプライン。
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