JPH0518072A - 瓦棒屋根の防水工法 - Google Patents

瓦棒屋根の防水工法

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JPH0518072A
JPH0518072A JP3195798A JP19579891A JPH0518072A JP H0518072 A JPH0518072 A JP H0518072A JP 3195798 A JP3195798 A JP 3195798A JP 19579891 A JP19579891 A JP 19579891A JP H0518072 A JPH0518072 A JP H0518072A
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cap body
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plate
wrapping
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Yoshitaka Higashida
義孝 東田
Etsuji Kaminoyama
悦治 上ノ山
Sadamu Ikeda
定 池田
Kenzo Iwamoto
憲三 岩本
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップ体を継ぎ合わせるジョイント作業の
手間を改善し、早期に補修工事が出来る瓦棒屋根の防水
施工法を提供する。 【構成】 予め少なくとも1つの隆起部11とこれに連
結した平坦なヘラ部12とを成形したキャップ体10を
その長さ方向に沿って巻き付ける。これを施工現場に持
ち込んで巻き付けを開放して元の状態に保持し、該キャ
ップ体10を、屋根下地2に敷設した金属板よりなるふ
き板4の両耳端部を立ち上げて他の金属板の包み板7に
よって接合して設けられた瓦棒部8に嵌合し、前記キャ
ップ体10のヘラ部12を、前記瓦棒部8間に形成され
た底板部5に敷設したシート部材13に接合する点にあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は瓦棒屋根の防水施工法に
係り、詳しくは主に瓦棒屋根の補修工事を容易にしかも
早期に実施できる瓦棒屋根の防水施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、瓦棒屋根にあっては屋根下地にふ
き板と称する金属板、例えば鉄板を敷設し、その両耳末
端部を立ち上げ、これに他の金属板からなる包み板を折
り曲げることによってつかみ合わせて接合していた。こ
のような瓦棒屋根においては、通常、鉄板を使用するこ
とから接合部分は、漏水防止のために必然的に高位置に
立ち上げ部を有していた。
【0003】しかし、上記の如き一般的な瓦棒屋根の接
合方法では鉄板の熱変形によって接合部分がゆるみ、ま
た長期の経年によって接合部で発錆が生じ、防水性が保
持されなくなり漏水を引き起こすことがあった。
【0004】そこで漏水を防ぐために、屋根表面に例え
ばゴム製の防水シートを敷設することが行われている
が、防水シートが瓦棒部と底板部との間の段差に沿いに
くく外観を悪くするとともに接合部が浮いてくるという
問題がある。また、瓦棒部と底板部の一組分を覆うこと
のできる幅をもった型物付シートを各瓦棒部ごとに敷設
し、それぞれを重ね合わせて接合することも行われてい
た。その他、瓦棒部の漏水を防止するために瓦棒部に弾
性体からなるキャップ体を嵌め込み、キャップ体の両脚
部の弾性挟持力によって瓦棒部を挟持したものが特開昭
60−30752号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のものの
うち瓦棒部と底板部の一組をかぶせる程度の幅をもった
シート部材を使用した場合、幅の広いシートを敷設した
場合に比べ、瓦棒部と底板部の段差などに生じるシート
の浮きは改善されるが、外観についてはまだ改善が必要
であった。
【0006】また、瓦棒部に弾性体からなるキャップ体
を嵌め込み、キャップ体の両脚部の弾性挟持力によって
瓦棒部を挟持して防水したものは、キャップ体の両脚部
が瓦棒部にどれだけよく密着しているかにその防水性が
かかっており、瓦棒部が多少でもうねっていたりすると
密着度が低く防水性が悪くなるという問題があった。ま
た棟部や軒部の処理において、このキャップ体は弾性反
撥力により曲げたままの状態にしておくことが難しく、
抑まりがつきにくいので外観を損なわないように処理す
ることが必要であった。
【0007】更に、特に前記キャップ体を使用する工法
では、該キャップ体を施工現場までトラック等で運ぶ必
要から、その長さはせいぜい2〜4m程度であり、この
ような限られた長さのキャップ体を25m程度瓦棒部に
嵌め込んだ後、キャップ体同志を複数継ぎ合わせてラッ
プジョイントしていた。このジョイントにはかなりの手
間と時間を必要としていたため、これの改善が現場作業
者から強く要求されていた。本発明は上記のような問題
を考慮し、キャップ体を継ぎ合わせるジョイント作業の
手間を減らし、早期に補修工事が出来る瓦棒屋根の防水
施工法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の瓦棒屋根の防水
工法の特徴とするところは、予め少なくとも1つの隆起
部とこれに連結した平坦なヘラ部とを成形したキャップ
体をその長さ方向に沿って巻き付けて、これを施工現場
に持ち込んで巻き付けを開放して元の状態に保持し、該
キャップ体を、屋根下地に敷設した金属板よりなるふき
板の両耳端部を立ち上げて他の金属板の包み板によって
接合して設けられた瓦棒部に嵌合し、前記キャップ体の
ヘラ部を、前記瓦棒部間に形成された底板部に敷設した
シート部材に接合する点にある。
【0009】
【作用】本発明の瓦棒屋根の防水工法では、予め成形し
た隆起部とこれに連結したヘラ部とを有するキャップ体
をその長手方向に沿って巻き重ねることによって長尺の
キャップ体を施工現場に持ち込むことが可能になり、こ
のキャップ体の巻き付けを開放して平坦状にすれば成形
した元の形状に戻ることによって、これを瓦棒部に嵌合
して接合部をジョイントすることが出来る。このため、
ジョイントの数が少なくなり、早期に補修工事が完了す
る。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の防水施工法
を説明する。図1は本発明の防水施工法によって得られ
た瓦棒屋根構造1の概要を示す切欠き斜視図で、図2は
図1のA−A断面図である。この瓦棒屋根構造1では、
下地2に角材3を固定し、金属板からなるふき板4を下
地2に敷設して底板部5を形成し、該ふき板4の両耳部
6を角材3に沿って立ち上げ、金属板よりなる包み板7
を両側端と接合して瓦棒部8を形成している。
【0011】ふき板4と包み板7に用いられる金属板と
しては、溶融亜鉛メッキ鋼板、塗装溶融亜鉛メッキ鋼
板、ステンレス鋼板、塩化ビニール樹脂と金属との積層
板、アルミニウム及びアルミニウム合金板等が使われて
いる。一般に、この状態で瓦棒屋根として長期間使用す
ると、ふき板4や包み板7が浸食され漏水してくる。こ
のため、この構造ではこのような浸食された屋根の補修
が必要になる。
【0012】そして、隆起部11とこれに連結した平坦
なヘラ部12とを有するキャップ体10を前記瓦棒部8
の長さ方向に沿ってかぶせ、底板部5に設置されたヘラ
部12とシート部材13とを接合する。接合方法は、ヘ
ラ部12とシート部材13との間に接着材14と介して
接着する。このシート部材13としては、ゴムや樹脂等
が用いられ、ゴムとしては主として耐候性を有するEP
DM、IIRあるいはこれらのブレンド物からなり、樹
脂としてはポリビニルクロライド、ポリエチレン等かあ
る。
【0013】しかして、本発明では前記キャップ体10
は、予め少なくとも1つの隆起部11とこれに連結した
平坦なヘラ部12とを有するものを押出成形したもので
あり、かかるキャップ体10をその長さ方向に沿って強
制的に巻き付けたものが施工現場へ持ち込まれる。この
巻き付け長さは、瓦棒部8の長さにもよるが、通常25
〜40m程度の長尺物である。
【0014】かかる巻き付けられたキャップ体10は、
施工現場において巻き付けが開放されて細長いシート状
に戻される。時間が経過すると、キャップ体はもとの成
形状態に近似する形に回復する。ここで使用するキャッ
プ体10は強制的に変形させても元の形へ回復し易いう
え、硬質で耐候性に優れ腐食されにくいもので、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテ
ート、ポリビニルクロライド、塩素化ポリエチレン、ク
ロロスルフォン化ポリエチレン、SBS、SEBS、S
IS等の樹脂や、あるいはそれらの樹脂とEPT、EP
DM、IIR、CR等のゴムのブレンド系物が挙げられ
る。特に、形状の回復性が望まれるために、加熱すれば
元の状態に戻りやすい素材の使用も可能である。
【0015】尚、上記キャップ体10をその長さ方向に
強制的に巻き付け、この巻き付けを開放しても、やはり
キャップ体10には隆起部11の基部の間隔が大きくな
って台形状の隆起部に変位するが、このような形になっ
て施工性は特に変わらない。これはキャップ体10の内
周面を全て瓦棒部8へ密着させる必要はないためであ
る。
【0016】本発明方法ではキャップ体10として、図
4に示すように2つの隆起部11とこれらに連結したヘ
ラ部12とを有する比較的幅の広いものも使用可能であ
り、このキャップ体10も長さ方向に沿って強制的に巻
き重ねた長尺のものを施工現場に運び込むことが出来
る。キャップ体10を巻き重ねる場合、キャップ体10
の表面及び裏面を内側もしくは外側にするかはどちらで
もよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の瓦棒屋根の防水工
法では、予め少なくとも1つの隆起部とこれを連結した
平坦なヘラ部とを成形したキャップ体をその長さ方向に
沿って強制的に巻き付けることで、長尺のキャップ体を
施工現場へ運び込むことが可能となり、またこのキャッ
プ体の巻き付けを開放することで該キャップ体を元に近
似した形状に回復させることでこれを瓦棒部に嵌め込む
ことが出来る。従って、従来に比べて長尺のキャップ体
を使用することが可能になって、キャップ体同志のジョ
イント作業が減り、早期に補修工事を完了させることが
出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によって得られた瓦棒屋根構造の
要部切欠き斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の方法に使用するキャップ体の斜視図で
ある。
【図4】図3に示すキャップ体をその長さ方向に沿って
巻いた状態を示す。
【図5】本発明の方法に使用する他のキャップ体の斜視
図である。
【符号の説明】
1 瓦棒屋根構造 2 下地 3 角材 4 ふき板 5 底板部 7 包み板 8 瓦棒部 10 キャップ体 11 隆起部 12 ヘラ部 13 シート部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 憲三 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 予め少なくとも1つの隆起部とこれに連
    結した平坦なヘラ部とを成形したキャップ体をその長さ
    方向に沿って強制的に巻き付けて、これを施工現場に持
    ち込んで巻き付けを開放して元の形状にほぼ復元させ、
    かかるキャップ体を、屋根下地に敷設した金属板よりな
    るふき板の両耳端部を立ち上げて他の金属板の包み板に
    よって接合して設けられた瓦棒部に嵌合し、前記キャッ
    プ体のヘラ部を、前記瓦棒部間に形成された底板部に敷
    設したシート部材に接合したことを特徴とする瓦棒屋根
    の防水工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015151745A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 三ツ星ベルト株式会社 瓦棒葺き屋根の雪止め構造を伴った防水構造、および、瓦棒葺き屋根の雪止め工法を伴った防水工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62107150A (ja) * 1985-10-30 1987-05-18 カネボウ株式会社 かわら棒屋根の防水改修におけるかわら棒部分の改修方法
JP3054522U (ja) * 1998-01-23 1998-12-08 卓 喜村 タンク付きプランター

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