JPH05178726A - 整髪剤組成物 - Google Patents

整髪剤組成物

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JPH05178726A
JPH05178726A JP34635791A JP34635791A JPH05178726A JP H05178726 A JPH05178726 A JP H05178726A JP 34635791 A JP34635791 A JP 34635791A JP 34635791 A JP34635791 A JP 34635791A JP H05178726 A JPH05178726 A JP H05178726A
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JP
Japan
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hair
polymers
acid
composition
amphoteric
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Pending
Application number
JP34635791A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Mita
勝巳 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)アニオン性ポリマー及び両性ポリマー
から選ばれる1種又は2種以上、並びに(b)キレート
剤を含有することを特徴とする整髪剤組成物。 【効果】 組成物中のキレート剤がカルシウム、マグネ
シウム等の金属イオンをキレート化してトラップし、ア
ニオン性ポリマー及び/又は両性ポリマーが不溶性の塩
を形成することもないため、通常の洗髪で容易に洗い落
とすことができ、繰り返し使用しても、毛髪が白っぽく
なったり、ゴワゴワすることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、整髪剤組成物に関し、
更に詳細には、組成物中のセットポリマーが毛髪に残留
して蓄積することがなく、洗髪で容易に洗い落とすこと
ができる整髪剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアフォーム等の整髪
剤組成物には、アニオン性ポリマー、両性ポリマー等の
多量のセットポリマーが配合され、これらが毛髪に付着
することにより、整髪効果を高めている。さらに、最
近、男性、女性ともにヘアスタイルの多様化にともな
い、整髪剤も多種多様なものが上市されている。特に近
年は女性のフロントヘアのバリエーション(立ち上げ
る、流す等)、また男性ヘアの短時間整髪化の要望にと
もない、整髪力の高いものが増えてきている。
【0003】この様な状況下、洗髪しても完全に洗い落
とすことができず、髪の感触が悪くなる(ごわごわす
る)又は髪が白くなる等の問題が生じていた。従来、こ
れらの問題の原因は不充分な洗髪によるもののみと考え
られていた。
【0004】しかしながら、本発明者らの研究により、
これら従来のセットポリマーは、水道水中のカルシウ
ム、マグネシウム等の金属イオンと結合して不溶性の塩
を形成したり、特に、パーマ、ヘアカラー等の処理を行
った毛髪中には、通常の毛髪よりも多量のカルシウムイ
オンが存在し、これらのカルシウムイオンは、水で潤ら
すと、毛髪内部を移動してセットポリマーと結合し、同
様に不溶性の塩を形成することが判明した。これら不溶
性の塩は、通常の洗髪では落としにくいため、毛髪に残
留したり、さらに整髪剤組成物を繰り返し使用すること
により毛髪に蓄積したりするため、毛髪を白っぽくした
り、ゴワゴワにする原因となっていた。
【0005】従って、通常の洗髪で容易に洗い落とすこ
とができ、組成物中のセットポリマーが毛髪に残留して
蓄積することがない整髪剤組成物が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは、上記新知見に基づき鋭意研究を行った結
果、セットポリマーとキレート剤を併用すれば、組成物
中のセットポリマーが毛髪に残留して蓄積することがな
く、洗髪で容易に洗い落とすことができる整髪剤組成物
が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、(a)アニオン性ポ
リマー及び両性ポリマーから選ばれる1種又は2種以
上、並びに(b)キレート剤を含有することを特徴とす
る整髪剤組成物を提供するものである。
【0008】本発明で用いられる(a)成分のうち、ア
ニオン性ポリマーとしては、例えば酸性アクリル系高分
子化合物、酸性ポリ酢酸ビニル系高分子化合物、酸性ビ
ニルエーテル系高分子化合物などを用いることができ
る。
【0009】酸性アクリル系高分子化合物としては、例
えばプラスサイズ L53P(互応化学(株)製)、ダ
イヤホールド(三菱油化(株)製)等の(メタ)アクリ
ル酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体;Ultr
ahold 8(BASF社製)、AMPHOMER
V−42(National Starch社製)等の
アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル/アルキルア
クリルアミド共重合体などが挙げられる。
【0010】酸性ポリ酢酸ビニル系高分子化合物として
は、例えば、RESIN28−1310(Nation
al Starch社製)、Luviset CA66
(BASF社製)等の酢酸ビニル/クロトン酸共重合
体;RESIN 28−2930(National
Starch社製)等の酢酸ビニル/クロトン酸/ネオ
デカン酸ビニル共重合体;Luviset CAP(B
ASF社製)等の酢酸ビニル/クロトン酸/プロピオン
酸ビニル共重合体などが挙げられる。
【0011】酸性ビニルエーテル系高分子化合物として
は、例えばGANTREZ ES−225、ES−42
5、SP−215(以上、GAF社製)等のメチルビニ
ルエーテル/無水マレイン酸アルキルハーフエステル共
重合体などが挙げられる。
【0012】また、両性ポリマーとしては、例えば両性
アクリル系高分子化合物などを用いることができ、かか
る両性アクリル系高分子化合物としては、例えばユカフ
ォーマー M−75、SM(三菱油化(株)製)等のジ
アルキルアミノエチル(メタ)アクリレート/(メタ)
アクリル酸アルキルエステル共重合体のモノクロル酢酸
両性化物;AMPHOMER 28−4910(Nat
ionalStarch社製)等のアクリル酸ヒドロキ
シプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル/アクリ
ル酸オクチルアミド共重合体などが挙げられる。
【0013】これらアニオン性ポリマー及び両性ポリマ
ーは、1種又は2種以上組み合わせて用いることがで
き、その配合量は、通常の整髪剤組成物に用いられる範
囲であれば特に制限されないが、全組成中に0.01〜
10重量%(以下、単に%で示す)、特に0.05〜5
%とするのが好ましい。
【0014】本発明の(b)成分であるキレート剤とし
ては、例えば1−ヒドロキシヘキサン−1,1−ジホス
ホン酸、α−アミノエタン−α,α−ジホスホン酸、α
−アミノベンジル−α,α−ジホスホン酸、アミノトリ
(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ(メ
チレンホスホン酸)、ニトリロ酢酸−ジ(メチレンホス
ホン酸)N,N−二酢酸−N−メチレンホスホン酸(ニ
トリロ二酢酸−メチレンホスホン酸)、1−ヒドロキシ
エタン−1,1−ジホスホン酸、ホスホノ酢酸、ジエチ
レントリアミン五酢酸、1,2−シクロヘキサンジアミ
ン四酢酸、エチレンジアミン二酢酸、トリエチレンテト
ラミン六酢酸、3,6−ジオキサ−1,8−オクタンジ
アミン四酢酸、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二
酢酸、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン
三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸など
を用いることができる。また、これらのキレート剤は、
組成物中に溶解した状態で配合するため、ナトリウム
塩、カリウム塩等の塩として配合することもできる。
【0015】これらキレート剤の配合量は、カルシウ
ム、マグネシウム等の金属イオンをキレート化し得る量
であれば特に制限されないが、全組成中に0.01〜1
0%、特に0.05〜5%とするのが好ましい。
【0016】本発明の整髪剤組成物は、前記アニオン性
ポリマー及び/又は両性ポリマー、並びにキレート剤を
配合し、通常の方法に従って製造することができ、ヘア
スプレー、ヘアミスト、ヘアフォーム、ヘアジェル等と
することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の整髪剤組成物は、組成物中のキ
レート剤がカルシウム、マグネシウム等の金属イオンを
キレート化してトラップし、アニオン性ポリマー及び/
又は両性ポリマーが不溶性の塩を形成することもないた
め、通常の洗髪で容易に洗い落とすことができ、繰り返
し使用しても、毛髪が白っぽくなったり、ゴワゴワする
こともない。
【0018】
【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0019】実施例1 表1記載の処方のヘアスプレーを調製し、パーマ施術後
の毛髪トレスを用い、当該ヘアスプレーを使用し、洗髪
後の外観及び感触を評価した。その結果を表1に示す。 (評価方法)幅5cm、長さ20cm、重さ約20gのトレ
スに、それぞれ多めにスプレーし、ドライヤー乾燥し
た。これに水道水を十分にスプレーし、ドライヤー乾燥
した。このヘアスプレー→乾燥→水スプレー→乾燥を5
回くり返した。その後シャンプーを2回くり返し、乾燥
した後、官能評価を行った。官能評価は専門のパネラー
10名で次の基準で行なった。 外観(白化) ◎まったくみられない ○ほとんどみられない △やや白化している ×白化が目立つ 感触 ◎非常にしなやかである ○しなやかである △ややごわつく ×ごわつく
【0020】
【表1】
【0021】実施例2 ヘアスプレー:下記組成のヘア
スプレーを、常法により製造した。 (原液) 酸性アクリル系高分子化合物 8.0(%) (プラスサイズ L53P、互応化学(株)製、50%エタノール溶液) ジメチルポリシロキサン(5cs) 0.45 キレート剤(1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸) 0.1 香料 0.1 99%エタノール バランス 小計 50 (噴射剤) LPG(2.5Kg/cm2G) 30 ジメチルエーテル 20 小計 50
【0022】実施例3 ヘアミスト:下記組成のヘアミ
ストを、常法により製造した。 両性アクリル系高分子化合物 15.0(%) (ユカフォーマー M−75、三菱油化(株)製、30%エタノール溶液) ポリエーテル変性シリコーン 0.2 (KF−353A;信越シリコーン製) プロピレングリコール 0.3 エチレンジアミン四酢酸・2Na 0.1 香料 0.1 水 10.0 95%エタノール バランス 合 計 100
【0023】試験例 実施例2のヘアスプレー及び実施例3のヘアミストにつ
いて幅5cm、長さ20cm、重さ約20gのトレスに、そ
れぞれ多めにスプレーし、ドライヤー乾燥した。その後
シャンプーし、ドライヤー乾燥した。この操作を5回く
り返した後、実施例1と同様の評価を行なった。トレス
には健常毛及びパーマ処理毛を使用した。その結果を表
2に示す。
【0024】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)アニオン性ポリマー及び両性ポリ
    マーから選ばれる1種又は2種以上、並びに(b)キレ
    ート剤を含有することを特徴とする整髪剤組成物。
JP34635791A 1991-12-27 1991-12-27 整髪剤組成物 Pending JPH05178726A (ja)

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Cited By (3)

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JP2009209113A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Hoyu Co Ltd 酸化染毛剤組成物
JP2010037270A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Mandom Corp エアゾールスプレー型整髪剤用組成物
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