JPH04103517A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH04103517A
JPH04103517A JP21896990A JP21896990A JPH04103517A JP H04103517 A JPH04103517 A JP H04103517A JP 21896990 A JP21896990 A JP 21896990A JP 21896990 A JP21896990 A JP 21896990A JP H04103517 A JPH04103517 A JP H04103517A
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JP
Japan
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hair
cosmetic
acid
group
boiling point
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JP21896990A
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Yoriko Imaki
今木 依子
Mikako Shiina
椎名 美香子
Hideo Kurokawa
黒川 秀雄
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規な毛髪化粧料、さらに詳しくは容器から
手に取り出した際、ボリューム感があり、かつ髪に塗布
する際のヌメリ感、すすぎ時の滑らかさ、すすぎ後の残
存感、滑らかでしっとりした仕上り感などを有し、例え
ばヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショ
ナー、ヘアスプレーなどとして好適な毛髪化粧料に関す
るものである。
従来の技術 従来、パーマ処理後や洗髪後、あるいはスタイリング時
の髪のもつれやパサつきなとの不具合を改善するために
、ヘアリンスやヘアトリートメントなどの毛髪化粧料が
用いられている。この毛髪化粧料の主な使用目的は、髪
に滑沢性や保湿性を付与し、滑らかで櫛通りが良く、ま
とめやすい髪にすることである。このような目的のtこ
めに、これまで、例えば第四級アンモニウム塩に代表さ
れるカチオン性界面活性剤を主成分とし、油分や水溶性
高分子化合物を含有する組成物など、種々の毛髪化粧料
が提供されている。
しかしながら、従来の毛髪化粧料においては、乾燥後の
毛髪の櫛通り性、滑らかさ、しっとり感などについては
良好な効果を示すものの、髪に塗布する際に広がりやす
いものは、ヌメリ感やボリューム感に欠け、逆に塗布時
にヌメリ感やボリューム感を有するものは、髪全体への
広がりが悪く、すすぎ時や乾燥後の毛髪の良好な櫛通り
性や清らかさ、しっとり感は期待できない。
例えば、塗布時のヌメリ感やボリューム感を向上させる
ためにノリコーンなどの油分を多量併用することが試み
られているか、この場合、多量配合すると、塗布時に毛
髪に行きわたりにくくなる上、乾燥後の毛髪にベタつき
が生じるし、また適度な乾燥後の櫛通り性、滑らかさ、
しっとり感が得られる油分の量では塗布時のヌメリ感や
ポリュム感が不十分である。このことは、パーマヘア、
ロングヘアなど、傷んだ毛髪や傷みやすい毛髪の手入れ
を行う際に、塗布時、すすぎ時、乾燥時に貫して良好な
感触が望まれているにもかかわらず未だ満足が得られて
いない理由の1つである。
発明が解決しようとする課題 本発明は、このような従来の毛髪化粧料が有する欠点を
克服し、容器から手に取り出した際にボリューム感があ
り、かつ髪に塗布する際のヌメリ感、ボリューム感、す
すぎ時の滑らかさ、すすぎ後の残存感、滑らかでしつと
りした仕上り感などを有する卓越した毛髪化粧料を提供
することを目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、前記の好ましい性質を有する毛髪化粧料
を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、カチオン性界面活
性剤に特定の沸点を有する物質を組み合わせ、さらに所
望に応じ、水溶性高分子化合物やノニオン性界面活性剤
やアルカノールアミドを組み合わせることにより、その
目的を達成しうろことを見い出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)少なくとも1種のカチオン
性界面活性剤と、(B)常圧で0〜50℃の沸点を有す
る物質と、場合により(C)水溶性高分子化合物、ノニ
オン性界面活性剤及びアルカノールアミドの中から選ば
れた少なくとも1種とを含有することを特徴とする毛髪
化粧料を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の毛髪化粧料における(A)成分のカチオン性界
面活性剤としては、一般式 〔式中のR1は炭素数lO〜24のアルキル基、炭素数
lO〜24のヒドロキシアルキル基又は、R’ (CO
JCHz:hCタタL、R’ハ炭素数10〜24のアル
キル基又は炭素数10〜24のヒドロキシアルキル基、
nは1〜10の整数である)、R2は炭素数1〜3のア
ルキル基、(CHCH,OhH(ただシ、R′は水素原
子又はメチルL mは1〜5の整数である)、ベンジル
基、シンナミル基、炭素数10〜24のアルキル基、炭
素数lO〜24のヒドロキシアルキル基又はR′(OC
R2CHzh (ただし、R5及びnは前記と同じ意味
をもつ)、R3及びR4は、それぞれ炭素数1〜3のア
ルキル基、(CHCH,0hH(ただし、R1及びmは
前記と同じ意味をもつ)、ベンジル基又はシンナミル基
 XIはハロゲン原子、メチル硫酸基又はエチル硫酸基
である〕で表わされる第四級アンモニウム塩及びモノN
−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩の
中から選ばれるカチオン性界面活性剤である。
前記一般式(I)で表わされる第四級アンモニウム塩は
いわゆるモノ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩又はジ
長鎖アルキル第四級アンモニウム塩であり、この長鎖ア
ルキル基の炭素数は10〜24、好ましくは12〜22
の範囲にあることが必要である。この炭素数が10未満
では髪を柔らかくして、しなやかにする効果が十分に発
揮されないおそれがあるし、24を超えると髪がごわつ
き硬くなり、髪を柔らかくする効果が低下する傾向がみ
られる。これに対し、該炭素数が10〜24の範囲にあ
る場合、得られる毛髪化粧料は適度の疎水性を有し、毛
髪に対する親和性が向上するとともに、適度な保水性を
もつため、毛髪を柔らかく、しなやかにする能力に優れ
たものとなる。また、前記一般式CI)で表わされる第
四級アンモニウム塩を構成する陰イオンは、ノ\ロゲン
イオン、メチル硫酸イオン又はエチル硫酸イオンである
ことが必要であり、このような陰イオンの場合、得られ
る毛髪化粧料は適度な疎水性及び保水性を有するものと
なる。
一方、該N−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエ
ステル塩については、それを構成する塩基性アミノ酸と
して、例えばオルニチン、リジン、アルギニンなどの天
然アミノ酸を用いることができるし、σ、γ−ジアミノ
酪酸なとの合成アミノ酸も用いることができる。これら
の塩基性アミノ酸は光学活性体であってもよいし、ラセ
ミ体であってもよい。また、そのアシル基は炭素数8〜
22の飽和又は不飽和の天然あるいは合成高級脂肪酸の
残基が望ましく、このようなものとしては、例えばラウ
ロイル基、ミリストイル基、バルミトイル基、ステアロ
イル基などの単一高級脂肪酸残基及びヤシ油高級脂肪酸
残基や牛脂高級脂肪酸残基などの天然の混合高級脂肪酸
残基を挙げることができる。さらに、低級アルキルエス
テル成分としては、例えばメチルエステル、エチルエス
テル、プロピルエステル、ブチルエステル、ペンチルエ
ステル、ヘキシルエステル、ヘプチルエステル、オクチ
ルエステルなとが挙げられ、また、その塩としては例え
ば塩酸塩や硫酸塩なとの無機酸塩、酢酸塩、酒石酸塩、
クエン酸塩、p−1−ルエンスルホン酸塩、高級脂肪酸
塩、L又はDL−ピロリドンカルボン酸塩、酸性アミノ
酸塩、ピログルタミン酸塩などの有機酸塩が挙げられる
が、これらの中で塩酸塩、L又はDL−ピロリドンカル
ボン酸塩及び酸性アミノ酸塩が好適である。
本発明の毛髪化粧料においては、該(A)成分のカチオ
ン性界面活性剤は1種用いてもよいし、2種以上を組み
合わせて用いてもよく、また、その含有量は、通常0.
05〜20重量%、好ましくは0.5〜IO重量%の範
囲で選ばれる。この量が0.05重量%未満では所望の
効果が得られないし、20重量%を超えると手に取り出
した際や塗布時におけるボリューム感がそこなわれる゛
傾向がみられ、好ましくない。
本発明の毛髪化粧料においては、CB)成分として常圧
で0〜50℃の沸点を有する物質が用いられる。このよ
うなものとしては、例えばメタン系、エチレン系又はア
セチレン系炭化水素、アルデヒドやケトンなどのカルボ
ニル化合物、ハロゲン元素やハロゲン化合物などが挙げ
られるが、これらの中で特にメタン系炭化水素は高い発
泡性を有し、手に取り出した際や塗布時のボリューム感
を向上させるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料における該(B)成分の含有量は、
通常0.1〜95重量%、好ましくは1.0〜lO重量
%の範囲で選ばれる。この量が0.1重量%未満では手
に取り出した際や塗布時のボリューム感が十分ではない
し、95重量%を超えると乾燥後の毛髪に所望の効果が
得られず、好ましくない。
本発明の毛髪化粧料には所望に応じ、さらに(C)成分
として、水溶性高分子化合物、ノニオン性界面活性剤及
びアルカノールアミドの中から選ばれた少なくとも1種
を含有させることができる。
該水溶性高分子化合物としては、例えばセルロース誘導
体、ビニル系又はビニリデン系重合体、カチオン性ポリ
マーなどが好ましく挙げられる。
セルロース誘導体の具体例としては、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられ
、ビニル系又はビニリデン系重合体の具体例としては、 (イ) ポリビニルピロリドンやビニルピロリドント酢
酸ヒニルとの共重合体などのポリビニルピロリドン系水
溶性高分子化合物 (ロ) メチルビニルエーテルと無水マレイン酸との共
重合体の低級アルキルハーフエステルなどの酸性ポリビ
ニルエーテル系水溶性高分子化合物 (ハ)酢酸ビニルとクロトン酸との共重合体などの酸性
ポリ酢酸ビニル系水溶性高分子化合物(ニ)少量のアク
リル酸あるいはメタクリル酸単位を含有するアクリル酸
アルキルエステル−メタクリル酸アルキルエステル共重
合体などの酸性アクリル系水溶性高分子化合物 (ホ)カルポキシビニルポリマー なとが挙げられる。なお、これらの水溶性高分子化合物
の中で酸基をもつものは、その酸基の一部又は全部を中
和して用いてもよい。中和に使用する塩基性物質につい
ては特に制限はないが、例えばモノエタノールアミン、
ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミ
ノ−2−メチル−プロパツール、2−アミノ−2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール、トリインプロパツール
アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニ
ア、塩基性アミノ酸などの有機又は無機塩基などが好適
である。
また、カチオン性ポリマーの具体例としては、一般式 (式中のR7及びR8は、それぞれ水素原子文は炭素数
1−18、好ましくは1〜4のアルキル基であり、それ
らは同一であってもよいし、f−かいに異なっていても
よく、R9及びRIOは、それぞれ水素原子、炭素数l
〜3のアルキル基又はフェニル基であり、それらは同一
であってもよいし、たがいに異なっていてもよく、X2
0は塩素や臭素などのハロゲンイオン、硫酸や硝酸など
の無機酸残基又はメチル硫酸やヒドロキシカルボン酸な
どの有機酸残基から成るアニオン残基、nl及びn2は
、それぞれ1万〜100万の分子量を与える数である)
で表わされるジアリル第四級アンモニウム塩の重合体、
一般式 素環を形成していてもよく、x3oは塩素、臭素、ヨウ
素、硫酸、スルホン酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸イオ
ンなどのアニオン、n3は好ましくは1万〜100万の
分子量を与える数である)で表わされるカチオン性セル
ロース又はカチオン性デンプン、一般式 (式中のR11はセルロース残基又はデンプン残基、R
12はアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基 Rb
2、RI4及びR16は、それぞれアルキル基、アリー
ル基又はアラルキル基であり、それらは同であってもよ
いし、異なっていてもよく、またたがいに結合して窒素
原子をヘテロ原子とする複(式中のR16及びR17は
、それぞれ水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又はフ
ェニル基であり、それらは同一であってもよいし、たが
いに異なっていて°もよ<、X40は塩素や臭素などの
ハロゲンイオン、硫酸や硝酸などの無機酸残基又はメチ
ル硫酸やヒドロキシカルボン酸などの有機酸残基から成
るアニオン残基、n4は1万〜100万の分子量を与え
る数である)、一般式 R111 沃CH,−C升ゴ (式中のReaは水素原子又はメチル基、R49は酸素
原子又はN)1基、R20、R21及びR22は、それ
ぞれ水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基若しくは置
換アルキル基であり、それらは同一であってもよいし、
たがいに異なっていてもよく、x5−は塩素、臭素、ヨ
ウ素、硫酸、スルポン酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸イ
オンなどのアニオン、n5は1〜100の整数、n4は
前記と同じ意味をもつ)、及び一般式 (式中のR23、R44及びR2Sは、それぞれ水素原
子、メチル基、置換メチル基、エチル基又は置換エチル
基であり、それらは同一であってもよいし、たがいに異
なっていてもよく、x5−及びn4は前記と同じ意味を
もつ) で表わされるカチオン性ヒニル重合体などを挙げること
ができる。
これらの水溶性高分子化合物の配合量は、毛髪化粧料全
重量に基づき、通常20重量%以下、好ましくは5重量
%以下の範囲で選ばれる。この量が20重量%を超える
と手に取り出した際のボリューム感がそこなわれる傾向
がみられ、好ましくない。
一方、ノニオン性界面活性剤については特に制限はなく
、従来毛髪化粧料に慣用されているものの中から任意の
ものを選択して用いることができるが、一般式 %式%() (式中のR26は直鎖若しくは分枝鎖状アルキル基又は
アルキルフェニル基、pはエチレンオキシド付加モル数
を示し、1以上の整数である)で表わされるものが好ま
しい。
前記一般式(X)で表わされるノニオン性界面活性剤と
しては、例えばポリオキシエチレンセチルエーテル、ポ
リオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレ
ンステアリルエーテル、ポリオキンエチレンノニルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオ
キシエチレンへキシルデシルエーテル、ポリオキシエチ
レンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオク
チルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンデシルペンタデシルエーテ
ル、ポリオキシエチレンデシルテトラデシルエーテルな
どが挙げられる。
これらのノニオン性界面活性剤の配合量は、毛髪化粧料
全重量に基づき50重量%以下、好ましくは20重量%
以下の範囲で選ばれる。この量が50重量%を超えると
毛髪乾燥後のしっとり感が低下するので、好ましくない
さらに、アルカノールアミドとしては、例えば(1)脂
肪酸のメチル又はエチルエステルを出発物質とし、触媒
を用いずに12Q〜2500Cの範囲の温度でアミン化
合物と比較的短時間加熱する方法、(2)アルカリ金属
又はその水酸化物やアルコラードを触媒とし、前記出発
物質とアミン化合物とを反応させたのち、これを分離す
るが中和する方法、(3)炭酸水素ナトリウムを触媒と
する方法、などによって得られたものを使用することが
できるが、特に、一般式 %式%([) (式中のR27は平均炭素数6〜16、好ましくは10
〜I4のアルキル基、qはl又は2である)で表わされ
るものが好適である。このようなアルカノールアミドと
しては、例えば、ヤシ脂肪酸、ラウリン酸、ステアリン
酸などの高級脂肪酸とジェタノールアミンとの縮合物が
挙げられ、これらは1種又は2種以上が用いられる。
これらのアルカノールアミドの配合量は、毛髪化粧料全
重量に基づき、通常30重量%以下、好ましくは10重
量%以下の範囲で選ばれる。この量が30重量%を超え
るとすすぎ時の滑らかさが低下するので、好ましくない
本発明の毛髪化粧料には、前記(A)成分、(B)成分
及び場合により用いられる(C)成分以外に、他の任意
成分を本発明の目的をそこなわない範囲で、所望に応じ
配合することができる。この任意成分としては、例えば
アニオン性界面活性剤、乳化安定剤、耐寒剤、高級アル
コール、増粘剤、香料、油分、植物抽出液、動植物代謝
物、動植物油、生薬、鉱物、pl(調整剤、殺菌剤など
が挙げられる。
発明の効果 従来の毛髪化粧料は、使用時に手に取り出し毛髪に塗布
する際、ボリューム感や毛髪への伸びやすさ、ヌメリ感
は化粧料の粘性や用いた基剤の物性に依存するところが
犬であった。すなわち、低粘度の場合は毛髪上での伸び
やすさは良いが、手からこぼれやすく、ボリューム感や
ヌメリ感に欠け、−刃高粘度の場合は、ボリューム感や
ヌメリ感は得られるものの、伸びが低下し、まt;水溶
性高分子化合物を用いた場合は伸びやすくなるが、ボリ
ューム感は得られにくい。さらに、高級アルコールや油
分、固体状物質を用いるとボリューム感やヌメリ感は得
られるものの、伸びやすさが低下するという問題かあっ
た。
しかしながら、本発明により常圧の沸点が0〜50℃の
範囲にある低沸点物質を併用することによって、容器よ
り取り出し、塗布する際に発泡するため、毛髪化粧料の
粘性や基剤の影響を受けることなく、手に取り出した際
のボリューム感、塗布時の伸ばしやすさ、ヌメリ感及び
仕上り時の良好な性能を付与することができる。
さらに、本発明の毛髪化粧料を、毛髪仕上げ剤など、す
すぎ流さない毛髪化粧料に利用することにより、霧状又
はシェル状のまま塗布することが可能となるため、従来
のエアゾールタイプ、デイスペンサーによるスプレータ
イプやジェル状、クリーム状タイプの毛髪仕上剤では困
難であった、均一な塗布やトリートメント効果、スタイ
リング効果を得ることが容易となる。
以上説明したように、本発明の毛髪化粧料は、容器から
手に取り出した際、ボリューム感があり、かつ塗布時の
ヌメリ感やボリューム感、すすぎ時の滑らかさに優れて
いる上、乾燥後の毛髪に良好な櫛通り性、滑らかさ、し
っとり感を付与しうるなと、優れた特徴を有している。
本発明の毛髪化粧料は、例えばヘアリンス、ヘアコンデ
ィショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアス
プレー、スタイリングムース、ヘアリキッドなどとして
幅広く利用することができる。
実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
なお、毛髪化粧料の評価は次のようにして行っlこ。
すなわち、20〜30代の女性10名(毛髪の長さ:セ
ミロングルロング、損傷度:普通〜やや痛んでいる)に
より、ハーフヘッドによる左右−対比較法による判定を
行い、ボリューム感として手に取り出した際の外観上の
ボリューム感及び塗布時のボリューム感を評価するとと
もに、塗布時のヌメリ感、すすぎ時の滑らかさ、さらに
は乾燥後の櫛通り性、滑らかさ、しっとり感を評価した
なお判定は専門判定員10名により、下記組成の標準試
料を用いた際の評価を基準にして下記の5段階で評価し
、その平均を評価結果とした。
標準試料 セトステアリルアルコール    2.5wt%プロピ
レングリコール 5.0wt% 精 製   氷 残部 計               IQo、0wt%判
定基準 ◎ :標準品より優れている ○ :標準品よりやや優れている △ :si準品と同等 × :標準品よりやや劣る ××:標準品より劣る 実施例1〜8、比較例1〜6 第1表に示す(B)成分と精製水を除く各成分を40〜
70℃に加温して溶解し、次いで30〜60℃に加温し
た精製水と混合し、かきまぜて乳化したのち、冷却した
。次に、これを10℃前後に保ちながら(B)成分を加
えて静かにかきまぜて、第1表に示す組成のヘアリンス
組成物を調製したのち、密閉容器に充てんして試料とし
た。このものの評価結果を第1表に示す。
第1表の比較例から分かるように、カチオン性界面活性
剤を配合し、かつ(B)成分を配合しないものは、乾燥
後の性能はある程度良好であるが、塗布時のヌメリ感、
ボリューム感、すすぎ時の滑らかさに劣り、また常圧で
0〜50℃の沸点をもつ物質(B成分)を配合し、かつ
(A)成分を配合しないものは、外観上のボリューム感
や塗布時の性能は良好であるが、乾燥後の性能に劣る。
しかし、(A)成分と(B)成分を併用したものは(実
施例1)、外観上のボリューム感、塗布時や乾燥後の性
能のすべてについて良好であり、さらに(C)11g、
分の水溶性高分子化合物、ノニオン性界面活性剤、アル
カノールアミドを併用することにより良好な効果が得ら
れる(実施例2〜6)。
実施例9 第2表に示す組成のヘアトリートメントを調製し、評価
した。その結果を第2表に示す。
第 表 注1)ライオン化学社製、XM−5032) 日本サー
ファクタント工業(株)製、ニラコールMGM 第2表から、本発明のヘアトリートメントは外観上のボ
リューム感に優れ、塗布時、すすぎ時、乾燥後の性能に
ついても十分に満足しうろことが分かる。
実施例10 第3表に示す組成の′ミスト状のヘアリンスを調製し、
評価した。その結果を第3表に示す。
第   3   表 3)松材石油研究所製、ランパスP−704)東邦化学
社製、ガファックRM−410第3表から、本発明のヘ
アリンスは優れた性能を有することが分かる。
実施例11 第4表に示す組成のヘアパックを調製し、性能を評価し
た。その結果を第4表に示す。
第   4   表 注1) ダイセル化学工業(株)製、 HECSE750 第4表から、 本発明のヘアパックは優れた性能 を有することが分かる。
実施例1 第5表に示す組成のヘアコンディショナーを調製し、 評価した。
その結果を第5表に示す。
注1) 日本エマルジョン(株)製、EMALEX NP−12
第5表から、 本発明のヘアコンディショナーは 優れた性能を有することが分かる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)少なくとも1種のカチオン性界面活性剤と、(
    B)常圧で0〜50℃の沸点を有する物質とを含有する
    ことを特徴とする毛髪化粧料。 2(C)水溶性高分子化合物、ノニオン性界面活性剤及
    びアルカノールアミドの中から選ばれた少なくとも1種
    とを含有することを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧
    料。
JP21896990A 1990-08-22 1990-08-22 毛髪化粧料 Pending JPH04103517A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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