JPH05178715A - 振動の作用により製造及び加工可能な硬化性材料及びその製造方法 - Google Patents
振動の作用により製造及び加工可能な硬化性材料及びその製造方法Info
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- JPH05178715A JPH05178715A JP3263414A JP26341491A JPH05178715A JP H05178715 A JPH05178715 A JP H05178715A JP 3263414 A JP3263414 A JP 3263414A JP 26341491 A JP26341491 A JP 26341491A JP H05178715 A JPH05178715 A JP H05178715A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 結合剤及び平均(重量平均)粒度<50μm
を有する、高い割合の充填剤を含有する硬化性材料を提
供する。 【構成】 該硬化性材料は、その充填剤の割合が、特定
の用途のためにはその高い粘度に基づき使用不能であ
り、かつ振幅1μm〜5mmで周波数範囲20Hz〜2
0MHzの振動を作用させることにより、規定どおりに
使用できるように液状化することができる程度であるこ
とを特徴とする。
を有する、高い割合の充填剤を含有する硬化性材料を提
供する。 【構成】 該硬化性材料は、その充填剤の割合が、特定
の用途のためにはその高い粘度に基づき使用不能であ
り、かつ振幅1μm〜5mmで周波数範囲20Hz〜2
0MHzの振動を作用させることにより、規定どおりに
使用できるように液状化することができる程度であるこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動を作用させること
により製造及び加工可能な歯科用材料及びその製造方法
並びに高周波数の振動を用いてインレー、アンレー、外
装シャーレ及びそれに類するものを固定するために高充
填した歯科用充填材料を使用することに関する。この種
の硬化性材料としては、特に歯科用製剤、例えば充填材
料(充填コンパウンド)、しかしまた別の材料、例えば
接着剤及びフィーラが該当する。
により製造及び加工可能な歯科用材料及びその製造方法
並びに高周波数の振動を用いてインレー、アンレー、外
装シャーレ及びそれに類するものを固定するために高充
填した歯科用充填材料を使用することに関する。この種
の硬化性材料としては、特に歯科用製剤、例えば充填材
料(充填コンパウンド)、しかしまた別の材料、例えば
接着剤及びフィーラが該当する。
【0002】
【従来の技術】多くの技術分野、例えば歯科用材料並び
に接着剤及びフィーラの分野で、欠損部を充填するか又
は欠けた部分を相互に接合させるために、高充填した高
粘度の硬化性材料が使用される。この修復の保持性は、
主として結合剤及び充填剤の特性によって決まる、その
場合一般に結合剤は弱い部分である。そのために、該材
料は特に充填剤含量が極めて高い際に常に持続的かつ高
価な修復を可能にすることが判明した。従って、歯科分
野に充填剤85重量%以下を有する歯牙充填材料が提供
され、歯牙セメントは通常充填剤50〜60重量%を有
する。
に接着剤及びフィーラの分野で、欠損部を充填するか又
は欠けた部分を相互に接合させるために、高充填した高
粘度の硬化性材料が使用される。この修復の保持性は、
主として結合剤及び充填剤の特性によって決まる、その
場合一般に結合剤は弱い部分である。そのために、該材
料は特に充填剤含量が極めて高い際に常に持続的かつ高
価な修復を可能にすることが判明した。従って、歯科分
野に充填剤85重量%以下を有する歯牙充填材料が提供
され、歯牙セメントは通常充填剤50〜60重量%を有
する。
【0003】この充填剤の受容能は、特にユーザにとっ
て必要な粘度調整により制限される。例えば、歯牙充填
材料は、なお歯科医が適当な器具、例えばスパチュラ及
び球状充填器を用いて窩洞中に充填することができる程
に塑性変形可能であるべきであり、従って該材料は加圧
下に、窩洞に流出する程完全に液状化可能であり、かつ
器具でまたなお、表面を自然の状態に合わせることがで
きるように加工可能であるべきである。インレー、アン
レー、外装シャーレ及びそれに類したものを固定するた
めに、通常は、一般に低含量の無機充填剤を有する易流
動性セメント材料が使用される。このようなセメント材
料は、イオン反応による、例えばいわゆる燐酸亜鉛もし
くはガラスイオノマーセメント、又は更に重合反応、例
えばメタクリル酸エステルのラジカル重合によるかのい
ずれかにより硬化する。
て必要な粘度調整により制限される。例えば、歯牙充填
材料は、なお歯科医が適当な器具、例えばスパチュラ及
び球状充填器を用いて窩洞中に充填することができる程
に塑性変形可能であるべきであり、従って該材料は加圧
下に、窩洞に流出する程完全に液状化可能であり、かつ
器具でまたなお、表面を自然の状態に合わせることがで
きるように加工可能であるべきである。インレー、アン
レー、外装シャーレ及びそれに類したものを固定するた
めに、通常は、一般に低含量の無機充填剤を有する易流
動性セメント材料が使用される。このようなセメント材
料は、イオン反応による、例えばいわゆる燐酸亜鉛もし
くはガラスイオノマーセメント、又は更に重合反応、例
えばメタクリル酸エステルのラジカル重合によるかのい
ずれかにより硬化する。
【0004】最後に挙げた材料は、特に、例えばセラミ
ック又はプラスチックからなる、十分に透明なインレ
ー、アンレー並びに外装シャーレが問題となる場合に使
用される。標準的には、このために有利な光硬化性材料
が使用され。この場合一部は後続のレドックス法を介し
て再度後硬化が行われる。
ック又はプラスチックからなる、十分に透明なインレ
ー、アンレー並びに外装シャーレが問題となる場合に使
用される。標準的には、このために有利な光硬化性材料
が使用され。この場合一部は後続のレドックス法を介し
て再度後硬化が行われる。
【0005】欧州特許出願第0325266号明細書
は、例えば2工程で硬化される、インレー、アンレー並
びに外装シャーレをセメント合着するためにも使用する
ことができる歯科用材料が開示した。このために、該材
料は種々の光吸収力を有する2種類の異なった光重合開
始剤を含有する。この特許明細書には、確かに高充填さ
れた歯科用充填材料が記載されているが、この方法で製
造されるセンメト合着材料は、通常50重量%未満を有
する。
は、例えば2工程で硬化される、インレー、アンレー並
びに外装シャーレをセメント合着するためにも使用する
ことができる歯科用材料が開示した。このために、該材
料は種々の光吸収力を有する2種類の異なった光重合開
始剤を含有する。この特許明細書には、確かに高充填さ
れた歯科用充填材料が記載されているが、この方法で製
造されるセンメト合着材料は、通常50重量%未満を有
する。
【0006】セメント合着及び接着剤の分野に対する要
求は、なお多くの要求がある。この場合、しばしば極め
て微細なギャップに接着剤を充填すべき場合には、加圧
下に高められた流動性が必要である。この場合、通常は
低圧下でフィルム厚さ<25μmが達成されるべきであ
る。従って、従来は、ユーザにとってなお自由に使用可
能である程の高い粘性でありかつ高充填された材料を製
造及び使用することは不可能であった。
求は、なお多くの要求がある。この場合、しばしば極め
て微細なギャップに接着剤を充填すべき場合には、加圧
下に高められた流動性が必要である。この場合、通常は
低圧下でフィルム厚さ<25μmが達成されるべきであ
る。従って、従来は、ユーザにとってなお自由に使用可
能である程の高い粘性でありかつ高充填された材料を製
造及び使用することは不可能であった。
【0007】従来、たいていの多成分製剤はスパチュラ
で台、例えばブロックの上で混合される。従って、この
場合には、個々の成分の適当な容量又は混合比で前調合
された容量をブロックの上に載せ、引き続きスパチュラ
で混合する。この処置は従来勿論、混合運動により完全
な混合が保証される程度に強度に液状化する、比較的低
い粘度又は高いチキソトロピーの材料でのみ有効であっ
たにすぎない。低いチキソトロピー及び極めて高充填さ
れた材料の場合には、この剪断力を全体的に施すことは
不可能である。
で台、例えばブロックの上で混合される。従って、この
場合には、個々の成分の適当な容量又は混合比で前調合
された容量をブロックの上に載せ、引き続きスパチュラ
で混合する。この処置は従来勿論、混合運動により完全
な混合が保証される程度に強度に液状化する、比較的低
い粘度又は高いチキソトロピーの材料でのみ有効であっ
たにすぎない。低いチキソトロピー及び極めて高充填さ
れた材料の場合には、この剪断力を全体的に施すことは
不可能である。
【0008】更に、前調合した多成分材料をカプセル内
で混合することも公知である(例えば欧州特許第015
7121号明細書)。この場合には専ら、粉末/液体系
が使用され、その際カプセル成形体内に粉末、例えばガ
ラスイオノマーセメント粉末が、かつこの容器に取り付
けられた外側クッション内に液状成分が貯蔵され、該液
状成分は混合前に特殊な活性剤系によって噴射される。
引き続き、このカプセルは振幅>5mmで高周波振動で
カプセル内で混合される。この方式における欠点は、勿
論、エネルギー伝達がなお比較的に悪く、かつ混合運動
の際に室内でしばしば幾分か空気が一緒に取り入れられ
ることにある。
で混合することも公知である(例えば欧州特許第015
7121号明細書)。この場合には専ら、粉末/液体系
が使用され、その際カプセル成形体内に粉末、例えばガ
ラスイオノマーセメント粉末が、かつこの容器に取り付
けられた外側クッション内に液状成分が貯蔵され、該液
状成分は混合前に特殊な活性剤系によって噴射される。
引き続き、このカプセルは振幅>5mmで高周波振動で
カプセル内で混合される。この方式における欠点は、勿
論、エネルギー伝達がなお比較的に悪く、かつ混合運動
の際に室内でしばしば幾分か空気が一緒に取り入れられ
ることにある。
【0009】欧州特許第232733号から、低〜中粘
度の材料(歯科用材料又はエポキシ接着剤)をいわゆる
静的混合部材を用いて相互に均質に混合することが公知
である。この場合には、材料は、螺旋混合部材が組み込
まれたカニューレを経て押し出される。
度の材料(歯科用材料又はエポキシ接着剤)をいわゆる
静的混合部材を用いて相互に均質に混合することが公知
である。この場合には、材料は、螺旋混合部材が組み込
まれたカニューレを経て押し出される。
【0010】米国特許第4219619号明細書には、
歯冠及びブリッジを挿入するための振動する歯科用機器
が記載されている。この場合には、20〜100Hzの
範囲内の比較的低い周波数の振動により通常の低粘度の
セメントが歯冠を伝達連鎖:振動機−咬合記録体−歯冠
を用いて液状化される。この場合、高粘度材料の液状化
は、記載されていない。充填コンパウンド又はコンパウ
ンドセメントの使用も記載されていない。更に、該方法
は、歯医者が特別に購入しなければならい特殊な機器を
必要とする。
歯冠及びブリッジを挿入するための振動する歯科用機器
が記載されている。この場合には、20〜100Hzの
範囲内の比較的低い周波数の振動により通常の低粘度の
セメントが歯冠を伝達連鎖:振動機−咬合記録体−歯冠
を用いて液状化される。この場合、高粘度材料の液状化
は、記載されていない。充填コンパウンド又はコンパウ
ンドセメントの使用も記載されていない。更に、該方法
は、歯医者が特別に購入しなければならい特殊な機器を
必要とする。
【0011】従って、従来は、多成分の、高充填され
た、高粘度の材料をユーザ(従って手によるか又は混合
スパチュラで)が均質に混合することができる方法は、
提案されていない。
た、高粘度の材料をユーザ(従って手によるか又は混合
スパチュラで)が均質に混合することができる方法は、
提案されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
の製造方法で製造することができかつ新規の方法で使用
することができる、極端に高充填したかつ高粘度の材料
をユーザに提供することにより前記問題点を解決するこ
とであった。
の製造方法で製造することができかつ新規の方法で使用
することができる、極端に高充填したかつ高粘度の材料
をユーザに提供することにより前記問題点を解決するこ
とであった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、その粘
度が通常の方法で加工することができない程高い高充填
した材料を振動処理により、規定どおりに製造し、加工
しかつ使用することができることにある。
度が通常の方法で加工することができない程高い高充填
した材料を振動処理により、規定どおりに製造し、加工
しかつ使用することができることにある。
【0014】本発明の対象は、結合剤及び平均(重量平
均)粒度<50μmを有する、高い割合の充填剤を含有
する硬化性材料であって、該硬化性材料は、その充填剤
の割合が、特定の用途のためにその高い粘度に基づき使
用不能であり、かつ振幅1μm〜5mmで周波数範囲2
0Hz〜20MHzの振動を作用させることにより、規
定どおりに使用できるように液状化することができる程
度であることを特徴とする。
均)粒度<50μmを有する、高い割合の充填剤を含有
する硬化性材料であって、該硬化性材料は、その充填剤
の割合が、特定の用途のためにその高い粘度に基づき使
用不能であり、かつ振幅1μm〜5mmで周波数範囲2
0Hz〜20MHzの振動を作用させることにより、規
定どおりに使用できるように液状化することができる程
度であることを特徴とする。
【0015】本発明のもう1つの対象は、前記材料の製
造方法であって、該方法は、充填剤を結合剤と、振幅1
μm〜5mmで周波数範囲20Hz〜20MHzの振動
を作用させて混合することを特徴とする。
造方法であって、該方法は、充填剤を結合剤と、振幅1
μm〜5mmで周波数範囲20Hz〜20MHzの振動
を作用させて混合することを特徴とする。
【0016】更に、本発明の対象は、成分を2つの工具
の間で剪断運動によって混合することより、多成分の、
高充填した、高粘度の材料を混合する方法であって、該
方法は、工具の少なくとも一方を振幅1μm〜5mmで
周波数範囲20Hz〜20MHzで振動させことを特徴
とする。
の間で剪断運動によって混合することより、多成分の、
高充填した、高粘度の材料を混合する方法であって、該
方法は、工具の少なくとも一方を振幅1μm〜5mmで
周波数範囲20Hz〜20MHzで振動させことを特徴
とする。
【0017】更に、本発明の対象は、高周波数振動を用
いてインレー、アンレー、外装シャーレ及びそれに類す
るものを固定するために高充填した歯科用材料を使用す
ることである。
いてインレー、アンレー、外装シャーレ及びそれに類す
るものを固定するために高充填した歯科用材料を使用す
ることである。
【0018】有利には、振動は超音波装置を用いて発生
させる。
させる。
【0019】本発明による周波数範囲は、有利には50
Hz〜50kHz、特に100Hz〜30kHzであ
る。有利な振幅は、20μm〜2mm、特に50μm〜
1mmである。
Hz〜50kHz、特に100Hz〜30kHzであ
る。有利な振幅は、20μm〜2mm、特に50μm〜
1mmである。
【0020】本発明による方法を用いると、第一に、該
材料が公知方法ではユーザでは(即ち、手で又は混合ス
パチュラを用いて)もはや混合することができない高さ
の粘度を有する材料も混合することができる。このよう
な多成分の形の材料は、特に常に、複数の種類の異なっ
た硬化機構を相互に組み合わせたい場合に有利である。
特に有利であるのは、シャドー領域内で光硬化の分野に
おいてである。この場合には、メタクリレートのための
レドックス開始剤系のような、露光源に依存しない第2
の硬化機構を使用することもできる。該系は例えばペル
オキシド、例えばベンゾイルペルオキシド、及び活性
剤、例えばアミン、特に芳香族アミン又はその他の還元
剤、例えばバルビチュル酸、又はそれらの誘導体もしく
は更にマロニルスルホンアミド及びそれら誘導体からな
る。
材料が公知方法ではユーザでは(即ち、手で又は混合ス
パチュラを用いて)もはや混合することができない高さ
の粘度を有する材料も混合することができる。このよう
な多成分の形の材料は、特に常に、複数の種類の異なっ
た硬化機構を相互に組み合わせたい場合に有利である。
特に有利であるのは、シャドー領域内で光硬化の分野に
おいてである。この場合には、メタクリレートのための
レドックス開始剤系のような、露光源に依存しない第2
の硬化機構を使用することもできる。該系は例えばペル
オキシド、例えばベンゾイルペルオキシド、及び活性
剤、例えばアミン、特に芳香族アミン又はその他の還元
剤、例えばバルビチュル酸、又はそれらの誘導体もしく
は更にマロニルスルホンアミド及びそれら誘導体からな
る。
【0021】本発明に基づき混合すべき歯科用材料に
は、エチレン不飽和モノマーもしくはポリマー、例えば
モノマー及びポリマーのアクリレート及びメタクリレー
トが該当する。このことに関しては、西独国特許出願公
開第3609038号明細書に記載された材料を参照さ
れたい。この場合には、そこに記載されたX線不透過性
充填剤を省くこともできる。
は、エチレン不飽和モノマーもしくはポリマー、例えば
モノマー及びポリマーのアクリレート及びメタクリレー
トが該当する。このことに関しては、西独国特許出願公
開第3609038号明細書に記載された材料を参照さ
れたい。この場合には、そこに記載されたX線不透過性
充填剤を省くこともできる。
【0022】歯科用材料のためのエチレン不飽和モノマ
ーもしくはポリマーとしては、例えばモノマー及びポリ
マーのアクリレート及び特にメタクリレートを挙げるこ
とができる。重合可能な歯科用材料においては、特にし
ばしばビスフェノール−A及びグリシジルメタクリレー
ト又はそのイソシアネートの付加により得られた誘導体
をベースとする米国特許第3066112号明細書記載
の長鎖状モノマーが使用される。1価又は有利には多価
アルコールのアクリル酸−又はメタクリル酸エステル、
例えばトリエチレングリコールメタクリレート等が特に
好適である。また、西独国特許第2816832項明細
書に記載されたビスヒドロキシメチルトリシクロ−
(5.2.1.02,6)−デカンのジアクリル−及びジ
メタクリル酸エステルも、特に好適である。例えば西独
国特許出願公開第2312559号明細書に記載されて
いるような、ジイソシアネート及びヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートからの反応生成物を使用すること
もできる。勿論、適当なモノマーもしくはそれから製造
された不飽和ポリマーからなる混合物を使用することも
できる。
ーもしくはポリマーとしては、例えばモノマー及びポリ
マーのアクリレート及び特にメタクリレートを挙げるこ
とができる。重合可能な歯科用材料においては、特にし
ばしばビスフェノール−A及びグリシジルメタクリレー
ト又はそのイソシアネートの付加により得られた誘導体
をベースとする米国特許第3066112号明細書記載
の長鎖状モノマーが使用される。1価又は有利には多価
アルコールのアクリル酸−又はメタクリル酸エステル、
例えばトリエチレングリコールメタクリレート等が特に
好適である。また、西独国特許第2816832項明細
書に記載されたビスヒドロキシメチルトリシクロ−
(5.2.1.02,6)−デカンのジアクリル−及びジ
メタクリル酸エステルも、特に好適である。例えば西独
国特許出願公開第2312559号明細書に記載されて
いるような、ジイソシアネート及びヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートからの反応生成物を使用すること
もできる。勿論、適当なモノマーもしくはそれから製造
された不飽和ポリマーからなる混合物を使用することも
できる。
【0023】光重合開始剤としては、UV又は可視光線
の照射後に重合を開始させるあらゆる物質、例えばベン
ゾインアルキルエーテル、ベンジルケタール、アシルホ
スフィノキシド又は脂肪族及び芳香族1,2−ジケト化
合物、例えばカンファーキノンを使用することができ
る。この場合には、光重合は自体公知の方法で第三アミ
ン又は有機ホスフィンを添加することにより促進するこ
とができる。
の照射後に重合を開始させるあらゆる物質、例えばベン
ゾインアルキルエーテル、ベンジルケタール、アシルホ
スフィノキシド又は脂肪族及び芳香族1,2−ジケト化
合物、例えばカンファーキノンを使用することができ
る。この場合には、光重合は自体公知の方法で第三アミ
ン又は有機ホスフィンを添加することにより促進するこ
とができる。
【0024】レドックス機構を介して重合を開始させる
ための適当な開始剤系は、例えばペルオキシド/アミン
又はペルオキシド/バルビチュル酸誘導体系及びそれに
類似のものである。このような開始剤系を使用する際に
は、開始剤(例えばペルオキシド)と触媒成分(例えば
アミン)を別々に用意するのが有利である。次いで、両
者の成分を使用直前に相互に均質に混合する。
ための適当な開始剤系は、例えばペルオキシド/アミン
又はペルオキシド/バルビチュル酸誘導体系及びそれに
類似のものである。このような開始剤系を使用する際に
は、開始剤(例えばペルオキシド)と触媒成分(例えば
アミン)を別々に用意するのが有利である。次いで、両
者の成分を使用直前に相互に均質に混合する。
【0025】しかしまた、本発明による方法は、別の多
成分のかつ高粘度の材料のために、例えば高粘度の硬化
性材料又は歯牙セメント、例えばガラスイオノマーセメ
ント又は亜鉛/燐酸塩セメントの混合のためにも使用す
ることができる。
成分のかつ高粘度の材料のために、例えば高粘度の硬化
性材料又は歯牙セメント、例えばガラスイオノマーセメ
ント又は亜鉛/燐酸塩セメントの混合のためにも使用す
ることができる。
【0026】従来まともに混合することができなかっ
た、高充填した高粘度の材料を使用することにより、多
成分接着剤及び充填材料の分野にも、新規の用途が開か
れる。
た、高充填した高粘度の材料を使用することにより、多
成分接着剤及び充填材料の分野にも、新規の用途が開か
れる。
【0027】勿論、該方法は歯科用製剤を混合するため
に有利である。
に有利である。
【0028】驚異的にも、インレー、アンレー並びに外
装シャーレを固定する際に高周波数の振動を使用するこ
とにより、高粘度の、高充填した材料も、代生部分並び
に残りの歯牙硬質物の濡れが最適でありかつセメント固
定コンパウンドの最低フィルム厚さが達成されるほど易
流動性になることが判明した。
装シャーレを固定する際に高周波数の振動を使用するこ
とにより、高粘度の、高充填した材料も、代生部分並び
に残りの歯牙硬質物の濡れが最適でありかつセメント固
定コンパウンドの最低フィルム厚さが達成されるほど易
流動性になることが判明した。
【0029】この場合、高周波振動とは、200Hz以
上の振動であると解される。1MHz以上のの周波数
は、セメント合着のためにはもはや不適当である。
上の振動であると解される。1MHz以上のの周波数
は、セメント合着のためにはもはや不適当である。
【0030】有利には、1000Hz以上、有利には5
000Hz以上、特に有利には10000Hz以上の高
周波数の振動を使用するのが有利である。
000Hz以上、特に有利には10000Hz以上の高
周波数の振動を使用するのが有利である。
【0031】固定のためには、いわゆる“ソニック・ス
ケーラ(Sonic Scalern)”及び/又は“ウルトラソニッ
ク・スケーラ(Ultrasonic Scalern)”での高周波数の振
動が好ましい。このような装置は、歯科臨床において歯
石並びに過剰充填の除去のために既に長い間使用されて
いる。超音波をかけると、それに加え同時に水供給を上
回る冷却が達成される。本発明による用途においては、
この水冷を省き、丸みを帯びたスケーラ部分でインレ
ー、アンレー又は外装シャーレの表面に、これがコンパ
ウンドを充填した窩洞に侵入することができるように僅
かな圧力を及ぼすのが有利である。
ケーラ(Sonic Scalern)”及び/又は“ウルトラソニッ
ク・スケーラ(Ultrasonic Scalern)”での高周波数の振
動が好ましい。このような装置は、歯科臨床において歯
石並びに過剰充填の除去のために既に長い間使用されて
いる。超音波をかけると、それに加え同時に水供給を上
回る冷却が達成される。本発明による用途においては、
この水冷を省き、丸みを帯びたスケーラ部分でインレ
ー、アンレー又は外装シャーレの表面に、これがコンパ
ウンドを充填した窩洞に侵入することができるように僅
かな圧力を及ぼすのが有利である。
【0032】この場合には、超音波装置と例えばインレ
ー表面との間に、超音波装置のエネルギー供給を介する
インレー表面の損傷を回避するために、中間層、例えば
紙、パラフィン紙を入れるのが有利である。これはまた
好ましい実施態様においては、スケーラ中心部分にプラ
スチックスリーブを被せることにより行うことができ
る。このために高弾性の、ゴム状材料、例えば咬合記録
材料を使用することは不適当である、それというのも該
材料は高周波数の振動をもはや伝達せずに、吸収するか
らである。
ー表面との間に、超音波装置のエネルギー供給を介する
インレー表面の損傷を回避するために、中間層、例えば
紙、パラフィン紙を入れるのが有利である。これはまた
好ましい実施態様においては、スケーラ中心部分にプラ
スチックスリーブを被せることにより行うことができ
る。このために高弾性の、ゴム状材料、例えば咬合記録
材料を使用することは不適当である、それというのも該
材料は高周波数の振動をもはや伝達せずに、吸収するか
らである。
【0033】該複合充填材料は、有利には以下の成分を
含有する: a)無機充填剤60〜95重量%、有利には70〜90
重量%、 b)エチレン不飽和重合性モノマー及び/又はポリマー
4〜39.99重量%、有利には9〜29.9重量%、 c)光重合開始剤0.01〜3重量%、有利には0.1
〜2重量%並びに d)場合により活性剤、レドックス重合を開始させるた
めの開始剤並びに顔料、X線不透過性添加物及び/又は
チキソトロピー助剤 を含有する。
含有する: a)無機充填剤60〜95重量%、有利には70〜90
重量%、 b)エチレン不飽和重合性モノマー及び/又はポリマー
4〜39.99重量%、有利には9〜29.9重量%、 c)光重合開始剤0.01〜3重量%、有利には0.1
〜2重量%並びに d)場合により活性剤、レドックス重合を開始させるた
めの開始剤並びに顔料、X線不透過性添加物及び/又は
チキソトロピー助剤 を含有する。
【0034】充填剤は、有利には平均粒度分布<20μ
m、特に<5μm並びに粒度上限150μm、有利には
70μm、特に<25μmを有する。平均粒度0.02
〜0.06μmを有する充填剤5〜25重量%及び平均
粒度1〜5μmを有する充填剤65〜85重量%を含有
する、いわゆる混成コンパウンドが特に有利に使用され
る。無機充填剤は、例えば石英、粉砕したガラス、シリ
カゲル並びに熱分解珪酸又はその顆粒であってもよい。
X線不透過性充填剤を少なくとも部分的に併用するのが
特に有利である。これらは一方では、X線不透過性ガラ
ス、従って例えばストロンチウム、バリウム又はランタ
ンを含有するガラスであってよく、又は充填剤の一部
は、例えばフッ化イットリウム、ヘキサフルオロジルコ
ニウム酸ストロンチウム又は希土類金属のフッ化物から
なる。
m、特に<5μm並びに粒度上限150μm、有利には
70μm、特に<25μmを有する。平均粒度0.02
〜0.06μmを有する充填剤5〜25重量%及び平均
粒度1〜5μmを有する充填剤65〜85重量%を含有
する、いわゆる混成コンパウンドが特に有利に使用され
る。無機充填剤は、例えば石英、粉砕したガラス、シリ
カゲル並びに熱分解珪酸又はその顆粒であってもよい。
X線不透過性充填剤を少なくとも部分的に併用するのが
特に有利である。これらは一方では、X線不透過性ガラ
ス、従って例えばストロンチウム、バリウム又はランタ
ンを含有するガラスであってよく、又は充填剤の一部
は、例えばフッ化イットリウム、ヘキサフルオロジルコ
ニウム酸ストロンチウム又は希土類金属のフッ化物から
なる。
【0035】ポリマーマトリックス中に良好に導入する
ためには、無機充填剤を疎水性にするのが有利である。
通常の疎水性化剤は、シラン、例えばトリメトキシメタ
クリロリルオキシプロピルシランである。
ためには、無機充填剤を疎水性にするのが有利である。
通常の疎水性化剤は、シラン、例えばトリメトキシメタ
クリロリルオキシプロピルシランである。
【0036】混合すべき材料中の充填剤の割合は、例え
ば60〜95重量%であり、この場合、歯科用製剤のた
めには、充填剤は80〜95重量%、及び接着剤及び充
填材料のためには60〜80重量%であるのが特に重要
である。
ば60〜95重量%であり、この場合、歯科用製剤のた
めには、充填剤は80〜95重量%、及び接着剤及び充
填材料のためには60〜80重量%であるのが特に重要
である。
【0037】高い充填剤割合を有する本発明による材料
を製造するには、例えば従来のニーダを操作し、該ニー
ダに振幅1μm〜5mmで周波数範囲20Hz〜20M
Hzの振動を与える。この場合、与えられた振動によ
り、これらの成分を製造過程中、明らかに高められた充
填剤割合が生じるまで液状に保つ。その際、振動の停止
後に、該材料は、通常の適用法ではもはや加工できない
程高粘度になる。その後は、該材料は新規の本発明によ
る方法で振幅1μm〜5mmで周波数範囲20Hz〜2
0MHzの振動を与えることによってのみ加工可能にす
ることができる。
を製造するには、例えば従来のニーダを操作し、該ニー
ダに振幅1μm〜5mmで周波数範囲20Hz〜20M
Hzの振動を与える。この場合、与えられた振動によ
り、これらの成分を製造過程中、明らかに高められた充
填剤割合が生じるまで液状に保つ。その際、振動の停止
後に、該材料は、通常の適用法ではもはや加工できない
程高粘度になる。その後は、該材料は新規の本発明によ
る方法で振幅1μm〜5mmで周波数範囲20Hz〜2
0MHzの振動を与えることによってのみ加工可能にす
ることができる。
【0038】本発明による混合方法では、2つの工具の
間で剪断力が成分に伝達されるように実施する。該方法
は、例えば、振動するスパチュラを使用し、対応部材と
してまたブロック又はガラス板を設けることにより行う
ことができる。例えばスパチュラの振動運動の下で、材
料は液状化しかつ相応して良好に混合することができ
る。しかしまた、もう1つの可能性は、その内部で市販
の固定スパチュラで材料を混合することができる、振動
するスプーンに似た成形体を使用することである。振動
するプレートと市販のスパチュラも、1つの可能な系で
ある。2つの工具、すなわちスパチュラとブロックを同
時に振動させることも可能である。
間で剪断力が成分に伝達されるように実施する。該方法
は、例えば、振動するスパチュラを使用し、対応部材と
してまたブロック又はガラス板を設けることにより行う
ことができる。例えばスパチュラの振動運動の下で、材
料は液状化しかつ相応して良好に混合することができ
る。しかしまた、もう1つの可能性は、その内部で市販
の固定スパチュラで材料を混合することができる、振動
するスプーンに似た成形体を使用することである。振動
するプレートと市販のスパチュラも、1つの可能な系で
ある。2つの工具、すなわちスパチュラとブロックを同
時に振動させることも可能である。
【0039】本発明による方法のもう1つの実施態様
は、動的又は静的ミキサーで混合することである。この
場合には、振動は有利にカニューレの壁で又は螺旋混合
部材に適用することができる。この場合には、振動させ
なければ工具を破壊せずには該装置から押し出すことが
できない程高粘度の材料をも相互に均質に混合すること
ができる。この実施態様は、歯科用材料又は接着剤もし
くは充填材料のために特に好適である。
は、動的又は静的ミキサーで混合することである。この
場合には、振動は有利にカニューレの壁で又は螺旋混合
部材に適用することができる。この場合には、振動させ
なければ工具を破壊せずには該装置から押し出すことが
できない程高粘度の材料をも相互に均質に混合すること
ができる。この実施態様は、歯科用材料又は接着剤もし
くは充填材料のために特に好適である。
【0040】振動を発生させるには、圧電または勿論電
磁モータを用いて相応する振動を起こさせることができ
る固有の装置を使用してもよく、又は歯科医において既
存の装置、例えば超音波スケール又は電気歯ブラシを使
用し、それに相応する対応部材を設けかつ起動後に振動
を材料に伝達することもできる。本発明による範囲内の
振動の発生は、公知技術水準である。
磁モータを用いて相応する振動を起こさせることができ
る固有の装置を使用してもよく、又は歯科医において既
存の装置、例えば超音波スケール又は電気歯ブラシを使
用し、それに相応する対応部材を設けかつ起動後に振動
を材料に伝達することもできる。本発明による範囲内の
振動の発生は、公知技術水準である。
【0041】
【発明の効果】1.西独国特許出願公開第403250
5号明細書記載に類似した、しかし今や付加的に第2の
硬化機構を含有することができる、高粘度の、多成分セ
メント合着材料を使用することができる。これにより、
シャドー領域での硬化が可能である。
5号明細書記載に類似した、しかし今や付加的に第2の
硬化機構を含有することができる、高粘度の、多成分セ
メント合着材料を使用することができる。これにより、
シャドー領域での硬化が可能である。
【0042】2.多成分系において初めて、気泡の無い
混合が可能である。前記範囲内の高周波振動で、気泡も
高粘度材料から完全に除去することができる。これによ
り、美的利点に加えて、材料の硬度も好ましく影響され
る、それというのも気泡はまた常に表面で見られるから
である。
混合が可能である。前記範囲内の高周波振動で、気泡も
高粘度材料から完全に除去することができる。これによ
り、美的利点に加えて、材料の硬度も好ましく影響され
る、それというのも気泡はまた常に表面で見られるから
である。
【0043】3.極めて高い充填物割合を有する歯科用
製剤が製造され、ひいては該製剤は硬化した状態で特に
高い持続強度及び耐摩耗性を有する。
製剤が製造され、ひいては該製剤は硬化した状態で特に
高い持続強度及び耐摩耗性を有する。
【0044】4.高められた充填剤割合により、重合収
縮、熱膨張並びに摩耗が減少せしめられる。
縮、熱膨張並びに摩耗が減少せしめられる。
【0045】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳細に説明す
る。
る。
【0046】例 1 ビスアクリルオキシメチルトリシクロ−(5.2.1.
02,6)−デカン70重量部及び2,2−ビス−4−
(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシフ
ェニル)−プロパン30重量部並びにp−クロルベンゾ
イルペルオキシド1重量部を混合して均一溶液1にす
る。
02,6)−デカン70重量部及び2,2−ビス−4−
(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシフ
ェニル)−プロパン30重量部並びにp−クロルベンゾ
イルペルオキシド1重量部を混合して均一溶液1にす
る。
【0047】同重量部のモノマー並びにp−N,N,−
ジエチルアミノトルイジン1重量部並びにN,N,−ジ
メチルアミノエチルメタクリレート3重量部及びカンフ
ァーキノン0.3重量部を混合して均一溶液2にする。
ジエチルアミノトルイジン1重量部並びにN,N,−ジ
メチルアミノエチルメタクリレート3重量部及びカンフ
ァーキノン0.3重量部を混合して均一溶液2にする。
【0048】溶液1の21重量部を、平均粒度1.5μ
mのシラン化された歯状の十分に着色された石英55重
量部並びに平均粒度0.04μmのシラン化された発熱
ケイ酸5重量部並びに平均粒度1μmのシラン化された
フッ化イットリウム19重量部と共にこねて均一なペー
スト1(触媒ペースト)にする。
mのシラン化された歯状の十分に着色された石英55重
量部並びに平均粒度0.04μmのシラン化された発熱
ケイ酸5重量部並びに平均粒度1μmのシラン化された
フッ化イットリウム19重量部と共にこねて均一なペー
スト1(触媒ペースト)にする。
【0049】溶液2の21重量部を同重量部の石英、発
熱ケイ酸並びにフッ化イットリウムと共にこねて均一な
ペースト2(基礎ペースト)にする。
熱ケイ酸並びにフッ化イットリウムと共にこねて均一な
ペースト2(基礎ペースト)にする。
【0050】触媒−及び基礎ペーストを、従来の道具、
例えばスパーテル/ブロック(Spatel/Bloc
k)、混合カプセル(Mischkapsel)等を用
いて相互に不均一に混合することができる。
例えばスパーテル/ブロック(Spatel/Bloc
k)、混合カプセル(Mischkapsel)等を用
いて相互に不均一に混合することができる。
【0051】触媒ペースト0.5gを基礎ペースト0.
5gと共に電動歯ブラシ用の匙様用具中に装入する。市
販のプラスチックスパーテルを用いて物質を、粘度が高
くなって自体こねるのが不可能になる程には混合するこ
とができない。電動歯ブラシの運転開始後に匙様用具を
振動数50Hz及び偏差0.8mmで振動させる。材料
は、この状態で即座に非常に美しく混合でき、均一混合
された最終生成物が得られる。振動の停止後すぐに、混
合されたペーストは、物質を良好に塑像可能にする高い
粘度を有する。
5gと共に電動歯ブラシ用の匙様用具中に装入する。市
販のプラスチックスパーテルを用いて物質を、粘度が高
くなって自体こねるのが不可能になる程には混合するこ
とができない。電動歯ブラシの運転開始後に匙様用具を
振動数50Hz及び偏差0.8mmで振動させる。材料
は、この状態で即座に非常に美しく混合でき、均一混合
された最終生成物が得られる。振動の停止後すぐに、混
合されたペーストは、物質を良好に塑像可能にする高い
粘度を有する。
【0052】ペーストは、加工時間7.5分を有し、1
5分以内に硬化する(23℃)。硬化された材料の耐圧
強度は、暗所での硬化後には350MPaであり、この
耐圧体の両側を更に市販の歯科用の照明体(Elipa
r Visio,ESPE)で20秒間照射すると、耐
圧強度400MPaが得られる。物質の表面硬度は、暗
所で硬化されても、明所でも240MPaである。
5分以内に硬化する(23℃)。硬化された材料の耐圧
強度は、暗所での硬化後には350MPaであり、この
耐圧体の両側を更に市販の歯科用の照明体(Elipa
r Visio,ESPE)で20秒間照射すると、耐
圧強度400MPaが得られる。物質の表面硬度は、暗
所で硬化されても、明所でも240MPaである。
【0053】前記例により、先づ本発明の方法を用いて
基礎−及び触媒ペーストの混合が達成でき、かつそうし
て、高粘稠性特性を有し、同様に本発明による方法での
混合後に有価の物理特性を有する物質が製造できること
が、判明している。この物質は、混合後完全に気泡不含
であり、即ち流動性セメントの場合に通例混入された気
泡は、振動により完全に除去された。粘度は、導入され
た振動により、膜厚測定に基づき示され得るように約1
0倍低下する。2枚のガラス板の間に基礎ペースト約5
00mgを充填し、続いてこれに全負荷重量15KPを
荷重すると、測定時間3分後に膜厚110μmが得られ
る。測定は、前記のように実施するが、ガラス板を例中
に記載の電動歯ブラシを用いて振動させると、膜厚10
μmが得られる。即ち、本発明による方法を用いると、
必要な25μmをはるかにこえる膜厚を通常有する高硬
度のペーストをセメント塗布目的のために使用すること
も可能である。導入された振動によって膜厚は10倍だ
け、110μmから約10μmまで低下する。
基礎−及び触媒ペーストの混合が達成でき、かつそうし
て、高粘稠性特性を有し、同様に本発明による方法での
混合後に有価の物理特性を有する物質が製造できること
が、判明している。この物質は、混合後完全に気泡不含
であり、即ち流動性セメントの場合に通例混入された気
泡は、振動により完全に除去された。粘度は、導入され
た振動により、膜厚測定に基づき示され得るように約1
0倍低下する。2枚のガラス板の間に基礎ペースト約5
00mgを充填し、続いてこれに全負荷重量15KPを
荷重すると、測定時間3分後に膜厚110μmが得られ
る。測定は、前記のように実施するが、ガラス板を例中
に記載の電動歯ブラシを用いて振動させると、膜厚10
μmが得られる。即ち、本発明による方法を用いると、
必要な25μmをはるかにこえる膜厚を通常有する高硬
度のペーストをセメント塗布目的のために使用すること
も可能である。導入された振動によって膜厚は10倍だ
け、110μmから約10μmまで低下する。
【0054】例 2 例1のペースト双方を同量、市販の混合台(Misch
block:表面にワックスをかけた紙)上に装入す
る。引き続いて市販の超音波装置(Cavitron,
Firma Dentsply)に装備されるスパーテ
ルで相互に混合する。超音波装置(振動数約28KH
z、振幅0.05mm)の作動後、物質を簡単に相互に
混合させ、その際、混合後に気泡は全くみられない。超
音波装置の停止後に、混合されたペーストは、すぐに再
び、本来の高い粘度を有する。そのように混合された物
質は、例1中に記載のような物理的特性を有する。
block:表面にワックスをかけた紙)上に装入す
る。引き続いて市販の超音波装置(Cavitron,
Firma Dentsply)に装備されるスパーテ
ルで相互に混合する。超音波装置(振動数約28KH
z、振幅0.05mm)の作動後、物質を簡単に相互に
混合させ、その際、混合後に気泡は全くみられない。超
音波装置の停止後に、混合されたペーストは、すぐに再
び、本来の高い粘度を有する。そのように混合された物
質は、例1中に記載のような物理的特性を有する。
【0055】例 3 ビスアクリルオキシメチルトリシクロ−(5.2.1.
02,6)デカン70重量部及び2,2−ビス−4−(3
−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェ
ニルプロパン(Bis−GMA)30重量部、シラン化
された発熱ケイ酸7重量部、カンファーキノン0.3重
量部、N,N−ジメチルアミノメチルメタクリレート3
重量部及びレントゲン不透充填物としてのフッ化イット
リウム110重量部をこねて前混合物にする。
02,6)デカン70重量部及び2,2−ビス−4−(3
−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェ
ニルプロパン(Bis−GMA)30重量部、シラン化
された発熱ケイ酸7重量部、カンファーキノン0.3重
量部、N,N−ジメチルアミノメチルメタクリレート3
重量部及びレントゲン不透充填物としてのフッ化イット
リウム110重量部をこねて前混合物にする。
【0056】この前混合物5.96gを、できるだけ大
量のシラン化された歯状の着色石英(平均粒径約6μ
m)と共にこねる。市販のプラネタリー混練機(Pla
netenkneter)を用いて最大16gの充填物
をこね合わす。しかしながら混練機の容器を振幅0.5
mm、振動数50Hzで振動する振動板上に置くと、更
に石英6gを混ぜこむことができる。振動を止めた後で
は、混練はもはや不可能であり、物質は固体粘度を有
し、圧力下で少しも変形することはできない。
量のシラン化された歯状の着色石英(平均粒径約6μ
m)と共にこねる。市販のプラネタリー混練機(Pla
netenkneter)を用いて最大16gの充填物
をこね合わす。しかしながら混練機の容器を振幅0.5
mm、振動数50Hzで振動する振動板上に置くと、更
に石英6gを混ぜこむことができる。振動を止めた後で
は、混練はもはや不可能であり、物質は固体粘度を有
し、圧力下で少しも変形することはできない。
【0057】しかしながら、例2に記載のように、この
ペーストを振動スパーテルを用いてとりいれると、この
物質は、使用の際に再び問題なく窩洞中に充填でき、こ
の方法により極めて低い熱膨張、極めて低い摩耗並びに
少しの重合収縮を有する極めて高充填されたコンポジッ
トが得られる。その上この物質は、振動装置を用いて著
しく加工可能であり、その際、振動の停止後の固体硬度
は、特に有利であるので、過剰分及び辺縁部を非重合状
態に完全にしておくことができる。
ペーストを振動スパーテルを用いてとりいれると、この
物質は、使用の際に再び問題なく窩洞中に充填でき、こ
の方法により極めて低い熱膨張、極めて低い摩耗並びに
少しの重合収縮を有する極めて高充填されたコンポジッ
トが得られる。その上この物質は、振動装置を用いて著
しく加工可能であり、その際、振動の停止後の固体硬度
は、特に有利であるので、過剰分及び辺縁部を非重合状
態に完全にしておくことができる。
【0058】例 4 ビスアクリルオキシメチルトリシクロ−(5.2.1.
02,6)−デカン70重量部及び2,2−ビス−4−
(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシフ
ェニル)−プロパン30重量部、カンファーキノン0.
3重量部及びN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート3重量部を混合して均一な溶液にする。
02,6)−デカン70重量部及び2,2−ビス−4−
(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシフ
ェニル)−プロパン30重量部、カンファーキノン0.
3重量部及びN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート3重量部を混合して均一な溶液にする。
【0059】この溶液の21重量部を平均粒度1.5μ
mのシラン化された歯状の着色石英55重量並びに平均
粒度0.04μmのシラン化された発熱ケイ酸5重量部
並びに平均粒度1μmのシラン化されたフッ化イットリ
ウム19重量部と共にこねて均一なペーストにする。こ
のペーストは、それ自体セメント塗布に適する高粘稠性
のペースト状硬度を有する。
mのシラン化された歯状の着色石英55重量並びに平均
粒度0.04μmのシラン化された発熱ケイ酸5重量部
並びに平均粒度1μmのシラン化されたフッ化イットリ
ウム19重量部と共にこねて均一なペーストにする。こ
のペーストは、それ自体セメント塗布に適する高粘稠性
のペースト状硬度を有する。
【0060】そうして製造されたコンポジット−ペース
トでインレー窩洞を完全に満たす。引き続いてプレハブ
のコンポジットインレー(同じコンポジットペースト物
質から製造されているが、既に完全に深部まで硬化され
ている)を、ペーストで充填された窩洞中に押し込む。
引き続いて「ウルトラソニック・スカラー(Ultra
sonic Scaler;Cavitron,Fir
ma Dentsply;10000Hz)」を用い、
水冷却を止め、インレーのインレー表面上に僅かの圧力
をかけて、充填された窩洞中に沈める。超音波によっ
て、コンポジットペーストは、全部の過剰分がセメント
塗布細隙から湧き出し、かつインレーが完全に適合する
まで窩洞中に押しこまれる位に液化する。過剰分を、引
き続いてゾンデ及びデンタルフロスで除去し、これはペ
ーストの高い粘性に基づき、再び非常に容易にいく。引
き続いて市販の歯科用照射装置(Elipar,Fir
maESPE)を用いて全方面に60秒にわたる照射を
行なってセメント質を重合させる。引き続いてセメント
質表面及びインレーを研磨する。境界部は識別不可能で
あり、インレーは著しく適合する。
トでインレー窩洞を完全に満たす。引き続いてプレハブ
のコンポジットインレー(同じコンポジットペースト物
質から製造されているが、既に完全に深部まで硬化され
ている)を、ペーストで充填された窩洞中に押し込む。
引き続いて「ウルトラソニック・スカラー(Ultra
sonic Scaler;Cavitron,Fir
ma Dentsply;10000Hz)」を用い、
水冷却を止め、インレーのインレー表面上に僅かの圧力
をかけて、充填された窩洞中に沈める。超音波によっ
て、コンポジットペーストは、全部の過剰分がセメント
塗布細隙から湧き出し、かつインレーが完全に適合する
まで窩洞中に押しこまれる位に液化する。過剰分を、引
き続いてゾンデ及びデンタルフロスで除去し、これはペ
ーストの高い粘性に基づき、再び非常に容易にいく。引
き続いて市販の歯科用照射装置(Elipar,Fir
maESPE)を用いて全方面に60秒にわたる照射を
行なってセメント質を重合させる。引き続いてセメント
質表面及びインレーを研磨する。境界部は識別不可能で
あり、インレーは著しく適合する。
【0061】この方法を、同じ物質で同じインレーに、
しかし超音波の作用なしで実施すると、このインレーは
完全に窩洞中に導入することはできない。歯表面からイ
ンレーへの境界部は、識別可能であり、これはゾンデで
容易に確認し得る。
しかし超音波の作用なしで実施すると、このインレーは
完全に窩洞中に導入することはできない。歯表面からイ
ンレーへの境界部は、識別可能であり、これはゾンデで
容易に確認し得る。
【0062】膜厚の測定:平面金属板とガラス板との間
に、前記コンポジット各々100mgを装入し、出発層
厚500μmになるよう一様に配分する。引き続いて前
記「ウルトラソニック・スカラーズ」の平均部の表面を
用いてガラス板の上面に各々0.5KPの圧力をかけ
る。この圧力は、各々10秒の間かけ、1回毎に振動を
スタートさせ、かつ停止させる。超音波装置を作動させ
た際には膜厚10μmが得られる。超音波装置を作動さ
せない際には膜厚は400μmである。より長時間(例
えば30秒)にわたるより高圧(例えば10KP)の作
用の際にも膜厚は、50μmを下まわらない。
に、前記コンポジット各々100mgを装入し、出発層
厚500μmになるよう一様に配分する。引き続いて前
記「ウルトラソニック・スカラーズ」の平均部の表面を
用いてガラス板の上面に各々0.5KPの圧力をかけ
る。この圧力は、各々10秒の間かけ、1回毎に振動を
スタートさせ、かつ停止させる。超音波装置を作動させ
た際には膜厚10μmが得られる。超音波装置を作動さ
せない際には膜厚は400μmである。より長時間(例
えば30秒)にわたるより高圧(例えば10KP)の作
用の際にも膜厚は、50μmを下まわらない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス エルリッヒ ドイツ連邦共和国 ヴェルトゼー アウイ ンガーシュトラーセ 16 (72)発明者 オスヴァルト ガッサー ドイツ連邦共和国 ゼーフェルト ヘーエ ンシュトラーセ 10 (72)発明者 ライナー グッゲンベルガー ドイツ連邦共和国 ヘルシング ジクルシ ュトラーセ 10 (72)発明者 アンドレアス イブルク ドイツ連邦共和国 ヴェルトゼー ハウプ トシュトラーセ 43 (72)発明者 ペーター コーラン ドイツ連邦共和国 ヴァイルハイム タシ ロリング 7 (72)発明者 ミヒャエル ヨット. ノアック ドイツ連邦共和国 ベルリン 31 フェヒ ナーシュトラーセ 24 (72)発明者 ラインホルト ノヴァク ドイツ連邦共和国 アーデルスホーフェン フッガーシュトラーセ 3 (72)発明者 フランソワ ルーレ ドイツ連邦共和国 ベルリン 19 ヘルバ ルトシュトラーセ 15 (72)発明者 クラウス−ペーター シュテファン ドイツ連邦共和国 ゼーフェルト ハウプ トシュトラーセ 36アー (72)発明者 ヴェルナー ツェルナー ドイツ連邦共和国 オーベルプファッフェ ンホーフェンアム ジーストニヒトゲルン 3
Claims (20)
- 【請求項1】 結合剤及び平均(重量平均)粒度<50
μmを有する、高い割合の充填剤を含有する硬化性材料
において、その充填剤の割合が、特定の用途のためには
その高い粘度に基づき使用不能であり、かつ振幅1μm
〜5mmで周波数範囲20Hz〜20MHzの振動を作
用させることにより、規定どおりに使用できるように液
状化することができる程度であることを特徴とする硬化
性材料。 - 【請求項2】 充填剤を結合剤と、振幅1μm〜5mm
で周波数範囲20Hz〜20MHzの振動を作用させる
ことにより得られた請求項1記載の硬化性材料。 - 【請求項3】 歯科用材料である請求項1記載の硬化性
材料。 - 【請求項4】 請求項1記載の硬化性材料を製造する方
法において、充填剤を結合剤と振幅1μm〜5mmで周
波数範囲20Hz〜20MHzの振動を作用させて混合
することを特徴とする、硬化性材料の製造方法。 - 【請求項5】 成分を2つの工具の間で剪断運動によっ
て混合することにより、多成分材料を高充填した高粘度
の混合生成物に混合する方法において、工具の少なくと
も一方を振幅1μm〜5mmで周波数範囲20Hz〜2
0MHzで振動させことを特徴とする、多成分材料を高
充填した高粘度混合生成物に混合する方法。 - 【請求項6】 硬化性材料が高充填した(メタ)アクリ
レートである請求項4又は5記載の方法。 - 【請求項7】 高充填した(メタ)アクリレートが充填
剤70〜95重量%を含有する請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 一方の工具がスパチュラ及び他方の工具
がブロック又はガラス板である請求項5記載の方法。 - 【請求項9】 一方の工具が振動するスプーンに似た成
形体及び他方の工具が市販の振動しないスパチュラであ
る請求項5記載の方法。 - 【請求項10】 請求項1記載の硬化性材料の加工する
方法において、振動する工具を使用し、該工具を振幅1
μm〜5mmで周波数範囲20Hz〜20MHzで振動
させること特徴とする、硬化性材料の加工方法。 - 【請求項11】 インレー、アンレー、外装シャーレ及
びそれに類するものを固定する方法において、請求項3
記載の高充填した歯科用材料を使用し、高周波数振動を
用いることを特徴とする固定方法。 - 【請求項12】 振動を超音波装置により発生させる請
求項11記載の方法。 - 【請求項13】 振動周波数が200Hz〜1MHzの
範囲内にある請求項11又は12記載の方法。 - 【請求項14】 振動周波数が10000Hz以上であ
る請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 充填材料が以下の成分、 a)無機充填剤60〜95重量%、 b)エチレン不飽和重合性モノマー及び/又はポリマー
4〜39.99重量%、 c)光重合開始剤0.01〜3重量%、並びに d)場合により活性剤、レドックス重合を開始させるた
めの開始剤並びに顔料、X線不透過性添加物及び/又は
チキソトロピー助剤 を含有する請求項11記載の方法。 - 【請求項16】 無機充填剤の割合が70〜90重量
%、エチレン不飽和モノマー及び/又はポリマーの割合
が9〜29.9重量%及び光重合開始剤の割合が0.1
〜2重量%である請求項15記載の方法。 - 【請求項17】 無機充填剤が平均粒度≦5μm及び粒
度上限25μmを有する請求項11から16のいずれか
1項記載の方法。 - 【請求項18】 充填剤の5〜25重量%が平均粒度
0.02〜0.06μm及び充填剤の65〜85重量%
が平均粒度1〜5μmを有する請求項17記載の方法。 - 【請求項19】 成分b)が1価以上のアクリル−又は
メタクリル酸エステルである請求項15記載の方法。 - 【請求項20】 超音波装置と固定すべき部分の間に中
間層を設ける請求項12記載の方法。
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