JPS63183051A - 歯科用粘着性成形材料のための超音波振動応用填塞付形方法 - Google Patents

歯科用粘着性成形材料のための超音波振動応用填塞付形方法

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JPS63183051A
JPS63183051A JP62014279A JP1427987A JPS63183051A JP S63183051 A JPS63183051 A JP S63183051A JP 62014279 A JP62014279 A JP 62014279A JP 1427987 A JP1427987 A JP 1427987A JP S63183051 A JPS63183051 A JP S63183051A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンポジットレジン等の粘着性を有する歯科用
成形材料の填塞、付形法に関し、更に詳しくは充填用或
いは成形用器具先端部に、２迄に全く考えられたことの
無い超音波振動を与え、その微少振動効果によって従来
から作業上の最大難点となっていた材料の器具への粘着
を極めて効果的に阻止し、また材料の稠度低下を生ぜし
めて填塞付形を容易ならしめ、同時に材料の被着体への
密着適合度を向上させ、歯科の法尻な分野において効率
良く高品質の歯科施術を提供する方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
コンポジットレジンによる歯冠修復を代表例として述べ
ると、その審美性を重んじる観点からも填塞付形は極め
て重要なステップである。しかしながらレジン泥の何形
作業は実際には著しく面倒。
煩雑、且つ困難なものである。そこで本作業を簡素、能
率化し様と多くの努力がなされて来た。しかしながら其
れ等は成形用器具先端部の形態の改良程度であり、現在
でも依然として金属製のヘラ型手用成形器が多用されて
おり、振動機能を備えたものは全く使用されていない。
また、材質的には金属、プラスチック、などが用いられ
ているが、どの器具を使用してもレジン泥は器具に粘着
し、何形の困難性は依然として未解決の侭である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
歯科用粘着性材料の填塞、何形に当っては従来の方法に
は根本的に （１）材料の成形器への粘着。
（２）材料の被着体面上での滑り。
（３）材料の被着体面への密着適合性の欠如などの諸欠
点があり、其れ等は之迄枯息的手段によって処理されて
いたに過ぎない。
以下にコンポジットレジンによる歯冠修復の場合を例に
採って説明する。
（１）レジン泥の成形器具への粘着； 成形器の材質が金属であれ、プラスチックであれ、また
テフロン表面処理を施したものであれ、レジン泥は器具
に粘着する。それを根本的に防止する方法は２迄に無く
、現状ではアルコール綿球などでその都度、成形器先端
から粘着したレジン泥を拭い取ることを繰り返し、填塞
付形を行なっていた。之は大変に煩雑な作業であると共
に、左様な分離剤成分がレジンの性質を劣化させたり、
窓壁への密着性や接着性を低下させたりする恐れもあり
、決して好ましい方法ではない。
（２）築盛レジン泥の窩壁面での滑り；近年ではフィラ
ー量が多くて稠度の高いレジンが多くなっている。其れ
等の内側性傾向の強い１級窩洞や２級窩洞では填塞付形
がし易く便利である。一方、楔状欠損窩洞や広汎性５級
窩洞などでは成形器の動きに従ってレジン泥が窓壁面上
を上下左右に滑って了い、必ずしも扱い易いとは限らな
い。この事はレジン泥が硬くて流動性が悪い為であり、
その結果、レジンを窩洞へ填込後、温度が上昇してレジ
ン泥の稠度が低下し、流動性が稍々上昇してレジン泥が
窩壁面に成る程度密着する様になる迄待たないと実際の
何形に移れないのが実状であり不便である。
なお左様な状態になってもレジンの窓壁土での滑りは可
成り残存しており手用充填器による何形には相当の困難
性が依然として存在している。
（３）レジン泥の窓壁への密着適合性の欠如；流動性が
低く、窩壁面で滑り易く、且つ成形器具に粘着し易いレ
ジンでは手用器具だけによる填塞圧接ではレジン泥の充
分なる窓壁への密着適合性が得られ難い。
Ｃ問題点を解決するための手段〕 上記の如き従来技術が有している諸欠点を成形器の材質
やチップ形状を殊更に変えること無く、また分離剤を使
用することも無く除く為に本発明者は充填、成形器チッ
プより超音波振動を発生させて歯科用成形材料に超音波
振動を与えつつ填塞。
何形する方法を発明した。この方法によれば超音波振動
の弾き離し効果によりレジン泥が成形器に粘着すること
は殆んど全く起こらず、また微少振動によるチクソトロ
ピー効果によってレジン泥の稠度の低下が生じてレジン
泥の新形性や窓壁への密着適合性なども向上するのであ
る。しかして本発明は上述した如き従来技術における問
題点を悉く解決することの出来る填塞付形システムを提
供することに成功したものである。
本システムに用いる充填、成形器は次の様な性質を具備
する必要がある。
１）成形器は各種出力の超音波振動を発振することが出
来、非注水で使用しても成形器に発熱を生じない機構を
持っていること。
２）成形器先端のチップ部は金属製のみならず、プラス
チック衷のもの、厚いプラスチックの表面加工を施した
金属芯を持つもの、その他の非金属製のものなどを含む
。
３）本発明に用いる超音波は歯科一般に使用されている
ものでよく、特に限定するものではない。
上記項目２）については、金属製チップをコンポジット
レジンの填塞付形に使用するとチップと歯面及びレジン
内フィラーの摩擦によりチップが摩滅し、それがレジン
を黒く着色させたり、またチップと歯質との接触による
衝撃（音）と疼痛が著しい場合がある。従ってコンポジ
ットレジン用には金属製以外のチップの方が有利である
。
〔実施例〕
本発明者は上記システムに合致した器具を試作し、之を
用いて光重合型コンポジットレジンによる患者口内の歯
冠修復多数例に応用し、その填塞相形性能を検討した。
その結果、本成形器より発振される超音波振動の作用に
よりレジン泥の成形器チップへの粘着は殆んど無く、レ
ジン泥の稠度も適度に低下し、極めて円滑にレジン泥の
窩洞への填塞並びに何形が行なえ、本システムの有効性
が確認出来た。
更に図面によって補足すると、第１〜４図は本システム
を患者の上顎左側中切歯の歯頚部側軸に対する光重合型
コンポジットレジンによる修復に応用した際の唇側面観
図であり、第１図は罹患歯質を除去し、５級窩洞（図中
の斜線部１）が完成した図、第２図は窩洞中に光重合型
コンポジットレジンを試片成形器に超音波振動を与えつ
つ填塞した状態（図中の散点で示す部分２）であり、未
だ痛剰築盛レジンが残されている状態を示す図、第３図
は超音波振動を発振させつつ成形器（図中の４）で歯頂
側窓縁部に過剰填塞されたレジン泥を除去しつつ何形し
ている状態であり、レジン泥は成形器チップ（図中の５
）に粘着すること無く、窓縁部でスムーズに切断除去さ
れ、また施術歯には超音波振動による衝撃や疼痛なども
無く施術が円滑に進行されていることを示す図、第４図
は窩洞歯頚側に就いても同様に過剰レジンの除去と何形
が終了し、レジン泥が窩洞全体に過不足なく適正な形態
を保ちつつ窓壁に密着適合している状態（図中の３）を
示す図である。
〔発明の効果〕
本システムは光重合型レジンによる歯冠保存修復の際に
最も高頻度に有効応用されるが、その他に歯科保存の分
野では化学重合型コンポジットレジンやグラスアイオノ
マーセメントによる歯冠保存修復の際の填塞付形の時及
び窩洞形成後や粛白療法治療中のニーシノールセメント
による仮封処置の際にも、その填塞付形に有効に応用出
来る。
また、歯科補綴の分野では鋳造上前装部に光重合型或い
は化学重合型コンポジットレジンを築盛付形する際や、
光重合型レジンで義歯床のりベースをする際の床辺縁部
の過剰レジンの除去、成形などの時に有効応用出来る。
予防歯科の分野においても本システムはレジン系或いは
セメント系小窩裂溝封鎖材を使用する際に有効応用出来
る。斯様に本システムは歯科臨床の広範な分野に於いて
効率の高い、且つ高品質の施術を提供することを可能な
らしめたものである。
【図面の簡単な説明】
第１〜４図は本システムによる光重合型コンポジットレ
ジン修復のうち、窩洞完成からレジンの填塞付形名の手
順を説明するものであり、第１図は上顎左側中切歯に形
成された５級窩洞の唇側面観図、第２図は窩洞内に光重
合型コンポジットレジンを填塞した図、第３図は本シス
テムによる成形器具を使用してレジン泥を何形中の図、
第４図はレジンの填塞付形が完了した状態を示す図であ
る。 図中。 １：罹患歯質を除去し５級窩洞が完成した状態２：窩洞
中に光重合型コンポジットレジンを試片成形器に超音波
振動を与えつつ填塞した状態 ３：光重合型コンポジットレジンの填塞何形完了状態 ４：超音波充填成形器具ハンドピース部５：成形器具チ
ップ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. １　光硬化型コンポジットレジン等の粘着性を有する凡
    ゆる歯科用成形材料を口内或いは口外の技工室などにお
    いて用いる際に、充填器或いは形成器に対して市販の歯
    科用超音波振動発振器より得られる程度の振動を、非注
    水下に発熱を生じること無く与え、その超音波振動効果
    によつて成形材料の器具への粘着を阻止し、また材料稠
    度の低下を生ぜしめて填塞や付形を容易ならしめ且つ夫
    れにより材料の被着体への密着適合性をも併せ高める歯
    科用粘着性成形材料のための超音波振動応用填塞付形シ
    ステム。
JP62014279A 1987-01-26 1987-01-26 歯科用粘着性成形材料のための超音波振動応用填塞付形方法 Granted JPS63183051A (ja)

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