JPH05173242A - カメラの表示装置 - Google Patents

カメラの表示装置

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JPH05173242A
JPH05173242A JP3337332A JP33733291A JPH05173242A JP H05173242 A JPH05173242 A JP H05173242A JP 3337332 A JP3337332 A JP 3337332A JP 33733291 A JP33733291 A JP 33733291A JP H05173242 A JPH05173242 A JP H05173242A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファインダ−内で被写体から大きく視線をそ
らすことなく撮影に必要な情報を確認できるようにする
ために、主要被写体位置を検出し、それを追尾しながら
撮影に必要な情報を主要被写体近傍に表示するカメラの
表示装置を提供することを目的とする。 【構成】 主要被写体を認識する主要被写体認識装置
と、主要被写体の画面内移動を追尾する画面内追尾装置
と、主要被写体の撮影に必要な情報を検出する検出装置
と、主要被写体の撮影に必要な情報を主要被写体の近傍
に表示する表示装置とを有するようにカメラの表示装置
を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、カメラの表示装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】写真撮影において被写体の露出や合焦状
態を確認することは重要である。このためカメラのファ
インダ−内には、画面の外部に撮影に必要な情報を表示
可能な、液晶等による表示部材が設置されており、撮影
者は撮影しながらこれらの情報を確認することができ
る。 【0003】図11は従来のカメラのファインダ−を覗い
た場合の露出状態を示す図である。ファインダ−視野枠
31内に画面枠32があり、画面枠32内に主要被写体34がと
らえられている。露出ずれ量を表す表示33は画面枠外に
表示されている。この露出ずれ量を表す表示33は、一本
が1/3EV の露出のずれを表すバ−グラフで構成され、図
中の表示は、適正露出値に対し1EV オ−バ−であること
を表している。 【0004】図12は従来のカメラのファインダ−を覗い
た場合の合焦状態を示す図である。ファインダ−視野枠
31内に画面枠32があり、画面枠32内に主要被写体34がと
らえられている。焦点ずれ方向を表す表示36は画面枠外
に表示されている。この焦点ずれ方向を表す表示37は、
前ピンを意味する左側の三角形、合焦を意味する真ん中
のまる、後ピンを意味する右側の三角形で構成され、図
中の表示は合焦状態にあることを表している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】例えばスポ−ツ写真の
撮影のように、ファインダ−を覗いた状態で、動きのあ
る被写体を目で追い続け、必要なときにレリ−ズすると
いうような撮影を行なう場合、シャッタ−チャンスを逃
さないためにも、常に被写体から目を離さずに追う必要
がある。ところが上記の如く従来のファインダ−では、
撮影者が、主要被写体を目で追いながら画面枠外にある
露出や合焦状態等の表示を確認しようとすると、一旦被
写体から目を離さなければならないため、シャッタ−チ
ャンスを逃してしまう可能性があった。 【0006】また、従来、視線情報により主要被写体位
置を認識し、追尾しながら主要被写体の露出や合焦位置
等を決定するカメラが知られている。このようなカメラ
の場合、上記の如く従来のファインダ−では、露出や合
焦状態等の情報を画面枠外の表示部により確認しようと
すると、視線が主要被写体から大きく外れるため視線情
報が変化してしまい、主要被写体を誤認し、本来の主要
被写体に対する露出や合焦状態等の情報を正確に確認す
ることができないという問題があった。 【0007】そこで、本発明では、ファインダ−内で被
写体から大きく視線をそらすことなく撮影に必要な情報
を確認できるようにするために、主要被写体位置を検出
し、それを追尾しながら撮影に必要な情報を主要被写体
近傍に表示するカメラの表示装置を提供することを目的
とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、主要被写体を認識する主要被写体認識
手段と、前記主要被写体の画面内移動を追尾する画面内
追尾手段と、前記主要被写体の撮影に必要な情報を検出
する検出手段と、前記画面内追尾手段の出力に基づき、
前記検出手段により検出された前記主要被写体の撮影に
必要な情報を前記主要被写体の近傍に表示する表示手段
とを有するようにカメラの表示装置を構成した。 【0009】 【作用】本発明によれば、動きのある被写体をファイン
ダ−を覗いた状態で、目で追いながら撮影する場合にお
いて、シャッタ−チャンスを逃しにくくなり、また視線
情報により主要被写体の露出や合焦位置等を決定するカ
メラにおいて、露出や合焦状態等の表示を確認するとき
に、不都合を生じない。 【0010】 【実施例】図 1から図10は本発明の実施例を示した図で
ある。図1 は本実施例のカメラの構成を示す図である。
図 2は本実施例のシステムのブロック図であり、図 3、
図 4は本実施例のCPU21 のアルゴリズムを示した図であ
る。図 5は視線検知装置13の検知エリアを、図 7は測光
・測色装置11の測色エリアを表した図である。図 6、図
8には表示装置 6の形態が示されており、実際にファイ
ンダーを除いたときの様子を表したのが図 9、図10であ
る。 図 1における各部の構成を説明する。 【0011】ファインダ−観察時は、撮影レンズ15、16
を透過した光束は、半透過部を有するメインミラ−3 で
反射され、スクリ−ン7 、液晶表示版6 ( 例えばゲスト
ホスト型 )、ペンタプリズム8 を通過して、一部は接眼
レンズ9 に導かれ、また他の一部は、集光レンズ10を通
過して、測光・測色装置11に導かれる。この測光・測色
装置11は、測光・測色素子が横18列×縦12列の216 個の
画素からなる二次元CCD で、各画素はRGB の三色が検出
できるようにさらに三分割されているため、測光、測色
両方を行なうことができる。。 【0012】視線検知装置13はレンズ12、半透部9aを介
してファインダ−観察者の観察眼の視線注視点を検知す
る。尚、視線を検知する方法は、特開昭63-210613 号公
報等によって知られており、これをカメラに応用した技
術として、視線追尾法を利用して被写体を追尾し、露出
制御や焦点検出を行なう技術が知られている。 【0013】視線追尾法は、例えば、撮影者の眼球に平
行光束が入射するように赤外線LED等を設置しておき、
撮影者の眼球がファインダ−のいずれかの場所に向けら
れているときに、この場所に対応したLED のみが強く光
を反射することを利用し、二次元光電変換素子等でその
反射を捉え、その位置を演算することで視線の位置を確
定し、追尾を行なうものである。 【0014】また、半透過部を有するメインミラ−3 を
通過した光束はサブミラ−18で反射され、焦点検出装置
14に到達する。その他、17は絞り、4 はシャッタ−、5
はフィルムである。次に図 2を用いて本実施例のシステ
ムのブロック図を説明する。ファインダ−内の視線(注
視点)を検知する視線検知装置13および測光・測色装置
11からの出力は追尾法選択装置24に入力される。この追
尾法選択装置24は、前述した視線追尾法と色差追尾法の
いずれかを手動操作により選択する装置である。追尾法
選択装置24の出力は後述するCPU21 に入力される。 【0015】上記色差追尾法は、特開昭60-253887 号公
報等によって知られており、色差検出装置を利用して被
写体を追尾し、露出制御や焦点検出を行なう技術が知ら
れている。例えば、主要被写体の特徴をCCD 等の測色素
子により色差信号として抽出して記憶し、記憶した色差
信号に基づいて主要被写体の相対的な移動を検出し追尾
を行なうものである。 【0016】撮影画面を横9 列×縦6 列の54エリアに分
け、各エリア毎に焦点検出を行なう焦点検出装置14、お
よび測光・測色装置11からの出力、また、主要被写体指
定装置22、表示選択装置23からの出力はそれぞれCPU21
に入力される。色差追尾の際に、画面上の追尾対象被写
体を画面中央 (所定枠内) に位置させた状態でこの主要
被写体指定装置22を操作することにより、主要被写体を
初期指定することができる。また、表示選択装置23は、
露出ずれ量や焦点ずれ方向を表す表示を主要被写体近傍
に表示するにあたり、主要被写体に重ねて表示する「重
ね表示」と、主要被写体から所定量離して表示する「ず
らし表示」とのいずれかを選択する装置である。 【0017】CPU21 からの出力は、露出ずれ量や焦点ず
れ方向を表す表示を主要被写体近傍に表示する表示装置
6 と、撮影レンズの焦点整合用レンズを合焦位置に導く
焦点制御装置26と、露出制御装置25とに出力される。こ
の露出制御装置25は、自動露出モ−ド時は、測光・測色
装置11で測光された値に基づきCPU21 で演算されたシャ
ッタ−速度と絞り値に、シャッタ−と絞りを制御し、マ
ニュアルモ−ド時は、設定されたシャッタ−速度と絞り
値に、シャッタ−と絞りを制御する制御装置である。 【0018】次に図 3、図 4を用いてCPU21 のアルゴリ
ズムを説明する。ステップS1では、追尾法選択装置24に
より色差追尾法と視線追尾法のどちらが選択されたかを
判断し、色差追尾法が選択された場合はステップS2に進
み、視線追尾法が選択された場合はステップS7に進む。
ステップS2で、主要被写体指定装置22からの出力信号を
入力すると、ステップS3へ進む。ステップS3では、画面
の各エリアを測色する測光・測色装置11から出力される
色差信号を入力し、データをステップS4に出力する。 【0019】ステップS4では、入力した色差信号のデー
タから主要被写体の特徴を抽出し、ステップS5に進む。
ステップS5では、測光・測色装置11から出力される色差
信号を入力し、記憶する。ステップS6では、前回の色差
信号のデータとステップS5で今回入力したデータとを、
ステップS4で抽出された主要被写体の特徴データをふま
えて比較し、ステップS10 に進む。尚、ここで言う前回
の色差信号のデータとは、ステップS4を経てステップS5
にきた場合は、ステップS3で入力されたデータをさし、
後述するステップS19 でシャッターがレリーズされず
に、ステップS20 を経てステップS5に戻ってきた場合
は、ステップS5で前回に記憶されているデータをさす。 【0020】一方、ステップS7では、視線検知装置13か
ら出力される視線信号を入力し、ステップS8に進む。ス
テップS8では、再び視線検知装置13から視線信号を入力
し、データを記憶する。ステップS9では前回の視線信号
のデータと、ステップS8で今回入力したデータとを比較
し、ステップS10 に進む。尚、ここで言う前回の視線信
号のデータとは、ステップS7を経てステップS8にきた場
合は、ステップS7で入力されたデータをさし、後述する
ステップS19 でシャッターがレリーズされずに、ステッ
プS20 を経てステップS8に戻ってきた場合は、ステップ
S8で前回に記憶されているデータをさす。 【0021】ステップS10 ではステップS6もしくはステ
ップS9からの比較結果に基づき主要被写体の位置のデ−
タと移動方向のデ−タを算出してステップS11 に出力
し、両デ−タをステップS11 で記憶する。記憶されたデ
−タはステップS17 、ステップS18 に出力される。ステ
ップS12 では、測光・測色装置11から出力される分割測
光デ−タを入力しステップS13 に出力する。 【0022】ステップS13 では、ステップS11 で記憶さ
れた主要被写体の位置のデ−タをふまえて、ステップS1
2 の分割測光デ−タから適正露出値を算出する。具体的
には、認識された主要被写体位置が、分割測光する領域
のどの部分に存在しているかを検出し、その結果に基づ
き主要被写体の存在する領域に重点を置いた分割測光を
行なう。 【0023】ステップS14 では、ステップS13 で得られ
た適正露出値と、設定された露出値とのずれ量を算出
し、算出されたデ−タを記憶する。記憶されたデ−タは
ステップS16 に出力される。尚、この設定された露出値
とは、カメラの露出制御モ−ドをプログラムモ−ドに設
定したときは一般に適正露出値と同値になるが、マニュ
アルモ−ドに設定したときは撮影者の設定に応じて適正
露出値とは無関係に設定される。 【0024】ステップS15 では、焦点検出装置14から出
力信号を入力し、ステップS11 で記憶された主要被写体
の位置のデ−タをふまえて実際のレンズ位置の焦点ずれ
量のデ−タを算出する。具体的には、画面内の複数カ所
を測距できるように複数の測距エリアを設け、認識され
た主要被写体位置に対応する測距エリアからの信号を選
択することで主要被写体の焦点情報を検出する。 【0025】ステップS15 で算出されたデ−タはステッ
プS16に出力される。尚、実際のレンズの合焦位置と
は、カメラをオ−トフォ−カスで使用した場合は主要被
写体の合焦位置と等しくなるが、マニュアルフォ−カス
で使用した場合は撮影者の設定に応じて主要被写体の合
焦位置とは無関係に設定される。 ステップS16 では、
表示選択装置23からの出力信号を入力し、「ずらし表
示」が選択されている場合にはステップS17に進み、ま
た、「重ね表示」が選択されている場合にはステップS1
8 に進む。詳細に関しては図 5から図10を用いて後述す
る。「ずらし表示」は主要被写体が小さい場合等に、主
要被写体が表示に埋もれてしまうことを防止できるとい
う効果がある。 【0026】ステップS17 では、ステップS11 で算出さ
れた主要被写体の位置デ−タと移動方向デ−タに基づ
き、ステップS14 、ステップS15 により記憶された露出
ずれ量を表す表示と焦点ずれ方向を表す表示とを、画面
内の主要被写体位置より主要被写体の移動方向に所定量
離れた位置に表示するように表示装置6 に出力する。ス
テップS18 では、ステップS11 で算出された主要被写体
の位置デ−タに基づき、ステップS14 、ステップS15 に
より記憶された露出ずれ量と焦点ずれ方向とを、画面内
の主要被写体位置に重ねて表示するように表示装置6に
出力する。 【0027】ステップS19 でカメラがレリ−ズされた場
合にはステップS21 に進み、撮影して終了する。カメラ
がレリ−ズされない場合にはステップS20 に進み追尾法
の判別を行ない、色差追尾法の場合にはステップS5に進
み、視線追尾法の場合にはステップS8に進み、前述の動
作を繰り返す。 【0028】続いて、図5 、図6 により、視線検知を利
用した場合の検知エリアと表示エリアについて説明す
る。図5 の検知エリア13a は、視線検知装置13内部にあ
り、二次元CCD で構成されている。これらは横9 列×縦
6 行の54エリアにグループ分けされており、図中の表示
は視線の注視点13b がエリア(3 ,5 )にあることを示
している。 【0029】実線の矢印13c は、注視点がエリア(2 ,
5 )から(3 ,5 )に移動してきたことを表しており、
この結果から主要被写体は、破線の矢印のようにエリア
(3,5 )から(4 ,5 )に移っていくと予想できる。
尚、13b 、13c は説明の都合上図示してあるだけで、実
際に表示されるものではない。図6 の表示装置6 は、表
示エリアが図5 の視線検知エリアと同じく横9列×縦6
行の54エリアに分かれている。この表示装置6 は本実施
例ではゲスト・ホスト型の液晶表示板で構成されてお
り、エリア(4 ,5 )のような表示6a、6bが54エリア全
てに表示できるようになっている。ゲスト・ホスト型の
液晶表示板とは、二色性染料(ゲスト)を溶媒としての
液晶(ホスト)中に溶解させ、液晶分子配向を電界で制
御することにより染料分子の配向方向を同時に変化さ
せ、二色性による吸収係数の変化を利用して表示を行な
うことを特徴とするものである。 表示選択装置23で
「重ね表示」が選択されている場合は主要被写体エリア
(3 ,5)の、また、「ずらし表示」が選択されている
場合は主要被写体エリア(3 ,5)から主要被写体の移
動方向に1 エリアずらした位置(4 ,5 )の表示(露出
ずれ量を表す表示6bと焦点ずれ方向を表す表示6a)が点
灯する。 【0030】次に図7 、図8 により色差検出を利用した
場合の測色エリアと表示エリアについて説明する。図7
の測色エリア11a は、測光・測色装置11の測光・測色素
子を横9 列×縦6行にグループ分けした54エリアからな
り、図中の表示11b は、エリア(3 ,5 )に主要被写体
があることを表わしている。 【0031】また実線の矢印11c は、主要被写体がエリ
ア(2 ,5 )からエリア(3 ,5 )に移動してきたこと
を示しており、この結果から主要被写体は、破線の矢印
のようにエリア(3 ,5 )から(4 ,5 )に移っていく
と予想できる。尚、11b 、11c は説明の都合上図示して
あるだけで、実際に表示されるものではない。表示選択
装置23で「重ね表示」が選択されている場合は主要被写
体エリア(3,5 )の、また「ずらし表示」が選択され
ている場合は主要被写体エリア(3 ,5 )から主要被写
体の移動方向に1 エリアずらした位置(4 ,5 )の表示
(露出ずれ量を表す表示6bと焦点ずれ方向を表す表示6
a)が点灯する。 【0032】上記の表示装置6 を実際にファインダー内
に設置して、使用状態にあるときのファインダーの様子
を示したのが、図9 及び図10である。ただし、表示選択
装置23により、「ずらし表示」が選択されている様子を
示してある。図9 は露出のずれ量を表示したものであ
る。ファインダ−視野枠31内に画面枠32があり、画面枠
32内に主要被写体34がとらえられている。ファインダー
を覗くと、表示装置6 は、画面枠32に重なって見え、点
灯するエリア以外は透明である。主要被写体近傍には、
その移動方向に所定量離して露出ずれ量を表す表示35が
表示されており、撮影者は、動き回る主要被写体34から
ほとんど視線を動かすことなく、露出ずれ量を表す表示
35を確認することができる。この露出ずれ量を表す表示
35は、一本が1/3EV の露出量のずれを表すバ−グラフで
構成され、図中の表示は、適正露出値に対し1EV オ−バ
−であることを表している。 【0033】図10は焦点のずれ量を表示したものであ
る。ファインダ−視野枠31内に画面枠32があり、画面枠
32内に主要被写体34がとらえられている。ファインダー
を覗くと、表示装置6 は、画面枠32に重なって見えて、
点灯するエリア以外は透明である。主要被写体近傍に
は、その移動方向に所定量離して焦点ずれ方向を表す表
示37が表示されており、撮影者は、動き回る主要被写体
34からほとんど視線を動かすことなく、焦点ずれ方向を
表す表示37を確認することができる。この焦点ずれ方向
を表す表示37は、前ピンを意味する左側の三角形、合焦
を意味する真ん中のまる、後ピンを意味する右側の三角
形で構成され、図中の表示は合焦状態にあることを表し
ている。 【0034】尚、表示選択装置23は、主要被写体が画面
内を占める割合に応じて、割合が大きいときは「重ね表
示」を、小さいときは「ずらし表示」を自動的に選択す
るようにしてもよい。また、表示装置6 は、本実施例の
ゲスト・ホスト型の液晶板を用いることに限定されな
い。例えばホログラフィを用いた方法や、レ−ザ−を用
いた方法でも可能である。 【0035】さらに表示内容は露出ずれ量や焦点ずれ方
向を表す表示に限らず、フィルムこま数、ストロボ使用
推奨表示、露出制御モ−ド名等でも構わない。また、表
示部も、ファインダー内に限定されるものではなく、カ
メラの裏ブタに設置される液晶画面等でも構わない。 【0036】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、主要被写
体の位置を検出し、追尾しながら撮影に必要な情報を主
要被写体近傍に表示することにより、ファインダ−内で
被写体を目で追いながら大きく視線をそらすことなく撮
影に必要な情報を確認できるようにした。これにより、
動きのある被写体をファインダ−を覗きながら追尾する
撮影においてはシャッタ−チャンスを逃しにくくなり、
また視線情報により主要被写体の露出や合焦状態等を決
定するカメラにおいては主要被写体に対する露出や合焦
状態等の情報を正確に確認できる表示装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1 】 本発明による実施例のカメラの断面図であ
る。 【図2 】 本発明による実施例のシステムのブロック図
である。 【図3 】 本実施例に使用されるCPU のアルゴリズムで
ある。 【図4 】 本実施例に使用されるCPU のアルゴリズムで
ある。 【図5 】 本発明による実施例の視線検知エリアに関す
る図である。 【図6 】 本発明による実施例の表示装置の図である。 【図7 】 本発明による実施例の測色エリアに関する図
である。 【図8 】 本発明による実施例の表示装置の図である。 【図9 】 本発明による実施例のカメラのファインダ−
内の図である。 【図10】 本発明による実施例のカメラのファインダ−
内の図である。 【図11】 従来のカメラのファインダ−内の図である。 【図12】 従来のカメラのファインダ−内の図である。 【主要部分の符号の説明】 6--- 表示装置 11--- 測光・測色装置 13--- 視線検知装置 14--- 焦点検出装置 21--- CPU 22--- 主要被写体指定装置 23--- 表示装置 24--- 追尾法選択装置 25--- 露出制御装置 26--- 焦点制御装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1 】 主要被写体を認識する主要被写体認識手
    段と、 前記主要被写体の画面内移動を追尾する画面内追尾手段
    と、 前記主要被写体の撮影に必要な情報を検出する検出手段
    と、 前記画面内追尾手段の出力に基づき、前記検出手段によ
    り検出された前記主要被写体の撮影に必要な情報を画面
    内において前記主要被写体の近傍に表示する表示手段
    と、を有することを特徴とするカメラの表示装置。 【請求項2 】 請求項1 のカメラの表示装置において、 前記主要被写体認識手段は、外部操作可能な操作部材を
    撮影者が操作することによって、前記画面に設定されて
    いる所定枠内に捉えられた主要被写体の特徴を、色差信
    号として認識することを特徴とするカメラの表示装置。 【請求項3 】 請求項1 のカメラの表示装置において、 前記画面内追尾手段は、ファインダ−観察者の視線を検
    知し、その視線情報に基づき主要被写体を追尾すること
    を特徴とするカメラの表示装置。 【請求項4 】 請求項1 のカメラの表示装置において、 前記画面内追尾手段は、前記主要被写体の特徴を色差を
    検出することにより色差信号として捉え、その信号に基
    づき前記主要被写体を追尾することを特徴とするカメラ
    の表示装置。 【請求項5 】 請求項1 のカメラの表示装置において、 前記表示手段は、前記主要被写体の撮影に必要な情報を
    前記主要被写体に重なった位置に表示することを特徴と
    するカメラの表示装置。 【請求項6 】 請求項1 のカメラの表示装置において、 前記表示手段は、前記主要被写体の撮影に必要な情報を
    前記主要被写体から所定量離れた位置に表示することを
    特徴とするカメラの表示装置。 【請求項7 】 請求項1 のカメラの表示装置において、 前記表示手段は、露出状態のオ−バ−・適正・アンダ−
    に関する表示、または焦点状態の前ピン・合焦・後ピン
    に関する表示、またはフィルムこま数表示、またはスト
    ロボ推奨表示、または露出制御モ−ド表示の中から一つ
    または複数個を表示することを特徴とするカメラの表示
    装置。 【請求項8 】 請求項1 のカメラの表示装置において、 さらに前記画面内追尾手段の出力を随時比較演算するこ
    とにより被写体の移動方向を決定する移動方向決定手段
    を有し、前記表示手段は、前記主要被写体の移動方向に
    所定量ずらした位置に前記主要被写体の撮影に必要な情
    報を表示することを特徴とするカメラの表示装置。
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