JPH06138377A - 焦点検出手段と視線検出手段とを有したカメラ - Google Patents

焦点検出手段と視線検出手段とを有したカメラ

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JPH06138377A
JPH06138377A JP4312847A JP31284792A JPH06138377A JP H06138377 A JPH06138377 A JP H06138377A JP 4312847 A JP4312847 A JP 4312847A JP 31284792 A JP31284792 A JP 31284792A JP H06138377 A JPH06138377 A JP H06138377A
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JP
Japan
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distance measuring
detecting means
line
focus
sight
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JP4312847A
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Yukio Odaka
幸雄 小高
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Landscapes

  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影者の眼球の注視点を検出する視線検出手
段と撮影系の焦点位置を複数の点で検出する焦点検出手
段とを効果的に用いて自動焦点検出を行った焦点検出手
段と視線検出手段とを有したカメラを得ること。 【構成】 カメラのファインダー視野内を覗く撮影者の
注視方向を検出する視線検出手段と、ファインダー視野
内の複数の測距領域の合焦状態を検出する焦点検出手段
と、該注視点と該測距領域との位置関係を判定する第1
判定手段と、該第1判定手段からの信号に基づいて複数
の測距領域の中から該視線検出手段で得られる注視点に
対応した又は隣接した少なくとも1つの測距領域を選択
する第1選択手段と、該第1選択手段で選択した測距領
域の焦点状態を判定する第2判定手段と、該第2判定手
段からの信号に基づいて該第1選択手段で選択した測距
領域の中から1つを選択する第2選択手段とを有するこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は焦点検出手段と視線検出
手段とを有したカメラに関し、特に視線検出手段でファ
インダー視野内を覗く撮影者の視線方向を検出し、該フ
ァインダー視野内の注視方向及び注視点を求めると共に
該視線検出手段で得られる信号に基づいて被写体の複数
の測距領域における合焦状態を検出する機能を有した焦
点検出手段で得られた複数の合焦信号より1つの合焦信
号を選択して撮影系の合焦状態を調整するようにした写
真用カメラ、ビデオカメラ、SVカメラ等に好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より撮影者の視線方向を検知し、撮
影者がファインダー視野内のどの領域(位置)を観察し
ているか、所謂撮影者の注視方向をカメラの一部に設け
た視線検出手段で検出し、該視線検出手段からの信号に
基づいて自動焦点調節や自動露出等の各種の撮影機能を
制御するようにしたカメラが種々と提案されている。
【0003】例えば特開昭61-61135号公報では視線検出
手段からの出力信号に基づいて焦点検出装置の測距方向
を機械的に制御し、撮影系の焦点状態を調節するように
したカメラが提案されている。
【0004】又、本出願人は特開平1-241511号公報にお
いて、撮影者の注視方向を検出する視線検出手段と複数
個の測距視野を持つ焦点検出手段と複数個の測光感度分
布を持つ自動露出制御手段とを有し、このとき該視線検
出手段からの出力信号に基づいて焦点検出手段や自動露
出制御手段の駆動を制御するようにしたカメラを提案し
ている。
【0005】従来のカメラではファインダー視野内の中
心領域を基準にして焦点調節や露出制御等の撮影条件の
設定を自動的に行っていたのに対して同公報で提案した
カメラではフィインダー視野内の任意の領域(多数領域
の場合もある。)を撮影者の意志に基づいて選択して該
領域で焦点調節や露出制御等を行っている。これにより
作画上最も重要な因子である構図を自動制御する方法と
切り離して撮影者の意図する自由な条件で撮影すること
ができるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近の焦点検出手段を
有したカメラでは、焦点検出手段による測距対象となる
画面範囲は必ずしも撮影画面全体に及んでいなく、その
一部の領域に複数個の測距視野を設定していることが多
い。即ち、主要被写体が画面の縁にあることは少ないの
で多くの場合、四方の画面端を除いた中心部の面積にし
て全画面の1/10〜1/2程度の領域内に測距領域を
設定していることが多い。
【0007】図3はファインダー視野7a内における測
距視野の配置を示した説明図である。同図ではファイン
ダー視野7aを横方向に13分割し、縦方向に9分割し
ている。そして座標を設け、左下端は(1,1)、右下
端は(13,1)、左上端は(1,9)、右上端は(1
3,9)という様にしている。
【0008】同図において142a,142b,142
c,142d,142eは、各々測距視野(測距領域)
である。例えば撮影者の注視点が座標(3,5)にあっ
たとする。この場合、座標(3,5)の中心に位置する
測距視野142eを選択することになる。このように、
撮影者の注視点が存在する座標に測距視野があればその
測距視野を選択し、焦点検出を行っている。
【0009】しかしながら、このように構成されたカメ
ラでは、撮影者の注視点が測距視野の存在しない座標に
あった場合は、焦点検出ができなくなってくるという問
題点があった。
【0010】本発明は視線検出手段により検出されるフ
ァインダー視野を覗く観察者の注視点と焦点検出手段に
よる複数の測距領域との位置関係を適切に判断すること
により、注視点が複数の測距領域に一致した場合やそれ
から外れてしまったような場合でも、適切なる測距領域
を選択して焦点検出ができるようにした焦点検出手段と
視線検出手段とを有したカメラの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の焦点検出手段と
視線検出手段とを有したカメラは、カメラのファインダ
ー視野内を覗く撮影者の注視点を検出する視線検出手段
と、撮影系のファインダー視野内の複数の測距領域にお
ける合焦状態を検出する焦点検出手段と、該視線検出手
段で得られる注視点と該測距領域との位置関係を判定す
る第1判定手段と、該第1判定手段からの信号に基づい
て該焦点検出手段で検出する複数の測距領域の中から該
視線検出手段で得られる注視点に対応した又は隣接した
少なくとも1つの測距領域を選択する第1選択手段と、
該第1選択手段で選択した測距領域の焦点状態を判定す
る第2判定手段と、該第2判定手段からの信号に基づい
て該第1選択手段で選択した測距領域の中から1つを選
択する第2選択手段とを有することを特徴としている。
【0012】
【実施例】図1は本発明を一眼レフカメラに適用したと
きの実施例1の要部概略図、図2図3は図1の一部分の
説明図である。
【0013】図中、10は接眼レンズ、94は光学ブロ
ックでその内部には可視光透過で、赤外光に対して半透
過のダイクロイックミラー95が斜設されており、光路
分割器を兼ねている。11は受光レンズ、93はミラ
ー、14は受光素子列である。受光レンズ11と光電素
子列14は受光手段の一要素を構成している。光電素子
列14は通常は図面垂直方向に1次元的に複数の光電素
子が並んだデバイスを使うが、必要に応じて2次元に光
電素子が並んだデバイスを使用する。
【0014】13は光源で例えば赤外用発光ダイオード
から成っている。91は投光レンズ、7はピント板であ
り、その内部には光分割面92が斜設されている。光分
割面92はハーフミラー又はダイクロイックミラーから
成っている。
【0015】同図においては光源13からの赤外光は投
光レンズ91で集光され、ピント板7内に導入され、光
分割面92で反射し、ペンタプリズム8を介して接眼レ
ンズ10に入射する。接眼レンズ10に入射し射出した
赤外光はダイクロイックミラー95を通過し、アイポイ
ントE近傍に位置する観察者(撮影者)の眼球15を照
明する。又眼球15で反射した赤外光はダイクロイック
ミラー95で反射され、受光レンズ11によって収斂し
ながらミラー93で反射し、光電素子列14上に例えば
眼球からの反射に基づくプルキンエ像等を形成する。
【0016】演算手段101は光電素子列14からの信
号を用いて撮影者の眼球15の視線方向を求めると共に
ファインダー視野内における注視方向及び注視点を求め
ている。
【0017】本実施例における視線検出方法は、例えば
本出願人の先の提案による特開平1-241511号公報や特開
平1-274736号公報等に詳述されている為、又本発明の要
旨でないので詳細は割愛する。
【0018】本実施例において前述の各要素10,1
1,13,14,91,94,101は視線検出手段の
一要素を構成している。1は撮影系(撮影レンズともい
う。)、2はクイックリターンミラー、3はサブミラー
でクイックリターンミラー2に固設されている。4は感
光面(像面)、5はシャッターである。6aは焦点検出
手段であり、ファインダー視野内の複数の位置(領域)
の合焦状態を検出する所謂多点焦点検出機能を有してい
る。
【0019】102は第1選択手段であり、視線検出手
段の一要素である演算手段101で求めた注視方向に関
する信号に基づいて焦点検出手段6aから送出されてく
る複数の測距領域に基づく複数の焦点検出信号(合焦信
号)のうちから少なくとも1つの焦点検出信号(合焦信
号)を選択している。
【0020】103は第1判定手段であり、撮影者の注
視点と測距視野との位置関係、例えば撮影者の注視点が
測距視野にあるか又は測距視野に隣接した位置にあるか
等を判定している。
【0021】104は第2判定手段であり、第1選択手
段102で選ばれた焦点信号の状態を判定する。105
は第2選択手段であり、第2判定手段104の信号に基
づき第1選択手段102で選ばれた合焦信号の中から1
つを選び出す。
【0022】106は調整手段であり、第2選択手段1
05からの焦点信号に基づいて撮影系1のフォーカス部
(不図示)を駆動させて合焦状態を調整している。
【0023】尚、本実施例における焦点検出手段6aの
焦点検出方法は本発明の要旨ではなく、公知の技術を適
用しているので、次にその概略のみを図2を用いて説明
することにする。
【0024】図2において予定焦点面近傍における画面
フレーム141に5個の測距視野142a,142b,
‥‥,142eがあり、各視野に対し公知の焦点検出系
一系列が構成されている。例えば同図で左端の測距視野
142aの矩形の視野マスク開口を通過した結像光束は
一体成形された複合フィールドレンズ143の左端部レ
ンズにより偏向され一対の2次結像レンズ144a1,
144a2に入射する。
【0025】2次結像レンズ144a1,144a2の
前面には、不図示の絞りが置かれている。2次結像レン
ズ144a1を通過した光束は光電素子(以下、光電変
換素子をこのように表記する)列145a1上に視野1
42aの光像を再結像する。
【0026】一方、2次結像レンズ144a2を通過し
た光束は、光電素子列145a2上に視野142aの光
像を再結像する。先述した2次結像レンズ近傍の不図示
の絞りはフィールドレンズにより撮影レンズの射出瞳に
略結像される結果、上記光学系により、所謂瞳分割焦点
検出装置が構成されている。これを5個符設し、一体製
造可能な部材を構造的に一体化して構成している。
【0027】このような焦点検出装置の概念は公知の技
術であり、同図は該技術を複数並設したものである。光
電素子列の出力信号から撮影レンズ1のデフォーカスを
演算し、判定する方法も公知の技術を用いている。
【0028】通常、光電素子列からの信号はシリアルに
出力され、マイクロコンピュータのA/D変換ポートに
入力される。カメラ内のマイクロコンピュータは該シリ
アル信号を適当なタイミングで順次A/D変換しメモリ
ーにストアする。シリアル信号の読み取りが終了すると
2次結像レンズのペアにより形成された2像の光量分布
パターンの類似性を相関演算により算出し、撮影レンズ
1のデフォーカスを検出する。
【0029】次に図1に示す実施例1の各動作を図4の
フローチャートを用いて説明する。
【0030】まずステップ(101)にて、スイッチ
(SW)状態の検出を行なう。レリーズボタンの半押し
状態を検出するとステップ(102)へ移行する。
【0031】ステップ(102)では、視線方向の検出
を行なうために光源13から赤外光を投光し、センサ
(光電素子列)14の蓄積動作を行なう。そしてセンサ
14に蓄積した像(眼球像)信号、即ち視線データの読
み出しを行なう。
【0032】続くステップ(103)では、前記ステッ
プ(102)で得られた視線データを基に撮影者の視線
方向を演算する。
【0033】続くステップ(104)では、前記ステッ
プ(103)で得られた視線方向を基に撮影者の意志た
る注視点(注視方向)の抽出を所定の演算により行な
う。この注視点はファインダーの視野内の座標という形
で表わされる。
【0034】ここに視線検出手段で検出される撮影者の
注視点と焦点検出手段で検出する測距視野との位置関係
を説明する。
【0035】図3に示すようにファインダー視野7a内
に相当する画面領域を有限個の小領域に分割し、ある特
定の小さな領域の中心に測距視野が配置されるようにし
ている。例えば、図3において画面領域を横方向に13
分割、縦方向に9分割し、画面領域を多数の小さな領域
に区分けし、それぞれの領域に座標を設ける。そして左
下端は(1,1)、右下端は(13,1)、左上端は
(1,9)、右上端は(13,9)という具合に座標を
設ける。
【0036】同図において、領域142a,142b,
142c,142d,142eはそれぞれ測距視野(測
距領域)である。撮影者の注視点が測距視野が存在する
領域内にあれば、その領域が主被写体が存在する領域
(注視点)であるとみなし、その中心にある測距視野を
抽出する。そして該測距視野における焦点検出信号を用
いる。
【0037】又、撮影者の注視点が測距視野の存在しな
い領域にあれば、後に説明する手順で測距視野を選出す
る。そして選択した測距視野における焦点検出信号を用
いる。
【0038】続くステップ(106),(107)にお
いて、全測距視野に対してAFセンサ(受光素子列)の
蓄積・読み出し・相関演算・デフォーカス計算を行な
い、測距演算を行なう。この多点測距系の信号処理演算
については公知の技術により各測距領域のデフォーカス
量が計測される。このステップでは、各測距領域の焦点
検出の結果、測距可能か不能かの情報等も含まれる。
【0039】続くステップ(108)では、「領域選
択」サブルーチンを実行する。ここでは、ステップ(1
07)で得られる各測距領域の焦点検出信号とステップ
(104)で得られる注視点の信号から、実際に使用さ
れる測距領域を選び出す動作を行なう。
【0040】図5に領域選択のフローチャートを示す。
続くステップ(109)では、前記ステップ(108)
で得られる測距領域の焦点検出信号から合焦状態にある
か否かの判別を行なう。合焦状態であれば、ステップ
(110)にて合焦者を発生させ、不図示の次のシーケ
ンスへ移行する。合焦状態でなければ、ステップ(11
1)にて撮影系1の合焦レンズ駆動を行ない、不図示の
次のシーケンスへ移行する。
【0041】次に前記ステップ(108)で実行される
図5のサブルーチン「領域選択」のフローチャートにつ
いて説明する。サブルーチン「領域選択」がコールされ
ると、ステップ(201)を経て、ステップ(202)
以降の領域選択動作を実行していく。
【0042】まず、ステップ(202)では、前記ステ
ップ(104)で得られた撮影者の注視点が測距視野の
存在する領域内にあるか否かの判別を行ない、測距視野
が存在すればその測距視線を選択するためステップ(2
07)へ移行し、測距視野が存在しなければステップ
(203)へ移行する。
【0043】ステップ(203)では、前記ステップ
(104)で得られた撮影者の注視点が測距視野の存在
する領域の隣であるか否かの判別を行ない、隣でなけれ
ばステップ(208)へ移行し、隣であればステップ
(204)へ移行する。
【0044】ステップ(202),(203)の動作に
より、撮影者の注視点が測距視野に対応した、あるいは
測距視野に隣接した領域にあるかの位置関係を判定する
(第1判定手段)ことになる。
【0045】ステップ(204)では、撮影者の注視点
の隣に位置する測距視野をすべて選出する。この動作に
より、例えば撮影者の注視点が測距視野と測距視野の間
に位置した場合は、撮影者の選択した可能性のある測距
視野を全て抽出する事になる(第1選択手段)。
【0046】続くステップ(205)では、前記ステッ
プ(204)で選出した測距視野の中で測距可能な測距
視野の中で最も至近に位置する測距視野を選出する。こ
こで最も至近の測距視野を選出する理由は、主被写体は
主に一番手前にあることが多いからである。この動作に
より、撮影者の選んだ可能性のある測距視野の中から、
実際に撮影者の意図する測距視野を推定する(第2判定
手段&第2選択手段)。
【0047】続くステップ(206)では、前記ステッ
プ(205)で選出した測距視野を選択する動作を行な
う(第2選択手段)。
【0048】ステップ(207)では、注視点の存在す
る測距視野を選択する動作を行なう(第1選択手段)。
【0049】ステップ(208)では、撮影者の注視点
が焦点検出領域外を見ていると判断し、撮影者に対し警
告(表示)を行ない、ステップ(209)へ移行する。
【0050】ステップ(209)で、サブルーチン「選
択領域」をリターンする。
【0051】以上、説明してきた実施例において第1選
択手段の動作は撮影者の注視点が測距視野の位置にあれ
ばその測距視野を選択し、撮影者の注視点が測距視野の
近傍にあれば撮影者の注視点に隣接する測距視野を選出
し、第2選択手段の動作はその測距視野の中から一番至
近側にある測距視野を選択している。
【0052】そして、該測距視野における焦点検出信号
に基づいて調整手段106により撮影系1の合焦レンズ
を駆動させて焦点調整(合焦操作)を行なっている。
【0053】次に本発明の実施例2について説明する。
実施例2では実施例1に比べてサブルーチン「領域選
択」のフローチャートの一部が異なっており、その他の
構成は同じである。
【0054】実施例2では、撮影者の注視点が測距視野
にある時でも隣接する測距視野を選出し、その中から一
番至近側にある測距視野を選択するものである。図6は
実施例2のサブルーチン「領域選択」のフローチャート
の説明図である。
【0055】本実施例のサブルーチン「領域選択」は図
4のステップ(108)において実行される。
【0056】図6に示すサブルーチン「領域選択」がコ
ールされるとステップ(301)以降の領域選択動作を
実行していく。
【0057】まずステップ(302)では、前記ステッ
プ(104)で得られた撮影者の注視点が測距視野の存
在する領域にあるか否かの判別を行ない、測距視野が存
在すればステップ(307)へ移行し、測距視野が存在
しなければステップ(303)へ移行する。
【0058】ステップ(303)では、前記ステップ
(104)で得られた撮影者の注視点が測距視野の存在
する領域の隣であるか否かの判別を行ない、隣でなけれ
ばステップ(310)へ移行し、隣であればステップ
(304)へ移行する。
【0059】ステップ(302),(303)の動作に
より、撮影者の注視点が測距視野に対応した、あるいは
測距視野に隣接した領域にあるか否かの位置関係を判定
する(第1判定手段)。
【0060】ステップ(304)では、撮影者の注視点
の隣に位置する測距視野をすべて選択する。この動作に
より、例えば撮影者の注視点が測距視野と測距視野の間
に位置した場合は、撮影者の選択した可能性のある測距
視野を全て抽出する事になる(第1選択手段)。
【0061】続くステップ(305)では、前記ステッ
プ(304)で選出した測距視野の中で測距可能な測距
視野の中で最も至近に位置する測距視野を選出する。こ
こで最も至近の測距視野を選出する理由は、主被写体は
主に一番手前にあることが多いためである(第2判定手
段&第2選択手段)。この動作により撮影者の選んだ可
能性のある測距視野の中から、実際に撮影者の意図する
測距視野を推定する。
【0062】続くステップ(306)では、前記ステッ
プ(305)で選出した測距視野を選択する動作を行な
う(第2選択手段)。
【0063】ステップ(307)では、撮影者の注視点
の存在する測距視野とその測距視野の隣に位置する測距
視野を全て選出する(第1選択手段)。
【0064】ステップ(308)では、前記ステップ
(307)で選出した測距視野の中で測距可能な測距視
野の中で最も至近に位置する測距視野を選出する(第2
判定手段&第2選択手段)。
【0065】続くステップ(309)では、前記ステッ
プ(308)で選出した測距視野を選択する動作を行な
う(第2選択手段)。
【0066】ステップ(310)では撮影者の注視点が
焦点検出領域外を見ていると判断し、撮影者に対し警告
(表示)を行ない、ステップ(311)へ移行する。
【0067】ステップ(311)でサブルーチン「領域
選択」をリターンする。
【0068】本実施例では以上のようにして、選択した
注視点に対応する測距領域に基づく合焦信号を利用して
撮影系1の合焦操作を行なっている。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、視線検出
手段により検出されるファインダー視野を覗く観察者の
注視点と焦点検出手段による複数の測距領域との位置関
係を適切に判断することにより、注視点が複数の測距領
域に一致した場合やそれから外れてしまったような場合
でも、適切なる測距領域を選択して焦点検出ができるよ
うにした焦点検出手段と視線検出手段とを有したカメラ
を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を一眼レフカメラに適用したときの
実施例1の要部概略図
【図2】 図1の一部分の説明図
【図3】 図1の一部分の説明図
【図4】 本発明の実施例1のフローチャート
【図5】 本発明の実施例1のフローチャート
【図6】 本発明の実施例2のフローチャート
【符号の説明】
1 撮影系 10 接眼レンズ 11 受光レンズ 13 光源 14 受光素子列 15 眼球 101 演算手段 102 第1選択手段 103 第1判定手段 104 第2判定手段 105 第2選択手段 106 調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/02 7139−2K H04N 5/232 A 7316−2K G03B 3/00 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのファインダー視野内を覗く撮影
    者の注視点を検出する視線検出手段と、撮影系のファイ
    ンダー視野内の複数の測距領域における合焦状態を検出
    する焦点検出手段と、該視線検出手段で得られる注視点
    と該測距領域との位置関係を判定する第1判定手段と、
    該第1判定手段からの信号に基づいて該焦点検出手段で
    検出する複数の測距領域の中から該視線検出手段で得ら
    れる注視点に対応した又は隣接した少なくとも1つの測
    距領域を選択する第1選択手段と、該第1選択手段で選
    択した測距領域の焦点状態を判定する第2判定手段と、
    該第2判定手段からの信号に基づいて該第1選択手段で
    選択した測距領域の中から1つを選択する第2選択手段
    とを有することを特徴とする焦点検出手段と視線検出手
    段とを有したカメラ。
JP4312847A 1992-10-28 1992-10-28 焦点検出手段と視線検出手段とを有したカメラ Pending JPH06138377A (ja)

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JP4312847A JPH06138377A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 焦点検出手段と視線検出手段とを有したカメラ
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7034878B2 (en) 1999-12-01 2006-04-25 Ricoh Company, Ltd. Camera apparatus and method of taking pictures including simplified processing
JP2007179029A (ja) * 2005-11-30 2007-07-12 Nikon Corp 焦点調節装置、焦点調節方法、およびカメラ
JP2016148823A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 キヤノン株式会社 焦点検出装置及びその制御方法、撮像装置、プログラム、並びに記憶媒体

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