JP5641771B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置における焦点検出技術に関するものである。
従来、カメラの自動焦点検出装置としては、位相差検出方式というものが一般的に良く知られている。位相差検出方式では、撮影レンズの異なる射出瞳領域を通過した被写体からの光束を、一対のAF(オートフォーカス)センサー上にそれぞれ結像させ、光電変換して得られた一対の被写体像の相対位置を演算する(以下位相差演算という)。これにより、撮影レンズのデフォーカス量を検出することができる。
また、次のような被写体追尾自動焦点検出装置も知られている。すなわち、上記AFセンサー以外に多分割の撮像センサーを用い、撮像センサーで得た撮影画像中における追尾対象の被写体画像を基準画像として記憶する。そして、繰り返し撮像される画像と基準画像を比較することで被写体位置を検出し、さらに検出された被写体位置について焦点検出を行う。
例えば、特許文献1には、移動する物体を自動的に追尾して焦点検出または焦点調節を行う装置が開示されている。図14は特許文献1に記載の焦点検出装置を示すブロック図である。測距素子10とは別の第2撮像素子16からの画像を用いて移動している被写体位置を追尾し、検出した被写体位置に対応した測距素子10からの信号により焦点調整を行っている。
特開2009−010672号公報
しかしながら、特許文献1に記載の焦点検出装置は、記憶した基準画像がAFにとって苦手となる被写体の場合がある。その場合、信頼性の低いAF結果で被写体を追尾するため、ピントのボケた写真を撮り続けてしまうという問題が生じる。AFにとって苦手な被写体の例を次の(1)〜(4)に挙げる。
(1)コントラストが低い。
(2)被写体輝度が非常に高い(太陽光の正反射光などの輝点)。
(3)コントラストの色組合せが適当でない場合(青と赤のエッジコントラストなど)。
(4)AFセンサー(ラインセンサー)に対して斜めコントラストの場合。
基準画像が(1)である場合、AFセンサーで得られる像信号のコントラストが低いので位相差演算の信頼性が低く、被写体追尾は可能であるが、一度もAFできないという不具合が生じてしまう。基準画像が(2)である場合は、AFセンサーで得られる像信号が飽和して、正しい像信号が得られない。基準画像が(3)である場合は、撮影レンズの色収差の影響で、波長の異なる像信号が異なる焦点位置に結像されるため、AFセンサーで得られる像信号が歪み、相関演算結果に誤差が生じてしまう。基準画像が、(4)である場合は、AFセンサーとAF用結像レンズの光軸の製造上の調整位置誤差により、AFセンサーで得られる像信号の重心にズレが生じ、位相差演算結果に誤差が生じてしまう。
一般的に、AFセンサーは色検知できないラインセンサーで構成されているため、(3)、(4)の被写体は、AFセンサーで得られた像信号からは判定できない。したがって、苦手被写体であっても、撮影者に対して警告することができない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被写体を追尾しながら焦点検出を行う場合の、焦点検出精度を向上させることである。
本発明に係わる焦点検出装置は、撮影レンズを介して入射した被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により得られる画像と、予め記憶されている画像とを比較することにより、前記撮像素子により得られる画像から主被写体の位置を検出する被写体認識手段と、前記撮像素子の画面内の複数の位置の合焦状態を検出する焦点検出手段と、前記撮像素子の画面内の前記主被写体の位置を含む複数の位置の合焦状態の検出結果の信頼性を判定する信頼性判定手段と、前記信頼性判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の位置のうちで焦状態の検出結果の信頼性が高い位置を判定する判定手段と、前記主被写体の位置の合焦状態の検出結果と、前記焦状態の検出結果の信頼性が高いと判定された位置の合焦状態の検出結果のどちらを前記撮影レンズの焦点調節に用いるかをユーザが予め設定するための設定手段と、前記主被写体の位置の合焦状態の検出結果と、前記合焦状態の検出結果の信頼性が高いと判定された位置の合焦状態の検出結果のうちの、前記設定手段により設定された方の検出結果を用いて前記撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、 被写体を追尾しながら焦点検出を行う場合の、焦点検出精度を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係わる焦点検出装置を搭載したカメラの構成を示すブロック図。 カメラの光学的構成を示した図。 位相差検出方式による焦点検出のための光学系の詳細な構成を示す図。 AFセンサーにおけるラインセンサーの配置図。 測距点とラインセンサー視野の位置を示す図。 AF動作及び撮影動作のフローチャート。 信頼性評価のサブルーチンフローチャート。 被写体認識回路の追尾処理を説明するための図。 画像の分割について説明するための図。 信頼性判定(コントラスト値)について説明するための図。 信頼性判定(コントラストの向き)について説明するための図。 信頼性演算結果と評価値の対応表。 測距点の表示方法を説明するための図。 従来ののカメラのブロック図。
以下、本発明の一形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる焦点検出装置を搭載したカメラ(撮像装置)の構成を示すブロック図である。カメラ用マイクロコンピュータ(以下CPUと記載する)100には、カメラの各種操作用のスイッチ群114を検知するための信号入力回路104、撮像センサー(撮像素子)106が接続されている。また、第2撮像センサー107、シャッタマグネット118a,118bを制御するためのシャッタ制御回路108、AFセンサー101、測距点表示回路111も接続されている。また、撮影レンズ200(図2参照)とはレンズ通信回路105を介して信号115の伝送がなされ、焦点位置や絞りの制御を行う。
カメラの動作はスイッチ群114の設定で決定される。スイッチ群114には、AF動作をスタートさせるスイッチSW1、撮影動作をスタートさせるスイッチSW2、および測距点選択のための選択スイッチ(選択SW)などが含まれている。
AF(オートフォーカス)センサー101は、複数のラインセンサーを備えている。そして、CPU100がAFセンサー101を制御することで、各ラインセンサーで得られた被写体のコントラスト分布から、デフォーカス量を検出し、撮影レンズ200の焦点位置を制御する。
第2撮像センサー107は、測光や被写体認識のために被写体像を撮像する多画素エリアセンサーであり、画素部には、R(赤)、G(緑)、B(青)の原色フィルターが設けられている。これにより、被写体像のRGB信号を出力することができる。CPU100は第2撮像センサー107を制御することで、被写体の輝度を検出し、撮影レンズ200の絞り値やシャッタスピードを決定する。そして、レンズ通信回路105を介して絞り値制御を行い、またシャッタ制御回路108を介してマグネット118a,118bの通電時間を制御してシャッタスピード制御を行い、さらに撮像センサー106を制御することで撮影動作を行う。また、第2撮像センサー107で得られた画像をCPU100内の被写体認識回路109で処理し、被写体の輝度分布情報や色情報を取得することで、予め記憶してある被写体情報から画像中に存在する主被写体の位置検出を行う。さらに、取得された輝度分布情報や色情報をAF信頼性判定回路110で処理することで、AFセンサー101にとって苦手な被写体の判定を行う。
測距点表示回路111は、被写体認識回路109で検出した主被写体の位置に対応した測距点や、AF信頼性判定回路110で判定した主被写体位置やその近傍でデフォーカス検出に最も適した測距点の表示を行う。
CPU100内には、カメラ動作を制御するためのプログラムを格納したROM、変数を記憶するためのRAM、諸パラメータを記憶するためのEEPROM(電気的消去、書き込み可能メモリ)などを含む記憶回路112が内蔵されている。
図2は、カメラの光学的構成を示した図である。撮影レンズ200を介して入射した被写体からの光束の大部分はクイックリターンミラー205で上方に反射され、ファインダスクリーン203上に結像する。ファインダスクリーン203は、測距点表示のためのスルータイプの液晶表示構造になっており、測距点表示回路111の駆動により測距点の表示を行う。カメラの撮影者はこの像をペンタプリズム201、接眼レンズ202を介して観察することで画面上に重なった測距点を確認できる。
第2撮像センサー107は、ファインダスクリーン203上の画像を、第2撮像用レンズ212を介して撮像する。第2撮像センサー107で得られた画像を処理することで被写体認識や測光を行う。
撮影光束の一部はクイックリターンミラー205を透過し、後方のサブミラー206で下方へ曲げられて、視野マスク207、フィールドレンズ211、絞り208、二次結像レンズ209を経てAFセンサー101上に結像される。この像を光電変換して得られる像信号から位相差演算することで、撮影レンズ200の合焦状態を検出することができる。
撮影に際しては、クイックリターンミラー205が跳ね上がり、シャッタマグネット118a,118bに通電してシャッタ制御することで、全光束は撮像センサー106上に結像され、被写体像の撮像が行われる。
本実施形態における焦点検出方式は周知の位相差検出方式を用いており、画面内の異なる複数の領域の合焦状態を検出することが可能である。
図3は、位相差検出方式による焦点検出のための光学系の詳細な構成を示す図である。撮影レンズ200を通過した被写体からの光束は、サブミラー206で反射され、撮像面と共役な面にある視野マスク207の近傍に一旦結像する。この図では、サブミラー206で反射され、折り返された光路を展開して示している。視野マスク207は画面内の焦点検出領域(測距点)以外の余分な光を遮光するための部材である。フィールドレンズ211は、絞り208の各開口部を撮影レンズ200の射出瞳付近に結像する作用を有している。絞り208の後方には二次結像レンズ209が配置されており、2対4つのレンズから構成され、それぞれのレンズは絞り208の各開口部に対応している。
視野マスク207、フィールドレンズ211、絞り208、二次結像レンズ209を通過した各光束は、AFセンサー101上のラインセンサー上に結像する。また、AFセンサー101は撮影画面内の異なる被写体からの光束も結像できるように構成されている。
ここで、撮影画面内におけるAFセンサー101上のラインセンサーについて、図4及び図5を参照して説明する。図4はAFセンサー101のラインセンサーの配置図である。ラインセンサー102aは、複数の画素を横方向に並べた横ラインセンサーが5ライン分配置されている。また、ラインセンサー102bについても同様のラインセンサーが配置されている。ラインセンサー102aと102bは、二次結像レンズ209により光学的に対の関係になっている。
ラインセンサー103aは、複数の画素を縦方向に並べた縦ラインセンサーが13ライン分配置されている。また、ラインセンサー103bについても同様のラインセンサーが配置されている。ラインセンサー103aと103bは、二次結像レンズ209により光学的に対の関係になっている。
図5は、ファインダ画面上の測距点とラインセンサー視野の位置関係を示す図である。図5(a)は、ラインセンサー102a,102bによる横ラインセンサー視野を示している。ラインセンサー102a,102bは二次結像レンズ209により被写体のほぼ同じ領域を受光する。5ラインあるラインセンサー102a,102bをそれぞれ13分割し、分割した各領域の像信号から13×5の計65点の測距点のデフォーカス量を検出することができる。
図5(b)は、ラインセンサー103a,103bによる縦ラインセンサー視野を示している。ラインセンサー103a,103bは二次結像レンズ209により被写体のほぼ同じ領域を受光する。13ラインあるラインセンサー103a,103bをそれぞれ5分割し、分割した各領域の像信号から13×5の計65点の測距点のデフォーカス量を検出することができる。
以上のように構成された焦点検出装置およびカメラによるAF動作及び撮影動作を、図6及び図7のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
図1で示したスイッチ群214内のスイッチSW1が押されると、S101より動作を開始する。S101では、CPU100は第2撮像センサー107を制御し、画像情報を取得する。S102では、CPU100は、被写体認識回路109でS101にて取得した画像情報中の主被写体位置を検出し、その位置を追尾測距点として記憶する。
被写体認識回路109の処理の一例を図8を参照して説明する。図8(a)は第2撮像センサー107で取得した画像であり、図8(b)は、予め記憶した主被写体の一部である基本画像である。この基本画像を図8(a)の画像の左上から所定量づつシフトしながら画像の相関量を演算していく(比較していく)。そして、相関量が最も高い位置を追尾被写体の位置とし、その位置に最も近い測距点を追尾測距点として記憶回路112に記憶する。
S103では、CPU100は、信頼性評価回路110で追尾測距点の画像情報と、その近傍の画像情報を基に、信頼性評価サブルーチンを実行する。
図7は信頼性評価サブルーチンのフローチャートである。メインフローのS103から当サブルーチンのS103にジャンプすると、続くS201においては、画像の切出しを行う。図9のように、メインフローのS101で得られた画像に対して、追尾測距点とその周辺測距点に対応した画像を9ブロックの画像(BLK1〜BLK9)に分割する。
S202では、追尾測距点に対応したブロック画像(BLK1)から色成分を検出し、他のブロック画像(BLK2〜9)に同色成分が含まれているか否かを判定する。同色成分が含まれている場合は、S203へ移行する。
S203では、S202でBLK1から検出した色成分と同じ色成分が含まれるブロック画像について、横ラインセンサーでデフォーカス検出した際の信頼性判定値の演算を行う。この例では、「コントラスト値」、「明るさ」、「色」、「コントラストの向き」の4つの項目の信頼性判定値を演算する。
まず、コントラスト値について図10を用いて説明する。横ラインセンサー視野でデフォーカス検出するには、横ラインセンサー方向に平行したコントラスト成分が重要になる。そのため、図10のようにブロック画像の縦方向の射像信号を計算する。さらに射像信号の隣接ビット信号の差分値を積算することでコントラスト値を計算する。
次に、明るさについては、苦手被写体であるブロック画像中の輝点を検出する。限られた範囲内で非常に信号量が高くなる画像が存在する場合、画像に輝点が存在すると判定する。
色コントラストについては、画像ブロック中に極端に異なる色コントラスト、例えば赤:青や赤:緑のエッジが含まれるかの判定を行う。
コントラストの向きについては、図11のように画像ブロック中のコントラスト方向とライン方向との角度θを計算する。
以上4つの項目の演算結果と評価値の対応表を図12に示す。コントラスト値が大きいほどデフォーカス検出精度が高くなる。したがって、コントラスト値が大きいものに高い評価値を付ける。明るさについては、輝点がある場合は評価値0、輝点がない場合は評価値1を付ける。色については、色コントラストがある場合は評価値0、色コントラストがない場合は評価値1を付ける。
コントラストの向きは、コントラスト方向とライン方向が平行になるほど測距誤差が大きくなる。したがって、角度θが90度に近くなるほど高い評価値を付けている。各項目の評価値をA〜Dとして、総合評価値Eを次式で表す。
E=A×B×C×D
S204では、S202でBLK1から検出した色成分と同じ色成分が含まれるブロック画像について、縦ラインセンサーでデフォーカス検出した際の信頼性判定値の演算を行う。S203と同様の項目について信頼性判定値を演算する。ただし、ブロック画像の横方向の射像信号を使ってコントラスト値を計算し、コントラスト方向についても縦ライン方向に対しての角度を検出する。
S205では、S203とS204で演算した横方向、縦方向の信頼性判定値(信頼性の検出結果)のうち最も高い総合評価値が付いたブロックおよび方向を決定する(判定結果)。そして、最も高い総合評価値が付いたブロック位置に対応した測距点を精度測距点として記憶回路112に記憶する。同時に総合評価値の高い検出方向についても記憶回路112に記憶し、メインフローにリターンする。
一方、S202で、追尾測距点に対応したブロック画像(BLK1)と同色の成分が他のブロック画像(BLK2〜9)に含まれていないと判定された場合は、S206へ移行する。S206では、BLK2〜9の画像に主被写体がかかっていないので、精度測距点に該当するブロックが存在しないと判断する。記憶回路112に記憶している精度測距点のブロックをクリアしてメインフローにリターンする。
S104では、CPU100は測距点表示回路111を駆動し、ファインダスクリーン203を観察している撮影者に対して追尾測距点と精度測距点の両方の表示を行う。追尾測距点は追尾被写体位置、精度測距点はAF結果の信頼性の高い測距点位置として、撮影者がそれぞれの測距点の違いが確認できるようにするため、測距点表示回路111はそれぞれの測距点の表示形状を変える。図13に追尾測距点と精度測距点を表示した時のファインダ上の画像を示す。図13(a)は、追尾測距点と精度測距点が異なる場合の測距点枠を示しており、追尾測距点枠は実線で、精度測距点枠は破線で表示される。一方、図13(b)は追尾測距点と精度測距点が一致している場合の測距点枠を示しており、枠が2重線で表示される。
S105では、記憶回路112に記憶されている情報を基に、精度測距点に該当する測距点があるか否かの判定を行う。精度測距点が存在する場合はS106へ移行し、追尾測距点と精度測距点の選択動作へ移行する。一方、精度測距点が存在しない場合はS107へ移行する。
S106では、CPU100はスイッチ群214の内、測距点選択SWの状態からデフォーカス検出する位置として、追尾測距点と精度測距点の内どちらが選択されているかの判定を行う。追尾測距点が選択されている場合は、S107へ移行する。S107では、追尾測距点位置に対応した横ラインセンサー102a,102bおよび縦ラインセンサー103a,103bから画素信号を読み出す。そして、読み出した画素信号を基に相関演算を行い、デフォーカス量を算出する。
一方、S106で精度測距点が選択されている場合は、S108に移行する。S108では、S205で記憶回路112に記憶した精度測距点および検出方向に対応した横ラインセンサー102a,102bあるいは縦ラインセンサー103a,103bから画素信号を読み出す。そして読み出した画素信号を基に相関演算を行い、デフォーカス量を算出する。
S109では、S107あるいはS108で算出したデフォーカス量に基づいて、レンズ通信回路105を介して撮影レンズ200のフォーカスレンズの駆動制御(焦点調節)を行う。S110では、スイッチ群214内のスイッチSW2の状態から撮影動作を行うか、あるいはAF動作を行うかの判定を行う。スイッチSW2がオンしている場合はS111へ移行する。
S111では、CPU100は第2撮像センサー107からの画像情報から被写体輝度を測光しその測光値から、被写体輝度BVを求め、公知の方法で、絞り値AVおよびシャッタスピードTVを算出する。そして、クイックリターンミラー205を跳ね上げて撮影光路から退避させると同時に、CPU100はレンズ200に対してレンズ通信回路105を介してレンズ200内の不図示の絞りを制御する。シャッタ制御回路108を介してマグネット118a,118bの通電時間を制御してシャッタスピードを制御し、シャッタ開の間に撮像センサー106で露光動作を行う。露光動作後、クイックリターンミラー205をダウンさせ、撮像センサー106から撮像信号を読み出し、一連のAF動作及び撮影動作を終了する。
一方、S110でSW2がオフの場合はS112へ移行する。S112では、スイッチ群214内のスイッチSW1の状態からAF動作及び撮影動作を終了するか、あるいはAF動作を継続するかの判定を行う。スイッチSW1がオンしている場合はS101へ戻りAF動作を継続して行う。一方、スイッチSW1がオフしている場合は、AF動作及び撮影動作を終了する。
なお、上述したS103における信頼性評価の項目や演算方法は一例であり、これに限定されるものではない。また、S106における測距点の表示方法は一例であり、追尾測距点と精度測距点の違いを色や表示のタイミングを変えることで区別を付けてもよい。
以上のように、第2撮像センサー107で得られた画像からAFセンサー101によりデフォーカスを検出する際の信頼性を評価している(S103)。したがって、AFセンサー101で得られた画素信号からは検出できない「色やコントラストの向きによる苦手被写体」を検出することができ、より高精度なAF制御を行うことができる。
また、追尾位置情報による測距点(追尾測距点)と、AF信頼性の最も高い測距点(精度測距点)を異なる表示方法で表示することで、撮影者がそれぞれの測距点位置を確認することができる(S104)。
また、追尾測距点と精度測距点の内どちらの位置でAFさせるかを撮影者に選択させることができ、撮影者の意図にあったAF制御を行うことができる(S106〜S108)。

Claims (7)

  1. 撮影レンズを介して入射した被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子により得られる画像と、予め記憶されている画像とを比較することにより、前記撮像素子により得られる画像から主被写体の位置を検出する被写体認識手段と、
    前記撮像素子の画面内の複数の位置の合焦状態を検出する焦点検出手段と、
    前記撮像素子の画面内の前記主被写体の位置を含む複数の位置の合焦状態の検出結果の信頼性を判定する信頼性判定手段と、
    前記信頼性判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の位置のうちで焦状態の検出結果の信頼性が高い位置を判定する判定手段と、
    前記主被写体の位置の合焦状態の検出結果と、前記焦状態の検出結果の信頼性が高いと判定された位置の合焦状態の検出結果のどちらを前記撮影レンズの焦点調節に用いるかをユーザが予め設定するための設定手段と、
    前記主被写体の位置の合焦状態の検出結果と、前記合焦状態の検出結果の信頼性が高いと判定された位置の合焦状態の検出結果のうちの、前記設定手段により設定された方の検出結果を用いて前記撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段と、
    を備えることを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記信頼性判定手段は、前記被写体認識手段により検出された前記主被写体の位置、および該主被写体の位置の近傍の画像情報に基づいて、前記合焦状態の検出結果の信頼性を判定することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記信頼性判定手段は、被写体の色、明るさ、コントラスト、形状のうちの少なくとも1つに基づいて前記合焦状態の検出結果の信頼性を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の焦点検出装置。
  4. 前記主被写体の位置と、前記焦状態の検出結果の信頼性が高いと判定された位置の両方の位置を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  5. 前記表示手段は、前記主被写体の位置と、前記焦状態の検出結果の信頼性が高いと判定された位置とを、表示形状、色、タイミングの少なくとも1つを異ならせて表示することを特徴とする請求項4に記載の焦点検出装置。
  6. 前記焦点検出手段は、複数のラインセンサーの信号を用いて位相差検出方式の焦点検出を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  7. 前記焦点検出手段は、前記複数のラインセンサーが複数の異なる方向に配置されており、前記信頼性判定手段の判定結果に基づいて、合焦状態の検出に用いるラインセンサーの方向を決定することを特徴とする請求項6に記載の焦点検出装置。
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