JPH05171550A - スライダ針を装着した編み機の装置および編み機用のスライダ針 - Google Patents

スライダ針を装着した編み機の装置および編み機用のスライダ針

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JPH05171550A
JPH05171550A JP4143190A JP14319092A JPH05171550A JP H05171550 A JPH05171550 A JP H05171550A JP 4143190 A JP4143190 A JP 4143190A JP 14319092 A JP14319092 A JP 14319092A JP H05171550 A JPH05171550 A JP H05171550A
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JP
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needle
slider
hook
thread
inclined surface
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Pending
Application number
JP4143190A
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English (en)
Inventor
Hartmut Schindler
シンドラー ハートムト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
Original Assignee
Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
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Filing date
Publication date
Application filed by Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH filed Critical Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
Publication of JPH05171550A publication Critical patent/JPH05171550A/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/02Knitting tools or instruments not provided for in group D04B15/00 or D04B27/00
    • D04B35/06Sliding-tongue needles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 編み機において、糸(28)を開いたニードル
・フック(5.2 )に通すことを制御するためのスライダ
針を装着した編み機の装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 糸が正しくフック内に挿通されないのを防止
するために、あるいはすでにフック内に挿通された糸が
スライダ部品(6 )の閉鎖動作時に振動などが原因でフ
ック(5.2 )から飛び出るのを防止するために、スライ
ダ針のスライダ部品(6 )は、フック(5.2 )が閉じた
とき、フック、ニードル部品(5 )およびスライダ部品
(6 )によって形成された糸空間(32)内に突入する傾
斜面(6.5)を備えている。この結果、糸ガイド(29)
とスライダ針の間の糸部分はスライダ部品(6 )の閉鎖
動作時に糸空間(32)内の奥に押し込まれるので、フッ
クがまだ開いている後続のスライダ針に挿通された糸セ
クションは確実にそれぞれの糸空間(32)内に入り込
み、あるいはそこに保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1および請求項
2の特徴事項の前文に記載の装置およびスライダ針に関
する。
【0002】
【従来の技術】スライダ針を装着した編み機において、
糸を通すために用意され、特にニードルのフックによっ
て形成された糸空間に確実に糸を通すための装置は公知
である。これらの装置は特殊形状に形成されたシンカと
関連カム通路から構成され(DE-A1 3 629 791 )、さら
に特別な糸ガイドと結合することが可能になっている
(EP-A1 0 357 566 )。この種の装置が必要になるの
は、特に、スライダ針を装着した高速丸編み機の場合で
ある。その理由は、スライダ針には、ラッチ針と対照的
に、糸を確実に糸空間に通すことに関与するピボット軸
支されたラッチがないためであり、また、糸ガイドと開
いたままになっている糸空間の間の糸部分が糸の緊張の
変化や編み機の不可避な振動が原因で激しくふらつく可
能性があり、その結果、糸が糸空間に正しく通されなか
ったり、すでに通されている場合であっても、そのあと
でスライダ部品で糸空間を閉じるときに糸空間から飛び
出したりすることがあるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特殊なシンカやカム通
路を使用すると、構造が高価になり、必ずしも望ましく
ない。このことは特に大容量の丸編み機に当てはまる。
つまり、この場合には、スライダ針から得られる高速の
編み速度の可能性をフルに利用する必要があり、そのた
めに、シンカの移動が増加したり、シンカの重量が増加
すると、この目的の達成の妨げとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、冒頭に
言及した装置およびスライダ針において、特殊なシンカ
やシンカの移動を不要にして、すでに通された糸を保護
する装置およびスライダ針を提供することにある。
【0005】上記目的を達成する本発明の装置は、ニー
ドルをもつスライダ針と、相互に対して移動可能な、ニ
ードル部品とスライダ部品をもつスライダ針を装着し、
糸のために用意され、ニードル部品とスライダ部品およ
びニードル部品上のフックによって形成され、スライダ
部品とニードル部品を相対的に少なくとも部分的に移動
させることによって開閉される糸空間内に糸を挿通する
ことを制御するための編み機に設けられた装置におい
て、スライダ部品上に形成され、スライダ部品を移動さ
せてフックを閉じるとき糸を糸空間内の奥に押し込むた
めの傾斜面を備えたことを特徴とする編み機に設けられ
た装置である。
【0006】また、本発明のスライダ針は、背面とそこ
に接続されたフックをもつシャンクを備えたニードル部
品とシャンク・セクションと、フックを開閉するために
そこに接続された閉塞セクションとをもつスライダ部品
を備え、閉塞セクションはシャンク・セクションの方向
とニードル部品の背面の方向に向かって上昇していく傾
斜面をその背面側に備えており、スライダ部品はフック
を少なくとも部分的に閉じるためにニードル部品に対し
て相対的にその長軸方向に移動可能に配置され、フッ
ク、シャンクおよび閉塞セクションはフックが閉じた状
態にあるとき、糸を挿通するための糸空間を形成するよ
うになった編み機用のスライダ針において、傾斜面はス
ライダ部品がフックを閉じるように移動したとき糸を糸
空間内に押し込む傾斜面として形成されていることを特
徴とする編み機用のスライダ針である。
【0007】
【作用】本発明によれば、特殊形状のスライダ部品によ
って糸を確実に糸空間に通すことができるという利点が
得られ、また糸が糸空間から飛び出すことが防止される
という利点が得られる。従って、特殊なシンカを不要と
し、またシンカを移動させる必要もない。さらに、スラ
イダ部品を余分に移動させる必要もない。スライダ部品
の重量はいずれの場合も傾斜面が存在するため大幅に増
加することがないので、スライダ針を使用したときに望
ましい編み速度の高速化の利点を十分に利用することが
できる。
【0008】スライダ部品に傾斜面を設けたスライダ針
は原理的には公知である(DE-C1 3325 767 )。しか
し、公知の傾斜面は糸に積極的に作用するという目的に
は役立たず、単にスライダ部品の比較的広いシャンクか
ら比較的細い閉塞セクションに段階的に移るのに役立つ
だけである。従って、このような傾斜面は本発明の課題
に不適であり、またその解決に役立たない。
【0009】本発明のその他の利点は請求項3およびそ
れ以降の請求項に明確化されている通りである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳しく説明する。
【0011】スライダ針、スライダ針を装着した丸編み
機、およびこれらの働きまたは動作の仕方は一般に公知
である(DE-A1 3 821 213 、DE-A1 3 529 791 、EP-A1
0 357 566 )ので、ここで詳しく説明することは省略す
る。この点に関して、シングル・モード方式(ニッ
ト)、デュアル・モード方式(ニット、ミス)または3
モード方式(ニット、ミス、タック)で任意に動作する
編み機を実現できることは自明であり、編み針やスライ
ダ部品の移動と平行移動が可能なシンクを編み機に装着
させるか、あるいは装着させないかは任意である。
【0012】図1と図2に示すように、スライダ針はシ
ャンク5.1 とフック5.2 をもつニードル部品5 およびシ
ャンク・セクション6.1 と閉塞セクション6.2 をもつス
ライダ部品6 から構成されており、フック5.2 またはフ
ックによって形成される糸空間を開閉するようになって
いる。ニードル部品5 とスライダ部品6 はカム部品によ
って公知の方法で制御されるバットも備えている。
【0013】図3と図4は、ニードル部品またはスライ
ダ部品がシステムの対応するカム通路に案内されると
き、フック5.2 の上縁および閉塞セクション6.2 の先端
チップ6.4 がそれぞれ通り抜ける通路24と25の例を示し
た概略図であり、スライダ針の走行方向は図3と図4に
矢印Bで示されている。ニードル部品はまず上昇前進セ
クション26上を案内され、他方、スライダ部品6 はほぼ
水平のセクション27上を案内される。これによって、フ
ック5.2 が開いて、前進セクション26の近くを糸ガイド
29によって公知方法で給糸される糸28の上方に位置する
高さまで持ち上げられる。このあとに続いて、ニードル
部品5 は下降後退セクション30上を案内され、これと同
時に、スライダ部品6 は上昇前進セクション31上を案内
される。この状態を示したのが、図3と図4の左端のス
ライダ針である。この結果、一方では、糸28がフック5.
2 の領域に入り込み、他方では、閉塞セクション6.2 が
徐々にフック5.2 を閉じていくか、あるいは糸空間32が
公知のように糸28を包み込む。この糸空間は基本的にフ
ック5.2 、シャンク5.1 および閉塞セクション6.2 が境
界になっている。この動作は図3と図4に示す中間のス
ライダ針で完了する。次に。スライダ部品6 は、図3と
図4の右端のスライダ針が示すように、後退セクション
30に平行になった通路セクション33上を移動するので、
公知のように、閉じたフック5.2 によって糸28から新し
いループが形成される。ここまで説明してきた動作過程
で、スライダ針は図4に示すように、背面34がニードル
円筒の直径によって決まる円弧を描いて案内される。こ
の円弧はニードル通路4の底面(図2中のライン35)、
従ってスライダ針の背面5.4 の位置に対応している。
【0014】通路セクション26、27、30、31および33は
それぞれ使用する編み機の種類にあった形状にすること
が可能である。
【0015】図3に示すように、図3の右側のニードル
のフック5.2 は、糸空間32が閉じているだけでなく、糸
28がすでにフック5.2 に配置され、位置付けられている
が、糸ガイド29との間隔が相対的に広くなっている。従
って、大容量編み機では振動が不可避であるので、右側
のスライダ針と糸ガイド29の間に位置する糸部分がふら
ついたり、揺動したりするおそれがある。従って、その
あとに続くニードル、例えば、図3の左側のスライダ針
の先端チップ6.4 が上昇すると、糸28を突き刺す可能性
があり、糸28が先端チップ6.4 の前方に来るおそれさえ
あるので、閉鎖操作が完結した後糸が糸空間32内に位置
しないことになり、欠落したステッチを形成することに
なる。
【0016】図3と図4に示す丸編み機はこの問題を防
止する単純構造の装置を備えている。この装置はスライ
ダ部品6 の閉塞セクション6.2 上の傾斜面6.5 からなっ
ている。これらの傾斜面は図1と図2にも示しているよ
うに、糸空間32に面しており、閉塞セクション6.2 の閉
鎖動作時に糸28を糸空間32の奥に押し込んで、できる限
りシャンク5.1 の近接付近に近づくように移動すること
を目的としている。これは図3と図4に中間スライダ針
の黒点で示されており、この結果、糸は少なくとも1つ
の後続スライダ針、つまり、図3と図4の左側のスライ
ダ針の糸空間32に、より確実に位置することになり、関
連スライダ部品6 の次の閉鎖動作時にもそこに留まって
いる。従って、図4は左側と中間のスライダ部品6 の領
域では、図3に示す黒点のレベルにおけるニードル部品
5 の断面を示しており、他方、右側のニードルの場合に
は、平面図が示されている。従って、図4では、左側の
シャンク5.1 は断面で示され、閉塞セクション6.2 と先
端6.4 をもつシャンク・セクション6.1 は平面図で示さ
れている。中間のニードルについては、傾斜面6.5のす
ぐ下のシャンク5.1 とシャンク・セクション6.1 は共に
断面で示されている。右側のニードルについては、フッ
ク5.2 と閉塞セクション6.2 の先端6.4 が見えるように
なっている。さらに、図4に示すように、糸28は中間の
ニードルの領域に若干のねじれがあるが、これは、傾斜
面6.5 によって半径方向に内側に完全に押し込まれたた
めであり、そこに位置し、減衰されているので、糸がこ
の中間スライダ針で揺動することがなくなる。従って、
図4の左側のスライダ針については、閉塞セクション6.
2 の閉鎖動作時に先端チップ6.4 の外側の位置に入り込
むおそれがない。
【0017】傾斜面6.5 の位置、傾斜、幅および長さ
は、特定の応用におけるスライダ針の幾何学的形状に左
右されるだけでなく、他の様々な要因にも左右される。
特に、通路セクション31に沿ってスライダ部品6 が前進
する速度が、ニードル部品5 が通路セクション30に沿っ
て後退する速度に比べてどれだけ速いかによって左右さ
れる。従って、傾斜面6.5 は、糸28を十分に深く糸空間
32内に押し込んで、スライダ部品6 によって行われる閉
鎖動作時に積極的に糸に作用するように形成する必要が
ある。
【0018】図1と図2はスライダ針の拡大図であり、
ニードル・ベッド内の関連通路の底面はライン35(図
2)で示されており、ここにはシャンク5.1 はスライド
ばめされてその背面5.4 によって案内される。図1と図
2を比較すれば明らかなように、糸28は矢印Vの方向に
行われる閉鎖動作の開始時にシャンク5.1 または背面5.
4 に面する傾斜面6.5 上に走行し、そのあとこの傾斜面
6.5 に沿ってスライドするので、"X" (図1)の量だけ
半径方向に、つまり、シャンク5.1 または背面5.4 の方
向に移動する。この"X" 量は少なくともフックの幅"Y"
(図1)に一致していることが好ましく、そうすれば、
糸28は十分に深く糸空間32に入り込むことになる。
【0019】図1と図2に詳しく示すように、傾斜面6.
5 と反対方向に急上昇するフック5.2 とシャンク5.1 の
間にニードル・ブレスト5.5 を設けることが可能であ
り、スライダ部品6 のシャンク・セクション6.1 をニー
ドル部品5 のU形状の長溝にスライド可能に取り付ける
ことが可能である。さらに、フック5.2 の自由端に公知
の方法で別の長溝5.7 を設けて、閉じたフック5.2 で閉
塞セクション6.2 を案内することが可能である。傾斜面
6.5 は図1と図2に示すように直線であることが好まし
いが、傾斜面を曲面にしたり、段を設けたり、その他の
形状にすることが可能であり、背面との角度αは15°乃
至70°にするのが好ましい。フック5.2 を閉じたとき、
傾斜面6.5 の始端はフックの自由端(図2)に位置する
ことが好ましく、傾斜面6.5 の終端はニードルブレスト
5.5 の上方近くか、あるいはニードルブレストとフック
5.2 の間に位置し、特に背面5.4 の方向にフック5.2 の
内縁を越えて内側に突出していることが好ましい。従っ
て、角度αは、一方では、傾斜面6.5 が背面5.4 の方向
に十分に大きなストロークを行うように選択する必要が
あるが、他方では、糸28が糸空間32内で押し上げられる
ような大きな角度にすべきではない。
【0020】図1と図2の実施例では、傾斜面6.5 は閉
じたフック5.2 の自由端のすぐ下と閉塞セクション6.2
の中間セクションから始まっているが、図5と図6の実
施例では、同一部品は同一符号を付けて示されている
が、変更された閉塞セクション36.2をもつスライダ部品
36が設けられている。これに設けられた傾斜面36.5はほ
ぼその幅全体にわたっているので、図1と図2のように
段になっていないで、ほぼウェッジまたは三角形状にな
っている。従って、フック5.2 には、ニードル部品5 の
背面5.4 に平行の長溝5.7 (図1と図2)がなく、ニー
ドル部品5 の背面に対して傾斜面36.5の角度に対応する
角度をなす溝5.8 (図5)が設けられている。フック5.
2 が閉じたとき、傾斜面36.5自体は一部が溝5.8 の上方
に位置するのではなく、溝5.8 内に位置している。
【0021】部品36.1と36.4は図1と図2に示すスライ
ダ針の部品6.1 と6.4 に対応している。
【0022】図7の実施例は、同一部品は同じく同一符
号を付けて示されているが、スライダ部品46に延長した
傾斜面46.5が設けられている点で図1と図2の実施例と
異なっている。その結果、"X" 量とスライダ部品46のシ
ャンク・セクション46.1の幅が共に図1と図2に比べて
大きくなっている。この実施例では、傾斜面46.5が、フ
ック5.2 が閉じた状態にあるとき、ニードル部品5 の長
溝5.6 まで延長するという利点が得られる。つまり、ニ
ードル・ブレスト5.5 に入り込むので、図2と図6に示
す自由空間37または38が傾斜面46.5の下方およびニード
ル部品5 のシャンク5.1 とスライダ部品46のシャンク・
セクション46.1の間に発生することがないという利点が
得られる。
【0023】最後に、図8はシャンク・セクション56.1
をもつスライダ部品56を示している。閉塞セクション5
6.2に傾斜面56.5が設けられている。図1、図2および
図7と対照的に、傾斜面56.5は閉塞セクション56.2の自
由端側に向かう別の傾斜面56.6に隣接し、傾斜面56.5と
角度をなし、閉鎖動作時には図1乃至図7と同じように
ニードル部品のフックに形成された同一形状の溝と共働
する。傾斜面56.5と56.6はどちらも要求事項に応じて形
成することが可能である。
【0024】
【発明の効果】図1、図2および図5乃至図8に示すよ
うに、糸28は任意のスライダ針のフック5.2 を閉じると
き、傾斜面6.5 、36.5、46.5および56.5によって"X" 量
だけ糸空間32内に押し込むことができる。このようにし
て、そのスライダ針と糸ガイド29の間に置かれた糸部分
は安定するだけでなく、少なくとも1つの後続スライダ
針のまだ開いている糸空間32内にも、あるいは複数の後
続スライダ針のまだ開いている糸空間32内にも保持さ
れ、あるいはそこから飛び出さないように案内されるこ
とになる。この結果、図3と図4に示されていないもっ
と多くのスライダ針を、図3と図4の中間スライダ針に
対応し、傾斜面がすでにその効果を達成しているスライ
ダ針と図3と図4の左側スライダ針に対応し、糸が糸空
間に突入したばかりのスライダ針の間に配置することが
できるが、これは、中間位置を占める追加のニードルの
通路セクション30、31または類似物の傾斜、スライダ部
品およびその傾斜面によって左右される。
【0025】本発明は上述した実施例には限定されず、
種々の態様に変更することが可能である。このことは特
にスライダ部品自体に当てはまる。本明細書でスライダ
針というときは、同じような働きをするすべての針を含
むものである。特に、チュブラまたは複合ニードルとし
て形成されたものが含まれる。さらに、特定の応用で丸
編み機を使用するか、平編み機を使用するか、別の編み
機や成形機を使用するかは重要でない。また、編み機や
成形機のすべてのスライダ針に上述した傾斜面を設ける
必要がないことはもちろんである。例えば、1つおきの
スライダ部品にだけかかる傾斜面を設けた場合でも、同
じ効果が達成できるからである。なお、最適実施例で
は、すべてのスライダ部品に上述した傾斜面が設けられ
ている。最後に、スライダ部品または図3に示すよう
に、ニードル部品を移動させて、糸空間を閉じることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のスライダ針の一部拡大断
面図であり、糸空間が部分的に開いている状態の図であ
る。
【図2】同じく第1実施例のスライダ針の一部拡大断面
図であり、糸空間が閉じた状態の図である。
【図3】本発明の基礎となる原理を簡略化して示した概
略図であり、糸を確実に通し、スライダ針の糸空間にす
でに通された糸が特殊なスライダ部品によって飛び出す
のを防止する方法を説明する丸編み機のニードル・サー
クルの部分正面図である。
【図4】同じく丸編み機のニードル・サークルの部分平
面図である。
【図5】本発明の第2実施例によるスライダ針の一部拡
大断面図であり、糸空間が部分的に開いている状態の図
である。
【図6】同じく第2実施例のスライダ針の一部拡大断面
図であり、糸空間が閉じた状態の図である。
【図7】本発明の第3実施例によるスライダ針の一部拡
大断面図であり、糸空間が閉じた状態の図である。
【図8】本発明の第4実施例によるスライダ針のスライ
ダ部品の一部拡大正面図である。
【符号の説明】
5 ニードル部品 5.2 フック 5.5 ニードルブレスト 6 、36、46、56 スライダ部品 6.5 、36.5、46.5、56.5 傾斜面 28 糸 32 糸空間
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 図3と図4は、ニードル部品またはスラ
イダ部品がシステムの対応するカム通路に案内されると
き、フック5.2 の上縁および閉塞セクション6.2の先端
チップ6.4 がそれぞれ通り抜ける通路24と25の例を示し
た概略図であり、スライダ針の走行方向は図3と図4に
矢印Bで示されている。ニードル部品はまず上昇前進セ
クション26上を案内され、他方、スライダ部品6 はほぼ
水平のセクション27上を案内される。これによって、フ
ック5.2 が開いて、前進セクション26の近くを糸ガイド
29によって公知方法で給糸される糸28の上方に位置する
高さまで持ち上げられる。このあとに続いて、ニードル
部品5 は下降後退セクション30上を案内され、これと同
時に、スライダ部品6 は上昇前進セクション31上を案内
される。この状態を示したのが、図3と図4の左端のス
ライダ針である。この結果、一方では、糸28がフック5.
2 の領域に入り込み、他方では、閉塞セクション6.2 が
徐々にフック5.2 を閉じていくか、あるいは糸空間32が
公知のように糸28を包み込む。この糸空間は基本的にフ
ック5.2 、シャンク5.1 および閉塞セクション6.2 が境
界になっている。この動作は図3と図4に示す中間のス
ライダ針で完了する。次にスライダ部品6 は、図3と
図4の右端のスライダ針が示すように、後退セクション
30に平行になった通路セクション33上を移動するので、
公知のように、閉じたフック5.2 によって糸28から新し
いループが形成される。ここまで説明してきた動作過程
で、スライダ針は図4に示すように、背面34がニードル
円筒の直径によって決まる円弧を描いて案内される。こ
の円弧はニードル通路の底面(図2中のライン35)、従
ってスライダ針の背面5.4 の位置に対応している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハートムト シンドラー ドイツ連邦共和国 ダブリュー−7470 ア ルブシュタット 1 ジーゲルプラッツ 3

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニードルをもつスライダ針と、相互に対
    して移動可能な、ニードル部品とスライダ部品をもつス
    ライダ針を装着し、糸のために用意され、ニードル部品
    とスライダ部品およびニードル部品上のフックによって
    形成され、スライダ部品とニードル部品を相対的に少な
    くとも部分的に移動させることによって開閉される糸空
    間内に糸を挿通することを制御するための編み機に設け
    られた装置において、スライダ部品(6 、36、46、56)
    上に形成され、スライダ部品を移動させてフック(5.2
    )を閉じるとき糸(28)を糸空間(32)内の奥に押し
    込むための傾斜面(6.5 、36.5、46.5、56.5)を備えた
    ことを特徴とする編み機に設けられた装置。
  2. 【請求項2】 背面とそこに接続されたフックをもつシ
    ャンクを備えたニードル部品とシャンク・セクション
    と、フックを開閉するためにそこに接続された閉塞セク
    ションとをもつスライダ部品を備え、閉塞セクションは
    シャンク・セクションの方向とニードル部品の背面の方
    向に向かって上昇していく傾斜面をその背面側に備えて
    おり、スライダ部品はフックを少なくとも部分的に閉じ
    るためにニードル部品に対して相対的にその長軸方向に
    移動可能に配置され、フック、シャンクおよび閉塞セク
    ションはフックが閉じた状態にあるとき、糸を挿通する
    ための糸空間を形成するようになった編み機用のスライ
    ダ針において、傾斜面(6.5 、36.5、46.5、56.5)はス
    ライダ部品がフック(5.2 )を閉じるように移動したと
    き糸(28)を糸空間(32)内に押し込む傾斜面として形
    成されていることを特徴とする編み機用のスライダ針。
  3. 【請求項3】 傾斜面(6.5 、36.5、46.5、56.5)は、
    フック(5.2 )を閉じるとき少なくともフック幅("Y"
    )の半分だけスライダ針の軸を横切るように糸を移動
    させるように形成されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の装置またはスライダ針。
  4. 【請求項4】 傾斜面(6.5 、36.5、46.5、56.5)は平
    面に沿って延びていることを特徴とする請求項1または
    3に記載の装置またはスライダ針。
  5. 【請求項5】 傾斜面(6.5 、36.5、46.5、56.5)はシ
    ャンクの背面に対して15°乃至70°の角度をなしている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装
    置またはスライダ針。
  6. 【請求項6】 ニードル部品(5 )はニードルブレスト
    (5.5 )を備え、傾斜面(6.5 、36.5、46.5、56.5)の
    終端はフック(5.2 )が閉じたとき、ほぼニードルブレ
    スト(5.5 )とフック(5.2 )の間に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の装置
    またはスライダ針。
  7. 【請求項7】 傾斜面(6.5 、36.5、46.5、56.5)はフ
    ック(5.2 )が閉じたときフックの自由端から直接に始
    まることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    の装置またはスライダ針。
  8. 【請求項8】 傾斜面(6.5 、36.5、46.5、56.5)の終
    端は、フックが閉じたときニードル部品の背面(5.4 )
    の方向にフック(5.2 )の内縁を越えて内側に突出して
    いることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
    の装置またはスライダ針。
JP4143190A 1991-05-11 1992-05-08 スライダ針を装着した編み機の装置および編み機用のスライダ針 Pending JPH05171550A (ja)

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