JPH08232144A - 立ち毛メリヤス生地を生産するための方法及び編機並びに立ち毛メリヤス生地を生産するための編機用シンカ - Google Patents

立ち毛メリヤス生地を生産するための方法及び編機並びに立ち毛メリヤス生地を生産するための編機用シンカ

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JPH08232144A
JPH08232144A JP8030995A JP3099596A JPH08232144A JP H08232144 A JPH08232144 A JP H08232144A JP 8030995 A JP8030995 A JP 8030995A JP 3099596 A JP3099596 A JP 3099596A JP H08232144 A JPH08232144 A JP H08232144A
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loop
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Ernst-Dieter Plath
プラス エルンスト−ディーテル
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Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
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Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
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    • D04BKNITTING
    • D04B1/00Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
    • D04B1/02Pile fabrics or articles having similar surface features
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
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    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
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    • D04BKNITTING
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    • D04B9/12Circular knitting machines with independently-movable needles with provision for incorporating pile threads

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  • Textile Engineering (AREA)
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  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】傾斜可能なシンカを用いる必要を省き、あらか
じめ形成されたベース糸ループを中間レベルに目移しし
なくてよい立ち毛メリヤス生地生産方法及び編機並びに
当該編機用シンカを提供する。 【解決手段】ベース糸ループ(48)及びプラッシュ糸
ループ(54)が所定のシンカエッジ上においてあらか
じめ形成されるとともに、実際の編目形成に先立ってシ
ンカ(1、2)の単純変位により、前記シンカエッジか
ら別な所定のシンカエッジに移される立ち毛メリヤス生
地生産方法。第一のシンカ(1)と、斜面(15)を備
えた第二のシンカ(2)とを有し、当該斜面を用いて、
第一のシンカ(1)を後退させると同時に第二のシンカ
を前進させることによってベース糸ループ(48)を移
す過程において、第一のシンカ(1)が再び前進せしめ
られた時に、ベース糸ループが該シンカ(1)のスリッ
ト(4)内に確実に取り込まれるような作用をベース糸
ループ(48)に及ぼす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フック(22)を
有する編成具(21)と、該編成具に一対ずつ割り当て
られる第一および第二のシンカ(1、2)であって、該
編成具(21)の方向に半径方向に前後移動可能である
とともにベース糸(33)とプラッシュ糸(34、3
5)との供給を受けてベース糸の編目とプラッシュ糸ル
ープとを作る編機によって編生地と該編生地内に拘束さ
れたプラッシュ糸ループとを有する立ち毛メリヤス生地
を生産する方法であって、まず上昇せしめられた前記編
成具(21)の前記フック(22)にベース糸(33)
を挿入してから前記編成具(21)を後退させることに
よって前記第一のシンカ(1)のシンカエッジ(7、
9)の上においてあらかじめベース糸ループ(48)を
形成させ、再び上昇せしめられた前記編成具(21)の
前記フック(22)に少なくとも1本のプラッシュ糸
(34、35)を挿入してから前記編成具(21)を後
退させることによって前記第二のシンカ(2)のシンカ
エッジ(17、19)の上においてあらかじめプラッシ
ュ糸ループ(54)を形成させ、然るのちに、前記あら
かじめ形成されたベース糸ループ(48)をループ事前
形成用の前記エッジ(7、9)から前記第一のシンカ
(1)のノックオフ用エッジ(5)に移すとともに、前
記プラッシュ糸ループ(54)をループ事前形成用の前
記エッジ(17、19)から前記第一のシンカ(1)の
ノックオフ用エッジに移し、次に前記編成具をノックオ
フ位置まで後退させて前記ベース糸ループとプラッシュ
糸ループ(48、54)とにより編目を形成させる立ち
毛メリヤス生地生産方法およびかかる立ち毛メリヤス生
地生産方法用の編み機、並びに当該編み機用のシンカに
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の編機を用いて
編目(stitch row)を形成させるには、まず
最初に、ベース糸およびプラッシュ糸に関連あるシンカ
エッジを用いて、全てのベース糸とプラッシュ糸とによ
りベース糸ループおよびプラッシュ糸ループまたは弧形
部をあらかじめ形成させてから、あらかじめ形成された
ベース糸ループおよびプラッシュ糸ループを共通のシス
テム区間において編目にする。このような方法を用いる
ことにより、複数本の異なるプラッシュ糸の中から選択
されたプラッシュ糸を編目の各ベース糸またはベース糸
の編目に挿入するとともに、こうして極めて密な編目の
立ち毛メリヤス生地を製作することができる。他方、ベ
ース糸ループおよびプラッシュ糸ループをあらかじめ形
成させる目的は、ベース糸ループとプラッシュ糸ループ
とによる均一な編目の形成、すなわち長さの等しい編目
の形成を可能にすることと、編成工程において糸を穏や
かに扱うこととにある。
【0003】このような立ち毛メリヤス生地の生産方法
として、これまでに二種類の方法が周知である。一方の
方法(独国特許公開第40 33 735 A1号)
は、ベース糸ループが、最終的な編目形成工程が開始さ
れるまで、該ループを形成させたシンカ上において保持
されることを特徴としている。これに対して、他方の方
法(欧州特許公開第0 594 187 A1号)で
は、ベース糸ループが、あらかじめ形成された直後に該
ループを形成させたシンカエッジから、より低いレベル
にある別なシンカエッジに移されるとともに、編目形成
工程の少し前に第三のシンカエッジに移されるまで該シ
ンカエッジ上において保持される。このため、最初に記
載の方法では、主として構造面から必ずしも望ましくは
ない変位可能かつ傾斜可能な配設のシンカが用いられる
一方、他方の方法では、ベース糸ループの目移しが困難
かつ必ずしも十分に確実に行なわれない別なエッジを有
する中間レベルのシンカが用いられる。しかし、両方法
とこれに関連ある編機とは、均一な編目設計に必要な、
ベース糸およびプラッシュ糸の弧形部を本質的に連続制
御しながら緊張状態に保ちうるという利点を特徴として
いる。
【0004】本発明の目的は、前記二種類の公知技術の
利点を組み合わせて、傾斜可能なシンカを用いる必要が
なくなり、しかもあらかじめ形成されたベース糸ループ
を中間レベルに目移ししなくてもよいような、立ち毛メ
リヤス生地を生産するための方法及び編機並びに当該編
機用のシンカとを開発することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、従来公知の立ち毛メリヤス生地生産方
法において、第二のシンカ(2)が後退位置に案内され
て、プラッシュ糸ループ(54)がループ事前形成用の
エッジ(17、19)からノックオフ用エッジ(7、
9)に移されることを特徴とする立ち毛メリヤス生地生
産方法を提案する。
【0006】また、この本発明の生産方法のために、従
来公知の立ち毛メリヤス生地生産用編み機において、第
二のシンカ(2)が、ループ事前形成用の前記エッジ
(7、9)から前記ノックオフ用エッジ(5)に前記ベ
ース糸ループが移される時に前記ベース糸ループ(4
8)を下方に押す斜面(15)を備えることを特徴とす
る立ち毛メリヤス生地生産用編機を提案する。
【0007】更に、本発明は、当該立ち毛メリヤス生地
生産用編機に用いるシンカとして、従来公知の立ち毛メ
リヤス生地生産用の編機用シンカにおいて、平坦な下面
(11)よりも上において自身の前端部上に、前記下面
(11)と平行なエッジ(14)と上前方に斜めに延在
する斜面(15)とによって形成される凹部(12)を
有し、前記下面(11)と本質的に平行な上側エッジ
(19)が前記凹部(12)より上に設けられることを
特徴とするシンカを提案する。
【0008】本発明の立ち毛メリヤス生地を生産するた
めの方法及び編機並びに当該編機用シンカによれば、ベ
ース糸ループ(48)およびプラッシュ糸ループ(5
4)が所定のシンカエッジ上においてあらかじめ形成さ
れるとともに、実際の編目形成に先立ってシンカ(1、
2)の単純変位により前記シンカエッジから別な所定の
シンカエッジに移されることを特徴とする。そのため
に、前記本発明の編機は、第一のシンカ(1)と、斜面
(15)を備えた第二のシンカ(2)とを有する。前記
斜面(15)を用いて、第一のシンカ(1)を後退させ
ると同時に第二のシンカ(2)を前進させることによっ
て、ベース糸ループ(48)を移す過程において、第一
のシンカ(1)が再び前進せしめられた時にベース糸ル
ープ(48)が該シンカ(1)のスリット(4)内に確
実に取り込まれるような作用をベース糸ループ(48)
に及ぼすことができる。
【0009】
【実施例】添付図面を参照しながら実施例を用いて本発
明について以下に詳細に説明する。
【0010】以下に、立ち毛メリヤス生地の生産に適し
た丸編機に関して本発明を説明する。この種の丸編機
は、たとえば独国特許公開第31 45 307 A1
号および独国特許公開第40 33 735 A1号か
ら周知であり、繰り返しを避けるために、これらのドイ
ツ特許公開の内容を特に参照して本発明の主題を開示す
る。周知の丸編機に対して、本発明による丸編機は、以
下に詳細に説明する異なったカム溝(図3)と異なった
種類のシンカ(図2)とを有する。
【0011】本発明にしたがった丸編機は、回転可能に
配設された針シリンダの形をとる図示しない編成具支持
部と、針シリンダとともに回転可能なシンカディスクの
形をとる図示しないシンカ支持部とを有する。通常のホ
ールドダウン・シンカおよびノックオーバ・シンカと呼
ぶことのできる図1のシンカ1とプラッシュ・シンカと
呼ぶことのできる図2のシンカ2とは、シンカ支持部の
通常の溝または経路内に変位可能に配置される。
【0012】シンカ1は、自身の前端部上かつ本質的に
平坦な下面3より上において、線形スリット4へと遷移
する低い方のエッジ5を有するとともに、前記エッジ5
より上において、自身の下面と低い方のエッジ5とによ
り線形スリット4を形成する尖端6を有しており、該尖
端の後端部はショルダ8を介してさらに後方かつ尖端6
より上のエッジ9に接続される。この実施例では、エッ
ジ9および5は下面3と本質的に平行に延在する一方、
エッジ7は、エッジ5からの距離がショルダ8の少し前
の地点から尖端6の前端部に形成される地点まで徐々に
減少していくように若干下向きに傾斜または屈曲してい
る。さらに、スリット4の後端部からの長さを見ると、
尖端6の方がエッジ5よりも短くなっている。
【0013】図2において、シンカ2は、本質的に平坦
な自身の下面11より上において、シンカ2の前端部と
同じ長さに延在する低い方のエッジ14により形成され
る下面と斜め上前方に延在する斜面15により形成され
る上面とを有した前方開口凹部12を備える。シンカ2
の前端部手前において、斜面15は、エッジ14より上
に位置する尖端16へと遷移するとともに、凹部12の
後端部からの長さを見ると該エッジ14よりも短くなっ
ている。尖端16は上面において自身の前端部まで延在
するエッジ17を有しており、該エッジ17はショルダ
18を介して後端部において若干高いエッジ19へと遷
移する。この実施例では、エッジ14、17および19
は本質的に下面11と平行に配置される。また、シンカ
1の下面3からエッジ5までの距離はシンカ2の下面1
1からエッジ14までの距離よりも大とされる一方、同
時にシンカ1の下面3から上側エッジ9までの距離はシ
ンカ2の下面11から上側エッジ19までの距離よりも
小とされる。最後に、シンカ2の下面11から凹部12
が斜面15へと遷移する地点までの距離は、シンカ1の
下面3から尖端6の下面までの距離以下あるいは少なく
とも同じ距離とすることが好ましい。
【0014】たとえば通常のベラ針21(図3)の形を
とるとともに、フック22とベラ23と、針シリンダ内
に形成される関連の溝の通常垂直に延在する底面におい
て針を変位可能に案内する背面24とを有する編成具
は、丸編機の針シリンダ内に変位可能に配置される。さ
らに、シンカ1およびシンカ2と針21とにはそれぞ
れ、シンカまたはシリンダカム溝のカム溝構成要素によ
って本質的に周知の態様で制御される少なくとも1つの
バット25、26または27が設けられる。
【0015】理解しやすくするために、図1および図2
と図4〜図8および図10〜図14にそれぞれ、針21
の背面24または編成具支持部の関連ある溝の底部の位
置レベルを示す縦線28を引いてある。
【0016】図3に、2色の立ち毛メリヤス生地の編成
に適した丸編機のカム溝構成の断面略図を示す。この場
合、線30は、針21が循環位置または非編成(ウエル
ト(welt))位置にある時の当該針21のフック2
2の位置を示す。シンカ1が針21または針シリンダの
方向に最前方まで押された時の該シンカ1のスリット4
の後端部の位置、すなわち該シンカ1が図1の右方向に
最大距離移動した位置、図3の上方向に最大距離移動し
た位置を線31に示す。これに対応して、線32は、第
二のシンカ2のショルダ18の相対的な位置を示す。こ
の場合は、線31および32が本質的に図1、図2、図
4〜図8および図10〜図14の線28に対応している
ため、図3におけるシンカ1および2の下方変位はそれ
ぞれ線28から左側への半径方向の後退に対応し、シン
カ1および2の上方変位は針21の方向または針シリン
ダ軸の方向の半径方向の変位に対応することになる。そ
れとは別に、針21とシンカ1および2とが行ないうる
動作を図3の矢印u、vおよびwに示す。
【0017】図3において、編成工程における針21と
シンカ1および2との案内経路は、図3において図の簡
略化のために省略されている適切な形のカム溝構成要素
が針21またはシンカ1および2のバット25〜27に
作用することによって本質的に周知の態様で実現される
上昇曲線部分と下降曲線部分とに示されており、該曲線
部分の意味については後程個別に説明することとする。
【0018】ベース糸ガイド36、プラッシュ糸ガイド
37、38が周知の態様に配設されて、ベース糸33
と、たとえば色等の第一の特性を有する第一のプラッシ
ュ糸34と、たとえば色等の第二の特性を有する第二の
プラッシュ糸35とを供給する。糸33〜35の内のい
ずれか1本をテークアップする針21を選択するため
に、選針装置39、40および41が、対応する設計の
カム溝構成要素と協働する針21または該針に関連ある
ジャックセレクタ等とこれもまた本質的に周知の態様で
連動する。
【0019】図3において説明した丸編機を用いた場合
は、以下に説明するような態様で二色の立ち毛メリヤス
生地が生産される。この場合、図4〜8において説明す
る段階は、シンカが異なっているにもかかわらず周知の
段階(独国特許公開第3145 307 A1号または
独国特許公開第40 33 735 A1号)に対応す
るが、図10〜図14の段階は異なった設計のシンカ、
すなわち本発明のシンカ2を基本とする新規なものであ
る。また、一般には針シリンダが回転式、カム溝構成部
が固定式の丸編機とされているが、これを逆にして針シ
リンダを固定式、カム溝構成部を回転式とすることもで
きる。線30〜32の端部の矢印先端から、針21とシ
ンカ1および2との動作が続行される。
【0020】編成方向に見ると、カム溝構成部は、全て
の針21がまず最上位置(図4)まで押される第一の経
路部分43を備える。この工程において、シンカ2は経
路部分44に沿って完全後退位置(図4)まで徐々に移
動してベース糸ガイド36に場所を譲る一方、シンカ1
は、最初は通常のホールドダウン位置にあるけれども、
その後若干前方(図3の経路部分45)に押されて、尖
端6上において前段階で形成されたプラッシュ糸ループ
をショルダ8により引き締める。次に、全ての針21が
ベース糸ガイド36により供給されたベース糸33(図
4)を受け取る一方、全ての旧編目46が開いているベ
ラ23を通って針21の軸部に達する。その後、全ての
針21が、非編成位置またはウエルト位置(線30)に
対応する位置より上であるがベース糸ループ48(図
5)を形成しうるには十分低い程度の高さの、中間位置
(図3の経路部分47)まで引き戻されて、完全伸長状
態にある第一のシンカ1のループ形成用上側エッジ9の
上においてあらかじめループが形成される。この工程に
おいて、針21のベラ23は、旧編目46により再び閉
じられる。しかし、旧編目46はまだ針から脱出しては
いない。
【0021】ベース糸ガイド33の通過後に、第二のシ
ンカ2が経路部分49を通って再び前進する一方、第一
のシンカ1は最初にわずかに後退した後に通常のホール
ドダウン位置(図3の経路部分50)まで前進して、ベ
ース糸ループ48をショルダ8の前に配置するとともに
針背面24の後方において該ショルダにより該ループを
押して引き締め、または緊張状態に保つ。前記全ての段
階は、第一のシステム区間51(図3)において行なわ
れる。
【0022】針21が次の経路部分52に進むと、プラ
ッシュ糸ガイド37(図3、6)が供給するプラッシュ
糸34を受け取る針21が選針装置40によって選択さ
れる。そして、こうした針21の頭部が経路部分52に
より上方に移動せしめられて、プラッシュ糸を受け取る
(図6)とともに、その後は中間位置に引き戻される
(図7)。この工程において、ベース糸ガイド36の場
合とは対照的に、プラッシュ糸ガイド37は、シンカ1
の上側エッジ9の直上ではなく、シンカ2の上側エッジ
19の直上に配置(図6)されて、プラッシュ糸34が
まず第二のシンカ2の事前ループ形成用上側エッジ19
の上へ引き上げられる。ベース糸ループ48を保持する
シンカ1のエッジ7より上においてシンカ2の上側エッ
ジ19が、開いたベラ23上にベース糸ループ48を確
実に維持しうる(針に引っ掛けておける)高さよりも上
には配置されないような構成になっているため、プラッ
シュ糸ガイド37がこのような位置にあっても、針21
がプラッシュ糸34の受取りに適した位置まで押し出さ
れた時に、以前に形成されていたベース糸ループ48が
針の開いているベラ23の端部より下に滑落することは
ない。
【0023】針21が改めて後退して中間位置(図7)
につくと、シンカ2が経路部分53(図3)によりわず
かに後退(図7)し、新しく形成されたプラッシュ糸ル
ープ54は上側エッジ19からショルダ18を超えてシ
ンカ2の尖端16の若干低いエッジ17へと滑落するの
で、糸の緊張状態または糸切れの危険が少なくなるよう
に弛緩する。
【0024】この段階において、シンカ1が本質的にホ
ールドダウン位置に維持される一方、プラッシュ糸34
を受け取らない針21は中間位置(図3の経路部分47
または点線)に維持されるため、該針のフック22は、
旧編目46によって閉じられた状態に保たれ、シンカ1
の上側エッジ9の直下に位置する。前記段階は全て第二
のシステム区間55(図3)において行なわれる。
【0025】選択された針21への第二のプラッシュ糸
35の挿入は、第3のシステム区間56(図3)におい
て前記説明と同様に、第一のプラッシュ糸34を受け取
らなかった針21が第二のプラッシュ糸35を受け取
り、第一のプラッシュ糸を受け取った針21は第二のプ
ラッシュ糸を受け取らないという具合に行なわれる。こ
の過程において、選択された針21が形成済みのプラッ
シュ糸ループ54に貫入するのを防ぐために、エッジ1
7への目移し後にシンカ2が、以前に形成されたプラッ
シュ糸ループ54または該ループ間に位置する浮き目を
ショルダ18により針21の背面24に押すように、経
路部分53(図3)を通って再び前進する。その結果、
最終的に図8にしたがった配置となる。
【0026】その後の過程において、たとえば色等の別
な特性を有するプラッシュ糸を必要に応じて供給するた
めに、システム区間55および56に対応するシステム
区間をさらに設けることができる。いずれの場合も、こ
うした経路部分の終点では、個々の機能部材の位置は本
質的に図8にしがった配置となり、それぞれ一つのベー
ス糸ループ48と所定のプラッシュ糸ループ54とが針
21のフックに掛けられ、ベース糸ループ48は尖端6
のエッジ7上に位置するけれどもプラッシュ糸ループ5
4は尖端16のエッジ17上に位置することになる。
【0027】ここで、旧編目46(図7)が、あらかじ
め形成された新しいベース糸ループ48およびプラッシ
ュ糸ループ54を超えて針から脱出して(knock
off over)、針21がさらに後退する過程にお
いてシンカ1および2があらかじめ形成されたプラッシ
ュ糸ループ54を引き続き緊張状態に維持するように中
間位置からノックオフ(脱出)位置へと移動するため
に、あらかじめ形成された新しいループは引き続き本質
的に該シンカの制御下に保たれるようになる。しかし、
編目形成に先立って、ベース糸ループ48はシンカ1の
下側エッジ5に、そしてプラッシュ糸ループ54はシン
カ1の尖端6の上側エッジ7に移される。この実施例で
は、前記工程と最終編目形成とが、図9に拡大図を示す
第4のシステム区間57(図3)において行なわれる。
【0028】まず最初にベース糸ループ48の目移しが
行なわれる。そのために、ベース糸ループ48を尖端6
の上側エッジ7に沿って編目のノックオフに用いられる
エッジ5上まで徐々に下方に滑動させるように、第一の
シンカ1が図8に示す位置から経路部分59に沿って半
径方向外方に後退する(図10)。図10にはっきりと
示されているように、シンカ2の下側エッジ14は、エ
ッジ5よりも下に位置するため、この工程に抵触するこ
とはない。目移し工程は、第二のシンカ2が同時に経路
部分60(図9)に沿って前方に押されるために、針シ
リンダの回転方向に前進する該シンカのそれぞれの斜面
15(図2)が次のシンカ1上にあるベース糸ループ4
8の編目基部を徐々に下方へと押すように作用すること
によって促進される。この工程において、シンカ2のシ
ョルダ18の前に位置するプラッシュ糸ループ54の糸
切れを防ぐために、この工程中に針21がシンカ2の前
進に対応して経路部分61に沿って同時に上昇する。こ
れによって、針21により引張力を作用させなくても、
ベース糸ループ48をシンカ1のエッジ7から安全にエ
ッジ5に移すことができるのである。
【0029】前記工程の直後に、シンカ1が経路部分6
2に沿って再び前方に押される。斜面15の最下部分は
スリットを形成するシンカ1の上側エッジのレベルある
いはそれ以下のレベル(図1および2)において終端し
ているため、この工程においてシンカ2によりベース糸
ループ48を緊張状態に保ちながら安全にシンカ1のス
リット4内に侵入させることができる(図11)。ま
た、シンカ1の尖端6は、前段階において形成されたプ
ラッシュ糸ループ63を本質的に周知の態様でテークア
ップして、図12に示すように該ループが再び引き締め
られるようにする。
【0030】シンカ1が経路部分62に沿って前進する
間、シンカ2は経路部分64(図9)に沿って再び引き
戻される。この時にプラッシュ糸ループ54を緊張状態
かつ制御下に保つために、これに対応して針21が同時
に経路部分65(図9)に沿って下降せしめられる。こ
の過程において、プラッシュ糸ループ54は徐々に尖端
16の最前端に達して、シンカ2が経路部分64に沿っ
て後退を続けている間に、最終的に尖端16から前記尖
端の下に位置するシンカ1のノックオフ用上側エッジ9
へと落下する(図13)。この工程では、針21が後退
し続ける(図9の経路部分67)ために、プラッシュ糸
ループ54は、尖端16からの自然滑落に要する短い時
間(図9の経路部分66)を除いて、実際的な全ての目
的に向けて制御を受けている態様で緊張状態を維持しな
がら連続的に案内されるので、プラッシュ糸ループ54
の再形成だけでなく重大な浮き目の発生も防がれること
になる。
【0031】図13にしたがった位置において、プラッ
シュ糸ループ54はシンカ1のノックオフ用上側エッジ
9上において案内され、ベース糸ループ48はノックオ
フ用下側エッジ5上において案内される。編目形成は、
図9においてシンカ1が前進位置に保持されるとともに
後退位置にあるシンカ2と針21とが経路部分67に沿
って同時に最下位置まで後退せしめられる位置(図1
4)から行なわれる。これによって、ベース糸ループ4
8とプラッシュ糸ループ54とが旧編目46を潜って引
かれて新編目が形成されるとともに、旧編目46が針か
ら脱出(knock off)する。システム区間57
が終了する時点で、図3においてシステム区間51の開
始時点に見られる基本配置が再現される。
【0032】
【発明の効果】傾斜可能なシンカを備えた従来の丸編機
(独国特許公開第40 33 735A1号)と比べた
場合、前記説明の本発明の立ち毛メリヤス生地用編機
(丸編機)には、直線的な動きをするシンカしかないた
めにシンカのカム溝をより単純な構造にすることができ
るという利点がある。ベース糸ループが最初に中間レベ
ルに配置される従来の丸編機(欧州特許公開第0 59
4 187 A1号)と比べると、前記説明の本発明に
よれば、シンカのカム溝の単純化以外にも、ベース糸ル
ープをシンカ1のノックオフ用エッジ5に移す際に全く
問題が起こらないという本質的な利点が得られる。この
利点は、特性の異なるプラッシュ糸だけでなく複数本の
ベース糸もまた周知の態様で単一の編目に編成される
(独国特許公開第39 27 815 A1号)場合に
特に大きな意味を持つ。このような場合は、システム区
間51および55間(図3)において、選針装置39を
用いて針21を制御していずれかのベース糸を選択する
システム区間51をさらに設けることができる。ここ
で、編生地における異なる接続要素の構造的な接続も可
能であることが理解される。
【0033】本発明は、前記説明の実施例に制限される
わけではなく、数多くの方法で変化させうるものであ
る。たとえば、本発明の場合には、図3に示すシステム
区間51、55、56および57を本質的に同じ長さの
設計にすることができるだけでなく編成技術の最適化も
可能になるという本質的な利点が得られる。したがっ
て、好適な実施例において、適用分野によって完全シス
テム毎に1つ以上のベース糸用システム区間51とさら
に任意の数のプラッシュ糸用システム区間55、56と
システム区間57とを丸編機の円周に設けることができ
る。このように、たとえば、2色(4色)の立ち毛メリ
ヤス生地の場合に、それぞれ1つのベース糸用システム
区間を有する18(12)の完全システムが得られて、
したがってシリンダが1回転する毎に18(12)の編
目が編成されることになる合計72のシステム区間を3
0インチの丸編機の円周に配置することができる。ま
た、図3に示す全ての針制御機能とシンカ制御機能とを
果たすカム溝部、すなわち全てのシステム区間51、5
5、56および57を含むとともに必要に応じて再設定
または再構成することができるカム溝部を設けることも
できる。さらに、前記説明の丸編機が無地の立ち毛メリ
ヤス生地の生産にも使用可能であることが理解される。
どんな場合も、あらかじめループが形成されるために、
ベース糸とプラッシュ糸とが非常に穏やかに扱われるこ
とになる。また、本発明の方法は、単なる例にすぎない
前記丸編機にしか適用されないわけではなく、他の丸編
機および平形横編機に関しても適用可能である。同様
に、針およびシンカの制御についても、たとえば2つの
基礎部間または適切な凹部内において移動するカム溝構
成要素により制御可能である。さらに、図4〜8および
10〜14において部分的に重複する態様に説明した段
階を特に図3において個々の経路部分の相対的な位置示
すように実行することができる。最後に、シンカ1およ
び2を適切に制御することによって、シンカ1のエッジ
7によりベース糸ループ48を、シンカ2のエッジ17
によりプラッシュ糸ループ54をあらかじめ形成させう
ること、すなわち両エッジ7および9とエッジ17およ
び19とを該ループの予備形成に用いうることは当業者
には自明である。換言すれば、エッジ7、17またはエ
ッジ9、19のみを有するシンカ1および2を用いる方
法が考えられよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の立ち毛メリヤス生地生産用の編機用
の第一のシンカの側面図。
【図2】 本発明の立ち毛メリヤス生地生産用の編機用
の第二のシンカの側面図。
【図3】 本発明の立ち毛メリヤス生地生産用の編機の
カム溝構成と、該編機に用いられる編成具およびシンカ
の位置を示す一部を省略した説明図。
【図4】 図3のベース糸挿入用システム区間における
線A−A部分の編成具とシンカとの相対的な位置を示す
拡大略図。
【図5】 図3のプラッシュ糸挿入用システム区間にお
ける線B−B部分の編成具とシンカとの相対的な位置を
示す拡大略図。
【図6】 図3のプラッシュ糸挿入用システム区間にお
ける線C−C部分の編成具とシンカとの相対的な位置を
示す拡大略図。
【図7】 図3のプラッシュ糸挿入用システム区間にお
ける線D−D部分の編成具とシンカとの相対的な位置を
示す拡大略図。
【図8】 図3のプラッシュ糸挿入用システム区間にお
ける線E−E部分の編成具とシンカとの相対的な位置を
示す拡大略図。
【図9】 図3における編目形成用システム区間のカム
溝構成と、該丸編機に用いられる編成具およびシンカの
位置を示す一部を省略した拡大説明図。
【図10】 図9の線F−F部分の編成具とシンカとの
相対的な位置を示す拡大略図。
【図11】 図9の線G−G部分の編成具とシンカとの
相対的な位置を示す拡大略図。
【図12】 図9の線H−H部分の編成具とシンカとの
相対的な位置を示す拡大略図。
【図13】 図9の線I−I部分の編成具とシンカとの
相対的な位置を示す拡大略図。
【図14】 図9の線J−J部分の編成具とシンカとの
相対的な位置を示す拡大略図。
【符号の説明】
1、2 シンカ 3、11 シンカの下面 4 線形スリット 5、7、9、14、17、19 エッジ 6、16 尖端 8、18 ショルダ 12 開口凹部 15 斜面 21 針 22 フック 23 ベラ 24 針の背面 25、26、27 バット 28 針の背面の位置 33 ベース糸 34、35 プラッシュ糸 36 ベース糸ガイド 37、38 プラッシュ糸ガイド 39、40、41 選針装置 43、44、45、47、49、50、52、53、5
9、60、61、62、64、65、66、67 経
路部分 46 旧編目 48 ベース糸ループ 54 プラッシュ糸ループ 51、55、56、57 システム区間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルンスト−ディーテル プラス ドイツ連邦共和国 ディー−72461 アル ブシュタット イム ベグランガー 5

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フック(22)を有する編成具(21)
    と、該編成具に一対ずつ割り当てられる第一および第二
    のシンカ(1、2)であって、該編成具(21)の方向
    に半径方向に前後移動可能であるとともにベース糸(3
    3)とプラッシュ糸(34、35)との供給を受けてベ
    ース糸の編目とプラッシュ糸ループとを作る編機によっ
    て編生地と該編生地内に拘束されたプラッシュ糸ループ
    とを有する立ち毛メリヤス生地を生産する方法であっ
    て、まず上昇せしめられた前記編成具(21)の前記フ
    ック(22)にベース糸(33)を挿入してから前記編
    成具(21)を後退させることによって前記第一のシン
    カ(1)のシンカエッジ(7、9)の上においてあらか
    じめベース糸ループ(48)を形成させ、再び上昇せし
    められた前記編成具(21)の前記フック(22)に少
    なくとも1本のプラッシュ糸(34、35)を挿入して
    から前記編成具(21)を後退させることによって前記
    第二のシンカ(2)のシンカエッジ(17、19)の上
    においてあらかじめプラッシュ糸ループ(54)を形成
    させ、然るのちに、前記あらかじめ形成されたベース糸
    ループ(48)をループ事前形成用の前記エッジ(7、
    9)から前記第一のシンカ(1)のノックオフ用エッジ
    (5)に移すとともに、前記プラッシュ糸ループ(5
    4)をループ事前形成用の前記エッジ(17、19)か
    ら前記第一のシンカ(1)のノックオフ用エッジに移
    し、次に前記編成具をノックオフ位置まで後退させて前
    記ベース糸ループとプラッシュ糸ループ(48、54)
    とにより編目を形成させる立ち毛メリヤス生地生産方法
    において、前記第二のシンカ(2)が後退位置に案内さ
    れて、前記プラッシュ糸ループ(54)がループ事前形
    成用のエッジ(17、19)からノックオフ用エッジ
    (7、9)に移されることを特徴とする立ち毛メリヤス
    生地生産方法。
  2. 【請求項2】 最初にベース糸ループ(48)が前記第
    一のシンカ(1)の前記エッジ(7、9)から前記エッ
    ジ(5)に移され、次に前記プラッシュ糸ループ(5
    4)が前記第二のシンカ(2)の前記エッジ(17、1
    9)から前記第一のシンカ(1)の前記エッジ(7、
    9)に移されることを特徴とする請求項1に記載の立ち
    毛メリヤス生地生産方法。
  3. 【請求項3】 ループ事前形成用の前記エッジ(7、
    9)から前記ノックオフ用エッジ(5)に前記ベース糸
    ループ(48)を移す段階が、前記第一のシンカ(1)
    が後退せしめられ、それと同時に前記第二のシンカ
    (2)の前進によって前記ベース糸ループ(48)が下
    方に押されることによって行なわれることを特徴とする
    請求項1または2に記載の立ち毛メリヤス生地生産方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第二のシンカ(2)の前記前進時に
    前記針(21)が対応する量だけさらに前進せしめられ
    ることを特徴とする請求項3に記載の立ち毛メリヤス生
    地生産方法。
  5. 【請求項5】 前記ベース糸ループ(48)が、前記ノ
    ックオフ用エッジ(5)に移された後に、前記第一のシ
    ンカ(1)が改めて前進することによって、前記ベース
    糸ループ(48)が、押さえられた状態に保たれること
    を特徴とする請求項3または4に記載の立ち毛メリヤス
    生地生産方法。
  6. 【請求項6】 前記第二のシンカ(2)の前記後退時
    に、前記編成具(21)が対応する量だけ後退せしめら
    れることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記
    載の立ち毛メリヤス生地生産方法。
  7. 【請求項7】 編生地と該編生地内に拘束されたプラッ
    シュ糸ループとを有する立ち毛メリヤス生地を生産する
    ための編機であって、ベース糸編目とプラッシュ糸ルー
    プとを形成させる編成具(21)が移動可能に配設され
    た針支持部と、編目形成を制御する第一および第二のシ
    ンカ(1、2)が移動可能に一対ずつ配設されたシンカ
    支持部と、ベース糸(33)を供給する少なくとも1つ
    のベース糸案内部(36)と、プラッシュ糸(34、3
    5)を供給する少なくとも1つのプラッシュ糸案内部
    (37、38)と、前記編成具(21)と前記シンカ
    (1、2)とを制御するカム溝構成部とを備え、前記ベ
    ース糸およびプラッシュ糸の編目が、ベース糸ループお
    よびプラッシュ糸ループ(48、54)の挿入後に、前
    記編成具(21)を前記シンカ(1、2)によりまず中
    間位置に後退せしめてあらかじめベース糸ループおよび
    プッシュ糸ループ(48、54)を形成させてから該編
    成具をノックオフ位置まで後退せしめることによって形
    成され、前記第一のシンカ(1)が前記ベース糸ループ
    (48)をあらかじめ形成させるためのエッジ(7、
    9)とノックオフ用エッジ(7、9または5)とを有す
    るとともに、前記第二のシンカ(2)が前記プラッシュ
    糸ループ(54)をあらかじめ形成させるためのエッジ
    (17、19)を有し、前記ベース糸ループおよびプラ
    ッシュ糸ループ(48、54)が前記ベース糸およびプ
    ラッシュ糸の編目形成の直前にループ事前形成用の前記
    エッジ(17、19または7、9)から前記ノックオフ
    用エッジ(5または7、9)に移されるように前記シン
    カ(1、2)を制御することができる立ち毛メリヤス生
    地生産用編機において、前記第二のシンカ(2)が、ル
    ープ事前形成用の前記エッジ(7、9)から前記ノック
    オフ用エッジ(5)に前記ベース糸ループが移される時
    に前記ベース糸ループ(48)を下方に押す斜面(1
    5)を備えることを特徴とする立ち毛メリヤス生地生産
    用編機。
  8. 【請求項8】 前記第二のシンカ(2)が自身の前端部
    において下側エッジ(14)と前記斜面(15)とによ
    って形成される凹部(12)を有し、前記プラッシュ糸
    ループ(54)の事前形成に用いられる前記エッジ(1
    7、19)が前記凹部(12)よりも上に配置されるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の立ち毛メリヤス生地生
    産用編機。
  9. 【請求項9】 前記エッジ(7、9)が前記エッジ
    (5)よりも上に位置し、前記エッジ(17、19)が
    前記エッジ(7、9)よりも上に位置することを特徴と
    する請求項7または8に記載の立ち毛メリヤス生地生産
    用編機。
  10. 【請求項10】 前記ベース糸ループとプラッシュ糸ル
    ープとを移すために、前記シンカ(1、2)が自身の長
    手方向に変位可能となるように配設されることを特徴と
    する請求項7〜9のいずれか一項に記載の立ち毛メリヤ
    ス生地生産用編機。
  11. 【請求項11】 前記第一のシンカ(1)が、編目形成
    時において前記エッジ(7、9)を前記ベース糸ループ
    (48)の事前形成と前記プラッシュ糸ループ(54)
    の受取との両方に使用しうるように変位可能であること
    を特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の立
    ち毛メリヤス生地生産用編機。
  12. 【請求項12】 立ち毛メリヤス生地生産用の編機用の
    シンカであって、平坦な下面(11)よりも上において
    自身の前端部上に、前記下面(11)と平行なエッジ
    (14)と上前方に斜めに延在する斜面(15)とによ
    って形成される凹部(12)を有し、前記下面(11)
    と本質的に平行な上側エッジ(19)が前記凹部(1
    2)より上に設けられることを特徴とする請求項7〜1
    1のいずれかに記載されている立ち毛メリヤス生地生産
    用の編機用シンカ。
  13. 【請求項13】 上側エッジ(17)を有する尖端(1
    6)が、前記凹部(12)よりも上に形成されるととも
    に、ショルダ(18)を経て前記上側エッジ(19)へ
    と遷移することを特徴とする請求項12に記載のシン
    カ。
  14. 【請求項14】 前記シンカ(2)の前記下面(11)
    から前記凹部(12)の上端部までの距離が、前記シン
    カ(1)の前記下面(3)から前記尖端(16)の下面
    までの距離以下あるいは同じであることを特徴とする請
    求項12または13に記載のシンカ。
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