JPH05170720A - アミド化合物の製造方法 - Google Patents

アミド化合物の製造方法

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JPH05170720A
JPH05170720A JP3160898A JP16089891A JPH05170720A JP H05170720 A JPH05170720 A JP H05170720A JP 3160898 A JP3160898 A JP 3160898A JP 16089891 A JP16089891 A JP 16089891A JP H05170720 A JPH05170720 A JP H05170720A
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Minahito Karasawa
皆人 唐澤
Masasane Inomata
将実 猪俣
Hiroharu Kageyama
弘春 景山
Masahiro Tokumitsu
政弘 徳満
Kanemitsu Miyama
兼光 深山
Shinji Tokuno
伸司 得能
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ニトリル化合物と水とを液相で反応させてア
ミド化合物を製造する。このとき、触媒として、元素周
期律表第IIIA,,IVA,VA,IIIB,IVB,VB,VIB,VIII 族元素よ
り選択される元素を1種以上含有するマンガン酸化物
を、使用する。マンガン酸化物に含有される元素の量
は、全マンガンに対し、0.01〜0.20原子比であ
る。触媒懸濁床式連続反応では、反応器内の触媒濃度は
2〜30重量%である。反応触媒には水、及び又は、ア
セトン等を用いる。更に、反応条件として、水の量はニ
トリル化合物のニトリル基1モルに対し、5〜30モル
比、及び、反応温度は10〜150℃である。 【効果】 この方法によれば、触媒性能のバラツキがな
くなり、かつ、触媒活性が向上するばかりでなく、工業
用触媒として非常に重要な寿命が著しく向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニトリル化合物と水と
を液相で反応させてアミド化合物を製造する方法に関す
るものである。アミド化合物は、農・医薬や樹脂等の原
料になる有機合成用中間体として非常に有用である。特
に、そのうち、α‐ヒドロキシイソブチルアミド(以
下、HAMと略する)からは、メチルアルコールの共存
下、固体酸触媒を用いる気相反応によって、メタクリル
酸メチルを製造できる(特公昭63−10940号公報
及び特公昭63−63537号公報)。
【0002】
【従来の技術】アミド化合物は、相応するニトリル化合
物と水との反応でできることが公知であり、この反応に
有効な触媒が種々知られている。米国特許第3,36
6,639号に記載されているマンガン酸化物もその一
つである。ニトリル化合物の水和反応に多用される銅含
有触媒がアセトンシアンヒドリン(以下、ACHと略す
る)などのα‐ヒドロキシニトリル化合物の水和に全く
不十分な成績しか与えないのに反し、マンガン酸化物は
西ドイツ公開特許第2,131,813号に開示されて
いるようにα‐ヒドロキシニトリル化合物の水和に対し
ても、かなりの成績を与えるという特徴がある。しか
し、特開昭52−222号公報に記載されているよう
に、西ドイツ公開特許第2,131,813号に開示さ
れたニトリル化合物の水和に活性なマンガン酸化物を製
造するには、特別な熟練を必要とし、しかもバッチ毎に
得られる触媒の性能が異なるという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の諸問題点に鑑み、ニトリル化合物の水和によるアミド
化合物の製造における有効な触媒の開発を目的とし、特
に、マンガン酸化物触媒の改良をその課題としたもので
ある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、ニトリ
ル化合物の水和反応におけるマンガン酸化物触媒の上記
の問題点を解決すべく検討した結果、マンガン酸化物触
媒に元素周期律表第IIIA,IVA,VA,IIIB,IVB,VB,VIB,VIII
族元素より選択される金属の酸化物を添加すると、マン
ガン酸化物触媒の性能のバラツキが少なくなり、かつ性
能が向上し、更に、ニトリル化合物の水和反応を工業的
に行うときに触媒として最も重要な要件である触媒寿命
を調べた結果、特定の元素をマンガン酸化物触媒へ添加
した際に、触媒の寿命が大幅に延びることを見出し、本
発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、ニトリル化合物と水
とを液相で反応させてアミド化合物を製造するに際し、
元素周期律表IIIA,IVA,VA,IIIB,IVB,VB,VIB,VIII族元素
より選択される元素を1種以上含有するマンガン酸化物
を触媒として使用することを特徴とするアミド化合物の
製造方法である。本発明の方法で使用されるニトリル化
合物は、一般式 R・CN(式中、Rはアルキル、シク
ロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリー
ル、アルカリール、アラルキル又は複素環式のもので、
それぞれ、更に、ハロゲン、アルコキシ、ニトロ、エス
テル、ケトン若しくは水酸基等を置換基として有してい
ても、又は、有していなくてもよい。)で表される。ま
た、ポリニトリル類も本発明の方法で使用される。
【0006】本発明の方法で使用されるマンガン酸化物
は、無水又は水和されたもののどちらでもよい。マンガ
ン酸化物としては公知の方法、例えば、中性ないしアル
カリ性の領域で過マンガン酸化合物を20〜100℃で
還元する方法(Zeit. Anorg.Allg. Chem., 309, p.1〜3
2及び p.121〜150, (1961))、酸性で過マンガン酸カリ
ウムと硫酸マンガンを処理する方法 (J. Chem. Soc. ,
1953, p.2189, (1953)) 、過マンガン酸塩をハロゲン化
水素酸で還元する方法(特開昭63−57535号公
報)、及び、硫酸マンガン水溶液を電解酸化する方法等
によって得られる二酸化マンガンが用いられる。特に、
酸性で過マンガン酸カリウム、若しくは、過マンガン酸
ナトリウムと硫酸マンガンを反応させて調製される二酸
化マンガンが好ましい。
【0007】本発明の方法で使用される元素周期律表第
IIIA,IVA,VA,IIIB,IVB,VB,VIB,VIII族元素には、ホウ
素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム;
炭素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛;窒素、リン、
ヒ素、アンチモン、ビスマス;スカンジウム、イットリ
ウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、
サマリウム、トリウム;チタン、ジルコニウム、ハフニ
ウム;バナジウム、ニオブ、タンタル;クロム、モリブ
チン、タングステン;鉄、ルテニウム、オスミウム、コ
バルト、ロジウム、イリジウム、ニッケル、パラジウ
ム、白金が挙げられ、これらの元素を1種以上、二酸化
マンガンに含有させる。この内、元素周期律表第IIIA,I
VA,VA,IIIB,VIII 族元素を含有する二酸化マンガンがよ
い。第IIIA族元素ではアルミニウム、第IVA 族元素では
スズ、鉛、第VA族元素ではアンチモン、ビスマス、第II
IB族元素ではスカンジウム、ランタン、及び、第VIII族
元素では、鉄、コバルト、ニッケルがよい。また、二酸
化マンガン触媒に添加される元素は、通常、硝酸塩、塩
化物、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、水酸化物、酸化物又
は単体等の形で用いられる。
【0008】二酸化マンガンに含有される元素の量は、
全マンガン1原子に対し、通常0.005 〜0.50原子比、好
ましくは0.01〜0.20原子比である。元素周期律表第III
A,IVA,VA,IIIB,IVB,VB,VIB,VIII族元素の塩、水酸化
物、酸化物又は単体等を二酸化マンガンに含有させる方
法としては、触媒の調製で通常用いられる方法、例え
ば、含浸、混練又は共沈等の方法が用いられる。特に、
二酸化マンガンに当該元素の塩を含浸させた後、アルカ
リ等で中和する方法、また、過マンガン酸ナトリウム若
しくは過マンガン酸カリウムと硫酸マンガンとの反応時
に当該元素の塩を共存させ、反応後、触媒溶液をアンモ
ニア等で中和する方法などがよい。触媒溶液は濾過、水
洗された後、80〜200 ℃で空気乾燥される。その後、適
用する水和反応形式に合う形状に成型加工される。この
ような調製法によって、特に当該元素は水酸化物及び/
又は酸化物の状態で二酸化マンガンに含有されるのがよ
い。
【0009】本発明で使用される触媒量は、バッチ式反
応では、通常、原料のニトリル化合物1重量部に対し、
0.01〜0.50重量部の範囲である。また、触媒懸濁床式連
続反応では、反応器内の触媒濃度が通常1重量%以上、
好ましくは2 〜30重量%の範囲にする。本発明におい
て、ニトリル化合物の水和反応に用いる水の量は、通
常、ニトリル化合物のニトリル基1モルに対し、1モル
以上、好ましくは5 〜30モルの範囲である。
【0010】反応触媒には、通常、水が用いられるが、
ニトリル化合物が疎水性物質であるときは、水との相溶
性を高めるために、メチルアルコール、エチルアルコー
ル等の低級アルコール類;1,4 ‐ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル類;アセトン等のケトン類;ジ
メチルスルホキシド、N,N‐ジメチルホルムアミド、
N,N‐ジメチルアセトアミド、N‐メチルピロリドン
等の溶媒が用いられる。 特に、ニトリル化合物として
ケトンシアンヒドリンを用いるときには、ケトンシアン
ヒドリンの分解を抑制するために、上記の反応溶媒に加
えてニトリル化合物の構成ケトンを、ニトリル化合物の
1モルに対し、通常、0.1 〜3.0 モルの範囲で存在させ
るのがよい。例えば、ACHのようなα‐ヒドロキシニ
トリル化合物を用いる場合には、特開昭52−222号
公報に開示されているように、反応溶媒として、アセト
ンを添加するのがよい。
【0011】反応温度は、通常0 〜200℃の範囲、好
ましくは10〜150 ℃の範囲、より好ましくは30〜80℃の
範囲である。また、反応圧力は、反応温度で反応物が液
相を保つのに十分な圧力があれば、減圧、大気圧又は加
圧でもよい。本発明の方法は、液相で行われ、バッチ式
又は連続式のいずれでも実施できる。連続式では、触媒
懸濁床又は固定床等が採用される。触媒懸濁床式反応器
を用いる場合には、粉砕した触媒粒子が反応器から流出
しないように、反応器液出口に金属製又はガラス製等フ
ィルターを設置する。原料液であるニトリル化合物、
水、及び反応溶媒は予め混合しても、それぞれ単独でも
反応器に供給できる。反応液の反応器での滞留時間は、
ニトリル化合物が高転化率かつ高選択率で目的物のアミ
ド化合物になるように、適宜、設定できる。反応器より
流出した高収率で得られたアミド生成液は溶媒を留去し
た後、水、エーテル及び/又はアセトン溶媒等の中で結
晶析出させることによって、目的のアミド化合物を得る
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明する。以下において、「%」は特記する以外、
モル基準である。 (1)第二元素含有二酸化マンガン触媒の調製と活性試験 1)二酸化マンガンの調製 硫酸第一マンガン水溶液(395g/lit)1lit に、硫酸を添
加して、pH=1の硫酸第一マンガン水溶液を調製した。こ
の溶液に過マンガン酸カリウム278.6gを添加して、酸化
させた後、温度を50℃前後に保ちながら、このスラリー
に水1lit を添加し、30分間熟成させた。これをアスピ
レーターによって、吸引濾過した後、7重量%アンモニ
ア水1lit と水3lit で洗浄し、二酸化マンガンを得
た。
【0013】2)第二元素含有二酸化マンガン触媒の調製
(含浸法及び混練法) 触媒A1 :硝酸第二鉄九水塩 2.45gを蒸溜水 100g に溶
解させた水溶液に、上記のように調製した二酸化マンガ
ン 10g(原子比Fe/Mn=0.053 )を仕込み、28重量
%アンモニア水で溶液のpHを7に調製した。次に、この
水溶液を濃縮乾固し、得られた固形物を 120℃で5時間
乾燥した。その後、更に、 400℃で4時間焼成し、触媒
1 を得た。 触媒B:硝酸コバルト六水塩1.67g (原子比Co/Mn
=0.050 )を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒C:硝酸ニッケル六水塩3.35g (原子比Ni/Mn
=0.100 )を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒D:硝酸ナトリウム0.05g (原子比Na/Mn=0.
005)を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒E:塩化バリウム(無水)0.48g (原子比Ba/M
n=0.020 )を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒F:塩化アルミニウム(無水)3.07g (原子比Al
/Mn=0.200 )を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒G:四塩化スズ1.50g (原子比Sn/Mn=0.050)
を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒H:グラファイト0.41g を上記のように調製した二
酸化マンガン10g(原子比C/Mn=0.300)と十分に
混練し、そのものを120℃で9時間乾燥し、調製し
た。 触媒I:硝酸スカンジウム四水塩0.35g (原子比Sc/
Mn=0.010 )を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒J:硝酸ランタン六水塩2.62g (原子比La/Mn
=0.053)を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒K:四塩化チタン2.19g (原子比Ti/Mn=0.10
0 )を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒L:塩化酸化ジルコニウム八水塩1.95g (原子比Z
r/Mn=0.053 )を用い、触媒A1 と同様に調製し
た。 触媒M:オキシ三塩化バナジウム1.00g (原子比V/M
n=0.050)を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒N:硝酸クロム九水塩4.60g (原子比Cr/Mn=
0.100 )を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒P:硝酸ビスマス五水塩5.58g (原子比Bi/Mn
=0.100)を用い、触媒A1 と同様に調製した。 触媒A2 :触媒A1 の調製法において、硝酸第二九水塩
を加えないこと以外、全く同じ方法で触媒A2 を調製し
た。
【0014】3)触媒活性試験 比較例1 還流冷却器及び温度計を備えた容量100ml の丸底フラス
コに、上記触媒A2 4.8g、ACH16.0g アセトン16.5g
及び水16.9g を仕込み、攪拌下40℃にて、3時間反応さ
せた。原料液中、ACH:アセトン:水のモル比は1:1.
5:5 で、pHは2.8 であった。反応液より触媒を濾別し、
水洗した後、濾液と洗液の混合液をガスクロマトグラフ
によって分析した結果、ACHの転化率33.4%、HAM
の選択率 85.7 %を得た。
【0015】比較例2 比較例1の操作を、同じ触媒A2 を用いて、繰り返し
た。その結果を表1に示す。表1より明らかなように、
同じ触媒A2 を用いた比較例1、2の触媒性能にバラツ
キがあり、また、活性が低いことが理解される。 実施例1〜15 比較例1において、触媒A2 をそれぞれ触媒A1 触媒B
〜触媒Pに代えること以外、全く同じ仕込で、同様に操
作した。その結果を表1、表2に示す。表1、表2より
明らかなように、元素周期律表第IIIA,IVA,VA,IIIB,IV
B,VB,VIB,VIII族元素を添加したマンガン酸化物触媒の
性能は、添加しない場合のマンガン酸化物触媒より著し
く向上しており、本発明がACHなどのニトリル化合物
の水和にも非常に有効であることが理解される。
【0016】(2)第二元素含有二酸化マンガン触媒の寿
命試験 1)第二元素含有二酸化マンガン触媒の調製(共沈法) 硝酸第一マンガン水溶液(395g/lit)1lit に、硫酸を
添加して、pH=1の硫酸第一マンガン水溶液を調製した。
全マンガン(Mn(II)+Mn(VII))1原子に
対し当該元素0.02〜0.20原子になるように、この溶液に
それぞれ当該元素の塩を添加した。次に、この溶液に過
マンガン酸カリウム278.6gを添加し、酸化させた後、温
度を50℃前後に保ちながら、このスラリーに水1lit を
添加し、30分間熟成させた。この溶液に28重量%アンモ
ニア水を滴下し、溶液のpHを7にし、1時間攪拌した。
これをアスピレータによって吸引濾過し、水3lit で洗
浄し、更に 120℃で12時間乾燥させて、当該の第二元素
を含有する二酸化マンガン触媒を得た。また、上記の操
作において、当該元素の塩だけを添加せずに、第二元素
を含有しない二酸化マンガン触媒を調製した。
【0017】2)ACH連続水和反応での触媒寿命試験 比較例3〜5、実施例16〜28 耐圧反応器(内容量 500ml;ガラス攪拌棒、水銀温度
計、原料供給口、及び、ガラスボールフィルター付きの
液出口を備える)に、60〜 100メッシュの二酸化マンガ
ン触媒 30gと水 300g を充填した後、内温を60℃に保持
した。次に、原料液(ACH:アセトン:水のモル比が
1:1.5:18) を37ml/hr の流速で定量ポンプによって反応
器に供給し、ACHの連続水和反応を20日間行った。こ
の時、反応器内の液量は 290〜 310mlの範囲であった。
なお、二酸化マンガン触媒として、上記のように調製し
た当該の第二元素を含有する二酸化マンガン触媒、及
び、含有しない二酸化マンガン触媒をそれぞれ用いた。
その結果を表3、表4に示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0018】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ニトリル化合物
の水和に用いられるマンガン酸化物触媒の性能が元素周
期律表第IIIA,IVA,VA,IIIB,IVB,VB,VIB,VIII族元素を添
加することにより、触媒性能のバラツキがなくなり、か
つ、触媒活性が向上するばかりでなく、工業用触媒とし
て非常に重要な寿命が著しく向上する。
フロントページの続き (72)発明者 徳満 政弘 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧化学 株式会社内 (72)発明者 深山 兼光 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧化学 株式会社内 (72)発明者 得能 伸司 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧化学 株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニトリル化合物と水とを液相で反応させ
    てアミド化合物を製造するに際し、元素周期律表IIIA,I
    VA,VA,IIIB,IVB,VB,VIB,VIII族元素より選択される元素
    を1種以上含有するマンガン酸化物を、触媒として使用
    することを特徴とするアミド化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 ニトリル化合物がアセトンシアンヒドリ
    ンである請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 元素周期律表第IIIA族の元素を含有する
    二酸化マンガンである請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 元素周期律表第IVA 族の元素を含有する
    二酸化マンガンである請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 元素周期律表第VA族の元素を含有する二
    酸化マンガンである請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 元素周期律表第IIIB族の元素を含有する
    二酸化マンガンである請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 元素周期律表第VIII族の元素を含有する
    二酸化マンガンである請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 スズを含有する二酸化マンガンである請
    求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 鉛を含有する二酸化マンガンである請求
    項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 アンチモンを含有する二酸化マンガン
    である請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 ビスマスを含有する二酸化マンガンで
    ある請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 鉄を含有する二酸化マンガンである請
    求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 コバルトを含有する二酸化マンガンで
    ある請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 ニッケルを含有する二酸化マンガンで
    ある請求項1に記載の方法。
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