JPH05169991A - 電気自動車用駆動装置 - Google Patents

電気自動車用駆動装置

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JPH05169991A
JPH05169991A JP4092325A JP9232592A JPH05169991A JP H05169991 A JPH05169991 A JP H05169991A JP 4092325 A JP4092325 A JP 4092325A JP 9232592 A JP9232592 A JP 9232592A JP H05169991 A JPH05169991 A JP H05169991A
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JP
Japan
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torque
motor
distribution device
torque distribution
drive device
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JP4092325A
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Mutsumi Kawamoto
睦 川本
Masahiro Hasebe
正広 長谷部
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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  • Retarders (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の左右両輪の間に配設可能な電気自動車
用駆動装置をコンパクトな形態で実現する。 【構成】 駆動装置をモータ3と、一対の減速装置4,
4’と、トルク分配装置1とで構成し、トルク分配装置
1をそれぞれの減速装置4,4’の前段に減速装置4,
4’と同軸上に配設した。モータ3の駆動トルクはトル
ク分配装置1を経た後、後段の減速装置4,4’で増幅
されるため、トルク分配装置1の伝達トルクを軽減し
て、それに必要な強度と剛性を低減させ、その小型軽量
化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車の駆動装置
に関し、特に車両の左右両輪間に配設可能な駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車は、排気ガスによる大気汚染
を防ぐ公害防止の面から注目され、種々の開発研究が成
されている。電気自動車の駆動装置としては、種々の形
式のものが研究されているが、従来の内燃機関搭載車と
同様の構造を踏襲するものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気自動車
において、その駆動モータを小型化することは、車両へ
の搭載性の向上ばかりでなく、駆動装置の軽量化とバッ
テリ搭載スペースの確保につながり、現状の電気自動車
の問題点である走行距離の延長に役立つ。しかしなが
ら、モータのみで車輪を駆動するに足る駆動力を得よう
とすると、モータが大型化し、車両の左右両輪間に配設
可能な駆動装置とすることは困難である。そこで、モー
タと減速装置とを組合わせて、減速装置によるトルク増
幅分だけモータを小型化することが考えられる。
【0004】他方、1つの駆動装置で車両の左右両輪を
駆動する場合、駆動源であるモータと左右両輪との間に
左右車輪へのトルク分配を行うトルク分配装置の介装を
不可欠とする。したがって、上記モータと減速装置の小
型軽量化を図ったとしても、その結果、トルク分配装置
が小型軽量化されなければ、車両搭載性に優れた駆動装
置を得ることはできない。
【0005】このような事情に鑑み、本発明は、トルク
分配装置部分での伝達トルクを小さくすることにより、
その小型軽量化を図り、併せて、減速装置を左右両輪用
に分割して配置することで小型軽量化し、全体として車
両の両車輪間に配設可能なコンパクトな電気自動車用駆
動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、モータと、該モータの回転を減速してト
ルク増幅する一対の減速装置と、前記モータの回転トル
クを車両の左右両輪に分配して伝達するトルク分配装置
とを備え、該トルク分配装置は、それぞれの前記減速装
置の前段に前記モータと前記一対の減速装置とに連結し
てそれら減速装置と同軸上に配設されたことを構成とす
る。
【0007】
【発明の作用及び効果】このような構成を採った本発明
では、トルク分配装置の後段に左右両輪用に分割した減
速装置を分散配置した構成を採っているため、トルク分
配装置の伝達トルクを軽減して、それに必要な強度と剛
性を低減させ、その小型軽量化を達成することができ、
モータ及び減速装置のコンパクト化に併せて、駆動装置
全体のコンパクト化による車両搭載性の向上を図ること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の電気自動車用駆動装置を図面
に示す実施例に基づき説明する。図1は、特にモータ部
を小型化すべく、2つのモータに分け1つのケース内に
減速装置と共に収容した駆動装置(この実施例の駆動装
置は実質的に左右対称に構成されているので、何れか一
方の説明をもって他方の説明に代える。)の断面を示す
もので、ロータ31とステータ32から成る一対のモー
タ3と、ロータ31の回転軸としての動力伝達軸312
に駆動連結された遊星歯車から成る一対の減速装置4と
から成り、モータ3と減速装置4は略円筒形のケース2
に収容されている。
【0009】モータ3は、界磁コイル331とコア33
2から成るステータ32と、外周部に6極の永久磁石を
備えたロータ31から構成されている。ステータ32は
ケース2の周壁にコア332の外周をキーで回り止めし
て嵌合固定され、ロータ31は、そのロータ軸311を
スプライン係合で動力伝達軸312に連結されており、
動力伝達軸312は、一端をケース2の中央隔壁にボー
ルベアリング81で軸承され、他端を減速装置4の出力
軸45の内孔にローラベアリング82を介して軸承され
ている。
【0010】減速装置4は、動力伝達軸312と一体の
サンギヤ41と、それに噛合するピニオンギヤ42と、
ピニオンギヤ42に内接噛合するリングギヤ43と、ピ
ニオンギヤ42を支持するキャリヤ44とから成り、リ
ングギヤ43はケース2にスプライン係合で固定され、
キャリヤ44はそれと一体の出力軸45をボールベアリ
ング83及びローラベアリング84を介してケース2の
軸通し孔に軸承されている。そして、出力軸45には車
軸に連なる等速ジョイント5が嵌合連結されている。
【0011】動力伝達軸312にはロータ軸311を介
して出力歯車34がそれら相互のスプライン係合で連結
されており、出力歯車34にはモータ3を制御すべくロ
ータ31の極位置を検出する位相センサ6の入力歯車6
1を介してオイル循環装置7のオイルポンプ72を駆動
するポンプ駆動歯車71が噛合している。したがって、
この駆動装置では、ロータ31の回転によりオイルポン
プ72が駆動されて、減速装置4及び各ベアリング部の
潤滑並びにモータ3の界磁コイル331の冷却のための
オイルがケース2内を循環する。なお、符号9はロータ
軸311をケース2に固定するパーキング装置を示す。
【0012】このように構成された動力伝達装置では、
ロータ31の回転は、サンギヤ41から減速装置4に入
力され、リングギヤ43固定の反力によるピニオンギヤ
42の公転がキャリヤ44に減速されて出力され、それ
に連結した出力軸から軸に連なる等速ジョイント5に伝
達される。
【0013】上記駆動装置において、図1には具体的構
成が明示されていないが、トルク分配装置1は同心の左
右動力伝達軸312の間に設けられている。図2はこの
トルク分配装置1及びその係合力制御手段の構成を模式
的に示すもので、この例では、トルク分配装置1は多板
クラッチ11とされ、そのサーボに油圧を供給してクラ
ッチ係合力を制御する係合力制御手段は、油圧制御手段
12とされている。油圧制御手段12の圧源は、この例
では前記オイルポンプ72とされ、その吐出オイルの一
部が調圧弁13で圧力制御されて多板クラッチ11のサ
ーボに供給される。このトルク分配装置1においては、
オイルポンプ72がモータ3の回転速度に応じた吐出圧
を発生するため、多板クラッチ11の伝達トルクは図7
に符号Sで示すような車速に応じて上昇する特性とな
る。なお、符号Tで示す部分で伝達トルクが一定となっ
ているのは、調圧弁13のリリーフ作用による。
【0014】図3はトルク分配装置1を変更した第2実
施例の構成を模式的に示すもので、この例では、トルク
分配装置1は遠心ウェイト作動式のクラッチ11Aとさ
れている。したがって、この場合に車両走行状態に応じ
てクラッチ係合力を制御する手段は遠心ウェイト12A
となる。ウェイトにリミット機構を設けることにより伝
達トルクが一定となる構成も可能となる。このような構
成を採っても、第1実施例のものと同様の車速に応じた
伝達トルク特性を得ることができる。
【0015】図4は第3実施例のトルク分配装置1の構
成を模式的に示すもので、この例では、第1実施例のも
のと同様にトルク分配装置として多板クラッチ11Bが
用いられるが、その係合力制御手段12Bは、左右モー
タ3のトルク方向変化に応じて移動する検出部材14B
を制御カムとして、その動きに応じてクラッチ11Bへ
の供給圧を調整する弁13Bとされている。
【0016】図5は第4実施例のトルク分配装置1の構
成を模式的に示すもので、この例では、トルク分配装置
1は4輪駆動車等に用いられて公知のビスカスカップリ
ング11Cとされている。この場合、係合力制御手段は
カップリング機構自体に内蔵されていることになり、左
右輪のタイヤスリップ率の変化による作動回転でトルク
伝達が変化し、伝達トルクは差動回転に対して図8に符
号Uで示すような上方に凸な特性となる。
【0017】図6は第5実施例のトルク分配装置1の構
成を模式的に示すもので、この例では、トルク分配装置
1は4輪駆動車等に用いられて公知のオリフィスカップ
リング11Dとされている。この場合も係合力制御手段
はカップリング機構自体に内蔵されていることになり、
タイヤスリップ率の変化による作動回転でトルク伝達が
変化するが、伝達トルクは第5実施例のものと異なり、
差動回転に対して図9に符号Vで示すような上方に凹な
特性となる。
【0018】トルク分配装置1は、従来の通常の歯車機
構を用いた差動装置とすることも可能である。この場合
のトルク分配装置と他の要素との関連配置を図10以下
にスケルトンで例示する(なお、以下に例において、等
速ジョイントは図示を省略されているが、各要素に支持
関係に応じて必要な位置にこれが配置されることは言う
までもない。)。図10(A)は、ダブルプラネタリ遊
星歯車機構をトルク分配装置1Eとした場合の配置を示
す。この例では、モータ3E,3’Eがトルク分配装置
1Eのリングギヤ11Eに連結され、サンギヤ12Eと
キャリヤ13Eが左右の減速装置4E,4’Eに連なる
出力要素とされている。
【0019】図10(B)は上記トルク分配装置1Eを
かさ歯車式のトルク分配装置1Fに変更した例である。
これでは、モータ3F,3’Fがそれぞれトルク分配装
置1Fのデフケース11Fに連結され、サイドギヤ12
F,12’Fがそれぞれ左右の減速装置4F,4’Fに
連結されている。さらに、図10(C)は(A)のトル
ク分配装置1Eと同様のトルク分配装置1Gを左右モー
タ3G,3’Gの一側に寄せて配置したものである。
【0020】上記の各例の2モータ配置によれば、車両
走行における低負荷時に、一方のモータのみで駆動する
ことにより、駆動効率を向上させることができる効果が
得られる。
【0021】次に、図11は上記左右モータを合体して
単一化した1モータ配置例を示す。このような配置とし
た場合、(A)に示すように、モータ3Hを車輪W,
W’軸に対して平行配置として、カウンタギヤ9Hを介
してトルク分配装置1Hに連結すればよい。さらに、モ
ータを単一化した場合でも、図10(B)に示すよう
に、ダブルプラネタリ遊星歯車機構からなるトルク分配
装置1Iをモータ3Iの一側に配置すれば、モータ3I
とトルク分配装置1Iさらには減速装置4I,4’Iを
同軸上に配置することも可能である。
【0022】以上、本発明を実施例に基づき詳説した
が、本発明における各要素の配列は上記のものに限定さ
れるものではなく、さらに他の配列を採ることも可能で
あり、また、駆動装置各部の具体的構成も特許請求の範
囲の記載内で適宜変更可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体断面図である。
【図2】図1の一部を取り出して模式化して示す部分拡
大図である。
【図3】第2実施例の同部分を模式化して示す部分拡大
図である。
【図4】第3実施例の同部分を模式化して示す部分拡大
図である。
【図5】第4実施例の同部分を模式化して示す部分拡大
図である。
【図6】第5実施例の同部分を模式化して示す部分拡大
図である。
【図7】第1実施例の伝達トルク特性を示す特性図であ
る。
【図8】第4実施例の伝達トルク特性を示す特性図であ
る。
【図9】第5実施例の伝達トルク特性を示す特性図であ
る。
【図10】2モータ配置とした場合の各要素の位置関係
を示すスケルトン図である。
【図11】1モータ配置とした場合の各要素の位置関係
を示すスケルトン図である。
【符号の説明】
1 トルク分配装置 3 モータ 4 減速装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図1】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、該モータの回転を減速してト
    ルク増幅する一対の減速装置と、前記モータの回転トル
    クを車両の左右両輪に分配して伝達するトルク分配装置
    とを備え、該トルク分配装置は、それぞれの前記減速装
    置の前段に前記モータと前記一対の減速装置とに連結し
    てそれら減速装置と同軸上に配設されたことを特徴とす
    る電気自動車用駆動装置。
JP4092325A 1991-10-24 1992-03-19 電気自動車用駆動装置 Pending JPH05169991A (ja)

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DE4236093A DE4236093A1 (de) 1991-10-24 1992-10-26 Antriebssystem fuer elektrofahrzeug

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