JPH05169977A - 自動車の傾動スライド式ルーフ - Google Patents

自動車の傾動スライド式ルーフ

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JPH05169977A
JPH05169977A JP4147680A JP14768092A JPH05169977A JP H05169977 A JPH05169977 A JP H05169977A JP 4147680 A JP4147680 A JP 4147680A JP 14768092 A JP14768092 A JP 14768092A JP H05169977 A JPH05169977 A JP H05169977A
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JP
Japan
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panel
tilting
lever
drive
slide
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JP4147680A
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English (en)
Inventor
Johannes Nicolaas Huyer
ヨハネス・ニコラース・ヒューヤー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BAAMUUREN HORANDEIA OKUTOROOIEN TOUBEIDO BV
Vermeulen Hollandia Octrooien II BV
Original Assignee
BAAMUUREN HORANDEIA OKUTOROOIEN TOUBEIDO BV
Vermeulen Hollandia Octrooien II BV
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Filing date
Publication date
Application filed by BAAMUUREN HORANDEIA OKUTOROOIEN TOUBEIDO BV, Vermeulen Hollandia Octrooien II BV filed Critical BAAMUUREN HORANDEIA OKUTOROOIEN TOUBEIDO BV
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/05Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels pivoting upwardly to vent mode and moving downward before sliding to fully open mode

Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾動スライド式ルーフにして、パネルの駆動
機構に低い取り付け高さを許容するだけでなく、パネル
をその全ての位置にて安定的に支持することを特徴とす
る傾動スライド式ルーフを提供する。 【構成】 横枢着ピン8を有しかつガイドレール6内を
変位可能な前方支持体4により前方側付近で支持された
剛性パネル3を備えている。前方支持体4から後方の位
置で駆動機構5が駆動スライド14に接続され、パネル
3を垂直方向に調節可能である。駆動スライド14に係
合してパネル3を作用させる作動要素が設けられる。駆
動機構5は、パネル3と駆動スライド14との間に配置
され、ガイドスロット18を有する駆動アーム15を備
えている。駆動機構5は、パネル3を少なくとも上方傾
動位置に支持するレバー16と、レバー16を立ち上が
らせてパネル3を上方に傾動させる調節要素14を更に
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定屋根に開口部を備
える自動車の傾動スライド式ルーフにして、その閉塞位
置にて固定屋根の上記開口部を閉じると共に、その閉塞
位置から、一方では後方且つ上方に傾斜した換気位置ま
で可動であり、他方では固定屋根の下方の後方摺動位置
まで可動であるようにした剛性なパネルであって、横枢
着ピンを有しかつガイドレール内で変位可能である前方
支持体によりその前方側付近で支持され、駆動スライド
に接続されかつ該パネルを垂直方向で調整し得るように
した駆動機構によりその前方支持体の後方位置に支持さ
れたパネルと、上記ガイドレール内を変位しパネルを作
動させる上記駆動スライドに係合する作動手段とを備
え、上記駆動機構が、上記パネルと駆動スライドとの間
に配置され、ガイドスロットを有する駆動アームを備
え、該駆動アームの一端がパネルに接続され、その他端
が枢動可能な方法で、即ち、ガイドピンを介して摺動可
能であるように駆動スライドに接続され、上記アームが
垂直方向に旋回し、パネルを垂直方向に動かし得るよう
にしたことを特徴とする傾動スライド式ルーフに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】かかる傾動スライド式ルーフは、独国特
許第38 25 293号から公知である。ここで、駆動アーム
は、その後端がパネルに枢動可能に接続された直線状レ
ールアームから成り、駆動スライドに結合された短いタ
ンブラーの上端のスライド片は該レールアームに係合す
る。パネルが閉塞位置から上方の換気位置まで傾動する
動作は、摺動片をレールアーム内で前方に変位させるこ
とにより行われる。上方換気位置にて、スライド片はレ
ールアームの前方枢着箇所付近にある。パネルに圧力を
付与したとき、レールアームの下方枢着点を中心として
大きいモーメント力が発生するため、この位置における
駆動機構の安定性は低下することが理解されよう。従っ
て、駆動機構の取り付け高さが低くて済むことはこの安
定性を犠牲にして実現されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
冒頭記載の型式の傾動スライド式ルーフにして、パネル
の駆動機構に低い取り付け高さを許容するだけでなく、
パネルをその全ての位置にて安定的に支持することを特
徴とする傾動スライド式ルーフを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的のために、本発
明による傾動スライド式ルーフは、駆動機構が、パネル
を少なくともその上方傾動位置に支持するレバーと、上
記レバーを立ち上がらせ、パネルを上方に傾動させる調
節手段とを更に備えることを特徴とするものである。
【0005】駆動機構に対するこの追加的なレバーは、
平坦位置に旋回させ得るため、必ずしもその取り付け高
さを増す結果になるとは限らない。かかる平坦位置に
て、特別な措置を講じなければ、パネルを支持するその
レバーの安定性は低下するであろうが、パネルが下方に
動く位置にて、駆動アームの安定的な支持機能が得られ
る。駆動アームの安定性が低下するパネルの上方傾動位
置にて、レバーは、より直立の位置となるため、該レバ
ーの安定性が増し、パネルの支持は、多かれ少なかれこ
のレバーが行う。その結果、パネルの下方及び上方傾動
位置の双方で安定的な支持が確実となる。
【0006】レバーの簡単な実施例において、該レバー
は、枢着ピンによりパネルに枢動可能に接続され、更に
別の枢着ピンによりガイドレールに枢動可能でかつ摺動
可能に接続される一方、調節手段は、レバーの下端に係
合しかつ前方に摺動し、パネルを上方に傾動させる駆動
スライドにより形成され、又、パネルの上方傾動範囲内
で、レバーの下端は駆動スライドにより前方に押される
ようにすることが望ましい。
【0007】レバーは、パネルの傾動動作の一部でのみ
強制的に操作するため、この操作は簡単でかつ直接的で
あり、駆動スライドの調節ストロークを長くするのに、
レバーと駆動スライドとの間にピンスロット型式の接続
部は一切不要である。駆動スライドによりレバーを強制
的に作動させない場合、該レバーは多分、ばね手段の作
用によりパネルの動きに従うことになろう。
【0008】駆動アーム用のガイドピンはパネルに固定
することが原理的には可能であろうが、駆動スライドに
は、駆動アームのガイドスロット内に係合する上記ガイ
ドピンを設けることが望ましい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を概略図で示す添付図
面を参照しつつ単に一例として、本発明について詳細に
説明する。
【0010】図面には、乗用車用の傾動スライド式ルー
フの一実施例が示してあり、図1及び図3乃至図7に示
した該乗用車の固定屋根1の一部には、開口部2が形成
されている。該傾動スライド式ルーフは、金属、ガラス
又はプラスチックから成り、又、透明或は不透明にする
ことの出来る剛性パネル3を備えており、該剛性パネル
3はその閉塞位置(図5)にあるとき、固定屋根1の開
口部2を閉じる。該剛性パネル3はこの閉塞位置から後
方上方に傾斜した換気位置(図7)まで動く一方、固定
屋根1の下方の僅かに傾動しかつ後方に摺動した開放位
置(図3)まで動き得るようにしてある。
【0011】図1に示すように、パネル3は、その両側
端縁付近で前方支持体4により支持され、その後方の位
置で駆動機構5により支持されている。各前方支持体4
及び各駆動機構5は、それぞれのガイドレール6内を摺
動可能に案内される。これらガイドレール6は、屋根の
開口部2の側端縁の下方及び固定屋根1の下方の双方に
伸長し、上記屋根の開口部2の後方の位置に達する。両
ガイドレール6は、全体として、固定フレーム7上に配
置されており、該固定フレーム7は又、図示しない傾動
スライド式ルーフのその他の部分を支持する。
【0012】パネル3の一側端縁における前方支持体4
の部品及び駆動機構5の部品は、図3乃至図7に示して
あるが、パネル3の反対側端縁にも同一の部品が対称に
配置されていることを理解すべきである。
【0013】前方支持体4は、横枢着ピン8を備えてお
り、パネル3は垂直方向で調整するとき、該枢着ピン8
を中心として傾動することが出来る。更に、前方支持体
4は、ガイドレール6内で摺動可能であるように滑動シ
ューとして構成されるか又はかかる滑動シューが設けら
れる。ガイドレール6内のストッパ9が前方支持体4、
従って、パネル3の前方位置を設定する。
【0014】前方支持体4の後方の位置で、ロックカム
10がパネル3に固定されており、該ロックカム10
は、パネル3の摺動中、固定ガイドレール6のスロット
11に係合し、パネル3の上方への傾動を阻止する一
方、該ロックカム10は、パネル3が前方摺動位置にあ
るとき、固定ガイドレール6の凹所12の下方に位置
し、パネル3を上方に傾動させたとき、該凹所12に入
り、パネル3の摺動を阻止する。
【0015】各前方支持体4の後方の位置に配置された
駆動機構5は、手動クランク又は電気モータにより変位
可能であるプル・プッシュ・ケーブル13を備えており、
該ケーブル13は、ガイドレール6内に摺動可能に受け
入れられた駆動スライド14と係合することで作動手段
として機能する。
【0016】駆動機構5は、駆動要素として、駆動アー
ム15及び支持レバー16を備えている。駆動アーム1
5は、横方向に整列させたアーム部分15′、15″を
有する二重構造体である。該駆動アーム15の後端は枢
着ピン17によりパネル3に枢動可能に接続される。更
に、両アーム部分15′、15″には、ある曲率半径に
従って伸長する細長いガイドスロット18が設けられて
おり、該駆動スライド14は、両側部に突出するガイド
ピン19を備え、該ガイドピン19の端部は、駆動アー
ム15の部分15′、15″のガイドスロット18内に
係合する。駆動アーム15が二重構造であること、従っ
て、駆動スライド14に二重に接続される結果、駆動ア
ーム15は極めて安定的に支持される。ガイドスロット
18は、後方湾曲部分18′と、前方に位置決めした別
の直線部分18″と、前方に続く傾斜部分18′″と、
前方部分18″″とを備えている。
【0017】支持レバー16の上端は、枢着ピン20を
介してパネル3に枢動可能に接続される。該支持レバー
16は、その下端に両側部に突出する枢着ピン21を備
えており、枢着ピン21の端部は駆動アーム15の両部
分15′、15″の前方部分の両スロット22に係合す
る。上記枢着ピン21の両端は、スロット22を通り、
又、枢着ピン21の突出端部には、固定ガイドレール6
に係合する摺動キャップ23が配置されており、その結
果、これらレバー16及び駆動アーム15の双方を案内
可能に支持する。捩りばね24がレバー16の上端で枢
着ピン20の周囲に設けられており、該捩りばね24は
パネルを支持し、レバー16とパネル3との間の角度が
最小である旋回位置に向けて、レバー16に常に後方へ
の荷重を加える。
【0018】図示した傾動摺動ルーフの作用は次の通り
である。
【0019】図3によるパネル3が下方に変位しかつ後
方に摺動した位置にて、駆動スライド14のガイドピン
19は、ガイドスロット18の後端にあり、又、駆動ア
ーム15はその最も平坦な位置に配置される。又、レバ
ー16は、該レバー16と水平線、又はパネル3との間
の角度がそれぞれ可能な限り小さいその最も平坦な位置
にある。図3に明確に示すように、パネルがその最下方
位置にあるとき、駆動機構5の高さは極めて低く、その
ため、駆動機構5により大部分決まる傾動スライド式ル
ーフの全高さ寸法も又、低くなる。駆動アーム15のガ
イドスロット18の後方部分18′は著しく傾斜し、パ
ネル3は固定ガイドレール6のスロット11に係合して
いるロックカム10によりその最下方位置にロックされ
るため、駆動スライド14は、駆動アーム15、従っ
て、パネル3に摺動不能に接続され、その結果、駆動ス
ライド14をプル・プッシュ・ケーブル13により変位さ
せると、パネル3もこれと同時に動く。
【0020】図4には、その前方支持体4が固定ガイド
レール6のストッパ9に当接し、パネル3を更に前方に
変位させ得ないパネルの位置が示してある。しかし、ロ
ックカム10が固定ガイドレール6内の凹所12の下に
到達すると、駆動スライド14のガイドピン19が駆動
アーム15のガイドスロット18の湾曲部分18′を通
って動くとき、パネル3は枢着ピン8を中心とする傾動
を許容されるため、駆動スライド14は、駆動アーム1
5及びパネル3に対して摺動することができる。これに
より、駆動アーム15は、上方に旋回し、従って、パネ
ル3の後側部を上方に押し上げる。パネル3が枢着ピン
8を中心として傾動するとき、ロックカム10は凹所1
2に入り、ロックカム10と凹所12との係合によって
このような摺動運動が阻止されるので、パネル3は最下
方位置から傾動して変位した後、それ以上、長手方向に
摺動することは出来ない。パネル3の前方支持体4の枢
着ピン8は、後退する方向にロックされていないため、
凹所12の形状及び該凹所を通るロックカム10の動作
によりパネル3が傾動する間の枢着ピン8の位置が決ま
る。
【0021】図5の位置にて、駆動スライド14のガイ
ドピン19は、駆動アームのガイドスロット18の右側
部分18″の中間に達し、このとき、パネル3はシール
(図示せず)により固定屋根1の開口部2を閉じるその
閉塞位置にある。図4及び図5の位置の間で、駆動アー
ム15は、上方に僅かに回転し、これにより、駆動アー
ム15は、レバー16に取り付けられ且つガイドレール
6により支持された摺動キャップ23を有する枢着ピン
21を中心として旋回する。パネル3は僅かに上方に傾
動するため、レバー16は、捩りばね24の力に抗して
引っ張られ、より直立位置となり、この動作中、レバー
16の下端の枢着ピン21は、駆動アーム15のスロッ
ト22内で僅かに前方に変位する。その結果、駆動アー
ム15の下方枢着部分も又、変位する。
【0022】駆動スライド14が前方に変位するとき、
駆動スライド14のガイドピン19がガイドスロット1
8の部分18′″を通って動いているため、図6の位置
にて、パネル3は、図5のその閉塞位置から僅かに上方
に傾動している。駆動スライド14のガイドピン19と
駆動アーム15の可動の枢着点との高さの差、及びガイ
ドスロット18が湾曲していることにより、駆動アーム
15、従って、パネル3は駆動スライド14に対してあ
る変速比率で上方に傾動する。又、ある動作にて、駆動
スライド14はその凹状に湾曲した前方側がレバー16
の下端に当接し、その結果、駆動スライド14が更に前
方に摺動するとき、該スライドはレバー16を押してよ
り直立にし、これにより、駆動アーム15による傾動動
作に等しい程度でパネル3を傾動させる。このため、レ
バー16の下方枢着ピン21は、再度、駆動アーム15
のスロット22内を前方に動く。レバー16は、益々直
立に位置決めされ、駆動スライド14により支持される
ため、レバー16は、徐々に、駆動アーム15のパネル
3に対する支持機能に取って代わっていく。
【0023】図7にて、パネル3の最上方の換気位置が
得られ、この位置で駆動スライド14のガイドピン19
が駆動アーム15のガイドスロット18の前方部分1
8″″の前端にある。ここで、レバー16は、駆動スラ
イド14により押され、レバー16がパネル3に対し略
垂直に伸長する位置となる。レバー16の枢着ピン21
は、駆動アーム15のスロット22の前端にある。更
に、この位置にて、例えば、駆動ウィンドによりパネル
3からレバー16に付与される力は、レバー16の略長
手方向に向けられ、従って、レバー16により完全に吸
収されるから、レバー16はパネル3に対する極めて安
定的でかつ確実な支持手段となることが理解されよう。
更に、レバー16は、その枢着ピン21と共に、駆動ア
ーム15の下端に係合することが極めて望ましい。それ
は、その結果、力の閉三角形が形成され、パネル3から
駆動アーム15に付与される力は、再度、レバー16に
よりパネル3に案内されて戻るからである。又、パネル
3は、駆動スライド14のガイドピン、及び枢着ピン2
1並びに摺動キャップ23を通じて固定ガイドレール6
に接続される。捩りばね24により、駆動機構5及びパ
ネル3はばね張力を受け、その張力により、構造体のが
たつきが阻止される。
【0024】更に、図6及び図7には、パネル3の傾動
中、パネル3の前方支持体4がストッパ9から僅かに後
方に移動した状態が示してある。この動作は、ロックカ
ム10が湾曲凹所12を通って変位する作用を受けて行
われる。かかる動作の結果、パネル3の前端縁が前方に
動く動作は、その少なくとも一部が補正され、パネル3
の前端縁に設けたシール(図示せず)が損傷することは
ない。
【0025】パネル3が図7の位置から図3の位置まで
動くことは、完全に逆方向に行われ、捩りばね24によ
りレバー16の復帰動作が行われる点が異なるのみであ
る。上記の説明から、図示したように本発明による傾動
摺動ルーフの駆動機構5は極めて低い取り付け高さで済
み、従って、傾動摺動ルーフ全体の取り付け高さを低く
し得る一方、パネル3を極めて安定的に支持することが
出来、これにより、駆動アーム15はパネル3をその下
方位置に支持する一方、レバー16はより高方位置でパ
ネル3の主たる支持手段となる。その結果、パネル3が
弱く支持される位置となることはない。レバー16は、
パネルが傾動動作する間の一部で作動させればよいか
ら、その操作は比較的簡単で済む。
【0026】本発明は、図面に示しかつ上述した実施例
にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で異な
る方法により変形を加えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の傾動スライド式ルーフ
が設けられた自動車の固定屋根の概略的な平面図であ
る。
【図2】図1の傾動スライド式ルーフの実施例の最も重
要な部分を示す概略的な分解斜視図である。
【図3】本発明による傾動スライド式ルーフが異なる位
置にあるときの概略的な側面図である。
【図4】本発明による傾動スライド式ルーフが異なる位
置にあるときの概略的な側面図である。
【図5】本発明による傾動スライド式ルーフが異なる位
置にあるときの概略的な側面図である。
【図6】本発明による傾動スライド式ルーフが異なる位
置にあるときの概略的な側面図である。
【図7】本発明による傾動スライド式ルーフが異なる位
置にあるときの概略的な側面図である。
【符号の説明】
1 固定屋根 2 開口部 3 パネル 4 前方支持体 5 駆動機構 6 ガイドレー
ル 7 固定フレーム 8 枢着ピン 9 ストッパ 10 ロックカ
ム 11 スロット 12 ガイドレ
ールの凹所 13 プル・プッシュ・ケーブル 14 駆動スラ
イド 15 駆動アーム 15′アーム部
分 15″ アーム部分 16 支持バ
ー 17 枢着ピン 18 ガイドス
ロット 18′後方湾曲部分 18″ 右側直
線部分 18′″ 傾斜部分 18″″ 前
方部分 19 ガイドピン 20 枢着ピン 21 枢着ピン 22 スロット 23 摺動キャップ 24 捩りばね

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定屋根(1)に開口部(2)を備える
    自動車の傾動スライド式ルーフであって、 その閉塞位置にて固定屋根の上記開口部を閉じると共
    に、その閉塞位置から、一方では後方且つ上方に傾斜し
    た換気位置まで可動であり、他方では固定屋根の下方の
    後方摺動位置まで可動であるようにした剛性なパネル
    (3)であって、横枢着ピン(8)を有しかつガイドレ
    ール(6)内で変位可能である前方支持体によりその前
    方側付近で支持され、駆動スライド(14)に接続され
    かつ該パネル(3)を垂直方向に調整し得るようにした
    駆動機構(5)によりその前方支持体の後方位置で支持
    されるパネル(3)と、 前記ガイドレール(6)内を変位し、パネル(3)を作
    動させる前記駆動スライド(14)に係合する作動手段
    とを備え、 前記駆動機構(5)が、前記パネル(3)と駆動スライ
    ド(14)との間に配置され、ガイドスロット(18)
    を有する駆動アーム(15)を備え、前記駆動アーム
    (15)の一端が前記パネル(3)に接続され、その他
    端が枢動可能な方法で、即ち、ガイドピン(19)を介
    して摺動可能であるように駆動スライド(14)に接続
    され、前記アームが垂直方向に旋回し、前記パネル
    (3)を垂直方向に動かし得るようにした傾動スライド
    式ルーフにして、 前記駆動機構(5)が、前記パネル(3)を少なくとも
    その上方傾動位置に支持するレバー(16)と、前記レ
    バー(16)を立ち上がらせてパネル(3)を上方に傾
    動させる調節手段(14)とを更に備えることを特徴と
    する傾動スライド式ルーフ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の傾動スライド式ルーフ
    にして、前記レバー(16)が枢着ピン(20)により
    パネルに枢動可能に接続される一方、更に別の枢着ピン
    (21)によりガイドレール(6)に枢動可能にかつ摺
    動可能に接続されることを特徴とする傾動スライド式ル
    ーフ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の傾動スライド式ルーフ
    にして、前記調節手段が、前記レバー(16)の下端に
    係合しかつ前方に摺動してパネル(3)を上方に傾動さ
    せる駆動スライド(14)により形成され、前記パネル
    の上方傾動範囲内で、前記レバー(16)の下端が駆動
    スライド(14)により前方に押されるようにしたこと
    を特徴とする傾動スライド式ルーフ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の傾動スライド式ルーフ
    にして、駆動スライド(14)が、駆動アーム(15)
    のガイドスロット(18)内に係合するガイドピン(1
    9)を備えることを特徴とする傾動スライド式ルーフ。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか一の項に記載の
    傾動スライド式ルーフにして、前記駆動アーム(15)
    が、レバー(16)の枢着ピン(20)の後方に配置さ
    れた枢着ピン(17)により前記パネル(3)に枢動可
    能に接続されることを特徴とする傾動スライド式ルー
    フ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一の項に記載の
    傾動スライド式ルーフにして、前記レバー(16)及び
    駆動アーム(15)がピンスロット接続部(21、2
    2)により相互に連結されることを特徴とする傾動スラ
    イド式ルーフ。
  7. 【請求項7】 請求項2及び6に記載の傾動スライド式
    ルーフにして、前記レバー(16)の下端の枢着ピン
    (21)が、前記駆動アーム(15)の前端のスロット
    (22)に係合し、前記駆動アーム(15)の前方支持
    体として機能するようにしたことを特徴とする傾動スラ
    イド式ルーフ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一の項に記載の
    傾動スライド式ルーフにして、前記レバー(16)に荷
    重を加え、当該レバーをその下方傾動位置に付勢させる
    ばね手段(24)を備えることを特徴とする傾動スライ
    ド式ルーフ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一の項に記載の
    傾動スライド式ルーフにして、前記パネルがその上方換
    気位置にあるとき、前記レバー(16)が前記パネル
    (3)に対し略垂直に方向決めされることを特徴とする
    傾動スライド式ルーフ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一の項に記載
    の傾動スライド式ルーフにして、ロック手段(10)が
    前記パネル(3)に取り付けられかつ固定ガイドレール
    (6)に接続され、前記パネル(3)が後方に変位した
    位置にあるとき、前記パネルが上方に傾動する動作が阻
    止され、前記パネル(3)が上方傾動位置にあるとき、
    該パネルの望ましくない後方への変位が阻止されるよう
    にしたことを特徴とする傾動スライド式ルーフ。
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