JPH05169963A - 車両用空調制御装置 - Google Patents

車両用空調制御装置

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JPH05169963A
JPH05169963A JP3338404A JP33840491A JPH05169963A JP H05169963 A JPH05169963 A JP H05169963A JP 3338404 A JP3338404 A JP 3338404A JP 33840491 A JP33840491 A JP 33840491A JP H05169963 A JPH05169963 A JP H05169963A
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裕司 伊藤
Takamasa Kawai
孝昌 河合
Yuichi Kajino
祐一 梶野
Tomohisa Yoshimi
知久 吉見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 日射の増減に応じた風量制御を乗員の好みに
応じて調節し得る車両用空調制御装置を提供する。 【構成】 定常風量特性記憶手段30bに記憶された、
必要吹出温度とブロワ電圧との相対関係を示す定常風量
特性から決定されるブロワ電圧と、最低風量特性記憶手
段30eに記憶された、日射量とブロワLo風量との相
対関係を示す最低風量特性から決定されるブロワ電圧と
を比較し、大きい方のブロワ電圧がブロワモータ23に
印加され、ブロワ9の速度制御が行われるわけだが、こ
のとき乗員が風量手動設定手段49にて風量変更した場
合、このときの日射量とブロワ電圧とを学習して、前記
最低風量特性を乗員の好みに応じた特性に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調制御装置に関
し、特には日射量の変動に応ずるブロワ風量の設定変更
の学習制御に関する。
【0002】
【従来の技術】車室内へ入り込む日射量が多いときには
乗員へ吹きつける風量を増大させ、乗員の冷房感を増大
させたりあるいは車室内温度を安定させたりする車両用
空調制御装置が従来から知られている。例えば図8に示
すように、車室内が安定状態であるときに突然日射が強
くなったような場合には、ブロワ電圧の最低値を図中破
線位置から図中実線位置まで引き上げて風量を増加させ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の日射量に応じた
風量の増減は予め決められたマップに基づいて行われる
ものである。しかし、このマップは全ての乗員が満足す
るものとは限らず、人によっては日射量の増加をあまり
苦にしない人もいれば、もっと多くの風量を浴びたいと
感じる人もいる。また、風量の増大に伴って大きくなる
ブロワの音をうるさく感じる人もいる。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑み、日射量
の増減に対する風量制御を乗員の好みに応じて調整し得
る車両用空調制御装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、空調用熱交換器を有する空気通路を介して
車両車室内へ空気を送風するブロワと、該ブロワに接続
され、該ブロワを外部からの印加電圧に応じた速度で駆
動するブロワモータと、前記車両の車室内温度を検出す
る車室内温度検出手段と、前記車両の車室外温度を検出
する車室外温度検出手段と、日射量を検出する日射量検
出手段と、乗員によって操作され、前記車室内の設定温
度を設定する温度設定手段と、前記車室内温度と前記車
室外温度と前記日射量と前記設定温度とに基づいて前記
車室内への吹出風の必要吹出温度情報を演算する必要吹
出温度情報演算手段と、前記必要吹出温度情報と前記ブ
ロワモータへの印加電圧との相対的関係である定常風量
特性を記憶している定常風量特性記憶手段と、該定常風
量記憶手段が記憶している前記定常風量特性に基づいて
前記ブロワモータへの印加電圧を決定する定常風量決定
手段と、前記日射量と前記ブロワモータへの最低印加電
圧との相対的関係である最低風量特性を記憶している最
低風量特性記憶手段と、該最低風量記憶手段が記憶して
いる前記最低風量特性に基づいて前記ブロワモータへの
印加電圧を決定する最低風量決定手段と、前記定常風量
決定手段によって決定された定常風量と前記最低風量決
定手段によって決定された最低風量とに基づいて前記車
室内へ送風する最終的な風量を決定し、該最終的な風量
にて車室内へ吹き出すように前記ブロワモータへの印加
電圧を制御する制御手段と、乗員が手動にて前記印加電
圧を調節するための風量手動設定手段と、乗員が前記風
量手動設定手段によって風量を手動設定した場合、この
ときの日射量と風量とを学習し、この学習に基づいて前
記最低風量特性を変更する最低風量学習手段とを備える
車両用空調制御装置をその要旨とする。
【0006】
【作用】本発明では、定常風量特性記憶手段が記憶して
いる定常風量特性によって決定される定常風量と、最低
風量特性記憶手段が記憶している最低風量特性によって
決定される最低風量とに基づいて、車室内に吹き出す最
終的な風量が決定し、この風量にて車室内へ送風されて
いるとき、乗員が手動で風量を変更した場合にはこのと
きの日射量および風量を学習し、この学習に基づいて前
記最低風量特性を変更する。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図3は本発明が適用された実施例の車両用空調
装置とその制御系を表す概略構成図である。
【0008】図3に示す如く本実施例の車両用空調装置
1は、車室3の前方部に配置されたエアダクト5内に所
謂空調ユニットを設けたものであり、エアダクト5の上
流側から順に配設された、内外気切換ダンパ7,ブロワ
9,エバポレータ11,エアミックスダンパ13,ヒー
タコア15,及び吹出口切換ダンパ17を備えている。
【0009】ここで内外気切換ダンパ7は、サーボモー
タ19による駆動のもとに第1切換位置(図に実線で示
す位置)に切り替えられて、エアダクト5内にその外気
導入口5aから外気を流入させ、一方第2切換位置(図
に破線で示す位置)に切り替えられて、エアダクト5内
にその内気導入口5bから車室3内の空気(内気)を流
入させる。
【0010】またブロワ9は、駆動回路21により駆動
されるブロワモータ23の回転速度に応じて、外気導入
口5aからの外気又は内気導入口5bからの内気を空気
流としてエバポレータ11に送風し、エバポレータ11
は、そのブロワ9からの空気流を、空調装置の冷凍サイ
クルの作動によって循環する冷媒により冷却する。
【0011】次にエアミックスダンパ13は、サーボモ
ータ25により駆動され、その開度に応じて、エバポレ
ータ11からの冷却空気流をヒータコア15に流入させ
ると共に残余の冷却空気流を吹出口切換ダンパ17に向
けて流動させる。
【0012】一方吹出口切換ダンパ17は、サーボモー
タ27による駆動のもとに、当該装置のベンティレーシ
ョンモード時に第1切換位置(図に一点鎖線で示す位
置)に切り換えられて、エアダクト5の吹出口5cから
車室3内中央に向けて空気を吹き出させ、当該装置のヒ
ートモード時に第2切換位置(図に破線で示す位置)に
切り換えられて、エアダクト5の吹出口5dから車室3
内下部に向けて空気を吹き出させ、また当該装置のバイ
レベルモード時に第3切換位置(図に実線で示す位置)
に切り換えられて、両吹出口5c,5dから車室3内中
央及び下方に向けて空気を吹き出させる。
【0013】次に内外気切換ダンパ7,ブロワ9,エア
ミックスダンパ13,及び吹出口切換ダンパ17を夫々
駆動するサーボモータ19,駆動回路21,サーボモー
タ25及び27は、電子制御装置(ECU)30からの
制御信号を受けて上記各部を駆動する。
【0014】ECU30は、車室3内の温度(内気温
度)Trを検出する車室内温度検出手段としての内気温
センサ34,外気温度Tamを検出する車室外温度検出手
段としての外気温センサ36,エンジンの冷却水温Tw
を検出する水温センサ38,車室3内に侵入する日射量
Tsを検出する日射量検出手段としての日射センサ4
0,エバポレータ11から冷気の温度(出口温度)Te
を検出する出口温センサ42,サーボモータ25に内蔵
されてエアミックスダンパ13の実際の開度θを検出す
るエアミックスダンパ開度センサ(以下、A/M開度セ
ンサという)44,制御目標となる車室内の目標温度
(設定温度)Tset を外部から設定するための温度設定
手段としての温度設定器46等からの出力信号をA/D
変換器48を介して読み込み、これら各種信号に基づき
空調制御を実行するためのもので、A/D変換器48か
らの信号を受けて上記各部の操作量を算出する中央演算
処理装置(以下、CPUという)30aと、あらかじめ
ブロワ電圧と必要吹出温度TAO(後述する数式1によ
って求める)の関係を記憶してある定常風量特性記憶手
段としてのROM30bと、CPU30aで算出された
操作量に応じた制御信号を上記各部へ出力する出力部3
0cと、数MHzの基準クロックを発振してCPU30
aにソフトウェアのデジタル演算処理を実行させる水晶
振動子30dと、内気温センサ34,外気温センサ3
6,日射センサ40等の各種センサにて検出された内気
温Tr,外気温Tam,日射量Tsと最低風量としてのL
o風量との関係を示すマップを記憶する最低風量特性記
憶手段としてのRAM30eと、RAM30eの記憶内
容のバッテリBが切れた状態であっても保持するための
電源30fにより構成されている。尚ECU30は、イ
グニッションスイッチIGのON時にバッテリBから電
源供給を受けて動作可能状態となり、操作スイッチ50
が操作されることにより、空調制御を開始する。
【0015】以下このECU30が実行する空調制御に
ついて、図4に示すフローチャートに沿って説明する。
図に示す如く空調制御を開始すると、まずステップ10
0にて、以降の処理の実行に使用するカウンタやフラグ
を初期設定する初期化の処理を実行した後、ステップ1
10に移行して、温度設定器46を介して入力された設
定温度Tset を読み込む。また続くステップ120で
は、内気温センサ34,外気温センサ36,日射センサ
40等の各種センサにて検出された内気温度(室温)T
r,外気温度Tam,日射量Ts等の車両環境状態を読み
込む。
【0016】また次にステップ130では、ステップ1
10にて読み込んだ設定温度Tsetと、ステップ120
にて読み込んだ内気温度Tr,外気温度Tam、及び日射
量Tsとに基づき、ROM30b内に予め記憶されてい
る下記数式1を用いて必要吹出温度TAOを算出する。
【0017】
【数1】TAO=Kset ×Tset −Kr×Tr−Kam×
Tam−Ks×Ts+C (Kset ,Kr,Kam,Ksは正の係数、Cは定数であ
る) 次にステップ140では、ステップ130で算出したT
AOに基づいて、ROM30bに記憶されている図2に
示す特性から算出されるブロワ電圧と、RAM30e内
に記憶されている図6に示す特性から算出されるブロワ
Lo電圧とを算出し、上記2つの電圧を比較して大きい
方の電圧をブロワ駆動電圧として出力する。
【0018】またステップ140において、乗員による
風量設定変更が行われた場合には、図5に示すフローチ
ャートに従ってRAM30eの内容を書き替える。また
続くステップ150では、ステップ130で求めた必要
吹出温度TAOとステップ120にて読み込んだ冷却水
温Tw及び吹出口温度Teとに基づき、ROM30b内
に予め記憶されている下記数式2を用いて、エアミック
スダンパ13の目標開度θoを算出する。
【0019】
【数2】θo={(TAO−Te)/(Tw−Te)}
×100 〔%〕 また次にステップ160では、必要吹出温度TAOに基
づき、内外気切換ダンパ7を内気導入にするか或いは外
気導入にするかを決定する。
【0020】そしてステップ170では、上記ステップ
130〜ステップ160による演算結果に応じて、駆動
回路21,サーボモータ25、及びサーボモータ19
に、ブロワ電圧制御信号,エアミックスダンパ開度制御
信号、及び内外気導入モード制御信号を夫々出力する。
【0021】次にステップ180では、所定の制御周期
τ経過したか否かを判断することにより、制御周期τ経
過するのを待ち、制御周期τ経過すると、再度ステップ
110に移行する。
【0022】次にステップ140で実行されるブロワ電
圧設定について、図5を用いて詳しく説明する。まず、
ステップ400では、現在の制御モードの判定を行う。
【0023】現在の制御モードがマニュアルモードであ
る場合、現在設定されている風量をステップ404にて
Veとしてセットして、続くステップ405で駆動電圧
Veを出力する。
【0024】上記ステップ400にてオートモードと判
断された場合、ステップ401にて乗員が風量変更を風
量手動設定手段としての風量設定器49で指示したかど
うかを判断する。
【0025】設定変更が行われてないと判断した場合に
は、続くステップ406で、ROM30bに記憶された
図2に示す特性よりブロワ電圧Vを算出する。そして続
くステップ407では、RAM30e内に記憶された図
6に示す特性よりブロワLo電圧VLOを算出する。な
お、本実施例においては、定常風量決定手段をステップ
406で、最低風量決定手段をステップ407で夫々構
成した。
【0026】次にステップ408では、上記ステップ4
06,ステップ407で求めたブロワ電圧VとブロワL
o電圧VLOとを比較する。ここでVLOが大きければステ
ップ410にて駆動電圧VeとしてVLOをセットし、V
が大きければステップ409にて駆動電圧VeとしてV
をセットする。そしてステップ405にて、上記ステッ
プ409または410でセットされた駆動電圧Veを出
力する。なお、本実施例においては、制御手段をステッ
プ408,ステップ409、およびステップ410にて
構成した。
【0027】次に、乗員が設定器49を操作して風量を
設定変更した場合、つまりステップ401にてYesと
判断された場合、続くステップ402にてRAM30e
内に予め記憶された図6に示す特性を書き替える。な
お、本実施例においては、最低風量学習手段をステップ
402にて構成した。
【0028】ステップ402における制御の内容を説明
する前に、ステップ407における制御の内容を図6を
用いて詳述する。図6はRAM30e内に記憶される日
射量とブロワLo電圧の関係を示すグラフである。ここ
で、Qs0,Qs1,Qs2,Qs3、及びQs4は日
射量であり、VLO0,VLO1,VLO2,VLO3、及びV
LO4は夫々その日射量に対するブロワLo電圧である。
また、VLOL,VLOHは夫々ブロワLo電圧VLOがとり
得る最小値,最大値を示している。
【0029】ステップ407では図6に示す特性図から
VLOを算出する。また、算出されたVLOの値がVLOL以
下、もしくはVLOH以上の場合には、算出された値を足
切りもしくは頭切りして、VLOLもしくはVLOHを算出
値として出力することになる。
【0030】次に、ステップ402における学習制御の
内容について図7を用いて詳述する。Qs2.3のとき
に乗員が設定した値がVLO3.5であったとする。この
場合、この点は図7中のPaで示される。
【0031】ここでQs2.3はQs2とQs3との間
にあることから、Qs2に対するポイントPcとQs3
に対するポイントPbとの間の傾きを求め、この傾きを
Pa点にあてはめることにより新しいPb´とPc´を
算出する。
【0032】またQs0,Qs1,Qs2,Qs3、Q
s4、及びQs5に対応するLo風量VLO0,VLO1,
VLO2,VLO3、VLO4、及びVLO5を夫々比較し、V
LO0≦VLO1≦VLO2≦VLO3≦VLO4≦VLO5となる
ようにする。
【0033】本実施例の場合には、乗員が日射量がQs
2.3のときに風量設定変更したことによって、Lo風
量VLO3が図7中ポイントPbからポイントPb´に移
った。このポイントPb´が、日射量Qs4に対するL
o風量VLO4を示すポイントPdよりも図中上にあるた
め、このポイントPdをPd´に置き換える。このよう
にすることによって日射量が増えるにつれてLo風量も
増大していくマップとすることができ、乗員のフィーリ
ングに合ったものとなる。
【0034】また、図7において、日射量Qs5に対応
するLo風量VLO5が限界値Vo5を超えた値となって
いるので、上記頭切りによって、図中破線のようには変
更せず、図中実線のようにLo風量VLOHにて飽和させ
る。
【0035】以上の様にステップ402では、乗員の設
定変更指示値にしたがって、日射量とブロワLo風量と
の関係の書き替えを行い、乗員の好みによりマッチした
風量制御を行うことができるようになる。
【0036】次に続くステップ403(図5)におい
て、現在の制御モードをオートモードからマニュアルモ
ードに切り替える。マニュアルモードからオートモード
への切替を行いたい場合は操作スイッチ50により行え
ば良い。
【0037】そして、ステップ404にて、乗員の設定
した電圧を駆動電圧Veとしてセットし、ステップ40
5にてその電圧Veを出力する。以上のように本実施例
では、乗員の風量設定毎にその値を学習していき、より
乗員の好みにあった日射補正が可能となる。また、乗員
の好みに合った風量制御を行うために、学習回数を重ね
ることにより、乗員の操作回数も減少していくことにな
る。
【0038】本実施例では、日射量とブロワLo電圧と
の関係を示すマップをRAM30e内にもっているた
め、もしRAM30e内のデータが失われた場合には制
御不能となる。そのため、予めROM30b内に日射量
とブロワLo電圧との関係を示すマップを記憶し、上記
のような場合にはROM30b内のデータをRAM30
e内にコピーして新たに学習を始められるようにしてい
る。
【0039】また本実施例では、前記マップをECU3
0内に内蔵しているが、ECU30外部にメモリーや磁
気媒体等を付加することで、取り外し可能となり、また
別の車へ移すことも可能となる。
【0040】本実施例では、日射量とLo風量との関係
を示す特性(図6)を作る上で、図6中6点を記憶し、
これらの点の相互間を結ぶことによって作っているが、
記憶するポイント数は6点に限らず、5点以下でも良い
し、7点以上でも良い。
【0041】また本実施例では、日射量とLo風量との
特性にはヒステリシスを考慮していないが、これは説明
を単純化するためであり、一般的に用いられるようなヒ
ステリシスを持った形としても良い。
【0042】また本実施例では、日射量とLo風量との
特性を変更する時に、乗員が風量設定器49で設定した
値そのものを用いているために、その時の乗員の健康状
態や気分,操作ミス等により、本来の乗員の好みとは異
なった値を学習してしまう恐れがある。
【0043】従って、これらの要因を吸収するための方
法として、下記数式3の様に設定値に重み付けを行い、
その値で学習を行うことにより、徐々に乗員の好みに近
づける方法にしても良い。
【0044】
【数3】VLO=VLO´+α(Vset −VLO´) {VLO:学習する値,Vset :設定風量,VLO´:現在
の値,α:学習重み(0<α≦1)} また、同一条件のもとで数回にわたり同じ設定変更を行
った場合に初めて特性の変更を行う方法を用いても良
い。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明では、乗員が手
動で風量を変更した場合の日射量と風量とを学習し、こ
の学習に基づいて最低風量特性を変更するので、この最
低風量特性が乗員の好みに合った特性となり、その結
果、日射が変化する度に乗員が風量を変更するといった
煩わしさを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明一実施例で用いるECU内のROMに記
憶された必要吹出温度とブロワ電圧との関係を示す特性
図である。
【図3】上記一実施例の全体構成とその制御系を示す概
略構成図である。
【図4】上記ECUの制御の流れを示すフローチャート
である。
【図5】図4のステップ140における制御の詳細を示
すフローチャートである。
【図6】上記ECUののRAM内に記憶された日射量と
最低風量との関係を示す特性図である。
【図7】図6に示す特性図を学習制御させた後の一例を
示す特性図である。
【図8】従来における、日射量を考慮した場合の必要吹
出温度とブロワ電圧との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
9 ブロワ 23 ブロワモータ 34 車室内温度検出手段としての内気温センサ 36 車室外温度検出手段としての外気温センサ 40 日射量検出手段としての日射センサ 46 温度設定手段としての温度設定器 49 風量手動設定手段としての風量設定器 30b 定常風量特性記憶手段としてのROM 30e 最低風量特性記憶手段としてのRAM ステップ130 必要吹出温度情報演算手段 ステップ402 最低風量学習手段 ステップ406 定常風量決定手段 ステップ407 最低風量決定手段 ステップ408,ステップ409,ステップ410 制
御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉見 知久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調用熱交換器を有する空気通路を介し
    て車両車室内へ空気を送風するブロワと、 該ブロワに接続され、該ブロワを外部からの印加電圧に
    応じた速度で駆動するブロワモータと、 前記車両の車室内温度を検出する車室内温度検出手段
    と、 前記車両の車室外温度を検出する車室外温度検出手段
    と、 日射量を検出する日射量検出手段と、 乗員によって操作され、前記車室内の設定温度を設定す
    る温度設定手段と、 前記車室内温度と前記車室外温度と前記日射量と前記設
    定温度とに基づいて前記車室内への吹出風の必要吹出温
    度情報を演算する必要吹出温度情報演算手段と、 前記必要吹出温度情報と前記ブロワモータへの印加電圧
    との相対的関係である定常風量特性を記憶している定常
    風量特性記憶手段と、 該定常風量記憶手段が記憶している前記定常風量特性に
    基づいて前記ブロワモータへの印加電圧を決定する定常
    風量決定手段と、 前記日射量と前記ブロワモータへの最低印加電圧との相
    対的関係である最低風量特性を記憶している最低風量特
    性記憶手段と、 該最低風量記憶手段が記憶している前記最低風量特性に
    基づいて前記ブロワモータへの印加電圧を決定する最低
    風量決定手段と、 前記定常風量決定手段によって決定された定常風量と前
    記最低風量決定手段によって決定された最低風量とに基
    づいて前記車室内へ送風する最終的な風量を決定し、該
    最終的な風量にて車室内へ吹き出すように前記ブロワモ
    ータへの印加電圧を制御する制御手段と、 乗員が手動にて前記印加電圧を調節するための風量手動
    設定手段と、 乗員が前記風量手動設定手段によって風量を手動設定し
    た場合、このときの日射量と風量とを学習し、この学習
    に基づいて前記最低風量特性を変更する最低風量学習手
    段とを備えることを特徴とする車両用空調制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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