JP3163767B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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Description
し、特に冬期の車両始動時におけるウォームアップ制御
を行う車両用空調装置に関する。
として、エンジン冷却水が用いられている。このため、
冬期においてエンジン冷却水が冷えていると、空調装置
の始動時に冷風が車室内に吹き込み、乗員に不快感を与
える。これを防止するために、特公昭60−21082
号公報に開示される如く、エンジン冷却水の冷却水温が
高くなるまでは、車室内への送風を停止し、冷却水温が
高くなるにつれ風量を増加するというウォームアップ制
御を行うものがある。
おいても日射が強い場合には、長時間駐車した後に車両
に乗車すると上半身側の室温が高くなっており、非常に
暑く不快となることがある。このような時にもエンジン
冷却水温が低い時には、ウォームアップ制御が働くため
送風されないという問題がある。
を行う冬期の環境下においても、乗員の上半身側が暑い
と判断される際には、乗員の上半身側に向けて送風する
ことで不快感を解消する事ができる車両用空調装置を提
供することを目的とする。
成するために、車両を駆動するエンジンを冷却するエン
ジン冷却水の温度を検出する水温検出手段と、車室外の
温度を検出する車室外温度検出手段と、車室内の熱状態
を検出する熱状態検出手段と、車室内へ送風する送風手
段と、前記水温検出手段で検出されたエンジン冷却水の
温度と第1の所定温度とを比較する第1の比較手段と、
前記車室外温度検出手段で検出された車室外の温度と第
2の所定温度とを比較する第2の比較手段と、前記熱状
態検出手段で検出された検出値と所定の比較値とを比較
する第3の比較手段と、を有し、前記第1の比較手段に
よりエンジン冷却水の温度が第1の所定温度よりも低い
と判断し、前記第2の比較手段により車室外の温度が第
2の所定温度よりも低いと判断し、かつ第3の比較手段
にて前記検出値が比較値よりも小さいと判断した時に、
前記送風手段の作動を規制する信号を送風手段に付与す
る第1の制御手段と、前記第1の比較手段によりエンジ
ン冷却水の温度が第1の所定温度よりも低いと判断し、
前記第2の比較手段により車室外の温度が第2の所定温
度よりも低いと判断し、かつ第3の比較手段にて前記検
出値が比較値以上であると判断した時に、前記送風手段
により車両乗員の上半身方向に向けて吹き出す吹出口か
ら車両乗員に向けて送風する信号を送風手段に付与する
第2の制御手段と、を備えた車両用空調装置を採用する
ものである。
ンを冷却するエンジン冷却水の温度を検出する水温検出
手段と、車室外の温度を検出する車室外温度検出手段
と、車室内の熱状態を検出する熱状態検出手段と、車室
内へ送風する送風手段と、前記水温検出手段で検出され
たエンジン冷却水の温度と第1の所定温度とを比較する
第1の比較手段と、前記車室外温度検出手段で検出され
た車室外の温度と第2の所定温度とを比較する第2の比
較手段と、前記熱状態検出手段で検出された検出値と所
定の比較値とを比較する第3の比較手段と、前記第2の
所定温度よりも低い温度である第4の所定温度を設定
し、前記車室外温度検出手段で検出された車室外の温度
と第4の所定温度とを比較する第4の比較手段と、を有
し、前記第1の比較手段によりエンジン冷却水の温度が
第1の所定温度よりも低いと判断し、前記第2の比較手
段により車室外の温度が第2の所定温度よりも低いと判
断し、前記第4の比較手段により車室外の温度が第4の
所定温度よりも低いと判断した第1のケースと、前記第
1の比較手段によりエンジン冷却水の温度が第1の所定
温度よりも低いと判断し、前記第2の比較手段により車
室外の温度が第2の所定温度よりも低いと判断し、前記
第4の比較手段により車室外の温度が第4の所定温度よ
りも高いと判断した際において、前記第3の比較手段に
て前記検出値が比較値よりも小さいと判断した第2のケ
ースとの2つのケースには、前記送風手段の作動を規制
する信号を送風手段に付与する第1の制御手段と、前記
第1の比較手段によりエンジン冷却水の温度が第1の所
定温度よりも低いと判断し、前記第2の比較手段により
車室外の温度が第2の所定温度よりも低いと判断し、前
記第4の比較手段により車室外の温度が第4の所定温度
よりも高いと判断した際において、前記第3の比較手段
にて前記検出値が比較値以上であると判断した第3のケ
ースには、前記送風手段により車両乗員の上半身方向に
向けて吹き出す吹出口から車両乗員に向けて送風する信
号を送風手段に付与する第2の制御手段と、を備えた車
両用空調装置を採用するものである。
れば、水温検出手段、車室外温度検出手段、及び熱状態
検出手段により、それぞれエンジン冷却水温、車室外温
度、車室内の熱状態を検出する。
較手段がエンジン冷却水温と第1の所定温度とを比較
し、車室外温度に従って、第2の比較手段が車室外の温
度と所定温度とを比較し、また、第3の比較手段により
熱状態検出手段で検出した車室内の熱状態と所定の比較
値とを比較する。エンジン冷却水温が第1の所定温度よ
りも低く、車室外の温度も第2の所定温度よりも低く、
かつ車室内の熱状態が所定の比較値よりも小さい時に
は、冬期であるためにエンジン冷却水の温度が低く、車
室内が暑くない条件にあると判断して、送風手段に信号
を付与して送風手段の作動を規制する。
よりも低く、車室外の温度も第2の所定温度よりも低い
が、車室内の熱状態が所定の比較値以上である時には、
冬期であるためにエンジン冷却水の温度が低いが、車室
内が暑い条件にあると判断して、第2の制御手段が、車
両乗員の上半身方向に向けて吹き出す吹出口から車両乗
員に向けて送風する信号を送風手段に付与する。
れば、第2の所定温度よりも低い温度である第4の所定
温度を設定し、第4の比較手段により前記車室外温度検
出手段で検出された車室外の温度と第4の所定温度とを
比較する。この第4の所定温度よりも車室外の温度が低
い時には、とても寒い環境にあるとして送風手段の作動
を規制する信号を第1の制御手段により付与する。
い温度であるが、第4の所定温度よりも高い温度である
時には、車室内の熱状態と所定の比較値とを比較する。
車室内の熱状態が所定の比較値よりも小さい時には、第
1の制御手段により送風手段の作動を規制する信号を付
与する。車室内の熱状態が所定の比較値以上である時に
は、冬期であるが車室内が暑い条件にあると判断して、
第2の制御手段が、車両乗員の上半身方向に向けて吹き
出す吹出口から車両乗員に向けて送風する信号を送風手
段に付与する。
る。まず図2は本発明が適用された実施例の車両用空調
装置とその制御系を表す概略構成図である。
は、車室3の前方部に配置されたエアダクト5内に所謂
空調ユニットを設けたものであり、このエアダクト5の
上流側から順に配設された、内外気切換ダンパ7、ブロ
ワ9、エバポレータ11、エアミックスダンパ13、ヒ
ータコア15、及び吹出口切換ダンパ17を備えてい
る。
タ19による駆動のもとに第1切換位置(図に実線で示
す位置)に切り替えられて、エアダクト5内にその外気
導入口5a から外気を流入させ、一方第2切換位置(図
に破線で示す位置)に切り替えられて、エアダクト5内
にその内気導入口5b から車室3内の空気(内気)を流
入させる。
されるブロワモータ23の回転速度に応じて、外気導入
口5a からの外気又は内気導入口5b からの内気を空気
流としてエバポレータ11に送風し、エバポレータ11
は、そのブロワ9からの空気流を、空気装置の冷凍サイ
クルの作動によって循環する冷媒と熱交換して冷却す
る。
ータ25により駆動され、その開度を変更することによ
り、エバポレータ11からの冷却空気流をエンジン冷却
水が供給されて冷却空気を加熱するヒータコア15に流
入させると共に、残余の冷却空気流を吹出口切換ダンパ
17に向けて流動させる。
タ27による駆動のもとに、当該装置のフェイスモード
時に第1切換位置17a(図に一点鎖線で示す位置)に
切り換えられて、エアダクト5に設けられたフェイス吹
出口5c から車室3内中央及び上部に向けて空気を吹き
出させ、当該装置のフットモード時に第2切換位置17
b(図に破線で示す位置)に切り換えられて、エアダク
ト5に設けられたフット吹出口5d から車室3内下部に
向けて空気を吹き出させ、また当該装置のバイレベルモ
ード時に第3切換位置17c(図に実線で示す位置)に
切り換えられて、両吹出口5c 、5d から車室3内中央
及び下方に向けて空気を吹き出させる。
クスダンパ13、及び吹出口切換ダンパ17を夫々駆動
するサーボモータ19、駆動回路21、サーボモータ2
5及び27は、電子制御装置(ECU)30からの駆動
信号を受けて上記各部を駆動する。
度)Trを検出する内気温検出手段としての内気温セン
サ34、外気温度Tamを検出する外気温検出手段として
の外気温センサ36、エンジンの冷却水温Twを検出す
る水温センサ38、車室3内に侵入する日射量Tsを検
出する日射量検出手段としての日射センサ40、エバポ
レータ11からの冷気の温度(出口温度)Teを検出す
る出口温センサ42、サーボモータ25に内蔵されてエ
アミックスダンパ13の実際の開度θを検出するエアミ
ックスダンパ開度センサ44(以下、A/M開度センサ
という)、制御目標となる車室内の目標温度(設定温
度)Tset を外部から設定するための温度設定手段とし
ての温度設定器46、等からの出力信号をA/D変換器
48を介して読み込み、これら各種信号に基づき空調制
御を実行するためのもので、A/D変換器48からの信
号を受けて上記各部の操作量を算出する中央処理装置
(以下、CPUという)30aと、後述する制御プログ
ラムを記憶する記憶手段としてのROM30bと、CP
U30aで算出された操作量に応じた制御信号を上記各
部へ出力する出力部30cと、数MHz の基準クロック
を発振してCPU30aにソフトウェアのデジタル演算
処理を実行させる水晶振動子30dとにより構成されて
いる。尚ECU30は、イグニッションスイッチIGの
ON時にバッテリBから電源供給を受けて動作可能状態
となり、操作スイッチ50が操作されることにより、空
調制御を開始する。
について、図3、図4に示すフローチャートに沿って説
明する。図に示す如く空調制御を開始すると、まずステ
ップ100にて、以降の処理の実行に使用するカウンタ
やフラグを初期設定する初期化の処理を実行した後、ス
テップ110に移行して、温度設定器46を介して入力
された設定温度Tset を読み込む。また続くステップ1
20では、内気温センサ34、外気温センサ36、水温
センサ38、日射センサ40等の各種センサにて検出さ
れた内気温度(室温)Tr 、外気温度Tam、日射量Ts
等の車両環境状態を読み込む。
0にて読み込んだ設定温度Tset と、ステップ120に
て読み込んだ内気温度Tr 、外気温度Tam、及び日射量
Tsとに基づき、ROM30b内に予め記憶されている
次式を用いて必要吹出温度TAOを算出する。
温度)、Tam:車室外の温度(外気温度)、Ts:日射
量、Kset 、Kr、Kam、Ks、C:定数} 次に、ステップ140では、ステップ130で求めた必
要吹出温度TAOに基づき、図5に示す吹出モードのパ
ターンに従って、吹出口切換ダンパ17をフェイスモー
ド、フットモード、あるいはバイレベルモードの何れか
に決定する。
出された吹出モードがフットモードまたはバイレベルモ
ードであるか否かを判定する。吹出モードがフットモー
ドまたはバイレベルモードになるのは、図5の必要吹出
温度TAOと吹出モードとの関係図に示すように、必要
吹出温度TAOが高い温度の時である。必要吹出温度T
AOが高い温度になるのは、冬期の寒い環境下であるの
で、吹出モードにより冬期であるか否かを判定する。こ
こで、ステップ140にて算出された吹出モードが、フ
ットモードあるいはバイレベルモードである時には、
「YES」と判定し、冬期であるとして、ステップ16
0に移行する。吹出モードが、フットモードあるいはバ
イレベルモードでなく、フェイスモードの時には、「N
O」と判定し、冬期でないとして、ステップ200に移
行する。
読み込んだ冷却水温Twが所定温度A(°C)よりも低
いか否かを判定する。この冷却水温Twが所定温度A
(°C)よりも低ければ、「YES」と判定し、暖房を
行うのに必要な熱量が無いとして、ウォームアップ制御
を行うために次のステップ170に移行する。冷却水温
Twが所定温度よりも高い時には、「NO」と判定して
ステップ210に移行する。
んだ時に暑い環境にあるか否かを判定するために、日射
量Tsが所定値B以上であるか否かを判定する。日射量
Tsが所定値B以上である時には、「YES」と判定
し、次のステップ180に移行する。日射量Tsが所定
値B以上でない時には、「NO」と判定してステップ2
20に移行する。
んだ時に暑い環境にあるか否かを判定するために、内気
温度Trが、外気温度Tamに所定温度C(°C)を加え
た温度よりも高い温度であるか否かを判定する。内気温
度Trが、外気温度Tamに所定温度C(°C)を加えた
温度よりも高い温度である時には、「YES」と判定
し、次のステップ190に移行する。内気温度Trが、
外気温度Tamに所定温度C(°C)を加えた温度よりも
高い温度でない時には、「NO」と判定してステップ2
20に移行する。
0、160、170、180にて、冬期であるが車室内
が暑い環境にあると判断された時であり、車両乗員の上
半身の暑さを和らげるために、吹出モードを車室内の上
部及び中央に向けてフェイス吹出口5c から送風するフ
ェイスモードにし、ブロワモータ23に与える端子電圧
を例えば、4[V]のLo としてブロワ9を強制的に駆
動する。ブロワモータ23に与える端子電圧をLo とし
てブロワ9を駆動するのは、冬期であるため寒い空気を
車室内に送風することになり、端子電圧が低く風量が少
ないLo 程度の風量で充分であるためである。
ードもしくはフットモードでなく、「NO」と判定され
てステップ200に移行すると、この時は、フェイスモ
ードにあり、冬期ではないと判断されて、図5に示す必
要吹出温度TAOとブロワ電圧との関係に基づいて、ブ
ロワ9を駆動するブロワ電圧を算出する。
水温Twが所定温度A(°C)よりも高い温度であり、
「NO」と判定されてステップ210に移行すると、こ
の時は、ステップ150にて冬期であると判定される
が、エンジン冷却水温Twが高いため、上記の様なウォ
ームアップ制御を行わなくても良い環境にあると判断さ
れて、図5に示す必要吹出温度TAOとブロワ電圧との
関係に基づいて、ブロワ9を駆動するブロワ電圧を算出
する。
乗員が車両に乗り込んだ時に車室内が暑い環境にないと
判定されてステップ220に移行すると、この時は、冬
期において冷却水温Twが低いときであると判定され、
冷たい空気を車室内に送風しないように、ブロワ電圧を
0[V]にしてブロワ9を駆動しない。
10、220にて車室内に送風する風量を決定・算出す
ると、ステップ230に移行し、ステップ130で求め
た必要吹出温度TAOとステップ120にて読み込んだ
エンジン冷却水温Tw及び出口温度Teとに基づき、R
OM30b内に予め記憶されている次式を用いて、エア
ミックスダンパ13の目標開度θ0 を算出する。
AOと吸込モードとの関係図に示すように、必要吹出温
度TAOに基づいて、内外気切替ダンパ7を内気導入に
するか或いは外気導入にするかを決定する。
プにて算出した結果に応じて、駆動回路21、サーボモ
ータ25、サーボモータ27、及びサーボモータ19
に、ブロワ電圧制御信号、エアミックスダンパ開度制御
信号、吹出モード制御信号、及び内外気導入モード制御
信号を夫々出力する。
テップを繰り返して空調制御を行う。従って、本実施例
の車両用空調装置によれば、冬期のウォームアップ制御
を行う環境下においても、乗員が乗車直後に暑いと判断
される場合には、自動的に乗員の上半身に向けてフェイ
ス吹出口5c より送風するため、暑さが和らぎ、快適と
なる。
ウォームアップ制御を行う従来例と、本発明の実施例と
を比較すると、ウォームアップ制御を行う環境下にて車
室内が暑いと判断される条件、例えば、外気温度Tamが
10°Cで日射が強い条件において、従来例ではブロワ
9に与えるブロワ電圧が0[V]のオフ状態であり、本
発明の実施例ではブロワ9に与えるブロワ電圧が4
[V]のLo にてフェイス吹出口5cから車室内に送風
する。
側の温度が下がり、車両乗員の温感も暑くなく、丁度良
い温度となる。なお、本実施例では、ステップ190に
て、強制的にブロワ電圧をLo にする制御としたが、そ
れよりも低い2[V]程度のブロワ電圧のULTRA−
Lo として、車室内に送風しても良い。
と、0[V]の電圧を繰り返し供与して、間欠的にブロ
ワ9を作動させて車室3内に送風しても良い。上記のウ
ォームアップ制御は、冬期であり、エンジン冷却水温T
wが低く、車室内が暑くない環境にある時には車室内へ
の送風を規制し、冬期であり冷却水温Twが低くても、
車室内が暑いと判断される環境にある時には、フェイス
吹出口5c より送風するものである。
例では、内気温度Tr、外気温度Tam、日射量Ts、及
び設定温度Tset とに基づいて算出した必要吹出温度T
AOが高く、図5に示すように、吹出モードがフットモ
ードまたはバイレベルモードであることをステップ15
0にて判断する構成としている。しかしながら、これに
限るものでは無く、外気温度Tamが所定温度Eよりも低
い温度であることのみにより冬期であることを判断する
構成としても良い。
定温度Fを設け、外気温度Tamがこの所定温度Fよりも
低い温度である時には、日射の有無に係わらず、エンジ
ン冷却水温Twの判断を経て、ステップ220でのウォ
ームアップ制御を行う構成としても良い。
図7と共に説明する。図7は、第1実施例において、ス
テップ160とステップ170との間に、ステップ16
5を挿入したものである。なお、この第2実施例は、第
1実施例におけるステップ180を省いた際のフローチ
ャートを示す。
判定された吹出モードにおいて、そのモードがフットモ
ードであるのか、其ともバイレベルモードであるのかを
必要吹出温度TAOにより図5に基づいて判断する。図
5に示すように、必要吹出温度TAOが高い時、つま
り、設定温度Tset に対して車室内の温度Trが低いた
めに、より高い温度の吹出風が必要である時にはフット
モードとなる。このフットモードの時には、より寒い環
境にあると判断して、日射量Tsの判断無しにステップ
220に移行してブロワ電圧を0[V]とするウォーム
アップ制御を行う。バイレベルモードである時には、次
のステップ170に移行し、上記第1実施例の如く日射
量Tsにより場合分けを行う。以下、第1実施例と同様
に制御を行う。
ために、本実施例では、ステップ170において日射量
Tsと所定値Bとを比較し、かつステップ180におい
て内気温度Trと外気温度Tamとを比較する構成とした
が、ステップ180における比較を行わず、ステップ1
70における日射量Tsと所定値Bとの比較のみにより
車室内が暑い環境にあるか否かを判断しても良い。ま
た、ステップ170における日射量Tsの比較を行わ
ず、ステップ180における内気温度Trと外気温度T
amとの比較のみにより車室内が暑い環境にあるか否かを
判断しても良い。また、ステップ170、180におけ
る比較の代わりに、内気温度Trが所定温度よりも高い
か否かにより判断し、内気温度Trが所定温度よりも高
ければ車室内が暑い環境にあるとし、内気温度Trが所
定温度以下であれば車室内は暑くない環境にあると判断
しても良い。
が所定温度よりも高くなるまで車室内に送風するのを規
制する構成としたが、これに限らず、ウォームアップ制
御を行う環境にあると判断されると、タイマーにより所
定時間のみブロワ9の作動を規制する構成としても良
い。
制御を行う際には、ステップ220の如く、ブロワ9に
与えるブロワ電圧を0[V]として送風を停止する構成
としているが、この様な条件下においてもULTRA−
Lo 程度にて送風する構成としても良い。また、図8の
エンジン冷却水温Twとブロワ風量との関係図に示すよ
うに、冷却水温Twの温度に応じて変化させても良い。
例のフローチャートに示す制御の作動中には、強制的に
内気導入口5b からの内気を導入する内気モードにして
も良い。
65にてフットモードであると判断された際にも、ステ
ップ170とは別に日射量Tsを判断し、この際にはス
テップ170での所定値Bより大きな所定値D以上の日
射量Tsである時のみステップ190に移行し、日射量
Tsが所定値Dより小さい時にはステップ220に移行
する構成としても良い。
出モードの判定を、車両乗員のマニュアルスイッチ(図
示省)からの信号に従って行ったり、吹出口切替サーボ
モータ27の位置を検出することによって、その検出信
号に基づき行う構成としても良い。
Lo もしくはULTRA−Lo とするのでは無く、図9
の日射量とブロワ電圧との関係図に示す様に、日射量T
sに応じて変化させる構成としても良い。
エンジン冷却水温が低く、外気温が低い冬期にウォーム
アップ制御を行う車両用空調装置においても、車室内が
暑いと判断される環境下では、車両乗員の上半身方向に
向けて吹き出す吹出口から送風手段により車室内に送風
する。
半身側に向けて送風されるので、乗車時の暑さによる不
快感を解消することができる。
装置との特性を比較した比較図である。
体構成図である。
ャートである。
ャートである。
吹出モード、および吸込モードの関係を示す図である。
を示すフローチャートである。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両を駆動するエンジンを冷却するエン
ジン冷却水の温度を検出する水温検出手段と、 車室外の温度を検出する車室外温度検出手段と、 車室内の熱状態を検出する熱状態検出手段と、 車室内へ送風する送風手段と、 前記水温検出手段で検出されたエンジン冷却水の温度と
第1の所定温度とを比較する第1の比較手段と、 前記車室外温度検出手段で検出された車室外の温度と第
2の所定温度とを比較する第2の比較手段と、 前記熱状態検出手段で検出された検出値と所定の比較値
とを比較する第3の比較手段と、 を有し、前記第1の比較手段によりエンジン冷却水の温
度が第1の所定温度よりも低いと判断し、前記第2の比
較手段により車室外の温度が第2の所定温度よりも低い
と判断し、かつ第3の比較手段にて前記検出値が比較値
よりも小さいと判断した時に、前記送風手段の作動を規
制する信号を送風手段に付与する第1の制御手段と、 前記第1の比較手段によりエンジン冷却水の温度が第1
の所定温度よりも低いと判断し、前記第2の比較手段に
より車室外の温度が第2の所定温度よりも低いと判断
し、かつ第3の比較手段にて前記検出値が比較値以上で
あると判断した時に、前記送風手段により車両乗員の上
半身方向に向けて吹き出す吹出口から車両乗員に向けて
送風する信号を送風手段に付与する第2の制御手段と、 を備えた車両用空調装置。 - 【請求項2】 車両を駆動するエンジンを冷却するエン
ジン冷却水の温度を検出する水温検出手段と、 車室外の温度を検出する車室外温度検出手段と、 車室内の熱状態を検出する熱状態検出手段と、 車室内へ送風する送風手段と、 前記水温検出手段で検出されたエンジン冷却水の温度と
第1の所定温度とを比較する第1の比較手段と、 前記車室外温度検出手段で検出された車室外の温度と第
2の所定温度とを比較する第2の比較手段と、 前記熱状態検出手段で検出された検出値と所定の比較値
とを比較する第3の比較手段と、 前記第2の所定温度よりも低い温度である第4の所定温
度を設定し、前記車室外温度検出手段で検出された車室
外の温度と第4の所定温度とを比較する第4の比較手段
と、 を有し、前記第1の比較手段によりエンジン冷却水の温
度が第1の所定温度よりも低いと判断し、前記第2の比
較手段により車室外の温度が第2の所定温度よりも低い
と判断し、前記第4の比較手段により車室外の温度が第
4の所定温度よりも低いと判断した第1のケースと、 前記第1の比較手段によりエンジン冷却水の温度が第1
の所定温度よりも低いと判断し、前記第2の比較手段に
より車室外の温度が第2の所定温度よりも低いと判断
し、前記第4の比較手段により車室外の温度が第4の所
定温度よりも高いと判断した際において、前記第3の比
較手段にて前記検出値が比較値よりも小さいと判断した
第2のケースとの2つのケースには、前記送風手段の作
動を規制する信号を送風手段に付与する第1の制御手段
と、 前記第1の比較手段によりエンジン冷却水の温度が第1
の所定温度よりも低いと判断し、前記第2の比較手段に
より車室外の温度が第2の所定温度よりも低いと判断
し、前記第4の比較手段により車室外の温度が第4の所
定温度よりも高いと判断した際において、前記第3の比
較手段にて前記検出値が比較値以上であると判断した第
3のケースには、前記送風手段により車両乗員の上半身
方向に向けて吹き出す吹出口から車両乗員に向けて送風
する信号を送風手段に付与する第2の制御手段と、 を備えた車両用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21020492A JP3163767B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-08-06 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102060903B1 (ko) * | 2018-09-12 | 2019-12-30 | 김지훈 | 다중접합 도마 및 그 제조방법 |
KR102361119B1 (ko) * | 2016-03-09 | 2022-02-09 | 가와준 가부시키가이샤 | 선반판, 그 제조방법 및 물품 진열 집기 |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP21020492A patent/JP3163767B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102361119B1 (ko) * | 2016-03-09 | 2022-02-09 | 가와준 가부시키가이샤 | 선반판, 그 제조방법 및 물품 진열 집기 |
KR102060903B1 (ko) * | 2018-09-12 | 2019-12-30 | 김지훈 | 다중접합 도마 및 그 제조방법 |
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JPH0664439A (ja) | 1994-03-08 |
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