JPH05169469A - 湾曲化粧板の製造方法 - Google Patents
湾曲化粧板の製造方法Info
- Publication number
- JPH05169469A JPH05169469A JP35511891A JP35511891A JPH05169469A JP H05169469 A JPH05169469 A JP H05169469A JP 35511891 A JP35511891 A JP 35511891A JP 35511891 A JP35511891 A JP 35511891A JP H05169469 A JPH05169469 A JP H05169469A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- mold
- curved
- curved decorative
- flexible sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で軽量な湾曲化粧板を製造する。
【構成】 木質の平板10に可撓性シート2を張付けて
基板3を形成する工程と、平板10に所定間隔で相互に
平行な切り溝11を形成する工程と、凸型12の、柱面
を有する凸部13に切り溝11と直交する方向に基板3
を湾曲させて可撓性シート2側において基板3を仮止め
する工程と、この凸型12を、柱面を有する凹部16を
備えた凹型17に被せる工程と、前記凹型17と基板3
との間に形成されたキャビティー18に合成樹脂流動体
20を注入する工程と、合成樹脂流動体20を硬化させ
た後凸型12及び凹型17から湾曲化粧板1を外す工程
とを有している。
基板3を形成する工程と、平板10に所定間隔で相互に
平行な切り溝11を形成する工程と、凸型12の、柱面
を有する凸部13に切り溝11と直交する方向に基板3
を湾曲させて可撓性シート2側において基板3を仮止め
する工程と、この凸型12を、柱面を有する凹部16を
備えた凹型17に被せる工程と、前記凹型17と基板3
との間に形成されたキャビティー18に合成樹脂流動体
20を注入する工程と、合成樹脂流動体20を硬化させ
た後凸型12及び凹型17から湾曲化粧板1を外す工程
とを有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流し台・調理台・洗
面台等の扉として好適な湾曲化粧板の製造方法に関す
る。
面台等の扉として好適な湾曲化粧板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の湾曲化粧板の欠点】従来のこの種の湾曲化粧板
として以下の如きものは知られている。即ち、成形合板
からなる湾曲化粧板は、高価であると共に寸法精度が良
くなく、また、経時変化を起こしやすいという欠点があ
った。他方、合成樹脂からなる湾曲化粧板は、高価であ
ると共に重量が大きくなるという欠点があった。
として以下の如きものは知られている。即ち、成形合板
からなる湾曲化粧板は、高価であると共に寸法精度が良
くなく、また、経時変化を起こしやすいという欠点があ
った。他方、合成樹脂からなる湾曲化粧板は、高価であ
ると共に重量が大きくなるという欠点があった。
【0003】
【前記欠点を解消するための手段】この発明は前記欠点
を解消するために以下の如き手段を採用した。この発明
は、木質の平板に可撓性シートを張付けて基板を形成す
る工程と、平板に所定間隔で相互に平行な切り溝を形成
する工程と、凸型の柱面を有する凸部に切り溝と直交す
る方向に基板を湾曲させて可撓性シート側において基板
を仮止めする工程と、この凸型を、柱面を有する凹部を
備えた凹型に被せる工程と、前記凹型と基板との間に形
成されたキャビティーに合成樹脂流動体を注入する工程
とを有することを特徴とするものである。
を解消するために以下の如き手段を採用した。この発明
は、木質の平板に可撓性シートを張付けて基板を形成す
る工程と、平板に所定間隔で相互に平行な切り溝を形成
する工程と、凸型の柱面を有する凸部に切り溝と直交す
る方向に基板を湾曲させて可撓性シート側において基板
を仮止めする工程と、この凸型を、柱面を有する凹部を
備えた凹型に被せる工程と、前記凹型と基板との間に形
成されたキャビティーに合成樹脂流動体を注入する工程
とを有することを特徴とするものである。
【0004】
【発明によって製造された湾曲化粧板】この発明によっ
て製造された湾曲化粧板は以下の如き特徴を有する。木
質の平板を芯材として使用するので、木質の平板自体は
安価なものでよく、また、木質の平板は軽量であるの
で、湾曲化粧板全体としても、安価で、且つ、軽量なも
のとなる。また、平板に所定間隔で相互に平行な切り溝
を形成した基板を湾曲させ、それを合成樹脂に埋設した
かたちの湾曲化粧板であるので、即ち、成形容易で、且
つ、経年変化を起こしにくい合成樹脂を構成部材として
利用するので、寸法精度を高くすることも容易で、且
つ、経年変化も起こしにくい。
て製造された湾曲化粧板は以下の如き特徴を有する。木
質の平板を芯材として使用するので、木質の平板自体は
安価なものでよく、また、木質の平板は軽量であるの
で、湾曲化粧板全体としても、安価で、且つ、軽量なも
のとなる。また、平板に所定間隔で相互に平行な切り溝
を形成した基板を湾曲させ、それを合成樹脂に埋設した
かたちの湾曲化粧板であるので、即ち、成形容易で、且
つ、経年変化を起こしにくい合成樹脂を構成部材として
利用するので、寸法精度を高くすることも容易で、且
つ、経年変化も起こしにくい。
【0005】
【実施例】以下にこの発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
【0006】図2に示すごとく、木質の平板10に可撓
性シート2を張付けて基板3を形成する。前記木質の平
板10としては、合板・パーティクルボード等が好適で
ある。前記可撓性シート2としては、塩化ビニルシート
等が好適である。
性シート2を張付けて基板3を形成する。前記木質の平
板10としては、合板・パーティクルボード等が好適で
ある。前記可撓性シート2としては、塩化ビニルシート
等が好適である。
【0007】その後、図3に示すごとく、平板10に所
定間隔で相互に平行な切り溝11を形成する。
定間隔で相互に平行な切り溝11を形成する。
【0008】その後、図4及び図5に示す凸型12の、
柱面を有する凸部13に切り溝11と直交する方向に基
板3を湾曲させて可撓性シート2側において基板3を仮
止めする。前記基板3を凸部13に仮止めする手段とし
ては、凸型12に形成された空気孔14に吸引装置(図
示略)を接続して、可撓性シート2と凸部13との間の
空気を吸引して、基板3を凸部13に吸着させたり、ま
た、両面テープによって可撓性シート2を凸部13に接
着させたりすることが考えられる。
柱面を有する凸部13に切り溝11と直交する方向に基
板3を湾曲させて可撓性シート2側において基板3を仮
止めする。前記基板3を凸部13に仮止めする手段とし
ては、凸型12に形成された空気孔14に吸引装置(図
示略)を接続して、可撓性シート2と凸部13との間の
空気を吸引して、基板3を凸部13に吸着させたり、ま
た、両面テープによって可撓性シート2を凸部13に接
着させたりすることが考えられる。
【0009】その後、図4及び図5に示すごとく、凸型
12を、柱面を有する凹部16を備えた凹型17に被せ
る。
12を、柱面を有する凹部16を備えた凹型17に被せ
る。
【0010】その後、前記凹型17と基板3との間に形
成されたキャビティー18に合成樹脂流動体20を注入
する。前記合成樹脂流動体20としては、ポリウレタン
樹脂・ポリエステル樹脂の流動体が好適である。
成されたキャビティー18に合成樹脂流動体20を注入
する。前記合成樹脂流動体20としては、ポリウレタン
樹脂・ポリエステル樹脂の流動体が好適である。
【0011】その後、合成樹脂流動体16を硬化させた
後、凸型12及び凹型17から湾曲化粧板1を外す。こ
のようにして、図1に示すごとき湾曲化粧板1を得るこ
とが出来る。
後、凸型12及び凹型17から湾曲化粧板1を外す。こ
のようにして、図1に示すごとき湾曲化粧板1を得るこ
とが出来る。
【0012】
【発明の効果】この発明は、前記した如き構成によっ
て、以下の如き効果を奏するものである。 木質の平板を芯材として使用するので、木質の平板自
体は安価なものでよく、また、木質の平板は軽量である
ので、湾曲化粧板全体としても、安価で、且つ、軽量な
ものを製造することが出来る。 平板に所定間隔で相互に平行な切り溝を形成した基板
を湾曲させ、それを合成樹脂に埋設したかたちの湾曲化
粧板とするものであるので、即ち、成形容易で、且つ、
経年変化を起こしにくい合成樹脂を構成部材として利用
するので、寸法精度が高く、且つ、経年変化も起こしに
くい湾曲化粧板を製造することが出来る。
て、以下の如き効果を奏するものである。 木質の平板を芯材として使用するので、木質の平板自
体は安価なものでよく、また、木質の平板は軽量である
ので、湾曲化粧板全体としても、安価で、且つ、軽量な
ものを製造することが出来る。 平板に所定間隔で相互に平行な切り溝を形成した基板
を湾曲させ、それを合成樹脂に埋設したかたちの湾曲化
粧板とするものであるので、即ち、成形容易で、且つ、
経年変化を起こしにくい合成樹脂を構成部材として利用
するので、寸法精度が高く、且つ、経年変化も起こしに
くい湾曲化粧板を製造することが出来る。
【図1】この発明の実施例によって製造された化粧板の
中間省略の斜視図である。
中間省略の斜視図である。
【図2】実施例の工程を説明するための、その1の縦断
面図である。
面図である。
【図3】実施例の工程を説明するための、その2の縦断
面図である。
面図である。
【図4】実施例の工程を説明するための、その3の縦断
面図である。
面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
1 湾曲化粧板 2 可撓性シート 3 基板 10 平板 11 切り溝 12 凸型 13 凸部 16 凹部 17 凹型 18 キャビティー 20 合成樹脂流動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 はる奈 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 (72)発明者 井上 貴雄 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 木質の平板に可撓性シートを張付けて基
板を形成する工程と、平板に所定間隔で相互に平行な切
り溝を形成する工程と、凸型の柱面を有する凸部に切り
溝と直交する方向に基板を湾曲させて可撓性シート側に
おいて基板を仮止めする工程と、この凸型を、柱面を有
する凹部を備えた凹型に被せる工程と、前記凹型と基板
との間に形成されたキャビティーに合成樹脂流動体を注
入する工程とを有することを特徴とする湾曲化粧板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35511891A JP2641114B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 湾曲化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35511891A JP2641114B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 湾曲化粧板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05169469A true JPH05169469A (ja) | 1993-07-09 |
JP2641114B2 JP2641114B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=18442045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35511891A Expired - Fee Related JP2641114B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 湾曲化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2641114B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP35511891A patent/JP2641114B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2641114B2 (ja) | 1997-08-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970318 |
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