JP2000309005A - 曲がり框およびその製造方法 - Google Patents
曲がり框およびその製造方法Info
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Abstract
実に向上させることができる曲がり框およびその製造方
法を提供するものである。 【解決手段】 曲がり框本体(3)の天面および前面に
それぞれ中密度繊維板(2)を互いにその角部分で突き
合うことなく配設貼着され、さらに、同角部分に外面を
傾斜面とするムク材(1)が取り付けられた。
Description
の製造方法に関し、具体的には、玄関や室内の段差部な
どに設けられて、高級で柔らかな感じを充分に醸しだし
て、意匠性を向上させるのに有用な曲がり框およびその
製造方法に関するものである。
ては、例えば、図4に示すごとく、タイルなどで形成さ
れた蹴込部(6)の上に框本体部分全体を構成する1本
のムク材(1)が取り付けられていたものであり、床面
のタイルと調和する同種の柄のタイルを貼着施工するな
どして、高級感のある外観に仕上げようとしていたもの
であった。
うな曲がり框およびその製造方法においては、框本体部
分全体が曲げ難いムク材(1)のみで構成されているた
めに、このムク材(1)を充分に曲げるのは容易なもの
ではなく、その結果、高級で柔らかな感じを充分に醸し
だすことができ難いものであった。
されたものであって、その目的とするところは、簡単、
かつ、充分に曲げられて、意匠性を確実に向上させるこ
とができる曲がり框およびその製造方法を提供するもの
である。
曲がり框は、曲がり框本体(3)の天面および前面にそ
れぞれ中密度繊維板(2)を互いにその角部分で突き合
うことなく配設貼着され、さらに、同角部分に外面を傾
斜面とするムク材(1)が取り付けられたことを特徴と
する。
ムク材(1)が、ひご状に2本に分割されたムク分割材
(1a)(1b)からなるものであることを特徴とす
る。
曲がり框本体(3)が、複数枚の合板(5)を積層して
形成されたものであることを特徴とする。
曲がり框本体(3)が、長手方向に曲成されてなるもの
であることを特徴とする。
法は、曲がり框本体(3)の角部分の位置にムク材
(1)が、同曲がり框本体(3)の天面側の中密度繊維
板(2)に取り付け貼着された後に、面取りされること
を特徴とする。
面に基づいて詳しく説明する。
框を示した分解斜視図である。図2は、本発明の一実施
形態に係る曲がり框を示した断面図である。図3は、
(a)、(b)ともに、本発明の一実施形態に係る曲が
り框の製造方法を示した概略図である。
すごとく、曲がり框本体(3)の天面および前面にそれ
ぞれ中密度繊維板(2)を互いにその角部分で突き合う
ことなく配設貼着され、さらに、同角部分に外面を傾斜
面とするムク材(1)が取り付けられているものであ
る。
をさしているものであり、框本体部分全体を構成してい
るものである。この曲がり框本体(3)としては、特に
制限されるものではなく、曲がりやすい材質のものな
ど、必要に応じて様々なものを採用してもかまわないも
のである。曲がり框本体(3)として、一例を挙げる
と、合板などのような木製のものを使用することができ
るものである。
曲がり框本体(3)が、複数枚の合板(5)を積層して
形成されたものであると、この複数枚の合板(5)を積
層して形成された曲がり框本体(3)にてより一層簡
単、かつ、確実に曲げることができるものとなり、大小
様々な曲がりの框本体部分を必要に応じて形成すること
ができるものとなり、その結果、意匠性をより一層確実
に向上させることができるものとなる。
図1および図2に示すごとき5枚を積層して形成された
ものであってもかまわないし、その他図示された枚数以
外でも必要に応じて様々な枚数に設定されるものであ
る。
2に示すごとく、上記曲がり框本体(3)の天面および
前面にそれぞれ配設の上、貼着されているものである。
この中密度繊維板(2)は、一般にMDFといわれてい
るものである。そして、この中密度繊維板(2)どうし
は、上記曲がり框本体(3)の天面および前面で形成さ
れた角部分で互いに突き合うことなく配設されているも
のである。
中密度繊維板(2)の上面に突き板(4)を配設の上、
貼着することで、この突き板(4)にて化粧材としての
役目を果たさせて、その結果、高級感を含めた意匠性を
上げるような工夫がなされてもかまわないものである。
すごとく、上記曲がり框本体(3)の天面および前面で
形成された角部分に取り付けられるものである。このム
ク材(1)は、いわゆる表面を張り物にしたり集成して
作られたものではなく、1つの材質でできている木製の
ものである。そして、このムク材(1)は、外面を傾斜
面とするように配設されてから、貼着にて取り付けられ
るものである。
って、框本体部分全体が曲げやすい材質のものを曲がり
框本体(3)として採用することができ、従来のように
框本体部分全体が曲げ難いムク材(1)のみで構成され
るようなことをなくすことができ、しかも、この曲がり
框本体(3)の天面および前面にそれぞれ中密度繊維板
(2)を互いにその角部分で突き合うことなく配設貼着
することで、クラックの防止や表面強度の向上などをは
かることができるものである。そして、曲がり框本体
(3)の天面および前面で形成された角部分に外面を傾
斜面とするムク材(1)が取り付けられたことで、傾斜
面とする際の面取り自体が簡単であり、ムク材(1)が
本来持つ高級感をも損なわせることなく、その上、大小
様々な曲がり框を必要に応じて形成することができるも
のとなり、簡単、かつ、充分に曲げられて、意匠性を確
実に向上させることができるものである。
ムク材(1)が、ひご状に2本に分割されたムク分割材
(1a)(1b)からなるものであると、ひご状に2本
に分割されたムク分割材(1a)(1b)にて曲げ難い
ムク材(1)が適当な曲げやすいムク材(1)とするこ
とができるものであり、その結果、曲がり框本体(3)
の天面および前面で形成された角部分においても、より
一層簡単、かつ、確実に曲げることができるものとな
り、大小様々な曲がり框を必要に応じて形成することが
できるものとなる。すなわち、意匠性をより一層確実に
向上させることができるものとなる。
に2本に分割された第1のムク分割材(1a)と第2の
ムク分割材(1b)とからなるものであり、図2に示す
ごとく、前面側に断面略三角形状の第2のムク分割材
(1b)が配設の上、貼着され、次に、この第2のムク
分割材(1b)の後面側に断面略台形状の第1のムク分
割材(1a)が配設の上、貼着されているものである。
記曲がり框本体(3)が、長手方向に曲成されてなるも
のであると、この長手方向に曲成されてなる曲がり框本
体(3)にて大小様々な曲がりの框本体部分を必要に応
じて形成することができるものであり、短手方向に曲成
されてなる曲がり框本体(3)よりもバリエーションに
富んだ曲がりの框本体部分を形成されるものである。す
なわち、意匠性をより一層確実に向上させることができ
るものとなる。
や中密度繊維板(2)や曲がり框本体(3)などのそれ
ぞれの部材が配設貼着の前に曲げられてもかまわない
し、配設貼着の後に曲げられてもかまわず、特に制限さ
れるものではないが、特に、図1に示すごとく、ムク材
(1)や中密度繊維板(2)や曲がり框本体(3)など
のそれぞれの部材が配設貼着の前に予め別々に曲げてお
く方が、より一層自由自在に曲げやすいものであり、好
ましいものである。
2に示すごとく、曲がり框本体(3)の天面および前面
にそれぞれ中密度繊維板(2)を互いにその角部分で突
き合うことなく配設貼着され、さらに、同角部分に外面
を傾斜面とするムク材(1)が取り付けられたので、框
本体部分全体が曲げやすい材質のものを曲がり框本体
(3)として採用することができ、従来のように框本体
部分全体が曲げ難いムク材(1)のみで構成されるよう
なことをなくすことができ、しかも、この曲がり框本体
(3)の天面および前面にそれぞれ中密度繊維板(2)
を互いにその角部分で突き合うことなく配設貼着するこ
とで、クラックの防止や表面強度の向上などをはかるこ
とができるものである。そして、曲がり框本体(3)の
天面および前面で形成された角部分に外面を傾斜面とす
るムク材(1)が取り付けられたことで、傾斜面とする
際の面取り自体が簡単であり、ムク材(1)が本来持つ
高級感をも損なわせることなく、その上、大小様々な曲
がり框を必要に応じて形成することができるものとな
り、簡単、かつ、充分に曲げられて、意匠性を確実に向
上させることができるものである。
のように予め曲がり框本体(3)の天面および前面で形
成された角部分に外面を傾斜面とするムク材(1)が取
り付けられたことで完結されたものであってもかまわな
いし、ムク材(1)が中密度繊維板(2)に取り付け貼
着された後に、面取りされるものであってもかまわない
ものであり、その点では制限されないものである。
3の(a)および(b)に示すごとく、曲がり框本体
(3)の角部分の位置にムク材(1)が、同曲がり框本
体(3)の天面側の中密度繊維板(2)に取り付け貼着
された後に、面取りされるものである。
中密度繊維の大板(7)から曲線形状の中密度繊維板
(2)を必要に応じた枚数抜き取り、同図3の(b)に
示すごとく、抜き取った中密度繊維板(2)にムク材
(1)を配設してプレス型(8)にてプレスして貼着す
るものである。そして、この抜き取った中密度繊維板
(2)にムク材(1)を配設貼着してなる部材を曲がり
框本体(3)の天面側として、同ムク材(1)は、面取
りされるものである。
(2)の上面に突き板(4)を配設の上、貼着すること
で、この突き板(4)にて化粧材としての役目を果たさ
せて、その結果、高級感を含めた意匠性を上げるような
工夫がなされてもかまわないものである。
によって、框本体部分全体が曲げやすい材質のものを曲
がり框本体(3)として採用することができ、従来のよ
うに框本体部分全体が曲げ難いムク材(1)のみで構成
されるようなことをなくすことができ、しかも、この曲
がり框本体(3)の天面および前面にそれぞれムク材
(1)を介することで中密度繊維板(2)を互いにその
角部分で突き合うことなく配設できて、クラックの防止
や表面強度の向上などをはかることができるものであ
る。また、ムク材(1)が本来持つ高級感をも損なわせ
ることなく、その上、大小様々な曲がり框を必要に応じ
て形成することができるものとなり、簡単、かつ、充分
に曲げられて、意匠性を確実に向上させることができる
ものである。
と、框本体部分全体が曲げやすい材質のものを曲がり框
本体(3)として採用することができ、従来のように框
本体部分全体が曲げ難いムク材(1)のみで構成される
ようなことをなくすことができ、しかも、この曲がり框
本体(3)の天面および前面にそれぞれ中密度繊維板
(2)を互いにその角部分で突き合うことなく配設貼着
することで、クラックの防止や表面強度の向上などをは
かることができるものである。そして、曲がり框本体
(3)の天面および前面で形成された角部分に外面を傾
斜面とするムク材(1)が取り付けられたことで、傾斜
面とする際の面取り自体が簡単であり、ムク材(1)が
本来持つ高級感をも損なわせることなく、その上、大小
様々な曲がり框を必要に応じて形成することができるも
のとなり、簡単、かつ、充分に曲げられて、意匠性を確
実に向上させることができるものである。
と、請求項1記載の場合に加えて、ひご状に2本に分割
されたムク分割材(1a)(1b)にて曲げ難いムク材
(1)が適当な曲げやすいムク材(1)とすることがで
きるものであり、その結果、曲がり框本体(3)の天面
および前面で形成された角部分においても、より一層簡
単、かつ、確実に曲げることができるものとなり、大小
様々な曲がり框を必要に応じて形成することができるも
のとなる。すなわち、意匠性をより一層確実に向上させ
ることができるものとなる。
と、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、この
複数枚の合板(5)を積層して形成された曲がり框本体
(3)にてより一層簡単、かつ、確実に曲げることがで
きるものとなり、大小様々な曲がりの框本体部分を必要
に応じて形成することができるものとなり、その結果、
意匠性をより一層確実に向上させることができるものと
なる。
と、請求項1ないし請求項3何れか記載の場合に加え
て、この長手方向に曲成されてなる曲がり框本体(3)
にて大小様々な曲がりの框本体部分を必要に応じて形成
することができるものであり、短手方向に曲成されてな
る曲がり框本体(3)よりもバリエーションに富んだ曲
がりの框本体部分を形成されるものである。すなわち、
意匠性をより一層確実に向上させることができるものと
なる。
法によると、框本体部分全体が曲げやすい材質のものを
曲がり框本体(3)として採用することができ、従来の
ように框本体部分全体が曲げ難いムク材(1)のみで構
成されるようなことをなくすことができ、しかも、この
曲がり框本体(3)の天面および前面にそれぞれムク材
(1)を介することで中密度繊維板(2)を互いにその
角部分で突き合うことなく配設できて、クラックの防止
や表面強度の向上などをはかることができるものであ
る。また、ムク材(1)が本来持つ高級感をも損なわせ
ることなく、その上、大小様々な曲がり框を必要に応じ
て形成することができるものとなり、簡単、かつ、充分
に曲げられて、意匠性を確実に向上させることができる
ものである。
解斜視図である。
面図である。
係る曲がり框の製造方法を示した概略図である。
様子を示した斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 曲がり框本体の天面および前面にそれぞ
れ中密度繊維板を互いにその角部分で突き合うことなく
配設貼着され、さらに、同角部分に外面を傾斜面とする
ムク材が取り付けられたことを特徴とする曲がり框。 - 【請求項2】 上記ムク材が、ひご状に2本に分割され
たムク分割材からなるものであることを特徴とする請求
項1記載の曲がり框。 - 【請求項3】 上記曲がり框本体が、複数枚の合板を積
層して形成されたものであることを特徴とする請求項1
または請求項2記載の曲がり框。 - 【請求項4】 上記曲がり框本体が、長手方向に曲成さ
れてなるものであることを特徴とする請求項1ないし請
求項3何れか記載の曲がり框。 - 【請求項5】 曲がり框本体の角部分の位置にムク材
が、同曲がり框本体の天面側の中密度繊維板に取り付け
貼着された後に、面取りされることを特徴とする曲がり
框の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP23799699A JP4075239B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-08-25 | 曲がり框の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
JP11-48410 | 1999-02-25 | ||
JP4841099 | 1999-02-25 | ||
JP23799699A JP4075239B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-08-25 | 曲がり框の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000309005A true JP2000309005A (ja) | 2000-11-07 |
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---|---|---|---|
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---|---|
JP (1) | JP4075239B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011148200A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Naiki Mokkosho:Kk | 木材集成板 |
CN111231031A (zh) * | 2020-03-24 | 2020-06-05 | 林道新 | 一种扇骨整形设备 |
-
1999
- 1999-08-25 JP JP23799699A patent/JP4075239B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111231031A (zh) * | 2020-03-24 | 2020-06-05 | 林道新 | 一种扇骨整形设备 |
CN111231031B (zh) * | 2020-03-24 | 2022-11-11 | 浙江海荣机械有限公司 | 一种扇骨整形设备 |
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---|---|
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