JPS6023197Y2 - 象嵌化粧板 - Google Patents

象嵌化粧板

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Publication number
JPS6023197Y2
JPS6023197Y2 JP2903778U JP2903778U JPS6023197Y2 JP S6023197 Y2 JPS6023197 Y2 JP S6023197Y2 JP 2903778 U JP2903778 U JP 2903778U JP 2903778 U JP2903778 U JP 2903778U JP S6023197 Y2 JPS6023197 Y2 JP S6023197Y2
Authority
JP
Japan
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inlaid
board
synthetic resin
thin
decorative board
Prior art date
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Expired
Application number
JP2903778U
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English (en)
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JPS54132586U (ja
Inventor
猛雄 加藤
Original Assignee
大建工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 大建工業株式会社 filed Critical 大建工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は象嵌を施した建築用の象嵌化粧板に関するもの
である。
従来より、テーブルトップ、タンス、飾棚、飾戸板等に
おいてその化粧方法の一つとして銘木の木質薄板で象嵌
を施すことはよく知られている。
そして、このような象嵌技術を用いて、従来、木質薄板
に適宜の模様型刃で部分的に模様を打ち抜いて打ち抜き
孔を穿設腰仙の木質薄板より採取した模様板を上記打ち
抜き孔に嵌合した後、裏面に基材を接着してなる床材、
壁材、天井材、家具表面化粧材等の建築用の象嵌化粧板
が種々提案されている。
しかしながら、従来の象嵌化粧板においては、木質薄板
を打ち抜く際に木目に沿って割れが入りやすく、また打
ち抜き後に模様板を嵌合する際においても該模様板が吸
湿あるいは乾燥により歪みを発生し繊維方向に直交する
方向では4〜5%の伸縮差があるため、数日の貯蔵でも
模様板を嵌合することができなくなり、打抜嵌合による
象嵌化粧板の製作は工業的に困難性を伴っているととも
に、製作された象嵌化粧板は、木質薄板が薄く、強度的
に劣っているためにその知日部分から欠け、割れあるい
は剥離が生じ、象嵌模様を損い易く、しかも吸湿あるい
は乾燥により表面材に寸法変化が生じて知日間の隙間が
拡大し、この隙間に塵埃が堆積したり、あるいは知日か
ら表面材中に塵埃が浸透して汚損を生じたりして、象嵌
模様が著しく損われるという欠点があった。
そこで、本考案は斯かる欠点に鑑みてなされたものであ
り、象嵌を施した木質薄板に合成樹脂流を注入、固化せ
しめてなる合成樹脂注入処理薄板を適宜基板表面に固着
一体化することにより、上記象嵌模様の欠けや割れ等を
防止するとともに、吸湿あるいは乾燥による歪みおよび
寸法変化の発生を防いで象嵌模様を長期間美麗に保ち得
るようにした建築用象嵌化粧板を提供するものである。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳細に説明
する。
第1図および第2図は本考案の一実施例である象嵌化粧
板Aを示し、1は表面材である合成樹脂注入処理薄板で
あって、木質薄板2に適宜の模様を型取った刃によって
部分的に打ち抜き孔3(図面では十字形状の孔)を穿設
腰別の木質薄板より上記打ち抜き孔3と同形状に打ち抜
かれた模様板4を打ち抜き孔3に嵌合することにより象
嵌が施された象嵌薄板5を形成し、該象嵌薄板5(模様
板4を含む)に合成樹脂流6を注入、固化せしめてなる
ものであり、上記合成樹脂注入処理薄板1の裏面に基材
7が接着剤によって接着されて構成されている。
上記象嵌化粧板Aの製法として、木質薄板2に象嵌を施
して象嵌薄板5を形成腰該象嵌薄板5を基材7に接着し
た後、合成樹脂流6を注入し固化せしめる方法と、木質
薄板2および模様板4を打ち抜く別の木質薄板に合成樹
脂流6を注入して上記木質薄板2に象嵌を施した後、こ
れを基材上に配し、上記注入された合成樹脂流6を固化
せしめて合成樹脂注入処理薄板1を形成すると同時にそ
れを基材7に接着する方法とがある。
尚、上記両製法によって得られた象嵌化粧板Aの性能に
ついては何ら差異はないが、前者の製法の方が象嵌薄板
5の取扱いが簡単で、割れや知日部分の開きが生じ難い
という利点があり、後者では薄板の可塑性が増すので、
象嵌時に割れの生じ易い樹種でも割れが生ずることなく
象嵌ができ、しかも接着剤が不要であり工程が短縮でき
るという利点がある。
尚、上記合成樹脂流6としては、熱可塑性および熱硬化
性樹脂を問わず、付加重合型および縮重合型樹脂を問わ
ず使用でき、また可塑剤、着色剤、硬化促進剤、溶剤等
の添加剤を添加してもよい。
また、打ち抜き孔3を穿設した木質薄板2と模様板4と
に注入される合成樹脂流6は同一でなくてもよいが、固
化後、両合或樹脂液同士が一体化され、木質薄板2と模
様板4とが一体化され且つ両者の間隔が充填される必要
がある。
また、上記合成樹脂流6の注入は減圧あるいは加圧のも
とでなされ、木材の細胞組織の空隙部に注入され、熱触
媒、電子線、r線等の公知の固化方法で固化されるが、
合成樹脂流が固化された状態では知日部分にも合成樹脂
が充填されることになる。
更に、打ち抜き孔3が穿設される木質薄板2と模様板4
とは同種の木質のほか、異種の木質であってもよいこと
は勿論である。
また、基材7としてはその種類は問わないが、複数枚の
薄板をその繊維方向を交互に直交させて積層した合板を
用いた場合には化粧板全体の伸縮の発生を防止し得るの
で好ましい。
また、基材7に合成樹脂注入処理木質板を使用した場合
には全体が合成樹脂注入処理木質材よりなる強固な象嵌
化粧板を得ることができる。
更に、このような象嵌化粧板は床材その他の建築用材と
して用いられる各種板材表面に貼着して使用してもよく
、この場合、上述の如く基材7に合成樹脂注入処理木質
板を用いた象嵌化粧板を使用すると、表面の象嵌模様を
有する合成樹脂注入処理薄板が裏面の合成樹脂注入処理
木質材基板で補強されているので、強度および耐衝撃性
に優れた化粧材を形成することができる。
以上説明したように本考案の象嵌化粧板は、象嵌が施さ
れた木質薄板に合成樹脂流を注入、固化せしめて強化す
るとともに、その吸湿や乾燥による寸法変化や歪みの発
生を防止し、更に模様板の知日部分を合成樹脂で充填し
たものであるので、象嵌薄板が知日の開きを生じ難く、
また知日部分から割れや欠けが生じ難く、しかも知日に
おける塵埃の堆積や浸透を防止できるので、象嵌模様を
長期間美麗に保持することができ、耐久性を著しく向上
させることができるとともに、耐摩耗性および耐衝撃性
も向上させることができ、また汚損し難いという利点も
有する。
加えて、本考案によれば、象嵌薄板がこれに注入固化せ
しめた合成樹脂流によってその物性が高められるととも
に透明度が高くなり、従来の木質薄板では得られなかっ
た透明感に富んだ美麗な外観を有しているので、象嵌材
として銘木等の高価なもの以外に軟質材や低級材をも利
用することができる等、実用上優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示するもので、第1図は平
面図、第2図は第1図X−X線断面である。 A・・・・・・象嵌化粧板、1・・・・・・合成樹脂注
入処理薄板、2・・・・・・木質薄板、3・・・・・・
打ち抜き孔、4・・曲模様板、5・・・・・・象嵌薄板
、6・・・・・・合成樹脂流、7・・・・・・基材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)象嵌が施された木質薄板に合成樹脂流を注入固化
    せしめてなる合成樹脂注入処理薄板を適宜基板表面に固
    着一体化したことを特徴とする象嵌化粧板。
  2. (2)基板が合成樹脂注入処理木材である実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の象嵌化粧板。
JP2903778U 1978-03-06 1978-03-06 象嵌化粧板 Expired JPS6023197Y2 (ja)

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JP2903778U JPS6023197Y2 (ja) 1978-03-06 1978-03-06 象嵌化粧板

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JP2903778U JPS6023197Y2 (ja) 1978-03-06 1978-03-06 象嵌化粧板

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JPS54132586U JPS54132586U (ja) 1979-09-13
JPS6023197Y2 true JPS6023197Y2 (ja) 1985-07-10

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