JPH1144013A - 建築用パネル及び建築用パネルの製造方法 - Google Patents

建築用パネル及び建築用パネルの製造方法

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JPH1144013A
JPH1144013A JP9201122A JP20112297A JPH1144013A JP H1144013 A JPH1144013 A JP H1144013A JP 9201122 A JP9201122 A JP 9201122A JP 20112297 A JP20112297 A JP 20112297A JP H1144013 A JPH1144013 A JP H1144013A
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隆三 加藤
Tomohito Fukuda
智人 福田
Akio Suzuki
明雄 鈴木
Ayako Yagi
亜也子 八木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面の化粧性がすぐれ且ついっそうの断熱性
の向上が図れるロックウールボードを基材とした建築用
パネルを提供する。 【解決手段】 表面化粧シート1とロックウールボード
2とが発泡合成樹脂の層3を介して発泡合成樹脂の自己
接着力により一体に結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロックウールボー
ドを基材とした建築用パネル及び建築用パネルの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロックウールボードは不燃性、断熱性、
吸音性に優れているので、天井材や壁材等の建築用パネ
ルとして用いられている。しかしながら、一般的に建築
用パネルとして用いられる他の材料、例えば、合板や中
密度繊維板(MDF)等の木質系の材料や、石膏ボード
やセメント板等の無機質系材料に比べて、表面の平滑性
に乏しく、また、多孔質のため、表面化粧を施しても外
観が良好な建築用パネルを得るのが困難であるという問
題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、表面の化粧性
がすぐれ且ついっそうの断熱性の向上が図れるロックウ
ールボードを基材とした建築用パネル及び建築用パネル
の製造方法を提供することを主たる課題とし、また、強
度も強く、施工性も良好となり、また、側端部の化粧性
も優れ、更に、ロックウールボードを基材としたものに
おいて表面の平滑性に優れ、更にまた、ロックウールボ
ードを基材としたものにおいて表面が立体感のある模様
とすることができると共に発泡合成樹脂による自己接着
を強固に行えるようにする建築用パネル及び建築用パネ
ルの製造方法を提供することを別の課題とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の建築用パネルは、表面化粧シート1とロッ
クウールボード2とが発泡合成樹脂の層3を介して発泡
合成樹脂の自己接着力により一体に結合されていること
が好ましい。このような構成とすることで、不燃性、断
熱性、吸音性に優れたロックウールボード2を基材と
し、表面に化粧性に優れた表面化粧シート1を設け、更
にその間に断熱性に優れ且つ表面化粧シート1とロック
ウールボード2とを一体化する発泡合成樹脂の層3を有
する従来にない新規な建築用パネル7を提供できるもの
である。
【0005】また、ロックウールボード2の外周に枠体
4が配設されると共に該枠体4が発泡合成樹脂の層3を
介して発泡合成樹脂の自己接着力により表面化粧シート
1とロックウールボード2とに一体に結合されているこ
とが好ましい。このような構成とすることで、不燃性、
断熱性、吸音性に優れたロックウールボード2を基材し
た建築用パネル7の外周に枠体4が一体に設けられるこ
とで、強度を増し、枠体4を利用して施工することがで
きて施工性を向上させることができる。
【0006】また、表面化粧シート1の端部が発泡合成
樹脂の層3の側端面に発泡合成樹脂の自己接着力により
一体に固着していることが好ましい。このような構成と
することで、不燃性、断熱性、吸音性に優れたロックウ
ールボード2を基材としながら、表面だけでなく側端面
も表面化粧シート1により化粧できることになる。ま
た、表面化粧シート1が鏡面シートであることが好まし
い。このような構成とすることで、多孔質のロックウー
ルボード2を基材としながら、表面が平滑な鏡面仕上げ
された外観にできる。
【0007】また、表面化粧シート1に凸乃至凹模様が
形成してあって、表面化粧シート1の裏面側に凸乃至凹
に沿って発泡合成樹脂の層3が充填してあることが好ま
しい。このような構成とすることで、表面に凸乃至凹模
様を形成して立体模様のある外観とすることができるだ
けでなく、発泡合成樹脂が表面化粧シート1の裏面側の
凸乃至凹に沿って充填されて発泡合成樹脂の発泡による
自己接着の強度が向上するものである。
【0008】また本発明の建築用パネル7の製造方法
は、表面化粧シート1を真空成形により金型6の底に吸
引した後、発泡合成樹脂3aを注入して、更に、ロック
ウールボード2を設置し、型締めした状態で、発泡合成
樹脂3aを発泡させて表面化粧シート1と発泡合成樹脂
の層3とロックウールボード1とを一体に成形すること
を特徴とするものである。このような方法とすること
で、簡単に不燃性、断熱性、吸音性に優れたロックウー
ルボード2を基材とする建築用パネル7の表面側に化粧
性に優れた表面化粧シート1を積層することができ、し
かも基材であるロックウールボード2と表面化粧シート
1とは発泡合成樹脂の発泡時の自己接着力により強固に
一体化し、また、基材であるロックウールボード2と表
面化粧シート1との間に発泡合成樹脂の層3が一体に形
成されるので、断熱性がいっそう向上するものである。
【0009】また、ロックウールボード2を設置する際
に、同時にロックウールボード2の外周に枠体4を設置
し、型締めした状態で、発泡合成樹脂3aを発泡させて
表面化粧シート1と発泡合成樹脂の層3とロックウール
ボード2とロックウールボード2の外周の枠体4とを一
体に成形することが好ましい。このような方法とするこ
とで、型枠4と、基材となるロックウールボード2と、
表面化粧シート1とを発泡合成樹脂の発泡時に自己接着
力により強固に一体化できることになる。
【0010】また、表面化粧シート1の端部を金型6の
側面に沿わせて発泡合成樹脂の層3の側面に一体化する
ことが好ましい。このような方法とすることで、基材と
なるロックウールボード2の表面側のみならず側端面側
も表面化粧シート1で被覆できるものである。また、表
面化粧シート1として鏡面シートを用いることが好まし
い。このような方法とすることで、多孔質のロックウー
ルボード2を基材とした建築用パネル7の表面を平滑な
鏡面にすることができるものである。
【0011】また、金型に凹乃至凸模様を設けて、表面
化粧シート1に凸乃至凹模様を形成することが好まし
い。このような方法とすることで、表面に凸乃至凹模様
を形成できると共に、発泡合成樹脂が発泡する際に表面
化粧シート1に凸乃至凹模様の裏側に沿って隙間なく充
填されて発泡合成樹脂と表面化粧シート1とがより強固
に一体化されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は以下添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。図1に本発明の一実施形態を
示す。まず、図1(a)に示すように、金型6の下型を
構成する下金型6bに化粧柄を印刷した合成樹脂シート
(一例を挙げれば塩化ビニルシートを挙げることができ
る)のような表面化粧シート1を置き、次に図1(b)
の矢印に示すように下金型6bの底部に設けた多数の孔
(図示せず)から空気を吸引して表面化粧シート1を下
金型6bに沿わせ(つまり真空成形により表面化粧シー
ト1を下金型6bに沿わせ)、次に、図1(c)に示す
ように、発泡ウレタン樹脂のような発泡合成樹脂3aを
注入し、次に、図1(d)に示すように、フェノール樹
脂含浸により強度を上げたロックウールボード2を設置
し、次に、上金型6aでプレスして型締めした状態で成
形する。ここで、発泡ウレタン樹脂のような発泡合成樹
脂3aは発泡倍率が2〜4倍である。発泡ウレタン樹脂
のような発泡合成樹脂3aが発泡して硬化することで、
ロックウールボード2と表面化粧シート1とが発泡合成
樹脂の自己接着力により一体化する。発泡合成樹脂の発
泡硬化後に脱型して成形品を取り出すことで、図1
(e)のようにロックウールボード2の表面側に発泡合
成樹脂の層3を介して表面化粧シート1が積層一体化さ
れたロックウールボード2を基材とする建築用パネル7
が形成されるものである。そして、多孔質のロックウー
ルボード2を基材としたにもかかわらず、表面には表面
化粧シート1が存在することで、表面を美麗なものとす
ることができるのである。ここで、発泡合成樹脂の層3
は基材であるロックウールボード2の表面と表面化粧シ
ート1との間だけでなく、図1(e)に示すように基材
であるロックウールボード2の側部にも形成されるもの
である。つまり、裏面を除いて基材であるロックウール
ボード2の全面が発泡合成樹脂の層3により覆われ、ロ
ックウールボード2の側端部の破損を防止するようにし
ている。
【0013】次に、図2に本発明の他の実施形態を示
す。まず、図2(a)に示すように、金型6の下型を構
成する下金型6bに化粧柄を印刷した合成樹脂シート
(一例を挙げれば塩化ビニルシートを挙げることができ
る)のような表面化粧シート1を置き、次に図2(b)
の矢印に示すように下金型6bの底部に設けた多数の孔
から空気を吸引して表面化粧シート1を下金型6bに沿
わせ(つまり真空成形により表面化粧シート1を下金型
6bに沿わせ)、次に、図2(c)に示すように、発泡
ウレタン樹脂のような発泡合成樹脂3aを注入し、次
に、図2(d)に示すように、フェノール樹脂含浸によ
り強度を上げたロックウールボード2を設置すると共に
ロックウールボード2の外周に枠体4を設置し、次に、
上金型6aでプレスして型締めした状態で成形する。こ
こで、下金型6bの内周部の上部は枠体受け段部10が
設けてあって、枠体4はこの枠体受け段部10に載設支
持されるものである。また、発泡ウレタン樹脂のような
発泡合成樹脂3aは発泡倍率が2〜4倍である。そし
て、発泡ウレタン樹脂のような発泡合成樹脂3aが発泡
して硬化することで、ロックウールボード2と表面化粧
シート1とが発泡合成樹脂の自己接着力により一体化す
る。発泡合成樹脂の発泡硬化後に脱型して成形品を取り
出すことで、図2(e)のようにロックウールボード2
の外周に枠体4が配置され、このロックウールボード2
と枠体4との表面側に表面化粧シート1が配置され、ロ
ックウールボード2と枠体4と表面化粧シート1との間
に発泡合成樹脂の層3が介在されて、該発泡合成樹脂の
発泡時に自己接着力によって接着された建築用パネル7
が形成されるものである。そして、多孔質のロックウー
ルボード2を基材としたにもかかわらず、表面には表面
化粧シート1が存在することで、表面を美麗なものとす
ることができるのである。
【0014】上記のようにして形成された建築用パネル
7は、基材であるロックウールボード2の外周部に発泡
合成樹脂の層3を介して枠体4を一体化しているので、
図3のように該枠体4を利用して連結したり、取付けた
りすることができる。すなわち、図3に示す枠体4は金
属製であって、側端部が開口したリップ付きコ字状溝4
aを有しており、H字状をした連結具8やコーナ連結具
9を用いて隣合う建築用パネル7の枠体4同士を連結す
るものである。すなわち、H字状をした連結具8やコー
ナ連結具9の両端部の膨大部8a、9aをそれぞれ図3
に示すように、隣合う建築用パネル7の枠体4のリップ
付きコ字状溝4aにはめ込むことで直線状あるいは直角
に建築用パネル7同士を連結するものである。
【0015】次に、図4に本発明の更に他の実施形態を
示す。まず、図4(a)に示すように、金型6の下型を
構成する下金型6bの上方に化粧柄を印刷した合成樹脂
シート(一例を挙げれば塩化ビニルシートを挙げること
ができる)のような表面化粧シート1を配置して表面化
粧シート1により下金型6bの上面開口を覆い、該表面
化粧シート1の周囲をクランプ装置11によりクランプ
し、この状態で表面化粧シート1を加熱し、この状態で
図4(b)の矢印に示すように下金型6bの底部に設け
た多数の孔から空気を吸引して表面化粧シート1を下金
型6bの全内面(つまり底面及び側面)に沿わせ(つま
り真空成形により表面化粧シート1を下金型6bの全内
面に沿わせ)、次に、図4(c)に示すように、発泡ウ
レタン樹脂のような発泡合成樹脂3aを注入し、次に、
図4(d)に示すように、フェノール樹脂含浸により強
度を上げたロックウールボード2を設置し、次に、上金
型6aでプレスして型締めした状態で成形する。ここ
で、発泡ウレタン樹脂のような発泡合成樹脂3aは発泡
倍率が2〜4倍である。発泡ウレタン樹脂のような発泡
合成樹脂3aが発泡して硬化することで、ロックウール
ボード2と表面化粧シート1とが発泡合成樹脂の自己接
着力により一体化する。発泡合成樹脂の発泡硬化後に脱
型して成形品を取り出し、余分な表面化粧シート1をカ
ットすることで、図4(e)のようにロックウールボー
ド2の表面側及び側面側に発泡合成樹脂の層3を介して
表面化粧シート1が積層一体化されたロックウールボー
ド2を基材とする建築用パネル7が形成されるものであ
る。そして、多孔質のロックウールボード2を基材とし
たにもかかわらず、表面及び側面には表面化粧シート1
が存在することで、表面及び側面を平滑な美麗なものと
することができるのである。ここで、発泡合成樹脂の層
3は基材であるロックウールボード2の表面と表面化粧
シート1との間だけでなく、図4(e)に示すように基
材であるロックウールボード2の側面と側面に位置する
表面化粧シート1との間にも形成されるものである。つ
まり、裏面を除いて基材であるロックウールボード2の
全面が発泡合成樹脂の層3により覆われ、ロックウール
ボード2の側端部の破損を防止するようにしている。
【0016】次に、図5に本発明の更に他の実施形態を
示す。まず、図5(a)に示すように、金型6の下型を
構成する下金型6bの上方に化粧柄を印刷した合成樹脂
シート(一例を挙げれば塩化ビニルシートを挙げること
ができる)のような表面化粧シート1を配置して表面化
粧シート1により下金型6bの上面開口を覆い、該表面
化粧シート1の周囲をクランプ装置11によりクランプ
し、この状態で表面化粧シート1を加熱し、この状態で
図5(b)の矢印に示すように下金型6bの底部に設け
た多数の孔から空気を吸引して表面化粧シート1を下金
型6bの全内面(つまり底面及び側面)に沿わせ(つま
り真空成形により表面化粧シート1を下金型6bの全内
面に沿わせ)、次に、図5(c)に示すように、発泡ウ
レタン樹脂のような発泡合成樹脂3aを注入し、次に、
図5(d)に示すように、フェノール樹脂含浸により強
度を上げたロックウールボード2を設置すると共にロッ
クウールボード2の外周に枠体4を設置し、次に、上金
型6aでプレスして型締めした状態で成形する。ここ
で、下金型6bの内周部の上部は枠体受け段部10が設
けてあって、枠体4はこの枠体受け段部10に載設支持
されるものである。また、発泡ウレタン樹脂のような発
泡合成樹脂3aは発泡倍率が2〜4倍である。そして、
発泡ウレタン樹脂のような発泡合成樹脂3aが発泡して
硬化することで、ロックウールボード2と表面化粧シー
ト1と枠体4とが発泡合成樹脂の自己接着力により一体
化する。発泡合成樹脂の発泡硬化後に脱型して成形品を
取り出し、余分な表面化粧シート1をカットすること
で、図5(e)のようにロックウールボード2の外周に
枠体4が配置され、このロックウールボード2と枠体4
との表面側に表面化粧シート1が配置され、ロックウー
ルボード2と枠体4と表面化粧シート1との間に発泡合
成樹脂の層3が介在されて、該発泡合成樹脂の発泡時に
自己接着力によって接着された建築用パネル7が形成さ
れるものである。そして、多孔質のロックウールボード
2を基材としたにもかかわらず、表面及び側面の前部の
発泡合成樹脂の層3の側端面には表面化粧シート1が存
在することで、表面及び側面を美麗なものとすることが
できるのである。
【0017】上記のようにして形成された建築用パネル
7は、基材であるロックウールボード2の外周部に発泡
合成樹脂の層3を介して枠体4を一体化しているので、
図6のように該枠体4を利用して連結したり、取付けた
りすることができる。すなわち、図6に示す枠体4は金
属製であって、側端部が開口したリップ付きコ字状溝4
aを有しており、H字状をした連結具8やコーナ連結具
9を用いて隣合う建築用パネル7の枠体4同士を連結す
るものである。すなわち、H字状をした連結具8やコー
ナ連結具9の両端部の膨大部8a、9aをそれぞれ図6
に示すように、隣合う建築用パネル7の枠体4のリップ
付きコ字状溝4aにはめ込むことで直線状あるいは直角
に建築用パネル7同士を連結するものである。ここで、
本実施形態においては、建築用パネル7の側端面の前部
においては表面化粧シート1が巻き込んでいるので、防
水、防湿効果があり、水廻りの用途、例えば、浴室ユニ
ットの壁パネル等として有効である。
【0018】上記各実施形態において、表面化粧シート
1として鏡面シートを用いると、多孔質のロックウール
ボード2を基材とした建築用パネル7の表面を平滑な鏡
面にすることができるものである。また、この場合、下
金型6bの底面を鏡面としておくと、空気を吸引して表
面化粧シート1を下金型6bの底面に沿わせる真空成形
により、表面化粧シート1の平滑性を確保できるもので
ある。
【0019】また、上記各実施形態において、下金型6
bに例えば岩地肌調のような凹乃至凸模様を設けると、
空気を吸引して表面化粧シート1を下金型6bの底面に
沿わせる真空成形により、表面化粧シート1に岩肌調の
ような凸乃至凹模様を形成することができ、このような
方法とすることで、表面に凸乃至凹模様を形成できると
共に、発泡合成樹脂が発泡する際に表面化粧シート1に
凸乃至凹模様の裏側に沿って隙間なく充填されて発泡合
成樹脂と表面化粧シート1とがより強固に一体化される
ことになる。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、表面化粧シートとロックウールボー
ドとが発泡合成樹脂の層を介して発泡合成樹脂の自己接
着力により一体に結合されているので、不燃性、断熱
性、吸音性に優れたロックウールボードを基材とし、表
面に化粧性に優れた表面化粧シートを設け、更にその間
に断熱性に優れ且つ表面化粧シートとロックウールボー
ドとを一体化する発泡合成樹脂の層を有する従来にない
新規な建築用パネルを提供できるものであり、この建築
用パネルは不燃性、断熱性、吸音性に優れたたロックウ
ールボードを基材としながら、表面の外観がよくて商品
価値が高く、しかも、発泡合成樹脂の層によりロックウ
ールボード自身のもつ断熱性に加えて更に断熱性に優れ
たものとすることができる。
【0021】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、ロックウールボ
ードの外周に枠体が配設されると共に該枠体が発泡合成
樹脂の層を介して発泡合成樹脂の自己接着力により表面
化粧シートとロックウールボードとに一体に結合されて
いるので、不燃性、断熱性、吸音性に優れたロックウー
ルボードを基材した建築用パネルの外周に枠体が一体に
存在することになり、ロックウールボードや表面化粧シ
ートと一体化した枠体により強度を増し、特に、基材で
あるロックウールボードの端部における欠けを防止で
き、また、枠体を利用して建築用パネルを取付ける施工
ができて施工性を向上させることができるものである。
更に、型枠が金属製のものであっても、金属製の型枠と
表面化粧シートとの間に発泡合成樹脂の層が形成される
ので、ヒートブリッジ等による断熱性の低下を招かない
ものである。
【0022】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、表
面化粧シートの端部が発泡合成樹脂の層の側端面に発泡
合成樹脂の自己接着力により一体に固着してあるので、
不燃性、断熱性、吸音性に優れたロックウールボードを
基材としながら、表面だけでなく側端面も表面化粧シー
トにより化粧できて外観が優れた商品価値の高い建築用
パネルを提供できるものである。
【0023】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、表面化粧シートが鏡面シートであるので、多
孔質のロックウールボードを基材としながら、表面が平
滑な鏡面仕上げされた外観にできるものである。また、
請求項5記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、表面化粧
シートに凸乃至凹模様が形成してあって、表面化粧シー
トの裏面側に凸乃至凹に沿って発泡合成樹脂の層が充填
してあるので、表面に凸乃至凹模様を形成して立体模様
のある外観とすることができるだけでなく、発泡合成樹
脂が表面化粧シートの裏面側の凸乃至凹に沿って発泡合
成樹脂の層が充填されて発泡合成樹脂の発泡による自己
接着の強度が強固となるものであって、表面化粧シート
の剥離を確実に防止できるものである。
【0024】また、請求項6記載の発明にあっては、
表面化粧シートを真空成形により金型の底に吸引した
後、発泡合成樹脂を注入して、更に、ロックウールボー
ドを設置し、型締めした状態で、発泡合成樹脂を発泡さ
せて表面化粧シートと発泡合成樹脂の層とロックウール
ボードとを一体に成形するので、簡単な方法により不燃
性、断熱性、吸音性に優れたロックウールボードを基材
とする建築用パネルの表面側に化粧性に優れた表面化粧
シートを積層することができ、また、表面化粧シートを
真空成形により金型の底に吸引して成形するので、表面
化粧シートが皺等がよることなく奇麗に所定の形状に形
成された状態で発泡合成樹脂が発泡して成形されるの
で、表面を奇麗に成形できるものである。しかも基材で
あるロックウールボードと表面化粧シートとは発泡合成
樹脂の発泡時の自己接着力により強固に一体化し、ま
た、基材であるロックウールボードと表面化粧シートと
の間に発泡合成樹脂の層が一体に形成されるので、断熱
性がいっそう向上するものである。
【0025】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項6記載の発明の効果に加えて、ロックウールボ
ードを設置する際に、同時にロックウールボードの外周
に枠体を設置し、型締めした状態で、発泡合成樹脂を発
泡させて表面化粧シートと発泡合成樹脂の層とロックウ
ールボードとロックウールボードの外周の枠体とを一体
に成形するので、簡単な方法で、型枠と、基材となるロ
ックウールボードと、表面化粧シートとを発泡合成樹脂
の発泡時に自己接着力により強固に一体化できるもので
ある。
【0026】また、請求項8記載の発明にあっては、上
記請求項6又は請求項7記載の発明の効果に加えて、表
面化粧シートの端部を金型の側面に沿わせて発泡合成樹
脂の層の側面に一体化するので、簡単な方法で、基材と
なるロックウールボードの表面側のみならず側端面側も
表面化粧シートで被覆できるものである。また、請求項
9記載の発明にあっては、上記請求項6乃至請求項8の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、表面化粧シート
として鏡面シートを用いるので、簡単な方法で、多孔質
のロックウールボードを基材とした建築用パネルの表面
を平滑な鏡面にすることができるものである。
【0027】また、請求項10記載の発明にあっては、
上記請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、金型に凹乃至凸模様を設けて、表面化粧シ
ートに凸乃至凹模様を形成するので、簡単な方法で、多
孔質のロックウールボードを基材とした建築用パネルの
表面に凸乃至凹模様を形成できると共に、発泡合成樹脂
が発泡する際に表面化粧シートに凸乃至凹模様の裏側に
沿って隙間なく充填して発泡合成樹脂と表面化粧シート
とがより強固に一体化されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)乃至(e)はそれぞれ本発明の一製造方
法における製造順序の説明図である。
【図2】(a)乃至(e)はそれぞれ本発明の他の製造
方法における製造順序の説明図である。
【図3】同上により製造した建築用パネルの接続を示す
図面で、(a)は分解斜視図であり、(b)は接続状態
の平面断面図であり、(c)は他の接続状態を示す平面
断面図である。
【図4】(a)乃至(e)はそれぞれ本発明の更に他の
製造方法における製造順序の説明図である。
【図5】(a)乃至(e)はそれぞれ本発明の更に他の
製造方法における製造順序の説明図である。
【図6】同上により製造した建築用パネルの接続を示す
図面で、(a)は分解斜視図であり、(b)は接続状態
の平面断面図であり、(c)は他の接続状態を示す平面
断面図である。
【符号の説明】
1 表面化粧シート 2 ロックウールボード 3 発泡合成樹脂の層 3a 発泡合成樹脂 4 枠体 6 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 明雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 八木 亜也子 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面化粧シートとロックウールボードと
    が発泡合成樹脂の層を介して発泡合成樹脂の自己接着力
    により一体に結合されていることを特徴とする建築用パ
    ネル。
  2. 【請求項2】 ロックウールボードの外周に枠体が配設
    されると共に該枠体が発泡合成樹脂の層を介して発泡合
    成樹脂の自己接着力により表面化粧シートとロックウー
    ルボードとに一体に結合されていることを特徴とする請
    求項1記載の建築用パネル。
  3. 【請求項3】 表面化粧シートの端部が発泡合成樹脂の
    層の側端面に発泡合成樹脂の自己接着力により一体に固
    着していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の建築用パネル。
  4. 【請求項4】 表面化粧シートが鏡面シートであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    建築用パネル。
  5. 【請求項5】 表面化粧シートに凸乃至凹模様が形成し
    てあって、表面化粧シートの裏面側に凸乃至凹に沿って
    発泡合成樹脂の層が充填してあることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の建築用パネル。
  6. 【請求項6】 表面化粧シートを真空成形により金型の
    底に吸引した後、発泡合成樹脂を注入して、更に、ロッ
    クウールボードを設置し、型締めした状態で、発泡合成
    樹脂を発泡させて表面化粧シートと発泡合成樹脂の層と
    ロックウールボードとを一体に成形することを特徴とす
    る建築用パネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 ロックウールボードを設置する際に、同
    時にロックウールボードの外周に枠体を設置し、型締め
    した状態で、発泡合成樹脂を発泡させて表面化粧シート
    と発泡合成樹脂の層とロックウールボードとロックウー
    ルボードの外周の枠体とを一体に成形することを特徴と
    する請求項6記載の建築用パネルの製造方法。
  8. 【請求項8】 表面化粧シートの端部を金型の側面に沿
    わせて発泡合成樹脂の層の側面に一体化することを特徴
    とする請求項6又は請求項7記載の建築用パネルの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 表面化粧シートとして鏡面シートを用い
    ることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに
    記載の建築用パネルの製造方法。
  10. 【請求項10】 金型に凹乃至凸模様を設けて、表面化
    粧シートに凸乃至凹模様を形成することを特徴とする請
    求項6乃至請求項8のいずれかに記載の建築用パネルの
    製造方法。
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