JPH10249816A - 木質系造作材及びその成形方法 - Google Patents

木質系造作材及びその成形方法

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JPH10249816A
JPH10249816A JP9064495A JP6449597A JPH10249816A JP H10249816 A JPH10249816 A JP H10249816A JP 9064495 A JP9064495 A JP 9064495A JP 6449597 A JP6449597 A JP 6449597A JP H10249816 A JPH10249816 A JP H10249816A
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JP
Japan
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corner
surface layer
plywood
wood
shaped groove
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JP9064495A
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Seishi Mishina
晴司 三品
Shuji Sato
修司 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な製造工程且つ低廉な製造コストにて製
造することができるとともに、任意の形態に比較的容易
に形成し得る設計自由度及び製造自由度を備えた建築内
装工事材料又は家具構成部材等の木質系造作材を提供す
る。 【解決手段】 木製合板1の折曲成形工程において、表
層3に達する概ねV形断面性状の溝5が、出隅部11に
相応する木製合板の所定部位に刻設されるとともに、テ
ーパ面8の底縁部分を拡開するアンダーカット面9が、
V形溝5の底部領域に形成される。木製合板は、折曲線
X−Xを中心に直角に折曲げられ、V形溝によって分割
された合板部分は、表層により連続性を保持し、テーパ
面は相互接着される。各合板部分のアンダーカット面
は、実質的に連続する出隅部の面下地を形成し、表層
は、面下地の表面を被覆し、面を形成し、かくして、面
取り加工及び化粧被覆の双方が、実質的に同時に出隅部
に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質系造作材及び
該木質系造作材の成形方法に関するものであり、より詳
細には、簡易な製造工程且つ低廉な製造コストにて製造
し得るとともに、高度な設計自由度及び製造自由度を備
えた建築内装工事材料又は家具構成部材等の木質系造作
材及びその成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】突板等の単板又は基材を積層した構造を
有する木製合板又は集成材等の工業生産可能な成形木材
(エンジニアリングウッド)が、木造住宅等の建築資材
又は家具等の構成材料として広く実用に供されている。
例えば、杢目又は柾目等の各種木目模様を表面に印刷し
たPVC(ポリ塩化ビニル)樹脂フィルム又はPVC樹
脂シートを基材表層に貼着してなる所謂化粧合板又は各
種プリント合板等が、木造住宅等の各種建築物における
内装工事材料として主に使用されている。また、この種
の成形木材として、表面仕上材を印刷又は塗装した天然
木化粧合板、合成樹脂オーバーレイ合板、塗装合板、ラ
ンバーコア合板、或いは、ハニカム型軽量合板等の所謂
特殊合板が、一般に知られている。
【0003】更に、木目模様に類似した模様を表層に有
する樹脂成形品又は樹脂発泡成形品からなる造作材、或
いは、任意の素材により造作材の芯材を成形し、着色又
は模様を施した樹脂フィルム又は化粧合板を芯材の表層
に積層してなる成形造作材が知られている。この種の成
形造作材は、例えば、所定寸法に裁断した板材を相互連
接してなる任意の断面性状の造作材を建築資材又は家具
構成部材として製造する場合、図7に示す如く、対向す
るテーパ面94を備えた別体の板材91、92を出隅領
域又は入隅領域にて突合せ、板材91、92同士相互連
接することにより製造される(図7(A))。成形造作
材の出隅領域には、所定形状に成形加工された天然木の
無垢材部片93が介挿され(図7(B))、無垢材部片
93は、接着材又は接着剤等の接着手段によりテーパ面
94の間に固定される。無垢材部片93は、左右の板材
91、92を相互連結するとともに、面95を出隅部に
形成する(図7(C))。このような出隅部の面は、糸
面、一分面又は大面等の面として室内側表面に露出し、
出隅部又は角部の損傷又は欠損を防止するばかりでな
く、造作材の表情を和らげ且つ室内の落着き感覚をもた
らす等の心理的又は感覚的効果を発揮する。
【0004】また、図8に示す如く、シート状の表層9
9を備えた板材96に対してV形テーパ面97(図8
(A))を切削して、V型溝90(図8(B))を形成
した後、折曲線X−Xを中心に板材96を直角に折曲げ
(図8(C))、実質的に直角な出隅部101を有する
成形材96を成形する製法が知られている。他の形態の
製法として、図9に示す如く、シート状の表層99を備
えた板材96に対してV型溝90のV形テーパ面97を
切削する際に、折曲線X−Xに近接する中央領域に概ね
三角形断面の出隅部介挿帯98を形成し(図9(A)
(B))、折曲線X−Xを中心に板材96を直角に折曲
げるとともに、接着材又は接着剤100をV形溝90内
に塗布し、これを出隅部に充填し(図9(C))、これ
により、或る程度の強度及び形状安定性を有する面10
2を出隅部領域に形成してなる成形材96の製造方法が
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すような所定寸法の面95を形成すべく、予め面取り
加工が施された天然木無垢材片93を出隅部に挿入する
成形工程又は現場作業工程は、造作材の製造工程を煩雑
化し、造作材の生産性を悪化させるばかりでなく、造作
材の製造単価を高額化する要因となる。また、図8に示
すV形溝90により板材96を曲げ成形してなる従来の
製法によれば、所望の面を出隅部101に形成し得ない
ばかりでなく、折曲げ成形時に折線近傍の表層99が損
傷し、或いは、破断又は断裂し易い。従って、製造工程
において、極めて困難な製造管理が要求され、しかも、
安定した成形品又は製品の品質は、確保し難い。
【0006】更に、図9に示す如く、介挿帯域98を備
えたV形溝90により板材96を曲げ成形してなる従来
製法によれば、比較的小寸法の線型介挿部材98を残し
てV形テーパ面97を板材96に刻設するとともに、出
隅部の間隙に接着剤又は接着材を充填せざるを得ず、従
って、曲げ成形工程は、極めて困難な切削作業等を必要
とし、製造工程は、全体的に煩雑化してしまう。しか
も、この種の製法においては、切削刃の運動又は回転に
伴って板材96の素材又は基材が局部的に飛び、基材、
殊に介挿部材98の欠損又は欠落等が生じ易く、また、
面102の幅員寸法が不安定化し、十分な面102の強
度及び精度を確保し難い等の難点がある。かくして、図
9に示す成形法によれば、安定した高強度且つ高精度な
製品の製造及び供給は、事実上、極めて困難である。
【0007】これに対し、加熱雰囲気下に曲げ応力を付
与する曲げ成形法により成形された湾曲形態の集成木材
等により天然木材の質感ないし高級感を表出する造作材
を製造する製法が提案されているが、この種の製法によ
り成形された成形木材は、製品の製造工程、安定供給又
は価格等の観点より各種の難点を指摘されているばかり
でなく、湾曲部の曲率半径の制限、或いは、原材料を構
成する集成材又は板材の板厚制限等により、形態及び寸
法に関する設計自由度及び製造自由度において許容し難
い制約を受けることから、依然として普及するに至って
いない。かくて、従来技術に係る木材の折曲成形法は、
製造の安定性、十分な製品精度、出隅部の強度及び設計
・製造の自由度等を所望の如く確保し難く、更なる製造
工程及び製品構造の改良が要望される。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、簡易な製造工程且
つ低廉な製造コストにて製造することができるととも
に、任意の形態に比較的容易に形成し得る設計自由度及
び製造自由度を備えた建築内装工事材料又は家具構成部
材等の木質系造作材を提供することにある。本発明は更
に、建築内装工事材料又は家具構成部材等の木質系造作
材を簡単な製造工程且つ低廉な製造コストにより任意の
形態に成形し得る木質系造作材の成形方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は、裏面に形成したV形溝を介して
折曲成形された木製合板を有し、該木製合板は、木質系
材料からなる基材(2) と、該基材の表面を全体的に被覆
する表層(3) とを備え、該表層は、所定肉厚のシート材
料又はフィルム材料からなり、前記木製合板の出隅部(1
1)は、前記V形溝の底部領域を拡開するアンダーカット
面(9) を有し、該アンダーカット面は、出隅部の面輪郭
を形成する前記表層の面下地を形成し、該表層は、前記
面下地に着座し、前記出隅部を連続的に被覆することを
特徴とする木質系造作材を提供する。本発明は更に、裏
面に形成したV形溝を介して折曲成形された木製合板を
有し、該木製合板は、天然木素材からなる基材(2) と、
該基材の表面を全体的に被覆する表層(3) とを備え、該
表層は、前記基材の木目模様を調整する印刷(4) を基材
側貼着面に施した透明又は半透明のシート材料又はフィ
ルム材料からなり、前記木製合板の出隅部(11)は、前記
V形溝の底部領域を拡開するアンダーカット面(9) を有
し、該アンダーカット面は、出隅部の面輪郭を形成する
前記表層の面下地を形成し、該表層は、前記面下地に着
座し、前記出隅部を連続的に被覆することを特徴とする
木質系造作材を提供する。
【0010】本発明は又、木質系素材からなる基材(2)
と、該基材の表面を全体的に被覆する表層(3) とを備え
た木製合板の裏面に対して、該表層に達するV形溝を刻
設するとともに、該V形溝の底部領域を拡開し、前記表
層の裏面から離間するアンダーカット面(9) を前記基材
に形成し、前記V形溝の両側の合板部分の一体性を前記
表層の連続性により確保するとともに、所定の折曲線(X
-X) を中心に前記木製合板を折曲げ、前記V形溝の各テ
ーパ面(8) を相互接着し、出隅部の面輪郭を形成する面
下地を前記アンダーカット面により形成するとともに、
該面下地を前記表層にて連続的に被覆することを特徴と
する木質系造作材の成形方法を提供する。
【0011】本発明の上記構成によれば、上記アンダー
カット面上に延在する表層は、所定幅の面を部材の出隅
部に形成する。従って、上記構成の造作材は、面取り加
工、或いは、面取り部材又は介挿部材の挿入作業等の煩
雑な作業を要することなく、室内等の空間に配置すべき
面付き造作材として使用することができ、かくして、木
質系造作材を簡易な製造工程且つ低廉な製造コストにて
製造することが可能となる。また、上記木質系造作材
は、木製合板の寸法及び折曲位置等に関する任意の設定
又は調整により任意の形態に比較的容易に形成し得る設
計自由度及び製造自由度を備えており、しかも、建築内
装工事材料又は家具構成部材等に使用可能な安価且つ軽
量な木質系造作材を提供し得るので、実用的に極めて有
利である。
【0012】しかも、上記天然木素材からなる基材(2)
と、上記透明又は半透明のシート材料又はフィルム材料
とを備えた木製合板により成形される上記構成の木質系
造作材によれば、上記基材の表面に存在する天然木素材
の木理、肌目又は杢目、或いは、色合い等は、表層の印
刷にて調整された上で、透明又は半透明な表層を通して
視認され、仕上材表面に顕在化する。従って、基材とし
て、比較的安価な素材を採用し、木質系仕上材料の製造
コストを全体的に低廉化することができる。また、上記
印刷は、基材のテクスュア及び色合い等を調整する程度
の印刷工程により実施し得るので、印刷工程を簡素化し
得る。更に、上記表層は、木の割裂又は剪断亀裂等を防
止する補強層として機能するともに、印刷模様又は印刷
トーン等を保護する保護層として機能する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
て、上記木製合板の折曲成形により形成された中空域に
は、硬質樹脂発泡材が注入/発泡充填され、硬質樹脂発
泡材からなる木質系造作材の芯材が形成される。本発明
の他の好適な実施形態によれば、上記V形溝の第1テー
パ面に形成された角部と、第2側テーパ面に形成された
隅部域とが、木製合板の裏面に形成され、隅部域は、角
部を収容し且つ角部と相補する形態を有し、角部及び隅
部域は、折曲部の構造要素を位置決めする位置決め手段
として機能し、出隅部の裏面において整合する。折曲成
形工程における角部及び隅部域の整合により、各テーパ
面のアンダーカット面は出隅部に位置決めされ、上記表
層が着座可能な面下地が、出隅部に形成される。本発明
の好ましい実施形態において、上記基材は、各種切削方
法にて製造された天然木化粧単板等の突板からなり、所
定の印刷を裏面に施したシート材料又はフィルム材料が
積層される。上記基材は、経済性、意匠性、供給安定性
及び加工性等に優れた輸入木材等の天然木単板、或い
は、長尺シート状の天然木突板等からなり、また、上記
表層として、産業廃棄物規制に対して比較的容易に適合
し得るフィルム材料又はシート材料、例えば、アクリル
樹脂フィルム、オレフィン樹脂フィルム、ポリエチレン
樹脂フィルム、ナイロン繊維シート又は透明紙等の印刷
可能な透明フィルム又は透明シート、或いは、着色材料
を含有する半透明な表層シート又は表層フィルムが使用
される。更に好ましくは、上記表層の厚さは、0.1乃
至0.03mmに設定される。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
に係る木質系造作材について、詳細に説明する。図1及
び図2は、本発明の第1実施例に係る木質系造作材の製
造方法を示す木製化粧合板の部分断面図である。図1
(A)に示す如く、木製合板1は、天然木単板又は天然
木突板からなる基板2と、基板2の表面に貼着された透
光性表層材料3とから構成される。本例において、基板
2は、ロータリー法等の切削方法にて製造された薄突き
種別の薄板材からなり、2.5乃至4mm程度の板厚を有
する。所定の印刷を施した樹脂系シート材料又はフィル
ム材料が、表層材料3として突板(基板2)の表面に積
層される。表層材料3(以下、「表層3」という)は、
透明な表層シート、表層フィルム又はクリヤーフィルム
からなる。表層3の素材として、産業廃棄物規制に対し
て比較的容易に適合し得るフィルム又はシート材料、例
えば、オレフィン樹脂フィルム、ポリエチレン樹脂フィ
ルム、ナイロン繊維シート又は透明紙等からなる印刷可
能な透明フィルム又は透明シートを好ましく使用し得
る。表層3の厚さは、好適には、0.05乃至0.03
mm程度に設定される。
【0015】淡い印刷模様又はトーン印刷4(以下、
「印刷4」という)が、表層3の基材側貼着面又は接着
面に施される。印刷4は、表層3の裏面に所望のパター
ン及び色合いの木理及び肌目等の木目模様を形成するよ
うに印刷される。かかる印刷は、例えば、印刷ロール等
の従来の印刷手段により、長尺ロールから繰出される連
続透明シート又は透明フィルム上に所定パターン及び色
合い・配合の印刷材料を塗布又は塗着することにより実
施され、上記印刷4を備えた表層3のシート材料又はフ
ィルム材料は、かかる印刷工程により好適に製造され
る。表層3を構成する樹脂系シート材料又はフィルム材
料は、接着剤による接着技術、或いは、樹脂の熱接着又
は熱溶着技術により、上記基板2の表面に一体的に貼着
され、かくして、木製合板1は、透明な表層3にて表層
被覆された突板シート又はシート状単板として製造され
る。
【0016】上記構成の木製合板1において、基板2の
表面に顕れた天然の杢等の木目模様及び天然木素材の色
合い、更には、天然木独特の所謂「照り」等は、透明な
表層3を通じて視認される。従って、高価な金粉等を要
することなく、天然木特有の表情(テクスュア、照り、
高級感又は風合い等)を木製合板1の表面に表出するこ
とができる。また、表層3のシート材料又はフィルム材
料に対する適当な印刷技術により、柾目、板目又は杢等
の調整、色合いの調整、或いは、所望の木理及び肌目等
の調整を比較的容易になし得るので、比較的安価な輸入
木材等の木種(例えば、スプルース、ベイマツ又はラワ
ン等の木種)を基板2の素材として採用し得る。
【0017】木製合板1は、図2に示す如く、折曲線X
−Xを中心に直角に折曲げられ、出隅部11を有する成
形材10が形成される。木製合板1の折曲げ作業を可能
にする概ねV形断面性状の溝5が、図1(B)に示す如
く、成形材10の出隅部11に相応する木製合板1の裏
面所定部位に刻設される。溝5は、従来の汎用的な木材
切削工具(図示せず)等により折曲線X−Xに沿って一
次加工され、全体的にV形断面形状に木製合板1の裏面
1aに刻設され、溝5の底部領域は、実質的に表層3に
達する。V形溝5は、木製合板1の構成平面に対して裏
面1aから直角に合板内に延びる左右の垂直面6と、木
製合板1の構面と平行に延びる水平面7と、木製合板1
の構面に対して実質的に45度の角度をなして延在する
テーパ面8とにより全体的に画成される。左右のテーパ
面8は、表層3に向かって折曲線X−Xを中心に収束す
る。
【0018】V形溝5の片側(図1において右側)の内
壁面を構成する垂直面6は、テーパ面8に対してV形溝
5の内方に突出する直角な角部12を形成し、V形溝5
の他方の側(図1において左側)の内壁面を構成する垂
直面6及び水平面7は、テーパ面8に対してV形溝5を
外方に拡大する直角な隅部域13を形成する。角部12
及び隅部域13は、互いに相補する形態に成形され、隅
部域13は、角部12を受入可能な寸法を備える。V形
溝5の底部領域は、図1(C)に仮想線で示す回転式切
削装置Rによって更に2次切削加工される。切削装置R
は、表層3を残してV形溝5の底部領域を切削し、この
結果、テーパ面8の底縁部分を拡開するアンダーカット
面又は切欠き面9が、V形溝5の底部領域に形成され
る。アンダーカット面9は、所定の曲率半径を有する湾
曲面に成形され、左右のアンダーカット面9は、折曲線
X−Xに対して対称に形成される。表層3は、左右のア
ンダーカット面9の間に延在し、木製合板1の連続性を
確保する。
【0019】変形例として、図1(D)及び図2(C)
に示す如く、テーパ面8に対して所定の角度、例えば、
90度の角度をなして平面的に延びるアンダーカット面
9をV形溝5の底部領域に形成しても良い。
【0020】所定の接着剤が、テーパ面8及びアンダー
カット面9に塗布され、木製合板1は、図2に示す如
く、折曲線X−Xを中心に直角に折曲げられる。左右の
テーパ面8は互いに密着し、左右の合板部分は、図2
(B)に示す如く、実質的に直角な出隅部11を全体的
に形成する。角部12及び隅部域13は、折曲加工時に
整合し、テーパ面8及びアンダーカット面9の相対位置
を調整し且つテーパ面8及びアンダーカット面9を整列
せしめる位置決め手段として機能する。左右のアンダー
カット面9は、折曲線X−X上において互いに連接し、
実質的に連続する所定幅の下地面が、左右のアンダーカ
ット面9により出隅部11に画成される。アンダーカッ
ト面9は、表層3の支持体又は裏打ち部材として機能す
る表層3の支受面を構成し、表層3の裏面に当接する。
表層3は、アンダーカット面9の表面に沿って延在し、
アンダーカット面9を被覆し、面14を形成する。かく
して、面取り加工及び化粧被覆の双方が実質的に施され
た成形材10の出隅部11が形成される。
【0021】図3及び図4は、図1及び図2に示す成形
方法に従って製造された長尺の造作材の全体構造を示す
縦断面図及び全体斜視図である。図3に示す如く、一対
の出隅部11を備えた左右対称形状の溝型成形材10
が、図1及び図2に示す成形法に従って製造される。左
右一対の側壁16が、底壁15の両縁部から起立する。
補強材又は力骨を構成する架橋部材17が、図3に示す
如く、所定の間隔を隔てて溝内領域に配置され、底壁1
5及び側壁16に接着又は固定される。架橋部材17
は、例えば、20乃至30mm程度の板厚を有する木製合
板又は木質系材料からなり、左右の側壁16及び底壁1
5を相互連結し、架橋部材17の相互間隔は、好適に
は、300乃至600mmの範囲に設定される。かくし
て、溝型成形材10は、一般的な圧縮・引張応力、曲げ
応力及び/又は剪断応力に抗し得る所要の剛性及び強度
を備えるとともに、後続する樹脂注入及び樹脂発泡工程
に対する形状保持性能を確保する。
【0022】硬質発泡ウレタン(ウレタンフォーム)等
の硬質樹脂発泡材が、成形材10の溝内中空域に注入さ
れ、多孔質の芯材又はコア18が、成形材10内に一体
的に発泡成形される。発泡材18は、出隅部11に隣接
する溝内隅部域に完全に充填されず、溝内隅部域には、
テーパ面8に塗布された接着剤の漏出部分又は板材のバ
リ等を収容可能な中空部又はキャビティ19が局所的に
形成される。かくして製造された木質系造作材20は、
木製合板からなる溝型成形材10と、溝内に充填された
硬質発泡材からなる芯材18とから構成された一体的な
線型複合部材として成形される。軽量且つ良好な加工性
を有する比較的長尺の木質系造作材20は、所定の寸法
に裁断され、例えば、和風建築物の柱形造作材、床柱、
付け柱、吊り束、ドア枠部材、障子枠部材、襖枠部材、
鴨居、敷居、長押、窓枠、窓台、まぐさ、額縁、落とし
掛、床かまち、巾木、畳寄せ、幕板、け込み板等の各種
化粧造作材、或いは、造付け家具の部品・部材又は什器
・備品・可動家具等の部品・部材等を構成する。
【0023】図5は、本発明の第2実施例に係る木質系
造作材を示す横断面図であり、木質系造作材は、片開き
扉又は両開き扉Dのドア開口枠30を構成する。木造住
宅等の間仕切壁を構成する柱材、間柱又は開口補強部材
等の構造部材Cが、ドア開口部に隣接して配置され、石
膏ボード又は木製合板等の建築用内装ボードFの側縁部
分が、構造部材Cの両側面に固定される。ドア開口枠3
0の芯材を構成する木製合板33の積層体が、構造部材
Cに固定される。木製合板33は、間仕切壁の壁厚より
も僅かに大きな寸法に設定された幅員を有し、ドア開口
部の全高に相応する全長を有する。木製合板33は、両
側の建築内装ボードFの側縁面に当接するとともに、建
築内装ボードFの室内側表面よりも僅かに突出する。方
形断面の線型下地材34が、木製合板33の中央部に固
定され、木製合板の全長(全高)に亘って延びる。
【0024】額縁部材31及び戸当り部材32が、合板
積層体33及び下地材34の表面に固定され、合板積層
体33及び下地材34を被覆する。額縁部材31及び戸
当り部材32は、図1及び図2に示す成形法に従って成
形された溝型成形材10により構成される。合板積層体
33の各半部を被覆する各額縁部材31は、合板積層体
33の室内側表面を全体的に被覆し、ドア開口枠30の
化粧材を構成する。下地材34は、縦枠部分Bの中心領
域に延在する額縁部材31の分割領域からドア開口部内
方に突出し、戸当り部材32は、下地材34の突出部分
を被覆するように下地材34上に固定される。
【0025】額縁部材31及び戸当り部材32の表層3
は、全体的にドア開口枠30の縦枠部分Bを被覆し、か
くして、外観上は一体的な無垢材を表出する縦枠部分B
が、簡易且つ短時間の作業により施工される。しかも、
額縁部材31及び戸当り部材32の出隅部11には、図
1及び図2に示す成形法により面取り加工及び化粧被覆
の双方が予め施されており、ドア開口枠30の施工工程
が大幅に簡素化され且つ短期化される。また、ドア丁番
等の建具金物(図示せず)が、ビス等の係止手段を介し
て、比較的高剛性の合板積層体33及び/又は下地材3
4に固定され、比較的高強度に支持される。
【0026】なお、ドア開口枠30を構成する沓ずり部
分G及び上枠部分H(仮想線で示す)も又、上記縦枠部
分Bと実質的に同一の構造、即ち、下地材及び該下地材
を被覆する溝型成形材10により形成され、かくして、
ドア開口枠30は、本発明の木質系造作材の使用によ
り、全体的に簡易な施工手順に従って短時間に施工され
る。
【0027】図6は、本発明の第3実施例に係る木質系
造作材を示す縦断面図であり、木質系造作材は、木造住
宅等の障子枠又は襖枠を構成する鴨居及び敷居として成
形される。鴨居40は、図1及び図2に示す成形法に従
って成形された一対の側壁部材41と、塩ビ樹脂押出成
型品からなる溝底形成部材45と、左右の上位案内溝2
3を分割する中央分割壁42とを備える。側壁部材41
は、図1及び図2に示す成形法により面取り加工及び化
粧被覆が施された出隅部11を備えるとともに、V形溝
を介して実質的に直角に折曲成形された角縁部21を有
する。角縁部21から上方に延びる側壁部材41の内壁
面には、溝底形成部材45の係止片46と係合可能な係
止溝22が刻設される。障子又は襖Eの上位案内溝23
を画成する角縁部21は、出隅部11と実質的に同じ成
形法により表層3の化粧被覆を備えるが、面取り加工は
施されていない。溝底形成部材45は、左右の側壁部材
41を相互連結するとともに、中央分割壁42を支持す
る中空の芯材47を備える。係止片46及び芯材47と
の間に延在する左右の平坦部48は、上位案内溝23の
溝底を形成する。
【0028】側壁部材41及び溝底形成部材45によっ
て画成された鴨居40の中空域には、硬質発泡ウレタン
樹脂等の硬質樹脂発泡材が注入され、発泡材は、発泡作
用により中空域に充填される。かくして、襖又は障子E
を保持し且つ案内する一対の上位案内溝23を備えた鴨
居40が、硬質発泡材の芯材18を有する一体的な線型
複合部材として成形される。同様に、敷居50は、図1
及び図2に示す成形法に従って成形された一対の側壁部
材51と、木製合板片等からなる高剛性の基材又は基板
53と、左右の下位摺動溝25を分割する中央分離帯5
2とを備える。
【0029】基板53の各側縁部に固定された側壁部材
51は、図1及び図2に示す成形法により面取り加工及
び化粧被覆が施された出隅部11を備えるとともに、V
形溝を介して実質的に直角に折曲成形された角縁部21
を有する。敷居50の中央領域に配置された中央分割帯
52は、角縁部21により縁取り加工された平坦な板体
からなり、基板53の上面中央領域に固定される。側壁
部材51と中央分離帯52との間に形成された下位摺動
溝25には、所謂敷居滑り材を構成する帯状の塩ビ成形
品54が貼着され、塩ビ成形品54は、襖又は障子Eの
下端面に摺接し、襖又は障子Eを摺動可能に支持する。
なお、鴨居50の両端部は、襖又は障子Eの可動領域を
画成する左右の方立部材J(仮想線で示す)に固定され
る。方立部材Jは、図3及び図4に示す構造を有する長
尺の木質系造作材により形成される。
【0030】以上説明したとおり、上記各実施例に係る
木質系造作材は、天然木素材からなる基板2と、基板2
の表面を全体的に被覆する表層3とを備え、表層3は、
木目調整模様等を裏面又は貼着面に印刷してなる焼却廃
棄処分可能なオレフィン樹脂、ポリエチレン樹脂又は繊
維質等の透明シート材料又は透明フィルム材料からな
る。基板2の表面の「照り」や、木理、肌目又は杢目
等、或いは、色合い等は、表層3の印刷4にて調整され
た上で、透明な表層3を通して視認され、材料表面に顕
在化する。
【0031】上記表層3は、木の割裂又は剪断亀裂等を
防止する補強層として機能し且つ印刷4を保護する保護
層として機能するばかりでなく、折曲成形時に木製合板
1の一体性ないし連続性を確保する合板部分連結手段と
して機能する。即ち、木製合板1の折曲成形工程におい
て、表層3に達する概ねV形断面性状の溝5が、出隅部
11に相応する木製合板1の所定部位に刻設されるとと
もに、テーパ面8の底縁部分を拡開するアンダーカット
面9が、V形溝5の底部領域に形成される。木製合板1
は、折曲線X−Xを中心に直角に折曲げられ、溝5によ
って分割された合板部分は、表層3により連続性を保持
し、テーパ面8は相互接着される。各合板部分のアンダ
ーカット面9は、実質的に連続する出隅部11の面下地
を形成し、表層3は、面下地の表面を被覆し、面14を
形成し、かくして、面取り加工及び化粧被覆の双方が、
実質的に同時に出隅部11に施される。
【0032】木製合板1の折曲成形により形成された中
空域には、硬質樹脂発泡材が芯材として注入/充填さ
れ、或いは、木製合板等の比較的高剛性の芯材が基材と
して挿入又は裏打ちされ、かくして、所要の強度又は剛
性を有する軽量且つ一体的な木質系造作材20、30、
40、50が形成される。かかる木質系造作材は、例え
ば、和風建築物の柱形造作材、建具枠部材、鴨居又は敷
居等の各種化粧造作材、或いは、木質系家具の部品/部
材等の素材として任意の形態に比較的容易に形成し得る
設計自由度及び製造自由度を備えた安価な複合素材を構
成する。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲
内で種々の変形又は変更が可能であり、該変形例又は変
更例も又、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、いうまでもない。例えば、上記芯材の成形法とし
て、RIM成形技術等によるエポキシ樹脂射出成形法等
の各種芯材成形法を適宜採用し得る。
【0034】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の上記構成に
よれば、簡易な製造工程且つ低廉な製造コストにて製造
することができるとともに、任意の形態に比較的容易に
形成し得る設計自由度及び製造自由度を備えた建築内装
工事材料又は家具構成部材等の木質系造作材を提供する
ことが可能となる。また、本発明の上記構成によれば、
建築内装工事材料又は家具構成部材等の木質系造作材を
簡単な製造工程且つ低廉な製造コストにより任意の形態
に成形し得る木質系造作材の成形方法を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る木質系造作材の製造
方法を示す木製化粧合板の部分縦断面図である。
【図2】図1に示す成形工程に後続する木質系造作材の
成形工程を示す木製化粧合板の部分縦断面図である。
【図3】図1及び図2に示す成形方法に従って製造され
た長尺造作材の構造を示す縦断面図である。
【図4】図3に示す長尺造作材の全体構造を示す全体斜
視図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る木質系造作材を示す
横断面図であり、木質系造作材は、片開き扉又は両開き
扉のドア開口枠を構成する。
【図6】本発明の第3実施例に係る木質系造作材を示す
縦断面図であり、木質系造作材は、木造住宅等の障子枠
又は襖枠を構成する鴨居及び敷居として成形される。
【図7】従来構造に係る木質系造作材の製造工程を示す
造作材出隅部の縦断面図である。
【図8】他の従来構造に係る木質系造作材の製造工程を
示す造作材出隅部の縦断面図である。
【図9】更に他の従来構造に係る木質系造作材の製造工
程を示す造作材出隅部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 木製合板 2 基板 3 表層 4 印刷 5 V形溝 6 垂直面 7 水平面 8 テーパ面 9 アンダーカット面 10 成形材 11 出隅部 12 角部 13 隅部域 18 芯材、コア、発泡材 20、30、40、50 木質系造作材 X−X 折曲線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に形成したV形溝を介して折曲成形
    された木製合板を有し、該木製合板は、木質系材料から
    なる基材(2) と、該基材の表面を全体的に被覆する表層
    (3) とを備え、該表層は、所定肉厚のシート材料又はフ
    ィルム材料からなり、前記木製合板の出隅部(11)は、前
    記V形溝の底部領域を拡開するアンダーカット面(9) を
    有し、該アンダーカット面は、出隅部の面輪郭を形成す
    る前記表層の面下地を形成し、該表層は、前記面下地に
    着座し、前記出隅部を連続的に被覆することを特徴とす
    る木質系造作材。
  2. 【請求項2】 裏面に形成したV形溝を介して折曲成形
    された木製合板を有し、該木製合板は、天然木素材から
    なる基材(2) と、該基材の表面を全体的に被覆する表層
    (3) とを備え、該表層は、前記基材の木目模様を調整す
    る印刷(4) を基材側貼着面に施した透明又は半透明のシ
    ート材料又はフィルム材料からなり、 前記木製合板の出隅部(11)は、前記V形溝の底部領域を
    拡開するアンダーカット面(9) を有し、該アンダーカッ
    ト面は、出隅部の面輪郭を形成する前記表層の面下地を
    形成し、該表層は、前記面下地に着座し、前記出隅部を
    連続的に被覆することを特徴とする木質系造作材。
  3. 【請求項3】 前記木製合板の折曲成形により形成され
    た中空域には、硬質樹脂発泡材の芯材が形成されること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の木質系造作材。
  4. 【請求項4】 前記V形溝の第1テーパ面に形成された
    角部(12)と、第2側テーパ面(8) に形成された隅部域(1
    3)とを備え、該隅部域は、前記角部を収容し且つ前記角
    部と相補する形態を有し、前記角部及び隅部域は、前記
    出隅部の裏面において整合することを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか1項に記載の木質系造作材。
  5. 【請求項5】 木質系素材からなる基材(2) と、該基材
    の表面を全体的に被覆する表層(3) とを備えた木製合板
    の裏面に対して、該表層に達するV形溝を刻設するとと
    もに、該V形溝の底部領域を拡開し、前記表層の裏面か
    ら離間するアンダーカット面(9) を前記基材に形成し、 前記V形溝の両側の合板部分の一体性を前記表層の連続
    性により確保するとともに、所定の折曲線(X-X) を中心
    に前記木製合板を折曲げ、前記V形溝の各テーパ面(8)
    を相互接着し、 出隅部の面輪郭を形成する面下地を前記アンダーカット
    面により形成するとともに、該面下地を前記表層にて連
    続的に被覆することを特徴とする木質系造作材の成形方
    法。
  6. 【請求項6】 前記木製合板は、天然木素材からなる基
    材(2) と、該基材の表面を全体的に被覆する表層(3) と
    を備え、該表層は、前記基材の木目模様を調整する印刷
    (4) を基材側貼着面に施した透明又は半透明のシート材
    料又はフィルム材料からなることを特徴とする請求項5
    に記載の木質系造作材の成形方法。
  7. 【請求項7】 前記木製合板の折曲成形により形成され
    た中空域に硬質樹脂発泡材を注入し、該発泡材を前記中
    空域に発泡充填することを特徴とする請求項5又は6に
    記載の木質系造作材の成形方法。
  8. 【請求項8】 前記V形溝の第1テーパ面に角部(12)を
    形成し、該角部に相補し且つ該角部を受入れ可能な隅部
    域(13)を前記V形溝(5) の第2テーパ面(8)に形成し、
    折曲成形工程における前記角部及び前記隅部域の整合に
    より各テーパ面の前記アンダーカット面を前記出隅部に
    位置決めし、前記表層が着座可能な前記面下地を前記出
    隅部に形成することを特徴とする請求項5乃至7のいず
    れか1項に記載の木質系造作材の成形方法。
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