JPH05165860A - コンピュータシステムにおける部門別帳票出力方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力帳表の仕訳け時間の短縮、および仕訳け
作業誤りを低減する。 【構成】 帳表作成部１１ａ，１１ｂ，１１ｃに部門別
帳表データＡ，Ｂ，Ｃが、それぞれ供給される。ここで
部門Ｘ，部門Ｙ，部門Ｚのそれぞれの部門コードと、
Ａ，Ｂ，Ｃの部門別帳表データとの部門識別情報を付加
して、帳表形式別帳表ファイル１２ａ，１２ｂ，１２ｃ
に供給して、ここで格納する。格納された部門別帳表デ
ータが付加された部門識別情報にもとづいて部門別帳表
振り分け部１３で振り分けて、部門Ｘ、部門Ｙ、部門Ｚ
毎に部門別帳表ファイル１４ａ，１４ｂ，１４ｃに供給
し、ここから部門Ｘ，部門Ｙ，部門Ｚに仕訳された部門
別帳表データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
に利用し、多数の帳表を部門別に出力するコンピュータ
システムにおける部門別帳票出力方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、コンピュータシステムにおける帳
票出力方式にあって、帳表出力の順序は、予め定められ
た帳表形式順に出力される。この帳表形式順に出力され
た帳表は部門別に人手によって仕訳を行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように従来例のコ
ンピュータシステムにおける帳票出力方式では、全部門
の全帳表を一括出力し、この後、人手によって各部門別
に仕訳している。したがって、多くの時間を費やし、さ
らに、仕訳ミスが発生し易いという欠点がある。

【０００４】本発明の目的は、このような課題を解決
し、出力帳表の仕訳け時間の短縮、および、仕訳け作業
誤りを低減できるコンピュータシステムにおける部門別
帳票出力方式を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のコンピュータシ
ステムにおける部門別帳票出力方式は、供給される部門
別帳表データに部門識別情報を付加して出力する複数の
帳表作成手段と、複数の帳表作成手段のそれぞれの出力
データを対応して格納する複数の格納手段と、複数の格
納手段から読み出した部門別帳表データを、付加された
部門識別情報にもとづいて複数の部門別に振り分けて、
出力する部門別帳表振り分け手段とを備えるものであ
る。

【０００６】さらに、部門識別情報は部門別の部門コー
ドと、部門別帳表データであり、部門別帳表データに先
頭レコードとして付加されることを特徴とするものであ
る。

【０００７】また、部門別帳表振り分け手段で部門別に
振り分けた部門別帳表データを、それぞれ格納する複数
の部門別帳表ファイルを設け、複数の部門別帳表ファイ
ル毎に格納した部門別帳表データを出力することを特徴
とするものである。

【０００８】

【実施例】以下、本発明のコンピュータシステムにおけ
る部門別帳票出力方式の実施例について図面をもとに説
明する。

【０００９】図１は実施例の構成を示している。

【００１０】図１において、この例は、部門Ｘ、部門
Ｙ、部門Ｚの部門別帳表データがＡ，Ｂ，Ｃに区分され
て供給され、以降に説明するように先頭レコードとして
部門識別情報を付加して送出する帳表作成部１１ａ，１
１ｂ，１１ｃと、帳表作成部１１ａ，１１ｂ，１１ｃか
らの出力データを、それぞれ格納する帳表形式別帳表フ
ァイル１２ａ，１２ｂ，１２ｃと、部門別帳表振り分け
部１３と、部門Ｘ，部門Ｙ，部門Ｚに対応して帳表デー
タを格納する部門別帳表ファイル１４ａ，１４ｂ，１４
ｃとから構成されている。

【００１１】次に、この構成の動作について説明する。

【００１２】図２は、部門識別情報の構成を示してい
る。

【００１３】図２において、部門識別情報は部門コー
ド、ここでは、部門Ｘ，部門Ｙ，部門Ｚと、部門別帳表
データＡ，Ｂ，Ｃに対応した帳表形式名Ａ，Ｂ，Ｃから
なる。

【００１４】帳表作成部１１ａ，１１ｂ，１１ｃは、部
門別帳表データＡ、Ｂ、Ｃに部門識別情報を先頭レコー
ドとして付加して帳表形式別帳表ファイル１２ａ，１２
ｂ，１２ｃにそれぞれ送出し、ここで格納される。

【００１５】図３は、帳表作成部１１ａから帳表形式別
帳表ファイル１２ａへの出力データを示している。

【００１６】図３において、部門識別情報における先頭
レコードとして部門Ｘが付され、さらに帳表形式名Ａが
示されるとともに、出力データとなる部門Ｘ向け帳表デ
ータが格納されている。続いて、部門Ｙに帳表形式名Ａ
が示されるともに、部門Ｙ向け帳表データが格納されて
いる。また、部門Ｚに帳表形式名Ａが示されるととも
に、部門Ｚ向け帳表データが格納されている。

【００１７】なお、帳表作成部１１ｂから帳表形式別帳
表ファイル１２ｂへの出力データおよび帳表作成部１１
ｃから帳表形式別帳表ファイル１２ｃへの出力データ
も、帳表形式名Ｂ、Ｃに変更となり、且つ、部門Ｘ、部
門Ｙおよび部門Ｚ向け帳表データの内容が異なる以外は
同様である。

【００１８】部門別帳表振り分け部１３は、帳表形式別
帳表ファイル１２ａ，１２ｂ，１２ｃに格納されたデー
タを順次読み込み、図２に示した部門識別情報にもとづ
いて、部門Ｘ，部門Ｙ，部門Ｚの部門コード別に帳表デ
ータを読み出す帳表形式別帳表ファイル１２ａ，１２
ｂ，１２ｃを決定する。

【００１９】この後、部門別帳表振り分け部１３からの
帳表データを部門Ｘ，部門Ｙ，部門Ｚ毎に部門別帳表フ
ァイル１４ａ，１４ｂ，１４ｃに出力し、ここで格納さ
れる。図４は部門別帳表ファイル１４ａに格納した帳表
データを示している。

【００２０】図４において、部門別識別情報における一
番目の部門Ｘには、帳表形式名Ａに対応した部門Ｘ向け
帳表データが格納され、二番目の部門Ｘには、帳表形式
名Ｂに対応した部門Ｘ向け帳表データが格納されてい
る。さらに三番目の部門Ｘには、帳表形式名ｃに対応し
た部門Ｘ向け帳表データが格納されている。

【００２１】この部門別帳表ファイル１４ａに格納した
帳表データを図示しない印字装置から出力すると、部門
Ｘのみの帳表形式名Ａに対応した部門Ｘ向け帳表デー
タ、帳表形式名Ｂに対応した帳表データ、帳表形式名ｃ
に対応した部門Ｘ向け帳表データが連続して出力される
ことになる。

【００２２】なお、部門別帳表ファイル１４ｂ，１４ｃ
からもそれぞれ部門Ｙ，部門Ｚのみに仕訳した帳表デー
タが出力される。

【００２３】このようにして、部門Ｘ、部門Ｙ、部門Ｚ
別順に帳表データが出力されるため仕訳け作業工数の削
減、仕分けミスが削減される。

【００２４】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のコンピュータシステムにおける部門別帳票出力方式
は、部門識別情報を帳表データに持たせて、部門別帳表
振り分け部が自動的に部門別帳表データを作成するた
め、出力帳表の仕訳け時間の短縮、および、仕訳け作業
誤りを低減できるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のコンピュータシステムにおける部門別
帳票出力方式の実施例における構成を示すブロック図で
ある。

【図２】実施例における部門識別情報の構成を示す図で
ある。

【図３】実施例における帳表作成部からの出力データを
示す図である。

【図４】実施例における部門別帳表ファイルに格納した
帳表データを示す図である。

【符号の説明】

１１ａ，１１ｂ，１１ｃ 帳表作成部 １２ａ，１２ｂ，１２ｃ 帳表形式別帳表ファイル １３ 部門別帳表振り分け部 １４ａ，１４ｂ，１４ｃ 部門別帳表ファイル

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】供給される部門別帳表データに部門識別情
   報を付加して出力する複数の帳表作成手段と、 前記複数の帳表作成手段のそれぞれの出力データを対応
   して格納する複数の格納手段と、 前記複数の格納手段から読み出した部門別帳表データ
   を、付加された部門識別情報にもとづいて複数の部門別
   に振り分けて出力する部門別帳表振り分け手段と、を備
   えるコンピュータシステムにおける部門別帳票出力方
   式。
2. 【請求項２】部門識別情報は部門別の部門コードと、部
   門別帳表データであり、部門別帳表データに先頭レコー
   ドとして付加されることを特徴とするコンピュータシス
   テムにおける部門別帳票出力方式。
3. 【請求項３】請求項１記載の構成に加えて、部門別帳表
   振り分け手段で部門別に振り分けた部門別帳表データ
   を、それぞれ格納する複数の部門別帳表ファイルを設
   け、前記複数の部門別帳表ファイル毎に格納した部門別
   帳表データを出力することを特徴とするコンピュータシ
   ステムにおける部門別帳票出力方式。