JPH08315024A - ダイレクトメール作成システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイレクトメール( ＤＭ) 作成工程が一連に
行え、一括管理されたデータに基づき無駄の無く効率的
かつ誤りの無いＤＭ作成システムを提供すること。 【構成】 データベース構造を成し客の住所, 氏名,Tel
番号等を記憶する顧客データ記憶部２と、店の所在地,T
el番号,FAX番号等を記憶する店舗データ記憶部３と、店
のイベント又は客層に基づくキャッチフレーズを記憶す
るキャッチフレーズ記憶部４と、最新価格を記憶する価
格記憶部５とを有す記憶装置１と、この記憶装置のデー
タを所定の項目に基づき各々を比較処理する対応比較部
１１と、この対応比較部からのデータを基に出力形式に
編集を行う出力イメージ展開部１２とを有して本システ
ムを統括的に制御する制御装置１０と、その出力イメー
ジ展開部からの出力イメージデータを一時記憶する装置
４０と、この出力イメージデータを印刷する印刷装置５
０とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、店舗の顧客管理として
客に送付するダイレクトメール等を作成するためのダイ
レクトメール作成システムに関する。

【０００２】

【従来技術】従来より、顧客データベースのデータを利
用して、顧客の宛先を印刷するダイレクトメール( 以
下、ＤＭとも略す) 作成システムは多数存在している。
しかしながら、これら従来のシステムは店舗ごとに顧客
データを事前に分類してあり、店舗数が少ない場合には
有効に利用できるが、多数の店舗をチェーン展開してい
るような大規模展開事業者の場合には、店舗ごとにＤＭ
を作成すると、１つの顧客宛に複数の店舗から同一な内
容のＤＭが発送されて、ＤＭコストの増加のみならず、
店舗イメージをも低下させるという問題があった。

【０００３】さらに、顧客データを例えば卒業名簿、住
宅台帳、入学名簿などの別なデータを利用する場合に
は、そのデータと近くの店舗を対応させるため、人が分
類する必要があった。

【０００４】また近年、ＤＭには店舗データが文字のみ
ではなく、イラストマップ等の絵柄を有する傾向があ
る。しかし、従来のＤＭの作成においては、先に商品や
イラストマップ等の絵柄を印刷してストックしておき、
その後にその印刷物（または、その印刷を行った封筒）
に対して送り先の宛名を印刷するという別々の工程で作
成される故に、日々変わる頻繁な変化に間に合わずに、
例えば宛名と店舗とが対応しないという問題も発生する
ことがあった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のＤ
Ｍの作成システムは、その作成工程が一連に行われず、
また、顧客または店舗の全体が一括管理されていない故
に、無駄と矛盾が発生するという不具合があった。

【０００６】そこで本発明の目的は、上述の従来のＤＭ
作成システムには無い、ＤＭ作成工程が一連に行われ、
一括管理されたデータに基づき無駄の無い効率的かつ誤
りの無いダイレクトメール作成システムを提供すること
にある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題お
よび不具合を解決し、その目的を達成するために、次の
ような手段を講じている。 （１） 少なくとも顧客の氏名および住所からなる顧客
データを有する顧客データ記憶手段と、少なくとも店の
住所からなる店舗デーダを有する店舗データ記憶手段と
を備え、前記顧客データから選択したダイレクトメール
用の住所と氏名からなる宛先を印刷する場合に、当該宛
先に最も近い住所に存在する店舗データを前記店舗デー
タ記憶手段から検索して、当該宛先と共に前記店舗デー
タの少なくとも一部を同時に印刷することを特徴とする
ダイレクトメール作成システムを提供する。

【０００８】（２） 前記店舗データは、少なくとも一
定の地理的範囲( エリア) を包含する商圏が設定されて
なり、当該地理的範囲と当該顧客の住所との地理的対応
に基づいて検索抽出されることを特徴とする（１）に記
載のダイレクトメール作成システムを提供する。

【０００９】（３） 前記店舗データの地理的範囲は、
当該商圏として、少なくとも市町村名が記録されてな
り、当該顧客住所との地理的対応は前記の市町村名で行
われることを特徴とする（２）に記載のダイレクトメー
ル作成システムを提供する。

【００１０】（４） 前記店舗データ記憶手段は、少な
くとも当該店舗が所在する地域を模式的に図示するイラ
ストマップを画像ベクトルデータとして記憶し、前記ダ
イレクトメールに当該イラストマップを前記宛先に付加
して印刷することを特徴とする（１）に記載のダイレク
トメール作成システムを提供する。

【００１１】（５） 前記宛先および前記店舗データの
印刷と共に、前記ダイレクトメールには対応する商品の
価格を更に印刷することを特徴とする（１）に記載のダ
イレクトメール作成システムを提供する。

【００１２】（６） 前記宛先の１つに対し、複数の店
舗データを前記ダイレクトメールに印刷することを特徴
とする（１）に記載のダイレクトメール作成システムを
提供する。

【００１３】（７） 前記宛先および店舗データの印刷
と共に、当該顧客の少なくとも年齢、性別および職業に
適する所定のキャッチフレーズデータを記憶するキャッ
チフレーズ記憶手段を更に有することを特徴とする、請
求項１に記載のダイレクトメール作成システムを提供す
る。

【００１４】

【作用】上述のような手段を講じることにより、本発明
のダイレクトメール作成システムは次のような作用を奏
する。すなわち、従来のＤＭの作成システムとは異な
り、ＤＭ作成工程は一連の処理により行われ、顧客また
は店舗データは実質的に全体が一括管理される。

【００１５】その結果、データ検索〜印刷出力までのＤ
Ｍ作成が一度にしかもその所用時間が短縮できる。ま
た、複数の店舗からの同一なＤＭの配送も生じず、ＤＭ
業務上の無駄も矛盾も発生しないＤＭ作成システムが実
現する。

【００１６】

【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。 （第１実施例）図１は、本実施例に係わるダイレクトメ
ール作成システムの構成を示す基本構成図である。

【００１７】本システムにおける記憶装置１としては、
相互に関連する各種データが互いにポインタ等で関連付
けられたデータ構造を有する様な、例えばデータベース
(ＤＢ) 構造を成す記憶装置であり、少なくとも次の様
な記憶部から構成されている。

【００１８】すなわち、客の少なくとも住所、氏名、電
話番号、年齢、職業等を記憶する顧客データ記憶部２
と、店の少なくとも所在地、電話番号、FAX 番号等を記
憶する店舗データ記憶部３と、店のイベントまたは客層
に基づく各種キャッチフレーズを記憶するキャッチフレ
ーズ記憶部４と、商品の最新の価格を記憶する価格記憶
部５とから構成されている。

【００１９】そして、上述の記憶装置１は、本システム
を統括的に制御する制御装置１０に接続されている。こ
の制御装置１０は、前記の記憶装置１がデータとして有
する所定の項目に基づいて、それぞれのデータを比較処
理するための対応比較部１１と、前記対応比較部１１か
ら供給されたデータを基にして印刷出力したい出力形式
に編集処理を行う出力イメージ展開部１２とを有してい
る。

【００２０】また、当該システムの外部とのマン・マシ
ンインターフェースをとるための入力装置２０、例え
ば、本システムに所望の動作を指示するためのコマンド
を入力するキーボードと、出力装置として、視覚的に編
集イメージを確認するためモニタ画面を有しグラフィッ
ク機能を有するディスプレイ装置等のモニタ３０とを備
えている。

【００２１】前述の出力イメージ展開部１２から出力さ
れた出力イメージは、所望により一時的に記憶するため
のフロッピーディスク( ＦＤと略す) 等の一時記憶装置
４０に記録保存できる。

【００２２】また、上述の一時記憶装置４０を経由した
出力イメージデータは、印刷装置５０によって順次に印
刷出力される。なお、この印刷装置５０として本実施例
では、Indigo社製の「Ｅ-Print」印刷機を出力用の印刷
装置として採用している。この印刷装置５０は、その特
有なポリマー粒子から成るインキ材を用いている。この
種のインキが加熱により瞬時にインキフィルム状に変化
し用紙に印刷イメージを転写すると、そのインキフィル
ムは完全にブランケットから剥離しその後には何も残ら
ないため、次なる印刷イメージのインキ塗布が即座に可
能である。このような特性により、１回１回の印刷処理
毎に異なる絵柄の印刷物が連続的に出力可能であるとい
う特徴を有している。

【００２３】詳しくは、この印刷装置５０は６色までの
カラー印刷が可能な枚葉紙デジタルオフセット印刷機で
あり、その用途としては例えば、本のような１ページ毎
に異なる印刷物を連続的に印刷し、所望によりその製本
を即座に自動的にできる点にその最大の利用価値があ
る。

【００２４】この本システムの印刷装置５０として採用
する「Ｅ-Print」印刷機の主な構成としては、次のよう
な主要な部位から成っている。すなわち、印刷装置５０
は、印刷情報記憶部と、濃度−網点換算基本情報記憶部
と、フォントデータ( ベクトルデータ) 記憶部と、イン
キ濃度情報記憶部とから成る印刷手段記憶手段５１と、
印刷情報入力部と、露光情報演算部と、露光装置制御部
と、インキング装置制御部と、印刷用紙制御部とから成
る演算手段５２と、イメージを露光する露光装置５３
と、ブランケットにインキを塗布するインキング装置５
４と、印刷用の新しい紙を順次供給する給紙装置５５
と、その紙を印刷機構の所定位置に運び入れる搬送装置
５６と、印刷済みの紙を順次排出する排紙装置５７とか
ら構成されている。

【００２５】ここで、近日開催される「大感謝セール」
の準備の１つとして例えば、ある１つの様式のダイレク
トメールを作成しようとする場合を想定する。まず、そ
のセールを行おうとする店舗を特定し、店舗名をキーイ
ンすると、店舗データ記憶部３からその該当する店舗に
関する文字データと、その店舗周辺の地図をイラストで
表すためベクトルデータで保持された画像データと、当
該店舗の商圏エリアに関する（市町村名番地）データと
がそれぞれサーチ・アクセスされる。

【００２６】文字データと画像データとは制御装置１０
の出力イメージ展開部１２に入力され、マップおよび店
名、住所、電話番号等の情報が視覚的なイメージに展開
される。一方、制御装置１０の対応比較部１１は、顧客
データ記憶部２に保持された多数の顧客データの中か
ら、その商圏エリアを特定する住所である市町村名をキ
ーにして検索することにより、当該店舗の商圏エリア内
に居住する顧客が特定され、それらの顧客データが出力
イメージ展開部１２に入力される。

【００２７】このように、必要とする各種データが入力
された出力イメージ展開部１２では、所望の出力イメー
ジを入力装置２０からのキーイン動作およびモニタ３０
上に表示された出力イメージレイアウトを適宜に編集す
る。この様に、多数の顧客宛のＤＭのあて先および氏名
のみならず、当該店舗の所在を地図で表すイラストマッ
プを印刷する位置に関するレイアウトが確定する。

【００２８】次に、出力イメージ展開部１２はさらに、
当該セールのためのＤＭが効果的なものにするために、
顧客の性別および年齢に対応する様なキャッチフレーズ
を、商品名とともにキャッチフレーズ記憶部４から入力
すると共に、それら商品名に対応するセール価格データ
を価格記憶部５から入力する。そしてＤＭの内容として
のセール商品の一覧表となる広告情報を編集してＤＭ内
容のレイアウトを完成する。

【００２９】その後は、記憶装置１から供給されるデー
タに従って、順次に顧客毎に所定のレイアウトに従った
ＤＭ用の出力イメージが一時記憶装置４０を経由して、
印刷装置５０に入力され、印刷物６０として印刷されて
出力される。

【００３０】なお、この一時記憶装置４０としては、そ
の磁気記録媒体としてフロッピーディスクドライバ( Ｆ
Ｄ) であってもよい。また、印刷装置５０は、例えば、
連続的に異なる出力イメージを印刷できるような（枚葉
紙）デジタルオフセット印刷機である必要があり、従っ
て本実施例においては、”Ｅ-Print”という印刷装置５
０を印刷手段として採用している。

【００３１】次に、上述の印刷装置によって作成される
印刷物６０の実際のＤＭの例をそれぞれ説明する。図２
( ａ) には、ダイレクトメールが封筒の場合の例が示さ
れている。封書形式のＤＭを顧客へ送付する場合には、
所定の内容が印刷された少なくとも１枚のちらし広告８
０を、図の様に三つに折り曲げて封筒の中に入れて封を
する。

【００３２】この封筒のおもて側には、送付したい顧客
の住所、郵便番号、顧客名のほかに、この顧客の住所に
最も近い所に存在する店舗の名称や所在地などを示した
店データ７０が付記される。この例の場合は、イラスト
マップが氏名の右下近傍に１つの店データの例として印
刷されている。

【００３３】図２( ｂ) は、上述のメールのおもてに付
記されているイラストマップを拡大して示している。す
なわち、このマップには最寄りの駅を起点とした目的地
（即ち、当該店舗）へ行くために手がかりとなる地理的
位置が駐車場と共に図示されている。また、店舗名と電
話番号のほかにも、「春のセール」等のキャッチを所望
により付加している。

【００３４】また、図２( ｃ) には、ダイレクトメール
がハガキ形式（( ＯＰ) メール）の場合の例が示されて
いる。ＯＰメールは、粘着可能なのり代９０が周囲に設
けられた薄いフィルム状のシートが、このハガキのうら
側に見開き状態に形成されたものであり、この見開き部
分にＤＭとしての内容（不図示）を印刷した後、のり代
９０で閉じ合わせてハガキのサイズに納める形式のメー
ルである。

【００３５】図示した例においては、ハガキのおもて側
に送付したい顧客の住所、郵便番号、顧客名のほかに、
やはり前述の図２( ｂ) に示したイラストマップが付加
され、この顧客の住所に最も近い所に在る店舗の所在を
店データ７０としてマップが住所の下に印刷されてい
る。

【００３６】次に、図３( ａ) 〜図３( ｃ) には、ダイ
レクトメールとして住所・氏名等のあて先が記載され、
かつチラシの内容も１枚の中に一体化されて印刷される
例が示されている。

【００３７】図３( ａ) が示すように、１枚からなるチ
ラシ用紙の少なくとも片面には顧客に提供したい情報と
しての、各種商品（商品１、商品２、商品３、・・・）
の各名称または写真と、それらに対応する価格が印刷さ
れている、また、図示のように、この用紙の上部１／３
には、このＤＭを送付したい顧客の住所、郵便番号、顧
客名と共に、この顧客の住所に最も近い所に在る店舗の
所在を示すイラストマップが氏名の右下近傍に店データ
７０として印刷されている。

【００３８】また、下部１／３の用紙の周囲には粘着可
能なのり代９０が設けられている。次の図３( ｂ) は、
印刷されたこのチラシを３つ折りにした状態を示してい
る。図のようにあて先を印刷した面をおもてにして折り
曲げられ、前述の所定部分に粘着可能に設けられたこの
のり代９０の張り合わせによって、次の図３( ｃ）に示
すような簡易な形態の封書ができあがることがわかる。

【００３９】（変形実施例）以上のように、本発明に関
わるＤＭ作成システムによって印刷され得るＤＭの形態
は、郵送（ メール) を目的とする定型ハガキや定型封
書などがあるが、それ以外にも様々な大きさや形のＤＭ
が考えられる。

【００４０】例えば、図４( ａ) に示された例は、店舗
の位置を示すイラストマップを含むダイレクトメールの
例を示している。この例の特徴は、用紙の中央付近には
点線で示す様なミシン目が入れられている。したがっ
て、二つ折りに折り曲げ易く、または所望により２つに
切り放し易く加工されている。この形態のＤＭは非定型
のメールとしても使用できるが、切り放さずにそのまま
大型封筒の表側に貼って用いてもよい。

【００４１】また、下側に印刷された「差し出し日
付」、「店名」、「TEL 」、「FAX 」およびこの店舗が
在る付近の「イラストマップ」等の情報が一体となった
編集により、保存可能な店舗情報のメモとしても使え
る。

【００４２】さらに図４( ｂ) には、商品写真を印刷し
たチラシの例が示されている。この例は変化の激しい商
品と、その価格の変動にも対応できるような印刷物の実
例である。

【００４３】図に示すような、ある短期間に開催される
商品の「大感謝セール」に関するチラシは、新聞折込み
広告や、ＤＭの同封物等の形で印刷と共にその店舗の商
圏内の各戸に配達される。この意味では前述のＤＭと異
なり不特定な相手に配布され得る形態のメールに似てい
る。よって、この様なチラシの場合、店舗としては不特
定な相手であっても単発的に開催するような当該セール
に対する顧客を開拓するための客寄せ用のチラシとして
も使える。

【００４４】なお、本システムの記憶装置としては、デ
ータベース( ＤＢ) であるが、特に例えばリレーショナ
ル・データベースでも可能である。その他、本発明のシ
ステムに関する実施例としては、以上に述べた実施例以
外にも、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形実
施が可能である。

【００４５】以上、本発明の実施例に基づいて説明した
が、本明細書中には以下の発明の要旨が含まれている。 ( １) 少なくとも顧客の氏名および住所からなる顧客
データを有する顧客データ記憶手段と、少なくとも店の
住所からなる店舗デーダを有する店舗データ記憶手段と
を備え、前記顧客データから選択したダイレクトメール
用の住所と氏名からなる宛先を印刷する場合に、当該宛
先に最も近い住所に存在する店舗データを前記店舗デー
タ記憶手段から検索して、当該宛先と共に前記店舗デー
タの少なくとも一部を同時に印刷することを特徴とする
ダイレクトメール作成システムについて教示している。

【００４６】その作用効果１： 宛先と店舗データを同
時に印刷することにより、印刷工程が一度で完了し所要
時間が短縮される。 ( ２) 前記店舗データは、少なくとも一定の地理的範
囲( エリア) を包含する商圏が設定されてなり、当該地
理的範囲と当該顧客の住所との地理的対応に基づいて検
索抽出されることを特徴とする( １) に記載のダイレク
トメール作成システムについて教示している。

【００４７】その作用効果２： 店舗の所在を示すイラ
ストデータを顧客の住所に近い店舗データから検索して
印刷することにより、最も近い店舗についてのＤＭが一
元的に送付され、重複した送付が避けられる。

【００４８】( ３) 前記店舗データの地理的範囲は、
当該商圏として、少なくとも市町村名が記録されてな
り、当該顧客住所との地理的対応は前記の市町村名で行
われることを特徴とする( ２) に記載のダイレクトメー
ル作成システムについて教示している。

【００４９】その作用効果３： 検索キーとして市町村
名で検索されることにより、住所の共通な部分が検索条
件として使える。 ( ４) 前記店舗データ記憶手段は、少なくとも当該店
舗が所在する地域を模式的に図示するイラストマップを
画像ベクトルデータとして記憶し、前記ダイレクトメー
ルに当該イラストマップを前記宛先に付加して印刷する
ことを特徴とする( １) に記載のダイレクトメール作成
システムについて教示している。

【００５０】その作用効果４： イラストマップに関す
るデータはそのマップを描くために必要となる最少ない
ベクトルデータであるために、データ量の増大が防げ
る。 ( ５) 前記宛先および前記店舗データの印刷と共に、
前記ダイレクトメールには対応する商品の価格を更に印
刷することを特徴とする( １) に記載のダイレクトメー
ル作成システムについて教示している。

【００５１】その作用効果５： 変化しやすい商品価格
に関する印刷が一元的に即座に行われるので、その都度
必要な枚数だけ印刷でき無駄がない。また、新旧の価格
のまちがいが防げる。

【００５２】( ６) 前記宛先の１つに対し、複数の店
舗データを前記ダイレクトメールに印刷することを特徴
とする( １) に記載のダイレクトメール作成システムに
ついて教示している。

【００５３】その作用効果６： 所望により同じ顧客へ
の１通のＤＭ上に複数の店舗データも記載できるので、
ＤＭ作成コストの削減と、運用の自由度が向上する。 ( ７) 前記宛先および店舗データの印刷と共に、当該
顧客の少なくとも年齢、性別および職業に適する所定の
キャッチフレーズデータを記憶するキャッチフレーズ記
憶手段を更に有することを特徴とする( １) に記載のダ
イレクトメール作成システムについて教示している。

【００５４】その作用効果７： 顧客個人個人に対して
最適で細かいＤＭ内容に豊富さを有する作成が可能にな
るので、顧客に対するＤＭの商業的効果の向上が期待で
きる。

【００５５】

【発明の効果】以上、本発明によれば、従来のダイレク
トメールの作成における作成工程のみならず、その作成
の自由度においても従来に増してさらに向上した運用が
可能である。その結果、データ検索〜印刷出力までのＤ
Ｍ作成が一度に、しかもその所用時間が短縮できるのみ
ならず、複数の店舗からの同一なＤＭの配送も生じず、
ＤＭ作成業務上の無駄も矛盾も発生しない。

【００５６】また、本発明のシステムが行うＤＭ作成に
関する（レイアウト変更等の）自由度が高い故に、ＤＭ
作成に要するコストと、そのＤＭ発送による商業的効果
においても良好なコストパーフォーマンスを得ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係わるダイレクトメール作成システ
ムの構成図。

【図２】 ( ａ) はダイレクトメールが封筒の場合の概
念図、( ｂ) はメール状に記されているイラストマップ
の拡大図、( ｃ) はダイレクトメールがハガキ( ＯＰ)
メールの場合の概念図。

【図３】 ( ａ) はダイレクトメールの１枚のチラシの
例を示す図、( ｂ) はこのチラシを三つ折りにした状態
を示す図、( ｃ) はこのチラシを貼り合わせたダイレク
トメールのおもての図。

【図４】 ( ａ) はイラストマップを有するダイレクト
メールの図、( ｂ) は商品写真と価格を印刷したチラシ
の例を示す図。

【符号の説明】

１…記憶装置( ＤＢ) ，２…顧客データ記憶部，３…店
舗データ記憶部，４…キャッチフレーズ記憶部，５…価
格記憶部，１０…制御装置( ＣＰＵ) ，１１…対応比較
部，１２…出力イメージ展開部，２０…入力装置，３０
…モニタ，４０…一時記憶部，５０…印刷装置(E-Prin
t)，５１…印刷手段記憶手段，５２…演算手段，５３…
露光装置，５４…インキング装置，５５…給紙装置，５
６…搬送装置，５７…排出装置，６０…印刷物( ＤＭ)
，７０…店データ( イラストマップ) ，８０…チラシ
広告，９０…のり代( 貼着部) 。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも顧客の氏名および住所からな
   る顧客データを有する顧客データ記憶手段と、 少なくとも店の住所からなる店舗デーダを有する店舗デ
   ータ記憶手段とを備え、 前記顧客データから選択したダイレクトメール用の住所
   と氏名からなる宛先を印刷する場合に、当該宛先に最も
   近い住所に存在する店舗データを前記店舗データ記憶手
   段から検索して、当該宛先と共に前記店舗データの少な
   くとも一部を同時に印刷することを特徴とするダイレク
   トメール作成システム。
2. 【請求項２】 前記店舗データは、少なくとも一定の地
   理的範囲( エリア)を包含する商圏が設定されてなり、
   当該地理的範囲と当該顧客の住所との地理的対応に基づ
   いて検索抽出されることを特徴とする、請求項１に記載
   のダイレクトメール作成システム。
3. 【請求項３】 前記店舗データの地理的範囲は、当該商
   圏として、少なくとも市町村名が記録されてなり、当該
   顧客住所との地理的対応は前記の市町村名で行われるこ
   とを特徴とする、請求項２に記載のダイレクトメール作
   成システム。
4. 【請求項４】 前記店舗データ記憶手段は、少なくとも
   当該店舗が所在する地域を模式的に図示するイラストマ
   ップを画像ベクトルデータとして記憶し、前記ダイレク
   トメールに当該イラストマップを前記宛先に付加して印
   刷することを特徴とする、請求項１に記載のダイレクト
   メール作成システム。
5. 【請求項５】 前記宛先および前記店舗データの印刷と
   共に、前記ダイレクトメールには対応する商品の価格を
   更に印刷することを特徴とする、請求項１に記載のダイ
   レクトメール作成システム。
6. 【請求項６】 前記宛先の１つに対し、複数の店舗デー
   タを前記ダイレクトメールに印刷することを特徴とす
   る、請求項１に記載のダイレクトメール作成システム。
7. 【請求項７】 前記宛先および店舗データの印刷と共
   に、当該顧客の少なくとも年齢、性別および職業に適す
   る所定のキャッチフレーズデータを記憶するキャッチフ
   レーズ記憶手段を更に有することを特徴とする、請求項
   １に記載のダイレクトメール作成システム。