JP2004133658A - 設計システム、設計プログラム、設計データ管理方法 - Google Patents

設計システム、設計プログラム、設計データ管理方法 Download PDF

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JP2004133658A
JP2004133658A JP2002297113A JP2002297113A JP2004133658A JP 2004133658 A JP2004133658 A JP 2004133658A JP 2002297113 A JP2002297113 A JP 2002297113A JP 2002297113 A JP2002297113 A JP 2002297113A JP 2004133658 A JP2004133658 A JP 2004133658A
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Daisuke Imamura
今村 大祐
Kentaro Watanabe
渡辺 健太郎
Itaru Nakada
中田 到
Yutaka Yadoiwa
宿岩 豊
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Abstract

【課題】DTPなどによって作成される設計データを有効に利用し、設計の効率を向上させることを可能にする。
【解決手段】ユニット分割部26aは、商品についての印刷物用の設計データをユニットに分割し、この分割されたユニットに含まれるレイアウトデータとユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成し、このユニット保管データとレイアウトデータ中で用いられるデータのファイルとに対して、商品に対応する一意に決定される識別データ(ID)を、保存場所を示すフォルダ名あるいはファイル名として付加する。ユニット分割部26aは、識別データに応じて付加されたフォルダ名あるいはファイル名に応じて、ユニットデータ34aをユニットデータベース34に保存する。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DTP(Desktop Publishing)により作成された設計データを扱う設計システム、設計プログラム、設計データ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、DTPなどで作成された印刷物(出版物)のデザインやレイアウトを定義する設計データの保管方法としては、印刷物で使用される素材単位(テキストや画像、イラストの各データが独立してファイル化された状態)での保存か、最終的に使用される状態、例えば校了後の印刷データでの保存が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように素材単位でデータ(素材データ)の保存を行っている場合には、以下のような問題点があった。
【0004】
第1に、以前と同じデザインによって印刷物を作成したい場合、素材データを再利用することができるものの、デザインについては同じデザイン作業が必要となる。
【0005】
第2に、デザイン、レイアウト、校正などの作業工程において、素材に対して修正などがあった時、常に最新の素材のデータを保存している場合には、修正前のイラストや画像データを使用することができない。
【0006】
第3に、常に全ての最新の素材データを保存している場合、1つのデザインに対して複数の素材データが保存されることになり、素材データを流用しようとしても、あるデザインに対して何れの素材データを流用すべきかを容易に判断することが困難となっている。
【0007】
また、最終的に使用される印刷データなどで保存を行っている場合には、以下のような問題があった。
【0008】
第1に、多数保存されている印刷データから、印刷内容である例えば商品をもとに必要とする印刷データを探し出すのが困難である。
【0009】
第2に、利用したいレイアウトで使用されている画像やイラストなどの素材データなどを取り出すのが困難である。
【0010】
第3に、設計データを作成するための参考として、レイアウト上で表現されていない情報が必要な場合、別途管理された情報から必要な情報を探し出して、印刷あるいは表示させるなどして参照する必要がある。
【0011】
このように従来の設計データの管理では、保存してある素材データあるいは印刷データから流用しようとする必要なデータを簡単に検索することができないために、保存してあるデータを設計効率の向上に有効利用することが十分にできなかった。
【0012】
本発明は前記のような事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、DTPなどによって作成される設計データを有効に利用し、設計の効率を向上させることが可能な設計システム、設計プログラム、設計データ管理方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するものであり、請求項1の発明は、商品についての印刷物用の設計データをユニットとして分割するユニット分割手段と、前記ユニット分割手段によって分割されたユニットに含まれるレイアウトデータと、前記ユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成するユニット保管データ生成手段と、前記レイアウトデータ中で用いられるデータのファイルと前記ユニット保管データ生成手段によって生成されたユニット保管データとを、前記商品に対応する一意に決定される識別データを付加してユニットデータとして保存する保存手段とを具備したことを特徴としたものである。
【0014】
本発明の請求項2の発明は、商品に関するデータを商品に固有の識別データを含めて登録する商品情報管理手段と、前記商品情報管理手段によって登録された商品についての印刷物を掲載する媒体に関するデータを登録する媒体情報管理手段と、前記媒体情報管理手段によってデータが登録された媒体に掲載させる商品を、前記商品情報管理手段によってデータが登録された商品から選定させて登録する商品選定手段と、前記商品選定手段によって登録された商品が示す識別データに対応するユニットデータを前記保存手段によって保存されたユニットデータから検索するユニットデータ検索手段と、前記ユニットデータ検索手段によって検索されたユニットデータを、前記商品選定手段によって選択された商品についての印刷物用の設計データを作成するために提供するユニットデータ提供手段とを具備したことを特徴としたものである。
【0015】
本発明の請求項3の発明は、ユニットデータ中の特定のデータと前記商品情報管理手段によって登録された商品に関する商品データとを関連付ける関連付け手段と、前記ユニットデータに対する変更を前記関連付け手段によって関連付けられた商品データに反映させる第1の反映手段とを具備したことを特徴としたものである。
【0016】
本発明の請求項4の発明は、前記商品情報管理手段によって登録された商品に関する商品データに対する変更を前記関連付け手段によって関連付けられたユニットデータ中の特定のデータに反映させる第2の反映手段とを具備したことを特徴としたものである。
【0017】
本発明の請求項5の発明は、前記ユニット保管データ生成手段によって生成されたユニット保管データ毎に、前記レイアウトデータと前記付属データとを表示するユニット表示手段と、前記ユニット表示手段によって表示された前記レイアウトデータあるいは前記付属データに対して編集を行う編集手段とを具備し、前記第1の反映手段は、前記編集手段によって前記レイアウトデータあるいは前記付属データが編集された前記ユニットデータを、前記関連付け手段によって関連付けられた商品データに反映させることを特徴としたものである。
【0018】
本発明の請求項6の発明は、前記レイアウトデータと、このレイアウトデータ中で用いられるデータをもとに、プレビュー用のデータを生成するプレビュー用データ生成手段を具備し、前記保存手段は、前記プレビュー用データ生成手段によって生成されたプレビュー用データを前記ユニットデータに含めて保存することを特徴としたものである。
【0019】
本発明の請求項7の発明は、前記媒体情報管理手段によって登録された媒体における、商品についての印刷物を掲載すべきレイアウトを表示するレイアウト表示手段と、前記レイアウト表示手段によってレイアウトが表示された媒体に対応する、前記商品選定手段によって登録された商品について一覧表示する商品表示手段と、前記商品表示手段によって表示された商品に対する、前記レイアウト表示手段によって表示されたレイアウトにおける位置の指定を入力する位置指定入力手段と、前記位置指定入力手段によって位置の指定が入力された商品について、この商品に対応する前記保存手段によって保存されたユニットデータをもとに、前記レイアウトにおける位置を設定するレイアウト位置設定手段とを具備したことを特徴としたものである。
【0020】
本発明の請求項8の発明は、前記レイアウト位置設定手段によって設定された商品の前記レイアウトにおける位置に応じて、当該商品に対応する前記保存手段によって保存されたユニットデータをもとに、前記媒体に掲載される商品についての印刷物用の設計データを生成する設計データ生成手段を具備したことを特徴としたものである。
【0021】
本発明の請求項9の発明は、前記レイアウト位置設定手段によって設定された商品の前記レイアウトにおける位置に応じて、当該商品についての印刷物の前記媒体における掲載位置を表すインデックスデータを生成するインデックスデータ生成手段を具備したことを特徴としたものである。
【0022】
本発明の請求項10の発明は、コンピュータを、商品についての印刷物用の設計データからグループ化されたデータをユニットとして分割するユニット分割手段と、前記ユニット分割手段によって分割されたユニットに含まれるレイアウトデータと、前記ユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成するユニット保管データ生成手段と、前記レイアウトデータ中で用いられるデータのファイルと前記ユニット保管データ生成手段によって生成されたユニット保管データとを、前記商品に対応する一意に決定される識別データを付加してユニットデータとして保存する保存手段とに機能させるとしたものである。
【0023】
本発明の請求項11の発明は、コンピュータを、商品に関するデータを商品に固有の識別データを含めて登録する商品情報管理手段と、前記商品情報管理手段によって登録された商品についての印刷物を掲載する媒体に関するデータを登録する媒体情報管理手段と、前記媒体情報管理手段によってデータが登録された媒体に掲載させる商品を、前記商品情報管理手段によってデータが登録された商品から選定させて登録する商品選定手段と、前記商品選定手段によって登録された商品について作成された印刷物用の設計データをユニットとして分割するユニット分割手段と、前記ユニット分割手段によって分割されたユニットに含まれるレイアウトデータと、前記ユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成するユニット保管データ生成手段と、前記レイアウトデータ中で用いられるデータのファイルと前記ユニット保管データ生成手段によって生成されたユニット保管データとを、前記商品に対応する一意に決定される識別データを付加してユニットデータとして保存する保存手段と、前記商品選定手段によって登録された商品が示す識別データに対応するユニットデータを前記保存手段によって保存されたユニットデータから検索するユニットデータ検索手段と、前記ユニットデータ検索手段によって検索されたユニットデータを、前記商品選定手段によって選択された商品についての印刷物用の設計データを作成するために提供するユニットデータ提供手段とに機能させるとしたものである。
【0024】
本発明の請求項12の発明は、商品についての印刷物用の設計データからグループ化されたデータをユニットとして分割し、この分割されたユニットに含まれるレイアウトデータと、前記ユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成し、この生成されたユニット保管データと前記レイアウトデータ中で用いられるデータのファイルとを、前記商品に対応する一意に決定される識別データを付加してユニットデータとして保存することを特徴としたものである。
【0025】
請求項1,10,12に記載の発明によれば、商品についての印刷物用として作成された設計データが例えばグループ化されたデータ関係などをもとにユニット分割手段によってユニットとして分割され、このユニット分割手段によって分割されたユニットについて、ユニットに含まれるレイアウトデータとユニットに関連付けられた付属データ(例えば、レイアウト上には表れないデータなど)とを含むユニット保管データがユニット保管データ生成手段によって生成され、レイアウトデータ中で用いられるデータのファイルとユニット保管データとが、商品に対応する一意に決定される識別データ(例えば、商品に対して予め設定されている商品ID)が例えばファイルの保存場所を表すフォルダ名、ファイル名として付加されてユニットデータとして保存される。
【0026】
請求項2,11に記載の発明によれば、商品情報管理手段によって商品に関するデータが商品に固有の識別データ(例えば、商品ID)を含めて登録され、媒体情報管理手段によって商品についての印刷物を掲載する媒体に関するデータが登録され、商品選定手段によって媒体に掲載させる商品が、商品情報管理手段によって登録された商品から選択されて登録される。ユニットデータ検索手段により、商品選定手段によって登録された商品が示す識別データに対応するユニットデータが保存手段によって保存されたユニットデータから検索され、このユニットデータがユニットデータ提供手段により、商品選定手段によって選択された商品についての印刷物用の設計データを作成するために提供される。
【0027】
請求項3に記載の発明によれば、関連付け手段によってユニットデータ中の特定のデータと商品情報管理手段によって登録された商品に関する商品データとが関連付けられることにより、設計データ生成手段によって作成されたユニットデータが関連付け手段によって関連付けられた商品データに反映される。
【0028】
請求項4に記載の発明によれば、関連付け手段によってユニットデータ中の特定のデータと商品情報管理手段によって登録された商品に関する商品データとが関連付けられることにより、前記商品情報管理手段によって登録された商品に関する商品データに対する変更が前記関連付け手段によって関連付けられたユニットデータ中の特定のデータに反映される。
【0029】
請求項5に記載の発明によれば、ユニット表示手段により、ユニット保管データ生成手段によって生成されたユニット保管データ毎にレイアウトデータと付属データとが表示され、この表示されたレイアウトデータあるいは付属データに対して編集手段により編集が行われ、この編集されたレイアウトデータあるいは付属データが第1の反映手段により商品データに反映される。
【0030】
請求項6に記載の発明によれば、レイアウトデータと、このレイアウトデータ中で用いられるデータをもとに、プレビュー用データ生成手段によりプレビュー用のデータが生成され、保存手段により、プレビュー用データ生成手段によって生成されたプレビュー用データがユニットデータに含めて保存される。
【0031】
請求項7に記載の発明によれば、媒体情報管理手段によって登録された媒体における、商品についての印刷物を掲載すべきレイアウトがレイアウト表示手段により表示され、レイアウト表示手段によってレイアウトが表示された媒体に対応する商品選定手段によって登録された商品について商品表示手段によって一覧表示され、商品表示手段によって表示された商品に対するレイアウト表示手段によって表示されたレイアウトにおける位置の指定が位置指定入力手段により入力されると、この位置の指定が入力された商品について、この商品に対応するユニットデータをもとに、レイアウトにおける位置がレイアウト位置設定手段により設定される。
【0032】
請求項8に記載の発明によれば、レイアウト位置設定手段によって設定された商品のレイアウトにおける位置に応じて、当該商品に対応する保存手段によって保存されたユニットデータをもとに、媒体に掲載される商品についての印刷物用の設計データが設計データ生成手段により生成される。
【0033】
請求項9に記載の発明によれば、レイアウト位置設定手段によって設定された商品のレイアウトにおける位置に応じて、当該商品についての印刷物の媒体における掲載位置を表すインデックスデータがインデックスデータ生成手段により生成される。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる設計システムのシステム構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態における設計システムは、データベースシステム16を実現するサーバ10と、このサーバ10とネットワークを介して接続されたパーソナルコンピュータなどにより構成されるクライアント端末12により構成される。
【0035】
データベースシステム16は、各種データを蓄積するデータベース20と、データベース20を管理するデータベース管理部22により実現される(詳細については後述する)。クライアント端末12からは、例えばWebブラウザプログラムを通じてデータベース管理部22が利用され、データベース20に対するデータの検索や登録などが実行される。
【0036】
クライアント端末12は、DTP(Desktop Publishing)プログラムにより実現されるDTP機能部24によって、キーボードやマウスなどの入力装置から入力された指示に応じて、表示装置の画面上で印刷物などの設計データ(DTPデータ)を作成する機能を提供する。また、クライアント端末12のDTP機能部24は、DTPクライアント部26及びコマ割部28が提供する機能により、データベースシステム16を利用して商品についての情報を媒体に掲載する紙面のデザインやレイアウトなどを定義する設計データを作成することができる。なお、各機能部の詳細については後述する。
【0037】
サーバ10におけるデータベース16は、クライアント端末12にだけに限らず他のクライアント端末14…などによって、ネットワークを通じて共用することができる。また、図1に示す設計システムでは、サーバ10とクライアント端末12により実現されるものとしているが、スタンドアロンの例えばパーソナルコンピュータなどによって実現することも可能である。
【0038】
図1におけるサーバ10、クライアント端末12,14…は、例えばCD−ROM、DVD、磁気ディスク等の記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって実現される。
【0039】
図2は、図1に示すシステム構成により実現される設計システムの機能構成を示すブロック図である。図2に示す各機能は、それぞれに対応するプログラムが実行されることにより、サーバ10あるいはクライアント端末12において実現される。
図2に示すように、本実施形態における設計システムは、データベース20、データベース管理部22、DTPクライアント部26、DTP機能部24、コマ割部28が設けられている。
【0040】
データベース20は、DTP機能部24によって作成される印刷物の内容に関係する商品についての商品情報データ30aが登録される商品データベース30と、DTP機能部24によって作成された設計データをもとに印刷される印刷物を掲載する形態、例えば求人広告誌、カタログ冊子、チラシなど(以下、これらを媒体と称する)に関するデータが登録される媒体データベース32と、設計データをもとにして生成されるユニットデータ34aや、媒体における商品(商品に対応するユニットデータ)の掲載位置を表すコマ割情報34bなど各種データが登録されるユニットデータベース34などが設けられる。
【0041】
データベース管理部22には、商品情報管理部22a、媒体情報管理部22b、商品選定部22cなどの機能が設けられる。
商品情報管理部22aは、商品データベース30に登録される商品情報データ30aの管理(登録、読み出し、修正等)を行なうもので、商品に関するデータを商品に固有の識別データ(任意に設定されるID)を含めて登録する。
【0042】
媒体情報管理部22bは、媒体データベース32の媒体データ32aの管理を行なうもので、商品情報管理部22aによって商品データベース30に登録された商品(商品情報データ30a)についての印刷物を掲載する媒体に関するデータを登録する。
【0043】
商品選定部22cは、媒体データベース32の掲載スケジュールデータ32bの管理を行なうもので、媒体情報管理部22bによってデータが登録された媒体に掲載させる商品を、商品情報管理部22aによって商品情報データ30aが登録された商品から選定させて登録する。
【0044】
DTP機能部24は、キーボードやマウスなどの入力装置から入力された指示に応じて、表示装置の画面上で印刷物などのデザインやレイアウトなどを定義するDTPデータを作成する。DTP機能部24は、商品データベース30に登録された商品についてのDTPデータを作成する場合、この商品に対応するユニットデータベース34に登録されたユニットデータ34aを利用することができる。
【0045】
DTPクライアント部26には、ユニット分割部26a、ユニットアップロード部26b、ユニットダウンロード部26c、ページアップ部26dなどの機能が設けられる。
【0046】
ユニット分割部26aは、DTP機能部24によって作成されたDTPデータ(商品についての印刷物用の設計データ)をもとにユニットデータを生成するもので、DTPデータを例えばDTPデータ中に含まれる各種のデータに対するグループ化の関係などをもとにしてユニットとして分割する。そして、ユニット分割部26aは、ユニットに含まれるレイアウトデータと、ユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成し、さらにレイアウトデータ中で用いられるデータのファイルとユニット保管データとを、商品に対応する一意に決定される識別データ、例えば商品に対して予め設定されているIDをファイルの保存場所を表すフォルダ名、ファイル名として付加する。なお、レイアウトデータは、印刷に用いられる文字、イラスト、画像などの紙面上における位置の定義や、文字、イラスト、画像などのデータファイルの指定などが含まれている。また、ユニットに関連付けられた付属データは、DTP機能部24により作成/編集可能なデータ、例えばテキストデータであり、DTPデータに基づいて印刷が実行された場合に紙面上には表現されないデータである。
【0047】
ユニットアップロード部26bは、ユニット分割部26aによって生成されたユニットデータ34aを、このユニットデータ34aに付加された例えばファイルの保存場所を表すフォルダ名及びファイル名に応じて、ユニットデータベース34に保存する。また、ユニットアップロード部26bは、DTP機能部24によりユニットデータ中の特定のデータ、例えばテキストデータに対して設定された設定内容(例えば、テキストの記載位置を表すテキストボックスの色の設定)をもとに、特定のデータと商品データベース30に登録された商品に関するデータとを関連付ける。そして、DTP機能部24によってユニットデータの特定のデータに対する変更があった場合に、この特定のデータと関連付けられた商品データベース30に登録されたデータに反映させる。商品データベース30に登録されたデータへの反映は、DTP機能部24によるデータの編集時やユニットデータのユニットデータベース34へのアップロード時に実行することができるが、ダウンロード時に実行しても構わない。さらに、ユニットアップロード部26bは、レイアウトデータと、このレイアウトデータ中で用いられるテキスト、イラスト、画像などのデータをもとに、DTPデータをもとに印刷した時の印刷イメージを表すプレビュー用のデータを生成し、このプレビュー用データをユニットデータと対応づけて保存させる。例えば、プレビュー用データは、ユニットデータに含めて保存させるものとする(図13参照)。なお、必ずしもプレビュー用データは、ユニットデータに含める必要はなく、ユニットデータと別に保存されるものとしても良い。
【0048】
ユニットダウンロード部26cは、ユニットデータベース34に登録されているユニットデータ34aを指定条件に応じてダウンロードするもので、例えば商品情報管理部22aにより登録された商品が示す識別データ(ID)をもとに、このIDが付加されたフォルダ名、ファイル名に該当するユニットデータを検索し、この検索されたユニットデータを、商品についての印刷物用の設計データを作成するためにDTP機能部24に対して提供する。また、ユニットダウンロード部26cは、ユニットアップロード部26bと同様に、DTP機能部24によりユニットデータ中の特定のデータに対して設定された設定内容をもとに、特定のデータと商品データベース30に登録された商品に関するデータとを関連付ける。そして商品情報管理部22aによって商品データベース30に登録された商品に関するデータが変更された場合に、そのデータと関連付けられたユニットデータ中の特定のデータに反映させる。ユニットデータベース34に登録されたユニットデータへの反映は、商品情報管理部22aによるデータの編集時やユニットデータのダウンロード時に実行することができるが、アップロード時に実行しても構わない。
【0049】
ページアップ部26dは、後述するコマ割部28(コマ割処理部28a)によって設定された商品のレイアウトにおける位置に応じて、当該商品に対応するユニットデータをもとに、媒体に掲載される商品についての印刷物用の設計データを生成する。
【0050】
また、コマ割り部28には、コマ割処理部28a、インデックス作成部28bなどの機能が設けられる。
コマ割処理部28aは、媒体における商品(商品に対応するユニットデータ34a)の掲載位置を表すコマ割情報34bを作成するもので、媒体情報管理部22bによって登録された媒体における、商品についての印刷物を掲載すべきレイアウト(図20に示す台割パレット及びコマ割パレット)を表示し、このレイアウトが表示された媒体に対応して、掲載スケジュールデータ32bにより掲載対象として登録された商品について一覧表示(図20に示す掲載パレット)する。そして、コマ割処理部28aは、一覧表示中から選択された商品についてのレイアウト(台割パレット及びコマ割パレット)における位置の指定を入力し、この位置の指定に応じて、この商品に対応するユニットデータ34a(レイアウトサイズなど)をもとにレイアウトにおける位置を設定してコマ割情報34bを作成する。
【0051】
インデックス作成部28bは、コマ割処理部28aにより設定されたコマ割情報34bをもとに、商品についての印刷物の媒体における掲載位置を表すインデックスデータを生成する。
【0052】
次に、本実施形態における設計システムの動作について説明する。
本実施形態の説明では、媒体として例えば毎週発行される求人広告誌を対象とし、この求人広告誌に求人広告(印刷物)を掲載する会社を商品として扱うものとする。求人広告には、会社を紹介する内容や求人条件などが含まれており、これらの内容を掲載する印刷物のDTPデータがDTP機能部24によって作成される。DTP機能部24では、新規にDTPデータを作成する他、過去に求人広告誌に掲載した求人広告と同じデザインやレイアウトを用いる場合には、過去に作成したDTPデータをもとにユニットデータベース34に登録されたユニットデータ34aを流用することができ、またユニットデータ34aの一部を変更して新たなDTPデータ作成することができる。以下、そのための機能動作について説明する。
【0053】
まず、商品データベース30への商品情報データ30aの登録について説明する。
商品データベース30には、予め印刷物に掲載する商品(会社)の情報が例えばテキストデータによって商品情報データ30aとして登録される。商品データベース30に登録される商品情報データ30aは、DTP機能部24によって作成されるDTPデータに利用することができる。
【0054】
商品情報管理部22aは、クライアント端末12から商品(求人広告を掲載する会社)についての情報の入力要求があると、例えば図3に示すような掲載情報入力用の画面を提供する。クライアント端末12は、商品情報管理部22aから提供される掲載情報入力用の画面をWebブラウザを通じて表示させる。
【0055】
図3に示す掲載情報入力用の画面には、商品に固有の識別データとして扱われる掲載ID、掲載社名、掲載ヨミ、掲載営業所名、…、最終掲載号、最終掲載ページ、掲載業種、掲載インデックス用職種、掲載募集要項、…、掲載備考など、各種の情報を入力するための入力欄が設けられている。
【0056】
商品情報管理部22aは、クライアント端末12において、掲載情報入力用の画面を通じて、それぞれの項目に対して情報が入力され、画面中に設けられた「登録」ボタンによって登録の実行が指示されると、入力された情報を商品情報データ30aとして商品データベース30に登録する。
【0057】
なお、商品情報データ30aには、商品のそれぞれについて、ユニットデータベース34に登録される対応するユニットデータ34a及びコマ割情報34bを示すユニット管理用のデータ(図示せず)が付加され、対応関係が管理されるものとする。
【0058】
図4には、商品データベース30に登録される商品情報データ30aの概念を示している。商品データベース30には、商品(ここでは会社)毎に、掲載情報入力用の画面を通じて、各項目に対して入力された情報が対応づけて登録される。1つの商品に対する商品情報データ30aには、商品に固有の識別データが含まれている。図3に示す掲載IDの例では、6桁の数字、例えば「123411」が登録される。
【0059】
次に、媒体データベース32への媒体データ32aの登録について説明する。
【0060】
媒体データベース32には、予め媒体(ここでは求人広告誌)についての情報が媒体データ32aとして登録される。
【0061】
媒体情報管理部22bは、クライアント端末12から媒体に関するデータを管理するための媒体スケジュール管理の実行要求があると、例えば図5に示すような媒体スケジュール管理用の画面を提供する。クライアント端末12は、媒体情報管理部22bから提供される媒体スケジュール用の画面をWebブラウザを通じて表示させる。媒体スケジュール用の画面には、媒体データベース32に登録されている媒体データ32aをもとに、既に登録済みの媒体が一覧表示されている。
【0062】
本実施形態では、媒体として毎週発行される求人広告誌を対象としており、図5に示すように、管理対象としている媒体に付した媒体番号(No.)、号数、発行日とを対応づけて一覧表示されている。また、図5中に示す特集、ユニット数の情報は、後述する掲載スケジュールデータ32bをもとに表示される。なお、ユニット数の情報は、以下の説明を簡単にするために1つの商品について、1つのユニットデータが生成されるものとすると、媒体に掲載する商品の数を表す。
【0063】
この媒体スケジュール管理用の画面に設けられた「新規登録ボタン」によって、新規媒体の登録が要求されると、媒体情報管理部22bは、媒体登録用の画面を提供し、この画面を通じて入力された媒体に関する情報を媒体データ32aとして媒体データベース32に登録する。
【0064】
図6には、媒体データベース32に登録される媒体データ32aと掲載スケジュールデータ32bの概念を示している。媒体データベース32には、媒体データ32aとして例えば媒体番号(No.)、号数、発行日などのデータが対応づけて登録される。なお、掲載スケジュールデータ32bについては、後述する掲載スケジュール入力処理によって登録される(図7、図8参照)。
【0065】
次に、掲載スケジュール入力処理について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。掲載スケジュール入力処理では、制作対象とする媒体(求人広告誌)に掲載する商品(会社)を選定させて、媒体データ32aと対応づけて掲載スケジュールデータ32bとして登録する。
【0066】
まず、商品選定部22cは、商品データベース30中に登録された商品情報データ30a中から、媒体に掲載しようとする商品を選定させる(ステップA1)。例えば、商品選定部22cは、商品データベース30に登録済みの会社名(掲載社名、掲載営業所名等と共に)を一覧表示させて、その中から選択させる。
【0067】
次に、商品選定部22cは、商品データベース30から選択された商品について、例えば図8に示すような掲載スケジュール入力用の画面を表示させ、この画面を通じて商品についての掲載媒体、掲載状況などの指定を入力する(ステップA2)。
【0068】
図8に示す画面例では、掲載スケジュール入力用の画面には、印刷データの作成工程の進行状況を表す表示が付加されている。印刷データの作成工程の進行状況としては、商品データベース30から選択された会社について、媒体への掲載対象として選択された商品についての主要な情報、例えば掲載ID、掲載社名、掲載営業所名の情報と共に、進行状況を表すグラフ(受付、作成済、責了、校了の段階を表す)が表示されている。
【0069】
掲載スケジュール入力用の画面には、媒体データベース32に登録された媒体の一覧と共に、それぞれに媒体に対する掲載状況、指示号、特集の有無を指定する入力項目が設けられている。掲載状況は、対象とする媒体に対して「掲載無し」、新たなDTPデータを作成する「新規」、過去の媒体に掲載した同じ内容のDTPデータ(ユニットデータ)を使用する「在版」、過去の媒体に掲載したDTPデータ(ユニットデータ)の一部を変更する「一部変更」などを任意に指定することができる。指示号は、過去のDTPデータを利用する場合の対象とする媒体を指定するための項目である。
【0070】
こうして、掲載スケジュール入力用の画面において、現在、対象としている商品を掲載する媒体に対して、指示号、掲載状況、特集の有無などが入力され、「登録ボタン」により実行が指示されると、商品選定部22cは、入力された内容を、媒体データベース32の媒体データ32aのそれぞれに対応づけて、図6に示すように、掲載スケジュールデータ32bとして登録する(ステップA3)。
【0071】
なお、前述した掲載スケジュール入力処理では、商品データベース30中に登録された商品を選択し、その商品を掲載する媒体の指定を行っているが、掲載スケジュールの入力対象とする媒体を指定し、この媒体に掲載する商品を商品データベース30に登録された商品から選択するような手順であっても良い。
【0072】
次に、媒体データベース32に掲載スケジュールデータ32bが登録された商品(会社)についてのDTPデータの作成について説明する。
掲載スケジュールデータ32bにおいて、掲載状況として「新規」「一部変更」が指定された場合には、DTP機能部24によって、この商品に対するDTPデータの作成が実行される。なお、DTP機能部24によるDTPデータの作成については、既存の技術によって作成されるものとして詳細な説明を省略する。ただし、掲載状況が「一部変更」である場合には、後述するユニットデータベース34に登録された、この商品に対応するユニットデータ34aをもとに作成される。
【0073】
また、本実施形態では、DTP機能部24によるDTPデータを作成するための既存のツールを利用して、DTPデータ中で用いられるデータと、商品データベース30に登録されるデータとの関連付けをすることができる。
【0074】
図9には、DTP機能部24によってDTPデータを作成する際のDTP画面を表している。
DTP機能部24は、商品についての情報(テキスト、イラスト、画像など)を媒体に掲載する紙面上のレイアウトを定義する場合、それぞれのレイアウト位置を定義するボックスを指定する。図9に示す例では、商品データベース30に登録された商品情報データ30a(テキストデータ)を印刷するためのテキストボックスが設定されている状態を表している。
【0075】
DTP機能部24の既存のツールとして、テキストボックス内に含まれる文字、テキストボックス内の背景、テキストボックスの枠(フレーム)などに対して、印刷時の色を任意に指定するための色指定機能がある。DTP機能部24は、この色指定機能が指示された場合、図9中に示すようなカラー定義ウィンドウを表示する。カラー定義ウィンドウには、インデックスが一覧表示されており、それぞれのインデックスに対して任意の色を定義して、レイアウト中の任意のボックスと対応づけることができる。
【0076】
本実施形態のDTP機能部24では、カラー定義ウィンドウのインデックスに対して、色の代わりに商品データベース30に登録された商品情報データ30aのデータ項目を定義することができる。
【0077】
例えば、カラー定義ウィンドウの「INDEX01」に対して、商品データベース30のデータ項目「掲載社名」を定義し、「INDEX01」と掲載社名が記載されるテキストボックスAとを対応づけると、このテキストボックスAと商品データベース30中の商品情報データ30aのデータ項目「掲載社名」とを関連付けることができる。同様にして、「INDEX02」に対して、商品データベース30のデータ項目「掲載会社概要」を定義し、「INDEX02」と掲載会社概要が記載されるテキストボックスBとを対応づけると、このテキストボックスBと商品データベース30中の商品情報データ30aのデータ項目「掲載会社概要」とを関連付けることができる。
【0078】
図10に示すように、例えば掲載ID「654321」のDTPデータの作成(編集)をしている場合に、カラー定義のツールを利用して「掲載社名」のテキストデータを印刷するテキストボックスAに対して、「掲載社名」を定義した「INDEX01」と対応づけることで、商品データベース30の掲載ID「654321」の商品情報データ30aのデータ項目「掲載社名」と関連付けることができる。 こうして、DTP機能部24により、商品データベース30に登録された商品情報データ30aのデータ項目と、テキストデータを印刷する位置を表すテキストボックスとを関連付けしておくことで、DTP機能部24によって当該テキストボックス内のテキストデータが変更された場合に、DTPクライアント部26のユニットアップロード部26bにより、変更された内容を関連付けられた商品情報データ30aのデータ項目に反映させることができる。
【0079】
なお、DTPデータ中で用いられるデータと、商品データベース30に登録される商品情報データ30a(データ項目)との関連付けは、前述したDTP機能部24が持つ色指定機能を利用する他にも、フォント名やフォントサイズを指定する機能を利用して設定することもできる。
【0080】
例えば、フォント名「太ゴシック」に対して、商品データベース30のデータ項目「掲載社名」を定義し、掲載社名が記載されるテキストボックスAにフォント名「太ゴシック」を指定することで、このテキストボックスAと商品データベース30中の商品情報データ30aのデータ項目「掲載社名」とを関連付けることができる。
【0081】
同様にして、フォントサイズ(10ポイント、12ポイント…など)についてもデータ項目とを関連付けることができる。また、フォント名とフォントサイズとの組み合わせと、データ項目とを関連付けることもできる。
【0082】
さらには、DTPデータ中で扱われる特定のテキストとデータ項目とを対応づけることもできる。例えば、DTPデータ中で扱われるテキストデータにおいて、データ項目との対応づけのキーとなる文字列「[機能]」「[サイズ]」などを定義し、これらのキー文字列のそれぞれと任意のデータ項目とを対応づける。これにより、それぞれのキー文字列に続くテキスト(「[機能]……」「[サイズ]……」のそれぞれの「……」の部分)とデータ項目とを関連付けることができる。
【0083】
こうして、前述したように、DTP機能部24により、商品データベース30に登録された商品情報データ30aのデータ項目との関連付けを設定しておくことで、DTP機能部24によってデータ項目と関連付けられたテキストデータが変更された場合に、DTPクライアント部26のユニットアップロード部26bにより、変更された内容を関連付けられた商品情報データ30aのデータ項目に反映させることができる。
【0084】
また、本実施形態における設計システムには、データベース管理部22により実現される自動組版用テキスト出力機能が設けられており、この機能を利用して商品情報データ30aのデータ項目と、DTP機能部24により扱われるテキストデータとの関連付けを定義することもできる。
【0085】
自動組版用テキスト出力機能は、予め用意された自動組版用のテンプレートを利用してDTPデータを作成するためのテキストを作成出力する機能であり、例えば商品データベース30に登録された商品情報データ30aの各データ項目の内容をもとに自動組版用テキストを生成する。
【0086】
図11(a)には、自動組版用テキストの一例を示し、図11(b)には、図11(a)に自動組版用テキストに対応するテンプレートの一例を示している。図11(b)に示すように、テンプレートでは、DTPデータとして作成されるレイアウトが予め定義されており、例えば複数のテキストボックスA,B,C,D,E,F,G,H,Jが定義されている。なお、図11(b)では説明を容易にするために、図11(a)に示すテキストの内容がそれぞれ対応するテキストボックス内に挿入された状態を示している。
【0087】
まず、自動組版用テキスト出力機能は、図11(a)に示すように、商品データベース30に登録されたテキスト出力の対象とする商品情報データ30aの掲載ID(図11(a)では「012345」)と、複数用意されているテンプレートのうち利用するテンプレートを示す自動組版テンプレートパターン番号(図11(a)では「4」)を設定する。そして、利用するテンプレートに合わせて、商品情報データ30aの各データ項目に登録されたテキストデータを、それぞれの区分を表すタグ(例では<¥>)を挿入しながら配列していく。図11(a)に示す例では、データ項目の掲載社名、掲載営業所名、掲載電話番号、掲載住所…の順でテキストデータを配列している。また、それぞれのテキストデータに対するフォント、文字サイズ、色などの修飾を表すタグを挿入することで定義していく。なお、図11(a)に示す例では、説明を簡単にするためにフォントを指定するタグ<フォント名1><フォント名2>のみを示している。
【0088】
このように、自動組版用テキスト出力機能によって自動組版用テキストが出力されることにより、DTP機能部24(自動組版プログラム)は、指定されたテンプレートの各テキストボックスに、自動組版用テキストで指定されたテキストデータを挿入してDTPデータを作成することができる。
【0089】
前述したように、自動組版用テキストは、商品情報データ30aの各データ項目の内容をもとに生成されており、各データ項目とテンプレート中の各テキストボックスとが対応づけられることになる。DTP機能部24は、自動組版用テキストをもとにテンプレートを利用してDTPデータを作成した場合、各データ項目と各テキストボックスとの対応をもとに関連付けを定義する。なお、関連づけの定義は、前述したカラー定義ウィンドウを用いた方法や、フォントやフォントサイズを用いた方法によって定義内容を設定しておき、DTP機能部24によって任意に変更できるようにする。
【0090】
こうして、自動組版用テキスト出力機能を利用して商品情報データ30aのデータ項目と、DTP機能部24により扱われるテキストデータとの関連付けを定義することができ、テキストデータに対する変更をデータ項目の内容に反映させることができるようになる。
【0091】
なお、前述した説明では、DTP機能部24によるテキストデータに対する変更を商品情報データ30aの対応するデータ項目の内容に反映させるものとして説明しているが、DTPデータ中のテキストデータとの関連付けが定義されたデータ項目については、このデータ項目に対する変更をDTPデータあるいはユニットデータベース34に登録されたユニットデータ34aに反映させることもできる。
【0092】
ユニットアップロード部26bは、ユニットデータ中のテキストデータと関連付けられたデータ項目が商品情報管理部22aによって変更された場合、ユニットデータ中のテキストデータに反映させる。
【0093】
次に、DTP機能部24によって作成されるDTPデータをもとにユニットデータを作成するユニットデータ作成処理について、図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ユニットデータ作成処理では、DTP機能部24によって作成されDTPデータをもとにして、その後に流用が容易となるような形式であるユニットデータを作成して、ユニットデータベース34において管理できるようにする。
【0094】
まず、DTP機能部24により商品データベース30に登録された商品に対するDTPデータの作成/編集をしている状態において、ユニット作成処理の実行が指示されると、DTPクライアント部26は、ユニット分割部26aにより、現在編集中のDTPデータをもとにユニットに分割する(ステップB1)。DTP機能部24によるDTPデータの作成では、レイアウト上で関連のある複数のデータに対してグループを定義することができる。ユニット分割部26aは、このグループ化されたデータの関係からユニットを分割する。なお、1つの商品について、1つのユニットデータが生成されるものとしている場合には、ユニット分割部26aによるユニットの分割は不要であり、DTPデータ全体をユニットとして扱うものとする。
【0095】
ユニット分割部26aは、分割されたユニット中のレイアウトデータとユニットと関連付けられた付属データとを取得する(ステップB2)。レイアウトデータは、DTPデータ中のテキスト、画像、イラストなどの位置、色、形状など、デザインやレイアウトを定義するデータであり、また、付属データは、レイアウト上では表現されないデータである。付属データは、レイアウト上では表現されないが、例えば商品に対するDTPデータを作成する際に参照することが有効なデータである。付属データは、後述するユニットデータ修正処理において台紙パレット上で入力されるデータであったり、ユニット(レイアウト)中で作成されたデータ(例えばテキストボックス)上にさらに他のデータが定義されることで、結果的にレイアウト上で表現されなくなったデータとする。
【0096】
ユニット分割部26aは、レイアウトデータと付属データとを含むユニット保管データを生成し(ステップB3)、さらにユニットのレイアウト中で用いられるデータ、例えば画像やイラストのデータのファイルを取得する(ステップB4)。通常、DTP機能部24によって作成されるDTPデータは、レイアウトを定義するデータの他に、そのレイアウト中で用いられるイラストや画像についてのデータが別ファイルで用意されている。なお、ユニット保管データは、後述する台紙パレット上で扱われるデータとなる。
【0097】
また、ユニット分割部26aは、商品に対応する一意に決定される識別データ、例えば現在、DTPデータの作成対象としている会社に対して予め設定されている掲載ID(ここでは6桁の数字)を、ファイルの保存場所を表すフォルダ名に含め、またイラストや画像などのファイルのファイル名(ファイル名に含まれる拡張子については、データの内容によって異なる)に含めることで付加する。
【0098】
図13には、ユニット分割部26aによって作成されるユニットデータ34aの概念を示している。図13に示すように、1つのユニットに対応するユニットデータ34aには、付属データ40aとレイアウトデータ40bとを含むユニット保管データ40と、レイアウトデータ40bで用いられるイラストデータファイル42、画像データファイル43、テキストデータファイルなどが含まれる。なお、図13中に示すプレビュー用データファイル41は、後述する処理により作成されて、イラストデータファイル42などと共にユニットデータ34aとして保存される。
【0099】
なお、図13に示すユニットデータ34aの概念は一例を示すものであって、他のデータ構造を用いることも可能である。例えば、ユニット保管データ40を独立して設けているが、付属データ40aとレイアウトデータ40bが後述する台紙パレットで扱われるデータであることが識別できれば、これらのデータも他のデータ(イラストや画像)のファイルと同様に扱うこともできる。
【0100】
次に、ユニットアップロード部26bは、ユニット分割部26aによって生成されたユニットデータ34aを、このユニットデータ34aに付加された例えばファイルの保存場所を表すフォルダ名及びファイル名に応じて、ユニットデータベース34に保存する(ステップB5)。
【0101】
図14には、ユニットデータベース34にユニットデータ34aを保存するデータ構造の概念(ディレクトリ構造を表す)を示している。
図14に示すように、商品データベース30に登録される会社(ここでは会社と支店(営業所))に対して掲載ID(6桁の数字)が設定されており、その会社の求人広告誌に掲載する印刷物のユニットデータ34aを保存するためのフォルダ(図14中では掲載情報フォルダ)が設けられている。
【0102】
例えば、掲載ID「100011」の会社に対しては、この掲載ID「100011」を含む掲載情報フォルダ名「10001101」が付されている。この掲載情報フォルダは、この会社に対して異なるデザインやレイアウトのDTPデータが作成された場合には(掲載スケジュール入力において掲載状況として「新規」「一部変更」が指定された場合)、掲載ID「100011」の下位に順次「01」「02」「03」…を付したフォルダ名が付されて新たに作成される。すなわち、1つの会社に対して過去に複数のデザインやレイアウトのDTPデータが作成されたとしても、それらが体系的にユニットデータベース34に登録されることになる。
【0103】
また、掲載情報フォルダには、ユニットに用いられたデータのファイルを保存するためのフォルダ(図14中では募集コマユニット)が、ユニットのそれぞれに対応して設けられている。
【0104】
例えば、掲載情報フォルダ名「10001101」のフォルダに保存されるユニットについては、掲載情報フォルダ名「10001101」の下位に順次「01」「02」「03」…を付した募集コマユニットフォルダ名(10桁)が付された募集コマユニットフォルダが作成されて保存される。
【0105】
さらに、募集コマユニットフォルダには、掲載IDを含む(募集コマユニットフォルダ名と同じ)ファイル名が付されて、それぞれのデータのファイルが保存される。例えば、募集コマユニットフォルダ「1000110101」には、このユニットに用いられた画像データファイルにファイル名「1000110101.jpg」を付して保存する(拡張子「.jpg」は画像データを表す)。
【0106】
こうして、会社に付される固有の掲載IDを含むフォルダ名が付された掲載情報フォルダ及び募集コマユニットフォルダを設け、さらに募集コマユニットフォルダに保存するファイルのファイル名を募集コマユニットフォルダ名と同じとすることで、レイアウト中で用いられるデータのファイルを含めて体系的に管理することができる。
【0107】
なお、ユニットデータベース34には、会社の求人広告に対応するユニットのユニットデータ34aだけでなく、商品データベース30に登録された商品(会社)と直接関係しない、例えばコラム、記事(地域ニュース)、扉などの媒体に掲載される印刷物に対応するユニット(図14ではフリーコマユニット)のデータを保存しておくこともできる。
【0108】
この場合、商品データベース30に登録された会社の掲載IDとは体系が異なるIDを用いたフォルダ名を付したフォルダと、ファイル名を付したファイルとしてユニットデータを保存する。これにより、会社に対する印刷物のユニットデータ34aとは別の独立した管理が可能となる。
【0109】
ところで、ユニットアップロード部26bは、ユニットデータ34aをユニットデータベース34に登録する際、レイアウトデータ中で商品情報データ30aのデータ項目と関連付けされているデータが存在するか判別する(ステップB6)。ここで、関連付けがされていた場合(ステップB6、Yes)、ユニットアップロード部26bは、該当するデータ、すなわちテキストボックス中のテキストデータを、関連付けられた商品情報データ30aのデータ項目に登録する(ステップB7)。これにより、DTP機能部24によって該当するテキストボックス中のテキストデータが変更されている場合には、その変更された内容が商品データベース30に自動的に反映されることになる。
【0110】
また、ユニットアップロード部26bは、レイアウトデータと、このレイアウトデータ中で用いられるテキスト、イラスト、画像などのデータをもとに、DTPデータをもとに印刷した時の印刷イメージを表すプレビュー用のデータを生成し(ステップB8)、このプレビュー用データを他のイラストや画像のデータファイルと共にユニットデータ34aに登録する(ステップB9、図13参照)。例えば、プレビュー用データは、PDF(Portable Document Format)、あるいはEPS(Encapsulated PostScript)の形式によって生成される。
【0111】
ここで、ユニット分割部26aは、DTPデータに含まれていた全てのユニットの全てについて処理が終了していなければ(ステップB10、No)、前述と同様にして、他のユニットについてユニットデータ34aを生成してユニットデータベース34に登録する(ステップB2〜B9)。
【0112】
一方、全てのユニットについて処理が終了すると(ステップB10、Yes)、ユニットデータ作成処理を終了する。この結果、1つの商品についてのDTPデータ中に複数のユニットか存在した場合には、複数のユニットのそれぞれについてのユニットデータ34aが生成されてユニットデータベース34に登録されることになる。これは、図14に示す募集コマユニットの複数のフォルダに該当する。この複数のユニットに対応するフォルダは、その上位のフォルダ(フォルダ名「10001101」)を指定することで、一括してユニットデータベース34から読み出すことができる。
【0113】
次に、ユニットデータ作成処理によってユニットデータベース34に登録されたユニットデータに対して修正を行なうユニットデータ修正処理について、図15に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0114】
例えば、DTP機能部24による処理の実行中に、ユニットのダウンロード要求が入力されると、ユニットダウンロード部26cは、ユニットダウンロード用の画面を提供し、クライアント端末12の画面に表示させる(ステップC1)。
【0115】
図16には、ユニットダウンロード用の画面の一例を示している。ユニットダウンロード用の画面には、検索条件として、掲載ID(数字6桁)、ユニットID(数字10桁)、予定号などを指定することができる項目が設けられている。
【0116】
このユニットダウンロード用の画面を通じてダウンロード対象とするユニットの指定が入力されると(ステップC2)、ユニットダウンロード部26cは、指定入力に応じてID(掲載IDまたはユニットID)をもとに、ユニットデータベース34から該当するユニットデータ34aを検索する(ステップC3)。そして、ユニットダウンロード用の画面において、検索結果を表示する。
【0117】
図16に示す例では、検索結果として、募集コマユニットフォルダ名(あるいはファイル名)をユニットIDとして表示し、このユニットIDに対応する掲載IDが付された商品データベース30に登録された掲載社名を対応づけて表示している。なお、図16中のユニットパターンは、該当するユニットデータ34a中のレイアウトデータ40bをもとに判別される媒体(紙面)に対するレイアウトサイズ(1,1/2,1/4など)を表している。
【0118】
ここで、検索結果として表示された中から修正の対象とするユニットデータを選択する指示が入力されると(ステップC5)、ユニットダウンロード部26cは、DTP機能部24に対して、該当するユニットデータベース34に登録されていたユニットデータ34aをもとにして、ユニットデータ編集用の台紙パレットを表示させる(ステップC6)。
【0119】
図17には、台紙パレットの一例を示している。図17に示すように、台紙パレットには、ユニットデータ34a中のユニット保管データ40をもとに、付属データ40aとレイアウトデータ40bの内容が表示されている。なお、レイアウト表示の下部には、募集コマユニットのフォルダ名(あるいはファイル名)を表示している。
【0120】
DTP機能部24は、通常のDTPデータを作成するための機能を用いて、修正入力に応じて、付属データ40aあるいはレイアウトデータ40bに対する修正を実行する(ステップC7)。
【0121】
ここでは、付属データがレイアウトと共に表示されているため、レイアウトの編集を、付属データの内容を参照しながら実行することができる。すなわち、レイアウトの作成/編集などをする際に有効な情報を付属データとして登録しておくことで、これらの情報を別に管理して、必要な時に印刷出力して参照するといった作業を行なう必要がないので、効率的な作業を実現することができる。
【0122】
また、ここでは、前述した図9及び図10に示すように、付属データあるいはレイアウト中のテキストデータと商品情報データ30aのデータ項目との関連付けを設定することもできる。
【0123】
台紙パレット上におけるユニットデータ34aに対する修正が終了すると、ユニットアップロード部26bは、付属データあるいはレイアウトデータ中で商品情報データ30aのデータ項目と関連付けされているデータが存在するか判別する(ステップC8)。ここで、関連付けがされていた場合(ステップC8、Yes)、ユニットアップロード部26bは、該当するテキストデータを、関連付けられた商品情報データ30aのデータ項目に登録する(ステップC9)。これにより、DTP機能部24によって該当するテキストボックス中のテキストデータが変更されている場合には、その変更された内容が商品データベース30に自動的に反映されることになる。
【0124】
ユニットダウンロード部26cは、修正されたユニット保管データ40とレイアウト中で用いられるデータのファイルとをユニットデータ34aとしてユニットデータベース34に保存する。この時、修正前のユニットデータ34aを残して新たなユニットデータ34aを作成するか、修正されたユニットデータ34aを元の募集コマユニットフォルダに書き戻すか、任意に選択できるようにしても良い。
【0125】
なお、前述した説明では、ユニットデータベース34に登録されたユニットデータ34aを、台紙パレット上で表示させることで内容を確認できるものとしているが、ユニットデータ34aに含まれるプレビュー用データファイル41をもとにユニットのプレビューを表示させて、ユニットの内容を確認することもできる。
【0126】
図18には、データベース20に登録された情報(ユニットを含む)の検索などを実行するための操作画面の一例を示している。DTPクライアント部26は、任意に入力される要求に応じて、この操作画面を表示させることができる。
【0127】
操作画面には、商品データベース30に登録された情報の検索条件を入力するための複数の項目、例えば掲載ID、掲載社名、掲載営業所、掲載郵便番号、掲載住所…などを入力するための項目が設けられている。
【0128】
ユニットダウンロード部26cは、これらの項目に入力された情報をもとに商品データベース30から該当する商品情報データ30aを検索し、検索結果として商品情報データ30a中の特定のデータ(掲載ID、掲載社名・営業所名、最終掲載号・ページなど)を表示する。この際、該当する商品データベース30に登録された商品(掲載ID)に対応する、ユニットデータベース34に登録されているユニットデータ34aのユニットIDの他、このユニットIDが示すユニットのプレビュー表示を実行させるためのボタン(プレビューボタン)も対応づけて表示される。
【0129】
ここで、プレビューボタンが指示された場合、ユニットデータベース34に登録された該当するユニットデータ34aに含まれるプレビュー用データファイル41が読み出され、このプレビュー用データファイル41をもとにユニットのプレビューが表示される。なお、プレビュー表示は、プレビュー用データファイル41に応じたアプリケーションが起動されて、このアプリケーション上で表示されものとする。
これにより、DTP機能部24上でなくてもユニットのレイアウトやデザインなどを簡単に確認することができる。
【0130】
次に、コマ割り処理について、図19に示すフローチャートを参照しながら説明する。コマ割り処理は、DTP機能部24に作成された実際の印刷に用いられるDTPデータを用いないで、ユニットデータベース34に登録されたユニットデータ34aを用いて、商品についての印刷物を掲載する媒体における位置の割り当て(コマ割り)を実行するものである。なお、ここでは説明を簡単にするために、1つの商品について1つのユニットが作成されているものとして説明する。
【0131】
まず、コマ割り処理の実行が指示されると、コマ割部28のコマ割処理部28aは、媒体データベース32に登録された媒体から、コマ割りの対象とする媒体を選択させる(ステップD1)。ここでは、求人広告誌の特定の号数を指定することで、媒体の指定が行われるものとする。
【0132】
コマ割処理部28aは、商品についての印刷物を掲載すべきレイアウトを表す台割パレットを表示させる(ステップD2)。また、コマ割処理部28aは、指定された媒体と対応づけられた掲載スケジュールデータ32bをもとに、媒体に対して掲載すべき商品のデータを掲載パレット中に一覧表示する(ステップD3)。
【0133】
図20には、掲載パレットと台割パレットが表示された画面の一例を示している(図20中に示すコマ割りパレットは台割パレットに対する操作によって表示される)。
【0134】
台割パレットは、例えば図21に示すような構成となっており、媒体の各ページを表す台割キャンバス(ページを表す番号が付されている)が配列されている。台割パレットでは、ページ追加あるいはページ削除の指示に応じて、台割キャンバスが追加あるいは削除される。台割キャンバスには、後述する操作によって割り当てられた商品(会社)の配置状況や各種のコメントが表示される。なお、配置状況は、割り当てられた商品についてのDTPデータ(ユニットデータ)が「新版」「一部変更」「在版」の何れであるかを、掲載スケジュールデータ32bを参照して、それぞれ異なる色によって表すことができる。
【0135】
掲載パレットでは、掲載スケジュールデータ32bとして登録された商品についての掲載ID、掲載社名、掲載営業所名など、商品を特定することができる主要なデータが一覧表示されている。図20に示す掲載パレットは、掲載スケジュールデータ32bとして登録された全ての商品を表示する「一覧」、台割パレットへの未配置の商品のみを表示する「未配置一覧」、媒体への掲載順に商品を表示する「掲載順一覧」などに表示形態を変更することができる。
【0136】
ここで、台割パレット中の台割キャンバスが、例えばマウスによってダブルクリック操作がされると(ステップD4)、コマ割処理部28aは、指定された台割キャンバスのページに対応するコマ割パレットを表示させる(ステップD5、図20)。
【0137】
コマ割パレットは、図22に示すように、台割パレット中で指定された台割キャンバスに対応する見開き2ページを表しており、各ページを16等分するグリッドが付加されている。
【0138】
ここで、図20に示す画面において、掲載パレットに表された商品を選択する指示と、この指示された商品に対するコマ割パレットに対する位置の指定を入力する(ステップD6)。例えば、マウスの操作によって、掲載パレットに表された特定の商品をドラッグし、コマ割パレット上の割り当てようとする位置でドロップする。
【0139】
コマ割処理部28aは、掲載パレット中で選択された商品に対応するユニットデータ34a(レイアウトデータ40b)をもとにした、媒体(紙面)に対するレイアウトサイズ(1,1/2,1/4など)に応じてコマ割り位置を設定する(ステップD7)。なお、レイアウトサイズについては、ユニットデータベース34に登録されたユニットデータ34a(レイアウトデータ40b)をもとに、掲載スケジュールデータ32bとして登録された各商品のそれぞれに対応づけて登録しておき、他のデータと共に掲載パレットに表示させておくことができる。また、このレイアウトサイズのデータをもとにコマ割り位置の設定をすることができる。
【0140】
例えば、レイアウトサイズが1/4であり、コマ割パレットのページ左上のグリッド中でドロップされた場合には、左上の1/4のグリッド位置にコマ割り位置を設定する。
【0141】
以下、同様にして、掲載パレット中の各商品(会社)について、台割パレットにおいて割り当て対象とするページを指定し、コマ割りパレットを表示させ、このコマ割パレットに対して位置の指定を行なうことで、簡単にコマ割りをすることができる(ステップD4〜D8)。ここでは、マウスによるドラッグ&ドロップといった簡単な操作によって操作が可能であるので、効率良くコマ割りを実施することが可能となる。
【0142】
なお、コマ割処理部28aは、コマ割パレットに対して割り当てられた商品について、例えば掲載社名、業種、掲載IDなど、主要なデータを表示しておき、コマ割りされた商品を用意に識別できるようにしている。
【0143】
掲載パレット中の商品に対するコマ割り処理の終了が指示されると、コマ割処理部28aは、コマ割りの内容を示すコマ割情報34bをユニットデータベース34に登録して(ステップD9)、コマ割り処理を終了する。
【0144】
図23には、ユニットデータベース34に登録されたコマ割情報34bの概念を表している。図23に示すように、コマ割情報34bには、媒体データベース32に登録された媒体のそれぞれについて、各ページのコマ位置に割り当てられた商品(割り当てユニット)を示すデータが対応づけて登録されている。登録されるデータとしては、例えば掲載社名、業種、掲載IDなどを含むものとする。
【0145】
このようにして、コマ割り処理では、DTPデータを用いないで、媒体に対する商品についての印刷物を掲載する位置を簡単に設定し、その設定内容が登録されたコマ割情報34bを作成することができる。
【0146】
なお、ページアップ部26dは、ページアップの実行が指示された場合、コマ割部28(コマ割処理部28a)によって設定されたコマ割情報34bを参照して、商品の印刷物を掲載する位置、すなわち媒体の各ページおけるそれぞれのコマ位置に割り当てられたユニットに応じて、この商品に対応するユニットデータ34aをもとに、媒体に掲載される商品についての印刷物用のDTPデータを生成することができる。つまり、コマ割情報34bに登録された掲載IDに従って、ユニットデータベース34に登録されたユニットデータ34aを構成することで、ユニットデータ34aにはレイアウトデータ40bの他にレイアウト中で用いられるデータのファイルも含まれているため、媒体に対する印刷データを構成することができる。
【0147】
また、ユニットデータベース34に登録されたコマ割情報34bをもとにして、インデックス作成部28bにより、媒体についてのインデックスを作成することができる。インデックス作成部28bは、インデックスの作成が指示された場合、コマ割情報34bが示す商品の媒体におけるレイアウトにおける位置に応じて、この商品についての印刷物の媒体における掲載位置を表すインデックスを作成するためのインデックス用データを生成する。
【0148】
図24(a)には、インデックス作成部28bにより生成されるインデックス用データの一例を示し、図24(b)には、図24(a)に示すインデックス用データにより作成されるインデックスの一例を示している。図24(b)に示すインデックスは、求人広告誌に掲載する会社を業界別に分類し、会社名の読みに従って50音順に配列させた形式となっている。
【0149】
この場合、インデックス作成部28bは、コマ割情報34cとしてある媒体に対して登録された割当てユニットの業種の情報をもとに、コマ割りされたユニットを業界別に分類し、この分類した業界毎に、求人広告誌に掲載する会社の配列を決定する。
【0150】
例えば、インデックス作成部28bは、まず図24(a)に示すように、タイトルを「業界別」とし、複数ある業種のうち例えば「建設/土木/住宅」を最初の分類として定義している。次に、インデックス作成部28bは、コマ割情報34cに業種「建設/土木/住宅」が登録されたユニットを対象とし、コマ割情報34cとして登録された掲載IDに対応する商品情報データ30aに登録された掲載社名ヨミのデータを参照し、50音順に従って会社の配列を決定する。そして、インデックス作成部28bは、インデックス用データのフォーマットに従って、例えば掲載社名、掲載営業所名、掲載雇用形態を表すテキストデータの他、コマ割情報34cを参照して、対象としているユニットが割り当てられている媒体におけるページ数のデータを付加し、それぞれのデータに対するフォント、文字サイズ、色などの修飾を表すタグを挿入してインデックス用データを生成する。なお、図24(a)に示す例では、説明を簡単にするために文字の修飾に関しては、フォントを指定するタグ<フォント名1><フォント名2><フォント名3>のみを示している。
【0151】
インデックスに掲載する本文としては、例えば先頭のデータについては、フォント名1が示すフォントの文字コード<216>(図24(b)中に示す(有)の文字(有限会社を表す))に続いて、掲載社名「宇都宮AAA会」、掲載営業所名「宇都宮本社」、ページ数「75」のテキストデータが記載され、さらにフォント名3が示すフォントの文字コード1(図24(b)中に示す(正)の文字(正社員を表す))が記載されている。
【0152】
以下、同様にして、インデックス作成部28bは、コマ割情報34cに登録された各データを対象として、前述のようにして本文のデータを作成していく。
【0153】
こうして、何れの会社についての求人広告が、求人広告誌の何ページに掲載されているかを示すインデックスを作成するためのインデックス用データをコマ割情報34bをもとにして作成することができる。従って、最終的な印刷データなどを参照しながらインデックスを作成する必要が無く、作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
【0154】
なお、本実施形態では、1商品についてのDTPデータから複数のユニットデータが生成されても良いし、1商品に対して1つのユニットデータが作成されるものとしても良い。これは設計システムにおいて予め設定されていても良いし、DTP機能部24においてDTPデータを作成する際のグループ化の設定によって決められるものであっても良い。
【0155】
また、前述した説明では、DTP機能部24によって作成された設計データ(DTPデータ)を対象として説明しているが、レイアウトを定義し、そのレイアウト中で用いられる素材(テキスト、画像、イラストなど)のデータファイルが別に存在する設計データであれば、本発明を適用することが可能である。
【0156】
また、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0157】
また、本願発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0158】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の請求項1,10,12によれば、商品についての印刷物用の設計データをユニットとして分割し、この分割されたユニットに含まれるレイアウトデータとユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成し、このユニット保管データとレイアウトデータ中で用いられるデータのファイルとを商品に対応する一意に決定される識別データを付加してユニットデータとして保存することにより、ユニット単位での流用を可能とすると共に管理を容易にすることができるので、ユニットデータを有効に利用して設計の効率を向上させることが可能となる。
【0159】
また本発明の請求項2,11によれば、商品に関するデータを商品に固有の識別データを含めて登録し、登録された商品についての印刷物を掲載する媒体に関するデータを登録し、さらに媒体に掲載させる商品を選定させて登録しておき、登録された商品が示す識別データに対応するユニットデータを保存されたユニットデータから検索して、このユニットデータを商品についての印刷物用の設計データを作成するために提供することで、この提供されたユニットデータを用いて、媒体に掲載する印刷物についての設計データを効率的に作成させることができる。
【0160】
また本発明の請求項3によれば、ユニットデータ中の特定のデータと登録された商品に関する商品データとを関連付け、ユニットデータに対する変更を関連付けられた商品データに反映させることにより、ユニットデータに対する変更と商品データに対する変更とをそれぞれについて行なう必要がないので、作業効率の向上を図ることができる。
【0161】
また本発明の請求項4によれば、ユニットデータ中の特定のデータと登録された商品に関する商品データとを関連付け、商品に関する商品データに対する変更を関連付けられたユニットデータ中の特定のデータに反映させることにより、商品データに対する変更とユニットデータに対する変更とをそれぞれについて行なう必要がないので、作業効率の向上を図ることができる。
【0162】
また本発明の請求項5によれば、ユニット保管データ毎にレイアウトデータと付属データとを表示し、この表示されたレイアウトデータあるいは付属データに対して編集がされた場合に、ユニットデータと関連付けられた商品データに編集内容を反映させるので、ユニット保管データ毎に編集を施すことができると共に、その際に、その編集内容を商品データに対しても個別に編集する必要がないので、作業効率の向上を図ることができる。
【0163】
また本発明の請求項6によれば、レイアウトデータと、このレイアウトデータ中で用いられるデータをもとに、プレビュー用のデータを生成し、このプレビュー用データをユニットデータに含めて保存することで、ユニットデータによらずプレビュー用のデータを用いた表示によって、レイアウトデータの内容を確認することができる。
【0164】
また本発明の請求項7によれば、媒体における商品についての印刷物を掲載すべきレイアウトを表示し、またレイアウトが表示された媒体に対して掲載すべき商品について一覧表示し、この一覧表示された商品に対するレイアウトにおける位置の指定を入力することで、この商品に対応するユニットデータをもとにレイアウトにおける位置を設定するので、簡単に媒体に対する各商品についての印刷物を掲載する位置を設定することができる。
【0165】
また本発明の請求項8によれば、商品のレイアウト(台割パレット、コマ割パレット)における位置に応じて、この商品に対応するユニットデータをもとに、媒体に掲載される商品についての印刷物用の設計データを生成するので、設計データの作成効率を向上させることができる。
【0166】
また本発明の請求項9によれば、商品のレイアウトにおける位置に応じて、商品についての印刷物の媒体における掲載位置を表すインデックスデータを生成するので、最終的な印刷データなどをもとにして個別にインデックスデータを作成する必要がないので、作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わる設計システムのシステム構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すシステム構成により実現される設計システムの機能構成を示すブロック図。
【図3】本実施形態における掲載情報入力用の画面の一例を示す図。
【図4】本実施形態における商品データベース30に登録される商品情報データ30aの概念を示す図。
【図5】本実施形態における媒体スケジュール管理用の画面の一例を示す図。
【図6】本実施形態における媒体データベース32に登録される媒体データ32aと掲載スケジュールデータ32bの概念を示す図。
【図7】本実施形態における掲載スケジュール入力処理について説明するためのフローチャート。
【図8】本実施形態における掲載スケジュール入力用の画面の一例を示す図。
【図9】本実施形態におけるDTP機能部24によってDTPデータを作成する際のDTP画面の一例を示す図。
【図10】本実施形態におけるDTP画面中のテキストボックスと商品情報データ30aのデータ項目との関連付けを説明するための図。
【図11】本実施形態における自動組版用テキストと自動組版用テキストに対応するテンプレートの一例を示す図。
【図12】本実施形態におけるユニットデータを作成するユニットデータ作成処理について説明するためのフローチャート。
【図13】本実施形態におけるユニット分割部26aによって作成されるユニットデータ34aの概念を示す図。
【図14】本実施形態におけるユニットデータベース34にユニットデータ34aを保存するデータ構造の概念(ディレクトリ構造を表す)を示す図。
【図15】本実施形態におけるユニットデータ修正処理について説明するためのフローチャート。
【図16】本実施形態におけるユニットダウンロード用の画面の一例を示す図。
【図17】本実施形態における台紙パレットの一例を示す図。
【図18】本実施形態におけるデータベース20に登録された情報の検索などを実行するための操作画面の一例を示す図。
【図19】本実施形態におけるコマ割り処理について説明するためのフローチャート。
【図20】本実施形態における掲載パレットと台割パレットが表示された画面の一例を示す図。
【図21】本実施形態における台割パレットの一例を示す図。
【図22】本実施形態におけるコマ割パレットの一例を示す図。
【図23】本実施形態におけるユニットデータベース34に登録されたコマ割情報34bの概念を示す図。
【図24】本実施形態におけるインデックス作成部28bによって生成されるインデックス用データを説明するための図。
【符号の説明】
10…サーバ
12,14…クライアント端末
16…データベースシステム
20…データベース
22…データベース管理部
22a…商品情報管理部
22b…媒体情報管理部
22c…商品選定部
24…DTP機能部
26…DTPクライアント部
26a…ユニット分割部
26b…ユニットアップロード部
26c…ユニットダウンロード部
26d…ページアップ部
28…コマ割部
28a…コマ割処理部
28b…インデックス作成部
30…商品データベース
30a…商品情報データ
32…媒体データベース
32a…媒体データ
32b…掲載スケジュールデータ
34…ユニットデータベース
34a…ユニットデータ
34b…コマ割情報
40…ユニット保管データ
40a…付属データ
40b…レイアウトデータ
41…プレビュー用データファイル

Claims (12)

  1. 商品についての印刷物用の設計データをユニットとして分割するユニット分割手段と、
    前記ユニット分割手段によって分割されたユニットに含まれるレイアウトデータと、前記ユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成するユニット保管データ生成手段と、
    前記レイアウトデータ中で用いられるデータのファイルと前記ユニット保管データ生成手段によって生成されたユニット保管データとを、前記商品に対応する一意に決定される識別データを付加してユニットデータとして保存する保存手段と
    を具備したことを特徴とする設計システム。
  2. 商品に関するデータを商品に固有の識別データを含めて登録する商品情報管理手段と、
    前記商品情報管理手段によって登録された商品についての印刷物を掲載する媒体に関するデータを登録する媒体情報管理手段と、
    前記媒体情報管理手段によってデータが登録された媒体に掲載させる商品を、前記商品情報管理手段によってデータが登録された商品から選定させて登録する商品選定手段と、
    前記商品選定手段によって登録された商品が示す識別データに対応するユニットデータを前記保存手段によって保存されたユニットデータから検索するユニットデータ検索手段と、
    前記ユニットデータ検索手段によって検索されたユニットデータを、前記商品選定手段によって選択された商品についての印刷物用の設計データを作成するために提供するユニットデータ提供手段と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の設計システム。
  3. ユニットデータ中の特定のデータと前記商品情報管理手段によって登録された商品に関する商品データとを関連付ける関連付け手段と、
    前記ユニットデータに対する変更を前記関連付け手段によって関連付けられた商品データに反映させる第1の反映手段と
    を具備したことを特徴とする請求項2記載の設計システム。
  4. 前記商品情報管理手段によって登録された商品に関する商品データに対する変更を前記関連付け手段によって関連付けられたユニットデータ中の特定のデータに反映させる第2の反映手段と
    を具備したことを特徴とする請求項3記載の設計システム。
  5. 前記ユニット保管データ生成手段によって生成されたユニット保管データ毎に、前記レイアウトデータと前記付属データとを表示するユニット表示手段と、
    前記ユニット表示手段によって表示された前記レイアウトデータあるいは前記付属データに対して編集を行う編集手段とを具備し、
    前記第1の反映手段は、前記編集手段によって前記レイアウトデータあるいは前記付属データが編集された前記ユニットデータを、前記関連付け手段によって関連付けられた商品データに反映させることを特徴とする請求項3記載の設計システム。
  6. 前記レイアウトデータと、このレイアウトデータ中で用いられるデータをもとに、プレビュー用のデータを生成するプレビュー用データ生成手段を具備し、
    前記保存手段は、前記プレビュー用データ生成手段によって生成されたプレビュー用データを前記ユニットデータと対応づけて保存することを特徴とする請求項1記載の設計システム。
  7. 前記媒体情報管理手段によって登録された媒体における、商品についての印刷物を掲載すべきレイアウトを表示するレイアウト表示手段と(ここでのレイアウトはコマ割りパレットと台割パレットを表しています)、
    前記レイアウト表示手段によってレイアウトが表示された媒体に対応する、前記商品選定手段によって登録された商品について一覧表示する商品表示手段と、
    前記商品表示手段によって表示された商品に対する、前記レイアウト表示手段によって表示されたレイアウトにおける位置の指定を入力する位置指定入力手段と、
    前記位置指定入力手段によって位置の指定が入力された商品について、この商品に対応する前記保存手段によって保存されたユニットデータをもとに、前記レイアウトにおける位置を設定するレイアウト位置設定手段と
    を具備したことを特徴とする請求項2記載の設計システム。
  8. 前記レイアウト位置設定手段によって設定された商品の前記レイアウトにおける位置に応じて、当該商品に対応する前記保存手段によって保存されたユニットデータをもとに、前記媒体に掲載される商品についての印刷物用の設計データを生成する設計データ生成手段を具備したことを特徴とする請求項6記載の設計システム。
  9. 前記レイアウト位置設定手段によって設定された商品の前記レイアウトにおける位置に応じて、当該商品についての印刷物の前記媒体における掲載位置を表すインデックスデータを生成するインデックスデータ生成手段を具備したことを特徴とする請求項7記載の設計システム。
  10. コンピュータを、
    商品についての印刷物用の設計データからグループ化されたデータをユニットとして分割するユニット分割手段と、
    前記ユニット分割手段によって分割されたユニットに含まれるレイアウトデータと、前記ユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成するユニット保管データ生成手段と、
    前記レイアウトデータ中で用いられるデータのファイルと前記ユニット保管データ生成手段によって生成されたユニット保管データとを、前記商品に対応する一意に決定される識別データを付加してユニットデータとして保存する保存手段とに機能させるための設計プログラム。
  11. コンピュータを、
    商品に関するデータを商品に固有の識別データを含めて登録する商品情報管理手段と、
    前記商品情報管理手段によって登録された商品についての印刷物を掲載する媒体に関するデータを登録する媒体情報管理手段と、
    前記媒体情報管理手段によってデータが登録された媒体に掲載させる商品を、前記商品情報管理手段によってデータが登録された商品から選定させて登録する商品選定手段と、
    前記商品選定手段によって登録された商品について作成された印刷物用の設計データをユニットとして分割するユニット分割手段と、
    前記ユニット分割手段によって分割されたユニットに含まれるレイアウトデータと、前記ユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成するユニット保管データ生成手段と、
    前記レイアウトデータ中で用いられるデータのファイルと前記ユニット保管データ生成手段によって生成されたユニット保管データとを、前記商品に対応する一意に決定される識別データを付加してユニットデータとして保存する保存手段と、
    前記商品選定手段によって登録された商品が示す識別データに対応するユニットデータを前記保存手段によって保存されたユニットデータから検索するユニットデータ検索手段と、
    前記ユニットデータ検索手段によって検索されたユニットデータを、前記商品選定手段によって選択された商品についての印刷物用の設計データを作成するために提供するユニットデータ提供手段とに機能させるための設計プログラム。
  12. 商品についての印刷物用の設計データからグループ化されたデータをユニットとして分割し、
    この分割されたユニットに含まれるレイアウトデータと、前記ユニットに関連付けられた付属データとを含むユニット保管データを生成し、
    この生成されたユニット保管データと前記レイアウトデータ中で用いられるデータのファイルとを、前記商品に対応する一意に決定される識別データを付加してユニットデータとして保存することを特徴とする設計データ管理方法。
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