JPH05163843A - 多層建造物 - Google Patents

多層建造物

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JPH05163843A
JPH05163843A JP33182491A JP33182491A JPH05163843A JP H05163843 A JPH05163843 A JP H05163843A JP 33182491 A JP33182491 A JP 33182491A JP 33182491 A JP33182491 A JP 33182491A JP H05163843 A JPH05163843 A JP H05163843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
stairs
floors
elevator
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP33182491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Takahashi
一躬 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH05163843A publication Critical patent/JPH05163843A/ja
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  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 階段あるいはエレベータを介しての入居者等
の行き来が特定の階の間に限られるようにした多層建造
物を提供する。 【構成】 4階の左側から6階に上がるための階段13
が手前側に配置され、2階に下りるための階段(破線で
示す)14が隔壁15を挟んで階段13の奥に配置され
ている。また、右側から2階に下りるための階段16が
手前側に配置され、6階に上がるための階段(破線で示
す)17が隔壁15を挟んで階段16の奥に配置されて
いる。4階の入居者が6階に上がる場合には、階段1
3,17を利用する。この際、階段13,17は5階に
通じていないため、5階の入居者と出会うようなことは
ない。また、2階に下りる場合には、階段14,16を
利用する。この場合も、階段13,17が3階に通じて
いないため、3階の入居者と出会うようなことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、独身寮や複合ビル等
に好適な多層建造物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多層建造物では各階から上下の
階に昇降するための通行手段として、エレベータや階段
やエスカレータが具えられており、入居者や来訪者は建
造物内の任意の階層に自由に行き来できるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数種類に
分けることのできる用途、例えば独身寮を建設する場
合、風紀上の観点等から、男子用の棟と女子用の棟とは
別々にせざるを得なかった。そのため、建設コストや土
地の有効活用の点から問題がある。また、同一ビルディ
ング内の上下の階層に学習塾と酒場とが入居しているよ
うな場合、共通の階段を通して酒場の騒音が学習塾側に
侵入する等の不都合を生じることがあった。更に、二つ
の企業が共同使用するビルディングの場合、景観,日照
等を公平にするべくそれぞれ1階置きの階層への入居を
希望することがあるが、この場合にもエレベータや階段
等で互いの社員が出会うことになり、両企業が競争関係
にあったり、また相互の情報の往来を避けたい場合に不
都合を生じることがあった。
【0004】本発明はこのような従来の多層建造物の問
題点に着目してなされたもので、エレベータや階段等を
介しての入居者等の行き来が特定の階の間に限られるよ
うにした多層建造物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では多数の
階層を有し、且つ前記階層間を連絡するエレベータ,階
段,エスカレータ及び斜路の中から選択された、少なく
とも一つの通行手段を具えた建造物において、前記通行
手段により、前記階層のうち少なくとも一つの階層を隔
てて、或る種の階層どうしのみを連絡するとともに、前
記階層のうちの前記の或る種の階層を隔てて別の種の階
層どうしのみを連結した。
【0006】
【作用】本発明の多層建造物では、エレベータや階段等
の通行手段を介しての往来が特定の階層間に限られるた
め、同一棟内の上下の階層に複数種の入居者がいても、
互いの接触が防止されるし、また、或る種の階層が他の
種の階層を隔てて複数形成され、両種の階層は一つ置き
又は二つ置き程度の上下の距離をおいているだけである
から、景観も大差なく、また日照は殆ど同一の条件にな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1には、本発明の一実施例に係るオフィス
ビルディングの4階を平面視により示し、図2には、図
1中のA−A拡大断面視を示してある。また、図3に
は、図1中のB−B拡大断面視を示し、図4には、図3
中のC−C拡大断面視を示してある。
【0008】図1において、1は長方形のフロアであ
り、その中央部にはそれぞれ図中左側に入口を有する一
対のトイレ2これらの間の給湯室3とが隣接して配置さ
れている。トイレ2および給湯室3の背面には、4基の
エレベータ4(破線で示す)が昇降するエレベータ室5
が配置されている。ところが、図2にも示すように、こ
のエレベータ室5にはこの階(4階)に扉が設けられて
おらず、エレベータ4もこの階を含め偶数階には停止し
ない。エレベータ室5の図1における右側には、エレベ
ータホール6を挟み、これも4基のエレベータ7が昇降
するエレベータ室8が配置されている。このエレベータ
室8にはエレベータホール6に面した扉9が設けられて
おり、エレベータ7は1階を除き偶数階のみに停止す
る。尚、図示はしないが、1階については、各エレベー
タ室5,8に、エレベータホールに面した扉9が設けら
れており、ここでは両エレベータ4,7に出入りできる
ようになっている。
【0009】しかし、屋外に至るまで前記奇数階と偶数
階の利用者を隔離するとすれば、例えば1階のエレベー
タホール6の中央に隔壁を設け、各エレベータ4,7の
利用者を隔離したまま建物の出入口まで導くようにして
もよいし、また、偶数階に停止するエレベータ7の利用
者は、例えば2階から建物に出入りするようにする一
方、奇数階を利用するエレベータ4は、例えば1階から
建物に出入りするように建物を設計すればよい。
【0010】なお、各階層の用途によっては、建物の出
入口のある例えば1階では、両種の階の利用者が接触し
てもよい場合もある。この場合には、前記のように建物
の出入口までの間を隔離する必要はない。図1における
左右対称位置には階段室11,12が配置されている。
階段室11内においては、図3,図4に示すように、図
3中の左側の4階の位置から6階に上がるための階段1
3が手前側に配置され、また4階から2階に下りるため
の階段(破線で示す)14が隔壁15を挟んで階段13
の奥に配置されている。また、図3中の右側から2階に
下りるための階段16が手前側に配置され、6階に上が
るための階段(破線で示す)17が隔壁15を挟んで階
段16の奥に配置されている。各階段13,14,1
6,17の中間地点には踊り場18が設けられており、
該部の隔壁15には開口部19が形成されている。した
がって、階段13と階段17との間、および、階段14
と階段16との間は、踊り場18で開口部19により行
き来できるようになっている。尚、上下の階について
も、4階と同様に、それぞれ1階置きに昇降するための
階段が設けられている。
【0011】ここでは、偶数階どうし及び奇数階どうし
は夫々別の階段で連絡されているが、建物外への出入口
がある階層(例えば1階)は両方の階層と連絡してもよ
いし、また偶数階と奇数階の夫々の専用の出入口を相互
に離れた位置に設けてもよい。尚、図示はしないが、1
階フロアの入口付近等に2階に上がるための特別の階段
を設けておいて、偶数階と奇数階で往来できる余地を残
しておくとよい。
【0012】以下、本実施例の作用を説明する。本オフ
ィスビルディングでは、例えば4階の入居者が6階に上
がる場合には、エレベータ7あるいは階段13,17を
利用する。この際、エレベータ7は5階に停止せず、階
段13,17も5階には通じていないため、5階の入居
者と出会うようなことはない。また、4階から2階に下
りる場合には、エレベータ7あるいは階段14,16を
利用する。この場合もエレベータ7は3階に停止せず、
階段13,17も3階には通じていないため、3階の入
居者と出会うようなことはない。このように、エレベー
タおよび階段を介して1階置きに昇降することは可能で
あるが、1階上あるいは1階下の階層には行けない。し
たがって、社員どうしの接触が適当ではない二つの企業
が上下の階層に入居したような場合にも、両社の社員が
エレベータや階段で出会うことはない。尚、前述したよ
うに、偶数階用のエレベータ7が1階に停止すると共
に、1階から2階に上るための特別の階段を具えておけ
ば、入居者や管理人等が偶数階と奇数階の間で往来する
途が残されている。
【0013】以上で具体的実施例を説明したが、本発明
の実施態様はこの実施例に限られるものではない。例え
ば、上記実施例は本発明をオフィスビルディングに適用
したものであるが、男女混住の独身寮やユースホステル
等、入居者の隔離を必要とする種々の多層建造物に適用
可能である。また、上記実施例において、階段室の壁面
に踊り場に通じる施錠された扉を設け、この扉を開放す
ることにより上下階の行き来を可能とするようにしても
よい。更に、上記実施例では1階置きの階層にのみ昇降
可能なエレベータと階段とを具えるようにしたが、2以
上の階層を隔てて昇降可能とするようにしてもよいし、
通行手段としてエスカレータを用いるようにしてもよ
い。
【0014】ここで、往来できないように区分けされる
階層の種類をnとし、これらの階層が交互に重なってい
る場合、同一種類の階層を隔てる階層の数はn−1とな
る。すなわち、前記実施例のように、偶数階と奇数階の
2種類に区分する場合は2−1=1であるから、1つの
階層を隔てた上下の階層を連絡することになる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明の多層建造物によ
れば、エレベータや階段等を介し、少なくとも一つの階
層を隔てて、所望の階層どうしのみを連絡するようにし
たため、上下の階層の入居者が隔離されるようになる。
したがって、用途や種類別に建物を分けて夫々独立して
建設する必要がなくなり、建設コストの低減や土地の有
効活用を図れるという効果を奏する。また、同一ビルデ
ィングに二つの企業等がそれぞれ1階置きの階層へ入居
するような場合にも、これらの利用者間を隔離すること
ができる効果がある。さらに、或る種の階層が他の種の
階層を隔てて複数形成されているから、両種の階層は一
つ置き又は二つ置き程度の上下の距離をおいているだけ
であるため、複数種類に区分していても景観は大差なく
且つ日照は殆ど同一の条件になるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るオフィスビルディング
の4階を示す平面図である。
【図2】図1中のA部拡大断面図である。
【図3】図1中のB−B拡大断面図である。
【図4】図3中のC−C拡大断面図である。
【符号の説明】
1 フロア 4,7 エレベータ 9 扉 11,12 階段室 13,14 階段 15 隔壁 16,17 階段 18 踊り場 19 開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の階層を有し、且つ前記階層間を連
    絡するエレベータ,階段,エスカレータ及び斜路の中か
    ら選択された、少なくとも一つの通行手段を具えた建造
    物において、前記通行手段により、前記階層のうち少な
    くとも一つの階層を隔てて、或る種の階層どうしのみを
    連絡するとともに、前記階層のうちの前記の或る種の階
    層を隔てて別の種の階層どうしのみを連結したことを特
    徴とする多層建造物。
JP33182491A 1991-12-16 1991-12-16 多層建造物 Pending JPH05163843A (ja)

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JP33182491A JPH05163843A (ja) 1991-12-16 1991-12-16 多層建造物

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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