JPH05160410A - 電界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置 - Google Patents

電界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置

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JPH05160410A
JPH05160410A JP3320708A JP32070891A JPH05160410A JP H05160410 A JPH05160410 A JP H05160410A JP 3320708 A JP3320708 A JP 3320708A JP 32070891 A JP32070891 A JP 32070891A JP H05160410 A JPH05160410 A JP H05160410A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】P型シリコン基板11の表面に、N+ 型高濃度
不純物領域13A,13Bを接続するようにP型炭化シ
リコン層14が形成されている。この炭化シリコン層1
4に強誘電体膜15およびゲート電極16が順に積層さ
れている。ソース・ドレイン間のチャネルは、炭化シリ
コン層14内に形成される。 【効果】炭化シリコンには強誘電体材料中に含まれる金
属や酸素が拡散しにくいので、強誘電体膜15の形成後
の熱処理の際にも炭化シリコン層14が侵されることは
なく、良好なFET特性を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EEPROM(Electr
ically Erasable/Programable Read Only Memory)のよ
うな不揮発性のメモリにおいて好適に用いられる電界効
果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトラ
ンジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばPZT(lead(Pb) ZirconateTi
tanate )のような強誘電体材料に電界を印加すると、
分極方向が電界の方向に整列し、この整列状態は、電界
を取り去った後にも残留することが知られている。すな
わち、強誘電体材料の分極は、電界の印加に対してヒス
テリシス特性を示す。したがって、このようなヒステリ
シス特性を利用して、不揮発性のメモリ素子を構成する
ことが可能である。
【0003】強誘電体材料を用いた記憶素子は、たとえ
ば米国特許第3832700号や、「PbTiO3 Thin Film
Gate Nonvolatile Memory FET (1979 Proceedings of
the2nd Meeting on Ferroelectric Materials and Thei
r Applications F-8 pp239-244)」、さらに「"MFS FET"
-A New Type of Nonvolatile Memory Swich Using PLZT
Film(Proceedings of the 9th Conference on Solid S
tate Devices, Tokyo, 1977; Japanese Journal of App
lied Physics, Volume 17(1978) Supplument17-1,pp209
-214) 」などに記載されている。
【0004】すなわち、図7に示すように、ソース・ド
レイン領域となるN+ 型高濃度不純物領域1を形成した
P型シリコン基板2の表面に、強誘電体膜3をゲート絶
縁膜として形成し、この強誘電体膜1上にゲート電極4
が形成されて、電界効果トランジスタが構成される。そ
して、たとえば基板2を接地して、ゲート電極4に正の
書込電圧VP を印加すると、強誘電体膜3内では、図7
(a) に示す分極が生じ、このためのP型シリコン基板2
の表面には小数キャリアの電子が引き寄せられてチャネ
ル5が形成され、ソース・ドレイン間が導通状態とな
る。強誘電体膜3の分極は書込電圧VP を除去した後も
保持されるから、書込電圧VP を取り除いた後でもチャ
ネル5が形成された状態のままである。
【0005】一方、負の消去電圧−VE をゲート電極4
に印加すると、強誘電体膜3では、図7(b) に示すよう
に、書込電圧VP の印加時とは逆方向の分極が生じる。
これによりチャネルは消失し、ソース・ドレイン間は遮
断状態となる。この状態は、消去電圧−VE を取り除い
た後にも維持される。このようにして、チャネル5の有
無により書込状態と消去状態との2つの状態を設定する
ことができ、情報の記憶が達成される。すなわち、トラ
ンジスタが導通状態であるか遮断状態であるかを調べる
ことにより、記憶情報を読み出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のトランジスタで
は、強誘電体膜3がP型シリコン基板2の表面に直接形
成されている。このため、素子形成時の拡散工程や薄膜
形成工程などでの熱処理時に強誘電体膜3中のPbなど
の金属がシリコン基板2に拡散したり、強誘電体膜形成
時にシリコン基板2の表面が酸化されたりする。このた
め、電界効果トランジスタとしての特性が劣化すること
になるという問題がある。
【0007】この問題を解決するために、シリコン基板
の表面にまず酸化シリコン膜を形成し、この酸化シリコ
ン膜上に強誘電体膜を堆積させる技術が提案されてい
る。この提案に係わる技術では、ゲート近傍では等価的
に図8に示す回路が構成されることになる。すなわち、
ゲート電極とシリコン基板のチャネル領域との間に、強
誘電体膜に対応した容量C1と、酸化シリコン膜に対応
した容量C2とが直列接続されたときと等価な状態とな
る。
【0008】ところが、強誘電体膜の誘電率は酸化シリ
コン膜の100〜1000倍程度であるため、容量C1
は容量C2よりもはるかに大きくなる。したがって、ゲ
ート電極に印加した電圧の大半は、容量C2に対応する
酸化シリコン膜に印加されることになる。このため、強
誘電体膜に所望の分極状態を達成させるための電圧を印
加しようとすると、ゲート電極とシリコン基板との間に
極めて高い電圧を印加することが必要となり、実際の素
子への応用は困難である。
【0009】一方、炭化シリコン結晶は金属や酸素の拡
散が生じにくく、したがって炭化シリコン基板の表面に
強誘電体膜を形成して記憶素子を作成することが考えら
れる。ところが、炭化シリコン基板では、金属や酸素の
拡散が生じにくいのと同様に、不純物を拡散させること
も困難であり、このため不純物拡散による導電形式の制
御が困難であるという問題がある。すなわち、炭化シリ
コン基板を用いると、ソース・ドレインとなる高濃度不
純物領域の形成が困難になる。
【0010】このように、強誘電体膜の記憶装置への適
用には、大きな障害があり、強誘電体膜を用いた記憶装
置は未だ実用化されていないのが現状である。そこで、
本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、強誘電体
膜を用いた良好な電界効果トランジスタを提供するとと
もに、この電界効果トランジスタを用いて実用化の可能
な不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置を提供する
ことである。
【0011】また、本発明の他の目的は、上記電界効果
トランジスタの製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するための本発明の電界効果トランジスタは、ソー
ス・ドレイン領域となる或る導電形式の高濃度不純物領
域を間隔を開けて形成した半導体基板と、上記高濃度不
純物領域の間を接続するように上記半導体基板表面に形
成された上記高濃度不純物領域とは逆の導電形式の炭化
シリコン層と、この炭化シリコン層に積層して形成した
強誘電体膜と、この強誘電体膜上に形成したゲート電極
とを含むものである。
【0013】このような電界効果トランジスタは、ソー
ス・ドレイン領域となる或る導電形式の高濃度不純物領
域を形成すべき半導体基板の表面に、上記高濃度不純物
領域を形成すべき領域の間を接続するように上記高濃度
不純物領域とは逆の導電形式の炭化シリコン層を形成
し、上記高濃度不純物領域を形成し、上記炭化シリコン
層上に強誘電体膜を形成し、この強誘電体膜上にゲート
電極を形成し、上記高濃度不純物領域に電気的に接続さ
れるようにソース・ドレイン電極を形成することによっ
て製造することができる。
【0014】上述のような構成によれば、半導体基板上
に形成した炭化シリコン層上に強誘電体膜が形成される
ので、強誘電体膜中の金属や酸素が炭化シリコン層中に
拡散することはなく、炭化シリコン層の表面近傍の領域
をチャネル領域として用いて良好なFET特性を得るこ
とができる。しかも、半導体基板として不純物の拡散に
よる導電形式の制御が容易なシリコン基板などを適用す
れば、ソース・ドレイン領域となる高濃度不純物領域を
容易に形成することができるので、素子の製造が困難と
なることもない。炭化シリコン層はチャネル領域を構成
することになるが、チャネル領域では不純物濃度を高く
する必要がないから、この炭化シリコン層の導電形式の
制御が困難になることはない。
【0015】なお、上記の構成の電界効果トランジスタ
では、強誘電体膜の分極方向に応じて、炭化シリコン層
の表面にチャネルを生じさせるための閾値を二種類に設
定できるから、2種類の閾値を有する電界効果トランジ
スタが実現されることになる。換言すれば、2つの安定
状態を有する電界効果トランジスタが実現される。ま
た、本発明の不揮発性記憶素子は、上記の電界効果トラ
ジスタと、上記ゲート電極と半導体基板との間に所定方
向の電界を印加して、上記強誘電体膜の分極方向を或る
方向に整列させて情報の書込を行う手段と、上記ゲート
電極と半導体基板との間に上記所定方向とは逆の方向の
電界を印加して、上記強誘電体膜の分極方向を反転させ
て情報の消去を行う手段と、上記電界効果トランジスタ
の閾値の高低を調べることで情報の読出を行う手段とを
含むものである。
【0016】この構成によって、強誘電体膜への電界の
印加により、強誘電体膜中の分極の方向を反転させるこ
とで情報の書込と消去とが達成できる。また、強誘電体
膜中の分極の方向に応じて、炭化シリコン層の表面にチ
ャネルを形成させるための閾値が変化するから、この閾
値の高低を調べることにより情報の読出が達成できるこ
とになる。
【0017】なお、強誘電体膜は、PZTで構成される
ことが好ましい。これは、PZTと炭化シリコンの格子
定数が極めて近似しているからであり、PZTからなる
強誘電体膜と炭化シリコン層との組合せを採用すること
により、良好なヒステリシス特性を有する強誘電体膜の
形成が可能となり、記憶性能を向上することができる。
すなわち、低電圧・低電力の印加により、強誘電体膜に
おける分極を反転させることができる。
【0018】また、大容量の不揮発性記憶装置は、アレ
イ状に配置され、上記の電界効果トランジスタをそれぞ
れ有するメモリセルと、任意のメモリセルを選択する手
段と、選択されたメモリセルの上記ゲート電極と半導体
基板との間に所定方向の電界を印加して、上記強誘電体
膜の分極方向を或る方向に整列させて情報の書込を行う
手段と、選択されたメモリセルの上記ゲート電極と半導
体基板との間に上記所定方向とは逆の方向の電界を印加
して、上記強誘電体膜の分極方向を逆の方向に整列させ
て情報の消去を行う手段と、選択されたメモリセルの上
記電界効果トランジスタの閾値の高低を調べることで情
報の読出を行う手段とを備えることによって構成するこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例の不
揮発性記憶装置の一部の断面図であり、メモリトランジ
スタとして用いられる電界効果トランジスタの構成が示
されている。P型シリコン基板11には、フィールド酸
化膜12で分離された素子形成領域が形成されており、
この素子形成領域にソース・ドレイン領域となる高濃度
不純物領域13A,13B(総称するときには、「高濃
度不純物領域13」という。)が所定の間隔を開けて形
成されている。基板11の表面には、高濃度不純物領域
13A,13Bの間を接続するように、P型の炭化シリ
コン層14が形成され、この炭化シリコン層14上に、
PZTなどからなる強誘電体膜15およびポリシリコン
からなるゲート電極16が順に積層されている。
【0020】高濃度不純物領域13の表面から炭化シリ
コン層14の縁部に至る領域には、N+ 型のポリシリコ
ン膜17A,17B(総称するときには、「ポリシリコ
ン膜17」という。)が形成されており、さらにポリシ
リコン膜17と強誘電体膜15との接触を防ぐための酸
化シリコン膜18が形成されている。ゲート電極16な
どを覆うように、酸化シリコン膜19が形成されてい
る。この酸化シリコン膜19において、高濃度不純物領
域13A,13Bの上部に対応する位置には、コンタク
ト孔20A,20Bが形成されており、このコンタクト
孔20A,20Bにソース・ドレイン電極となる金属2
1A,21Bが堆積させられている。金属21A,21
BとN+ 型の高濃度不純物領域13A,13Bとは、N
型のポリシリコン膜17A,17Bを介して接続されて
おり、これにより良好なオーミック接触が形成されてい
る。なお、22はパッシベーション膜である。
【0021】図2は、強誘電体膜に電界を印加したとき
における分極の変化を示す図である。強誘電体膜に印加
する電界を増加していくと、電界方向の分極Pが増大し
ていき、状態Cの飽和状態となる。次に電界を減少させ
ていくと、分極Pは減少するが、電界を零にしても分極
Pが残留して、状態Dとなる。さらに、逆方向の電界を
印加していくことにより分極Pは減少していき、或る負
の電界を印加した状態Eで分極Pは零になる。さらに、
逆方向の電界を増大していくと、分極Pは逆方向に増大
していき、状態Fの飽和状態となる。この状態から、負
の電界を減少させていくと、電界を零にしても分極Pが
残留して、状態Aとなる。この状態から、正の電界を増
大していくことにより、状態Bを経て上記の飽和状態C
に至る。
【0022】このように、強誘電体膜2の分極Pは電界
に対してヒステリシス特性を示し、本実施例の記憶装置
では、このヒステリシス特性を利用して、記憶動作が達
成される。図3は、図1に示されたトランジスタの原理
的な構成を示す概念図である。また、次に示す表1に
は、情報の書込、消去および読出時における動作がまと
めて示されている。以下では、図3および表1を参照し
て、動作を説明する。
【0023】
【表1】
【0024】<書込動作>P型半導体基板11を接地し
て、ゲート電極16に正の書込電圧VP を印加すると、
図3(a) に示す状態となる。すなわち、強誘電体膜15
では、ゲート電極16側が「−」となり、基板11側が
「+」となるような分極Pが生じて、この誘電体膜15
は図2の状態Cとなる。このときには、炭化シリコン
(SiC)層14において強誘電体膜15に接触する表
面には、小数キャリアである電子が誘導され、ソース領
域(N+ 型高濃度不純物領域17A)とドレイン領域
(N+ 型高濃度不純物領域17B)とを接続するチャネ
ルが形成されることになる。すなわち、この場合に、当
該電界効果トランジスタは導通状態(オン)となる。書
込電圧VP を除去した後は、強誘電体膜15の状態は図
2の状態Dとなり、分極Pが残留するから、チャネルが
形成されたままの状態に維持される。
【0025】<消去動作>ゲート電極16に負の消去電
圧−VE (たとえばVE =VP である。)を印加する
と、図3(b)の状態となる。すなわち、強誘電体膜15
では、ゲート電極16側が正で、基板11側が負である
ような分極Pが生じ、図2の状態Fとなる。このとき、
炭化シリコン層14の表面には、ホールが誘導されるか
ら、チャネルが消失し、ソース・ドレイン間は遮断状態
となる。消去電圧−VE を除去した後には、強誘電体膜
15の状態と、図2の状態Aとなり、状態Fの場合と等
しい方向の分極Pが残留するから、チャネルが消失した
状態に保たれる。
【0026】<読出動作>記憶情報の読出時には、ゲー
ト電極16への電圧の印加は行われない。すなわち、上
述のように書込状態ではトランジスタは導通し、消去状
態ではトランジスタは遮断されるのであるから、たとえ
ばドレインに電流を与えたときに、ソース側で電流が検
出されるかどうかを調べることで、記憶情報の読出を達
成できる。
【0027】上述のように本実施例の記憶装置を構成す
る電界効果トランジスタでは、高濃度不純物領域13
A,13B間を接続するようにシリコン基板11の表面
に形成した炭化シリコン層14に強誘電体膜15を積層
し、炭化シリコン層14の表面にチャネルを形成させる
ようにしている。炭化シリコンは、シリコンに比較し
て、強誘電体中に含まれる金属や酸素の拡散の割合が、
1/10〜1/1000と極めて低いという特性があ
る。このため、素子形成過程における熱処理時にも、強
誘電体膜15中の金属や酸素が炭化シリコン層14に拡
散することがない。したがって、炭化シリコン層14で
チャネルを形成させるようにした上記の電界効果トラン
ジスタでは、良好なFET特性を達成することができ
る。
【0028】一方、シリコンの格子定数は5.43Åで
あるのに対して、炭化シリコンの格子定数は4.36Å
である。この炭化シリコンの格子定数は、PZTの格子
定数(4.08〜4.12Å)に極めて近似している。
したがって、強誘電体膜15をPZTで構成することと
すると、この強誘電体膜の反転分極のヒステリシス特性
が極めて良好になり、良好な記憶動作を達成することが
できる。すなわち、低電圧・低電力で、強誘電体膜15
の分極を反転させることができる。
【0029】さらに、本実施例においては、ソース・ド
レイン領域となる高濃度不純物領域13は、シリコン基
板11に形成されている。すなわち、炭化シリコン結晶
では不純物拡散による導電形式の制御が困難であるた
め、高濃度不純物領域13は不純物拡散が容易なシリコ
ン結晶中に形成することとしているのである。このよう
にして、チャネルを炭化シリコン層14で形成させるよ
うにして良好なFET特性を実現しているとともに、高
濃度不純物領域13はシリコン基板11中に形成するこ
ととして素子の作成を容易にしている。なお、チャネル
領域となる炭化シリコン層14は導電形式をP型に制御
する必要があるが、チャネル領域では低い不純物濃度で
足りるので、この炭化シリコン層14の導電形式の制御
が困難となることはない。
【0030】図4および図5は、上記の不揮発性記憶装
置の製造方法を工程順に示す断面図である。先ず、図4
(a) に示すように、P型シリコン基板11の表面にパッ
ド用の酸化シリコン膜41(たとえば500Å)が熱酸
化法により形成され、この酸化シリコン膜41の表面
に、窒化シリコン膜(Si3 4 )42がパターン形成
される。この窒化シリコン膜42は、たとえば減圧CV
D法により形成され、膜厚はたとえば1500Åとされ
る。膜形成後のパターニングは、通常のフォトリソグラ
フィ技術およびフォトエッチング技術を適用して行われ
る。
【0031】次に、図4(b) に示すように、窒化シリコ
ン膜42をマスクとした熱酸化法により、素子分離用の
フィールド酸化膜12が選択的に形成される。次いで、
図4(c) に示すように、窒化シリコン膜42が剥離さ
れ、フォトリソグラフィ技術によりチャネル領域の酸化
シリコン膜41が選択除去される。さらに、酸化シリコ
ン膜41を除去した基板11の表面に、炭化シリコンが
選択的に成長させられ、炭化シリコン層14が形成され
る。この炭化シリコン層14の膜厚は、たとえば10n
mとされる。なお、炭化シリコンは酸化シリコン膜には
成長しにくいので、基板11に接触した炭化シリコン層
14の選択成長は容易に達成できる。
【0032】この状態から、ソース・ドレイン領域の酸
化シリコン膜41が除去されて、次に、たとえば膜厚1
00nmのポリシリコン膜が減圧CVD法により形成さ
れ、リンイオンの注入が行われる。リンイオンの注入の
後には、アニールにより不純物の熱拡散処理が行われ
る。これにより、N+ 型の高濃度不純物領域13A,1
3Bが基板11中に形成されるとともに、上記のポリシ
リコン膜もN+ 型となる。そして、このポリシリコン膜
をパターニングすることによって、図4(d) に示すよう
に、N+ 型のポリシリコン膜17A,17Bが得られ
る。
【0033】この状態から、ポリシリコン膜17の表面
の熱酸化が行われ、膜厚50nmの酸化シリコン膜18
が形成され、図5(e) の状態となる。次に、たとえばP
ZTからなる強誘電体膜15が形成され、さらに強誘電
体膜15上にゲート電極となるポリシリコン膜16が形
成される。そして、これらの膜15,16がフォトリソ
グラフィ技術によりパターニングされることにより、図
5(f) に示す状態となる。なお、強誘電体膜15は、た
とえばスパッタリング法、CVD法やSOL−GEL法
により形成することができる。この強誘電体膜15の膜
厚は、たとえば500nmとされる。また、ポリシリコ
ン膜16は、たとえば減圧CVD法により形成され、そ
の膜厚はたとえば500nmとされる。
【0034】図5(f) の状態から、次に、酸化シリコン
膜(BPSG)19が全面に形成され、さらにステップ
カバレージの向上のためにリフロー処理が施される。こ
の酸化シリコン膜19において高濃度不純物領域13
A,13Bの上方に対応する位置にはコンタクト孔20
A,20Bが形成される。このコンタクト孔20A,2
0Bには、ポリシリコン膜17A,17Bを介してそれ
ぞれ高濃度不純物領域13A,13Bに電気的に接続さ
れるソース電極およびドレイン電極となる金属21A,
21Bが形成される。これらの金属21A,21Bは、
たとえばアルミニウム金属で構成される。この金属21
A,21Bの形成後には、全面を被覆するように、パッ
シベーション膜22が形成され、このようにして図5
(g) に示す装置が完成することになる。
【0035】図6は、上述の電界効果トランジスタを個
々に有するメモリセルをアレイ状に配置して構成した不
揮発性記憶装置の回路構成を示す電気回路図である。各
メモリセルには、上記の電界効果トランジスタがメモリ
トランジスタMTrとして備えられているほか、各セル
を選択するための選択トランジスタSTrが備えられて
いる。一方方向に整列したメモリセル(m,n)および
(m,n+1)またはメモリセル(m+1,n)および
(m+1,n+1)では、各選択トランジスタSTrの
ゲートはワードラインWm またはワードラインWm+1
共通に接続されており、また各メモリトランジスタMT
rのゲートは制御ゲートラインCGLm または制御ゲー
トラインCGLm+1 に共通に接続されている。一方、ワ
ードラインWm ,Wm+1 に交差する方向に整列している
メモリセル(m,n)および(m+1,n)またはメモ
リセル(m,n+1)および(m+1,n+1)では、
各選択トランジスタのドレインはビットラインBLn
たはBLn+1 に共通接続されており、さらにメモリトラ
ンジスタMTrのソースおよび基板はソースラインSL
n またはSLn+1 に共通接続されている。
【0036】次に示す表2には、メモリセル(m,n)
を選択して書込、消去および読出を行う際に、ビットラ
インBLn ,BLn+1 、ソースラインSn ,Sn+1 、ゲ
ートラインWn ,Wn+1 および制御ゲートラインCGL
n ,CGLn+1 にそれぞれ印加される電圧がまとめて示
されている。以下では、この表2と図6とを参照して、
メモリセル(m,n)に対する情報の書込、消去および
読出の各動作について説明する。なお、表2において、
記号「−」は、当該信号ラインが開放とされるかまたは
任意の電圧が与えられることを表している。
【0037】
【表2】
【0038】書込を行うときには、図外のメモリ駆動回
路は、ソースラインSLn およびワードラインWLm
WLm+1 に−1/2・VP を与え、制御ゲートラインC
GL m に+1/2・VP を印加する。これにより、メモ
リセル(m,n)では、半導体基板11とゲート16と
の間に、ゲート16側が正となる書込電圧VP が印加さ
れる。これにより、強誘電体膜15における分極方向が
ゲート16から基板11に向かう方向に整列して、情報
の書込が達成される。すなわち、この状態では、強誘電
体膜15の直下のP型炭化シリコン層14の表面に小数
キャリアである電子が誘導され、これによりチャネルが
形成されることになる。この結果、当該メモリトランジ
スタMTrは閾値の低い状態となり、本実施例では、制
御ゲートラインCGLm を接地電位とした状態でも、当
該メモリトランジスタMTrは導通する。
【0039】なお、上記の書込電圧VP は、強誘電体膜
15の分極方向を反転させることができる最低電圧(図
2のB,E点の電圧)である抗電界に対して、次式の関
係が成立する値に選ばれる。
【0040】
【数1】
【0041】この書込動作時において、メモリセル
(m,n)と制御ゲートラインCGLm を共有するメモ
リセル(m,n+1)では、ソースラインSLn+1 が接
地電位とされる。このため、このセル(m,n+1)の
メモリトランジスタMTrでは、強誘電体膜15に書込
電圧VP の半分の電圧1/2・VP が印加されるに過ぎ
ないので、分極の配列に変化が生じることはなく、この
メモリトランジスタMTrに対する書込は生じない。同
様に、メモリセル(m,n)とソースラインSLn を共
有するメモリセル(m+1,n)では、制御ゲートライ
ンCGLm+1 が接地電位とされるために、書込が生じる
ことはない。メモリセル(m+1,n+1)では、制御
ゲートラインCGLm+1 およびソースラインSLn+1
いずれも接地電位とされるので、書込は生じない。
【0042】消去動作は、書込動作とほぼ同様な動作に
よって達成される。すなわち、消去動作は、選択された
メモリセル(m,n)のメモリトランジスタMTrの強
誘電体膜15における分極方向を、書込状態のときとは
反対方向に整列させる動作であるから、書込時とは反対
の極性の電圧を制御ゲートラインCGLm およびソース
ラインSLn に印加することによって行える。この消去
状態では、当該メモリセル(m,n)のメモリトランジ
スタMTrの閾値は高い状態となり、制御ゲートライン
CGLを接地電位としたときには、このメモリトランジ
スタMTrは遮断状態となる。
【0043】情報の読出時には、ソースラインSLn
SLn+1 および制御ゲートラインCGLm ,CGLm+1
はいずれも接地電位とされる。したがって、書込状態の
セルのメモリトランジスタMTrは導通するが、消去状
態のメモリセルのメモリトランジスタMTrと遮断状態
となる。この状態で、メモリセル(m,n),(m,n
+1)に対応したワードラインWLm には、選択トラン
ジスタSTrを導通させることができる電圧(たとえば
5V)が与えられる。また、ビットラインBL n ,BL
n+1 に所定のセンス電圧Sが発生する。そして、このと
きに、ビットラインBLn ,BLn+1 の電位の降下が生
じるかどうかが図外の構成によって監視される。
【0044】すなわち、メモリセル(m,n)が書込状
態にあれば当該メモリセル(m,n)のメモリトランジ
スタMTrは導通状態であるから、ビットラインBLn
の電位がソースラインSLn の電位である接地電位に引
かれて降下する。また、メモリセル(m,n)が消去状
態であれば、当該メモリセル(m,n)のメモリトラン
ジスタMTrは遮断状態となっているから、上記の電位
降下が生じない。このため、ビットラインBLn の電位
の降下を監視することで、メモリセル(m,n)の記憶
情報の読出が達成されることになる。
【0045】また、メモリセル(m,n)と共通のワー
ドラインWLm に接続されたメモリセル(m,n+1)
に関しても同様である。すなわち、ビットラインB
n ,BLn+1 の電位を個々に監視するための構成を設
けておくことにより、各ビットラインBLn ,BLn+1
に同時にセンス電圧Sを発生させることによって、ワー
ドラインWm に接続された複数のメモリセルからの情報
を並列に読み出すことができる。
【0046】なお、メモリセル(m,n)と共通のビッ
トラインBLn に接続されたメモリセル(m+1,n)
では、ワードラインWLm+1 が接地電位とされるため、
情報の読出が生じることはない。このようにして、アレ
イ状に配置された複数のメモリセルから任意のメモリセ
ルを選択して、情報の書込、消去および読出を行うこと
ができる。このようにして、強誘電体材料の電界に対す
るヒステリシス特性を利用した大容量の電気的に書換可
能なメモリが実現される。
【0047】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではない。たとえば、上記の実施例では、強誘電体
としてPZTを例に採ったが、たとえばPLZT(lead
(Pb)Lanthanum Zirconate Titanate )や、LiNbO
3 、BaMgF4 などの他の強誘電体が適用されてもよ
く、この場合にも強誘電体膜中の金属や酸素が炭化シリ
コン層に拡散することがないので、良好なFET特性を
得ることができる。
【0048】さらに、上記の実施例では、Nチャネルの
電界効果トランジスタを例にとったが、Pチャネルのト
ランジスタも同様にして容易に作成され得る。また、上
記の実施例では、トランジスタが導通する状態を書込状
態と定義し、トランジスタが遮断される状態を消去状態
と定義しているが、いずれの状態が書込状態または消去
状態と定義されてもよい。
【0049】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の変更を施すことが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、半導体基
板の表面に炭化シリコン層を形成し、この炭化シリコン
層に強誘電体膜を積層させるとともに、炭化シリコン層
においてチャネルを形成させるようにしている。この炭
化シリコン層には、強誘電体膜からの金属や酸素が極め
て拡散しにくいので、強誘電体膜を用いながら良好なF
ET特性が達成できる。
【0051】しかも、半導体基板には不純物拡散による
導電形式の制御が容易なシリコン基板などを適用するこ
とができるから、ソース・ドレイン領域となる高濃度不
純物領域の形成は容易であり、素子の製造が困難になる
こともない。このようにして、強誘電体膜をゲート絶縁
膜に適用した実用化の容易な電界効果トランジスタが実
現される。この結果、上記の電界効果トランジスタを用
いることにより、分極が電界に対してヒステリシス特性
を有するという強誘電体の特性を利用した不揮発性の記
憶素子や記憶装置の実用化への途が拓かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の不揮発性記憶装置の一部の
断面図である。
【図2】強誘電体の分極の電界に対するヒステリシス特
性を示す図である。
【図3】上記不揮発性記憶装置のメモリトランジスタの
原理的構成を示す概念図である。
【図4】上記不揮発性記憶装置の製造工程を工程順に示
す断面図である。
【図5】上記不揮発性記憶装置の製造工程を工程順に示
す断面図である。
【図6】メモリセルをアレイ状に配置した上記不揮発性
記憶装置の回路構成を示す電気回路図である。
【図7】先行技術の基本構成を示す概念図である。
【図8】強誘電体膜とシリコン基板との間に酸化シリコ
ン膜を介在させた提案例のゲート近傍の等価回路を示す
電気回路図である。
【符号の説明】
11 P型半導体基板 13A N+ 型高濃度不純物領域(ソース領域) 13B N+ 型高濃度不純物領域(ドレイン領域) 14 P型炭化シリコン層 15 強誘電体膜 16 ゲート電極 21A 金属(ソース電極) 21B 金属(ドレイン電極)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソース・ドレイン領域となる或る導電形式
    の高濃度不純物領域を間隔を開けて形成した半導体基板
    と、 上記高濃度不純物領域の間を接続するように上記半導体
    基板表面に形成された上記高濃度不純物領域とは逆の導
    電形式の炭化シリコン層と、 この炭化シリコン層に積層して形成した強誘電体膜と、 この強誘電体膜上に形成したゲート電極とを含むことを
    特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】ソース・ドレイン領域となる或る導電形式
    の高濃度不純物領域を形成すべき半導体基板の表面に、
    上記高濃度不純物領域を形成すべき領域の間を接続する
    ように上記高濃度不純物領域とは逆の導電形式の炭化シ
    リコン層を形成する工程と、 上記高濃度不純物領域を形成する工程と、 上記炭化シリコン層上に強誘電体膜を形成する工程と、 この強誘電体膜上にゲート電極を形成する工程と、 上記高濃度不純物領域に電気的に接続されるようにソー
    ス・ドレイン電極を形成する工程とを含むことを特徴と
    する電界効果トランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】上記請求項1記載の電界効果トラジスタ
    と、 上記ゲート電極と半導体基板との間に所定方向の電界を
    印加して、上記強誘電体膜の分極方向を或る方向に整列
    させて情報の書込を行う手段と、 上記ゲート電極と半導体基板との間に上記所定方向とは
    逆の方向の電界を印加して、上記強誘電体膜の分極方向
    を反転させて情報の消去を行う手段と、 上記電界効果トランジスタの閾値の高低を調べることで
    情報の読出を行う手段とを含むことを特徴とする不揮発
    性記憶素子。
  4. 【請求項4】アレイ状に配置され、上記請求項1記載の
    電界効果トランジスタをそれぞれ有する複数のメモリセ
    ルと、 任意のメモリセルを選択する手段と、 選択されたメモリセルの上記ゲート電極と半導体基板と
    の間に所定方向の電界を印加して、上記強誘電体膜の分
    極方向を或る方向に整列させて情報の書込を行う手段
    と、 選択されたメモリセルの上記ゲート電極と半導体基板と
    の間に上記所定方向とは逆の方向の電界を印加して、上
    記強誘電体膜の分極方向を逆の方向に整列させて情報の
    消去を行う手段と、 選択されたメモリセルの上記電界効果トランジスタの閾
    値の高低を調べることで情報の読出を行う手段とを含む
    ことを特徴とする不揮発性記憶装置。
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