JPH07161854A - 不揮発性メモリ - Google Patents
不揮発性メモリInfo
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- JPH07161854A JPH07161854A JP5341697A JP34169793A JPH07161854A JP H07161854 A JPH07161854 A JP H07161854A JP 5341697 A JP5341697 A JP 5341697A JP 34169793 A JP34169793 A JP 34169793A JP H07161854 A JPH07161854 A JP H07161854A
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/21—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
- G11C11/22—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using ferroelectric elements
- G11C11/223—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using ferroelectric elements using MOS with ferroelectric gate insulating film
Abstract
一段と低消費電力を実現する。 【構成】メモリセルを構成する薄膜トランジスタのバツ
クチヤネルに強誘電体キヤパシタを埋め込み、当該強誘
電体キヤパシタの分極特性を微少電流によつて反転させ
る。これによりデータの書き込み時や消去時に流れる電
流を少なくすることができ、一段と消費電流の小さいメ
モリセルを実現することができる。また強誘電体コンデ
ンサは低電界において容易に分極を反転できるため、従
来に比して一段と低電圧でも確実な動作を実現すること
ができる。
Description
特に強誘電体メモリに適用して好適なものである。
う特徴から大いに期待されている。図7に主な強誘電体
メモリの例を示す。上段(図7(A))及び中段(図7
(B))のメモリは強誘電体キヤパシタを用いるもので
あり、下段(図7(C))のメモリは強誘電体をゲート
とするトランジスタ(金属−強誘電体−半導体(MF
S:metal ferroelectricity semiconductor)構造のト
ランジスタ)を用いるものである。
リは記憶信号を増巾して読み出すことができる。このた
め低電圧動作時においても情報の読み出しが容易であ
り、強誘電体メモリとして最有力視されている。ただし
この方式ではデータの書込みや消去のためゲート電極に
高電圧を印加すると、同じゲート電極線(ワード線)に
接続されている全てのセルのゲート電極に高電圧が印加
され、全てのセルに同じデータが書き込まれる問題があ
る。
されたセルにだけ強いバイアスをかけ、他のセルにはバ
イアスをかけないチヤネルシールドという方法が用いら
れている。この方法はトランジスタのソース及びドレイ
ンに選択的にバイアスを加えることによつて選択された
セルにだけ強いバイアスを加える一方、同一ワード線に
接続される他のセルにはソース及びドレイン間に形成さ
れたチヤネル領域の電位によつてゲートと基板間のバイ
アスを弱めるものである。
ルドの効果は 100〔%〕有効ではないため、選択的なデ
ータの書き込みや消去を確実に実現するにはゲートに加
える電圧をある程度大きくしなければならない。しかし
これは低電圧化に反するという問題があつた。またデー
タの読み出しは、図8に示すように、トランジスタのソ
ースをワード線とし、かつドレインをビツト線として用
いるため、接合容量等によりワード線の負荷が大きくな
り動作速度が遅くなる問題があつた。加えて選択セルだ
けでなく非選択セルのトランジスタにも電流が流れるの
で消費電流が大きくなるという問題があつた。
で、従来に比して一段と低電圧かつ低消費電流によつて
データを書き込むことができ、また消去することができ
る不揮発性メモリを提案しようとするものである。
め本発明においては、薄膜トランジスタ2のバツクチヤ
ネルに強誘電体コンデンサ3が配置され、当該強誘電体
コンデンサ3の分極極性に対応して薄膜トランジスタ2
がオン又はオフ制御されるメモリセルを具えるようにす
る。
れる電流は強誘電体コンデンサ3の分極を反転させるの
に必要な電荷だけで済み、一段の低電流化を実現するこ
とができる。また強誘電体コンデンサ3は低電界におい
ても容易に分極を反転できるため、従来に比して一段と
低電圧で動作するメモリセルを容易に実現することがで
きる。
する。
断面構造及び等価回路を示すもので、メモリセル1を構
成する薄膜トランジスタ2のバツクチヤネルに強誘電体
キヤパシタ3を埋め込むことを特徴としている。以下等
価回路との対応関係を中心に断面構造を説明する。
ド酸化膜5上に形成されたゲートポリシリコン6が図2
に示す書込みビツト線WBに対応する。このビツト線W
B上に設けられた層間絶縁膜7に囲まれたPZT(Pb
(ZrTi)O3 )8が強誘電体キヤパシタ3である。
この強誘電体キヤパシタ3には図3に示すヒステリシス
履歴特性があり、電界Ec が0の場合における分極Ps
の正/負によつて情報を記憶することができる。この実
施例ではバツクチヤネルに埋め込まれた強誘電体キヤパ
シタ3の分極極性を制御することによつてトランジスタ
のオンオフをスイツチング制御する。
9を設け、PZT8と薄膜シリコン層10とが直接触れ
ないようにしてある。これはPZTとシリコンとの間の
界面準位が多いこと、またPZTとシリコンが一部反応
してしまうことなどを防ぐためである。これらの問題が
解決されればシリコン酸化膜9はなくても良い。
のチヤネル10A、ソース10B及びドレイン10Cが
構成される。この薄膜シリコン層10の表面にゲートシ
リコン酸化膜11を介してゲートポリシリコン12が形
成される。このゲートポリシリコン12は図2のワード
線RWに対応する。また薄膜トランジスタのソース10
Bは接地又は所定の電位に接続され、ドレイン10Cは
コンタクト14を介してAlビツト線15に接続されて
いる。
スを図4に示す。まず図4(A)に示すように、シリコ
ン基板4上に選択酸化法(LOCOS:local oxidatio
n of silicon法)等によりフイールド酸化膜5を形成
し、さらにその上面に一般的な方法で金属酸化膜半導体
(MOS:metal oxide semiconductor )のゲートポリ
シリコン電極6を加工する。続いてゲートポリシリコン
電極6の上にシリコン酸化膜によつて層間絶縁膜7を形
成する。この層間絶縁膜7を加工し、メモリセル部分に
強誘電体膜形成部7Aを開口する。
にPZT8を堆積して埋め込む。次にその表面に10〔n
m〕の酸化膜9を形成し、さらにその上に非晶質シリコ
ンをSi2 H6 を約 460〔℃〕で熱分解して堆積する。
この非結晶シリコンを 600〔℃〕で10時間の熱処理する
ことにより結晶化し、厚さ20〔nm〕のシリコン膜10を
形成する。
形状にパターニングした後、 850〔℃〕の酸素中で厚さ
10〔nm〕のシリコン酸化膜(SiO2 )を形成し、ゲー
ト酸化膜11とする。さらにワード線RWとなるポリシ
リコン膜(又はポリサイド膜)12を堆積し、加工す
る。次にワード線RWをマスクにしてシリコン層10に
ソース10B及びドレイン10Cを形成するためヒ素
(As)を5×1014〔atom/cm2 〕でイオン注入す
る。その後は層間絶縁膜13を堆積してシリコン層10
の表面を覆い、ドレイン引き出し用のコンタクト窓を形
成する。続いてアルミニウム配線等を一般的な方法で形
成し、図5に示すように、メモリセルを完成する。
ビツト線Bj との交点に位置するメモリセル1にデータ
を書き込む場合、消去する場合、読み出す場合のそれぞ
れについての各動作を説明する。
(すなわち図3のR0)とする。この状態でワード線W
k 及び書込みビツト線WBj に+3〔V〕及び−3
〔V〕をそれぞれ印加すると、このセルに埋め込まれた
強誘電体キヤパシタ3の状態はR0からWの状態に変化
する。このとき他のワード線Wi (≠k)及び書込みビ
ツト線WBl (≠j)を0〔V〕としておけば他のセル
にデータの書き込みは起こらない。続いてワード線Wk
及び書込みビツト線WBj に0〔V〕を印加すると、強
誘電体キヤパシタ3の状態はR1に遷移する。
k に−3〔V〕を印加し、書込みビツト線WBj を+3
〔V〕印加する。このとき強誘電体キヤパシタ3の状態
はR1からCの状態に遷移する。次にワード線Wk 及び
書込みビツト線WBj に0〔V〕を印加とすると強誘電
体キヤパシタ3の状態はCからR0の状態に遷移する。
れる全てのセルのデータを一括消去したい場合(すなわ
ちフラツシユ消去の場合)には、ワード線Wに0〔V〕
を印加し、書込みビツト線WBj に+6〔V〕を印加す
る。これにより全てのセルが一括消去され、いわゆるフ
ラツシユメモリができる。
(R1)の場合とに分けて読み出し動作を説明する。因
に各分極状態における薄膜トランジスタのId −Vg 特
性は図6に示すようになる。
場合、図6から分かるように、薄膜トランジスタ1のな
りワード線Wk にVRWという電圧を加えても薄膜トラン
ジスタはオンしない。従つてセルの強誘電体キヤパシタ
3の状態を負に制御しておけばビツト線に電流が流れる
ことはない。
(R1)の場合、ワード線Wk にVRWという電圧が印加
されることによりオンする。従つてセルの強誘電体キヤ
パシタ3の状態を正に制御しておけばビツト線に電流が
流れ、流れる電流を検出することができる。因にこのと
きビツト線にはある電圧VCCを充電しておく。
メモリセルを流れる電流を分極の反転に要する電荷だけ
にでき、不揮発性メモリの一段の低電流化を図ることが
できる。また低電界でのデータ反転ができる強誘電体キ
ヤパシタを用いることにより一段と低電圧で動作する不
揮発性メモリを実現することができる。
ード線の入力インピーダンスを無限大にでき、正確な記
憶の書き込みと消去を低電圧かつ低消費で確実に達成す
ることができる。また構造としては、強誘電体を用いた
薄膜トランジスタを用いることにより、書き込み線や選
択線、またデータ線(ビツト線)を一段とコンパクトに
集積することができる。
去時に負電圧を用いる場合について述べたが、本発明は
これに限らず、正電圧だけでデータの書き込みや消去を
実現することができる。この場合、データを書込むに
は、書込み対象である選択セルに接続されるワード線W
k 及び書込みビツト線WBj にそれぞれ+6〔V〕及び
0〔V〕を印加し、非選択セルに接続される書込みビツ
ト線WBi (≠k )に+6〔V〕を印加すれば良い。ま
たデータを消去するには、選択セルに接続されるワード
線Wk に0〔V〕を印加し、非選択セルに接続されるワ
ード線Wl (≠k )及び書込みビツト線WBi (≠j )
にそれぞれ6〔V〕を印加すれば良い。
してはPZT(Pb(ZrTi)O3 )を用いる場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、PTO(Pb
TiO3 )やPLZT((Pb、La)(Zr、Ti)
O3 )等、他の強誘電体を用いても良い。このとき3
〔V〕以下の電圧で分極反転ができ、1010以上の書き
換え回数が実現できる。
ルを構成する薄膜トランジスタのバツクチヤネルに強誘
電体キヤパシタを埋め込み、当該強誘電体キヤパシタの
分極特性を微少電流によつて反転させることにより、デ
ータの書き込み時や消去時に流れる電流を少なくするこ
とができ、一段と消費電流の小さいメモリセルを実現す
ることができる。また強誘電体コンデンサは低電界にお
いても容易に分極を反転できるため、従来に比して一段
と低電圧でも確実な動作を実現することができる。
断面図である。
図である。
る。
誘電体キヤパシタ、4……シリコン基板、5……フイー
ルド酸化膜、6……ゲートポリシリコン、7……層間絶
縁膜、8……PZT、9……シリコン酸化膜、10……
シリコン層、10A……チヤネル、10B……ソース、
10C……ドレイン、11……ゲート酸化膜、12……
ゲートポリシリコン、14……コンタクト、15……ビ
ツト線。
Claims (3)
- 【請求項1】薄膜トランジスタのバツクチヤネルに強誘
電体コンデンサが配置され、当該強誘電体コンデンサの
分極極性に対応して上記薄膜トランジスタがオン又はオ
フ制御されるメモリセルを具えることを特徴とする不揮
発性メモリ。 - 【請求項2】上記強誘電体コンデンサの一方の電極を書
き込み信号線に接続して上記薄膜トランジスタの第1の
ゲート電極とし、 上記薄膜トランジスタのソースを電源線に接続し、かつ
ドレインを読み出し線に接続し、 上記第1のゲート電極に対し、上記薄膜トランジスタの
チヤネル領域を挟んで反対側に設けられた第2のゲート
電極を選択線に接続することを特徴とする請求項1に記
載の不揮発性メモリ。 - 【請求項3】上記第2のゲート電極をポリサイドとする
ことを特徴とする請求項2に記載の不揮発性メモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5341697A JPH07161854A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 不揮発性メモリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5341697A JPH07161854A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 不揮発性メモリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07161854A true JPH07161854A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18348078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5341697A Pending JPH07161854A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 不揮発性メモリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07161854A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6081417A (en) * | 1997-05-26 | 2000-06-27 | Nec Corporation | Capacitor having a ferroelectric layer |
US6532165B1 (en) | 1999-05-31 | 2003-03-11 | Sony Corporation | Nonvolatile semiconductor memory and driving method thereof |
WO2010097862A1 (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-02 | パナソニック株式会社 | 半導体メモリセル及びその製造方法並びに半導体記憶装置 |
WO2011138941A1 (ja) * | 2010-05-07 | 2011-11-10 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 電界効果トランジスター及びメモリー装置 |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP5341697A patent/JPH07161854A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5415613B2 (ja) * | 2010-05-07 | 2014-02-12 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 電界効果トランジスター及びメモリー装置 |
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