JPH08273373A - 半導体記憶装置とその動作方法 - Google Patents
半導体記憶装置とその動作方法Info
- Publication number
- JPH08273373A JPH08273373A JP7073908A JP7390895A JPH08273373A JP H08273373 A JPH08273373 A JP H08273373A JP 7073908 A JP7073908 A JP 7073908A JP 7390895 A JP7390895 A JP 7390895A JP H08273373 A JPH08273373 A JP H08273373A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- storage node
- ferroelectric capacitor
- electrode
- potential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims abstract description 28
- 238000011017 operating method Methods 0.000 title 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims abstract description 88
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 83
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 19
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 12
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims 1
- 230000006386 memory function Effects 0.000 abstract description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 8
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 6
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000005360 phosphosilicate glass Substances 0.000 description 3
- 102100020800 DNA damage-regulated autophagy modulator protein 1 Human genes 0.000 description 2
- 101000931929 Homo sapiens DNA damage-regulated autophagy modulator protein 1 Proteins 0.000 description 2
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000001066 destructive effect Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N Boron Chemical compound [B] ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N barium titanate Chemical compound [Ba+2].[Ba+2].[O-][Ti]([O-])([O-])[O-] JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910002113 barium titanate Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 229910052796 boron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 1
- HFGPZNIAWCZYJU-UHFFFAOYSA-N lead zirconate titanate Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[Ti+4].[Zr+4].[Pb+2] HFGPZNIAWCZYJU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229910000510 noble metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011574 phosphorus Substances 0.000 description 1
- 239000003870 refractory metal Substances 0.000 description 1
- 229910021332 silicide Inorganic materials 0.000 description 1
- FVBUAEGBCNSCDD-UHFFFAOYSA-N silicide(4-) Chemical compound [Si-4] FVBUAEGBCNSCDD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Dram (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 不揮発性メモリと揮発性メモリ機能を併せ持
つ半導体記憶装置を提供する。また、強誘電体キャパシ
タの疲労の少ない半導体記憶装置を提供する。 【構成】 3個のトランジスタと1個の強誘電体キャパ
シタを有し、蓄積ノードを構成する。強誘電体キャパシ
タは、蓄積ノードとプレート線間に接続される。強誘電
体キャパシタの両電極間にかかる電位を調整すること
で、キャパシタの分極反転が発生しない条件でのDRA
M動作と、分極反転を伴う不揮発性メモリ動作が可能と
なる。必要に応じてDRAM動作と不揮発性動作を使い
分けることで、分極反転の回数を減らし、強誘電体キャ
パシタの疲労を抑制する。
つ半導体記憶装置を提供する。また、強誘電体キャパシ
タの疲労の少ない半導体記憶装置を提供する。 【構成】 3個のトランジスタと1個の強誘電体キャパ
シタを有し、蓄積ノードを構成する。強誘電体キャパシ
タは、蓄積ノードとプレート線間に接続される。強誘電
体キャパシタの両電極間にかかる電位を調整すること
で、キャパシタの分極反転が発生しない条件でのDRA
M動作と、分極反転を伴う不揮発性メモリ動作が可能と
なる。必要に応じてDRAM動作と不揮発性動作を使い
分けることで、分極反転の回数を減らし、強誘電体キャ
パシタの疲労を抑制する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリに関し、
特にダイナミックなランダムアクセスが可能なメモリに
関する。
特にダイナミックなランダムアクセスが可能なメモリに
関する。
【0002】
【従来の技術】今日用いられているメモリの種類には、
大きく分けて、不揮発性メモリと揮発性メモリがある。
不揮発性メモリとは、電源が切断され、電力等のエネル
ギーを供給しなくても書き込まれた記憶内容が消失しな
いメモリであり、例えばフラッシュメモリ、磁気テープ
や磁気フロッピーディスクである。
大きく分けて、不揮発性メモリと揮発性メモリがある。
不揮発性メモリとは、電源が切断され、電力等のエネル
ギーを供給しなくても書き込まれた記憶内容が消失しな
いメモリであり、例えばフラッシュメモリ、磁気テープ
や磁気フロッピーディスクである。
【0003】揮発性メモリとは、電源が切断されると記
憶内容が消失してしまうメモリであり、例えばスタティ
ックランダムアクセスメモリ(SRAM)やダイナミッ
クランダムアクセスメモリ(DRAM)といった半導体
メモリである。
憶内容が消失してしまうメモリであり、例えばスタティ
ックランダムアクセスメモリ(SRAM)やダイナミッ
クランダムアクセスメモリ(DRAM)といった半導体
メモリである。
【0004】DRAMは、比較的シンプルなメモリ構造
を有し、高集積化が可能であり、今日のデータ処理装置
では重要な半導体メモリである。しかし揮発性メモリで
ある為、記憶を維持する為には、電源を投入し続ける必
要がある。
を有し、高集積化が可能であり、今日のデータ処理装置
では重要な半導体メモリである。しかし揮発性メモリで
ある為、記憶を維持する為には、電源を投入し続ける必
要がある。
【0005】最近、半導体メモリのキャパシタとして強
誘電体膜を一対の電極間に挟んだ強誘電体キャパシタを
用いることで、揮発性メモリに不揮発性メモリの利点を
付加する試みがなされている。
誘電体膜を一対の電極間に挟んだ強誘電体キャパシタを
用いることで、揮発性メモリに不揮発性メモリの利点を
付加する試みがなされている。
【0006】強誘電体キャパシタの両電極間に電圧をか
けると、強誘電体膜は誘電分極を起こし、図4(A)、
図4(B)に示すように双極子が電界Eの向きに配列
し、二つの電極に電荷(+q、−q)が発生する。この
強誘電体キャパシタの分極状態は、印加電圧の変化に対
し図3(A)に示すようなヒステリシスループを示す。
強誘電体キャパシタにかかる電圧を0V、即ち電源を切
断しても、残留分極+Pr(B点)、もしくは−Pr
(D点)が残り、分極の向きはそのまま保存される。点
Bの分極状態は図4(A)、点Dの分極状態は図4
(B)に示す。双極子は電界の方向に沿って配列し、電
界の方向とは逆向きの分極を示す。図4(A)に示すよ
うに、各双極子が下側を+極、上側を−極とする分極状
態を「上向きの分極状態」とする。その逆に、図4
(B)に示すように、下側を−極、上側を+極とする分
極状態を「下向きの分極状態」とする。キャパシタ誘電
体の分極を相殺するように電極には逆極性の電荷が誘起
されている。この分極特性を不揮発性メモリとして利用
できる。
けると、強誘電体膜は誘電分極を起こし、図4(A)、
図4(B)に示すように双極子が電界Eの向きに配列
し、二つの電極に電荷(+q、−q)が発生する。この
強誘電体キャパシタの分極状態は、印加電圧の変化に対
し図3(A)に示すようなヒステリシスループを示す。
強誘電体キャパシタにかかる電圧を0V、即ち電源を切
断しても、残留分極+Pr(B点)、もしくは−Pr
(D点)が残り、分極の向きはそのまま保存される。点
Bの分極状態は図4(A)、点Dの分極状態は図4
(B)に示す。双極子は電界の方向に沿って配列し、電
界の方向とは逆向きの分極を示す。図4(A)に示すよ
うに、各双極子が下側を+極、上側を−極とする分極状
態を「上向きの分極状態」とする。その逆に、図4
(B)に示すように、下側を−極、上側を+極とする分
極状態を「下向きの分極状態」とする。キャパシタ誘電
体の分極を相殺するように電極には逆極性の電荷が誘起
されている。この分極特性を不揮発性メモリとして利用
できる。
【0007】現在、強誘電体キャパシタを用いた半導体
メモリとしては、1メモリセルに1トランジスタと1強
誘電体キャパシタを含む構成のFRAM(RAMTRO
M社製品)が実用化されている。図6に、FRAMの等
価回路を示す。FRAMのメモリセルは、一個のトタン
ジスタと一個の強誘電体キャパシタを有し、その構成は
1トランジスタと1メモリセルから構成される一般的な
DRAM回路とほぼ等しい。図6に示すように、トラン
ジスタは、ワード線に接続された制御端子と、ビット線
に接続された一方の電流端子と蓄積ノード(ST)を構
成する他方の電流端子を有する。強誘電体キャパシタの
一方の電極は、蓄積ノードSTに接続されており、他方
の電極は、プレート線に接続されている。
メモリとしては、1メモリセルに1トランジスタと1強
誘電体キャパシタを含む構成のFRAM(RAMTRO
M社製品)が実用化されている。図6に、FRAMの等
価回路を示す。FRAMのメモリセルは、一個のトタン
ジスタと一個の強誘電体キャパシタを有し、その構成は
1トランジスタと1メモリセルから構成される一般的な
DRAM回路とほぼ等しい。図6に示すように、トラン
ジスタは、ワード線に接続された制御端子と、ビット線
に接続された一方の電流端子と蓄積ノード(ST)を構
成する他方の電流端子を有する。強誘電体キャパシタの
一方の電極は、蓄積ノードSTに接続されており、他方
の電極は、プレート線に接続されている。
【0008】トランジスタの数が1個であるFRAM回
路を用いてデータの書き込み/読み出しをする場合は、
蓄積ノードSTの電荷量の変化を「1」、「0」の判定
に用いる。即ち、強誘電体キャパシタの分極状態の変化
に伴う電極への電荷移動をデータの判定に用いる。
路を用いてデータの書き込み/読み出しをする場合は、
蓄積ノードSTの電荷量の変化を「1」、「0」の判定
に用いる。即ち、強誘電体キャパシタの分極状態の変化
に伴う電極への電荷移動をデータの判定に用いる。
【0009】図3(A)を参照すると、分極の方向が反
転する点Bから点C、点Dから点Aへの変化の際には電
荷移動量は大きく、分極方向の反転がない点Bから点
A、点Dから点Cへの変化の際の電荷移動量は小さい。
転する点Bから点C、点Dから点Aへの変化の際には電
荷移動量は大きく、分極方向の反転がない点Bから点
A、点Dから点Cへの変化の際の電荷移動量は小さい。
【0010】そこで、読み出しの際は、例えば点D→点
Aのような分極反転を発生し、大きな電荷移動量が起こ
る場合を「0」とし、点B→点Aのように分極反転が起
きず、電荷移動量が小さな場合を「1」として検出す
る。このFRAM回路を用いたデータの読み出しは、破
壊読み出しである為、「0」を読みだすと分極状態は反
転して「1」状態となる。「0」のデータを書き込む時
は点B→C→D、読み出す時は点D→A→Bにように動
作させる。すると、「0」の書き込み、読み出しの度に
分極状態が変化する。
Aのような分極反転を発生し、大きな電荷移動量が起こ
る場合を「0」とし、点B→点Aのように分極反転が起
きず、電荷移動量が小さな場合を「1」として検出す
る。このFRAM回路を用いたデータの読み出しは、破
壊読み出しである為、「0」を読みだすと分極状態は反
転して「1」状態となる。「0」のデータを書き込む時
は点B→C→D、読み出す時は点D→A→Bにように動
作させる。すると、「0」の書き込み、読み出しの度に
分極状態が変化する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この分極反転
が数百万回と繰り返されると、強誘電体キャパシタは疲
労し、図3(B)に示すような、残留分極Prの値の小
さいヒステリシスループを示すようになってしまう。残
留分極の減少は、読み出し電流の減少を意味し、やがて
「1」、「0」の判定も困難となる。
が数百万回と繰り返されると、強誘電体キャパシタは疲
労し、図3(B)に示すような、残留分極Prの値の小
さいヒステリシスループを示すようになってしまう。残
留分極の減少は、読み出し電流の減少を意味し、やがて
「1」、「0」の判定も困難となる。
【0012】本発明の目的は、不揮発性メモリと揮発性
メモリ機能を併せ持つ半導体記憶装置を提供することで
ある。本発明の他の目的は、強誘電体キャパシタを有
し、かつ疲労の少ない半導体記憶装置を提供することで
ある。
メモリ機能を併せ持つ半導体記憶装置を提供することで
ある。本発明の他の目的は、強誘電体キャパシタを有
し、かつ疲労の少ない半導体記憶装置を提供することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、蓄積ノードと、前記蓄積ノードに接続された一方の
電流端子、他方の電流端子および制御端子を有する第1
のトランジスタと、前記蓄積ノードに接続された制御端
子と一対の電流端子を有する第2のトランジスタと、前
記第2のトランジスタの一方の電流端子に接続された一
方の電流端子と、他方の電流端子と制御端子を有する第
3のトランジスタと、一対の電極を有し、その一方の電
極が前記蓄積ノードに接続されておりかつ他方の電極が
バイアス電圧を与えるプレート線に接続されている強誘
電体キャパシタと、を有するメモリセルを含む。
は、蓄積ノードと、前記蓄積ノードに接続された一方の
電流端子、他方の電流端子および制御端子を有する第1
のトランジスタと、前記蓄積ノードに接続された制御端
子と一対の電流端子を有する第2のトランジスタと、前
記第2のトランジスタの一方の電流端子に接続された一
方の電流端子と、他方の電流端子と制御端子を有する第
3のトランジスタと、一対の電極を有し、その一方の電
極が前記蓄積ノードに接続されておりかつ他方の電極が
バイアス電圧を与えるプレート線に接続されている強誘
電体キャパシタと、を有するメモリセルを含む。
【0014】また、本発明の半導体記憶装置の動作方法
は、上述のメモリセルを用いて、情報の書き込み、若し
くは読み出しを行う際に、前記蓄積ノードの電位にかか
わらず、強誘電体キャパシタが分極反転しない電位を前
記プレート線に印加し、蓄積ノードの電位変化を情報の
有無の判断に使用するDRAM動作と、前記蓄積ノード
の電位によっては強誘電体キャパシタが分極反転を起こ
しうる電位を前記プレート線に印加し、分極の向きの反
転に伴う蓄積ノードの電荷の変化量を情報の有無の判断
に使用する不揮発性メモリ動作と、のいずれかの動作を
選択的に使用する。
は、上述のメモリセルを用いて、情報の書き込み、若し
くは読み出しを行う際に、前記蓄積ノードの電位にかか
わらず、強誘電体キャパシタが分極反転しない電位を前
記プレート線に印加し、蓄積ノードの電位変化を情報の
有無の判断に使用するDRAM動作と、前記蓄積ノード
の電位によっては強誘電体キャパシタが分極反転を起こ
しうる電位を前記プレート線に印加し、分極の向きの反
転に伴う蓄積ノードの電荷の変化量を情報の有無の判断
に使用する不揮発性メモリ動作と、のいずれかの動作を
選択的に使用する。
【0015】
【作用】第1のトランジスタを用いてデータを選択的に
強誘電体キャパシタに書き込み、これに伴う蓄積ノード
の電位変化を第2のトランジスタと第3のトランジスタ
を用いて増幅した電流として読みだすことができる。
強誘電体キャパシタに書き込み、これに伴う蓄積ノード
の電位変化を第2のトランジスタと第3のトランジスタ
を用いて増幅した電流として読みだすことができる。
【0016】蓄積ノードの電位変化は分極状態にかかわ
らず可能である。分極状態の変化が小さくても電位が変
化すれば、データの「1」、「0」の判定が可能であ
る。よって、誘電体キャパシタに分極反転を起こさせな
い範囲でキャパシタにかかる電位を調整し、データの書
き込み/読み出しができる。また、蓄積ノードの放電に
よる電位の時間的減少は、第1のトランジスタを用いた
リフレッシュ動作で回復することができる。即ちDRA
M動作を行うことが可能となる。
らず可能である。分極状態の変化が小さくても電位が変
化すれば、データの「1」、「0」の判定が可能であ
る。よって、誘電体キャパシタに分極反転を起こさせな
い範囲でキャパシタにかかる電位を調整し、データの書
き込み/読み出しができる。また、蓄積ノードの放電に
よる電位の時間的減少は、第1のトランジスタを用いた
リフレッシュ動作で回復することができる。即ちDRA
M動作を行うことが可能となる。
【0017】強誘電体キャパシタの一方の電極に接続さ
れたプレート線にかかる電位を調整し、強誘電体キャパ
シタの分極状態を反転させることもできる。電源供給を
絶って、蓄積ノードが放電しても強誘電体キャパシタ
は、いずれかの向きの残留分極を維持する。次の電圧印
加時、分極方向に応じて選択的に分極反転が生じる。分
極の反転は、蓄積ノードに大きな電荷移動を発生させ
る。よって、データの書き込みと読み出しの際、分極反
転が起こり得る電位の設定を行い、分極反転に伴う電荷
移動量を「1」、「0」の判定に用いることができる。
即ち、不揮発性メモリ動作を行うことができる。
れたプレート線にかかる電位を調整し、強誘電体キャパ
シタの分極状態を反転させることもできる。電源供給を
絶って、蓄積ノードが放電しても強誘電体キャパシタ
は、いずれかの向きの残留分極を維持する。次の電圧印
加時、分極方向に応じて選択的に分極反転が生じる。分
極の反転は、蓄積ノードに大きな電荷移動を発生させ
る。よって、データの書き込みと読み出しの際、分極反
転が起こり得る電位の設定を行い、分極反転に伴う電荷
移動量を「1」、「0」の判定に用いることができる。
即ち、不揮発性メモリ動作を行うことができる。
【0018】DRAM動作と不揮発性動作を選択するこ
とができ、不揮発性メモリ動作回数を抑制し、強誘電体
コンデンサの分極反転回数を減じることができる。
とができ、不揮発性メモリ動作回数を抑制し、強誘電体
コンデンサの分極反転回数を減じることができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。1.等価回路 図1に実施例のメモリセルの等価回路を示す。トランジ
スタT1の一方の電流端子は書き込みデータ信号線DW
に、制御端子は書き込み選択信号線SWに、そして他方
の電流端子はトランジスタT2の制御端子にそれぞれ接
続される。
いて説明する。1.等価回路 図1に実施例のメモリセルの等価回路を示す。トランジ
スタT1の一方の電流端子は書き込みデータ信号線DW
に、制御端子は書き込み選択信号線SWに、そして他方
の電流端子はトランジスタT2の制御端子にそれぞれ接
続される。
【0020】トランジスタT1の他方の電流端子とトラ
ンジスタT2の制御端子の接続点は蓄積ノードSTを構
成し、蓄積ノードSTはさらに強誘電体キャパシタCF
の一方の電極X1に接続される。蓄積ノードSTの電位
は、強誘電体キャパシタCFの一方の電極X1にかかる
電位となる。また、強誘電体キャパシタCFの他方の電
極X2はプレート線に接続される。
ンジスタT2の制御端子の接続点は蓄積ノードSTを構
成し、蓄積ノードSTはさらに強誘電体キャパシタCF
の一方の電極X1に接続される。蓄積ノードSTの電位
は、強誘電体キャパシタCFの一方の電極X1にかかる
電位となる。また、強誘電体キャパシタCFの他方の電
極X2はプレート線に接続される。
【0021】トランジスタT2の一方の電流端子は接地
され、他方の電流端子は、トランジスタT3の一方の電
流端子に接続される。トランジスタT3の制御端子は読
み出し選択信号線SRに、他方の電流端子は、読み出し
データ信号線DRに接続される。
され、他方の電流端子は、トランジスタT3の一方の電
流端子に接続される。トランジスタT3の制御端子は読
み出し選択信号線SRに、他方の電流端子は、読み出し
データ信号線DRに接続される。
【0022】2.メモリ動作 上述したメモリセルの等価回路の動作について説明す
る。上述の回路を用いれば揮発性メモリ機能を有するD
RAM動作と不揮発性メモリ動作を選択することができ
る。通常状態では、強誘電体キャパシタの分極反転を生
じさせない為、強誘電体キャパシタに単一極性の電圧が
印加されるように信号電位を調整して、DRAM動作を
行う。さらに、電源を切断する場合は、強誘電体キャパ
シタの分極の反転を伴う不揮発性のメモリデータの記憶
を行う。以下、各動作について図1の等価回路、図3
(A)の強誘電体キャパシタの分極状態を参考に説明す
る。
る。上述の回路を用いれば揮発性メモリ機能を有するD
RAM動作と不揮発性メモリ動作を選択することができ
る。通常状態では、強誘電体キャパシタの分極反転を生
じさせない為、強誘電体キャパシタに単一極性の電圧が
印加されるように信号電位を調整して、DRAM動作を
行う。さらに、電源を切断する場合は、強誘電体キャパ
シタの分極の反転を伴う不揮発性のメモリデータの記憶
を行う。以下、各動作について図1の等価回路、図3
(A)の強誘電体キャパシタの分極状態を参考に説明す
る。
【0023】1)DRAM動作 DRAM動作における各トランジスタの役割は、3個の
トランジスタを用いた一般的なDRAMの場合とほぼ同
じように考えることができる。トランジスタT1は、デ
ータを強誘電体キャパシタCFに書き込む為の書き込み
選択用トランジスタであるとともに、強誘電体キャパシ
タに蓄積されたデータの減衰を補う為のリフレッシュ用
トランジスタとして機能する。
トランジスタを用いた一般的なDRAMの場合とほぼ同
じように考えることができる。トランジスタT1は、デ
ータを強誘電体キャパシタCFに書き込む為の書き込み
選択用トランジスタであるとともに、強誘電体キャパシ
タに蓄積されたデータの減衰を補う為のリフレッシュ用
トランジスタとして機能する。
【0024】トランジスタT1によって強誘電体キャパ
シタCFに書き込まれたデータは、センス用トランジス
タT2によって検知される。即ち、蓄積ノードSTの電
位によって、トランジスタT2が導通または、非導通の
状態となる。トランジスタT3は読み出し選択用トラン
ジスタである。読み出したデータは、トランジスタT
2、T3を経て増幅された読み出しデータ信号DRとし
て取り出される。
シタCFに書き込まれたデータは、センス用トランジス
タT2によって検知される。即ち、蓄積ノードSTの電
位によって、トランジスタT2が導通または、非導通の
状態となる。トランジスタT3は読み出し選択用トラン
ジスタである。読み出したデータは、トランジスタT
2、T3を経て増幅された読み出しデータ信号DRとし
て取り出される。
【0025】DRAM動作時においては、強誘電体キャ
パシタCFの一方の電極X1は、蓄積ノードSTに接続
されており、VSS(0V)かVCC(5V)のいずれ
かの電位を採る。他方の電極X2に接続されたプレート
線はGND電位に固定される。よって、強誘電体キャパ
シタCFの分極状態は、図3(A)中の点Aから点B間
のいずれかにあり、分極はいずれも上向きである。
パシタCFの一方の電極X1は、蓄積ノードSTに接続
されており、VSS(0V)かVCC(5V)のいずれ
かの電位を採る。他方の電極X2に接続されたプレート
線はGND電位に固定される。よって、強誘電体キャパ
シタCFの分極状態は、図3(A)中の点Aから点B間
のいずれかにあり、分極はいずれも上向きである。
【0026】点Aの位置は強誘電体キャパシタに充電を
行った状態で安定とはいえず、時間とともに強誘電体キ
ャパシタは放電し、電位は減衰し点Bの位置に変化す
る。よって、充電状態を維持する為にはトランジスタT
1によるリフレッシュの必要がある。なお、このような
充放電の間、強誘電体キャパシタの分極は同一方向であ
り、分極の変化はわずかである。従って強誘電体の疲労
は、ほとんど生じない。
行った状態で安定とはいえず、時間とともに強誘電体キ
ャパシタは放電し、電位は減衰し点Bの位置に変化す
る。よって、充電状態を維持する為にはトランジスタT
1によるリフレッシュの必要がある。なお、このような
充放電の間、強誘電体キャパシタの分極は同一方向であ
り、分極の変化はわずかである。従って強誘電体の疲労
は、ほとんど生じない。
【0027】従来のような1個のトランジスタを用いた
FRAMの回路構成では、電荷移動量をもって「1」、
「0」の検知を行う為、電荷移動量の少ないA→B間の
分極状態の変化を、「1」の判定に利用することは困難
である。しかし、上述の実施例の等価回路構成を用いれ
ば、蓄積ノードSTの電位をトランジスタT2、T3を
経て増幅した電流として取りだすことができる。分極反
転の発生しないA→B間の動作なので不揮発性は得られ
ないが、蓄積ノードSTの電位変化をDRAM動作時の
メモリ動作の「1」、「0」の検知に用いることができ
る。
FRAMの回路構成では、電荷移動量をもって「1」、
「0」の検知を行う為、電荷移動量の少ないA→B間の
分極状態の変化を、「1」の判定に利用することは困難
である。しかし、上述の実施例の等価回路構成を用いれ
ば、蓄積ノードSTの電位をトランジスタT2、T3を
経て増幅した電流として取りだすことができる。分極反
転の発生しないA→B間の動作なので不揮発性は得られ
ないが、蓄積ノードSTの電位変化をDRAM動作時の
メモリ動作の「1」、「0」の検知に用いることができ
る。
【0028】勿論、A→B間ではなく、C→D間の変化
に対応する蓄積ノードSTの電位変化をメモリ動作の
「1」、「0」の検知に用いることもできる。
に対応する蓄積ノードSTの電位変化をメモリ動作の
「1」、「0」の検知に用いることもできる。
【0029】2)不揮発性メモリ動作 不揮発性メモリ動作のデータ書き込みとデータ読み出し
は、トランジスタT1を用いていずれも行う。強誘電体
キャパシタの分極状態の変化に伴う電荷移動量を「1」
「0」の判定に用いる。
は、トランジスタT1を用いていずれも行う。強誘電体
キャパシタの分極状態の変化に伴う電荷移動量を「1」
「0」の判定に用いる。
【0030】不揮発性データの書き込みは、例えば電源
切断直前に行う。トランジスタT1をONにし、蓄積ノ
ードSTをVCCかVSSのいずれかに固定した後、プ
レート線の電位を中間レベル(1/2VCC)に持ち上
げる。蓄積ノードSTとプレート線PLとの間に接続さ
れた強誘電体キャパシタは、印加電圧の極性に応じた分
極を示す。
切断直前に行う。トランジスタT1をONにし、蓄積ノ
ードSTをVCCかVSSのいずれかに固定した後、プ
レート線の電位を中間レベル(1/2VCC)に持ち上
げる。蓄積ノードSTとプレート線PLとの間に接続さ
れた強誘電体キャパシタは、印加電圧の極性に応じた分
極を示す。
【0031】例えば、不揮発性メモリ動作に入る直前の
DRAM動作においては、強誘電体キャパシタが、図3
(A)中の点Bと点A間で示す上向きの分極状態を有す
るものと仮定する。DRAM動作で読み出したデータを
不揮発性メモリ動作で書き込む。
DRAM動作においては、強誘電体キャパシタが、図3
(A)中の点Bと点A間で示す上向きの分極状態を有す
るものと仮定する。DRAM動作で読み出したデータを
不揮発性メモリ動作で書き込む。
【0032】データが「1」である場合、蓄積ノードS
Tの電位がVCCに固定された後にプレート線の電位が
中間レベルに持ち上げられる。強誘電体キャパシタの分
極方向は、図3(A)中の点Aで示す上向きの分極状態
となる。
Tの電位がVCCに固定された後にプレート線の電位が
中間レベルに持ち上げられる。強誘電体キャパシタの分
極方向は、図3(A)中の点Aで示す上向きの分極状態
となる。
【0033】データが「0」の場合、蓄積ノードSTの
電位がVSSに固定された後にプレート線の電位が中間
レベルに持ち上げられる。強誘電体キャパシタの分極状
態は反転し、図3(A)中の点Cで示す下向きの分極状
態となる。その後、印加電圧を解除しても、残留分極+
Pr、または−Prが残る。
電位がVSSに固定された後にプレート線の電位が中間
レベルに持ち上げられる。強誘電体キャパシタの分極状
態は反転し、図3(A)中の点Cで示す下向きの分極状
態となる。その後、印加電圧を解除しても、残留分極+
Pr、または−Prが残る。
【0034】不揮発性データの読み出しは、例えば電源
の立ち上げ直後に行う。プレート線をLowレベルに維
持し、書き込みデータ線DWを正電圧(例えばVCC)
にプリチャージしてトランジスタT1をONにする。こ
の際、強誘電体キャパシタの分極状態が反転すると、こ
れに伴い大きな電荷移動が発生する。この電荷がトラン
ジスタT1に接続された書き込みデータ線DWに流れ、
このデータ線に接続されたセンスアンプで「0」が検出
される。
の立ち上げ直後に行う。プレート線をLowレベルに維
持し、書き込みデータ線DWを正電圧(例えばVCC)
にプリチャージしてトランジスタT1をONにする。こ
の際、強誘電体キャパシタの分極状態が反転すると、こ
れに伴い大きな電荷移動が発生する。この電荷がトラン
ジスタT1に接続された書き込みデータ線DWに流れ、
このデータ線に接続されたセンスアンプで「0」が検出
される。
【0035】例えば、電源切断時の強誘電体キャパシタ
に下向きの残留分極−Prが残っている場合は、上述の
読み出し動作により、分極の向きが上向きに反転し、大
きな電荷移動が生じる。
に下向きの残留分極−Prが残っている場合は、上述の
読み出し動作により、分極の向きが上向きに反転し、大
きな電荷移動が生じる。
【0036】電源切断時の強誘電体キャパシタに上向き
の残留分極+Prが残っている場合は、上述の読み出し
動作により、分極の向きは、反転せず、電荷移動がほと
んど生じない。この場合は、上述のセンスアンプで
「1」が検出される。
の残留分極+Prが残っている場合は、上述の読み出し
動作により、分極の向きは、反転せず、電荷移動がほと
んど生じない。この場合は、上述のセンスアンプで
「1」が検出される。
【0037】3)信号タイミング DRAM動作と不揮発性メモリ動作を含む一連の入出力
信号のタイミングについて説明する。図2には、例えば
通常のDRAM動作(DRAM1)から開始するタイミ
ングチャートを示す。
信号のタイミングについて説明する。図2には、例えば
通常のDRAM動作(DRAM1)から開始するタイミ
ングチャートを示す。
【0038】動作モードの流れとしては、例えば図2に
示すように、通常のDRAM動作(DRAM1)、メモ
リセル電源を切る直前の不揮発性メモリ動作(NV
1)、電源切断時(power off)、電源入力直
後の不揮発性メモリ動作(NV2)、通常のDRAM動
作(DRAM2)再開の順に行われる。
示すように、通常のDRAM動作(DRAM1)、メモ
リセル電源を切る直前の不揮発性メモリ動作(NV
1)、電源切断時(power off)、電源入力直
後の不揮発性メモリ動作(NV2)、通常のDRAM動
作(DRAM2)再開の順に行われる。
【0039】横軸は時間軸に相当する。動作単位により
時間軸をt1〜t7に区分している。以下に、各時間区
分における各信号線の電位変化等について説明する。図
2に示したタイミングチャートには、上から順にトラン
ジスタT1のソースに接続された書き込みデータ信号線
「DW」、トランジスタT1の制御端子に接続された書
き込み選択信号線「SW」、強誘電体キャパシタCFの
一方の電極と同電位の蓄積ノード「ST」、および強誘
電体キャパシタCFの他方の電極に接続されたプレート
線「PL」のそれぞれにかかる電位、ならびに強誘電体
キャパシタの「分極の向き」、トランジスタT3のドレ
イン電極に接続される読み出しデータ信号線「DR」の
電位変化を示している。尚、図示していないが、トラン
ジスタT3のゲート電極に接続されている書き込み選択
信号線SWは、常にON状態にあるものとする。
時間軸をt1〜t7に区分している。以下に、各時間区
分における各信号線の電位変化等について説明する。図
2に示したタイミングチャートには、上から順にトラン
ジスタT1のソースに接続された書き込みデータ信号線
「DW」、トランジスタT1の制御端子に接続された書
き込み選択信号線「SW」、強誘電体キャパシタCFの
一方の電極と同電位の蓄積ノード「ST」、および強誘
電体キャパシタCFの他方の電極に接続されたプレート
線「PL」のそれぞれにかかる電位、ならびに強誘電体
キャパシタの「分極の向き」、トランジスタT3のドレ
イン電極に接続される読み出しデータ信号線「DR」の
電位変化を示している。尚、図示していないが、トラン
ジスタT3のゲート電極に接続されている書き込み選択
信号線SWは、常にON状態にあるものとする。
【0040】・DRAM動作モード(t1、t2) まず、通常のDRAM動作モード(DRAM1)の
「1」のデータを書き込む場合(t1:write1)
の、各信号の状態を説明する。書き込みデータ信号線D
Wに例えばVCC(5V)の電圧をかける。この時、強
誘電体キャパシタに接続されたプレート線の電位はVS
Sで一定である。書き込み選択信号線SWが「1」にな
ると、トランジスタT1がONし、蓄積ノード(ST)
の電位は、書き込みデータ信号線DWに入力された信号
VCCに応じて、電位が上昇しVCC電位に達する。こ
の時の強誘電体キャパシタの分極状態は、図3(A)中
の点Aの状態となる。分極の向きは上向き(UP)の状
態を維持する。
「1」のデータを書き込む場合(t1:write1)
の、各信号の状態を説明する。書き込みデータ信号線D
Wに例えばVCC(5V)の電圧をかける。この時、強
誘電体キャパシタに接続されたプレート線の電位はVS
Sで一定である。書き込み選択信号線SWが「1」にな
ると、トランジスタT1がONし、蓄積ノード(ST)
の電位は、書き込みデータ信号線DWに入力された信号
VCCに応じて、電位が上昇しVCC電位に達する。こ
の時の強誘電体キャパシタの分極状態は、図3(A)中
の点Aの状態となる。分極の向きは上向き(UP)の状
態を維持する。
【0041】また蓄積ノードSTの電位VCCに応じ
て、トランジスタT2がONとなり、トランジスタT3
を通って読み出しデータ信号線DRが接地電位に接続さ
れる。尚、強誘電体キャパシタのメモリデータをリフレ
ッシュするために、定期的に蓄積データが読み出され、
対応する電圧が繰り返し書き込まれる。
て、トランジスタT2がONとなり、トランジスタT3
を通って読み出しデータ信号線DRが接地電位に接続さ
れる。尚、強誘電体キャパシタのメモリデータをリフレ
ッシュするために、定期的に蓄積データが読み出され、
対応する電圧が繰り返し書き込まれる。
【0042】続いてDRAM動作モードの「0」のデー
タを書き込む場合(t2:write0)の各信号の状
態を説明する。書き込みデータ信号線DWの電位はVS
S(接地)とする。書き込み選択信号線SWの電位が
「1」となると、トランジスタT1はONし、蓄積ノー
ドSTの電位は、書き込みデータ信号線DWの電位に従
って低下する。強誘電体キャパシタに接続されたプレー
ト線の電位は、VSS(接地)で一定である。この時強
誘電体キャパシタの分極状態は、図3(A)中の点Bに
相当する状態となる。分極の向きは上向きである。蓄積
ノードSTの電位に伴い、トランジスタT2は非導通状
態になり、読み出しデータ信号線DRの電位は上がる。
タを書き込む場合(t2:write0)の各信号の状
態を説明する。書き込みデータ信号線DWの電位はVS
S(接地)とする。書き込み選択信号線SWの電位が
「1」となると、トランジスタT1はONし、蓄積ノー
ドSTの電位は、書き込みデータ信号線DWの電位に従
って低下する。強誘電体キャパシタに接続されたプレー
ト線の電位は、VSS(接地)で一定である。この時強
誘電体キャパシタの分極状態は、図3(A)中の点Bに
相当する状態となる。分極の向きは上向きである。蓄積
ノードSTの電位に伴い、トランジスタT2は非導通状
態になり、読み出しデータ信号線DRの電位は上がる。
【0043】・不揮発性動作モード(t3、t4) 電源を切る直前に、不揮発性メモリモードで書き込みを
行う(t3:NV1)。例えばデータ「0」の書き込み
を行う際は(NVwrite0)、書き込みデータ信号
線DWをVSS(接地)レベルにし、プレート線の電位
を1/2VCCとする。蓄積ノード(ST)電位はVS
Sとなり、強誘電体キャパシタが負極性の電界印加状態
となり分極状態は、図3(A)中の点B→点Cに相当す
る移動をし、分極状態が反転する(up to dow
n)。さらに、プレート線の電位をVSSに戻すと、分
極状態は、図3(A)中の点C→点Dに相当する移動を
示す。その後電源を切る。尚、データ「1」の書き込み
を行う場合は、書き込みデータ線DWをVCCレベルに
する。この時、分極の向きは、上向きのまま保持され
る。
行う(t3:NV1)。例えばデータ「0」の書き込み
を行う際は(NVwrite0)、書き込みデータ信号
線DWをVSS(接地)レベルにし、プレート線の電位
を1/2VCCとする。蓄積ノード(ST)電位はVS
Sとなり、強誘電体キャパシタが負極性の電界印加状態
となり分極状態は、図3(A)中の点B→点Cに相当す
る移動をし、分極状態が反転する(up to dow
n)。さらに、プレート線の電位をVSSに戻すと、分
極状態は、図3(A)中の点C→点Dに相当する移動を
示す。その後電源を切る。尚、データ「1」の書き込み
を行う場合は、書き込みデータ線DWをVCCレベルに
する。この時、分極の向きは、上向きのまま保持され
る。
【0044】強誘電体キャパシタの図3(A)中の点
B、Dの分極状態は安定であり、電源を落としても(t
4)、強誘電体キャパシタの分極状態は維持される。
B、Dの分極状態は安定であり、電源を落としても(t
4)、強誘電体キャパシタの分極状態は維持される。
【0045】・不揮発性動作モード(t5、t6) 再び電源を入れる際、あらかじめプレート線は、VSS
のまま書き込みデータ信号線DWに1/2VCCをプリ
チャージする(t5)。その後、強誘電体キャパシタに
残留している不揮発性メモリデータの読み出し(t6:
NV2read0)を行う。
のまま書き込みデータ信号線DWに1/2VCCをプリ
チャージする(t5)。その後、強誘電体キャパシタに
残留している不揮発性メモリデータの読み出し(t6:
NV2read0)を行う。
【0046】書き込み選択信号線SWに電圧を加え、ト
ランジスタT1をONにする。これに伴い蓄積ノードS
Tの電位が1/2VCCレベルに引き上げられる。
「0」が記憶されている場合、強誘電体キャパシタの分
極状態は、保存されていた下向きの分極状態から上向き
の分極状態に分極反転を起こす。この分極の反転に伴う
電荷移動量に相当する電流が書き込みデータ線DWから
メモリセルに流れ込み、電位がVSSとなる。これに伴
い蓄積ノードSTもVSS(接地)レベルになる。
ランジスタT1をONにする。これに伴い蓄積ノードS
Tの電位が1/2VCCレベルに引き上げられる。
「0」が記憶されている場合、強誘電体キャパシタの分
極状態は、保存されていた下向きの分極状態から上向き
の分極状態に分極反転を起こす。この分極の反転に伴う
電荷移動量に相当する電流が書き込みデータ線DWから
メモリセルに流れ込み、電位がVSSとなる。これに伴
い蓄積ノードSTもVSS(接地)レベルになる。
【0047】書き込みデータ信号線DWに流れた電荷移
動量は、この線に接続されたセンスアンプで検出され
る。1/2VCCにプリチャージされた書き込みデータ
信号線DWは、センスアンプの働きにより、メモリセル
へ流れ込む電流が大きければVSSレベルに、小さけれ
ばVCCレベルに移行する。このように不揮発性メモリ
の読み出しは、破壊読み出しとなる。読み出しデータ信
号線DRは、蓄積ノードSTの電位に対応して電位変化
を示す。
動量は、この線に接続されたセンスアンプで検出され
る。1/2VCCにプリチャージされた書き込みデータ
信号線DWは、センスアンプの働きにより、メモリセル
へ流れ込む電流が大きければVSSレベルに、小さけれ
ばVCCレベルに移行する。このように不揮発性メモリ
の読み出しは、破壊読み出しとなる。読み出しデータ信
号線DRは、蓄積ノードSTの電位に対応して電位変化
を示す。
【0048】もし電源を入れる際に、強誘電体キャパシ
タンスに上向きの分極が蓄積されていた場合は、上述と
同じ動作で、蓄積ノードSTの電位が1/2VCCレベ
ルに引き上げられても、分極方向は変わらない。電荷移
動量は小さく、センスアンプの働きで書き込みデータ信
号線DW、および蓄積ノードSTの電位は、VCCへと
移行する。以上の動作により記憶していたデータがDR
AM動作モードとして再書き込みされる。読み出し後、
上向きの分極が保存される。
タンスに上向きの分極が蓄積されていた場合は、上述と
同じ動作で、蓄積ノードSTの電位が1/2VCCレベ
ルに引き上げられても、分極方向は変わらない。電荷移
動量は小さく、センスアンプの働きで書き込みデータ信
号線DW、および蓄積ノードSTの電位は、VCCへと
移行する。以上の動作により記憶していたデータがDR
AM動作モードとして再書き込みされる。読み出し後、
上向きの分極が保存される。
【0049】・DRAM動作モード(t7) この後は、上述のDRAM1と同じ動作(DRAM2)
を繰り返し、通常のDRAM動作に入る。図2には、
「1」を書き込む場合(write1)を示す。この際
の信号波形は、t1の「1」書き込みと同じである。
を繰り返し、通常のDRAM動作に入る。図2には、
「1」を書き込む場合(write1)を示す。この際
の信号波形は、t1の「1」書き込みと同じである。
【0050】上述の例では、メモリセルの電源を入力/
切断する際にのみ不揮発性メモリ動作をさせ、通常は分
極反転を伴わないDRAM動作とした。このように分極
反転を生じる機会を限定することで強誘電体キャパシタ
の反転回数を大幅に減じることが可能となる。よって、
従来問題となっていた強誘電体キャパシタの分極反転回
数に伴う疲労の発生を抑制することができる。
切断する際にのみ不揮発性メモリ動作をさせ、通常は分
極反転を伴わないDRAM動作とした。このように分極
反転を生じる機会を限定することで強誘電体キャパシタ
の反転回数を大幅に減じることが可能となる。よって、
従来問題となっていた強誘電体キャパシタの分極反転回
数に伴う疲労の発生を抑制することができる。
【0051】3.メモリセル構造 上述のメモリセルを半導体基板上に形成した例を図5に
示す。例えば、Siの半導体基板表面領域11には、3
つのトランジスタT1、T2、T3が形成される。これ
らのトランジスタは、例えばnチャンネルのMOS型ト
ランジスタである。
示す。例えば、Siの半導体基板表面領域11には、3
つのトランジスタT1、T2、T3が形成される。これ
らのトランジスタは、例えばnチャンネルのMOS型ト
ランジスタである。
【0052】トランジスタT1は、例えばp型の基板表
面領域11に形成され、反対の導電型(n型)を有する
高濃度不純物拡散層13a、13bおよび、この高濃度
不純物拡散層13a、13bの間の基板表面に形成され
た薄いゲート酸化膜14aを挟むゲート電極15aから
構成される。
面領域11に形成され、反対の導電型(n型)を有する
高濃度不純物拡散層13a、13bおよび、この高濃度
不純物拡散層13a、13bの間の基板表面に形成され
た薄いゲート酸化膜14aを挟むゲート電極15aから
構成される。
【0053】T1がnチャンネルMOSトランジスタで
あれば、高濃度不純物拡散層は、例えばP(燐)等のイ
オン注入によって形成できる。またゲート酸化膜14a
はSiO2 膜、ゲート電極15aは多結晶Siまたは多
結晶SiとWSi等の高融点金属シリサイドとの積層電
極等の材料を用いることができる。
あれば、高濃度不純物拡散層は、例えばP(燐)等のイ
オン注入によって形成できる。またゲート酸化膜14a
はSiO2 膜、ゲート電極15aは多結晶Siまたは多
結晶SiとWSi等の高融点金属シリサイドとの積層電
極等の材料を用いることができる。
【0054】このトランジスタT1のソース電極16a
に接続される配線は、図1の等価回路に示すDWに相当
する。ゲート電極15aには、図示されないが、SWに
相当する配線が接続される。また、ドレイン電極16b
は、強誘電体キャパシタの電極19に接続される蓄積ノ
ードSTに相当する。
に接続される配線は、図1の等価回路に示すDWに相当
する。ゲート電極15aには、図示されないが、SWに
相当する配線が接続される。また、ドレイン電極16b
は、強誘電体キャパシタの電極19に接続される蓄積ノ
ードSTに相当する。
【0055】トランジスタT2とトランジスタT3は、
例えばフィールド酸化膜12を挟んで、トランジスタT
1とは反対側の半導体基板表面領域に形成される。トラ
ンジスタT2は、ゲート酸化膜14b、ゲート電極15
bおよびこれらを挟んで基板表面領域に形成された高濃
度不純物拡散層である13c、13dを有する。トラン
ジスタT2のソース領域に相当する13cは電極16c
に接続される。トランジスタT2のゲート電極15b
は、図示されていないが蓄積ノードSTを構成するトラ
ンジスタT1のドレイン電極16bに接続される。
例えばフィールド酸化膜12を挟んで、トランジスタT
1とは反対側の半導体基板表面領域に形成される。トラ
ンジスタT2は、ゲート酸化膜14b、ゲート電極15
bおよびこれらを挟んで基板表面領域に形成された高濃
度不純物拡散層である13c、13dを有する。トラン
ジスタT2のソース領域に相当する13cは電極16c
に接続される。トランジスタT2のゲート電極15b
は、図示されていないが蓄積ノードSTを構成するトラ
ンジスタT1のドレイン電極16bに接続される。
【0056】トランジスタT3は、トランジスタT2に
隣接して形成される。図5に示すようにトランジスタT
3のソース領域と、トランジスタT2のドレイン領域で
ある13cとを共通に用いることもできる。図1に示し
た等価回路上、この2つの領域は同電位となるからであ
る。
隣接して形成される。図5に示すようにトランジスタT
3のソース領域と、トランジスタT2のドレイン領域で
ある13cとを共通に用いることもできる。図1に示し
た等価回路上、この2つの領域は同電位となるからであ
る。
【0057】トランジスタT3のドレインである高濃度
不純物拡散層13eに接続された電極16dは、図1の
等価回路中のDRに相当する。また、ゲート電極15c
は、等価回路中のSRに相当する配線に接続される。
尚、トランジスタT2、T3もトランジスタT1と同様
な材料を用いて形成できる。
不純物拡散層13eに接続された電極16dは、図1の
等価回路中のDRに相当する。また、ゲート電極15c
は、等価回路中のSRに相当する配線に接続される。
尚、トランジスタT2、T3もトランジスタT1と同様
な材料を用いて形成できる。
【0058】強誘電体キャパシタ18は、例えば図に示
すように3つのトランジスタを被覆するように形成され
たSiO2 膜や、PSG(フォスフォシリケートガラ
ス)膜、BPSG(ボロンフォスフォシリケートガラ
ス)膜、SOG(スピンオングラス)膜等からなる層間
絶縁膜20の表面上に形成することができる。強誘電体
キャパシタは、強誘電体膜を電極で挟んだものであり、
一方の電極19はトランジスタT1のドレイン電極16
bと接続され、他方の電極17は、図示されていないが
プレート線に接続される。
すように3つのトランジスタを被覆するように形成され
たSiO2 膜や、PSG(フォスフォシリケートガラ
ス)膜、BPSG(ボロンフォスフォシリケートガラ
ス)膜、SOG(スピンオングラス)膜等からなる層間
絶縁膜20の表面上に形成することができる。強誘電体
キャパシタは、強誘電体膜を電極で挟んだものであり、
一方の電極19はトランジスタT1のドレイン電極16
bと接続され、他方の電極17は、図示されていないが
プレート線に接続される。
【0059】強誘電体膜としては、例えばPZT(Pb
Zr1-X TiX O3 :チタン酸鉛ジルコニウム)やBa
TiO3 (チタン酸バリウム)等の材料を用いることが
できる。また、電極としてはPt等の貴金属材料を用い
る。
Zr1-X TiX O3 :チタン酸鉛ジルコニウム)やBa
TiO3 (チタン酸バリウム)等の材料を用いることが
できる。また、電極としてはPt等の貴金属材料を用い
る。
【0060】さらに、強誘電体キャパシタを含めて基板
表面を覆うように、層間絶縁膜20上にさらに厚い層間
絶縁膜21が全体に形成される。各電極は、層間絶縁膜
20、21に設けられたそれぞれのコンタクトホールを
介して必要な電極間の接続を行うと共に、DW、SW、
SR、DR、プレート線に相当する各配線はメモリセル
外部に引き出される。配線層にはAl/Si/Cu等の
3組成からなるAl合金や、あるいは、WSi等のバリ
アメタルを下地層に用いたもの等を使用できる。
表面を覆うように、層間絶縁膜20上にさらに厚い層間
絶縁膜21が全体に形成される。各電極は、層間絶縁膜
20、21に設けられたそれぞれのコンタクトホールを
介して必要な電極間の接続を行うと共に、DW、SW、
SR、DR、プレート線に相当する各配線はメモリセル
外部に引き出される。配線層にはAl/Si/Cu等の
3組成からなるAl合金や、あるいは、WSi等のバリ
アメタルを下地層に用いたもの等を使用できる。
【0061】上述のメモリセル構成では、トランジスタ
T2とT3のソース/ドレイン領域を共通に用いてい
る。また、フィールド酸化膜膜上に強誘電体キャパシタ
を形成している。このような構成にすることでメモリセ
ル面積を小型化できる。しかし、半導体装置の構成は、
上述の構成に限るものではなく、図1に示した等価回路
を満足できる構成であればよい。
T2とT3のソース/ドレイン領域を共通に用いてい
る。また、フィールド酸化膜膜上に強誘電体キャパシタ
を形成している。このような構成にすることでメモリセ
ル面積を小型化できる。しかし、半導体装置の構成は、
上述の構成に限るものではなく、図1に示した等価回路
を満足できる構成であればよい。
【0062】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置によれば、DRAM動作と不揮発性メモリ動作を
使い分けることができる。
憶装置によれば、DRAM動作と不揮発性メモリ動作を
使い分けることができる。
【0064】通常の使用時においてはDRAM動作を用
い、電源の切断直前と電源の入力直後等の限定された場
合のみに不揮発性メモリの動作を行うことにより、強誘
電体メモリの分極の向きの反転回数を大幅に減らすこと
ができる。これにより、強誘電体キャパシタの疲労の発
生を抑制し、メモリセルの寿命を延ばすことが可能とな
る。
い、電源の切断直前と電源の入力直後等の限定された場
合のみに不揮発性メモリの動作を行うことにより、強誘
電体メモリの分極の向きの反転回数を大幅に減らすこと
ができる。これにより、強誘電体キャパシタの疲労の発
生を抑制し、メモリセルの寿命を延ばすことが可能とな
る。
【図1】実施例の回路構成図である。
【図2】実施例の信号タイミングを示す図である。
【図3】強誘電体キャパシタの分極特性を示す図であ
る。
る。
【図4】強誘電体キャパシタの分極状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図5】実施例のメモリセルの断面図である。
【図6】従来のFRAMの回路構成図である。
T1、T2、T3・・・トランジスタ、ST・・・蓄積
ノード、CF・・・強誘電体キャパシタ、SR・・・読
み出し選択線、SW・・・書き込み選択線、DR・・・
読み出しデータ線、DW・・・書き込みデータ線、11
・・・基板表面領域、12・・・フィールド酸化膜、1
3a〜13e・・・高濃度不純物拡散層、14a〜14
c・・・ゲート酸化膜、15a〜15c・・・ゲート電
極、16a〜16d・・・電極、17、19・・・電
極、18・・・強誘電体膜、20、21・・・層間絶縁
膜
ノード、CF・・・強誘電体キャパシタ、SR・・・読
み出し選択線、SW・・・書き込み選択線、DR・・・
読み出しデータ線、DW・・・書き込みデータ線、11
・・・基板表面領域、12・・・フィールド酸化膜、1
3a〜13e・・・高濃度不純物拡散層、14a〜14
c・・・ゲート酸化膜、15a〜15c・・・ゲート電
極、16a〜16d・・・電極、17、19・・・電
極、18・・・強誘電体膜、20、21・・・層間絶縁
膜
Claims (7)
- 【請求項1】 蓄積ノードと、 前記蓄積ノードに接続された一方の電流端子、他方の電
流端子および制御端子を有する第1のトランジスタと、 前記蓄積ノードに接続された制御端子と一対の電流端子
を有する第2のトランジスタと、 前記第2のトランジスタの一方の電流端子に接続された
一方の電流端子と、他方の電流端子と制御端子を有する
第3のトランジスタと、 一対の電極を有し、その一方の電極が前記蓄積ノードに
接続されておりかつ他方の電極がバイアス電圧を与える
プレート線に接続されている強誘電体キャパシタと、を
有するメモリセルを含む半導体記憶装置。 - 【請求項2】 さらに、前記第1のトランジスタの制御
端子が、書き込み選択信号を与える書き込み選択線に接
続されており、 前記第1のトランジスタの一方の電流端子が、書き込み
データを与える書き込みデータ線に接続されており、 前記第2のトランジスタの他方の電流端子が接地され、 さらに、前記第3のトランジスタの他方の電流端子が、
読み出しデータを取り出す読み出しデータ線に接続され
ており、前記第3のトランジスタの制御端子が、読み出
し選択信号を与える読み出し選択線に接続されている請
求項1に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 蓄積ノードと、 前記蓄積ノードに接続された一方の電流端子、他方の電
流端子および制御端子を有する第1のトランジスタと、 前記蓄積ノードに接続された制御端子と一対の電流端子
を有する第2のトランジスタと、 前記第2のトランジスタの一方の電流端子に接続された
電流端子と、他方の電流端子と制御端子を有する第3の
トランジスタと、 一対の電極を有し、その一方の電極が前記蓄積ノードに
接続されておりかつ他方の電極がプレート線に接続され
ている強誘電体キャパシタと、を有するメモリセルを用
いて、 情報の書き込み、若しくは読み出しを行う際に、 前記蓄積ノードの電位にかかわらず、強誘電体キャパシ
タが分極反転しない電位を前記プレート線に印加し、蓄
積ノードの電位変化を情報の有無の判断に使用するDR
AM動作と、 前記蓄積ノードの電位によっては強誘電体キャパシタが
分極反転を起こしうる電位を前記プレート線に印加し、
分極の向きの反転に伴う蓄積ノードの電荷の変化量を情
報の有無の判断に使用する不揮発性メモリ動作と、 のいずれかの動作を選択的に使用する半導体記憶装置の
動作方法。 - 【請求項4】 前記不揮発性メモリ動作を使用し情報を
書き込む際、前記蓄積ノードが採りうるHiレベルの電
位とLowレベルの電位の中間の電位を前記プレート線
に印加する請求項3に記載の半導体記憶装置の動作方
法。 - 【請求項5】 前記不揮発性メモリ動作を使用し情報を
読み出す際、前記プレート線を前記蓄積ノードが採りう
るHiレベルおよびLowレベルの一方の電位に固定
し、前記第1のトランジスタをONさせることによって
生じる前記第1のトランジスタの前記他方の電流端子に
流れ込む電流を検出する請求項3もしくは4に記載の半
導体記憶装置の動作方法。 - 【請求項6】 前記メモリセルの電源が切断される直前
に、前記不揮発性メモリ動作を使用し、情報を書き込
み、 前記メモリセルの電源が入力された直後に、前記不揮発
性メモリ動作を用いて情報の読み出しを行い、 これ以外の電源入力時は、前記DRAM動作を行う請求
項3から5のいずれかに記載の半導体記憶装置の動作方
法。 - 【請求項7】 半導体基板表面領域に形成された、ゲー
ト電極、ソース電極、およびドレイン電極を有する第1
のトランジスタと、 前記半導体基板表面領域に、前記第1のトランジスタを
囲んで形成されたフィールド酸化膜と、 前記フィールド酸化膜の外部の前記半導体基板表面領域
に形成された、ゲート電極、ソース電極、およびドレイ
ン電極を有する第2のトランジスタと、 前記第2のトランジスタに隣接して前記半導体基板表面
領域に形成された、ゲート電極、ドレイン電極、および
ソース電極を有する第3のトランジスタと、 前記第1から第3のトランジスタを覆うように形成され
た第1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜の表面上に形成された一対の電極
を有する強誘電体キャパシタと、 前記強誘電体キャパシタを覆うように形成された第2の
層間絶縁膜と、 前記強誘電体キャパシタの第1の電極と前記第1のトラ
ンジスタのドレイン電極を接続する配線と、 前記強誘電体キャパシタの第1の電極と前記第2のトラ
ンジスタのゲート電極を接続する配線と、 前記第1のトランジスタのゲート電極を、書き込み選択
信号を与える書き込み選択線に接続する配線と、 前記第1のトランジスタのソース電極を、書き込みデー
タを与える書き込みデータ線に接続する配線と、 前記第2のトランジスタのソース電極を接地する配線
と、 前記第3のトランジスタのゲート電極を、読み出し選択
信号を与える読み出し選択線に接続する配線と、 前記第3のトランジスタのドレイン電極を、読み出しデ
ータ信号を取り出す読み出しデータ線に接続する配線
と、 を有する半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7073908A JPH08273373A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 半導体記憶装置とその動作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7073908A JPH08273373A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 半導体記憶装置とその動作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08273373A true JPH08273373A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13531762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7073908A Withdrawn JPH08273373A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 半導体記憶装置とその動作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08273373A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999026252A1 (fr) * | 1997-11-14 | 1999-05-27 | Rohm Co., Ltd. | Memoire a semi-conducteurs et methode permettant d'acceder a cette memoire |
EP1333444A1 (en) * | 2002-01-31 | 2003-08-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Two transistor ferroelectric non-volatile memory |
JP2005004962A (ja) * | 2004-08-16 | 2005-01-06 | Fujitsu Ltd | マルチポートメモリ |
CN109313920A (zh) * | 2016-06-10 | 2019-02-05 | 美光科技公司 | 铁电存储器单元恢复 |
CN112002360A (zh) * | 2019-05-09 | 2020-11-27 | 纳姆实验有限责任公司 | 铁电存储器和逻辑单元及操作方法 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP7073908A patent/JPH08273373A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999026252A1 (fr) * | 1997-11-14 | 1999-05-27 | Rohm Co., Ltd. | Memoire a semi-conducteurs et methode permettant d'acceder a cette memoire |
EP1333444A1 (en) * | 2002-01-31 | 2003-08-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Two transistor ferroelectric non-volatile memory |
JP2005004962A (ja) * | 2004-08-16 | 2005-01-06 | Fujitsu Ltd | マルチポートメモリ |
CN109313920A (zh) * | 2016-06-10 | 2019-02-05 | 美光科技公司 | 铁电存储器单元恢复 |
US10410737B2 (en) | 2016-06-10 | 2019-09-10 | Micron Technology, Inc. | Ferroelectric memory cell recovery |
CN109313920B (zh) * | 2016-06-10 | 2020-08-14 | 美光科技公司 | 铁电存储器单元恢复 |
CN112002360A (zh) * | 2019-05-09 | 2020-11-27 | 纳姆实验有限责任公司 | 铁电存储器和逻辑单元及操作方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0364813B1 (en) | Semiconductor memory device with memory cells including ferroelectric capacitors | |
US7215567B2 (en) | Ferroelectric memory device | |
US5416735A (en) | Non-volatile random access memory with ferroelectric capacitor | |
US5708284A (en) | Non-volatile random access memory | |
US6067244A (en) | Ferroelectric dynamic random access memory | |
US5978253A (en) | Methods of operating integrated circuit memory devices having nonvolatile single transistor unit cells therein | |
JP2002124081A (ja) | 強誘電体メモリ装置 | |
JPH11162160A (ja) | データ記憶装置 | |
JP2982692B2 (ja) | 不揮発性半導体メモリ装置およびその駆動方法 | |
JP2002529885A (ja) | メモリセル装置 | |
JP2002521779A (ja) | 強誘電性記憶装置 | |
US3706891A (en) | A. c. stable storage cell | |
JP4158010B2 (ja) | 隣接メモリセル間でセルプレートを共有する強誘電体メモリ素子及びその駆動方法 | |
KR100745938B1 (ko) | 강유전체 메모리 및 그 동작 방법 | |
JPH0154796B2 (ja) | ||
JPH08273373A (ja) | 半導体記憶装置とその動作方法 | |
US20050094457A1 (en) | Ferroelectric memory and method of operating same | |
US6172897B1 (en) | Semiconductor memory and write and read methods of the same | |
JP3979947B2 (ja) | 強誘電体メモリ | |
JP2001043694A (ja) | 半導体記憶素子 | |
US6101117A (en) | Two transistor single capacitor ferroelectric memory | |
JPH0897386A (ja) | 半導体不揮発性メモリセル及びその動作方法 | |
US6532166B1 (en) | Memory device using a transistor and its fabrication method | |
JPH07161854A (ja) | 不揮発性メモリ | |
JP2001244428A (ja) | 強誘電体メモリセル及びそれを用いたFeRAM素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |