JP2002521779A - 強誘電性記憶装置 - Google Patents

強誘電性記憶装置

Info

Publication number
JP2002521779A
JP2002521779A JP2000561619A JP2000561619A JP2002521779A JP 2002521779 A JP2002521779 A JP 2002521779A JP 2000561619 A JP2000561619 A JP 2000561619A JP 2000561619 A JP2000561619 A JP 2000561619A JP 2002521779 A JP2002521779 A JP 2002521779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
memory
short
capacitor
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2000561619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002521779A5 (ja
Inventor
ブラウン ゲオルク
ヘーニヒシュミット ハインツ
Original Assignee
インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト filed Critical インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JP2002521779A publication Critical patent/JP2002521779A/ja
Publication of JP2002521779A5 publication Critical patent/JP2002521779A5/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B53/00Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/22Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using ferroelectric elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、多数のメモリセルからなるメモリセルフィールドを有する強誘電性記憶装置に関するものであり、前記メモリセルはそれぞれ少なくとも1つの選択トランジスタ(TG1,TG2)およびメモリキャパシタ(CF1,CF2)を有し、かつワード線路(WLi)およびビット線路(BL,bBL)を介して制御可能である。各メモリキャパシタ(CF1,CF2)の上には短絡トランジスタ(SG1,SG2)が、メモリキャパシタ(CF1,CF2)を障害パルスから保護するために配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、多数のメモリセルからなるメモリセルフィールドを有する強誘電性
記憶装置に関する。ここでメモリセルはそれぞれ少なくとも1つの選択トランジ
スタとメモリキャパシタとを有し、ワード線路およびビット線路を介して制御さ
れる。
【0002】 強誘電性記憶装置の不揮発性は公知のように強誘電体作用に基づくものであり
、ここでは絶縁体内のダイポールの極性が外部電界がなくても維持される。言い
替えると、記憶された情報を維持するには、電界が記憶装置のメモリキャパシタ
に印加されないことが条件である。
【0003】 しかし集積回路では、とりわけ寄生素子によって小さな電圧差が強誘電性メモ
リキャパシタの電極に発生することを回避できない。メモリキャパシタの誘電体
の分極と電圧差の極性とに応じて、この電圧差は誘電体の分極を増強したり、緩
和したりする。
【0004】 電圧差は障害パルスとも称することができる。障害パルスの数および/または
振幅に依存して、記憶された情報が多少ともかなり衰弱される。最悪の場合には
記憶装置の読み出しの際にエラー評価が生じることがあり、このことは実質的に
データ損失に相当する。
【0005】 このことを以下、図10に基づいて詳細に説明する。図10には強誘電性メモ
リキャパシタのヒステリシス曲線が示されている。このヒステリシス曲線は、電
圧V=0が印加されるときに2つの分極状態Pが存在することを示し、この分極
状態が情報を記憶することができる。例えば障害パルス19によって分極が点1
7から点18へ移動し、障害パルスの消滅後に再び電圧0が印加されると、分極
は点17へは戻らず、むしろ点17の下にある点20へ移動する。複数の障害パ
ルスによってさらに情報損失が生じ得る。
【0006】 記憶装置の動作中での障害パルスの入力結合は、どの概念が記憶装置に適用さ
れているかにも依存する。
【0007】 いわゆるVDD/2コンセプトでは、とりわけ電圧変動が全ての強誘電性メモ
リキャパシタの共通電極に容量的に入力結合されると、例えば記憶装置のスイッ
チオン・オフ時に、阻止されたPN接合部の漏れ電流が障害パルスとなる。
【0008】 パルスコンセプトの場合には、パルス制御される電極レールが過度に入力結合
されると、選択されていないメモリセルに障害パルスが発生する。
【0009】 さらにVDD/2コンセプトおよびパルスコンセプトでは、電荷注入と、選択
トランジスタないし変換ゲートの容量的入力結合とが障害パルスの原因となる。
【0010】 最後にNANDコンセプトでは、メモリセルの読み出しおよび書き込みの際に
発生する電流によるトランジスタでの電圧降下が障害パルスの原因となる。
【0011】 VDD/2コンセプトでの漏れ電流問題に対しては2つの解決アプローチが存
在し、2つとも、阻止されたPN接合部を通って流れる電荷を常時または周期的
に、メモリセルの選択トランジスタによって後から送出することに基づく。しか
し選択トランジスタを常時、スイッチオンすることは、記憶装置にアクセスしな
い場合だけ可能である。すなわち記憶装置にアクセスが行われるときには、メモ
リセルフィールドの1つのワード線路だけがアクティブであって良く、他の全て
のワード線路は遮断されなければならない。そしてメモリアクセスの後には全て
のワード線路が再びスイッチオンされなければならない。このことは大きな容量
性負荷のため必要電力を大きく上昇させる。選択トランジスタの周期的スイッチ
オンにも、漏れ電流により周期間で障害パルスがメモリキャパシタに発生すると
いう欠点があり、この障害パルスの振幅を制限しなければならない。さらに由々
しいことには、阻止されたPN接合部の漏れ電流は大きな変動を受けるだけでな
く、温度によって甚だしく上昇する。
【0012】 パルスコンセプトでは、チップ面積を節約し、記憶装置をできるだけ小さく構
成するために、通常は読み出しまたは書き込みアクセスの際に必要とされるより
2倍のメモリキャパシタが共通の電極レールに接続される。したがってこのこと
を回避するためには、メモリセルの基本面積を甚だしく拡大しなければならない
こととなるが、このことはコストの理由から目標とすべきではない。
【0013】 VDD/2コンセプトと組み合わせても使用されるメモリセルのNAND類似
コンセプトでは、阻止されたPN接合部の漏れ電流問題は解消される。ただしこ
の場合は、トランジスタの有限抵抗によってメモリセルの読み出しまたは書き込
みの際に障害パルスが隣接セルに発生する。
【0014】 VDD/2コンセプトおよびパルスコンセプトの際に発生する、電荷注入およ
び選択トランジスタの容量的入力結合の問題に対しては、現在のところ満足でき
る解決手段がない。ただしこの問題は将来的にはさほど困難なものではなくなる
。なぜなら、電界効果トランジスタのチャネル電荷は集積密度の上昇と共にます
ます減少するからである。
【0015】 図11はさらに既存の2トランジスタ・2キャパシタ・メモリセル(2T2C
メモリセル)を示す。このメモリセルでは情報が相補的に記憶される。是則店は
基準セルが必要ないことである。
【0016】 図12には、1トランジスタ・1キャパシタ・メモリセル(1T1Cメモリセ
ル)が示されている。このメモリセルは「オープン」ビット線路構成に対しても
、「折り畳み」ビット線路構成に対しても使用できることである。両方の場合と
も読み出し信号の評価のために1つの基準電圧が必要である。
【0017】 2T2Cメモリセルも1T1Cメモリセルも、VDD/2コンセプトおよびパ
ルスコンセプトに対して適するものである。
【0018】 図11と図12は詳細に、ワード線路WL、ビット線路BLないしbBL、給
電線路PL、強誘電性メモリキャパシタCF1とCF2を示し、メモリキャパシ
タはキャパシタンスCferroと選択トランジスタTG1,TG2を有する。
【0019】 この種のメモリセルを使用する全ての記憶装置では、記憶装置のどのコンセプ
トが基礎となっているかに関係なく、上に述べた問題が障害パルスによって発生
する。
【0020】 したがって本発明の課題は、障害パルスに起因する情報損失が確実に回避され
る強誘電性記憶装置を提供することである。
【0021】 この課題を解決するために、冒頭に述べた形式の強誘電性記憶装置は本発明に
より、各メモリキャパシタを介して接続された短絡トランジスタを設け、このト
ランジスタがメモリキャパシタの電極を短絡する。
【0022】 障害パルスの不利な影響を回避するため、本発明の記憶装置では各強誘電性メ
モリキャパシタに付加的なトランジスタが設けられ、このトランジスタは強誘電
性メモリキャパシタの電極を短絡することができる。この付加的なトランジスタ
は選択トランジスタと同じ形式とすることができ、例えばNチャネル電界効果ト
ランジスタの場合には正の使用電圧によるエンハンスド形トランジスタである。
しかし有利にはNチャネル電界効果トランジスタの場合に、負の使用電圧による
空乏層トランジスタとすることもできる。エンハンスド形トランジスタはとりわ
け有利である。なぜなら、これにより強誘電性メモリキャパシタに対する効果的
な保護がアクティブな動作モードでも遮断状態でも、ファラデーケージの形態で
得られるからである。
【0023】 使用電圧を巧妙に選択すればさらに、記憶装置が1T1Cメモリセルと比較し
て付加的な面積を必要としないことが保証できる。
【0024】 メモリキャパシタはステープルキャパシタとして選択トランジスタの上部に配
置することも、また「オフセット」キャパシタとして選択トランジスタの横に配
置することもできる。
【0025】 強誘電性記憶装置を駆動するための方法は、読み出しまたは書き込み過程の後
でメモリキャパシタの2つの電極を、短絡トランジスタを介した制御によって同
じ電位にもたらすことを特徴とする。
【0026】 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0027】 図1は、本発明の第1実施例による短絡トランジスタを有する2T2Cセルによ
る強誘電性記憶装置の回路図である。
【0028】 図2は、12Fと折り畳まれたビット線路とを有する2T2Cセルの概略的平
面図である。
【0029】 図3は、16F、短絡トランジスタおよび折り畳まれたビット線路を有する2
T2Cセルの概略的平面図である。
【0030】 図4は、図3から図9のセルに対する断面図である。
【0031】 図5は、本発明の第2実施例による短絡トランジスタを有する1T1Cセルによ
る強誘電性記憶装置の回路図である。
【0032】 図6は、折り畳まれたビット線路を有する1T1Cセルの平面図である。
【0033】 図7は、16F、短絡トランジスタおよび折り畳まれたビット線路を有する1
T1Cセルの概略的平面図である。
【0034】 図8は、8F、短絡トランジスタおよび折り畳まれたビット線路を有する1T
1Cセルによる記憶装置の概略図である。
【0035】 図9は、8F、短絡トランジスタおよび折り畳まれたビット線路を有する1T
1Cセルの概略的平面図である。
【0036】 図10は、強誘電性メモリのヒステリシス曲線である。
【0037】 図11は、既存の2T2Cセルの回路図である。
【0038】 図12は、既存の1T1Cセルの回路図である。
【0039】 図10から図12はすでに冒頭で説明した。以下、図1から図9の説明では、
相応する構成素子に対して図10から図12と同じ参照符号を使用する。
【0040】 図1は、本発明の第1実施例による強誘電性記憶装置のメモリセルを示す。こ
のメモリセルは、図11の既存のメモリセルに対して付加的に短絡トランジスタ
SG1,SG2を有する。これら短絡トランジスタのソース・ドレイン区間はそ
れぞれメモリキャパシタCF1,CF2を橋絡し、制御線路SLを介して制御す
ることができる。短絡トランジスタSG1,SG2はエンハンスド形または空乏
層形とすることができる。しかしここでは空乏層形が有利である。なぜなら、空
乏層形は強誘電性キャパシタCF1ないしCF2に対する効果的な保護を、アク
ティブ動作状態でも遮断状態でもファラデーケージとして保証するからである。
【0041】 図2は、折り畳まれたビット線路を有する2T2Cメモリセルの平面図を示す
。ここではとりわけビット線路コンタクト1,アクティブ面2,スルーコンタク
トのためのプラグないし栓3、グランド電極4およびワード線路5が図示されて
いる。このメモリセルで必要なセル面は、ビット線路へのコンタクトがダイナミ
ックメモリの場合のように2つの隣接する変換ゲートに対して使用される場合に
は12Fとなる。ここで「F」は「Feature Size」の省略形であり、それぞれ
のプロセッサの最小分解可能構造サイズを表す。
【0042】 図2,3,6,7および9はそれぞれ相互に類似の記憶装置を示し、ここでこ
れらの図面では分かり易くするためビット線路が省略されている。このビット線
路は前記の図面では水平方向にビット線路コンタクト1からビット線路コンタク
ト1へ、電極の下に矩形に示したビット線路コンタクトを介して延在するか、ま
たは垂直方向にずらされている。前者の場合、キャパシタはビット線路の下に配
置される。後者の場合、キャパシタをビット線路の下に配置することも、キャパ
シタをビット線路の上に配置することもできる。
【0043】 図3には詳細に2T2Cメモリセルセルが示されており、付加的にさらに短絡
線路6およびプレートコンタクト7が示されている。すでに述べたように図6は
折り畳まれたビット線路と8Fの必要面積を有する1T1Cセルを、図7は短
絡トランジスタ、折り畳まれたビット線路と、および16Fの必要面積を有す
る1T1Cセルメモリセルを示す。図9はさらに短絡トランジスタ、折り畳まれ
たビット線路並びに8F2の必要面積を有する1T1Cセルを示し、ここではエ
ンハンスド形の電界効果トランジスタ28と空乏層形の電界効果トランジスタ2
9が使用される。
【0044】 2つの短絡トランジスタSG1とSG2を導入することにより、これらのトラ
ンジスタの、共通の電極PLに対する付加的なコンタクトが必要である。このコ
ンタクトは2つの隣接するメモリセルの短絡トランジスタにより同様に使用する
ことができる。相応の構成が図3に示されており、ここでは共通のコンタクトを
二重に使用することにより、セル面積は12Fが16Fに上昇するだけであ
る。
【0045】 図4は、図3の短絡トランジスタを有する2T2Cメモリセルの断面図である
。ここでこの図では、メモリキャパシタがビット線路BLの下に配置されている
。さらに図4には、半導体本体8、n+導電性ゾーン9,例えばSBT(ストロ
ンチウムビスマス・タンタル酸塩)またはPZT(鉛ジルコニウム・チタネート
)からなる強誘電性誘電体10,上側電極11および概略的に実線で線路12が
示されている。半導体本体は例えばp導電性シリコンからなる。線路12は、図
3の実施例では短絡線路であり、図9の実施例では空乏層形のワード線路であり
、図3から図9の実施例ではエンハンスド形のワード線路である。図4は基本的
に図3の断面A/Bないしは図9の断面C/Dを示すものである。さらに図4に
は共通の電極に対するプレートコンタクト14が示されている。
【0046】 プレートコンタクト14を作製するために以下のプロセスステップを適用され
る。
【0047】 強誘電性誘電体10をデポジットした後、プレートコンタクト14に対するホ
ールがエッチングされる。それから初めて相応のプレート線路がデポジットされ
、構造化される。これによりプレート線路・コンタクトホールを付加的なプロセ
スステップで別個に充填することが回避される。ただしこれは、プレート線路に
対するデポジットプロセスが、コンタクトホールに対する充填にも適する場合で
ある。
【0048】 図5は、短絡トランジスタSGを有する1T1Cメモリセルの回路図である。
この短絡トランジスタSGに対しても、エンハンスド形または空乏層形の電界効
果トランジスタを使用することができる。短絡トランジスタSGはそのソース・
ドレイン区間によりここでも強誘電性メモリキャパシタCFの2つの電極を橋絡
し、そのゲートは制御線路SLに接続されている。
【0049】 すでに上で述べた図6と図7は、折り畳まれたビット線路を有する1T1Cメ
モリセルの平面図、ないし短絡トランジスタと折り畳まれたビット線路を有する
1T1Cメモリセルの平面図である。この図からは、必要面積が短絡トランジス
タを有する1T1Cメモリセルの場合、8Fの面積を有する1T1Cメモリセ
ルの必要面積と比較して係数2で16Fに上昇していることがわかる。
【0050】 短絡トランジスタを有する図7の1T1Cメモリセルのこの大きな必要面積は
次のようにして格段に低減することができる。すなわち、短絡トランジスタSG
に対して、選択トランジスタとは使用電圧の異なる電界効果トランジスタまたは
空乏層形電界効果トランジスタを使用するのである。この場合、空乏層形電界効
果トランジスタを強誘電性キャパシタに対して使用する場合に得られるすでに述
べたファラデーケージの利点の他に、ワード線路の機能と制御線路SLの機能と
を1つの線路にまとめることができるようになる。短絡トランジスタと8F2の
必要面積を有する1T1Cメモリセルの相応のメモリセル構成が概略的に図8に
示されており、ここにはワード線路WL0,WL1,WL2,WL3およびビッ
ト線路BL0,bBL0,BL1およびbBL1、選択トランジスタTG、短絡
トランジスタSG並びにメモリキャパシタCferroが示されている。ここで
メモリセルは相互に接続されており、ワード線路および制御線路として用いられ
る線路には選択トランジスタTGと短絡トランジスタSGとが接続されている。
ここで選択トランジスタTGと短絡トランジスタSGとは交互にこの線路に接続
されている。
【0051】 図9の平面図から、短絡トランジスタを有するこのような1T1Cメモリセル
に対する必要面積は単に8Fであることがわかる。図9のメモリセルの断面C
/Dは図4に示されている。
【0052】 以下図4に基づいて、Nチャネル電界効果トランジスタに対する本発明の強誘
電性メモリ記憶装置の機能を説明する。ここでは、空乏層形電界効果トランジス
タの使用電圧が、共通の電極PLにおける電圧の負の値よりも負であることが前
提である。
【0053】 記憶装置が投入接続されるとき、全てのワード線路WLは0Vである。まず最
初に、0Vの共通電極PLが電圧VDD/2に上昇する。空乏層形電界効果トラ
ンジスタの使用電圧は相応に大きく負に選択されているから、この電界効果トラ
ンジスタは共通電極がVDD/2に充電されてからも導通する。これにより強誘
電性目折りキャパシタの全ての電極が短絡される。
【0054】 次に所定のメモリセルにアクセスするため、相応のワード線路、すなわち例え
ば0Vのワード線路WL2が供給電圧VDDまたはそれ以上に充電される。これ
により所望の強誘電性キャパシタが相応のビット線路BLと接続される。このビ
ット線路の電位が共通電極PLの電位より大きいかまたは小さければ、選択され
た強誘電性キャパシタと所属のビット線路BLとの間で電荷平衡が実行される。し
かしこのことが行われる前に、選択されたキャパシタを短絡する短絡ゲートを遮
断しなければならない。このことは、相応のワード線路、すなわち例えばワード
線路WL3での負の電位によって行われる。この負の電位によって所望の空乏層
形電界効果トランジスタだけが遮断される。
【0055】 同様にワード線路WL3と接続されたエンハンスド形電界効果トランジスタは
すでに0Vの待機電位によって遮断されており、負の電位によってさらに高抵抗
になる。
【0056】 読み出し信号を評価し、これを増幅した後、最後に選択されたワード線路、例
えばワード線路WL2が再び0Vに放電される。このことは選択されたメモリセ
ルを再びビット線路から分離する。電極を選択されたメモリセルと再び短絡する
ために、相応の空乏層形電界効果トランジスタと接続されたワード線路、すなわ
ちこの実施例ではワード線路WL3が再び0Vに戻される。
【0057】 別の手段ではまず最初に、共通電極の電圧がビット線路に調整され、次にワー
ド線路WL3を0Vにすることにより短絡ゲートがスイッチオンされる。最後に
ワード線路WL2が0Vに放電され、これにより選択されたメモリセルを再びビ
ット線路から分離する。
【0058】 短絡トランジスタを有する本発明の強誘電性メモリ装置の重要な利点は、メモ
リセルフィールド中に付加的な面積を必要とせずに、障害パルスに対する原因が
確実に回避されることである。付加的に空乏層形電界効果トランジスタは強誘電
性キャパシタに対してその遮断状態で最適の保護を提供する。
【0059】 空乏層形電界効果トランジスタを使用することのさらなる利点は、記憶装置の
待機モードと遮断状態とで、強誘電性メモリキャパシタの2つの電極が低抵抗に
接続されていれば、老化に起因してヒステリシス曲線が電圧軸に沿ってシフトす
る程度が弱くなることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1実施例による短絡トランジスタを有する2T2Cセルに
よる強誘電性記憶装置の回路図である。
【図2】 図2は、12Fと折り畳まれたビット線路とを有する2T2Cセルの概略的
平面図である。
【図3】 図3は、16F、短絡トランジスタおよび折り畳まれたビット線路を有する
2T2Cセルの概略的平面図である。
【図4】 図4は、図3から図9のセルに対する断面図である。
【図5】 図5は、本発明の第2実施例による短絡トランジスタを有する1T1Cセルに
よる強誘電性記憶装置の回路図である。
【図6】 図6は、折り畳まれたビット線路を有する1T1Cセルの平面図である。
【図7】 図7は、16F、短絡トランジスタおよび折り畳まれたビット線路を有する
1T1Cセルの概略的平面図である。
【図8】 図8は、8F、短絡トランジスタおよび折り畳まれたビット線路を有する1
T1Cセルによる記憶装置の概略図である。
【図9】 図9は、8F、短絡トランジスタおよび折り畳まれたビット線路を有する1
T1Cセルの概略的平面図である。
【図10】 図10は、強誘電性メモリのヒステリシス曲線である。
【図11】 図11は、既存の2T2Cセルの回路図である。
【図12】 図12は、既存の1T1Cセルの回路図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のメモリセルからなるメモリセルフィールドを有する強
    誘電性記憶装置であって、 前記メモリセルはそれぞれ少なくとも1つの選択トランジスタ、短絡トランジ
    スタ(SG1,SG2)およびメモリキャパシタ(CF1,CF2)を有し、か
    つワード線路(WLi)およびビット線路(BL,bBL)を介して制御可能で
    あり、 前記各短絡トランジスタの制御可能な区間が所属のメモリキャパシタ(CF1
    ,CF2)の電極間に配置されている形式の強誘電性記憶装置において、 前記短絡トランジスタ(SG)は選択トランジスタ(TG)とは異なる使用電
    圧を有し、 選択トランジスタ(TG)の制御端子と短絡トランジスタ(SG)の制御端子
    とはワード線路(WLi)に接続されている、 ことを特徴とする強誘電性記憶装置。
  2. 【請求項2】 選択トランジスタ(TG)と短絡トランジスタ(SG)とは
    交互に、ワード線路および制御線路として用いられる線路(例えばWL2,WL
    3)に接続されている、請求項1記載の強誘電性記憶装置。
  3. 【請求項3】 短絡トランジスタ(SG、SG1,SG2)は空乏層形電界
    効果トランジスタから形成されている、請求項1または2記載の強誘電性記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 メモリキャパシタ(CF)は、ステープルキャパシタとして
    選択トランジスタ(TG)の上部に配置されているか、またはオフセットキャパ
    シタとして選択トランジスタ(TG)の横に配置されている、請求項1から3ま
    でのいずれか1項記載の強誘電性記憶装置。
JP2000561619A 1998-07-22 1999-07-05 強誘電性記憶装置 Ceased JP2002521779A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19832994A DE19832994C2 (de) 1998-07-22 1998-07-22 Ferroelektrische Speicheranordnung
DE19832994.6 1998-07-22
PCT/DE1999/002071 WO2000005720A1 (de) 1998-07-22 1999-07-05 Ferroelektrische speicheranordnung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002521779A true JP2002521779A (ja) 2002-07-16
JP2002521779A5 JP2002521779A5 (ja) 2008-03-06

Family

ID=7874932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000561619A Ceased JP2002521779A (ja) 1998-07-22 1999-07-05 強誘電性記憶装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6424558B2 (ja)
EP (1) EP1103051B1 (ja)
JP (1) JP2002521779A (ja)
KR (1) KR100554211B1 (ja)
CN (1) CN1143316C (ja)
DE (2) DE19832994C2 (ja)
TW (1) TW548652B (ja)
WO (1) WO2000005720A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19929308C1 (de) 1999-06-25 2000-11-09 Siemens Ag Verfahren zur Herstellung einer ferroelektrischen Speicheranordnung
DE10005619A1 (de) * 2000-02-09 2001-08-30 Infineon Technologies Ag Integrierter Halbleiterspeicher mit Speicherzellen mit ferroelektrischem Speichereffekt
DE10016726A1 (de) * 2000-04-04 2001-10-18 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Betrieb einer ferroelektrischen Speicheranordnung
DE10017368B4 (de) * 2000-04-07 2005-12-15 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Betrieb eines integrierten Speichers
US6411555B1 (en) * 2001-03-19 2002-06-25 Micron Technology, Inc. Reference charge generator, a method for providing a reference charge from a reference charge generator, a method of operating a reference charge generator and a dram memory circuit formed using memory cells having an area of 6f2
US20040119105A1 (en) * 2002-12-18 2004-06-24 Wilson Dennis Robert Ferroelectric memory
JP4061597B2 (ja) * 2004-07-14 2008-03-19 セイコーエプソン株式会社 強誘電体メモリ装置及び電子機器
JP4088975B2 (ja) * 2004-07-14 2008-05-21 セイコーエプソン株式会社 強誘電体メモリ装置及び電子機器
DE102004042171A1 (de) * 2004-08-31 2006-04-20 Infineon Technologies Ag Schutzschaltung für nichtflüchtige, elektrostatisch sensitive Speicher
CN100390901C (zh) * 2006-04-21 2008-05-28 北京大学深圳研究生院 铁电动态随机存储器单管单元阵列的编程方法
FR2904029B1 (fr) 2006-07-21 2008-08-29 Simu Sas Dispositif de commande d'un organe de debrayage d'un actionneur electrique
CN101252018B (zh) * 2007-09-03 2010-06-02 清华大学 采用新型时序操作的铁电编程信息存储单元的时序操作方法
CN101271728B (zh) * 2008-04-22 2011-05-11 清华大学 一种抑制小信号干扰的铁电存储器存储阵列结构
US7848131B2 (en) * 2008-10-19 2010-12-07 Juhan Kim High speed ferroelectric random access memory
CN106876398B (zh) * 2011-06-27 2020-10-20 薄膜电子有限公司 含横向尺寸改变吸收缓冲层的铁电存储单元及其制造方法
US9552864B1 (en) * 2016-03-11 2017-01-24 Micron Technology, Inc. Offset compensation for ferroelectric memory cell sensing
US10580510B2 (en) * 2017-12-22 2020-03-03 Nanya Technology Corporation Test system and method of operating the same
US11088170B2 (en) 2019-11-25 2021-08-10 Sandisk Technologies Llc Three-dimensional ferroelectric memory array including integrated gate selectors and methods of forming the same

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0197016A (ja) 1987-10-09 1989-04-14 Fujitsu Ltd 半導体集積回路装置
US4999519A (en) 1987-12-04 1991-03-12 Hitachi Vlsi Engineering Corporation Semiconductor circuit with low power consumption having emitter-coupled logic or differential amplifier
US5224069A (en) * 1989-07-06 1993-06-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric capacitor memory circuit MOS setting and transmission transistors
US5121353A (en) * 1989-07-06 1992-06-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric capacitor memory circuit MOS setting and transmission transistor
US5151622A (en) 1990-11-06 1992-09-29 Vitelic Corporation CMOS logic circuit with output coupled to multiple feedback paths and associated method
JP3278981B2 (ja) * 1993-06-23 2002-04-30 株式会社日立製作所 半導体メモリ
US5424975A (en) * 1993-12-30 1995-06-13 Micron Technology, Inc. Reference circuit for a non-volatile ferroelectric memory
JP3183076B2 (ja) * 1994-12-27 2001-07-03 日本電気株式会社 強誘電体メモリ装置
US6256220B1 (en) * 1997-09-15 2001-07-03 Celis Semiconductor Corporation Ferroelectric memory with shunted isolated nodes
US5959878A (en) * 1997-09-15 1999-09-28 Celis Semiconductor Corporation Ferroelectric memory cell with shunted ferroelectric capacitor and method of making same
US6147895A (en) * 1999-06-04 2000-11-14 Celis Semiconductor Corporation Ferroelectric memory with two ferroelectric capacitors in memory cell and method of operating same

Also Published As

Publication number Publication date
DE59905214D1 (de) 2003-05-28
TW548652B (en) 2003-08-21
CN1310844A (zh) 2001-08-29
KR100554211B1 (ko) 2006-02-22
KR20010053585A (ko) 2001-06-25
US20010012213A1 (en) 2001-08-09
DE19832994A1 (de) 2000-01-27
EP1103051B1 (de) 2003-04-23
CN1143316C (zh) 2004-03-24
DE19832994C2 (de) 2003-02-13
US6424558B2 (en) 2002-07-23
EP1103051A1 (de) 2001-05-30
WO2000005720A1 (de) 2000-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5959879A (en) Ferroelectric memory devices having well region word lines and methods of operating same
US5978253A (en) Methods of operating integrated circuit memory devices having nonvolatile single transistor unit cells therein
JP2002521779A (ja) 強誘電性記憶装置
KR100663310B1 (ko) 불휘발성 메모리
JP3377762B2 (ja) 強誘電体不揮発性メモリ
US9007823B2 (en) Semiconductor device
US5963466A (en) Ferroelectric memory having a common plate electrode
US11527551B2 (en) Memory cell arrangements and methods thereof
US7561458B2 (en) Ferroelectric memory array for implementing a zero cancellation scheme to reduce plateline voltage in ferroelectric memory
US6392920B2 (en) Nonvolatile memory and its driving method
KR100332511B1 (ko) 강유전체 메모리 장치와 그 구동 방법
JPH09326200A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置およびその駆動方法
US6353550B1 (en) Ferroelectric memory device
KR100428652B1 (ko) 인접 셀간에 셀 플레이트를 공유하는 강유전체 메모리 소자
US6172897B1 (en) Semiconductor memory and write and read methods of the same
JP2001043694A (ja) 半導体記憶素子
JPH08273373A (ja) 半導体記憶装置とその動作方法
KR100269209B1 (ko) 비파괴 읽기 박막트랜지스터 강유전체 랜덤 액세스 메모리 및그 작동 방법
JP3181046B2 (ja) 不揮発性メモリ
US20040095798A1 (en) Ferroelectric memory architecture
KR100318440B1 (ko) 강유전체 메모리 장치 및 그의 구동방법
KR20010038789A (ko) 비파괴 읽기 복합형 강유전체 랜덤 액세스 메모리 및 그 작동 방법
KR20010030506A (ko) 강유전체 캐패시터 및 이것을 사용한 강유전체 메모리
KR20020002549A (ko) 강유전체 메모리 소자의 기준 전압 발생 장치
KR20000014807A (ko) 이중 박막 트랜지스터 비파괴 읽기 강유전체 랜덤 액세스 메모리 및 그 작동방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071228

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20071228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080305

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20080723