JP2002016232A - 半導体記憶装置及びその駆動方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその駆動方法

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JP2002016232A
JP2002016232A JP2000192467A JP2000192467A JP2002016232A JP 2002016232 A JP2002016232 A JP 2002016232A JP 2000192467 A JP2000192467 A JP 2000192467A JP 2000192467 A JP2000192467 A JP 2000192467A JP 2002016232 A JP2002016232 A JP 2002016232A
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field
effect transistor
voltage
well region
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JP2000192467A
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Takehisa Kato
剛久 加藤
Yasuhiro Shimada
恭博 嶋田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B51/00Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory transistors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄積用トランジスタに書き込まれているデー
タの消去動作を行なうことなく、データの再書き込みが
できるようにする。 【解決手段】 メモリセルアレイの列方向に延びる第1
のウエル領域W1 、W 2 及び第2のウエル領域V1 、V
2 が交互に設けられている。選択トランジスタPが形成
されている第2のウエル領域V1 、V2 にDC電圧−V
p を印加すると共に、蓄積トランジスタQが形成されて
いる第1のウエル領域W1 、W2 は接地しておく。1行
目のワード線WL1 に+Vp を印加する一方、2行目の
ワード線WL2 に−Vp を印加して、1行目の選択トラ
ンジスタP11、P12をオンにすることにより1行目のア
ドレスを選択する。1列目の動作電圧供給線GL1 に2
値データに対応して+Vp 又は−Vp を印加する一方、
2列目の動作電圧供給線GL2 は接地する。これによ
り、アドレス11が指定されると共に、アドレス11の
MFMIS型トランジスタの制御ゲート・ウエル間に±
p の電圧が印加されるので、アドレス11のMFMI
S型トランジスタに2値データが書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性の半導体
記憶装置及びその駆動方法に関し、特に、強誘電体膜の
上に形成されたゲート電極を有する電界効果型トランジ
スタからなるMFS型トランジスタ、強誘電体膜と誘電
体膜との積層膜の上に形成されたゲート電極を有する電
界効果型トランジスタからなるMFIS型トランジス
タ、又は電界効果型トランジスタのゲート電極の上に強
誘電体コンデンサが設けられてなるMFMIS型トラン
ジスタから構成され、データが蓄積される蓄積トランジ
スタを有する半導体記憶装置及びその駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】強誘電体膜を有する1トランジスタ型の
不揮発性半導体記憶装置としては、MFS型トランジス
タ、MFIS型トランジスタ及びMFMIS型トランジ
スタの3種類が知られている。
【0003】MFS型トランジスタとは、Metal (金
属)/Ferroelectric (強誘電体)/Semiconductor
(半導体)の積層構造を意味し、半導体基板上における
チャネル領域の上に直接に形成された強誘電体膜からな
るゲート絶縁膜を有するトランジスタである。
【0004】MFIS型トランジスタとは、Metal (金
属)/Ferroelectric (強誘電体)/Insulator (誘電
体)/Semiconductor (半導体)の積層構造を意味し、
強誘電体膜からなるゲート絶縁膜と半導体基板との間に
バッファ層となる誘電体膜を有するトランジスタであっ
て、MFS型トランジスタよりも界面特性が改善されて
いる。
【0005】MFMIS型トランジスタとは、Metal
(金属)/Ferroelectric (強誘電体)/Metal (金
属)/Insulator (誘電体)/Semiconductor (半導
体)の積層構造を意味し、MOS構造を有する電界効果
型トランジスタのゲート電極の上に強誘電体コンデンサ
が設けられたトランジスタであって、電界効果型トラン
ジスタのゲート電極の上に絶縁膜を介して強誘電体コン
デンサが形成された第1の構造と、電界効果型トランジ
スタのゲート電極が強誘電体コンデンサの下部電極を兼
ねる第2の構造とが知られている。
【0006】ところで、強誘電体膜を有する1トランジ
スタ型の不揮発性半導体記憶装置(不揮発性メモリ)を
データ蓄積用トランジスタとして用いるメモリセルにお
いては、例えば、特許第2921812号公報に示され
ているように、MFSトランジスタからなるデータ蓄積
用トランジスタに、ゲート選択用トランジスタ及びソー
ス選択用トランジスタがそれぞれ接続されることにより
1つのメモリセルが構成されている。
【0007】図14は特許第2921812号公報に示
されている1トランジスタ型の不揮発性半導体記憶装置
の回路構成を示しており、図14において、WLは書き
込み用ワード線であり、RLは読み出し用ワード線であ
り、GLは動作電圧供給線であり、BLはビット線であ
り、Q1 はデータ蓄積用トランジスタであり、Q2 は書
き込み用トランジスタであり、Q3 は読み出し用トラン
ジスタである。
【0008】データ蓄積用トランジスタQ1 のゲート
は、書き込み用トランジスタQ2 を介して動作電圧供給
線GLに接続され、データ蓄積用トランジスタQ1 のド
レインは、読み出し用トランジスタQ3 を介してビット
線BLに接続され、データ蓄積用トランジスタQ1 のソ
ースは接地されている。このような回路構成を有する複
数のメモリセルがシリコン基板上に配置されることによ
りメモリセルアレイが構成されている。
【0009】以下、前記の回路構成を有するメモリセル
に対して、データの消去(ERASE)、データの書き
込み(WRITE)及びデータの読み出し(READ)
を行なう動作について、図15を参照しながら説明す
る。
【0010】まず、半導体基板上のウエル領域に負電位
を印加して、データ蓄積用トランジスタQ1 のゲート・
基板間に電圧を印加することにより、強誘電体膜の分極
方向を一方向に揃える。これによって、全てのメモリセ
ルのデータが消去される。
【0011】次に、データの書き込み動作をする際に
は、書き込み用トランジスタQ2 により選択された所定
のアドレスにあるメモリセルのデータ蓄積用トランジス
タQ1に対して、ゲート・基板間に電圧を印加して強誘
電体膜の分極方向を反転(オン状態)させるか、又はゲ
ート・基板間に電圧を印加することなく強誘電体膜の分
極方向を保持(オフ状態)する。すなわち、入力データ
に応じて分極反転(オン状態)又は分極保持(オフ状
態)という2種類の分極状態を発生させることにより、
データの書き込みを行なう。強誘電体膜の分極状態は電
圧を印加しない状態でも保持されるので、不揮発性の半
導体記憶装置として機能する。
【0012】次に、データの読み出し動作は、読み出し
用トランジスタQ3 をオンして、ビット線BLからデー
タ蓄積用トランジスタQ1 のチャネルを通って接地線に
流れる電流(ドレイン・ソース間電流)に伴う電圧降下
を検出することにより行なう。データ蓄積用トランジス
タQ1 の強誘電体膜の分極状態に応じて、チャネル抵抗
が変化するので、書き込まれたデータが読み出される。
【0013】尚、特開平5−205487号公報には、
データ蓄積用トランジスタのウエル領域がメモリセル毎
に分離された構造を有する不揮発性半導体記憶装置が提
案されている。この半導体記憶装置の基本的な回路構成
は、前述の半導体記憶装置と同じであって、データを蓄
積する蓄積用トランジスタとなる第1の電界効果型トラ
ンジスタのウエル領域と、蓄積用トランジスタを選択す
る選択用トランジスタのウエル領域とは共通である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
半導体記憶装置においては、蓄積用トランジスタとなる
電界効果型トランジスタのウエル領域に電圧を印加し
て、強誘電体膜の分極方向を一方向に揃えることによ
り、ウエル領域を共有する蓄積用トランジスタに蓄積さ
れている全データを一括して消去した後、蓄積用トラン
ジスタ毎にデータの書き込み動作を行なうので、データ
の再書き込み(データの書き換え)動作に長時間を有す
るという問題がある。
【0015】また、複数の蓄積用トランジスタが共有し
ており負荷容量が大きいウエル領域に対して電圧を印加
することにより、複数の蓄積用トランジスタのデータを
消去するので、データの消去を行なう際の動作速度が遅
いという問題もある。
【0016】前記に鑑み、本発明は、蓄積用トランジス
タに書き込まれているデータの消去動作を行なうことな
く、データの再書き込みができるようにして、データの
再書き込み(書き換え)に要する時間の短縮を図ること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る半導体記憶装置は、強誘電体膜の上に
形成されたゲート電極を有する電界効果型トランジスタ
からなるMFS型トランジスタ、強誘電体膜と誘電体膜
との積層膜の上に形成されたゲート電極を有する電界効
果型トランジスタからなるMFIS型トランジスタ、又
は電界効果型トランジスタのゲート電極の上に強誘電体
コンデンサが設けられてなるMFMIS型トランジスタ
から構成されており、データが蓄積される蓄積トランジ
スタと、電界効果型トランジスタから構成されており、
蓄積トランジスタを選択する選択トランジスタとを備え
た半導体記憶装置を対象とし、蓄積トランジスタを構成
する第1の電界効果型トランジスタの第1のウエル領域
と、選択トランジスタを構成する第2の電界効果型トラ
ンジスタの第2のウエル領域とは互いに分離されてお
り、第1の電界効果型トランジスタの第1のウエル領域
にDC電圧を供給する第1の電圧供給線と、第1の電圧
供給線に対して独立に設けられ、第2の電界効果型トラ
ンジスタの第2のウエル領域にDC電圧を供給する第2
の電圧供給線とを備えている。
【0018】本発明に係る半導体記憶装置によると、蓄
積トランジスタを構成する第1の電界効果型トランジス
タの第1のウエル領域と、選択トランジスタを構成する
第2の電界効果型トランジスタの第2のウエル領域とは
互いに分離されていると共に、第1の電界効果型トラン
ジスタの第1のウエル領域にDC電圧を供給する第1の
電圧供給線と、第2の電界効果型トランジスタの第2の
ウエル領域にDC電圧を供給する第2の電圧供給線とを
備えているため、蓄積トランジスタを構成する第1の電
界効果型トランジスタの第1のウエル領域に、選択トラ
ンジスタを構成する第2の電界効果型トランジスタの第
2のウエル領域に対して独立に第1のDC電圧を印加し
た状態で、蓄積トランジスタの第1の電界効果型トラン
ジスタの制御ゲートに、第1のウエル領域に印加される
第1のDC電圧に対して正又は負の極性となる第2のD
C電圧を印加してデータを書き込むことができる。従っ
て、蓄積トランジスタに書き込まれているデータの消去
動作を行なうことなく、所望の蓄積トランジスタにデー
タの書き込みをすることができるため、つまり、複数の
蓄積トランジスタが共有しており負荷容量が大きいウエ
ル領域に電圧を印加して蓄積トランジスタのデータを消
去する動作を行なうことなくデータの書き込みができる
ので、データの書き換え動作に要する時間を短縮するこ
とができる。
【0019】本発明に係る半導体記憶装置において、第
2の電界効果型トランジスタの耐圧は、第1の電界効果
型トランジスタの耐圧よりも高いことが好ましい。
【0020】このようにすると、大きな電圧が印加され
る第2の電界効果型トランジスタにおいては動作速度が
相対的に遅くなるが耐圧を高くすることができると共
に、大きな電圧が印加されない第1の電界効果型トラン
ジスタにおいては動作速度を速くすることができる。
【0021】本発明に係る半導体記憶装置において、蓄
積トランジスタはMFMIS型トランジスタからなり、
第2の電界効果型トランジスタのゲート絶縁膜の厚さ
は、第1の電界効果型トランジスタのゲート絶縁膜の厚
さよりも大きいことが好ましい。
【0022】このようにすると、第2の電界効果型トラ
ンジスタの耐圧を第1の電界効果型トランジスタの耐圧
よりも確実に高くすることができる。
【0023】本発明に係る半導体記憶装置において、蓄
積トランジスタはMFMIS型トランジスタからなり、
第1の電界効果型トランジスタ及び第2の電界効果型ト
ランジスタはLDD構造を有しており、第2の電界効果
型トランジスタの低濃度不純物層の長さは、第1の電界
効果型トランジスタの低濃度不純物層の長さよりも大き
いことが好ましい。
【0024】このようにすると、第2の電界効果型トラ
ンジスタの耐圧を第1の電界効果型トランジスタの耐圧
よりも確実に高くすることができる。
【0025】本発明に係る半導体記憶装置において、蓄
積トランジスタはMFMIS型トランジスタからなり、
第2の電界効果型トランジスタのゲート電極のゲート長
さは、第1の電界効果型トランジスタのゲート電極のゲ
ート長さよりも大きいことが好ましい。
【0026】このようにすると、第2の電界効果型トラ
ンジスタの耐圧を第1の電界効果型トランジスタの耐圧
よりも確実に高くすることができる。
【0027】本発明に係る半導体記憶装置において、第
1の電界効果型トランジスタ、第2の電界効果型トラン
ジスタ並びに第1及び第2の電界効果型トランジスタを
駆動する駆動回路は同一の半導体基板上に形成されてお
り、駆動回路に供給される駆動用電圧と第2の電界効果
型トランジスタの第2のウエル領域に供給されるDC電
圧とは、同一の電圧電源から供給されることが好まし
い。
【0028】このようにすると、第2の電界効果型トラ
ンジスタの第2のウエル領域に供給されるDC電圧を生
成する必要がないので、半導体基板上に形成されるDC
電圧生成回路の構成を簡略化できると共にその面積を低
減することができる。
【0029】本発明に係る半導体記憶装置において、第
1の電界効果型トランジスタの第1のウエル領域と、第
2の電界効果型トランジスタの第2のウエル領域とは、
互いに異なる導電型を有していることが好ましい。
【0030】このようにすると、駆動回路に供給される
駆動用電圧と第2の電界効果型トランジスタの第2のウ
エル領域に供給されるDC電圧とを同一の電圧電源から
供給することが容易になるので、半導体基板上に形成さ
れるDC電圧生成回路を確実に簡略化することができ
る。
【0031】本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法
は、強誘電体膜の上に形成されたゲート電極を有する電
界効果型トランジスタからなるMFS型トランジスタ、
強誘電体膜と誘電体膜との積層膜の上に形成されたゲー
ト電極を有する電界効果型トランジスタからなるMFI
S型トランジスタ、又は電界効果型トランジスタのゲー
ト電極の上に強誘電体コンデンサが設けられてなるMF
MIS型トランジスタから構成され、データが蓄積され
る蓄積トランジスタと、電界効果型トランジスタから構
成され蓄積トランジスタを選択する選択トランジスタと
を備え、蓄積トランジスタを構成する第1の電界効果型
トランジスタの第1のウエル領域と選択トランジスタを
構成する第2の電界効果型トランジスタの第2のウエル
領域とが互いに分離されている半導体記憶装置の駆動方
法を対象とし、第1の電界効果型トランジスタの第1の
ウエル領域に第1のDC電圧を印加すると共に、第1の
電界効果型トランジスタの制御ゲートに第1のDC電圧
に対して正又は負の極性となる第2のDC電圧を印加す
ることにより、蓄積トランジスタにデータを書き込む工
程を備えている。
【0032】本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法に
よると、蓄積トランジスタを構成する第1の電界効果型
トランジスタの第1のウエル領域に第1のDC電圧を印
加した状態で、第1の電界効果型トランジスタの制御ゲ
ートに第1のDC電圧に対して正又は負の極性となる第
2のDC電圧を印加してデータを書き込むため、蓄積ト
ランジスタに書き込まれているデータの消去動作を行な
うことなく、所望の蓄積トランジスタにデータの書き込
みをすることができる。従って、複数の蓄積トランジス
タが共有しており負荷容量が大きいウエル領域に電圧を
印加して蓄積トランジスタのデータを消去する動作を行
なうことなくデータの書き込みができるので、データの
書き換え動作に要する時間を短縮することができる。
【0033】本発明に係る半導体装置の駆動方法におい
て、第2の電界効果型トランジスタの耐圧は、第1の電
界効果型トランジスタの耐圧よりも高いことが好まし
い。
【0034】このようにすると、大きな電圧が印加され
る第2の電界効果型トランジスタにおいては動作速度が
相対的に遅くなるが耐圧を高くすることができると共
に、大きな電圧が印加されない第1の電界効果型トラン
ジスタにおいては動作速度を速くすることができる。
【0035】本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法に
おいて、第1及び第2の電界効果型トランジスタを駆動
する駆動回路に供給されるDC電圧と、第2の電界効果
型トランジスタの第2のウエル領域に供給されるDC電
圧とは、同一の電圧電源から供給されることが好まし
い。
【0036】このようにすると、第2の電界効果型トラ
ンジスタの第2のウエル領域に供給されるDC電圧を生
成する必要がないので、半導体基板上に形成されるDC
電圧生成回路の構成を簡略化できると共にその面積を低
減することができる。
【0037】本発明に係る半導体記憶装置の駆動方法に
おいて、第1の電界効果型トランジスタの第1のウエル
領域と、第2の電界効果型トランジスタの第2のウエル
領域とは、互いに異なる導電型を有していることが好ま
しい。
【0038】このようにすると、駆動回路に供給される
駆動用電圧と第2の電界効果型トランジスタの第2のウ
エル領域に供給されるDC電圧とを同一の電圧電源から
供給することが容易になるので、半導体基板上に形成さ
れるDC電圧生成回路を確実に簡略化することができ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る半導体記憶装置及びその駆動方
法について、図1〜図4を参照しながら説明する。尚、
第1の実施形態においては、半導体記憶装置は、データ
を蓄積する蓄積トランジスタとして、MFMIS型トラ
ンジスタを用いているが、これに代えて、MFS型トラ
ンジスタ又はMFIS型トランジスタを用いてもよい。
【0040】図1は、第1の実施形態に係る半導体記憶
装置からなるメモリセルが2行×2列のマトリックス状
に配置されたメモリセルアレイの平面構造を示してお
り、図1において、WL1 、WL2 はワード線であり、
SL1 、SL2 はソース線であり、GL1 、GL2 は動
作電圧供給線であり、BL1 、BL2 はビット線であ
り、Q11、Q12、Q21、Q22はデータ蓄積用の電界効果
型トランジスタ(以下、単に蓄積トランジスタと称す
る。)であり、C11、C12、C21、C22は強誘電体コン
デンサであり、P11、P12、P21、P22は蓄積トランジ
スタQ11、Q12、Q21、Q22を選択する選択用の電界効
果型トランジスタ(以下、単に選択トランジスタと称す
る。)である。尚、同一のメモリセルに設けられている
各蓄積トランジスタQ11、Q12、Q21、Q22と、各強誘
電体コンデンサC11、C12、C21、C22とによってMF
MIS型トランジスタが構成されている。
【0041】図1に示すように、メモリセルアレイの列
方向に延びるp型の第1のウエル領域W1 、W2 及びp
型の第2のウエル領域V1 、V2 が行方向に交互に設け
られており、蓄積トランジスタQは第1のウエル領域W
に形成されていると共に、選択トランジスタPは第2の
ウエル領域Vに形成されている。
【0042】蓄積トランジスタQのゲート電極(浮遊ゲ
ート)には、強誘電体コンデンサCの下部電極が接続さ
れ、強誘電体コンデンサCの上部電極(制御ゲート)
は、選択トランジスタPを介して動作電圧供給線GLに
接続され、選択トランジスタPのゲートはワード線WL
に接続されている。従って、選択トランジスタPは、ワ
ード線WLによりオン・オフ制御されることによって、
動作電圧供給線GLからの信号を蓄積トランジスタの制
御ゲートに伝達する。
【0043】蓄積トランジスタQのドレインはビット線
BLに接続されていると共に、蓄積トランジスタQのソ
ースはソース線SLに接続されており、ビット線BLと
ソース線SLとの電位差によりデータの読み出しが行な
われる。
【0044】以下、第1の実施形態に係る半導体記憶装
置からなるメモセルアレイにおけるアドレス11(1行
目且つ1列目)のメモリセルに対して書き込み動作及び
読み出し動作を行なう方法について、図2を参照しなが
ら説明する。
【0045】(書き込み動作)まず、準備動作として、
選択トランジスタPが形成されている第2のウエル領域
1 、V2 に例えば−8VのDC電圧−Vp (V1=V2
=−Vp )を印加すると共に、蓄積トランジスタQが形
成されている第1のウエル領域W1 、W2 は接地してお
く(W1=W2=0V)。
【0046】以下、アドレス11のメモリセルにデータ
を書き込む動作について説明する。
【0047】1行目のワード線WL1 に+Vp を印加す
る一方、2行目のワード線WL2 に−Vp を印加するこ
とにより、1行目の選択トランジスタP11、P12をオン
にする。これにより、1行目のアドレスが選択される。
【0048】全てのソース線SL1 、SL2 を接地する
と共に、全てのビット線BL1 、BL2 を接地する。
【0049】1列目の動作電圧供給線GL1 に、2値デ
ータに対応して+Vp 又は−Vp を印加する一方、2列
目の動作電圧供給線GL2 は接地する。これにより、1
列目のアドレスが指定される。
【0050】このようにすると、アドレス11が指定さ
れると共に、アドレス11のMFMIS型トランジスタ
の制御ゲート・ウエル間に、例えば±8Vである±Vp
の電圧が印加されるので、アドレス11のMFMIS型
トランジスタに2値データが書き込まれる。この場合、
2行目の選択トランジスタP21、P22はオフであるから
2行目のMFMIS型トランジスタにはデータは書き込
まれない。また、2列目の動作電圧供給線GL2 は接地
されているため、2列目のMFMIS型トランジスタの
データは書き換えられない。
【0051】(読み出し動作)以下、アドレス11のメ
モリセルに書き込まれたデータを読み出す動作について
説明する。
【0052】1行目のワード線WL1 にVp を印加する
一方、2行目のワード線WL2 に−Vp を印加すること
により、1行目の選択トランジスタP11、P12をオンに
する。これにより、1行目のアドレスが選択される。
【0053】全てのソース線SL1 、SL2 に0Vを印
加すると共に、1列目のビット線BL1 に例えば0.6
VのVd を印加する一方、2列目のビット線BL2 に0
Vを印加する。これにより、1列目のアドレスが選択さ
れる。
【0054】1列目の動作電圧供給線GL1 に例えば
0.7VのVr を印加する一方、2列目の動作電圧供給
線GL2 に0Vを印加する。
【0055】このようにすると、アドレス11のMFM
IS型トランジスタの制御ゲートにVr が印加されると
共に、該MFMIS型トランジスタのドレイン・ソース
間にVd が印加されるので、アドレス11のMFMIS
型トランジスタに書き込まれている2値データが、±V
p に応じて定まるドレイン・ソース間の電流の変化とし
て検出される。この場合、2行目の選択トランジスタP
21、P22はオフであるから2行目のMFMIS型トラン
ジスタのドレイン・ソース間には電流が流れないと共
に、2列目のMFMIS型トランジスタのドレイン・ソ
ース間には電圧が印加されないので電流が流れない。
【0056】図3はMFMIS型トランジスタを構成す
るMISトランジスタ、及び制御ゲートに+8V又は−
8Vが印加されて強誘電体膜の分極が反転しているMF
MISトランジスタにおけるIds−VG 特性を示してい
る。制御ゲートに例えば+8Vの電圧を印加してデータ
を書き込んだときにはしきい値はマイナス側にシフトす
ると共に、制御ゲートに例えば−8Vの電圧を印加して
データを書き込んだときにはしきい値はプラス側にシフ
トする。従って、制御ゲートに0.7VのVrを印加す
ると、+8Vを印加したときと−8Vを印加したときと
ではIds比つまりオン・オフ比は1×103 以上になる
ので、MFMIS型トランジスタに書き込まれている2
値データを、1×103 以上のオン・オフ比として現わ
れるドレイン・ソース間の電流の変化として読み出すこ
とができる。
【0057】図4は、第1の実施形態に係る半導体記憶
装置からなるメモセルアレイが搭載された半導体チップ
1の平面構造を示しており、半導体チップ1の上には、
メモリセルアレイ2、行ドライバー3、列ドライバー
4、I/F回路5及びDC−DCコンバータ6Aが形成
されている。
【0058】外部から半導体チップ1上のVDD端子に
導入された電源電圧及び半導体チップ1上のGND端子
に導入された接地電圧は、メモリセルアレイ2を駆動す
る駆動回路である行ドライバー3及び列ドライバー4に
それぞれ供給される。
【0059】また、VDD端子に導入された電源電圧は
DC−DCコンバータ6Aに供給され、DC−DCコン
バータ6Aは、DC電圧+Vp 、DC電圧−Vp 、DC
電圧Vd 及びDC電圧Vr を生成する。DC−DCコン
バータ6Aにより生成されたDC電圧+Vp は行ドライ
バー3及び列ドライバー4に送られ、DC−DCコンバ
ータ6Aにより生成されたDC電圧−Vp は列ドライバ
ー4に送られ、DC−DCコンバータ6Aにより生成さ
れたDC電圧Vd 及びDC電圧Vr は列ドライバー4に
送られる。
【0060】書き込み動作の準備時において、DC−D
Cコンバータ6Aにより生成されたDC電圧−Vp はメ
モリセルアレイ2の第2のウエル領域Vに供給されると
共に、GND端子に導入された接地電圧はメモリセルア
レイ2の第1のウエル領域Wに直接に供給される。
【0061】尚、GND端子に導入された接地電圧をメ
モリセルアレイ2の第1のウエル領域WにDC電圧0V
として供給する電圧供給線が第1の電圧供給線を構成し
ていると共に、DC−DCコンバータ6Aにより生成さ
れたDC電圧−Vp をメモリセルアレイ2の第2のウエ
ル領域VにDC電圧−Vp として供給する電圧供給線が
第2の電圧供給線を構成している。
【0062】図5は、第1の実施形態に係る半導体記憶
装置の断面構造を示しており、半導体基板10の表面に
素子分離領域11が形成され、半導体基板10の表面部
における素子分離領域11に囲まれた領域に、相対的に
狭い幅を持つp型の第1のウエル領域12及び相対的に
広い幅を持つp型の第2のウエル領域13がそれぞれ形
成されている。
【0063】第1のウエル領域12の上には、26.5
nmの厚さを持つ第1のゲート絶縁膜14を介して0.
6μmのゲート長を持つ第1のゲート電極16が形成さ
れていると共に、第2のウエル領域13の上には、40
nmの厚さを持つ第2のゲート絶縁膜15を介して1.
5μmのゲート長を持つ第2のゲート電極17が形成さ
れていると共に、第1及び第2のゲート電極16、17
の側面にはサイドウォール20がそれぞれ形成されてい
る。
【0064】第1のウエル領域12の表面部には、0.
2μmの長さを持つn型の第1の低濃度不純物層18
と、n型の高濃度不純物層22とが形成されていると共
に、第2のウエル領域13の表面部には、1.5μmの
長さを持つn型の第2の低濃度不純物層19と、n型の
高濃度不純物層23とが形成されている。また、第1の
ウエル領域12の表面部にはp型の高濃度不純物層から
なる第1のコンタクト層24が形成されていると共に、
第2のウエル領域13の表面部にはp型の高濃度不純物
層からなる第2のコンタクト層25が形成されている。
【0065】以上説明した、第1の低濃度不純物層1
8、第1の高濃度不純物層22、第1のゲート絶縁膜1
4及び第1のゲート電極16によって蓄積トランジスタ
Pが構成されていると共に、第2の低濃度不純物層1
9、第2の高濃度不純物層23、第2のゲート絶縁膜1
5及び第2のゲート電極17によって選択トランジスタ
Qが構成されており、蓄積トランジスタQの動作電圧は
5Vに設定することができると共に選択トランジスタP
の動作電圧は21Vに設定することができる。
【0066】第2のゲート絶縁膜15の厚さが第1のゲ
ート絶縁膜14の厚さよりも大きいという第1の特徴、
第2のゲート電極17のゲート長が第1のゲート電極1
6のゲート長よりも大きいという第2の特徴、及び第2
の低濃度不純物層19の長さが第1の低濃度不純物層1
8の長さよりも大きいという第3の特徴のうちの少なく
とも1つの特徴によって、選択トランジスタPの耐圧が
蓄積トランジスタQの耐圧よりも大きいという構成が実
現される。
【0067】第1及び第2のゲート電極16、17を覆
うように第1の層間絶縁膜26が形成され、該第1の層
間絶縁膜26の上に、TiN膜からなるバリア層28、
Ir膜、IrO2 膜及びPt膜からなる下部電極29、
200nmの厚さを持つSrBi2Ta29 膜からなる
強誘電体膜30及びPt膜からなる上部電極31が形成
されている。これら下部電極29、強誘電体膜30及び
上部電極31によって強誘電体コンデンサCが構成され
ており、強誘電体コンデンサCの上部電極31は蓄積ト
ランジスタQの第1のゲート電極16と第1の接続プラ
グ27により接続されている。
【0068】強誘電体コンデンサCを覆うように第2の
層間絶縁膜32が形成され、該第2の層間絶縁膜32の
上に、TiN膜からなるバリア層35を介して、Al膜
からなる下層配線36A、36B、36C、36D、3
6E、36F、36Gが形成されている。下層配線36
Aと第1のコンタクト層24とは第2の接続プラグ33
により接続され、下層配線36Bと第1の高濃度不純物
層22のうちの一方とは第2の接続プラグ33により接
続され、下層配線36Cと上部電極31とは第3の接続
プラグ34により接続され、下層配線36Dと第1の高
濃度不純物層22のうちの他方とは第2の接続プラグ3
3により接続され、下層配線36Eと第2の高濃度不純
物層23のうちの一方とは第2の接続プラグ33により
接続され、下層配線36Fと第2の高濃度不純物層23
のうちの他方とは第2の接続プラグ33により接続さ
れ、下層配線36Gと第2のコンタクト層25とは第2
の接続プラグ33により接続されている。
【0069】下層配線36A、36B、36C、36
D、36E、36F、36Gを覆うように第3の層間絶
縁膜37が形成され、該第3の層間絶縁膜37の上に、
TiN膜からなるバリア層39を介してAl膜からなる
上層配線40が形成されており、下層配線36Dと上層
配線40とは第4の接続プラグ38により接続されてい
る。
【0070】上層配線40を覆うようにSiO2 膜から
なる第1の保護膜41が形成され、該第1の保護膜41
の上にSiNx 膜からなる第2の保護膜42が形成され
ている。
【0071】以下、第1の実施形態に係る半導体記憶装
置の製造方法について、図6(a)、(b)、図7
(a)、(b)、図8(a)、(b)、図9及び図10
を参照しながら説明する。
【0072】まず、図6(a)に示すように、Siから
なる半導体基板10の表面にLOCOS法によりSiO
2 からなる素子分離領域11を形成した後、半導体基板
10の表面部における素子分離領域11に囲まれた領域
にp型の不純物をイオン注入して、相対的に狭い幅を持
つp型の第1のウエル領域12及び相対的に広い幅を持
つp型の第2のウエル領域13を形成する。
【0073】次に、半導体基板10に熱酸化法を施し
て、第1及び第2のウエル領域12、13の表面に2
6.5nmの厚さを持つSiO2 膜を形成した後、該S
iO2 膜における第1のウエル領域12の表面に形成さ
れている部分をエッチングにより選択的に除去して、図
6(b)に示すように、第2のウエル領域13の表面に
26.5nmの厚さを持つSiO2 膜からなる第2のゲ
ート絶縁膜15を形成する。
【0074】次に、再び半導体基板10に熱酸化法を施
して、図7(a)に示すように、第1のウエル領域12
の表面に13.5nmの厚さを持つSiO2 膜からなる
第1のゲート絶縁膜14を形成すると共に、第2のウエ
ル領域12の表面に形成されている第2のゲート絶縁膜
15の厚さを40nmに増大させる。
【0075】次に、第1及び第2のゲート絶縁膜14、
15の上に300nmの厚さを持つポリシリコン膜を堆
積した後、該ポリシリコン膜にリンイオンをドーピング
し、その後、リンドープされたポリシリコン膜をパタニ
ングすることにより、図7(b)に示すように、第1の
絶縁膜14の上に0.6μmのゲート長を持つ第1のゲ
ート電極16を形成すると共に、第2の絶縁膜15の上
に1.5μmのゲート長を持つ第2のゲート電極17を
形成する。次に、第1のゲート電極16をマスクにして
第1のウエル領域12の表面部にn型の不純物イオンを
ドーピングしてn型の第1の低濃度不純物層18を形成
すると共に、第2のゲート電極17をマスクにして第2
のウエル領域13の表面部にn型の不純物イオンをドー
ピングしてn型の第2の低濃度不純物層19を形成す
る。
【0076】次に、半導体基板10の上に全面に亘って
SiO2 膜を堆積した後、該SiO 2 膜に対して異方性
エッチングを施すことにより、図8(a)に示すよう
に、第1及び第2のゲート電極16、17の側面にサイ
ドウォール20を形成する。次に、半導体基板10の上
に、高濃度不純物層の形成領域に開口部を有するレジス
トパターン21を形成した後、該レジストパターン21
をマスクとしてn型の不純物イオンをドーピングして、
第1のウエル領域12に第1の高濃度不純物層22を形
成すると共に、第2のウエル領域13に第2の高濃度不
純物層23を形成する。この場合、レジストパターン2
1は、第2のゲート電極17を覆っているが第1のゲー
ト電極16を覆っていないので、第2の低濃度不純物層
19における第2のゲート電極側の領域の長さ(1.5
μm)は、第1の低濃度不純物層18における第1のゲ
ート電極側の領域の長さ(0.2μm)よりも大きい。
【0077】これによって、第1の低濃度不純物層1
8、第1の高濃度不純物層22、第1のゲート絶縁膜1
4及び第1のゲート電極16からなる蓄積トランジスタ
Qが形成されると共に、第2の低濃度不純物層19、第
2の高濃度不純物層23、第2のゲート絶縁膜15及び
第2のゲート電極17からなる選択トランジスタPが形
成される。
【0078】次に、図示は省略しているが、半導体基板
10の上に、コンタクト層の形成領域に開口部を有する
レジストパターンを形成した後、該レジストパターンを
マスクとしてp型の不純物イオンをドーピングすること
により、図8(b)に示すように、第1のウエル領域1
2に第1のコンタクト層24を形成すると共に、第2の
ウエル領域13に第2のコンタクト層25を形成する。
次に、900℃の温度下でアニール処理を行なった後、
半導体基板10の上に全面に亘ってSiO2 膜からなる
第1の層間絶縁膜26を形成する。
【0079】次に、図9に示すように、第1の層間絶縁
膜26にプラグ孔を形成した後、第1の層間絶縁膜26
の上にポリシリコン膜を堆積し、その後、該ポリシリコ
ン膜におけるプラグ孔から露出している部分を除去し
て、第1の層間絶縁膜26に第2のゲート電極17と接
続する第1の接続プラグ27を形成する。
【0080】次に、スパッタ法により、第1の層間絶縁
膜26の上にTiN膜、Ir膜、IrO2 膜及びPt膜
を順次堆積して積層膜を形成した後、該積層膜をパター
ニングして、TiN膜からなるバリア層28、並びにI
r膜、IrO2 膜及びPt膜からなる下部電極29を形
成する。次に、スピンコート法により下部電極29の上
に100nmの厚さを持つ第1のSrBi2Ta29
(以下、SBT膜と称する。)を形成した後、800℃
のアニールを行なって結晶化し、その後、スピンコート
法により第1のSBT膜の上に100nmの厚さを持つ
第2のSBT膜を形成した後、800℃のアニールを行
なって結晶化する。次に、スパッタ法により、第2のS
BT膜の上にPt膜を堆積した後、該Pt膜、第2のS
BT膜及び第1のSBT膜をパターニングして、第1及
び第2のSBT膜からなる強誘電体膜30及びPt膜か
らなる上部電極31を形成する。
【0081】これによって、下部電極29、強誘電体膜
30及び上部電極31からなる強誘電体コンデンサCが
形成されると共に、蓄積トランジスタQの第1のゲート
電極16と強誘電体コンデンサCの上部電極31とが第
1の接続プラグ27により接続される。
【0082】次に、図10に示すように、強誘電体コン
デンサCを覆うようにSiO2 膜からなる第2の層間絶
縁膜32を堆積した後、CMP法により第2の層間絶縁
膜32を平坦化する。次に、ヴィアホールを開口し、第
2の層間絶縁膜32の上に全面に亘ってW膜を堆積した
後、該W膜における第2の層間絶縁膜32の上に露出し
ている部分を除去して、第1の層間絶縁膜26及び第2
の層間絶縁膜32にW膜からなる第2の接続プラグ33
を形成すると共に、第2の層間絶縁膜32にW膜からな
る第3の接続プラグ34を形成する。
【0083】次に、第2の層間絶縁膜32の上にTiN
膜及びAl膜を順次堆積した後、該TiN膜及びAl膜
をパターニングして、TiN膜からなるバリア層35
と、Al膜からなる下層配線36A、36B、36C、
36D、36E、36F、36Gを形成する。この場
合、下層配線36Aと第1のコンタクト層24とは第2
の接続プラグ33により接続され、下層配線36Bと第
1の高濃度不純物層22のうちの一方とは第2の接続プ
ラグ33により接続され、下層配線36Cと上部電極3
1とは第3の接続プラグ34により接続され、下層配線
36Dと第1の高濃度不純物層22のうちの他方とは第
2の接続プラグ33により接続され、下層配線36Eと
第2の高濃度不純物層23のうちの一方とは第2の接続
プラグ33により接続され、下層配線36Fと第2の高
濃度不純物層23のうちの他方とは第2の接続プラグ3
3により接続され、下層配線36Gと第2のコンタクト
層25とは第2の接続プラグ33により接続される。
【0084】次に、下層配線36A、36B、36C、
36D、36E、36F、36Gを覆うように、SiO
2 膜からなる第3の層間絶縁膜37を堆積した後、CM
P法により第3の層間絶縁膜37を平坦化し、その後、
第2及び第3の接続プラグ33、34と同様にして、第
3の層間絶縁膜37に第4の接続プラグ38を形成す
る。
【0085】次に、第3の層間絶縁膜32の上にTiN
膜及びAl膜を順次堆積した後、該TiN膜及びAl膜
をパターニングして、TiN膜からなるバリア層39
と、Al膜からなる上層配線40を形成する。この場
合、下層配線36Dと上層配線40とは第4の接続プラ
グ38により接続される。
【0086】次に、上層配線40を覆うようにSiO2
膜からなる第1の保護膜41を堆積した後、該第1の保
護膜41の上にSiNx 膜からなる第2の保護膜42を
堆積すると、図5に示すような第1の実施形態に係る半
導体記憶装置が得られる。
【0087】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体記憶装置及びその駆動方法につい
て、図11〜図13を参照しながら説明する。尚、第2
の実施形態においては、半導体記憶装置は、データを蓄
積する蓄積トランジスタとして、MFMIS型トランジ
スタを用いているが、これに代えて、MFS型トランジ
スタ又はMFIS型トランジスタを用いてもよい。
【0088】図11は、第2の実施形態に係る半導体記
憶装置からなるメモリセルが2行×2列のマトリックス
状に配置されたメモリセルの平面構造を示しており、図
11において、WL1 、WL2 はワード線であり、SL
1 、SL2 はソース線であり、GL1 、GL2 は動作電
圧供給線であり、BL1 、BL2 はビット線であり、Q
11、Q12、Q21、Q22は蓄積トランジスタであり、
11、C12、C21、C22は強誘電体コンデンサであり、
11、P12、P21、P22は選択トランジスタである。
尚、蓄積トランジスタQ11、Q12、Q21、Q22と、強誘
電体コンデンサC11、C12、C21、C22とによってMF
MIS型トランジスタが構成されている。
【0089】メモリセルアレイの列方向に延びるn型の
第1のウエル領域W1 、W2 及びp型の第2のウエル領
域V1 、V2 が行方向に交互に設けられており、蓄積ト
ランジスタQは第1のウエル領域Wに形成されていると
共に、選択トランジスタPは第2のウエル領域Vに形成
されている。
【0090】第1の実施形態と同様、蓄積トランジスタ
Qのゲート電極(浮遊ゲート)には、強誘電体コンデン
サCの下部電極が接続され、強誘電体コンデンサCの上
部電極(制御ゲート)は、選択トランジスタPを介して
動作電圧供給線GLに接続され、選択トランジスタPの
ゲートはワード線WLに接続されている。
【0091】また、蓄積トランジスタQのドレインはビ
ット線BLに接続されていると共に、蓄積トランジスタ
Qのソースはソース線SLに接続されており、ビット線
BLとソース線SLとの電位差によりデータの読み出し
が行なわれる。
【0092】以下、第2の実施形態に係る半導体記憶装
置からなるメモセルアレイにおけるアドレス11(1行
目且つ1列目)のメモリセルに対して書き込み動作及び
読み出し動作を行なう方法について、図12を参照しな
がら説明する。
【0093】(書き込み動作)まず、書き込み動作の準
備として、選択トランジスタPが形成されている第2の
ウエル領域Vに例えば+8VのDC電圧Vp (V1=V2
=Vp )を印加すると共に、蓄積トランジスタQが形成
されている第1のウエル領域Wを接地しておく(W1
2=0V)。
【0094】以下、アドレス11のメモリセルにデータ
を書き込む動作について説明する。
【0095】1行目のワード線WL1 に−Vp を印加す
る一方、2行目のワード線WL2 を接地することによ
り、1行目の選択トランジスタP11、P12をオンにす
る。これにより、1行目のアドレスが選択される。
【0096】全てのソース線SL1 、SL2 を接地する
と共に、全てのビット線BL1 、BL2 を接地する。
【0097】1列目の動作電圧供給線GL1 に、2値デ
ータに対応して+Vp 又は−Vp を印加する一方、2列
目の動作電圧供給線GL2 は接地する。これにより、1
列目のアドレスが選択される。
【0098】このようにすると、アドレス11が指定さ
れると共に、アドレス11のMFMIS型トランジスタ
の制御ゲート・ウエル間に、例えば±8Vである±Vp
の電圧が印加されるので、アドレス11のMFMIS型
トランジスタに2値データが書き込まれる。この場合、
2行目の選択トランジスタP21、P22はオフであるから
2行目のMFMIS型トランジスタにはデータは書き込
まれない。また、2列目の動作電圧供給線GL2 は接地
されているため、2列目のMFMIS型トランジスタの
データは書き換えられない。
【0099】(読み出し動作)1行目のワード線WL1
に−Vp を印加する一方、2行目のワード線WL2 に0
Vを印加することにより、1行目の選択トランジスタP
11、P12をオンにする。これにより、1行目のアドレス
が選択される。
【0100】全てのソース線SL1 、SL2 に0Vを印
加すると共に、1列目のビット線BL1 に例えば0.6
VのVd を印加する一方、2列目のビット線BL2 に0
Vを印加する。これにより、1列目のアドレスが選択さ
れる。
【0101】1列目の動作電圧供給線GL1 に例えば
0.7VのVr を印加する一方、2列目の動作電圧供給
線GL2 に0Vを印加する。
【0102】このようにすると、アドレス11のMFM
IS型トランジスタの制御ゲートにVr が印加されると
共に、該MFMIS型トランジスタのドレイン・ソース
間にVd が印加されるので、アドレス11のMFMIS
型トランジスタに書き込まれている2値データが、±V
p に応じて定まるドレイン・ソース間の電流の変化とし
て検出される。この場合、2行目の選択トランジスタP
21、P22はオフであるから2行目のMFMIS型トラン
ジスタのドレイン・ソース間には電流が流れないと共
に、2列目のMFMIS型トランジスタのドレイン・ソ
ース間には電圧が印加されないので電流が流れない。
【0103】図13は、第2の実施形態に係る半導体記
憶装置からなるメモセルアレイが搭載された半導体チッ
プ1の平面構造を示しており、半導体チップ1の上に
は、メモリセルアレイ2、行ドライバー3、列ドライバ
ー4、I/F回路5及びDC−DCコンバータ6Bが形
成されている。
【0104】外部から半導体チップ1上のVDD端子に
導入された電源電圧及び外部から半導体基板1上のGN
D端子に導入された接地電圧は、メモリセルアレイ2を
駆動する駆動回路である行ドライバー3及び列ドライバ
ー4にそれぞれ供給される。
【0105】また、VDD端子に導入された電源電圧は
DC−DCコンバータ6Bに供給され、DC−DCコン
バータ6Bは、DC電圧−Vp 、DC電圧Vd 及びDC
電圧Vr を生成する。DC−DCコンバータ6Bにより
生成されたDC電圧−Vp は行ドライバー3及び列ドラ
イバー4に送られ、DC−DCコンバータ6Bにより生
成されたDC電圧Vd 及びDC電圧Vr は列ドライバー
4に送られる。
【0106】書き込みの準備動作時において、VDD端
子に導入された電源電圧Vp はメモリセルアレイ2の第
2のウエル領域Vに直接に供給されると共に、GND端
子に導入された接地電圧はメモリセルアレイ2の第1の
ウエル領域Wに直接に供給される。
【0107】尚、GND端子に導入された接地電圧をメ
モリセルアレイ2の第1のウエル領域Wに供給する電圧
供給線が第1の電圧供給線を構成すると共に、VDD端
子に導入された電源電圧をメモリセルアレイ2の第2の
ウエル領域Vに供給する電圧供給線が第2の電圧供給線
を構成する。
【0108】第2の実施形態によると、VDD端子に導
入された電源電圧は、メモリセルアレイ2の第2のウエ
ル領域VにDC電圧Vp として直接に供給されるため、
DC−DCコンバータ6Bは、DC電圧+Vp を生成す
る必要がないので、第2の実施形態におけるDC−DC
コンバータ6Bの面積を、第1の実施形態におけるDC
−DCコンバータ6Aの面積よりも小さくすることがで
きる。
【0109】
【発明の効果】本発明に係る半導体記憶装置又はその駆
動方法によると、蓄積トランジスタを構成する第1の電
界効果型トランジスタの第1のウエル領域に第1のDC
電圧を印加した状態で、第1の電界効果型トランジスタ
の制御ゲートに第1のDC電圧に対して正又は負の極性
となる第2のDC電圧を印加してデータを書き込むこと
ができるため、蓄積トランジスタに書き込まれているデ
ータの消去動作を行なうことなく、所望の蓄積トランジ
スタにデータの書き込みをすることができる。従って、
複数の蓄積トランジスタが共有しており負荷容量が大き
いウエル領域に電圧を印加して蓄積トランジスタのデー
タを消去する動作を行なうことなくデータの書き込みが
できるので、データの書き換え動作に要する時間を短縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る半導体記憶装置からなる
メモリセルがマトリックス状に配置されてなるメモリセ
ルアレイの平面図である。
【図2】第1の実施形態に係る半導体記憶装置からなる
メモセルがマトリックス状に配置されてなるメモリセル
アレイのメモリセルに対して書き込み動作及び読み出し
動作を行なう際の印加電圧を示す図である。
【図3】MFMIS型トランジスタを構成するMISト
ランジスタと、制御ゲートに+8V又は−8Vが印加さ
れて強誘電体膜の分極が反転しているMFMISトラン
ジスタとにおけるIds−VG 特性を示す図である。
【図4】第1の実施形態に係る半導体記憶装置からなる
メモリセルが配置されたメモセルアレイが搭載されてい
る半導体チップの平面図である。
【図5】第1の実施形態に係る半導体記憶装置の断面図
である。
【図6】(a)、(b)は第1の実施形態に係る半導体
記憶装置の製造工程を示す断面図である。
【図7】(a)、(b)は第1の実施形態に係る半導体
記憶装置の製造工程を示す断面図である。
【図8】(a)、(b)は第1の実施形態に係る半導体
記憶装置の製造工程を示す断面図である。
【図9】第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造工
程を示す断面図である。
【図10】第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造
工程を示す断面図である。
【図11】第2の実施形態に係る半導体記憶装置からな
るメモリセルがマトリックス状に配置されてなるメモリ
セルアレイの平面図である。
【図12】第2の実施形態に係る半導体記憶装置からな
るメモセルがマトリックス状に配置されてなるメモリセ
ルアレイのメモリセルに対して書き込み動作及び読み出
し動作を行なう際の印加電圧を示す図である。
【図13】第2の実施形態に係る半導体記憶装置からな
るメモリセルが配置されたメモセルアレイが搭載されて
いる半導体チップの平面図である。
【図14】従来の不揮発性半導体記憶装置の回路図であ
る。
【図15】従来の不揮発性半導体記憶装置に対して書き
込み動作及び読み出し動作を行なう際の印加電圧を示す
図である。
【符号の説明】 WL1 、WL2 ワード線 SL1 、SL2 ソース線 GL1 、GL2 動作電圧供給線 BL1 、BL2 ビット線 Q11、Q12、Q21、Q22 蓄積トランジスタ C11、C12、C21、C22 強誘電体コンデンサ P11、P12、P21、P22 選択トランジスタ W1 、W2 第1のウエル領域 V1 、V2 第2のウエル領域 1 半導体基板 2 メモリセルアレイ 3 行ドライバー 4 列ドライバー 5 I/F回路 6A、6B DC−DCコンバータ 10 半導体基板 11 素子分離領域 12 第1のウエル領域 13 第2のウエル領域 14 第1のゲート絶縁膜 15 第2のゲート絶縁膜 16 第1のゲート電極 17 第2のゲート電極 18 第1の低濃度不純物層 19 第2の低濃度不純物層 20 サイドウォール 21 レジストパターン 22 第1の高濃度不純物層 23 第2の高濃度不純物層 24 第1のコンタクト層 25 第2のコンタクト層 26 第1の層間絶縁膜 27 第1の接続プラグ 28 バリア層 29 下部電極 30 強誘電体膜 31 上部電極 32 第2の層間絶縁膜 33 第2の接続プラグ 34 第3の接続プラグ 35 バリア層 36A、36B、36C、36D、36E、36F、3
6G 下層配線 37 第3の層間絶縁膜 38 第4の接続プラグ 39 バリア層 40 上層配線 41 第1の保護膜 42 第2の保護膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体膜の上に形成されたゲート電極
    を有する電界効果型トランジスタからなるMFS型トラ
    ンジスタ、強誘電体膜と誘電体膜との積層膜の上に形成
    されたゲート電極を有する電界効果型トランジスタから
    なるMFIS型トランジスタ、又は電界効果型トランジ
    スタのゲート電極の上に強誘電体コンデンサが設けられ
    てなるMFMIS型トランジスタから構成されており、
    データが蓄積される蓄積トランジスタと、電界効果型ト
    ランジスタから構成されており、前記蓄積トランジスタ
    を選択する選択トランジスタとを備えた半導体記憶装置
    であって、 前記蓄積トランジスタを構成する第1の電界効果型トラ
    ンジスタの第1のウエル領域と、前記選択トランジスタ
    を構成する第2の電界効果型トランジスタの第2のウエ
    ル領域とは互いに分離されており、 前記第1の電界効果型トランジスタの第1のウエル領域
    にDC電圧を供給する第1の電圧供給線と、 前記第1の電圧供給線に対して独立に設けられ、前記第
    2の電界効果型トランジスタの第2のウエル領域にDC
    電圧を供給する第2の電圧供給線とを備えていることを
    特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の電界効果型トランジスタの耐
    圧は、前記第1の電界効果型トランジスタの耐圧よりも
    高いことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記蓄積トランジスタは前記MFMIS
    型トランジスタからなり、 前記第2の電界効果型トランジスタのゲート絶縁膜の厚
    さは、前記第1の電界効果型トランジスタのゲート絶縁
    膜の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項2に記載
    の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄積トランジスタは前記MFMIS
    型トランジスタからなり、 前記第1の電界効果型トランジスタ及び前記第2の電界
    効果型トランジスタはLDD構造を有しており、 前記第2の電界効果型トランジスタの低濃度不純物層の
    長さは、前記第1の電界効果型トランジスタの低濃度不
    純物層の長さよりも大きいことを特徴とする請求項2に
    記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記蓄積トランジスタは前記MFMIS
    型トランジスタからなり、 前記第2の電界効果型トランジスタのゲート電極のゲー
    ト長さは、前記第1の電界効果型トランジスタのゲート
    電極のゲート長さよりも大きいことを特徴とする請求項
    2に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の電界効果型トランジスタ、前
    記第2の電界効果型トランジスタ並びに前記第1及び第
    2の電界効果型トランジスタを駆動する駆動回路は同一
    の半導体基板上に形成されており、 前記駆動回路に供給される駆動用電圧と、前記第2の電
    界効果型トランジスタの第2のウエル領域に供給される
    DC電圧とは、同一の電圧電源から供給されることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の電界効果型トランジスタの第
    1のウエル領域と、前記第2の電界効果型トランジスタ
    の第2のウエル領域とは、互いに異なる導電型を有して
    いることを特徴とする請求項1又は6に記載の半導体記
    憶装置。
  8. 【請求項8】 強誘電体膜の上に形成されたゲート電極
    を有する電界効果型トランジスタからなるMFS型トラ
    ンジスタ、強誘電体膜と誘電体膜との積層膜の上に形成
    されたゲート電極を有する電界効果型トランジスタから
    なるMFIS型トランジスタ、又は電界効果型トランジ
    スタのゲート電極の上に強誘電体コンデンサが設けられ
    てなるMFMIS型トランジスタから構成され、データ
    が蓄積される蓄積トランジスタと、電界効果型トランジ
    スタから構成され前記蓄積トランジスタを選択する選択
    トランジスタとを備え、前記蓄積トランジスタを構成す
    る第1の電界効果型トランジスタの第1のウエル領域と
    前記選択トランジスタを構成する第2の電界効果型トラ
    ンジスタの第2のウエル領域とが互いに分離されている
    半導体記憶装置の駆動方法であって、 前記第1の電界効果型トランジスタの第1のウエル領域
    に第1のDC電圧を印加すると共に、前記第1の電界効
    果型トランジスタの制御ゲートに前記第1のDC電圧に
    対して正又は負の極性となる第2のDC電圧を印加する
    ことにより、前記蓄積トランジスタにデータを書き込む
    工程を備えていることを特徴とする半導体記憶装置の駆
    動方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の電界効果型トランジスタの耐
    圧は、前記第1の電界効果型トランジスタの耐圧よりも
    高いことを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装置
    の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2の電界効果型トラン
    ジスタを駆動する駆動回路に供給される駆動用電圧と、
    前記第2の電界効果型トランジスタの第2のウエル領域
    に供給されるDC電圧とは、同一の電圧電源から供給さ
    れることを特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装置
    の駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の電界効果型トランジスタの
    第1のウエル領域と、前記第2の電界効果型トランジス
    タの第2のウエル領域とは、互いに異なる導電型を有し
    ていることを特徴とする請求項8又は10に記載の半導
    体記憶装置の駆動方法。
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