JP2000269444A - 誘電体メモリ装置 - Google Patents

誘電体メモリ装置

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JP2000269444A
JP2000269444A JP11070421A JP7042199A JP2000269444A JP 2000269444 A JP2000269444 A JP 2000269444A JP 11070421 A JP11070421 A JP 11070421A JP 7042199 A JP7042199 A JP 7042199A JP 2000269444 A JP2000269444 A JP 2000269444A
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Japan
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drain
effect transistor
voltage
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JP11070421A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Geshi
辰郎 下司
Shoichiro Matsumoto
昭一郎 松本
Yasuhiro Takeda
安弘 武田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データディスターブの問題及び逆バイアスリ
テンションの問題の少なくとも一方を確実に回避するこ
とのできる誘電体メモリ装置を提供すること。 【解決手段】 強誘電体メモリセル16は、SOI基板
上に形成され、第2MOSFET13と強誘電体メモリ
素子9と第3MOSFET15とが直列接続された構造
をとる。強誘電体メモリ素子9の第1MOSFET11
と第2及び第3MOSFET13,15との各ソース・
ドレイン領域2〜5は、同一のp型単結晶シリコン層1
cに形成され、第1MOSFET11のチャネル領域と
してのp型領域7が、その両側のソース・ドレイン領域
3,4によって、第2及び第3MOSFET13,15
の各チャネル領域としてのp型領域6,8と電気的に分
離されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体メモリ装置
に関し、特に、誘電体として強誘電体を用いたものに関
する。
【0002】
【従来の技術】電界効果トランジスタ(FET)のゲー
ト部分に強誘電体薄膜からなるキャパシタが設けられた
メモリは、非破壊読み出しが可能な不揮発性メモリとし
て知られている。このような強誘電体メモリの構造とし
ては、MFS(金属・強誘電体・半導体)構造、MFI
S(金属・強誘電体・絶縁体・半導体)構造、MFMI
S(金属・強誘電体・金属・絶縁体・半導体)構造など
が提案されている。
【0003】図4は従来のMFMIS構造の強誘電体メ
モリセル51の一例を示す模式的断面図である。
【0004】図4において、p型シリコン基板51の表
面に、所定間隔を隔ててn+層からなるソース・ドレイ
ン領域52,53が形成されている。ソース・ドレイン
領域52,53間のシリコン基板51の領域がチャネル
領域54となる。チャネル領域54上には、ゲート酸化
膜55、浮遊ゲート電極56、強誘電体薄膜57及び制
御ゲート電極58が順に形成されている。
【0005】ここで、図4の強誘電体メモリの動作原理
について説明する。
【0006】制御ゲート電極58に強誘電体薄膜57を
分極反転させるために十分な正電圧を印加し、再び制御
ゲート電極58の電圧を0とする。それにより、強誘電
体薄膜57の制御ゲート電極58との界面が負に帯電
し、浮遊ゲート電極56との界面が正に帯電する。
【0007】この場合、浮遊ゲート電極56の強誘電体
薄膜57との界面が負に帯電し、ゲート酸化膜55との
界面が正に帯電し、ソース領域52とドレイン領域53
との間のチャネル領域54に反転層が形成される。その
結果、制御ゲート電極58の電圧が0にもかかわらず、
FETはオン状態となる。
【0008】逆に、制御ゲート電極58に強誘電体薄膜
57を分極反転させるために十分な負電圧を印加し、再
び制御ゲート電極58の電圧を0にする。それにより、
強誘電体薄膜57の制御ゲート電極58との界面が正に
帯電し、浮遊ゲート電極56との界面が負に帯電する。
【0009】この場合、浮遊ゲート電極56の強誘電体
薄膜57との界面が正に帯電し、ゲート酸化膜55との
界面が負に帯電する。その結果、ソース領域52とドレ
イン領域53との間のチャネル領域54に反転層が形成
されず、FETはオフ状態となる。
【0010】このように、強誘電体薄膜57が十分に分
極反転していると、制御ゲート電極58に印加する電圧
を0にした後も、FETを選択的にオン状態またはオフ
状態にすることができる。そのため、ソース・ドレイン
間の電流を検出することにより強誘電体メモリに記憶さ
れるデータ“1”及び“0”を判別することが可能とな
る。
【0011】このような強誘電体メモリにあっては、近
年、デバイスの微細化・大容量化が進みまたその電源電
圧の低電圧化が進むに従って、強誘電体の膜厚や材質等
のばらつきを無視することができなくなり、このばらつ
きに起因して書き込み動作時に、選択メモリセルと共通
のワード線に接続されている非選択のメモリセルのデー
タを変更してしまうといういわゆるデータディスターブ
現象が問題視されている。
【0012】そこで、このようなデータディスターブ現
象を回避するものとして、共通ワード線に接続されてい
る各メモリセルをそれぞれ独立したビット線とソース線
とで制御するものにおいて、強誘電体メモリのメモリト
ランジスタの下部電極とビット線との間に、ゲート電圧
に応じて下部電極とビット線とを接続する書き込みトラ
ンジスタを設けることが、特開平8−235872号公
報に記載されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来例にあっては、強
誘電体メモリのメモリトランジスタの下部電極とビット
線との間には書き込みトランジスタが存在するが、強誘
電体メモリのメモリトランジスタのドレインはビット線
に、ソースはソース線にそれぞれ直接接続されているた
めに、読み出し時において、ビット線とソース線との間
に電位差を与えた場合に、選択メモリセルと共通のビッ
ト線及びソース線に接続されている非選択のメモリセル
に電流が流れてしまうことがあり、データディスターブ
の問題を完全に回避することができない問題がある。
【0014】また、いわゆる逆バイアスリテンションの
問題も生じる。以下に、逆バイアスリテンションについ
て簡単に説明する。
【0015】MFMIS型の強誘電体メモリは、図5の
ようにFETのゲート絶縁膜によるキャパシタ部分60
と強誘電体薄膜によるキャパシタ部分61との直列回路
で等価的に表される。そして、通常、MFMIS型の強
誘電体メモリのMOSトランジスタ部分は、基板上に直
接形成されるため、ビット線、ソース線及び基板の電位
が0Vに設定されたとき、ゲート絶縁膜によるキャパシ
タ部分60の基板側は0V(接地電位)となる。
【0016】従って、電源遮断時等、回路への電圧供給
が行われないときや、書き込み時において、強誘電体薄
膜によるキャパシタ部分61に、強誘電体薄膜を分極反
転させるために十分な正電圧を印加し、再び電圧を0と
したときなどには、図5の回路は、図6に示すように並
列回路となり、強誘電体薄膜によるキャパシタ部分61
に対し、Vf=−Viとなる逆バイアスが発生する。こ
のような逆バイアスは、強誘電体薄膜によるキャパシタ
部分61の分極を打ち消す方向に作用し、分極量が時間
の経過と共に減少し、ついには分極を示さなくなりデー
タが変化してしまう。このような問題を逆バイアスリテ
ンションという。
【0017】本発明の第1の目的は、データディスター
ブの発生を防止することのできる誘電体メモリ装置を提
供することにある。
【0018】また、本発明の第2の目的は、逆バイアス
リテンションの発生を防止することのできる誘電体メモ
リ装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】第1の発明の誘電体メモ
リ装置は、第1電界効果トランジスタのゲート部分に誘
電体キャパシタが設けられた誘電体メモリ素子と、前記
第1電界効果トランジスタの一対のソース・ドレイン部
に、それぞれ直列接続された選択トランジスタとからな
るメモリセルを具備したことをその要旨とする。
【0020】これにより、誘電体メモリ素子の各ソース
・ドレイン部への電圧印加を、各選択トランジスタで完
全に制御できる。
【0021】第2の発明の誘電体メモリ装置は、第1電
界効果トランジスタのゲート部分に誘電体キャパシタが
設けられた誘電体メモリ素子と、前記第1電界効果トラ
ンジスタの一方のソース・ドレイン部に、自身の一方の
ソース・ドレイン部が接続された第2電界効果トランジ
スタと、前記第1電界効果トランジスタの他方のソース
・ドレイン部に、自身の一方のソース・ドレイン部が接
続された第3電界効果トランジスタとからなるメモリセ
ルを備え、前記第1電界効果トランジスタのチャネル部
が、前記第2及び第3電界効果トランジスタのチャネル
部と電気的に分離されていることをその要旨とする。
【0022】これにより、第1の発明の作用に加え、第
2及び第3電界効果トランジスタがOFF状態である限
り、第2及び第3電界効果トランジスタのそれぞれの他
方のソース・ドレイン部の電圧が第1電界効果トランジ
スタに、チャネル部領域を伝って伝達されることはな
い。
【0023】第3の発明の誘電体メモリ装置は、第1電
界効果トランジスタのゲート部分に誘電体キャパシタが
設けられた誘電体メモリ素子と、前記第1電界効果トラ
ンジスタの一方のソース・ドレイン部に、自身の一方の
ソース・ドレイン部が接続された第2電界効果トランジ
スタと、前記第1電界効果トランジスタの他方のソース
・ドレイン部に、自身の一方のソース・ドレイン部が接
続された第3電界効果トランジスタとからなるメモリセ
ルを備え、前記第1乃至第3電界効果トランジスタの各
ソース・ドレイン部は、同一の半導体層に形成され、前
記第1電界効果トランジスタのチャネル部が、その両側
のソース・ドレイン部によって、前記第2及び第3電界
効果トランジスタのチャネル部と電気的に分離されてい
ることをその要旨とする。
【0024】これにより、第2の発明の作用に加え、前
記第1乃至第3電界効果トランジスタの各ソース・ドレ
イン部が、同一の半導体層に形成されているから、メモ
リセル毎に独立した電圧制御を行うことができる。
【0025】尚、第2又は第3の発明において、前記第
1電界効果トランジスタの一方のソース・ドレイン部と
前記第2電界効果トランジスタの一方のソース・ドレイ
ン部とを共通の不純物領域で構成し、前記第1電界効果
トランジスタの他方のソース・ドレイン部と前記第3電
界効果トランジスタの一方のソース・ドレイン部とを共
通の不純物領域で構成することが望ましい。
【0026】また、前記半導体層が、絶縁層上に形成さ
れていることが望ましい。これにより、前記第1電界効
果トランジスタのチャネル部と、前記第2及び第3電界
効果トランジスタのチャネル部との電気的分離を確実に
行うことができる。
【0027】また、前記誘電体キャパシタの電圧を制御
する第1制御線と、前記第2及び第3電界効果トランジ
スタのゲート電圧を制御する第2制御線と、前記第2電
界効果トランジスタの他方のソース・ドレイン部の電圧
を制御する第3制御線と、前記第3電界効果トランジス
タの他方のソース・ドレイン部の電圧を制御する第4制
御線とを具備することが望ましい。これにより、メモリ
セル毎の電圧制御が可能となる。
【0028】また、この場合、前記第1及び第2制御線
に、前記メモリセルが複数接続され、前記第3及び第4
制御線は、各メモリセル毎に独立して設けられているこ
とが望ましい。これにより、メモリセル毎に独立した電
圧制御が可能となる。
【0029】更にこの場合、前記半導体層は絶縁層上に
複数設けられ、この半導体層毎に前記各メモリセルが設
けられていることが望ましい。これにより、メモリセル
をアレイ状に配列した誘電体メモリ装置が実現できる。
【0030】また、前記第1制御線が0Vである間、前
記第2及び第3電界効果トランジスタがOFF状態に保
持されるよう構成することが望ましい。これにより、誘
電体メモリ素子において、誘電体キャパシタ側の電位と
第1電界効果トランジスタのキャパシタ部の電位とが等
しく0Vとなって、両キャパシタが見かけ上並列接続さ
れるようなことがない。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
【0032】図1は本第1実施形態における強誘電体メ
モリ装置の構造を示す模式的断面図である。
【0033】図1において、基板1には、SOI(Sili
con On Insulator)基板が用いられている。すなわち、
単結晶シリコン基板1aの上に絶縁層としてのシリコン
酸化膜1bを形成した絶縁基板の表面に、ストライプ状
にp型単結晶シリコン薄膜層1cが複数形成されてい
る。言い換えれば、各p型単結晶シリコン薄膜層1c
は、シリコン酸化膜1bの一部で電気的に分離されてい
る。尚、p型単結晶シリコン薄膜層1cが本発明におけ
る「半導体層」に相当する。
【0034】各単結晶シリコン薄膜層1cには、n+
からなる4つのソース・ドレイン領域2〜5がストライ
プ状に形成されている。各ソース・ドレイン領域2〜5
の深さは、単結晶シリコン薄膜層1cの厚みと等しい。
従って、単結晶シリコン薄膜層1cは、各ソース・ドレ
イン領域2〜5の内の中央の2つのソース・ドレイン領
域3,4によって、3つのp型領域6〜8が横方向に完
全に分離された構造をとる。尚、ソース・ドレイン領域
2〜5が本発明における「ソース・ドレイン部」に、p
型領域6〜8が本発明における「チャネル部」にそれぞ
れ相当する。
【0035】単結晶シリコン薄膜層1cの上には、強誘
電体メモリ素子9が形成されている。この強誘電体メモ
リ素子9は、チャネル領域としてのp型領域7、その両
側のソース・ドレイン領域3,4及びゲート電極10か
らなる第1MOSFET11と、この第1MOSFET
11のゲート電極10上に設けられた強誘電体キャパシ
タ9aとからなる。尚、第1MOSFET11が本発明
における「第1電界効果トランジスタ」に、強誘電体キ
ャパシタ9aが本発明における「誘電体キャパシタ」に
それぞれ相当する。
【0036】強誘電体メモリ素子9の両側には、チャネ
ル領域としてのp型領域6、その両側のソース・ドレイ
ン領域2,3及びゲート電極12からなる第2MOSF
ET13と、チャネル領域としてのp型領域8、その両
側のソース・ドレイン領域4,5及びゲート電極14か
らなる第3MOSFET15とが形成されている。尚、
第2MOSFET13が本発明における「第2電界効果
トランジスタ」に、第3MOSFET15が本発明にお
ける「第3電界効果トランジスタ」にそれぞれ相当す
る。
【0037】強誘電体メモリ素子9とその両側に位置す
る第2及び第3MOSFET13,15とは、上述した
通り、一方のソース・ドレイン領域3(4)を共有して
いる。すなわち、第2MOSFET13と強誘電体メモ
リ素子9と第3MOSFET15とが直列に接続した構
成をとり、これにより一単位としての強誘電体メモリセ
ル16が構成されている。この強誘電体メモリセル16
は、各単結晶シリコン薄膜層1c毎にそれぞれ複数設け
られている。
【0038】図2は強誘電体メモリ素子9の構造を示す
模式的断面図である。
【0039】p型単結晶シリコン薄膜層1cのチャネル
領域としてのp型領域7の上にシリコン酸化膜からなる
ゲート絶縁膜17が形成されている。ゲート絶縁膜17
上には、ドープドポリシリコンからなる第1の下部電極
(ゲート電極)10が形成されている。第1の下部電極
10及びゲート絶縁膜17を覆うように、p型単結晶シ
リコン薄膜層1c上に、NSG(Nondoped Silicate Gl
ass)とその上のBPSG(Boro-phospho Silicate Gla
ss)との積層構造からなる層間絶縁膜18が形成されて
いる。
【0040】第1の下部電極10上の層間絶縁膜18に
はコンタクト孔19が形成されている。コンタクト孔1
9内には、ドープドポリシリコンからなる接続層(プラ
グ)20が所定の深さまで形成されている。コンタクト
孔19内の接続層20上には、Ir(イリジウム)から
なる第2の下部電極21が形成されている。
【0041】第2の下部電極21の上面に接触するよう
に層間絶縁膜18上に、ペロブスカイト型結晶構造を有
するSrBi2Ta29からなる強誘電体薄膜22が形
成されている。強誘電体薄膜22上には、Pt等からな
る制御ゲート電極23が形成されている。強誘電体薄膜
22及び制御ゲート電極23の周囲を覆うように、層間
絶縁膜18上に絶縁膜24が形成されている。接続層2
0、第2の下部電極21、強誘電体薄膜22及び制御ゲ
ート電極23で強誘電体キャパシタ9aを構成する。
【0042】図3に、強誘電体メモリセル16を用いた
強誘電体メモリ装置の全体構成を示す。
【0043】メモリセルアレイ30は、複数のメモリセ
ル16(16a,16b,16c,16d)がマトリッ
クス状に配置されて構成されている(図3では説明の便
宜上、4個のメモリセルのみを示している)。行(ロ
ウ)方向に配列された各メモリセル16において、各強
誘電体メモリ素子9の制御ゲート電極23は、共通のワ
ード線WLp0〜WLpnに接続され、第2及び第3MO
SFET13,15の各ゲート電極12,14は、共通
のワード線WLs0〜WLsnに接続されている。尚、ワ
ード線WLp0〜WLpnが本発明における「第1制御
線」に、ワード線WLs0〜WLsnが本発明における
「第2制御線」にそれぞれ相当する。
【0044】列(カラム)方向に配列された各メモリセ
ル16において、第2MOSFET13の外側のソース
・ドレイン領域2は、共通のビット線BLd0〜BLdn
に接続され、第3MOSFET15の外側のソース・ド
レイン領域5は、共通のビット線BLs0〜BLsnに接
続されている。尚、ビット線BLd0〜BLdnが本発明
における「第3制御線」に、ビット線BLs0〜BLsn
が本発明における「第4制御線」にそれぞれ相当する。
【0045】上述した通り、行方向に配列された各メモ
リセル16は、それぞれ異なる単結晶シリコン薄膜層1
cに形成されているため、各単結晶シリコン薄膜層1c
毎に独立したビット線による制御が行われる。
【0046】各ワード線WLp0〜WLpn,WLs0
WLsnは、ロウデコーダ31に接続され、各ビット線
BLd0〜BLdn,BLs0〜BLsnはカラムデコーダ
32に接続されている。
【0047】外部から指定されたロウアドレスおよびカ
ラムアドレスは、アドレスピン33に入力される。その
ロウアドレスおよびカラムアドレスは、アドレスピン3
3からアドレスラッチ34へ転送される。アドレスラッ
チ34でラッチされた各アドレスのうち、ロウアドレス
はアドレスバッファ35を介してロウデコーダ31へ転
送され、カラムアドレスはアドレスバッファ35を介し
てカラムデコーダ32へ転送される。
【0048】ロウデコーダ31は、各ワード線WLp0
〜WLpn,WLs0〜WLsnの内、アドレスラッチ3
4でラッチされたロウアドレスに対応した1組のワード
線(例えば、WLp0,WLs0)を選択し、各ワード線
WLp0〜WLpn,WLs0〜WLsnの電位を後述する
各動作モードに対応して制御する。
【0049】カラムデコーダ32は、各ビット線BLd
0〜BLdn,BLs0〜BLsnの内、アドレスラッチ3
4でラッチされたカラムアドレスに対応した1組のビッ
ト線(例えば、BLd0,BLs0)を選択し、各ビット
線BLd0〜BLdn,BLs 0〜BLsnの電位を後述す
る各動作モードに対応して制御する。
【0050】外部から指定されたデータは、データピン
36に入力される。そのデータは、データピン36から
入力バッファ37を介してカラムデコーダ32へ転送さ
れる。カラムデコーダ32は、各ビット線BLd0〜B
Ldn,BLs0〜BLsnの電位を、そのデータに対応
して後述するように制御する。
【0051】任意のメモリセル16から読み出されたデ
ータは、各ビット線BLd0〜BLdn,BLs0〜BL
nからカラムデコーダ32を介してセンスアンプ38
へ転送される。センスアンプ38は電流センスアンプで
ある。センスアンプ38で判別されたデータは、出力バ
ッファ39からデータピン36を介して外部へ出力され
る。
【0052】尚、上記した各回路(31〜39)の動作
は、制御コア回路40によって制御される。
【0053】次に、強誘電体メモリ装置の各動作モード
(書き込み動作、読み出し動作、消去動作)について、
以下に説明する。
【0054】(a)書き込み動作 ワード線WLp0,WLs0とビット線BLd0,BLs0
との交点に接続されたメモリセル16aにデータ「1」
を選択的に書き込む場合について、表1を参照しながら
説明する。
【0055】
【表1】 選択されたワード線WLp0は書き込み電圧Vp(強誘
電体薄膜22を分極反転させるために十分な正のパルス
電圧:例えば3V)に設定され、選択されたワード線W
Ls0は第2及び第3のMOSFET13,15をON
させるのに十分な電圧(以下、電圧Hという)に設定さ
れる。また、選択されないワード線WLpnは、強誘電
体薄膜11が分極反転することのない十分に低い電圧
(例えば0V、以下、電圧Lpという)に設定され、選
択されないワード線WLsnは、第2及び第3のMOS
FET13,15がONすることのない十分に低い電圧
(例えば0V、以下、電圧Lsという)に設定される。
【0056】選択されたビット線BLd0,BLs0はワ
ード線WLp0の電圧Vpに対し十分に低い電圧(例え
ば0V、以下、電圧Lという)に設定される。また、選
択されないその他のビット線は、電圧Vp(ワード線W
Lp0の電圧Vpとの電位差がほとんど生じない電圧)
に設定される。
【0057】これにより、選択されたメモリセル16a
の強誘電体薄膜22において、制御ゲート電極23との
界面が負に帯電し、第2の下部電極21との界面が正に
帯電する(強誘電体薄膜22が上向きに分極する)。こ
の分極状態は、ワード線WLp0の電圧をVpから0V
(又は強誘電体薄膜22が分極反転することの無い十分
に低い電圧)にした後も保持される。
【0058】このような分極により、第2の下部電極2
1の強誘電体薄膜22との界面が負に帯電し、第1の下
部電極10のゲート絶縁膜17との界面が正に帯電す
る。その結果、ゲート絶縁膜17におけるソース・ドレ
イン領域3,4間のチャネル領域7との界面が負に帯電
し、チャネル領域7に反転層が形成され、ワード線WL
0の電圧を0V(又は強誘電体薄膜22が分極反転す
ることの無い十分に低い電圧)にした後も、強誘電体メ
モリ素子9のFETはオンになり得る状態となる。
【0059】この時、メモリセル16aと同じワード線
WLp0,WLs0に接続されている非選択のメモリセル
16bは、接続されているビット線BLdn,BLs
nが、ワード線WLp0の電圧Vpとの電位差がほとんど
生じない電圧(Vp)に設定されているため、非選択メ
モリセルに不要な電圧が印加されて誤動作を引き起こ
す、いわゆるデータディスターブの問題は発生しない。
【0060】また、メモリセル16aと同じビット線B
Ld0,BLs0に接続されている非選択のメモリセル1
6cと、メモリセル16aとビット線及びワード線を共
通にしないメモリセル16dとは、接続されているワー
ド線WLpnが電圧Lpに、ワード線WLsnが電圧Ls
にそれぞれ設定されているため、ビット線の電圧に関係
なく動作しない。
【0061】(b)消去動作 ワード線WLp0,WLs0とビット線BLd0,BLs0
との交点に接続されたメモリセル16aのデータを消去
する場合(データ「0」を選択的に書き込む場合)につ
いて、表2を参照しながら説明する。
【0062】
【表2】 選択されたワード線WLp0は電圧Lpに設定され、選
択されたワード線WLs0は電圧Hに設定される。ま
た、選択されないワード線WLpnは電圧Lpに、ワー
ド線WLsnは電圧Lsにそれぞれ設定される 選択されたビット線BLd0,BLs0は電圧Vp(強誘
電体薄膜22を分極反転させるために十分な正のパルス
電圧)に設定される。また、選択されないその他のビッ
ト線は、電圧Lに設定される。
【0063】これにより、選択されたメモリセル16a
の強誘電体薄膜22において、制御ゲート電極23との
界面が正に帯電し、第2の下部電極21との界面が負に
帯電する(強誘電体薄膜22が下向きに分極する)。こ
の分極状態は、ビット線BLp0,BLs0の電圧をVp
から0V(又は強誘電体薄膜22が分極反転することの
無い十分に低い電圧)にした後も保持される。
【0064】このような分極により、第2の下部電極2
1の強誘電体薄膜22との界面が正に帯電し、第1の下
部電極10のゲート絶縁膜17との界面が負に帯電す
る。その結果、ソース・ドレイン領域3,4間のp型領
域(チャネル領)7に反転層が形成されず、第1MOS
FET11はオフ状態(オンになり得ない状態)とな
る。
【0065】この時、メモリセル16aと同じワード線
WLp0,WLs0に接続されている非選択のメモリセル
16bは、接続されているビット線BLdn,BLs
nが、ワード線WLp0の電圧Lpとの電位差がほとんど
生じない電圧(電圧L)に設定されているため、非選択
メモリセルに不要な電圧が印加されて誤動作を引き起こ
す、いわゆるデータディスターブの問題は発生しない。
【0066】また、メモリセル16aと同じビット線B
Ld0,BLs0に接続されている非選択のメモリセル1
6cと、メモリセル16aとビット線及びワード線を共
通にしないメモリセル16dとは、接続されているワー
ド線WLpnが電圧Lpに、ワード線WLsnが電圧Ls
にそれぞれ設定されているため、ビット線の電圧に関係
なく動作しない。
【0067】(c)読み出し動作 ワード線WLp0,WLs0とビット線BLd0,BLs0
との交点に接続されたメモリセル16aのデータを読み
出す場合について、表3を参照しながら説明する。
【0068】
【表3】 選択されたワード線WLp0は読み出し電圧VR(強誘電
体メモリ素子9の分極状態を反転させない電圧であっ
て、且つ強誘電体メモリ素子9の第1MOSFET11
のしきい値電圧よりも高い電圧:例えば0.8V)に設
定され、選択されたワード線WLs0は電圧Hに設定さ
れる。また、選択されないワード線WLpnは電圧Lp
に、ワード線WLsnは電圧Lsにそれぞれ設定され
る。
【0069】選択されたビット線BLd0,BLs0は、
両者間に電位差が生じるように、例えばビット線BLd
0には0.1Vが、ビット線BLs0には0Vが印加され
る。また、選択されないその他のビット線は、両者間に
電位差が生じないように全て同一の電圧(例えば0V)
に設定される。
【0070】上述した通り、書き込み状態にあるメモリ
セル1aの強誘電体メモリ素子9の第1MOSFET1
1はONになり得る状態であるため、ビット線BL
0,BLs0間に電位差を発生させることにより、ビッ
ト線BLd0,BLs0間に電流が流れる。また、消去状
態にあるメモリセル16aの強誘電体メモリ素子9の第
1MOSFET11はONになり得ない状態であるた
め、ビット線BLd0,BLs0間には電流が流れない。
従って、このビット線BLd0,BLs0間の電流をセン
スアンプ38で判別することにより、データが「1」か
「0」かを判別する。
【0071】この時、メモリセル16aと同じワード線
WLp0,WLs0に接続されている非選択のメモリセル
16bは、接続されているビット線BLdn,BLs
nが、両者間に電位差が生じない同一の電圧L(例えば
0V)に設定されているため、非選択メモリセルに不要
な電圧が印加されて誤動作を引き起こす、いわゆるデー
タディスターブの問題は発生しない。
【0072】また、メモリセル16aと同じビット線B
Ld0,BLs0に接続されている非選択のメモリセル1
6cと、メモリセル16aとビット線及びワード線を共
通にしないメモリセル16dとは、接続されているワー
ド線WLpnが電圧Lpに、ワード線WLsnが電圧Ls
にそれぞれ設定されているため、ビット線の電圧に関係
なく動作しない。
【0073】以上の実施形態にあっては以下の通りの作
用効果を奏する。
【0074】(イ)強誘電体メモリ素子9とビット線と
の間に、選択トランジスタとしての第2MOSFET1
3又は第3MOSFET15が必ず存在するため、強誘
電体メモリ素子9の各ソース・ドレイン領域3,4への
電圧印加を、第2MOSFET13又は第3MOSFE
T15で完全に制御できる。
【0075】(ロ)強誘電体メモリ素子9とビット線と
の間に、選択トランジスタとしての第2MOSFET1
3又は第3MOSFET15が必ず存在する。更には、
単結晶シリコン薄膜層1cは、絶縁層としてのシリコン
酸化膜1b上に形成されていると共に、各ソース・ドレ
イン領域2〜5の内の中央の2つのソース・ドレイン領
域3,4によって、3つのp型領域6〜8が横方向に完
全に分離されている。
【0076】従って、ビット線及び基板1aの電位が0
Vに設定されたときであっても、第2MOSFET13
又は第3MOSFET15がONしない限り、ビット線
の電位(0V)は第1MOSFET11に伝わらない。
【0077】すなわち、第2MOSFET13又は第3
MOSFET15がOFF状態である限り、第1MOS
FET11はフローティング状態にあるため、電源遮断
時等、回路への電圧供給が行われないときや、書き込み
時において、制御ゲート電極23に、強誘電体薄膜22
を分極反転させるために十分な正電圧を印加し、再び制
御ゲート電極23の電圧を0としたときなど、制御ゲー
ト電極23の電位が0Vになっても、第1MOSFET
11のゲート絶縁膜17によるキャパシタ部分と強誘電
体キャパシタ12とが並列回路を構成しない。
【0078】従って、逆バイアスリテンションの問題が
発生しない。
【0079】(ハ)制御ゲート電極23が接続されてい
るワード線WLpを0Vに設定するときには、第2MO
SFET13又は第3MOSFET15がOFFするよ
うワード線WLsの電圧を制御するため、上記(ロ)の
効果を確実に享受できる。
【0080】(ニ)行方向に配列された各メモリセル1
6は、それぞれ異なる単結晶シリコン薄膜層1cに形成
され、各単結晶シリコン薄膜層1c毎に独立したビット
線による制御が行われるので、データディスターブの問
題を回避できる。
【0081】尚、以上の実施形態にあっては、以下の通
り変更しても良く、その場合であっても同等の作用・効
果を得ることができる。
【0082】(1)制御ゲート電極23又は第2の下部
電極21を以下の材料から構成する。
【0083】貴金属(Au、Ag、Ru、Rh、Pb、
Os等)、高融点金属(Co、W、Ti等)、高融点金
属化合物(TiN、TaN、TaSiN膜等)、導電性
酸化物(RuO2、RhO2、OsO2、IrO2、ReO
2、ReO3、MoO2、WO2、SrRuO3、Pb2Ru
23-X、Bi2Ru27-X等)、あるいはこれらの各材
料の合金又は各材料の多層構造。
【0084】(2)強誘電体薄膜22として、以下の各
材料からなる強誘電体を用いる。
【0085】(2−1)下記の一般式で示されるビスマ
ス系層状強誘電体を用いる。
【0086】(Bi222+(An-1n3n+12- なお、AはSr、CaまたはBaであり、BはTi、T
a、Nb、WまたはVである。
【0087】n=1の場合: Bi2WO6 Bi2VO5.5 n=2の場合: Bi23/SrTa26 (SrBi2Ta29):SBT Bi23/SrNb26 (SrBi2Nb29) n=3の場合: Bi23/SrTa26/BaTiO3 Bi23/SrTaO6/SrTiO3 Bi23/Bi2Ti39 (Bi4Ti312):BIT n=4の場合: Bi23/Sr3Ti412 (Sr3Bi2Ti415) Bi23/Bi2Ti39/SrTiO3 (SrBi4Ti415) (2−2)下記の一般式で示される強誘電体(等方的材
料系)を用いる。
【0088】Pb(ZrXTi1-X)O3:PZT(Pb
Zr0.5Ti0.5)O3 (Pb1-YLaY)(ZrXTi1-X)O3:PLZT (Sr1-XCaX)TiO3 (Sr1-XBaX)TiO3:(Sr0.4Ba0.6)TiO3 (Sr1-X-YBaXY)Ti1-ZZ3 なお、MはLa、BiまたはSbであり、NはNb、
V、Ta、MoまたはWである。
【0089】(3)強誘電体薄膜22をその材料に応じ
て以下の方法で形成する。
【0090】分子線エピタキシー法、レーザアブレーシ
ョン法、レーザ分子線エピタキシー法、スパッタリング
法(RF型、DC型またはイオンビーム型)、反応性蒸
着法、MOCVD法(有機金属化学的気相成長法)、ミ
スト堆積法、ゾルゲル法。
【0091】(4)各層の導電型を逆にすることにより
p型チャネルを有する強誘電体メモリを実現させる。
【0092】(5)SOI基板ではなく、単結晶シリコ
ン基板そのものを半導体層として用いる。
【0093】(6)シリコン基板1aに代えて、ガラス
基板等の絶縁性基板を用いる。
【0094】(7)半導体層として、多結晶シリコン層
や非晶質シリコン層を用いる。
【0095】(8)強誘電体メモリ素子9として、MF
MIS構造に代えて、MFS構造又はMFIS構造を用
いる。
【0096】(9)強誘電体薄膜22に代えて、チタン
酸ストロンチウム(SrTiO3)やチタン酸ストロン
チウムバリウム(BaxSr1-XTiO3(0<X<1))のよう
な高誘電体薄膜を用いる。
【0097】
【発明の効果】本発明にあっては、データディスターブ
の問題及び逆バイアスリテンションの問題の少なくとも
一方を確実に回避することのできる誘電体メモリ装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施形態における強誘電体
メモリセルの構造を示す模式的断面図である。
【図2】本実施形態における強誘電体メモリ素子の構造
を示す模式的断面図である。
【図3】本実施形態における強誘電体メモリ装置のブロ
ック回路図である。
【図4】従来例における強誘電体メモリ素子の構造を示
す模式的断面図である。
【図5】従来例の問題点を説明するための図である。
【図6】従来例の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 SOI基板 1a 単結晶シリコン基板 1b シリコン酸化膜 1c p型単結晶シリコン層 2〜5 ソース・ドレイン領域 6〜8 p型領域 9 強誘電体メモリ素子 10 ゲート電極 11 第1MOSFET 12 強誘電体キャパシタ 13 第2MOSFET 15 第3MOSFET 16 強誘電体メモリセル 17 ゲート絶縁膜 22 強誘電体薄膜 30 メモリセルアレイ 40 制御コア回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8247 29/788 29/792 (72)発明者 武田 安弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA03 BA02 BA03 CA07 CA21 5F001 AA01 AA04 AA06 AA17 AA63 AB04 AB09 AC07 AD12 AD41 AD70 AE02 AF06 AF07 5F083 EP04 EP33 EP34 EP56 ER21 ER30 FR06 FR07 GA15 GA30 HA02 JA13 JA17 JA38 KA05 KA11 LA12 LA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電界効果トランジスタのゲート部分
    に誘電体キャパシタが設けられた誘電体メモリ素子と、
    前記第1電界効果トランジスタの一対のソース・ドレイ
    ン部に、それぞれ直列接続された選択トランジスタとか
    らなるメモリセルを具備したことを特徴とする誘電体メ
    モリ装置。
  2. 【請求項2】 第1電界効果トランジスタのゲート部分
    に誘電体キャパシタが設けられた誘電体メモリ素子と、
    前記第1電界効果トランジスタの一方のソース・ドレイ
    ン部に、自身の一方のソース・ドレイン部が接続された
    第2電界効果トランジスタと、前記第1電界効果トラン
    ジスタの他方のソース・ドレイン部に、自身の一方のソ
    ース・ドレイン部が接続された第3電界効果トランジス
    タとからなるメモリセルを備え、 前記第1電界効果トランジスタのチャネル部が、前記第
    2及び第3電界効果トランジスタのチャネル部と電気的
    に分離されていることを特徴とした誘電体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 第1電界効果トランジスタのゲート部分
    に誘電体キャパシタが設けられた誘電体メモリ素子と、
    前記第1電界効果トランジスタの一方のソース・ドレイ
    ン部に、自身の一方のソース・ドレイン部が接続された
    第2電界効果トランジスタと、前記第1電界効果トラン
    ジスタの他方のソース・ドレイン部に、自身の一方のソ
    ース・ドレイン部が接続された第3電界効果トランジス
    タとからなるメモリセルを備え、 前記第1乃至第3電界効果トランジスタの各ソース・ド
    レイン部は、同一の半導体層に形成され、前記第1電界
    効果トランジスタのチャネル部が、その両側のソース・
    ドレイン部によって、前記第2及び第3電界効果トラン
    ジスタのチャネル部と電気的に分離されていることを特
    徴とした誘電体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1電界効果トランジスタの一方の
    ソース・ドレイン部と前記第2電界効果トランジスタの
    一方のソース・ドレイン部とを共通の不純物領域で構成
    し、前記第1電界効果トランジスタの他方のソース・ド
    レイン部と前記第3電界効果トランジスタの一方のソー
    ス・ドレイン部とを共通の不純物領域で構成したことを
    特徴とする請求項2又は3に記載の誘電体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体層は、絶縁層上に形成されて
    いることを特徴とした請求項3に記載の誘電体メモリ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記誘電体キャパシタの電圧を制御する
    第1制御線と、前記第2及び第3電界効果トランジスタ
    のゲート電圧を制御する第2制御線と、前記第2電界効
    果トランジスタの他方のソース・ドレイン部の電圧を制
    御する第3制御線と、前記第3電界効果トランジスタの
    他方のソース・ドレイン部の電圧を制御する第4制御線
    とを具備したことを特徴とする請求項2乃至5のいずれ
    か1項に記載の誘電体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2制御線に、前記メモリ
    セルが複数接続され、前記第3及び第4制御線は、各メ
    モリセル毎に独立して設けられていることを特徴とした
    請求項6に記載の誘電体メモリ装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体層は絶縁層上に複数設けら
    れ、この半導体層毎に前記各メモリセルが設けられてい
    ることを特徴とした請求項7に記載の誘電体メモリ装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第1制御線が0Vである間、前記第
    2及び第3電界効果トランジスタがOFF状態に保持さ
    れるよう構成したことを特徴とする請求項6乃至8のい
    ずれか1項に記載の誘電体メモリ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6785155B2 (en) 2001-04-19 2004-08-31 Sanyo Electric Co., Ltd. Ferroelectric memory and operating method therefor
US6891742B2 (en) 2001-07-17 2005-05-10 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor memory device
US6972980B2 (en) 2003-11-07 2005-12-06 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor memory devices and methods of fabricating semiconductor memory device

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