JP3095271B2 - 薄膜電界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置 - Google Patents

薄膜電界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置

Info

Publication number
JP3095271B2
JP3095271B2 JP03320709A JP32070991A JP3095271B2 JP 3095271 B2 JP3095271 B2 JP 3095271B2 JP 03320709 A JP03320709 A JP 03320709A JP 32070991 A JP32070991 A JP 32070991A JP 3095271 B2 JP3095271 B2 JP 3095271B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon carbide
substrate
carbide layer
ferroelectric film
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03320709A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05160149A (ja
Inventor
秀視 高須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP03320709A priority Critical patent/JP3095271B2/ja
Priority to US07/984,312 priority patent/US5307305A/en
Publication of JPH05160149A publication Critical patent/JPH05160149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3095271B2 publication Critical patent/JP3095271B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EEPROM(Electr
ically Erasable/Programable Read Only Memory)のよ
うな不揮発性のメモリにおいて好適に用いられる薄膜電
界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにその
トランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性
記憶装置関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばPZT(lead(Pb) ZirconateTi
tanate )のような強誘電体材料に電界を印加すると、
分極方向が電界の方向に整列し、この整列状態は、電界
を取り去った後にも残留することが知られている。すな
わち、強誘電体材料の分極は、電界の印加に対してヒス
テリシス特性を示す。したがって、このようなヒステリ
シス特性を利用して、不揮発性のメモリ素子を構成する
ことが可能である。
【0003】強誘電体材料を用いた記憶素子は、たとえ
ば米国特許第3832700号や、「PbTiO3 Thin Film
Gate Nonvolatile Memory FET (1979 Proceedings of
the2nd Meeting on Ferroelectric Materials and Thei
r Applications F-8 pp239-244)」、さらに「"MFS FET"
-A New Type of Nonvolatile Memory Swich Using PLZT
Film(Proceedings of the 9th Conference on Solid S
tate Devices, Tokyo, 1977; Japanese Journal of App
lied Physics, Volume 17(1978) Supplument17-1,pp209
-214) 」などに記載されている。
【0004】すなわち、図7に示すように、ソース・ド
レイン領域となるN+ 型高濃度不純物領域1を形成した
P型シリコン基板2の表面に、強誘電体膜3をゲート絶
縁膜として形成し、この強誘電体膜1上にゲート電極4
が形成されて、電界効果トランジスタが構成される。そ
して、たとえば基板2を接地して、ゲート電極4に正の
書込電圧VP を印加すると、強誘電体膜3内では、図7
(a) に示す分極が生じ、このためのP型シリコン基板2
の表面には小数キャリアの電子が引き寄せられてチャネ
ル5が形成され、ソース・ドレイン間が導通状態とな
る。強誘電体膜3の分極は書込電圧VP を除去した後も
保持されるから、書込電圧VP を取り除いた後でもチャ
ネル5が形成された状態のままである。
【0005】一方、負の消去電圧−VE をゲート電極4
に印加すると、強誘電体膜3では、図7(b) に示すよう
に、書込電圧VP の印加時とは逆方向の分極が生じる。
これによりチャネルは消失し、ソース・ドレイン間は遮
断状態となる。この状態は、消去電圧−VE を取り除い
た後にも維持される。このようにして、チャネル5の有
無により書込状態と消去状態との2つの状態を設定する
ことができ、情報の記憶が達成される。すなわち、トラ
ンジスタが導通状態であるか遮断状態であるかを調べる
ことにより、記憶情報を読み出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のトランジスタで
は、強誘電体膜3がP型シリコン基板2の表面に直接形
成されている。このため、素子形成時の拡散工程や薄膜
形成工程などでの熱処理時に強誘電体膜3中のPbなど
の金属がシリコン基板2に拡散したり、強誘電体膜形成
時にシリコン基板2の表面が酸化されたりする。このた
め、電界効果トランジスタとしての特性が劣化すること
になるという問題がある。
【0007】この問題を解決するために、シリコン基板
の表面にまず酸化シリコン膜を形成し、この酸化シリコ
ン膜上に強誘電体膜を堆積させる技術が提案されてい
る。この提案に係わる技術では、ゲート近傍では等価的
に図8に示す回路が構成されることになる。すなわち、
ゲート電極とシリコン基板のチャネル領域との間に、強
誘電体膜に対応した容量C1と、酸化シリコン膜に対応
した容量C2とが直列接続されたときと等価な状態とな
る。
【0008】ところが、強誘電体膜の誘電率は酸化シリ
コン膜の100〜1000倍程度であるため、容量C1
は容量C2よりもはるかに大きくなる。したがって、ゲ
ート電極に印加した電圧の大半は、容量C2に対応する
酸化シリコン膜に印加されることになる。このため、強
誘電体膜に所望の分極状態を達成させるための電圧を印
加しようとすると、ゲート電極とシリコン基板との間に
極めて高い電圧を印加することが必要となり、実際の素
子への応用は困難である。
【0009】一方、炭化シリコン結晶は金属や酸素の拡
散が生じにくく、したがって炭化シリコン基板の表面に
強誘電体膜を形成して記憶素子を作成することが考えら
れる。ところが、炭化シリコン基板では、金属や酸素の
拡散が生じにくいのと同様に、不純物を拡散させること
も困難であり、このため不純物拡散による導電形式の制
御が困難であるという問題がある。すなわち、炭化シリ
コン基板を用いると、ソース・ドレインとなる高濃度不
純物領域の形成が困難になる。
【0010】このように、強誘電体膜の記憶装置への適
用には、大きな障害があり、強誘電体膜を用いた記憶装
置は未だ実用化されていないのが現状である。そこで、
本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、強誘電体
膜を用いた良好な薄膜電界効果トランジスタを提供する
とともに、この薄膜電界効果トランジスタを用いて実用
化の可能な不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置を
提供することである。
【0011】また、本発明の他の目的は、上記薄膜電界
効果トランジスタの製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するための本発明の薄膜電界効果トランジスタは、
基板の表面に形成された或る導電形式の炭化シリコン層
と、この炭化シリコン層とは逆の導電形式を有し、上記
炭化シリコン層に対して相異なる位置で接触するように
上記基板の表面に形成されて、ソース・ドレインとなる
一対の半導体薄膜と、上記炭化シリコン層に積層して形
成した強誘電体膜と、この強誘電体膜上に形成したゲー
ト電極とを含むものである。
【0013】このような薄膜電界効果トランジスタは、
基板の表面に或る導電形式の炭化シリコン層を選択的に
成長させ、上記炭化シリコン層とは逆の導電形式の一対
の半導体薄膜を、上記炭化シリコン層に対して相異なる
位置で接触するように、上記基板上にパターン形成し、
上記炭化シリコン層上に強誘電体膜を形成し、この強誘
電体膜上にゲート電極を形成し、上記一対の半導体薄膜
に電気的に接続されるようにソース・ドレイン電極を形
成することによって製造することができる。
【0014】上述のような構成によれば、基板上に形成
した炭化シリコン層上に強誘電体膜が形成されるので、
強誘電体膜中の金属や酸素が炭化シリコン層中に拡散す
ることはなく、炭化シリコン層の表面近傍の領域をチャ
ネル領域として用いて良好なFET特性を得ることがで
きる。しかも、ソース・ドレインは、基板表面に形成し
た半導体薄膜で構成されているから、この半導体薄膜に
導電形式の制御が容易な材料を用いることにより素子の
製造も容易に行える。炭化シリコン層はチャネル領域を
構成することになるが、チャネル領域では不純物濃度を
高くする必要がないから、この炭化シリコン層の導電形
式の制御が困難になることはない。
【0015】なお、上記の構成の薄膜電界効果トランジ
スタでは、強誘電体膜の分極方向に応じて、炭化シリコ
ン層の表面にチャネルを生じさせるための閾値を二種類
に設定できるから、2種類の閾値を有する薄膜電界効果
トランジスタが実現されることになる。換言すれば、2
つの安定状態を有する薄膜電界効果トランジスタが実現
される。
【0016】さらに、上記の薄膜電界効果トランジスタ
において、基板として半導体基板が適用される場合に
は、この半導体基板と半導体薄膜との間に絶縁層が介在
されることが好ましい。このようにすれば、半導体基板
とソース・ドレインとなる半導体薄膜との間でPN接合
が形成されることを防止できるから、寄生容量を低減し
て、トランジスタの駆動のための電力および電圧を低減
できる。
【0017】また、本発明の不揮発性記憶素子は、上記
の薄膜電界効果トラジスタと、上記ゲート電極と基板と
の間に所定方向の電界を印加して、上記強誘電体膜の分
極方向を或る方向に整列させて情報の書込を行う手段
と、上記ゲート電極と基板との間に上記所定方向とは逆
の方向の電界を印加して、上記強誘電体膜の分極方向を
反転させて情報の消去を行う手段と、上記薄膜電界効果
トランジスタの閾値の高低を調べることで情報の読出を
行う手段とを含むものである。
【0018】この構成によって、強誘電体膜への電界の
印加により、強誘電体膜中の分極の方向を反転させるこ
とで情報の書込と消去とが達成できる。また、強誘電体
膜中の分極の方向に応じて、炭化シリコン基板の表面に
チャネルを形成させるための閾値が変化するから、この
閾値の高低を調べることにより情報の読出が達成できる
ことになる。
【0019】なお、強誘電体膜は、PZTで構成される
ことが好ましい。これは、PZTと炭化シリコンの格子
定数が極めて近似しているからであり、PZTからなる
強誘電体膜と炭化シリコン層との組合せを採用すること
により、良好なヒステリシス特性を有する強誘電体膜の
形成が可能となり、記憶性能を向上することができる。
すなわち、低電圧・低電力の印加により、強誘電体膜に
おける分極を反転させることができる。
【0020】また、大容量の不揮発性記憶装置は、アレ
イ状に配置され、上記の薄膜電界効果トランジスタをそ
れぞれ有するメモリセルと、任意のメモリセルを選択す
る手段と、選択されたメモリセルの上記ゲート電極と基
板との間に所定方向の電界を印加して、上記強誘電体膜
の分極方向を或る方向に整列させて情報の書込を行う手
段と、選択されたメモリセルの上記ゲート電極と基板と
の間に上記所定方向とは逆の方向の電界を印加して、上
記強誘電体膜の分極方向を逆の方向に整列させて情報の
消去を行う手段と、選択されたメモリセルの上記薄膜電
界効果トランジスタの閾値の高低を調べることで情報の
読出を行う手段とを備えることによって構成することが
できる。
【0021】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例の不
揮発性記憶装置の一部の断面図であり、メモリトランジ
スタとして用いられる薄膜電界効果トランジスタの構成
が示されている。P型シリコン基板11の表面にはP型
炭化シリコン層14が形成されており、この炭化シリコ
ン層14の両側の領域には、酸化シリコン膜酸化膜12
が形成されている。この酸化シリコン層12上には、上
記の炭化シリコン層14に相異なる位置で接続されるよ
うに一対のN+ 型ポリシリコン膜13A,13B(総称
するときには、「ポリシリコン膜13」という。)が形
成されており、このN+ 型ポリシリコン膜13A,13
Bがソース・ドレインとなる。炭化シリコン層14上に
は、PZTなどからなる強誘電体膜15およびポリシリ
コンからなるゲート電極16が順に積層されている。
【0022】ゲート電極16などを覆うように、酸化シ
リコン膜19が形成されている。この酸化シリコン膜1
9において、ポリシリコン膜13A,13Bの上部に対
応する位置には、コンタクト孔20A,20Bが形成さ
れており、このコンタクト孔20A,20Bにソース・
ドレイン電極となる金属21A,21Bが堆積させられ
ている。なお、22はパッシベーション膜である。
【0023】図2は、強誘電体膜に電界を印加したとき
における分極の変化を示す図である。強誘電体膜に印加
する電界を増加していくと、電界方向の分極Pが増大し
ていき、状態Cの飽和状態となる。次に電界を減少させ
ていくと、分極Pは減少するが、電界を零にしても分極
Pが残留して、状態Dとなる。さらに、逆方向の電界を
印加していくことにより分極Pは減少していき、或る負
の電界を印加した状態Eで分極Pは零になる。さらに、
逆方向の電界を増大していくと、分極Pは逆方向に増大
していき、状態Fの飽和状態となる。この状態から、負
の電界を減少させていくと、電界を零にしても分極Pが
残留して、状態Aとなる。この状態から、正の電界を増
大していくことにより、状態Bを経て上記の飽和状態C
に至る。
【0024】このように、強誘電体膜2の分極Pは電界
に対してヒステリシス特性を示し、本実施例の記憶装置
では、このヒステリシス特性を利用して、記憶動作が達
成される。図3は、図1に示されたトランジスタの原理
的な構成を示す概念図である。また、次に示す表1に
は、情報の書込、消去および読出時における動作がまと
めて示されている。以下では、図3および表1を参照し
て、動作を説明する。
【0025】
【表1】
【0026】<書込動作>P型半導体基板11を接地し
て、ゲート電極16に正の書込電圧VP を印加すると、
図3(a) に示す状態となる。すなわち、強誘電体膜15
では、ゲート電極16側が「−」となり、基板11側が
「+」となるような分極Pが生じて、この誘電体膜15
は図2の状態Cとなる。このときには、炭化シリコン
(SiC)層14において強誘電体膜15に接触する表
面には、小数キャリアである電子が誘導され、ソース領
域(ポリシリコン膜13A)とドレイン領域(ポリシリ
コン膜13B)とを接続するチャネルが形成されること
になる。すなわち、この場合に、当該電界効果トランジ
スタは導通状態(オン)となる。書込電圧VP を除去し
た後は、強誘電体膜15の状態は図2の状態Dとなり、
分極Pが残留するから、チャネルが形成されたままの状
態に維持される。
【0027】<消去動作>ゲート電極16に負の消去電
圧−VE (たとえばVE =VP である。)を印加する
と、図3(b)の状態となる。すなわち、強誘電体膜15
では、ゲート電極16側が正で、基板11側が負である
ような分極Pが生じ、図2の状態Fとなる。このとき、
炭化シリコン層14の表面には、ホールが誘導されるか
ら、チャネルが消失し、ソース・ドレイン間は遮断状態
となる。消去電圧−VE を除去した後には、強誘電体膜
15の状態と、図2の状態Aとなり、状態Fの場合と等
しい方向の分極Pが残留するから、チャネルが消失した
状態に保たれる。
【0028】<読出動作>記憶情報の読出時には、ゲー
ト電極16への電圧の印加は行われない。すなわち、上
述のように書込状態ではトランジスタは導通し、消去状
態ではトランジスタは遮断されるのであるから、たとえ
ばドレインに電流を与えたときに、ソース側で電流が検
出されるかどうかを調べることで、記憶情報の読出を達
成できる。
【0029】上述のように本実施例の記憶装置を構成す
る薄膜電界効果トランジスタでは、N+ 型ポリシリコン
膜13A,13B間を接続している炭化シリコン層14
に強誘電体膜15を積層し、炭化シリコン層14におい
てチャネルを形成させるようにしている。炭化シリコン
は、シリコンに比較して、強誘電体中に含まれる金属や
酸素の拡散の割合が、1/10〜1/1000と極めて
低いという特性がある。このため、素子形成過程におけ
る熱処理時にも、強誘電体膜15中の金属や酸素が炭化
シリコン層14に拡散することがない。したがって、炭
化シリコン層14でチャネルを形成させるようにした上
記の電界効果トランジスタでは、良好なFET特性を達
成することができる。
【0030】一方、シリコンの格子定数は5.43Åで
あるのに対して、炭化シリコンの格子定数は4.36Å
である。この炭化シリコンの格子定数は、PZTの格子
定数(4.08〜4.12Å)に極めて近似している。
したがって、強誘電体膜15をPZTで構成することと
すると、この強誘電体膜の反転分極のヒステリシス特性
が極めて良好になり、良好な記憶動作を達成することが
できる。すなわち、低電圧・低電力で、強誘電体膜15
の分極を反転させることができる。
【0031】さらに、本実施例においては、ソース・ド
レインをポリシリコン膜13A、13Bで構成させてお
り、ポリシリコンに対する不純物拡散による導電形式の
制御は容易であるから、素子の形成が困難となることも
ない。すなわち、炭化シリコン結晶では不純物拡散によ
る導電形式の制御が困難であるため、高濃度の不純物拡
散が必要なソース・ドレインは、ポリシリコン膜で構成
することとしているのである。
【0032】このようにして、チャネルを炭化シリコン
層14で形成させるようにして良好なFET特性を実現
しているとともに、ソース・ドレインはポリシリコン膜
13で構成することとして素子の作成を容易にしてい
る。なお、チャネル領域となる炭化シリコン層14は導
電形式をP型に制御する必要があるが、チャネル領域で
は低い不純物濃度で足りるので、この炭化シリコン層1
4の導電形式の制御が困難となることはない。
【0033】さらに、ソース・ドレインとなるポリシリ
コン膜13は、酸化シリコン膜12によってシリコン基
板11から絶縁されている。このため、基板とソース・
ドレイン間との間にPN接合が形成されないので寄生容
量が低減され、この結果、電力の浪費を防いで低電力で
の駆動が可能となる。また、寄生容量が低減されること
により、素子の動作の高速化も可能となる。さらには、
素子が基板から分離される結果、同一基板に形成される
他の素子の動作の影響を受けることがないという利点も
ある。
【0034】図4および図5は、上記の不揮発性記憶装
置の製造方法を工程順に示す断面図である。先ず、図4
(a) に示すように、P型シリコン基板11の表面にパッ
ド用の酸化シリコン膜41(たとえば100nm)が熱
酸化法により形成され、フォトリソグラフィ技術によっ
て、炭化シリコン層14を形成すべき領域に窓42が形
成される。
【0035】次に、図4(b) に示すように、炭化シリコ
ンが選択的に成長させられ、P型の炭化シリコン層14
が形成される。この炭化シリコン層14の膜厚は、たと
えば100nmとされる。なお、炭化シリコンは酸化シ
リコン膜には成長しにくいので、基板11に接触した炭
化シリコン層14の選択成長は容易に達成できる。次い
で、図4(c) に示すように、炭化シリコン層14をマス
クとして、酸化シリコン膜41が成長させられ、たとえ
ば膜厚500nmの酸化シリコン膜12となる。炭化シ
リコンの酸化速度は、酸化シリコンの酸化速度の1/1
0程度であるため、炭化シリコン層14の形成領域以外
の領域のみに膜厚の厚い酸化シリコン膜12を形成させ
ることができる。ただし、炭化シリコン層14の表面に
も薄い酸化膜が形成されるので、上記の熱酸化の後に
は、フラッシュエッチングによって炭化シリコン層14
の表面の酸化膜が除去される。
【0036】この状態から、たとえば膜厚200〜30
0nmのポリシリコン膜が減圧CVD法により形成さ
れ、次にリンイオンの注入が行われて上記のポリシリコ
ン膜がN+ 型となる。リンイオンの注入の後には、アニ
ールにより不純物の熱拡散処理が行われる。そして、こ
の不純物拡散後のポリシリコン膜がフォトリソグラフィ
技術によりパターニングされ、このようにして図4(d)
に示すようにN+ 型のポリシリコン膜13A,13Bが
形成されることになる。なお、炭化シリコン層14に
は、リンイオンが注入されて、その表面の不純物濃度が
制御され、当該トランジスタの閾値が調整される。
【0037】次に、図5(e) に示すように、たとえばP
ZTからなる強誘電体膜15が形成され、さらに強誘電
体膜15上にゲート電極となるポリシリコン膜16が形
成される。そして、これらの膜15,16がフォトリソ
グラフィ技術によりパターニングされる。なお、強誘電
体膜15は、たとえばスパッタリング法、CVD法やS
OL−GEL法により形成することができる。この強誘
電体膜15の膜厚は、たとえば300nmとされる。ま
た、ポリシリコン膜16は、たとえば減圧CVD法によ
り形成され、その膜厚はたとえば300nmとされる。
【0038】図5(e) の状態から、次に、酸化シリコン
膜(BPSG)19が全面に形成され、さらにステップ
カバレージの向上のためにリフロー処理が施される。こ
の酸化シリコン膜19においてポリシリコン膜13A,
13Bの上方に対応する位置にはコンタクト孔20A,
20Bが形成される。このコンタクト孔20A,20B
には、ポリシリコン膜13A,13Bに電気的に接続さ
れるソース電極およびドレイン電極となる金属21A,
21Bが形成される。これらの金属21A,21Bは、
たとえばアルミニウム金属で構成される。この金属21
A,21Bの形成後には、全面を被覆するように、パッ
シベーション膜22が形成され、このようにして図5
(f) に示す装置が完成することになる。
【0039】図6は、上述の薄膜電界効果トランジスタ
を個々に有するメモリセルをアレイ状に配置して構成し
た不揮発性記憶装置の回路構成を示す電気回路図であ
る。各メモリセルには、上記の薄膜電界効果トランジス
タがメモリトランジスタMTrとして備えられているほ
か、各セルを選択するための選択トランジスタSTrが
備えられている。一方方向に整列したメモリセル(m,
n)および(m,n+1)またはメモリセル(m+1,
n)および(m+1,n+1)では、各選択トランジス
タSTrのゲートはワードラインWm またはワードライ
ンWm+1 に共通に接続されており、また各メモリトラン
ジスタMTrのゲートは制御ゲートラインCGLm また
は制御ゲートラインCGLm+1 に共通に接続されてい
る。一方、ワードラインWm ,Wm+1 に交差する方向に
整列しているメモリセル(m,n)および(m+1,
n)またはメモリセル(m,n+1)および(m+1,
n+1)では、各選択トランジスタのドレインはビット
ラインBLn またはBLn+1 に共通接続されており、さ
らにメモリトランジスタMTrのソースおよび基板はソ
ースラインSLn またはSLn+1 に共通接続されてい
る。
【0040】次に示す表2には、メモリセル(m,n)
を選択して書込、消去および読出を行う際に、ビットラ
インBLn ,BLn+1 、ソースラインSn ,Sn+1 、ゲ
ートラインWn ,Wn+1 および制御ゲートラインCGL
n ,CGLn+1 にそれぞれ印加される電圧がまとめて示
されている。以下では、この表2と図6とを参照して、
メモリセル(m,n)に対する情報の書込、消去および
読出の各動作について説明する。なお、表2において、
記号「−」は、当該信号ラインが開放とされるかまたは
任意の電圧が与えられることを表している。
【0041】
【表2】
【0042】書込を行うときには、図外のメモリ駆動回
路は、ソースラインSLn およびワードラインWLm
WLm+1 に−1/2・VP を与え、制御ゲートラインC
GL m に+1/2・VP を印加する。これにより、メモ
リセル(m,n)では、半導体基板11とゲート16と
の間に、ゲート16側が正となる書込電圧VP が印加さ
れる。これにより、強誘電体膜15における分極方向が
ゲート16から基板11に向かう方向に整列して、情報
の書込が達成される。すなわち、この状態では、強誘電
体膜15の直下のP型炭化シリコン層14の表面に小数
キャリアである電子が誘導され、これによりチャネルが
形成されることになる。この結果、当該メモリトランジ
スタMTrは閾値の低い状態となり、本実施例では、制
御ゲートラインCGLm を接地電位とした状態でも、当
該メモリトランジスタMTrは導通する。
【0043】なお、上記の書込電圧VP は、強誘電体膜
15の分極方向を反転させることができる最低電圧(図
2のB,E点の電圧)である抗電界に対して、次式の関
係が成立する値に選ばれる。
【0044】
【数1】
【0045】この書込動作時において、メモリセル
(m,n)と制御ゲートラインCGLm を共有するメモ
リセル(m,n+1)では、ソースラインSLn+1 が接
地電位とされる。このため、このセル(m,n+1)の
メモリトランジスタMTrでは、強誘電体膜15に書込
電圧VP の半分の電圧1/2・VP が印加されるに過ぎ
ないので、分極の配列に変化が生じることはなく、この
メモリトランジスタMTrに対する書込は生じない。同
様に、メモリセル(m,n)とソースラインSLn を共
有するメモリセル(m+1,n)では、制御ゲートライ
ンCGLm+1 が接地電位とされるために、書込が生じる
ことはない。メモリセル(m+1,n+1)では、制御
ゲートラインCGLm+1 およびソースラインSLn+1
いずれも接地電位とされるので、書込は生じない。
【0046】消去動作は、書込動作とほぼ同様な動作に
よって達成される。すなわち、消去動作は、選択された
メモリセル(m,n)のメモリトランジスタMTrの強
誘電体膜15における分極方向を、書込状態のときとは
反対方向に整列させる動作であるから、書込時とは反対
の極性の電圧を制御ゲートラインCGLm およびソース
ラインSLn に印加することによって行える。この消去
状態では、当該メモリセル(m,n)のメモリトランジ
スタMTrの閾値は高い状態となり、制御ゲートライン
CGLを接地電位としたときには、このメモリトランジ
スタMTrは遮断状態となる。
【0047】情報の読出時には、ソースラインSLn
SLn+1 および制御ゲートラインCGLm ,CGLm+1
はいずれも接地電位とされる。したがって、書込状態の
セルのメモリトランジスタMTrは導通するが、消去状
態のメモリセルのメモリトランジスタMTrと遮断状態
となる。この状態で、メモリセル(m,n),(m,n
+1)に対応したワードラインWLm には、選択トラン
ジスタSTrを導通させることができる電圧(たとえば
5V)が与えられる。また、ビットラインBL n ,BL
n+1 に所定のセンス電圧Sが発生する。そして、このと
きに、ビットラインBLn ,BLn+1 の電位の降下が生
じるかどうかが図外の構成によって監視される。
【0048】すなわち、メモリセル(m,n)が書込状
態にあれば当該メモリセル(m,n)のメモリトランジ
スタMTrは導通状態であるから、ビットラインBLn
の電位がソースラインSLn の電位である接地電位に引
かれて降下する。また、メモリセル(m,n)が消去状
態であれば、当該メモリセル(m,n)のメモリトラン
ジスタMTrは遮断状態となっているから、上記の電位
降下が生じない。このため、ビットラインBLn の電位
の降下を監視することで、メモリセル(m,n)の記憶
情報の読出が達成されることになる。
【0049】また、メモリセル(m,n)と共通のワー
ドラインWLm に接続されたメモリセル(m,n+1)
に関しても同様である。すなわち、ビットラインB
n ,BLn+1 の電位を個々に監視するための構成を設
けておくことにより、各ビットラインBLn ,BLn+1
に同時にセンス電圧Sを発生させることによって、ワー
ドラインWm に接続された複数のメモリセルからの情報
を並列に読み出すことができる。
【0050】なお、メモリセル(m,n)と共通のビッ
トラインBLn に接続されたメモリセル(m+1,n)
では、ワードラインWLm+1 が接地電位とされるため、
情報の読出が生じることはない。このようにして、アレ
イ状に配置された複数のメモリセルから任意のメモリセ
ルを選択して、情報の書込、消去および読出を行うこと
ができる。このようにして、強誘電体材料の電界に対す
るヒステリシス特性を利用した大容量の電気的に書換可
能なメモリが実現される。
【0051】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではない。たとえば、上記の実施例では、強誘電体
としてPZTを例に採ったが、たとえばPLZT(lead
(Pb)Lanthanum Zirconate Titanate )や、LiNbO
3 、BaMgF4 などの他の強誘電体が適用されてもよ
く、この場合にも強誘電体膜中の金属や酸素が炭化シリ
コン層に拡散することがないので、良好なFET特性を
得ることができる。
【0052】さらに、上記の実施例では、Nチャネルの
電界効果トランジスタを例にとったが、Pチャネルのト
ランジスタも同様にして容易に作成され得る。また、上
記の実施例では、基板としてP型シリコン基板11を用
いているが、他の任意の半導体基板や絶縁性の基板など
が適用されてもよい。ただし、半導体基板が適用される
場合には、ソース・ドレインとなる半導体薄膜と半導体
基板の表面との間に絶縁層が介在されることが好まし
く、これによりPN接合による寄生容量を低減して、低
電力化・低電圧化が図られる。
【0053】また、上記の実施例では、トランジスタが
導通する状態を書込状態と定義し、トランジスタが遮断
される状態を消去状態と定義しているが、いずれの状態
が書込状態または消去状態と定義されてもよい。その
他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更を施す
ことが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基板の表
面に炭化シリコン層を形成し、この炭化シリコン層に強
誘電体膜を積層させるとともに、炭化シリコン層におい
てチャネルを形成させるようにしている。この炭化シリ
コン層には、強誘電体膜からの金属や酸素が極めて拡散
しにくいので、強誘電体膜を用いながら良好なFET特
性が達成できる。
【0055】しかも、ソース・ドレインとなる半導体薄
膜には、不純物拡散による導電形式の制御が容易な材料
を任意に選択できるから、素子の製造が困難になること
もない。このようにして、強誘電体膜をゲート絶縁膜に
適用した実用化の容易な薄膜電界効果トランジスタが実
現される。この結果、上記の白魔電界効果トランジスタ
を用いることにより、分極が電界に対してヒステリシス
特性を有するという強誘電体の特性を利用した不揮発性
の記憶素子や記憶装置の実用化への途が拓かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の不揮発性記憶装置の一部の
断面図である。
【図2】強誘電体の分極の電界に対するヒステリシス特
性を示す図である。
【図3】上記不揮発性記憶装置のメモリトランジスタの
原理的構成を示す概念図である。
【図4】上記不揮発性記憶装置の製造工程を工程順に示
す断面図である。
【図5】上記不揮発性記憶装置の製造工程を工程順に示
す断面図である。
【図6】メモリセルをアレイ状に配置した上記不揮発性
記憶装置の回路構成を示す電気回路図である。
【図7】先行技術の基本構成を示す概念図である。
【図8】強誘電体膜とシリコン基板との間に酸化シリコ
ン膜を介在させた提案例のゲート近傍の等価回路を示す
電気回路図である。
【符号の説明】
11 P型半導体基板 13A N+ 型半導体薄膜(ソース) 13B N+ 型半導体薄膜(ドレイン) 14 P型炭化シリコン層 15 強誘電体膜 16 ゲート電極 21A 金属(ソース電極) 21B 金属(ドレイン電極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/10 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面に形成された或る導電形式の炭
    化シリコン層と、 この炭化シリコン層とは逆の導電形式を有し、上記炭化
    シリコン層に対して相異なる位置で接触するように上記
    基板の表面に形成されて、ソース・ドレインとなる一対
    の半導体薄膜と、 上記炭化シリコン層に積層して形成した強誘電体膜と、 この強誘電体膜上に形成したゲート電極とを含むことを
    特徴とする薄膜電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】基板の表面に或る導電形式の炭化シリコン
    層を選択的に成長させる工程と、 上記炭化シリコン層とは逆の導電形式の一対の半導体薄
    膜を、上記炭化シリコン層に対して相異なる位置で接触
    するように、上記基板上にパターン形成する工程と、 上記炭化シリコン層上に強誘電体膜を形成する工程と、 この強誘電体膜上にゲート電極を形成する工程と、 上記一対の半導体薄膜に電気的に接続されるようにソー
    ス・ドレイン電極を形成する工程とを含むことを特徴と
    する薄膜電界効果トランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】上記請求項1記載の薄膜電界効果トラジス
    タと、 上記ゲート電極と基板との間に所定方向の電界を印加し
    て、上記強誘電体膜の分極方向を或る方向に整列させて
    情報の書込を行う手段と、 上記ゲート電極と基板との間に上記所定方向とは逆の方
    向の電界を印加して、上記強誘電体膜の分極方向を反転
    させて情報の消去を行う手段と、 上記薄膜電界効果トランジスタの閾値の高低を調べるこ
    とで情報の読出を行う手段とを含むことを特徴とする不
    揮発性記憶素子。
  4. 【請求項4】アレイ状に配置され、上記請求項1記載の
    薄膜電界効果トランジスタをそれぞれ有する複数のメモ
    リセルと、 任意のメモリセルを選択する手段と、 選択されたメモリセルの上記ゲート電極と基板との間に
    所定方向の電界を印加して、上記強誘電体膜の分極方向
    を或る方向に整列させて情報の書込を行う手段と、 選択されたメモリセルの上記ゲート電極と基板との間に
    上記所定方向とは逆の方向の電界を印加して、上記強誘
    電体膜の分極方向を逆の方向に整列させて情報の消去を
    行う手段と、 選択されたメモリセルの上記薄膜電界効果トランジスタ
    の閾値の高低を調べることで情報の読出を行う手段とを
    含むことを特徴とする不揮発性記憶装置。
JP03320709A 1991-12-04 1991-12-04 薄膜電界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置 Expired - Fee Related JP3095271B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03320709A JP3095271B2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 薄膜電界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置
US07/984,312 US5307305A (en) 1991-12-04 1992-12-01 Semiconductor device having field effect transistor using ferroelectric film as gate insulation film

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03320709A JP3095271B2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 薄膜電界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05160149A JPH05160149A (ja) 1993-06-25
JP3095271B2 true JP3095271B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=18124458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03320709A Expired - Fee Related JP3095271B2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 薄膜電界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3095271B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5306193B2 (ja) * 2006-06-29 2013-10-02 クリー インコーポレイテッド p型チャネルを含む炭化シリコンスイッチングデバイスおよびその形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05160149A (ja) 1993-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5307305A (en) Semiconductor device having field effect transistor using ferroelectric film as gate insulation film
JP3264506B2 (ja) 強誘電体不揮発性記憶装置
US5303182A (en) Nonvolatile semiconductor memory utilizing a ferroelectric film
WO1992007382A1 (en) Structure of semiconductor device and manufacturing method thereof
US6885048B2 (en) Transistor-type ferroelectric nonvolatile memory element
KR20010030545A (ko) 불휘발성 메모리
JPH0936264A (ja) 半導体装置および不揮発性半導体メモリ
KR19980018769A (ko) 단일 트랜지스터형 강유전체 메모리의 데이터 라이탕방법
KR100609183B1 (ko) 강유전성 트랜지스터, 저장 셀 시스템에서 그의 용도 및그의 제조 방법
KR100436041B1 (ko) 강유전성 트랜지스터 및 그의 제조 방법
JP2008263019A (ja) 半導体メモリセル及びその製造方法
JP2003504853A (ja) 記憶セルアレイ
JPH09116036A (ja) 不揮発性メモリセルトランジスタ
JP4343294B2 (ja) 非揮発性メモリ装置及びその製造方法
JP3131340B2 (ja) 強誘電体記憶素子
JP3095271B2 (ja) 薄膜電界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置
JP3093011B2 (ja) 電界効果トランジスタおよびその製造方法、ならびにそのトランジスタを用いた不揮発性記憶素子および不揮発性記憶装置
KR20010051175A (ko) 비휘발성 메모리에 적용 가능한 터널링 트랜지스터
JP2818068B2 (ja) 強誘電体を用いた書換え可能な不揮発性多値メモリ
US6574131B1 (en) Depletion mode ferroelectric memory device and method of writing to and reading from the same
JP2009283877A (ja) 半導体記憶装置
JPH04253375A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JPH03253072A (ja) 半導体装置
JP3111416B2 (ja) 半導体装置
JP2927794B2 (ja) 半導体記憶装置及びその書込方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees