JP2008263019A - 半導体メモリセル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルサイズの小さなFET型のメモリ素子を備えた半導体メモリセルを提供することにある。
【解決手段】基板11上に、強誘電体膜13と常誘電体膜16とが、半導体膜14を介して積層されて形成されており、強誘電体膜13側には、第1の電界効果トランジスタ(MFSFET)の第1のゲート電極12が形成され、常誘電体膜16側には、第2の電界効果トランジスタ(MISFET)の第2のゲート電極17が形成されている。半導体膜14は、MFSFET及びMISFETに共通のチャネルを構成しており、半導体膜14上には、MFSFET及びMISFETに共通のソース電極15s及びドレイン電極15dが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゲート絶縁膜が強誘電体膜で構成された電界効果トランジスタからなるメモリ素子を備えた半導体メモリセルに関する。
強誘電体を用いた不揮発性メモリには、大きく分けてキャパシタ型と、ゲート絶縁膜を強誘電体膜で構成した電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor、FET)型との2種類がある。
キャパシタ型は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)と類似した構造であり、強誘電体キャパシタに電荷を保持し、強誘電体の分極方向によって、情報の0、1を区別する。強誘電体キャパシタに蓄積された分極は、その上下に配置された電極に誘起される電荷と結合しており、電圧を切断した状態で消失しない。しかし、情報を読み出す際に、記憶していた分極を破壊し、情報を失ってしまうため、この方式においては情報の再書き込み動作が必要となる。そのため、読み出し動作毎に行われる再書き込みに伴って分極反転が繰り返され、分極の疲労劣化が問題となる。また、この構造では分極電荷をセンスアンプで読み出すため、センスアンプの検知限界以上の電荷量(典型的には100fC)が必要である。強誘電体は面積あたりの分極電荷が材料固有であり、メモリセルを微細化する場合であっても、同じ材料を使う限り電極面積は一定の大きさが必要である。従って、プロセスルールの微細化に比例縮小してキャパシタサイズを小さくすることは困難であり、大容量化に不適である。
これに対して、FET型の強誘電体メモリは、強誘電体膜の分極の向きによって変化するチャネルの導通状態を検出することにより情報を読み出すため、非破壊での情報の読み出しが可能である。また、FETの増幅作用によって出力電圧振幅を大きくすることができ、スケーリング則に依存した微細化が可能である。従来、チャネルとなるシリコン基板上にゲート絶縁膜となる強誘電体膜を形成したFET型トランジスタが提案されている。この構造は、Metal-Ferroelectric-Semiconductor(MFS)型FETと呼ばれている。
ところで、FET型の強誘電体メモリを行列状にマトリクス配置したメモリセルアレイにおいて、強誘電体メモリへの2値データの書き込みは、選択されたメモリセルのワード線に接続されたゲート電極と、ソース線に接続されたソース電極間に電圧パルスを印加することによって行われる。しかしながら、その際、選択されたメモリセルのワード線及びソース線に接続された非アクセス対象のメモリセルにも電圧が印加されることから、データの誤書き込みが発生してしまう。そのため、通常は、ワード線とゲート電極間および/またはソース線とソース電極間に、例えば、MISFET(Metal-Insulator-Semiconductor FET)からなる選択スイッチを挿入することによって、誤書き込みの防止を図っている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平5−205487号公報
しかしながら、誤書き込みの防止を図るために、メモリ素子であるMFSFETに、選択スイッチであるMISFETを並べて配置すると、少なくとも、これらFETのゲート電極を電気的に分離する領域が必要になるため、セルサイズが大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたもので、その主な目的は、セルサイズの小さなFET型のメモリ素子を備えた半導体メモリセルを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係る半導体メモリセルは、メモリ素子であるMFSFETのゲート絶縁膜を構成する強誘電体膜と、選択スイッチング素子であるMISFETのゲート絶縁膜を構成する常誘電体膜とを、半導体膜を介して積層し、当該半導体膜を、MFSFET及びMISFETの共通のチャネルとする構成を採用する。
すなわち、本発明に係わる半導体メモリセルは、ゲート絶縁膜が強誘電体膜で構成された第1の電界効果トランジスタ(MFSFET)からなるメモリ素子と、ゲート絶縁膜が常誘電体膜で構成された第2の電界効果トランジスタ(MISFET)からなる選択スイッチング素子とを備えた半導体メモリセルであって、強誘電体膜と常誘電体膜とは半導体膜を介して積層されており、強誘電体膜側にMFSFETの第1のゲート電極が形成され、常誘電体膜側にMISFETの第2のゲート電極が形成されており、半導体膜は、MFSFET及びMISFETの共通のチャネルを構成しており、半導体膜の主面上に、ソース電極及びドレイン電極が形成されていることを特徴とする。
このような構成により、メモリ素子をなすMFSFETの第1のゲート電極と、選択スイッチング素子をなすMISFETの第2のゲート電極とを、平面的に近接して配置できるため、セルサイズを小さくすることができる。
ある好適な実施形態において、第2のゲート電極に所定の電圧を印加して、選択スイッチング素子をオン状態にし、第1のゲート電極とドレイン電極間に所定の電圧を印加して、強誘電体膜の分極状態を変化させることによって、メモリ素子にデータの書き込みが行われる。
また、第2のゲート電極に所定の電圧を印加して、選択スイッチング素子をオン状態にし、ソース電極とドレイン電極間に所定の電圧を印加して、強誘電体膜の分極状態に応じてチャネルを流れる電流を検出することによって、メモリ素子に書き込まれたデータの読み出しが行われる。
ある好適な実施形態において、第1のゲート電極は、ドレイン電極に対して平面的に離間して配置されている。より好適には、第1のゲート電極は、ドレイン電極に対して、第1のゲート電極上の強誘電体膜の膜厚の2倍以上の距離、平面的に離間して配置されている。
ある好適な実施形態において、第2のゲート電極は、ドレイン電極に対して平面的に隣接して配置されている。
ある好適な実施形態において、第1のゲート電極と第2のゲート電極とは、平面的に隣接して配置されている。また、第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とは、平面的に互いに対向する領域を有するように配置されていてもよい。さらに、第1のゲート電極と第2のゲート電極とは、平面的に離間して配置されており、半導体膜上の平面的に離間した部位に導電体膜が形成されていてもよい。
ある好適な実施形態において、半導体メモリセルが、行列状に配列されており、第1の電界効果トランジスタの第1のゲート電極が、行毎に第1のワード線に接続され、第2の電界効果トランジスタの第2のゲート電極が、行毎に第2のワード線に接続され、ソース電極が、ソース線に接続され、ドレイン電極が、列毎にビット線に接続されており、選択した行の第1のワード線及び第2のワード線に、それぞれ書き込みパルス及び所定の電圧を印加するとともに、各ビット線に書き込みデータに応じた所定の電圧を印加することによって、選択した行の各メモリ素子にデータの書き込みが行われる。
また、選択した行の第2のワード線に所定の電圧を印加するとともに、各ビット線に読み出しパルスを印加して、選択したソース線に流れる電流を検出することによって、選択した行の各メモリ素子に書き込まれたデータの読み出しが行われる。
ある好適な実施形態において、常誘電体膜側に、第2のゲート電極に対してソース電極側に、第2の電界効果トランジスタの第3のゲート電極がさらに形成されており、第1のゲート電極は、第2のゲート電極と第3のゲート電極との間の平面的な位置に配置されている。
本発明に係わる半導体メモリセルの製造方法は、上記半導体メモリ素子を製造する方法であって、基板上に第1のゲート電極を形成する工程と、第1のゲート電極を覆うように基板上に強誘電体膜を形成する工程と、強誘電体膜上に半導体膜を形成する工程と、半導体膜上にソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、ソース電極及びドレイン電極を覆うように半導体膜上に常誘電体膜を形成する工程と、常誘電体膜上に第2のゲート電極を形成する工程とを含むことを特徴とする。
本発明の半導体メモリセル及びその製造方法によれば、メモリ素子をなすMFSFETのゲート電極と、選択スイッチング素子をなすMISFETのゲート電極とを、平面的に近接して配置できるため、セルサイズを小さくすることができる。また、強誘電体膜及び常誘電体膜を半導体膜を介した積層構造にすることにより、強誘電体膜及び常誘電体膜と半導体膜との界面を良好な状態にすることができ、これにより、保持特性の優れた半導体メモリセルを実現することがでる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、説明の簡略化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における半導体メモリセルの構成を模式的に示した図で、(a)はその断面図で、(b)はその等価回路図である。
図1(a)に示すように、基板11上に、強誘電体膜13と常誘電体膜16とが、半導体膜14を介して積層されて形成されており、強誘電体膜13側には、第1の電界効果トランジスタの第1のゲート電極12が形成され、常誘電体膜16側には、第2の電界効果トランジスタの第2のゲート電極17が形成されている。また、半導体膜14は、第1の電界効果トランジスタ及び第2の電界効果トランジスタに共通のチャネルを構成しており、半導体膜14上には、第1の電界効果トランジスタ及び第2の電界効果トランジスタに共通のソース電極15s及びドレイン電極15dが形成されている。
すなわち、本実施形態における半導体メモリセルは、図1(a)に示すように、ボトムゲート型のMFSFET(メモリ素子)と、トップゲート型のMISFET(選択スイッチング素子)とが積層された構造をなし、等価回路的には、図1(b)に示すように、MFSFET21とMISFET22とが直列接続された構成をなす。
メモリ素子へのデータの書き込みは、第1のゲート電極12とドレイン電極15d間に所定の電圧を印加することによって、強誘電体膜13に電界を発生させ、これにより、強誘電体膜13の分極状態を変化させることによって行われる。
しかしながら、メモリセルがアレイ状に配列されている場合、ドレイン電極15dに印加された電圧によって、他の非アクセス状態にあるメモリ素子に誤ってデータが書き込まれることを防止するために、後述するように、第1のゲート電極12は、ドレイン電極15dに対して平面的に所定の距離だけ離間して配置されている必要がある。しかし、これは、アクセス状態にあるメモリ素子の強誘電体膜13に、十分な大きさの電界を発生させることと、相反する要求となる。
そこで、書き込み時に、第2のゲート電極17にも所定の電圧を印加することによって、選択スイッチング素子をオン状態にする。本発明において、第2の電界効果トランジスタのチャネルは半導体膜14で構成されているため、選択スイッチング素子がオン状態のとき、半導体膜14は導電体として振る舞うため、第1のゲート電極12上の半導体膜14は、ドレイン電極15dに印加された電圧と同じ電位になる。その結果、第1のゲート電極12上の強誘電体膜13には、垂直方向の電界が発生することになり、これにより、アクセス状態にあるメモリ素子の強誘電体膜13に、分極状態を変化させるのに十分な大きさの電界を発生させることができる。
メモリ素子に書き込まれたデータの読み出しは、第2のゲート電極17に所定の電圧を印加して、選択スイッチング素子をオン状態にするとともに、ソース電極15sとドレイン電極15d間に所定の電圧を印加して、強誘電体膜13の分極状態に応じてチャネル(半導体膜14)を流れる電流を検出することによって行われる。
なお、本実施形態における「ソース電極」及び「ドレイン電極」は、便宜的な呼び名にすぎず、書き込み、及び読み出し動作において、所定の電圧が印加される「ソース電極またはドレイン電極」を意味するものである。
本実施形態における半導体メモリセルの具体的な構成は、後述する半導体メモリセルの製造方法のところで詳述するが、典型的には、強誘電体膜13として、ジリコニウム酸チタン酸鉛(Pb(Zr),Ti)O、以下PZT)、半導体膜14として、酸化亜鉛(ZnO)、常誘電体膜16として、酸化マグネシウム(MgO)等を用いることができる。
図2は、PZT膜の分極特性を示したグラフで、PZT膜(厚さ300nm)の両面にルテニウム酸ストロンチウム(SrRuO、以下SRO)、及びチタン(Ti)から電極をそれぞれ形成し、PZT膜に印加した電界Efに対して、得られた残留分極密度2Prをプロットしたものである。
SRO電極及びTi電極間に印加する電界が100kV/cm(図2中のEc:抗電界、3Vに相当)以下で2Prはほぼゼロであり、Ecを超えると急激に分極反転が発生して2Prは増加し、200kV/cm(図2中のEs、6Vに相当)以上の電界で2Prは飽和する。本実施形態では、強誘電体膜13の分極を反転させるために印加する電界を±333kV/cm(±10Vに相当)に設定し、十分に飽和した2Prが得られるようにした。この電界で得られる2Prは、59μC/cmである。
PZT膜上に半導体膜14であるZnO膜(厚さ30nm)を形成し、ZnO膜のキャリア濃度をホール測定により求めたところ、8×1017cm−3であった。ZnO膜の厚さから換算すると、単位面積あたりのキャリア密度は2.4×1012cm−2となる。これに、素電荷量1.6×10−19Cを乗じて求められる電荷密度は、0.4μC/cmであり、上述のPZTの分極電荷密度よりも小さい。従って、MFSFETの第1のゲート電極12に負電圧を印加したとき、強誘電体膜13の分極は下向きとなり、分極に反発してキャリアが追い払われ、第1のゲート電極12上にある半導体膜14(チャネル)全体が空乏化することになる。一方、第1のゲート電極12に正電圧を印加したとき、強誘電体膜13の分極は上向きとなり、分極密度に対応した密度のキャリアが界面に誘起される。以上のように、第1のゲート電極に印加する電圧によって、強誘電体膜13と半導体膜14(チャネル)の界面に電荷が在る/無いという2つの状態を実現できる。これら2つの状態で界面の導電率は大きく変化する。
これを確認するため、図3(a)に示した構造のMFSFETを作成し、図3(b)に示すように、ソース電極15sを接地し、ドレイン電極15dに1Vの電圧を印加した状態で、ゲート電極12の電圧を掃引して、サブスレッショルド特性を調べた。図4は、ゲート電圧VGを−10Vから+10Vに掃引したときのドレイン電流Id(図中のA)、及びゲート電圧Vを+10Vから−10Vに掃引したときのドレイン電流Id(図中のB)をプロットしたグラフである。ドレイン電流にヒステリシスが観測され、ゲート電極12に負電圧から掃引したときにゲート電圧0Vで流れるドレイン電流31は1nA以下と小さく、正電圧から掃引したときにゲート電圧0Vで流れるドレイン電流32は1μA以上と大きい。これは、上述のように、負電圧印加でチャネル14が空乏化して高抵抗に、正電圧印加で電荷蓄積状態となって低抵抗となるからである。ゲート電圧0Vでドレイン電流が大となる状態32、小となる状態31を2値データの”1”、”0”に対応させることにより、MFSFETはメモリ素子として機能する。しかも、電圧を切断した状態であっても、強誘電体膜13の残留分極は保存されるため、電荷蓄積状態は維持される。一方、空乏状態は、リーク電流によってチャネル14中にキャリアが注入されると消失してしまう。しかし、本実施形態で設計したキャリア濃度及び膜厚では、チャネルとなるZnO膜14はイントリンシックには高抵抗であり、空乏状態が消失したとしても、流れる電流は1μA程度である。従って、電荷蓄積状態との判別は可能である。実際、本実施形態におけるMFSFETを室温下で16時間放置した後でドレイン電流を測定したところ、3桁のドレイン電流比は維持されることを確認できている。
次に、図5を参照しながら、本実施形態における半導体メモリセルの動作を説明する。非アクセス状態では、第1のゲート電極12、第2のゲート電極17、及びソース電極15sを接地する。第2のゲート電極17を接地することで、MISFET22はオフとなっており、ドレイン電極15dに任意の電圧を印加しても、MFSFET21に誤書き込みは生じない。
データの書き込み動作では、第2のゲート電極17に正電圧(例えば12V)を印加してMISFET22をオンさせた状態で、ドレイン電極15d及び第1のゲート電極12に電圧を印加し、半導体膜14(チャネル)と第1のゲート電極12間に書き込み電圧を印加する。すなわち、データ“1”を書き込む場合、ドレイン電極15dを接地し、第1のゲート電極12に正電圧(例えば10V)を印加する。データ“0”を書き込む場合、第1のゲート電極12を接地し、ドレイン電極15dに正電圧(例えば10V)を印加する。これにより、強誘電体膜(第1のゲート絶縁膜)12上のチャネル14と第1のゲート電極12の間に垂直方向の電界が印加される。
データ“1”を書き込む場合には、図6(a)に示すように、上向きの電界が印加されるので、強誘電体膜13の分極は上方向を向きとなり、データ“0”を書き込む場合には、図6(b)に示すように、下向きの電界が印加されるので分極は下方向を向く。なお、書き込み動作中、ソース電極15sはフローティング、あるいは接地とする。前者の場合、第1のゲート電極12に対して、n型半導体であるZnO膜14に負の電圧が印加されるので、ドレイン電極15dから電子がZnO膜14に流入して、ZnO膜14は全体が金属電極のように振舞い、ドレイン電極15dに印加した負電圧はチャネル下の強誘電体膜13の全体に印加される。従って、第1のゲート電極12上の強誘電体膜13全体が分極反転する。後者の場合、第1のゲート電極12とソース電極15sはともに接地されているので、ソース電極15s近傍の強誘電体13に電圧は印加されず、ソース電極15s近傍の強誘電体膜13は、この動作で分極反転しない。すなわち、本動作前の分極状態が維持される。例えば、本メモリセルにデータ“1”を書き込む動作が一旦行われると、以後の電圧印加に関係なく、常に上向きの分極となる。それ故、ソース電極15s近傍のチャネルは、常に電荷蓄積状態となって低抵抗ではあるが、MFSFET21のチャネル長に対してこの電荷蓄積領域が短ければ、書き込み動作、及び読み出し動作には問題ない。
データの読み出しは、第1のゲート電極12を接地し、第2のゲート電極17に正電圧(例えば12V)を印加してMISFET22をオンさせた状態で、ドレイン電極15d、ソース電極15s間に電圧(例えば1V)を印加し、流れるドレイン電流が大きければ“1”、小さければ“0”と読み出すことができる。
次に、半導体メモリセルを行列状(アレイ状)に配列した場合に、アクセス状態にあるメモリ素子に書き込み動作を行う際に、書き込み電圧の印加が他の非アクセス状態にあるメモリ素子へ与える影響について説明する。
図1に示した構造の半導体メモリセルにおいて、第1のゲート電極12とドレイン電極15dとの間の平面距離dを1μm、第1のゲート電極12上の強誘電体膜13の厚さtを300nmとすると、第1のゲート電極12とドレイン電極15dとの距離(d2+t2)0.5は1.04μmとなる。書き込み動作中に、非アクセス状態のメモリ素子のドレイン電極15dに印加される電圧は最大10Vであるので、このときに第2のゲート電極17下にある強誘電体膜13への印加電界は96kV/cmである。この電界強度では、図2に示した分極特性から判るように、2Prはほぼゼロであり、強誘電体膜13が分極反転することはない。それ故、ドレイン電極15dに電圧が印加されただけでは、強誘電体膜13の分極に影響を与えることはなく、専ら、第2のゲート電極17に印加される電圧によって、強誘電体膜13の分極、すなわち書き込みが制御されることになる。すなわち、非アクセス状態にある第2のゲート電極17は接地されているのでMISFET22はオフとなり、他のメモリ素子への書き込みのためにドレイン電極15dに電圧が印加されたとしても、MFSFET21(メモリ素子)への書き込みに影響を与えることはない。また、読み出し動作においても、同様に、非アクセス状態のメモリセルから誤ってデータを読み出すことはない。
例えば、強誘電体膜13がPZTの場合、図2に示すように、2Prが飽和する電界Es(200kV/cm)は、抗電界Ec(100kV/cm)の2倍であるので、dとtの比を2倍以上に設計することで、MFSFET21のゲート絶縁膜(強誘電体膜13)が分極反転することを回避でき、書き込みの誤動作を効果的に防止することができる。好ましくは、dとtの比を3倍以上にすることで、誤動作の防止をより確実にすることができる。なお、EsとEcの比は強誘電体材料に固有であり、概ね2倍以上である。例えば、タンタル酸ストロンチウム・ビスマス(SrBiTa)では、EsとEcの比は約2倍であり、PZTと同様の設計が可能である。
さらに、読み出し動作中に強誘電体膜13に印加される電圧は1V(33kV/cmに相当)であり、抗電界Ec(100kV/cm)よりも十分に小さいため、分極反転することはない。すなわち、書き込まれたデータが読み出し動作で消失しない非破壊読み出しを実現できる。強誘電体膜13の分極反転に伴う劣化は、1010〜1012回程度であることが知られている。それ故、破壊読み出し動作を行う従来のキャパシタ型強誘電体メモリでは読み出し回数に限界があった。本実施形態では、非破壊読み出しを実現しているため、無限回の読み出しが可能となる。
次に、半導体メモリセルを行列状(アレイ状)に配置した場合の回路構成を、図7を参照しながら説明する。図7では、MFSFET(第1の電界効果トランジスタ)21とMISFET(第2の電界効果トランジスタ)22とを直列配置したメモリセル50−00、01、02、10、11、12が、行方向に2個、列方向に3個配置されている。
MFSFET21(メモリ素子)の第1のゲート電極は、行毎に第1のワード線70−0、1、2に接続され、MISFET22(選択スイッチング素子)の第2のゲート電極は、行毎に第2のワード線71−0、1、2に接続されている。そして、ソース電極15sは、行毎(または、列毎)にソース線72−0、2に接続され、また、ドレイン電極15dは、列毎にビット線60−0、1に接続されている。本実施形態では、メモリセルを列方向に交互に反転して配置することにより、上下に隣り合うメモリセルがソース電極15s及びドレイン電極15dを共有する構成としている。これにより、セル占有面積を縮小できる。
図8は、図7に示した回路構成からなるメモリセルアレイを基板上に形成する際、使用するマスクパターンの主要な構成を示した図である。また、図9は、図8のIX−IX線に沿った断面図である。
第1のワード線70(MFSFET21の第1のゲート電極12)、第2のワード線71(MISFET22の第2のゲート電極17)、及びソース線72を形成するマスクパターンが、行方向に伸びて形成されている。また、ビット線60を形成するマスクパターンは、列方向に伸びて形成され、コンタクト部52を介して、ドレイン電極15dに接続されている。なお、ソース線72も、コンタクト部(不図示)を介して、ソース電極15sに接続されている。
本実施形態では、第1のワード線70、第2のワード線71、ソース線72、ドレイン電極15d、及びコンタクト部52は、最小加工寸法Fの幅で設計され、それぞれが接するように配置されている。また、活性領域51も、最小加工寸法Fの幅と間隔で配置されている。従って、図8の点線で囲ったメモリセル50の面積は、8F(4F×2F)となる。このメモリセル50のサイズは、高密度なメモリセルアレイ構造を有するDRAMの8F2、不揮発性メモリであるNAND型フラッシュメモリの6Fに比肩するサイズである。MFSFETは、DRAMのようなリフレッシュ動作が不要な不揮発性メモリであり、かつ書き込み動作に伴う劣化が小さいことから、フラッシュメモリよりも書き換え可能な回数が10万倍多いという特徴を有する。従って、本メモリセルの有用性は極めて高いといえる。
なお、本実施形態では、第1のワード線70と第2のワード線71とは互いに接する配置としたが、図10に示すように、これを重ねることによって、メモリセル50のサイズをさらに小さくすることができる。この場合、図11(図10のXII−XII線に沿った断面図)に示すように、第1のゲート電極12及び第2のゲート電極17は、平面的に互いに対向する領域を有するように配置されるが、対向領域を除く第1のゲート電極領域12で、ZnO膜14のチャネル抵抗をスイッチングでき、対向領域を除く第2のゲート電極領域17上の強誘電体膜13の分極をスイッチングできるため、動作的に問題はない。
次に、行方向に配置されたメモリセル50−01、50−11に、それぞれデータ”0”、”1”を書き込む動作を、図12を参照しながら説明する。本動作中、全てのソース線72−0、2と、非選択メモリセル50−00、02、10、12が接続された第1のワード線70−0、2、及び第2のワード線71−0、2は接地しておく。これにより、非選択メモリセルに誤書き込みは発生しない。
最初に、第2のワード線71−1に正電圧(例えば12V)を印加し、メモリセル50−01、11のMISFET22をオン状態にする。次いで、ビット線60−0に正電圧(例えば10V)を印加し、ビット線60−1を接地した後、第1のワード線70−1に正電圧パルス(例えば10V、100ns)印加する。これにより、メモリセル50−01のMFSFET21では、強誘電体膜13の分極は第1のゲート電極12方向となり(図6(b)を参照)、チャネル14は高抵抗な空乏状態となる。一方、メモリセル50−11のMFSFET21では、強誘電体膜13の分極はチャネル14方向となり(図6(a)を参照)、チャネル14は低抵抗な蓄積状態となる。最後に、第2のワード線71−1を接地して、書き込み動作を完了する。
本実施形態では、上下メモリセルのソース線72−0、2が共通しているため、例えば、下側メモリセル50−01、11への書き込みパルス印加時に、上側のメモリセル50−00、10のMFSFET21に電圧が印加されることを防ぐ必要がある。従って、ソース線72−0、2は、低抵抗(好ましくは、数10Ω以下)な配線で接地線と接続されていることが好ましい。
次に、書き込まれたデータの読み出し動作を、図13を参照しながら説明する。本動作中、全てのソース線72−0、2と、非選択メモリセル50−00、02、10、12が接続された第1のワード線70−0、2、及び第2のワード線71−0、2は接地しておく。これにより、非選択メモリセルの誤読み出しは発生しない。
最初に、第2のワード線71−1に正電圧(例えば12V)を印加し、メモリセル50−01、11のMISFET22をオン状態にする。次いで、ビット線60−0、1の一端に電流計81および電圧源82(例えば1V)を接続する。メモリセル50−01にはデータ”0”が書き込まれているため、MFSFET21のチャネルは高抵抗、メモリセル50−11にはデータ”1”が書き込まれているため、MFSFET21のチャネルは低抵抗となっている。従って、このときビット線60−0からメモリセル50−01を通ってソース線72−0へ流れる電流は1nA程度、ビット線60−1からメモリセル50−11を通ってソース線72−0へ流れる電流は1μA程度となる。この電流値をリファレンスレベル(例えば10nA)と比較することによって、読み出しデータの判別を行うことができる。
(第1の実施形態の変形例1)
図14は、第1の実施形態の変形例1における半導体メモリセルの構成を模式的に示した図で、(a)はその断面図で、(b)は、その等価回路を示す。
第1の実施形態では、第1のゲート電極12と第2のゲート電極17とは、平面的に隣接して(図9を参照)、あるいは、平面的に互いに対向する領域を有するように(図11を参照)配置されていた。
これに対して、本変形例1では、第1のゲート電極12と第2のゲート電極17とが、平面的に離間して配置されている。これにより、第1のゲート電極12と第2のゲート電極17間の容量を減らすことができ、高速な動作に適する。
また、半導体膜14上の上記平面的に離間した部位に、導電体膜90を形成することによって、MISFET22とMFSFET21間の接続抵抗を下げることができる。
さらに、第1のゲート電極12と第2のゲート電極17とが、平面的に離間して配置されているため、第1の実施形態よりも、MISFET22直下にある強誘電体膜13の分極が反転しにくい。第1のゲート電極12と第2のゲート電極17間が近すぎると、MFSFET21への書き込み動作で、第2のゲート電極17からの漏れ電界がMISFET22直下の強誘電体膜13に印加され、これが、強誘電体膜13の抗電界を越えた場合に分極が反転してしまうからである。また、その分極が上向きになると、MISFET22は電荷蓄積状態となり、第2のゲート電極で制御不可能となってしまうからである。従って、非アクセス対象セルへの誤書き込み、非アクセス対象セルからの誤読み出しの防止に有効である。
(第1の実施形態の変形例2)
図15は、第1の実施形態の変形例2における半導体メモリセルの構成を模式的に示した図で、(a)はその断面図、(b)はその等価回路を示す。
本変形例2では、第1の実施形態とは逆に、ボトムゲート型のMISFET22の上に、トップゲート型のMFSFET21が積層された構成をなす。
図15(a)に示すように、基板(不図示)上に形成された絶縁膜91(例えば、SiO)の表面に、段差が生じないように、MISFET22の第2のゲート電極17が埋め込まれている。その上に、常誘電体膜16、半導体膜14が積層され、半導体膜14の表面には、ソース電極15s、ドレイン電極15dが形成されている。さらに、その上に、例えば、PZTからなる強誘電体膜13が積層され、強誘電体膜13上に、MFSFET21の第1のゲート電極12が形成されている。
(第2の実施形態)
図16は、本発明の第2の実施形態における半導体メモリセルの構成を模式的に示した図で、(a)はその断面図、(b)はその等価回路を示す。
図1(a)に示した第1の実施形態における半導体メモリセルとは、常誘電体膜16側に、第2のゲート電極17aに対してソース電極15s側に、第2の電界効果トランジスタ(MISFET)の第3のゲート電極17bがさらに形成されている点が異なる。ここで、第1の電界効果トランジスタ(MFSFET)の第1のゲート電極12は、第2のゲート電極17aと第3のゲート電極17bとの平面的な間の位置に配置されている。なお、本実施形態において、第1のゲート電極12と、ドレイン電極15d及びソース電極15sとの間の平面距離d2、d3は、第1の実施形態と同様に、1μmに設定している。また、第1のゲート電極12上の強誘電体膜13の厚みtも、第1の実施形態と同様に、300nmに設定している。
本実施形態における半導体メモリセルの動作を、図17を参照しながら説明する。なお、基本的な動作は、第1の実施形態と同様である。非アクセス状態では、第1のゲート電極12、第2のゲート電極17a、及び第3のゲート電極17bを接地する。第2及び第3のゲート電極17a、17bを接地することで、MISFET22a、22bはオフとなっており、ソース電極15s及びドレイン電極15dに任意の電圧を印加しても、MFSFET21に誤書き込みは生じない。
データの書き込み動作では、第2のゲート電極17aに正電圧(例えば12V)を印加して、MISFET22aをオンさせた状態で、ドレイン電極15d及び第1のゲート電極12に電圧を印加する。これにより、強誘電体膜13上の半導体膜14(チャネル)と第1のゲート電極12の間に垂直方向の電界が印加される。
データ“1”を書き込む場合には、図18(a)に示すように、強誘電体膜13には上向きの電界が印加されるので、強誘電体膜13の分極は上方向を向く。また、データ“0”を書き込む場合には、図18(b)に示すように、強誘電体膜13には下向きの電界が印加されるので、強誘電体膜13の分極は下方向を向く。
データの読み出しは、第1のゲート電極12を接地し、第2及び第3のゲート電極17a、17bに正電圧(例えば12V)を印加して、MISFET22a、22bをオンさせた状態で、ドレイン電極15d、ソース電極15s間に電圧(例えば1V)を印加し、流れるドレイン電流が大きければ“1”、小さければ“0”と読み出すことができる。
第1の実施形態と同様に、d2、d3とtとの比をともに2倍以上にしているので、第2及び第3のゲート電極17a、17b下にある強誘電体膜13が分極反転することはない。それ故、MISFET22a、22bのチャネルは蓄積状態にならないので、ドレイン電極15dに電圧が印加されただけでは、強誘電体膜13の分極に影響を与えることはなく、専ら、第2及び第3のゲート電極17a、17bに印加される電圧によって、強誘電体膜13の分極、すなわち書き込みが制御されることになる。また、読み出し動作においても、同様に、非アクセス状態のメモリセルから誤ってデータを読み出すことはない。
次に、半導体メモリセルを行列状(アレイ状)に配置した場合の回路構成を、図19を参照しながら説明する。なお、基本的な配置は、第1の実施形態と同様である。図19では、MFSFET21、MISFET22a、22bを直列配置したメモリセル100−00、01、10、11が、行方向に2個、列方向に2個配置されている。
各メモリセルの第1のゲート電極は第1のワード線120−01、1に、第2のゲート電極は第2のワード線121−0、1に、第2のゲート電極は第3のワード線122−0、1に、それぞれ接続されている。また、ドレイン電極15dは、ビット線110−0、1に、ソース電極15sは、ソース線123−0に、それぞれ接続されている。本実施形態では、メモリセルを列方向に交互に反転して配置することにより、上下に隣り合うメモリセルが、ソース電極15s及びドレイン電極15dを共有する構成としている。これにより、セル占有面積を縮小できる。
図19のメモリセル100−00、10に、データ”0”、”1”をそれぞれ書き込む動作を、図20を参照しながら説明する。本動作中、全てのソース線123−0と、非選択メモリセルが接続された第1のワード線120−1、第2のワード線121−1、第3のワード線122−1は接地しておく。これにより、非選択メモリセルに誤書き込みは発生しない。
最初に、第2のワード線121−0に正電圧(例えば12V)を印加し、メモリセル100−00、10中のMISFET22aをオン状態にする。次いで、ビット線110−0に正電圧(例えば10V)を印加し、ビット線110−1を接地した後、第1のワード線120−0に正電圧パルス(例えば10V、100ns)を印加する。これにより、メモリセル100−00中のMFSFET21では、強誘電体膜13の分極は第1のゲート電極12方向に向いて(図18(b)を参照)、MFSFET21のチャネル14は高抵抗な空乏状態となる。一方、メモリセル100−10中のMFSFET21では、強誘電体膜13の分極はチャネル方向に向いて(図18(a)を参照)、MFSFET21のチャネル14は低抵抗な蓄積状態となる。最後に、第2のワード線121−0を接地して、書き込み動作を完了する。
本実施形態では、上下メモリセルのソース電極15sとMFSFET21との間に、MISFET22bが挿入され、第3のワード線122−0を接地して、MISFET22bをオフすることによって、ソース線123−0とMFSFET21は電気的に遮断され、ソース線123−0の電位の影響を全く受けずに書き込み動作を行うことができる。 次に、書き込まれたデータの読み出し動作を、図21を参照しながら説明する。本動作中、全てのソース線123−0と第1のワード線120−0、1、及び非選択メモリセルが接続された第2のワード線121−1、第3のワード線122−1は接地しておく。これにより、非選択メモリセルに誤読み出しは発生しない。
最初に、第2のワード線121−0、第3のワード線122−0に正電圧(例えば12V)を印加し、メモリセル100−00、10中のMISFET22a、22bをオン状態にする。次いで、ビット線110−0、1の一端に、電流計81及び電圧源82(例えば1V)を接続する。メモリセル100−00には、データ”0”が書き込まれているため、チャネル14は高抵抗、メモリセル100−10にはデータ”1”が書き込まれているため、チャネル14は低抵抗となっている。従って、このとき、ビット線110−0からメモリセル100−00を通ってソース線123−0へ流れる電流は1nA程度、ビット線110−1からメモリセル100−10を通ってソース線123−0へ流れる電流は1μA程度となる。この電流値をリファレンスレベル(例えば10nA)と比較することによって、読み出しデータの判別を行う。
(第3の実施形態)
図22(a)〜(f)は、本発明の第3の実施形態における半導体メモリセルの製造方法を模式的に示した工程断面図である。なお、本実施形態においては、図1に示した半導体メモリセルを例に説明するが、本発明の他の構造における半導体メモリセルにも、同様の製造方法が適用し得る。
まず、図22(a)に示すように、単結晶チタン酸ストロンチウム(SrTiO、以下STO)からなる基板11の(100)面上に、パルスレーザ堆積(PLD)法により、基板温度を700℃にした状態で、厚さ20nm程度のSRO膜を成膜する。そして、SRO膜の上にレジストをパターニングした後、イオンミリング法を用いて、SRO膜をエッチングすることにより、第1のゲート電極12を形成する。
その後、酸素雰囲気中で加熱してエッチングダメージを回復した後、図22(b)に示すように、700℃の基板温度で、厚さ300nm程度のPZTからなる強誘電体膜13を、第1のゲート電極12を覆うように基板11上に形成する。ここで、ターゲットに用いる焼結体の組成は、Pb:Zr:Ti=1:0.52:0.48である。この組成において、STO膜11及びSRO膜12とPZT膜13との格子ミスマッチは3%以内であり、上記の成長条件下で、SRO膜及びPZT膜13は、基板STO膜上をエピタキシャル成長することができる。この方法で成膜したPZT膜の表面を原子間力顕微鏡(AFM)で観察したところ、平均二乗粗さは3nm以下と極めて平滑であった。次いで、PLD装置の同一チャンバー内において、基板温度を400℃にした状態で、厚さ30nm程度のZnOからなる半導体膜(ZnO膜)14を成膜する。そして、ZnO膜14上にレジストをパターニングした後、活性領域外のZnO膜14を希硝酸によりエッチングし、チャネル14を形成する。
次に、図22(c)に示すように、ZnO膜14上に、レジスト(不図示)をパターニングした後、電子線蒸着法にて厚さ30nm程度のTi膜を成膜し、さらに、溶剤でレジストを除去して、エッチバック法により、所望の位置にソース、ドレイン電極15s、15dを形成する。なお、Ti膜のフェルミレベルは、チャネル14であるZnO膜の伝導帯よりも高いエネルギー位置にあるため、ソース、ドレイン電極15s、15dは、良好なオーミック電極となる。従って、ソース、ドレイン電極15s、15d間に電圧を印加して界面電荷による伝導電流を読み出す際の効率が高い。
次に、図22(d)に示すように、スパッタ法により、酸化マグネシウム(MgO)からなる常誘電体膜16を成長した後、MgO膜上にレジスト(不図示)をパターニングした後、電子線蒸着法にて厚さ60nm程度のPt膜を成膜し、さらに、溶剤でレジストを除去して、エッチバック法により、所望の位置に第2のゲート電極17を形成する。
次に、図22(e)に示すように、プラズマCVD法によりSiOからなる層間絶縁膜18を堆積した後、層間絶縁膜18上にレジスト(不図示)をパターニングし、ドライエッチングによって層間絶縁膜18及び常誘電体膜16を貫通するコンタクトホール(不図示)を、ソース、ドレイン電極15s、15d上に開口する。
次に、図22(f)に示すように、コンタクトホール内に、ブランケットCVD法によりタングステンを堆積した後、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing、CMP)法を用いて表面を平坦化して、プラグ19を形成する。最後に、アルミニウム(Al)をスパッタ法で堆積した後、パターニングを行って、配線20を形成することにより、図1に示した半導体メモリセルを完成する。
本実施形態において、PZT膜13(強誘電体膜)とZnO膜14(半導体膜)を基板11上に連続して形成するため、PZT膜13とZnO膜14との界面を良好な状態に保つことができる。もし、PZT膜13とZnO膜14との界面に、酸化シリコンが形成されていると、酸化シリコンの誘電率が低いため、ゲート印加電圧のロスとなり、また、荒れた界面によってキャリアの走行が散乱されるためにチャネル移動度の低下を招く。さらに、電圧を切断した状態で、酸化シリコン層には内部電界が誘起されるため、分極の保持特性の劣化を招く。本実施形態においては、このような影響をなくすことができ、良好な特性を有するMFSFETを得ることができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態では、ソース、ドレイン電極15s、15dは、半導体膜14(チャネル)と常誘電体膜16との間に配置したが、半導体膜14と強誘電体膜13との間であってもよい。
また、上記実施形態では、基板11にSTO基板を用いたが、例えば、シリコン基板上に絶縁膜を形成したものや、サファイア、ランタン・アルミ酸化物(LaAlO)からなる基板を用いてもよい。また、強誘電体膜13にPZT膜を用いたが、例えば、SrBiTa、Bi4−xLaTi12等を用いてもよい。また、チャネルとなる半導体膜14にZnO膜を用いたが、例えば、WO、ITO(InO−SnO)、IGZO(InGaO(ZnO))、STO、LSCO(La2−xSrCuO)、LCMO(La1−xCaMnO)、PCMO(Pr1−xCaMnO)等の、透明なもの、超伝導を示すもの、モット転移を示すものを含む酸化物半導体、あるいは窒化インジウム(InN)、窒化ガリウム(GaN)などの窒化物半導体、多結晶シリコン、アモルファスシリコンなどのIV族半導体などを用いてもよい。また、常誘電体膜16にMgO膜を用いたが、例えば、マグネシウムを添加したZnO膜(MgZn1−xO)、窒化アルミニウム(AlN)膜、酸化アルミニウム(Al)膜などを用いてもよい。また、各電極には、ITO、ZiTO(Zn−In−Sn−O)なども使用することができる。
本発明は、セルサイズの小さなFET型のメモリ素子を備えた半導体メモリセルに有用である。
本発明の第1の実施形態における半導体メモリセルの構成を示した図で、(a)はその断面図、(b)はその等価回路図である。 第1の実施形態における強誘電体膜の分極特性図である。 第1の実施形態におけるMFSFETのデータ保持特性の測定方法を説明した図で、(a)はMFSFETの断面図、(b)は電気測定の結線図である。 第1の実施形態におけるMFSFETのデータ保持特性を示した図である。 第1の実施形態における半導体メモリセルの動作を説明した図である。素子係る半導体記憶素子の(a)各電極への印加電圧表、(b)(c)データ“0”書き込みにおける動作状態図 第1の実施形態における半導体メモリセルの書き込み動作時の状態を示した断面図で、(a)はデータ“1”を書き込む場合の動作状態図、(b)はデータ“0”を書き込む場合の動作状態図である。 第1の実施形態における半導体メモリセルをアレイ状に配置した回路構成図である。 第1の実施形態におけるメモリセルアレイのマスクパターン図である。 図8のIX−IXに沿った断面図である。 第1の実施形態におけるメモリセルアレイの他のマスクパターン図である。 図10のXII−XIIに沿った断面図である。 第1の実施形態におけるメモリセルアレイの書き込み動作を説明した図である。 第1の実施形態におけるメモリセルアレイの読み出し動作を説明した図である。 第1の実施形態の変形例1における半導体メモリセルの構成を示した図で、(a)はその断面図、(b)はその等価回路図である。 第1の実施形態の変形例2における半導体メモリセルの構成を示した図で、(a)はその断面図、(b)はその等価回路図である。 本発明の第2の実施形態における半導体メモリセルの構成を示した図で、(a)はその断面図、(b)はその等価回路図である。 第2の実施形態における半導体メモリセルの動作を説明した図である。 第2の実施形態における半導体メモリセルの書き込み動作時の状態を示した断面図で、(a)はデータ“1”を書き込む場合の動作状態図、(b)はデータ“0”を書き込む場合の動作状態図である。 第2の実施形態における半導体メモリセルをアレイ状に配置した回路構成図である。 第2の実施形態におけるメモリセルアレイの書き込み動作を説明した図である。 第2の実施形態におけるメモリセルアレイの読み出し動作を説明した図である。 (a)〜(g)は、本発明の第3の実施形態における半導体メモリセルの製造方法を示した工程断面図である。
符号の説明
11 基板
12 第1のゲート電極
13 強誘電体膜(MFSFETのゲート絶縁膜)
14 半導体膜(チャネル)
15d ドレイン電極
15s ソース電極
16 常誘電体膜(MISFETのゲート絶縁膜)
17、17a 第2のゲート電極
17b 第3のゲート電極
18 層間絶縁膜
19 プラグ
20 配線
21 第1の電界効果トランジスタ(MFSFET)
22、22a、22b 第2の電界効果トランジスタ(MISFET)
50 メモリセル
51 活性領域
52 コンタクト部
60 ビット線
70 第1のワード線
71 第2のワード線
72 ソース線
72 第2のワード線
73 ソース線
90 導電体膜
91 絶縁膜
100 メモリセル
110 ビット線
120 第1のワード線
121 第2のワード線
122 第3のワード線
123 ソース線

Claims (19)

  1. ゲート絶縁膜が強誘電体膜で構成された第1の電界効果トランジスタからなるメモリ素子と、
    ゲート絶縁膜が常誘電体膜で構成された第2の電界効果トランジスタからなる選択スイッチング素子と
    を備えた半導体メモリセルであって、
    前記強誘電体膜と前記常誘電体膜とは半導体膜を介して積層されており、
    前記強誘電体膜側に、前記第1の電界効果トランジスタの第1のゲート電極が形成され、前記常誘電体膜側に、前記第2の電界効果トランジスタの第2のゲート電極が形成されており、
    前記半導体膜は、前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタの共通のチャネルを構成しており、
    前記半導体膜の主面上に、ソース電極及びドレイン電極が形成されている、半導体メモリセル。
  2. 前記第2のゲート電極に所定の電圧を印加して、前記選択スイッチング素子をオン状態にし、
    前記第1のゲート電極と前記ドレイン電極間に所定の電圧を印加して、前記強誘電体膜の分極状態を変化させることによって、前記メモリ素子にデータの書き込みが行われる、請求項1に記載の半導体メモリセル。
  3. 前記第2のゲート電極に所定の電圧を印加して、前記選択スイッチング素子をオン状態にし、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極間に所定の電圧を印加して、前記強誘電体膜の分極状態に応じて前記チャネルを流れる電流を検出することによって、前記メモリ素子に書き込まれたデータの読み出しが行われる、請求項1に記載の半導体メモリセル。
  4. 前記第1のゲート電極は、前記ドレイン電極に対して平面的に離間して配置されている、請求項1に記載の半導体メモリセル。
  5. 前記第1のゲート電極は、前記ドレイン電極に対して、前記第1のゲート電極上の前記強誘電体膜の膜厚の2倍以上の距離、平面的に離間して配置されている、請求項4に記載の半導体メモリセル。
  6. 前記第2のゲート電極は、前記ドレイン電極に対して平面的に隣接して配置されている、請求項4に記載の半導体メモリセル。
  7. 前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とは、平面的に隣接して配置されている、請求項4に記載の半導体メモリセル。
  8. 前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とは、平面的に互いに対向する領域を有するように配置されている、請求項4に記載の半導体メモリセル。
  9. 前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とは、平面的に離間して配置されており、
    前記半導体膜の主面上の前記平面的に離間した部位に、導電体膜がさらに形成されている、請求項4に記載の半導体メモリセル。
  10. 前記第1のゲート電極は、前記ソース電極に対して平面的に隣接して配置されている、請求項4に記載の半導体メモリセル。
  11. 前記半導体メモリセルが、行列状に配列されており、
    前記第1の電界効果トランジスタの第1のゲート電極が、行毎に第1のワード線に接続され、
    前記第2の電界効果トランジスタの第2のゲート電極が、行毎に第2のワード線に接続され、
    前記ソース電極が、ソース線に接続され、
    前記ドレイン電極が、列毎にビット線に接続されており、
    選択した行の前記第1のワード線及び第2のワード線に、それぞれ書き込みパルス及び所定の電圧を印加するとともに、前記各ビット線に書き込みデータに応じた所定の電圧を印加することによって、前記選択した行の各メモリ素子にデータの書き込みが行われる、請求項1に記載の半導体メモリセル。
  12. 選択した行の前記第2のワード線に所定の電圧を印加するとともに、前記各ビット線に読み出しパルスを印加して、前記選択したソース線に流れる電流を検出することによって、前記選択した行の各メモリ素子に書き込まれたデータの読み出しが行われる、請求項11に記載の半導体メモリセル。
  13. 非選択された行の前記第1及び第2のワード線、及び前記ソース線は、接地電位に接続されている、請求項11または12に記載の半導体メモリセル。
  14. 前記常誘電体膜側に、前記第2のゲート電極に対して前記ソース電極側に、前記第2の電界効果トランジスタの第3のゲート電極がさらに形成されており、
    前記第1のゲート電極は、前記第2のゲート電極と前記第3のゲート電極との間の平面的な位置に配置されている、請求項1に記載の半導体メモリセル。
  15. 前記強誘電体膜、前記常誘電体膜、及び前記半導体膜は、金属酸化物からなる、請求項1に記載の半導体メモリセル。
  16. 前記強誘電体膜及び前記半導体膜は、格子整合している、請求項15に記載の半導体メモリセル。
  17. 前記半導体膜は、ZnOからなる、請求項15に記載の半導体メモリセル。
  18. 請求項1に記載の半導体メモリセルを製造する方法であって、
    基板上に前記第1のゲート電極を形成する工程と、
    前記第1のゲート電極を覆うように、前記基板上に前記強誘電体膜を形成する工程と、
    前記強誘電体膜上に、前記半導体膜を形成する工程と、
    前記半導体膜上に、前記ソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
    前記ソース電極及びドレイン電極を覆うように、前記半導体膜上に前記常誘電体膜を形成する工程と、
    前記常誘電体膜上に、前記第2のゲート電極を形成する工程と
    を含む、半導体メモリセルの製造方法。
  19. 前記強誘電体膜及び前記半導体膜は、前記基板上に連続的に形成される、請求項18に記載の半導体メモリセルの製造方法。
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