JPH05158555A - 急速圧力制御装置 - Google Patents

急速圧力制御装置

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JPH05158555A
JPH05158555A JP35094491A JP35094491A JPH05158555A JP H05158555 A JPH05158555 A JP H05158555A JP 35094491 A JP35094491 A JP 35094491A JP 35094491 A JP35094491 A JP 35094491A JP H05158555 A JPH05158555 A JP H05158555A
Authority
JP
Japan
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gas
valve
port
supply system
soft leak
Prior art date
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Pending
Application number
JP35094491A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Takeda
智彦 竹田
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力調整時間を短縮し、パーティクルの巻上
げを防止する。 【構成】 ガス供給系は通常プロセスで使用するガス導
入弁8と、これに連通するガス分散板10又はガス導入
ポート6とよりなるガス供給系21とは別にソフトリー
ク弁9と、これに連通するソフトリークポート11とよ
りなるソフトリーク用ガス供給系22を設け、排気系6
はゲートバルブ2,可変コンダクタンスバルブ3及び排
気装置とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧力制御装置に係り、容
器内に、通常プロセスで使用するガス供給系とは別にソ
フトリーク用ガス供給系を設け、これらとゲートバル
ブ、可変コンダクタンスバルブの動作を制御系により適
切に動作させることによりパーティクルの巻き上げを抑
えつつ真空状態のベース圧力から所定の圧力への調整時
間を大幅に短縮させることができる圧力制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の圧力制御装置としては平行平板型
電極を設置した容器における例として図6に示される構
造がその代表的なものであり、図6は従来装置の1例を
示す構成説明図、図7は従来における圧力制御のシーケ
ンスを示す図である。図6において1は大気圧及び1気
圧以下の圧力に保持可能な容器、6は排気系で、ゲート
バルブ2,可変コンダクタンスバルブ3,ターボ分子ポ
ンプ4及び油回転ポンプ5とよりなる。
【0003】21はガス供給系で、ガス導入口7に連通
するガス導入弁8と、該ガス導入弁8に連通し多数のガ
ス吐出孔10Aを有するガス分散板10とよりなる。1
2は基板ホルダ13上に載置した基板、14は排気系6
及びガス供給系21を自動制御する制御器である。
【0004】容器1は反応に不要なガスを排除するた
め、ゲートバルブ2の開状態で排気系6により大気圧か
ら真空状態(ベース圧力)まで排気される。容器1内の
圧力は圧力計17により計測され所定の圧力になるとガ
ス供給系21のガス導入弁8が開き、ガス導入口7,ガ
ス導入弁8,ガス分散板10を経由してプロセスガスが
容器1内に導入され自動圧力制御により可変コンダクタ
ンスバルブ3が動作して圧力計17が所定の圧力になる
様排気コンダクタンスの調整を行う。これらの動作は制
御器14により自動で行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置に
あってはゲートバルブ2を開にしたままガスを導入する
ため圧力調整に時間がかかり、圧力調整時間を短縮する
ためガス流量を増やすとパーティクルの巻き上げを起こ
すという課題があり、これらは圧力制御装置を有するプ
ロセス処理装置におけるタクトタイム向上の上で隘路と
なっていた。
【0006】本発明の目的は圧力調整時間をパーティク
ルの巻き上げを抑えつつ飛躍的に短縮し、圧力制御装置
を持つプロセス処理装置のタクトタイムを向上すること
のできる急速圧力制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明装置は上記の課題
を解決し上記の目的を達成するため、図1に示すように
大気圧及び1気圧以下の圧力に保持可能な容器1と、該
容器1にガスを供給するガス供給系と、該容器1内の気
体を排気する排気系6と、これらを制御する制御系14
よりなる圧力制御装置において、前記ガス供給系は通常
プロセスで使用するガス導入弁8と、これに連通するガ
ス分散板10又はガス導入ポート16とよりなるガス供
給系21とは別にソフトリーク弁9と、これに連通する
ソフトリークポート11とよりなるソフトリーク用ガス
供給系22を設け、前記排気系6はゲートバルブ2,可
変コンダクタンスバルブ3及び排気装置とよりなる。
【0008】
【作 用】容器1はゲートバルブ2の開状態で排気系6
の排気装置により大気圧から真空状態(ベース圧力)ま
で排気される。容器1内の圧力がベース圧力に達する
と、一旦ゲートバルブ2は閉となり、ソフトリーク用ガ
ス供給系22のソフトリーク弁9が開となって予め設定
された流量のプロセスガスが、ソフトリークポート11
より容器1内に導入される。
【0009】容器1内の圧力が所定の反応圧力に達する
とソフトリーク弁9は閉となり同時に可変コンダクタン
スバルブ3が全閉の状態でゲートバルブ2が開、ガス導
入弁8が開となってガス分散板10の多数のガス吐出孔
10Aからプロセスガスが容器1内に導入され、自動圧
力制御により可変コンダクタンスバルブ3が動作して所
定の反応圧力になる様に排気コンダクタンスの調整を行
う。これらの動作は制御系14により自動で行われる。
本発明ではソフトリーク弁9を開いて圧力を急上昇させ
る際、パーティクルの巻き上げを抑えるためソフトリー
クポート11を採用しており、このソフトリークポート
11によりガス流速が抑えられて流量を増してもパーテ
ィクルの巻上げが起らない。
【0010】
【実施例】図1は本発明装置の第1実施例の構成説明
図、図2は本発明におけるソフトリークポートの1例を
示す斜視図である。第1実施例は平行平板型電極を有す
る処理装置に適用した例である。図1において大気圧及
び1気圧以下の圧力に保持可能な容器、6は排気系で、
ゲートバルブ2,可変コンダクタンスバルブ3,ターボ
分子ポンプ4及び油回転ポンプ5とよりなる。
【0011】21は通常プロセスで使用するガス供給系
で、ガス導入口7に連通するガス導入弁8と、これに連
通し容器1内に設けられた多数のガス吐出孔10Aを有
するガス分散板10とよりなる。22はこのガス供給系
21とは別に設けられたソフトリーク用ガス供給系で、
ガス導入口7に連通するソフトリーク弁9と、これに連
通され容器1内のガス分散板10より上位置に配置され
たソフトリークポート11とよりなる。
【0012】ソフトリークポート11は図2に示すよう
に多数のガス吐出小孔20を有する管状ガス吐出部18
と、これを包着したポート19とよりなる。13はガス
分散板10に対向配置された基板ホルダ、12はこのホ
ルダ13上に載置された基板、17は容器1内の圧力を
検出する圧力計、14は排気系6,ガス供給系21及び
ソフトリーク用ガス供給系22を自動的に制御する制御
器である。
【0013】上記構成の第1実施例の作用を説明する。
図3は本発明における圧力制御シーケンスの1例を示す
図である。容器1内の圧力は最初大気圧でありゲートバ
ルブ2が開の状態で排気が開始され、容器1内の圧力が
所定のベース圧力になるまで容器1内がターボ分子ポン
プ4及び油回転ポンプにより排気される。ベース圧力に
達すると、一旦ゲートバルブ2は閉となり、ソフトリー
ク用ガス供給系22のソフトリーク弁9が開となって予
め設定された流量のプロセスガスが、ソフトリークポー
ト11より容器1内に導入される。
【0014】容器1内の圧力が所定の反応圧力に達する
とソフトリーク弁9は閉となり同時に可変コンダクタン
スバルブ3が全閉の状態でゲートバルブ2が開、ガス導
入弁8が開となってガス分散板10の多数のガス吐出孔
10Aからプロセスガスが容器1内に導入され、自動圧
力制御により可変コンダクタンスバルブ3が動作して所
定の反応圧力になる様に排気コンダクタンスの調整を行
う。これらの動作は制御器14により自動で行われる。
第1実施例ではソフトリーク弁9を開いて圧力を急上昇
させる際、パーティクルの巻き上げを抑えるためソフト
リークポート11を採用しており、このソフトリークポ
ート11によりガス流速が抑えられて流量を増してもパ
ーティクルの巻上げが起らない。
【0015】即ち、パーティクルの巻き上げは容器内に
存在するパーティクルが、ガス流の運動エネルギーを与
えられることに起因する。つまり流速をできるだけ小さ
くしてやれば、流量を増やしてもパーティクルの巻き上
げは起こりにくいことになる。そこで第1実施例では、
ガス吐出部18の多数のガス吐出小孔20及びポート1
9を通してプロセスガスを吐出することによりガス流速
が抑えられ、流量を増してもパーティクルの巻上げが起
ることはない。
【0016】ポート19としては容器1の容積やガス流
量を勘案して材質を多孔質の焼結体や金属メッシュなど
から選択し、容器1の形状によりポート19の形状を決
定した。その結果、従来の圧力調整時間に1分30秒を
要していたが第1実施例ではこれを20秒以内とするこ
とができた。
【0017】図4は第2実施例の構成説明図である。こ
の第2実施例は縦型CVD装置に適用した例である。図
4において容器1は通常石英管である。処理される基板
と基板を保持する治具は省略してある。容器1にはガス
供給系21のガス導入ポート16及びソフトリーク用ガ
ス供給系22のソフトリークポート11が設置され、プ
ロセスガスが導入可能であり、ゲートバルブ2,可変コ
ンダクタンスバルブ3を経由して、メカニカルブースタ
ポンプ15及び油回転ポンプ5により容器1内の気体を
排気できる様になっている。容器1内の圧力は圧力計1
7により検知できる。ソフトリークポート11の形状は
円弧状もしくは円環状であり、その他は動作を含め図1
の第1実施例と同様である。
【0018】図5は第3実施例の構成説明図である。こ
の第3実施例は平行または概略平行に設置された一対の
ガス分散板を有するプロセス処理装置に適用した例を示
す。図5において容器1は基板12を配設した基板ホル
ダ13を有し、該基板ホルダ13と平行または概略平行
に一対のガス分散板10が設置されている。プロセスガ
スはガス導入口7からガス導入弁8、もしくはソフトリ
ーク弁9を経て、それぞれに連結されているガス分散板
10もしくはソフトリークポート11より容器1内に供
給される。容器1内のガスはゲートバルブ2,可変コン
ダクタンスバルブ3を経て、ターボ分子ポンプ4及び油
回転ポンプ5によって排気される。容器1内の圧力は圧
力計17によって検知される。上記の動作を自動で行う
ため制御器14が設置されている。これらの作用につい
ては図1の第1実施例と同様である。
【0019】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、排気系6
のゲートバルブ2を閉じてソフトリーク用ガス供給系2
2のソフトリークポート11からプロセスガスを導入す
ることができる本発明の急速圧力制御装置を採用するこ
とによりパーティクルの巻き上げを抑えつつ圧力の調整
に要する時間を従来の4分の1以下と大幅に短縮するこ
とができ、圧力制御装置を有するプロセス処理装置のタ
クトタイムを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1実施例の構成説明図である。
【図2】本発明におけるソフトリークポートの1例を示
す斜視図である。
【図3】本発明における圧力制御シーケンスの1例を示
す図である。
【図4】第2実施例の構成説明図である。
【図5】第3実施例の構成説明図である。
【図6】従来装置の1例を示す構成説明図である。
【図7】従来における圧力制御のシーケンスを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 容器 2 ゲートバルブ 3 可変コンダクタンスバルブ 4 ターボ分子ポンプ 5 油回転ポンプ 6 排気系 7 ガス導入口 8 ガス導入弁 9 ソフトリーク弁 10 ガス分散板 10A ガス吐出孔 11 ソフトリークポート 14 制御系(器) 15 メカニカルブースタポンプ 16 ガス導入ポート 18 (管状)ガス吐出部 19 ポート 20 ガス吐出小孔 21 ガス供給系 22 ソフトリーク用ガス供給系

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気圧及び1気圧以下の圧力に保持可能
    な容器(1)と、該容器(1)にガスを供給するガス供
    給系と、該容器(1)内の気体を排気する排気系(6)
    と、これらを制御する制御系(14)よりなる圧力制御
    装置において、前記ガス供給系は通常プロセスで使用す
    るガス導入弁(8)と、これに連通するガス分散板(1
    0)又はガス導入ポート(16)とよりなるガス供給系
    (21)とは別にソフトリーク弁(9)と、これに連通
    するソフトリークポート(11)とよりなるソフトリー
    ク用ガス供給系(22)を設け、前記排気系(6)はゲ
    ートバルブ(2),可変コンダクタンスバルブ(3)及
    び排気装置とよりなる急速圧力制御装置。
  2. 【請求項2】 ソフトリークポート(11)は多数のガ
    ス吐出小孔(20)を有するガス吐出部(18)と、こ
    れを包着したポート(19)とよりなる請求項1の急速
    圧力制御装置。
  3. 【請求項3】 ポート(19)は多孔質の焼結体又は金
    属メッシュであることを特徴とする請求項2の急速圧力
    制御装置。
  4. 【請求項4】 排気系(6)の排気装置はターボ分子ポ
    ンプ(4)と、油回転ポンプ(5)もしくはドライポン
    プよりなることを特徴とする請求項1の急速圧力制御装
    置。
  5. 【請求項5】 排気系(6)の排気装置はメカニカルブ
    ースタポンプ(15)と油回転ポンプ(5)よりなるこ
    とを特徴とする請求項1の急速圧力制御装置。
JP35094491A 1991-12-10 1991-12-10 急速圧力制御装置 Pending JPH05158555A (ja)

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