JP4498503B2 - 薄膜形成装置及び薄膜形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体デバイスの製造プロセスで用いられる薄膜形成装置及び薄膜形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウェハに絶縁膜を形成する技術として、いわゆるTEOS−O3系CVD技術を用いる薄膜形成装置が知られている。かかる薄膜形成装置においては、半導体ウェハが配置されたチャンバの内部に、形成すべき膜厚に応じて定めた一定時間だけ、一定量のO3ガスとTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)ガスを供給する。チャンバの内部にO3ガスとTEOSガスを供給することで、Siソースとして作用するTEOSガスがO3ガスによって酸化され、半導体ウェハにSiO2からなる絶縁膜が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術にかかる薄膜形成装置は、以下に示すような問題点があった。すなわち、所望の厚さのSiO2膜を形成すべく一定時間だけO3ガスとTEOSガスを供給し、上記一定時間経過後すぐにSiソースガスであるTEOSガスの供給を停止したとしても、チャンバの内部には、未反応のTEOSガスが多量に残存する。この残存した未反応のTEOSガスは、その後、チャンバの内部で反応し、パウダー状のパーティクルとなって半導体ウェハに堆積する。かかるパーティクルは、半導体ウェハの製品不良の要因となる。
【0004】
そこで本発明は、上記問題点を解決し、半導体ウェハに堆積するパーティクルを減少させ、半導体ウェハの製品不良を低減することができる薄膜形成装置及び薄膜形成方法を提供すること課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の薄膜形成装置は、半導体ウェハが配置されたチャンバの内部にO3ガスとTEOSガスを供給し、上記半導体ウェハにSiO2膜を形成する薄膜形成装置であって、上記TEOSガスを上記チャンバの内部に供給する供給手段を備え、上記供給手段は、上記TEOSガスの供給を停止するに際し、上記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後に上記TEOSガスの供給の停止を完了することを特徴としている。
【0006】
TEOSガスの供給を瞬時に停止するのではなく、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようにTEOSガスの供給を徐々に停止することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスを低減することができる。
【0007】
また、本発明の薄膜形成装置においては、上記供給手段は、段階的に上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
【0008】
段階的に上記TEOSガスの供給を停止することで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようなTEOSガスの供給の制御が容易となる。
【0009】
また、本発明の薄膜形成装置においては、上記供給手段は、3段階以上の段階をもって上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
【0010】
3段階以上の段階をもってTEOSガスの供給を停止することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【0011】
また、本発明の薄膜形成装置においては、上記供給手段は、上記TEOSガスの供給量の1段あたりの段差が400mg/分以下となるように、段階的に上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
【0012】
1段あたりの段差を400mg/分以下とすることで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【0013】
また、本発明の薄膜形成装置においては、上記供給手段は、連続的に上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
【0014】
連続的にTEOSガスの供給を停止することで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようなTEOSガスの供給の制御をきめ細かく行うことができる。
【0015】
また、本発明の薄膜形成装置においては、上記供給手段は、上記TEOSガスの供給量の1秒あたりの変化量が190mg/分以下となるように、連続的に上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
【0016】
1秒あたりの変化量を190mg/分以下とすることで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【0017】
また、本発明の薄膜形成装置においては、上記供給手段は、上記TEOSガスの供給を停止するに際し、上記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から6秒以上経過後に上記TEOSガスの供給の停止を完了することを特徴としてもよい。
【0018】
TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から6秒以上経過後にTEOSガスの供給の停止を完了することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【0019】
また、上記課題を解決するために、本発明の薄膜形成方法は半導体ウェハが配置されたチャンバの内部にO3ガスとTEOSガスを供給し、上記半導体ウェハにSiO2膜を形成する薄膜形成方法であって、上記TEOSガスを上記チャンバの内部に供給する供給工程を備え、上記供給工程は、上記TEOSガスの供給を停止するに際し、上記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後に上記TEOSガスの供給の停止を完了することを特徴としている。
【0020】
TEOSガスの供給を瞬時に停止するのではなく、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようにTEOSガスの供給を徐々に停止することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスを低減することができる。
【0021】
また、本発明の薄膜形成方法においては、上記供給工程は、段階的に上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
【0022】
段階的に上記TEOSガスの供給を停止することで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようなTEOSガスの供給の制御が容易となる。
【0023】
また、本発明の薄膜形成方法においては、上記供給工程は、3段階以上の段階をもって上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
【0024】
3段階以上の段階をもってTEOSガスの供給を停止することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【0025】
また、本発明の薄膜形成方法においては、上記供給工程は、上記TEOSガスの供給量の1段あたりの段差が400mg/分以下となるように、段階的に上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
【0026】
1段あたりの段差を400mg/分以下とすることで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【0027】
また、本発明の薄膜形成方法においては、上記供給工程は、連続的に上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
【0028】
連続的にTEOSガスの供給を停止することで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようなTEOSガスの供給の制御をきめ細かく行うことができる。
【0029】
また、本発明の薄膜形成方法においては、上記供給工程は、上記TEOSガスの供給量の1秒あたりの変化量が190mg/分以下となるように、連続的に上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
【0030】
1秒あたりの変化量を190mg/分以下とすることで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【0031】
また、本発明の薄膜形成方法においては、上記供給工程は、上記TEOSガスの供給を停止するに際し、上記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から6秒以上経過後に上記TEOSガスの供給の停止を完了することを特徴としてもよい。
【0032】
TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から6秒以上経過後にTEOSガスの供給の停止を完了することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態にかかる薄膜形成装置について図面を参照して説明する。本実施形態にかかる薄膜形成装置は、半導体ウェハが配置されたチャンバを大気圧よりも低い所定の圧力に減圧した状態で、チャンバの内部にO3ガス、TEOSガスを供給し、上記半導体ウェハにSiO2膜を形成するCVD装置である。まず、本実施形態にかかるCVD装置の構成について説明する。図1は、本実施形態にかかるCVD装置の構成図である。
【0034】
本実施形態にかかるCVD装置10は、内部に半導体ウェハ100が配置されるチャンバ12と、チャンバ12の内部にO3ガス、TEOSガスなどのガスを供給するガス供給部14と、チャンバ12の内部に供給するガスの供給源となるO2ガス供給源16、O3ガス供給源18、TEOSガス供給源20、NF3ガス供給源22と、チャンバ12の内部を真空引きする真空ポンプ24とを主として備えて構成される。以下、各構成要素について詳細に説明する。
【0035】
チャンバ12は金属製の密閉容器であり、その内部には半導体ウェハ100を搭載する平板状のサセプタ26がほぼ水平に配置されている。サセプタ26の内部には、セラミックヒータ(図示せず)が設けられており、サセプタ26及びサセプタ26に搭載される半導体ウェハ100を加熱することができるようになっている。また、サセプタ26は、サセプタ26の下部に設けられた支持部28によって上下動が可能となっている。また、上記支持部28により、サセプタ26に対して半導体ウェハ100を上下させることができ、半導体ウェハ100をサセプタ26上に搬入し、また、半導体ウェハ100をサセプタ26上から搬出することが可能となっている。
【0036】
チャンバ12の側壁面には、排気口30が形成されており、この排気口30は、配管32を介して真空ポンプ24に接続されている。従って、真空ポンプ24を動作させることで、チャンバ12の内部を真空引きすることができ、チャンバ12の内部を減圧することが可能となっている。また、排気口30と真空ポンプ24とを連結する配管32には、スロットルバルブ33が配置されており、チャンバ12の内部の真空度を調節することが可能となっている。
【0037】
チャンバ12の上部、すなわち、サセプタ26の上方には、上記O2ガス供給源16、O3ガス供給源18、TEOSガス供給源20などと配管32によって接続されたガス注入口34が設けられており、N2ガス供給源(図示せず)から供給されるN2ガス(キャリアガス)とともに、O2ガス、O3ガス、TEOSガス等を、当該ガス注入口34からチャンバ12の内部に供給することができるようになっている。尚、O2ガス供給源18から延びる配管32aとO3ガス供給源16から延びる配管32bとは、三方弁32cを介して1つの配管32に連結されており、チャンバ12の内部には、O2ガスとO3ガスとのいずれかが選択的に供給される。
【0038】
ガス注入口34の下方(サセプタ26側)には、ガス注入口34に接続される所定の大きさの空間36aを有する板状のマニホールド36が設けられている。また、マニホールド36の下方には、マニホールド36の上記空間とチャンバ12の内部空間とを連結する複数の孔38aを有する平板状のフェースプレート38が設けられている。ここで、フェースプレート38の上記複数の孔38aは、サセプタ26に載置される半導体ウェハ100の上面全体を網羅するように設けられている。従って、ガス注入口34から供給されるガスは、まずマニホールド36の上記空間36aに拡がり、フェースプレート38の上記複数の孔38aから下方に吹き出し、半導体ウェハ100の上面全面に均一に供給される。
【0039】
ガス注入口34はまた、配管32を介してNF3イオン化装置40と接続されている。NF3イオン化装置40は、NF3ガス供給源22から供給されるNF3ガスをイオン化し、F-イオンを含むクリーニングガスを生成する。NF3イオン化装置40によって生成されたクリーニングガスは、上記配管32、ガス注入口34を介して、チャンバ12の内部に供給される。
【0040】
ガス供給部14は、O3ガス、TEOSガスなどのプロセスガス、N2ガスなどのキャリアガス、F-イオンを含むクリーニングガス、O2ガスを、チャンバ12の内部に供給する。ここで、O2ガスは、O3ガスをチャンバ12の内部に供給する際の急激な状態変化を防止するためのダミーガスとして用いられる。ガス供給部14は、特に、上記TEOSガスの供給を停止するに際して、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するように、3段階に分けて上記TEOSガスの供給を停止する。TEOSガスの供給を停止する際のより詳細な手順については後述する。
【0041】
続いて、本実施形態にかかるCVD装置10の動作について説明し、併せて、本発明の実施形態にかかる薄膜形成方法について説明する。図2は、本実施形態にかかるCVD装置10を用いて、半導体ウェハ100にSiO2膜を形成する際のステップを示す表である。CVD装置10を用いてSiO2膜を形成するためには、まず、チャンバ12の排気口30と真空ポンプ24との間に配置されたスロットルバルブ33をの絞りを全開にしてチャンバ12の内部を真空引きし、チャンバ12の内部を高真空(1.3×103Pa未満)に維持する。この状態で、チャンバ12の内部に毎分5000cm3の割合で、5秒間、O2ガスを供給し、チャンバ12の内部を安定化する(チャンバ内安定化ステップ)。
【0042】
続いて、チャンバ12の内部に毎分5000cm3の割合でO2ガスを供給しながらスロットルバルブ33の絞りを全開にし、チャンバ12の内部の圧力を上昇させる(昇圧ステップ)。
【0043】
チャンバ12の内部の圧力が所定のしきい値(8.8×104Pa)を越えたら、チャンバ12の内部に毎分5000cm3の割合でO2ガスを供給し続けるとともに、スロットルバルブ33の絞り量を調節して、チャンバ12の内部の圧力を一定値(9.3×104Pa)に維持する(圧力安定化ステップ)。
【0044】
上記状態で3秒間経過したら、TEOSガスの供給を開始する(TEOSガス供給ステップ)。TEOSガスは、毎分1100mgの割合でチャンバ12の内部に供給される。その際、チャンバ12の内部には、毎分5000cm3の割合でO2ガスが供給され、また、チャンバ12の内部の圧力は上記一定値(9.3×104Pa)に維持される。
【0045】
さらに上記状態で5秒間経過した後に、三方弁32cを動作させることによりO2ガスの供給を停止し、代わりにO3ガスの供給を開始する(SiO2堆積ステップ)。O3ガスは、毎分5000cm3の割合でチャンバ12の内部に供給される。その際、チャンバ12の内部には、毎分1100mgの割合でTEOSガスが供給され、また、チャンバ12の内部の圧力は上記一定値(9.3×104Pa)に維持される。この状態において、チャンバ12の内部でO3ガスとTEOSガスとが反応し、半導体ウェハ100にSiO2膜が形成される。また、かかる状態は、所望の厚さのSiO2膜を形成するために必要な時間だけ継続される。
【0046】
上述の如く、所望の厚さのSiO2膜を形成するために必要な時間だけTEOSガス及びO3ガスを供給したらTEOSガスの供給を停止するが、本実施形態にかかるCVD装置10においては、図3に示すように、上記TEOSガスの供給を3段階に分けて停止する。
【0047】
すなわち、まず、TEOSガスの供給量を毎分1100mgの割合から毎分700mgの割合に低下させた状態を3秒間維持する(TEOSガス停止1ステップ)。ここで、TEOSガスの供給量の1段あたりの段差は、毎分400mg(=1100−700)となっている。この間、チャンバ12の内部には、毎分5000cm3の割合でO3ガスが供給され、また、チャンバ12の内部の圧力は上記一定値(9.3×104Pa)に維持される。
【0048】
続いて、TEOSガスの供給量を毎分700mgの割合から毎分300mgの割合に低下させた状態を3秒間維持する(TEOSガス停止2ステップ)。ここで、TEOSガスの供給量の1段あたりの段差は、毎分400mg(=700−300)となっている。この間、チャンバ12の内部には、毎分5000cm3の割合でO3ガスが供給され、また、チャンバ12の内部の圧力は上記一定値(9.3×104Pa)に維持される。
【0049】
その後、TEOSガスの供給を完全に停止し、チャンバ12の内部に毎分5000cm3の割合で、5秒間、O3ガスを供給することにより、チャンバ12の内部にわずかに残留するTEOSガスをパージする(パージ工程)。この間、チャンバ12の内部の圧力は上記一定値(9.3×104Pa)に維持される。
【0050】
その後、チャンバ12の内部に毎分5000cm3の割合でO3ガスを供給しながら、スロットルバルブ33の絞りを段階的に開き、チャンバ12の内部を減圧する(減圧1〜3ステップ)。減圧1〜3の各ステップは10秒間ずつ継続する。さらにその後、O3ガスを供給を停止し、スロットルバルブ33の絞りを全開にして、5秒間、チャンバ12の内部を真空引きし、チャンバ12の内部を高真空の状態に戻して一連の処理が終了する。
【0051】
続いて本実施形態にかかるCVD装置の作用及び効果について説明する。本実施形態にかかるCVD装置10は、TEOSガスの供給を停止するに際して、TEOSガスの供給を瞬時に停止するのではなく、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するように、TEOSガスの供給を徐々に停止することで、チャンバ12の内部に未反応で残存するTEOSガスを低減することができる。その結果、半導体ウェハ100に堆積するパーティクルを減少させることができ、半導体ウェハ100の製品不良を低減することが可能となる。
【0052】
また、本実施形態にかかるCVD装置10においては、TEOSガスの供給を段階的に停止することで、TEOSガスの供給の制御が比較的容易となる。特に、TEOSガスの供給を3段階に分けて停止すること、また、TEOSガスの供給量の1段あたりの段差を300〜400mg/分とすることで、チャンバ12の内部に未反応で残存するTEOSガスを効率よく低減することができる。
【0053】
さらに、本実施形態にかかるCVD装置10においては、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から6秒以上経過後にTEOSガスの供給の停止を完了することで、チャンバ12の内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【0054】
以下、本実施形態にかかるCVD装置10の具体的効果について、比較例にかかるCVD装置との比較において説明する。比較例にかかるCVD装置は、具体的には、図4に示す表に基づいて半導体ウェハにSiO2膜を形成するCVD装置である。すなわち、比較例にかかるCVD装置は、図5に示すように、TEOSガスの供給を停止するに際し、TEOSガスの供給を瞬時に停止するものである。
【0055】
比較例にかかるCVD装置においては、SiO2膜の形成処理の前後で、半導体ウェハ1枚あたり31個のパーティクルの増加が見られたのに対し、本実施形態にかかるCVD装置10においては、SiO2膜の形成処理の前後で、半導体ウェハ1枚あたり11個のパーティクルの増加しか見られなかった。このように、本実施形態にかかるCVD装置10においては、比較例にかかるCVD装置と比較して、半導体ウェハ100に堆積するパーティクルを減少させることができ、半導体ウェハ100の製品不良を低減することが可能となる。
【0056】
上記実施形態にかかるCVD装置においては、TEOSガスの供給を3段階にわけて段階的に停止していたが、これは、TEOSガスの供給を連続的に停止するものであってもよい。連続的にTEOSガスの供給を停止することで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようなTEOSガスの供給の制御をきめ細かく行うことができる。この場合、TEOSガスの供給量の1秒あたりの変化量が190mg/分以下となるようにすることが好適である。1秒あたりの変化量を190mg/分以下とすることで、チャンバ12の内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【0057】
また、上記実施形態にかかるCVD装置10は、チャンバ12の内部を減圧した状態で半導体ウェハ100にSiO2膜を形成するCVD装置であったが、本発明は、チャンバ12の内部を常圧(大気圧)とした状態で半導体ウェハ100にSiO2膜を形成するCVD装置にも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】
本発明の薄膜形成装置及び薄膜形成方法は、TEOSガスの供給を瞬時に停止するのではなく、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようにTEOSガスの供給を徐々に停止することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスを低減することができる。その結果、半導体ウェハに堆積するパーティクルを減少させ、半導体ウェハの製品不良を低減することが可能となる。
【0059】
また、本発明の薄膜形成装置及び薄膜形成方法においては、段階的にTEOSガスの供給を停止することで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようなTEOSガスの供給の制御が容易となる。この場合、3段階以上の段階をもってTEOSガスの供給を停止すること、また、1段あたりの段差を400mg/分以下とすることで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスを効率よく低減することができる。
【0060】
また、本発明の薄膜形成装置及び薄膜形成方法においては、連続的にTEOSガスの供給を停止することで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようなTEOSガスの供給の制御をきめ細かく行うことができる。この場合、1秒あたりの変化量を190mg/分以下とすることで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスを効率よく低減することができる。
【0061】
また、本発明の薄膜形成装置及び薄膜形成方法においては、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から6秒以上経過後にTEOSガスの供給の停止を完了することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CVD装置の構成図である。
【図2】半導体ウェハにSiO2膜を形成する際のステップを示す表である。
【図3】TEOSガス供給量の推移を示すグラフである。
【図4】半導体ウェハにSiO2膜を形成する際のステップを示す表である。
【図5】TEOSガス供給量の推移を示すグラフである。
【符号の説明】
10…CVD装置、12…チャンバ、14…ガス供給部、16…O2ガス供給源、18…O3ガス供給源、20…TEOSガス供給源、22…NF3ガス供給源、24…真空ポンプ、26…サセプタ、28…支持部、30…排気口、32…配管、33…スロットルバルブ、34…ガス注入口、36…マニホールド、38…フェイスプレート、40…NF3イオン化装置
Claims (10)
- 半導体ウェハが配置されたチャンバの内部にO3ガスとTEOSガスを供給し、前記半導体ウェハにSiO2膜を形成する薄膜形成装置において、
前記TEOSガスを前記チャンバの内部に供給する供給手段を備え、
前記供給手段は、前記TEOSガスの供給を停止するに際し、前記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後に前記TEOSガスの供給の停止を完了し、
前記供給手段は、段階的又は連続的に前記TEOSガスの供給量を低下させることにより、該TEOSガスの供給を停止する、
薄膜形成装置。 - 前記供給手段は、3段階以上の段階をもって前記TEOSガスの供給を停止する
ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成装置。 - 前記供給手段は、前記TEOSガスの供給量の1段あたりの段差が400mg/分以下となるように、段階的に前記TEOSガスの供給を停止する
ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成装置。 - 前記供給手段は、前記TEOSガスの供給量の1秒あたりの変化量が190mg/分以下となるように、連続的に前記TEOSガスの供給を停止する
ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成装置。 - 前記供給手段は、前記TEOSガスの供給を停止するに際し、前記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から6秒以上経過後に前記TEOSガスの供給の停止を完了する
ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成装置。 - 半導体ウェハが配置されたチャンバの内部にO3ガスとTEOSガスを供給し、前記半導体ウェハにSiO2膜を形成する薄膜形成方法において、
前記TEOSガスを前記チャンバの内部に供給する供給工程を備え、
前記供給工程は、前記TEOSガスの供給を停止するに際し、前記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間経過後に前記TEOSガスの供給の停止を完了し、段階的に又は連続的に前記TEOSガスの供給量を低下させることにより、該TEOSガスの供給を停止する、
薄膜形成方法。 - 前記供給工程は、3段階以上の段階をもって前記TEOSガスの供給を停止する
ことを特徴とする請求項6に記載の薄膜形成方法。 - 前記供給工程は、前記TEOSガスの供給量の1段あたりの段差が400mg/分以下となるように、段階的に前記TEOSガスの供給を停止する
ことを特徴とする請求項6に記載の薄膜形成方法。 - 前記供給工程は、前記TEOSガスの供給量の1秒あたりの変化量が190mg/分以下となるように、連続的に前記TEOSガスの供給を停止する
ことを特徴とする請求項6に記載の薄膜形成方法。 - 前記供給工程は、前記TEOSガスの供給を停止するに際し、前記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から6秒以上経過後に前記TEOSガスの供給の停止を完了する
ことを特徴とする請求項6に記載の薄膜形成方法。
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