JP2001127054A - 薄膜形成装置及び薄膜形成方法 - Google Patents
薄膜形成装置及び薄膜形成方法Info
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Abstract
供する。 【解決手段】 CVD装置10は、内部に半導体ウェハ
100が配置されるチャンバ12と、チャンバ12の内
部にO3ガス、TEOSガスなどのガスを供給するガス
供給部14と、チャンバ12の内部に供給するガスの供
給源となるO2ガス供給源16、O3ガス供給源18、T
EOSガス供給源20、NF3ガス供給源22と、チャ
ンバ12の内部を真空引きする真空ポンプ24とを備え
ている。ガス供給部14は、TEOSガスの供給を停止
するに際して、TEOSガスの供給の停止を開始した時
刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完
了するように、3段階に分けて上記TEOSガスの供給
を停止する。
Description
製造プロセスで用いられる薄膜形成装置及び薄膜形成方
法に関するものである。
して、いわゆるTEOS−O3系CVD技術を用いる薄
膜形成装置が知られている。かかる薄膜形成装置におい
ては、半導体ウェハが配置されたチャンバの内部に、形
成すべき膜厚に応じて定めた一定時間だけ、一定量のO
3ガスとTEOS(Tetra Ethyl Orth
o Silicate)ガスを供給する。チャンバの内
部にO3ガスとTEOSガスを供給することで、Siソ
ースとして作用するTEOSガスがO3ガスによって酸
化され、半導体ウェハにSiO2からなる絶縁膜が形成
される。
術にかかる薄膜形成装置は、以下に示すような問題点が
あった。すなわち、所望の厚さのSiO2膜を形成すべ
く一定時間だけO3ガスとTEOSガスを供給し、上記
一定時間経過後すぐにSiソースガスであるTEOSガ
スの供給を停止したとしても、チャンバの内部には、未
反応のTEOSガスが多量に残存する。この残存した未
反応のTEOSガスは、その後、チャンバの内部で反応
し、パウダー状のパーティクルとなって半導体ウェハに
堆積する。かかるパーティクルは、半導体ウェハの製品
不良の要因となる。
導体ウェハに堆積するパーティクルを減少させ、半導体
ウェハの製品不良を低減することができる薄膜形成装置
及び薄膜形成方法を提供すること課題とする。
に、本発明の薄膜形成装置は、半導体ウェハが配置され
たチャンバの内部にO3ガスとTEOSガスを供給し、
上記半導体ウェハにSiO2膜を形成する薄膜形成装置
であって、上記TEOSガスを上記チャンバの内部に供
給する供給手段を備え、上記供給手段は、上記TEOS
ガスの供給を停止するに際し、上記TEOSガスの供給
の停止を開始した時刻から一定時間経過後に上記TEO
Sガスの供給の停止を完了することを特徴としている。
はなく、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から
一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了する
ようにTEOSガスの供給を徐々に停止することで、チ
ャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスを低減す
ることができる。
上記供給手段は、段階的に上記TEOSガスの供給を停
止することを特徴としてもよい。
ることで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻か
ら一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了す
るようなTEOSガスの供給の制御が容易となる。
上記供給手段は、3段階以上の段階をもって上記TEO
Sガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
供給を停止することで、チャンバの内部に未反応で残存
するTEOSガスをより効率よく低減することができ
る。
上記供給手段は、上記TEOSガスの供給量の1段あた
りの段差が400mg/分以下となるように、段階的に
上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としても
よい。
することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEO
Sガスをより効率よく低減することができる。
上記供給手段は、連続的に上記TEOSガスの供給を停
止することを特徴としてもよい。
とで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一
定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するよ
うなTEOSガスの供給の制御をきめ細かく行うことが
できる。
上記供給手段は、上記TEOSガスの供給量の1秒あた
りの変化量が190mg/分以下となるように、連続的
に上記TEOSガスの供給を停止することを特徴として
もよい。
とすることで、チャンバの内部に未反応で残存するTE
OSガスをより効率よく低減することができる。
上記供給手段は、上記TEOSガスの供給を停止するに
際し、上記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻か
ら6秒以上経過後に上記TEOSガスの供給の停止を完
了することを特徴としてもよい。
から6秒以上経過後にTEOSガスの供給の停止を完了
することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEO
Sガスをより効率よく低減することができる。
の薄膜形成方法は半導体ウェハが配置されたチャンバの
内部にO3ガスとTEOSガスを供給し、上記半導体ウ
ェハにSiO2膜を形成する薄膜形成方法であって、上
記TEOSガスを上記チャンバの内部に供給する供給工
程を備え、上記供給工程は、上記TEOSガスの供給を
停止するに際し、上記TEOSガスの供給の停止を開始
した時刻から一定時間経過後に上記TEOSガスの供給
の停止を完了することを特徴としている。
はなく、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から
一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了する
ようにTEOSガスの供給を徐々に停止することで、チ
ャンバの内部に未反応で残存するTEOSガスを低減す
ることができる。
上記供給工程は、段階的に上記TEOSガスの供給を停
止することを特徴としてもよい。
ることで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻か
ら一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了す
るようなTEOSガスの供給の制御が容易となる。
上記供給工程は、3段階以上の段階をもって上記TEO
Sガスの供給を停止することを特徴としてもよい。
供給を停止することで、チャンバの内部に未反応で残存
するTEOSガスをより効率よく低減することができ
る。
上記供給工程は、上記TEOSガスの供給量の1段あた
りの段差が400mg/分以下となるように、段階的に
上記TEOSガスの供給を停止することを特徴としても
よい。
することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEO
Sガスをより効率よく低減することができる。
上記供給工程は、連続的に上記TEOSガスの供給を停
止することを特徴としてもよい。
とで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一
定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するよ
うなTEOSガスの供給の制御をきめ細かく行うことが
できる。
上記供給工程は、上記TEOSガスの供給量の1秒あた
りの変化量が190mg/分以下となるように、連続的
に上記TEOSガスの供給を停止することを特徴として
もよい。
とすることで、チャンバの内部に未反応で残存するTE
OSガスをより効率よく低減することができる。
上記供給工程は、上記TEOSガスの供給を停止するに
際し、上記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻か
ら6秒以上経過後に上記TEOSガスの供給の停止を完
了することを特徴としてもよい。
から6秒以上経過後にTEOSガスの供給の停止を完了
することで、チャンバの内部に未反応で残存するTEO
Sガスをより効率よく低減することができる。
成装置について図面を参照して説明する。本実施形態に
かかる薄膜形成装置は、半導体ウェハが配置されたチャ
ンバを大気圧よりも低い所定の圧力に減圧した状態で、
チャンバの内部にO3ガス、TEOSガスを供給し、上
記半導体ウェハにSiO2膜を形成するCVD装置であ
る。まず、本実施形態にかかるCVD装置の構成につい
て説明する。図1は、本実施形態にかかるCVD装置の
構成図である。
部に半導体ウェハ100が配置されるチャンバ12と、
チャンバ12の内部にO3ガス、TEOSガスなどのガ
スを供給するガス供給部14と、チャンバ12の内部に
供給するガスの供給源となるO2ガス供給源16、O3ガ
ス供給源18、TEOSガス供給源20、NF3ガス供
給源22と、チャンバ12の内部を真空引きする真空ポ
ンプ24とを主として備えて構成される。以下、各構成
要素について詳細に説明する。
その内部には半導体ウェハ100を搭載する平板状のサ
セプタ26がほぼ水平に配置されている。サセプタ26
の内部には、セラミックヒータ(図示せず)が設けられ
ており、サセプタ26及びサセプタ26に搭載される半
導体ウェハ100を加熱することができるようになって
いる。また、サセプタ26は、サセプタ26の下部に設
けられた支持部28によって上下動が可能となってい
る。また、上記支持部28により、サセプタ26に対し
て半導体ウェハ100を上下させることができ、半導体
ウェハ100をサセプタ26上に搬入し、また、半導体
ウェハ100をサセプタ26上から搬出することが可能
となっている。
形成されており、この排気口30は、配管32を介して
真空ポンプ24に接続されている。従って、真空ポンプ
24を動作させることで、チャンバ12の内部を真空引
きすることができ、チャンバ12の内部を減圧すること
が可能となっている。また、排気口30と真空ポンプ2
4とを連結する配管32には、スロットルバルブ33が
配置されており、チャンバ12の内部の真空度を調節す
ることが可能となっている。
26の上方には、上記O2ガス供給源16、O3ガス供給
源18、TEOSガス供給源20などと配管32によっ
て接続されたガス注入口34が設けられており、N2ガ
ス供給源(図示せず)から供給されるN2ガス(キャリ
アガス)とともに、O2ガス、O3ガス、TEOSガス等
を、当該ガス注入口34からチャンバ12の内部に供給
することができるようになっている。尚、O2ガス供給
源18から延びる配管32aとO3ガス供給源16から
延びる配管32bとは、三方弁32cを介して1つの配
管32に連結されており、チャンバ12の内部には、O
2ガスとO3ガスとのいずれかが選択的に供給される。
には、ガス注入口34に接続される所定の大きさの空間
36aを有する板状のマニホールド36が設けられてい
る。また、マニホールド36の下方には、マニホールド
36の上記空間とチャンバ12の内部空間とを連結する
複数の孔38aを有する平板状のフェースプレート38
が設けられている。ここで、フェースプレート38の上
記複数の孔38aは、サセプタ26に載置される半導体
ウェハ100の上面全体を網羅するように設けられてい
る。従って、ガス注入口34から供給されるガスは、ま
ずマニホールド36の上記空間36aに拡がり、フェー
スプレート38の上記複数の孔38aから下方に吹き出
し、半導体ウェハ100の上面全面に均一に供給され
る。
NF3イオン化装置40と接続されている。NF3イオン
化装置40は、NF3ガス供給源22から供給されるN
F3ガスをイオン化し、F-イオンを含むクリーニングガ
スを生成する。NF3イオン化装置40によって生成さ
れたクリーニングガスは、上記配管32、ガス注入口3
4を介して、チャンバ12の内部に供給される。
スなどのプロセスガス、N2ガスなどのキャリアガス、
F-イオンを含むクリーニングガス、O2ガスを、チャン
バ12の内部に供給する。ここで、O2ガスは、O3ガス
をチャンバ12の内部に供給する際の急激な状態変化を
防止するためのダミーガスとして用いられる。ガス供給
部14は、特に、上記TEOSガスの供給を停止するに
際して、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から
一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了する
ように、3段階に分けて上記TEOSガスの供給を停止
する。TEOSガスの供給を停止する際のより詳細な手
順については後述する。
0の動作について説明し、併せて、本発明の実施形態に
かかる薄膜形成方法について説明する。図2は、本実施
形態にかかるCVD装置10を用いて、半導体ウェハ1
00にSiO2膜を形成する際のステップを示す表であ
る。CVD装置10を用いてSiO2膜を形成するため
には、まず、チャンバ12の排気口30と真空ポンプ2
4との間に配置されたスロットルバルブ33をの絞りを
全開にしてチャンバ12の内部を真空引きし、チャンバ
12の内部を高真空(1.3×103Pa未満)に維持
する。この状態で、チャンバ12の内部に毎分5000
cm3の割合で、5秒間、O2ガスを供給し、チャンバ1
2の内部を安定化する(チャンバ内安定化ステップ)。
0cm3の割合でO2ガスを供給しながらスロットルバル
ブ33の絞りを全開にし、チャンバ12の内部の圧力を
上昇させる(昇圧ステップ)。
値(8.8×104Pa)を越えたら、チャンバ12の
内部に毎分5000cm3の割合でO2ガスを供給し続け
るとともに、スロットルバルブ33の絞り量を調節し
て、チャンバ12の内部の圧力を一定値(9.3×10
4Pa)に維持する(圧力安定化ステップ)。
スの供給を開始する(TEOSガス供給ステップ)。T
EOSガスは、毎分1100mgの割合でチャンバ12
の内部に供給される。その際、チャンバ12の内部に
は、毎分5000cm3の割合でO2ガスが供給され、ま
た、チャンバ12の内部の圧力は上記一定値(9.3×
104Pa)に維持される。
方弁32cを動作させることによりO2ガスの供給を停
止し、代わりにO3ガスの供給を開始する(SiO2堆積
ステップ)。O3ガスは、毎分5000cm3の割合でチ
ャンバ12の内部に供給される。その際、チャンバ12
の内部には、毎分1100mgの割合でTEOSガスが
供給され、また、チャンバ12の内部の圧力は上記一定
値(9.3×104Pa)に維持される。この状態にお
いて、チャンバ12の内部でO3ガスとTEOSガスと
が反応し、半導体ウェハ100にSiO2膜が形成され
る。また、かかる状態は、所望の厚さのSiO2膜を形
成するために必要な時間だけ継続される。
成するために必要な時間だけTEOSガス及びO3ガス
を供給したらTEOSガスの供給を停止するが、本実施
形態にかかるCVD装置10においては、図3に示すよ
うに、上記TEOSガスの供給を3段階に分けて停止す
る。
毎分1100mgの割合から毎分700mgの割合に低
下させた状態を3秒間維持する(TEOSガス停止1ス
テップ)。ここで、TEOSガスの供給量の1段あたり
の段差は、毎分400mg(=1100−700)とな
っている。この間、チャンバ12の内部には、毎分50
00cm3の割合でO3ガスが供給され、また、チャンバ
12の内部の圧力は上記一定値(9.3×104Pa)
に維持される。
0mgの割合から毎分300mgの割合に低下させた状
態を3秒間維持する(TEOSガス停止2ステップ)。
ここで、TEOSガスの供給量の1段あたりの段差は、
毎分400mg(=700−300)となっている。こ
の間、チャンバ12の内部には、毎分5000cm3の
割合でO3ガスが供給され、また、チャンバ12の内部
の圧力は上記一定値(9.3×104Pa)に維持され
る。
し、チャンバ12の内部に毎分5000cm3の割合
で、5秒間、O3ガスを供給することにより、チャンバ
12の内部にわずかに残留するTEOSガスをパージす
る(パージ工程)。この間、チャンバ12の内部の圧力
は上記一定値(9.3×104Pa)に維持される。
0cm3の割合でO3ガスを供給しながら、スロットルバ
ルブ33の絞りを段階的に開き、チャンバ12の内部を
減圧する(減圧1〜3ステップ)。減圧1〜3の各ステ
ップは10秒間ずつ継続する。さらにその後、O3ガス
を供給を停止し、スロットルバルブ33の絞りを全開に
して、5秒間、チャンバ12の内部を真空引きし、チャ
ンバ12の内部を高真空の状態に戻して一連の処理が終
了する。
用及び効果について説明する。本実施形態にかかるCV
D装置10は、TEOSガスの供給を停止するに際し
て、TEOSガスの供給を瞬時に停止するのではなく、
TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間
経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するように、
TEOSガスの供給を徐々に停止することで、チャンバ
12の内部に未反応で残存するTEOSガスを低減する
ことができる。その結果、半導体ウェハ100に堆積す
るパーティクルを減少させることができ、半導体ウェハ
100の製品不良を低減することが可能となる。
においては、TEOSガスの供給を段階的に停止するこ
とで、TEOSガスの供給の制御が比較的容易となる。
特に、TEOSガスの供給を3段階に分けて停止するこ
と、また、TEOSガスの供給量の1段あたりの段差を
300〜400mg/分とすることで、チャンバ12の
内部に未反応で残存するTEOSガスを効率よく低減す
ることができる。
0においては、TEOSガスの供給の停止を開始した時
刻から6秒以上経過後にTEOSガスの供給の停止を完
了することで、チャンバ12の内部に未反応で残存する
TEOSガスをより効率よく低減することができる。
の具体的効果について、比較例にかかるCVD装置との
比較において説明する。比較例にかかるCVD装置は、
具体的には、図4に示す表に基づいて半導体ウェハにS
iO2膜を形成するCVD装置である。すなわち、比較
例にかかるCVD装置は、図5に示すように、TEOS
ガスの供給を停止するに際し、TEOSガスの供給を瞬
時に停止するものである。
iO2膜の形成処理の前後で、半導体ウェハ1枚あたり
31個のパーティクルの増加が見られたのに対し、本実
施形態にかかるCVD装置10においては、SiO2膜
の形成処理の前後で、半導体ウェハ1枚あたり11個の
パーティクルの増加しか見られなかった。このように、
本実施形態にかかるCVD装置10においては、比較例
にかかるCVD装置と比較して、半導体ウェハ100に
堆積するパーティクルを減少させることができ、半導体
ウェハ100の製品不良を低減することが可能となる。
は、TEOSガスの供給を3段階にわけて段階的に停止
していたが、これは、TEOSガスの供給を連続的に停
止するものであってもよい。連続的にTEOSガスの供
給を停止することで、TEOSガスの供給の停止を開始
した時刻から一定時間経過後にTEOSガスの供給の停
止が完了するようなTEOSガスの供給の制御をきめ細
かく行うことができる。この場合、TEOSガスの供給
量の1秒あたりの変化量が190mg/分以下となるよ
うにすることが好適である。1秒あたりの変化量を19
0mg/分以下とすることで、チャンバ12の内部に未
反応で残存するTEOSガスをより効率よく低減するこ
とができる。
0は、チャンバ12の内部を減圧した状態で半導体ウェ
ハ100にSiO2膜を形成するCVD装置であった
が、本発明は、チャンバ12の内部を常圧(大気圧)と
した状態で半導体ウェハ100にSiO2膜を形成する
CVD装置にも適用可能である。
は、TEOSガスの供給を瞬時に停止するのではなく、
TEOSガスの供給の停止を開始した時刻から一定時間
経過後にTEOSガスの供給の停止が完了するようにT
EOSガスの供給を徐々に停止することで、チャンバの
内部に未反応で残存するTEOSガスを低減することが
できる。その結果、半導体ウェハに堆積するパーティク
ルを減少させ、半導体ウェハの製品不良を低減すること
が可能となる。
方法においては、段階的にTEOSガスの供給を停止す
ることで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻か
ら一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了す
るようなTEOSガスの供給の制御が容易となる。この
場合、3段階以上の段階をもってTEOSガスの供給を
停止すること、また、1段あたりの段差を400mg/
分以下とすることで、チャンバの内部に未反応で残存す
るTEOSガスを効率よく低減することができる。
方法においては、連続的にTEOSガスの供給を停止す
ることで、TEOSガスの供給の停止を開始した時刻か
ら一定時間経過後にTEOSガスの供給の停止が完了す
るようなTEOSガスの供給の制御をきめ細かく行うこ
とができる。この場合、1秒あたりの変化量を190m
g/分以下とすることで、チャンバの内部に未反応で残
存するTEOSガスを効率よく低減することができる。
方法においては、TEOSガスの供給の停止を開始した
時刻から6秒以上経過後にTEOSガスの供給の停止を
完了することで、チャンバの内部に未反応で残存するT
EOSガスをより効率よく低減することができる。
ップを示す表である。
る。
ップを示す表である。
る。
部、16…O2ガス供給源、18…O3ガス供給源、20
…TEOSガス供給源、22…NF3ガス供給源、24
…真空ポンプ、26…サセプタ、28…支持部、30…
排気口、32…配管、33…スロットルバルブ、34…
ガス注入口、36…マニホールド、38…フェイスプレ
ート、40…NF3イオン化装置
Claims (14)
- 【請求項1】 半導体ウェハが配置されたチャンバの内
部にO3ガスとTEOSガスを供給し、前記半導体ウェ
ハにSiO2膜を形成する薄膜形成装置において、 前記TEOSガスを前記チャンバの内部に供給する供給
手段を備え、 前記供給手段は、前記TEOSガスの供給を停止するに
際し、前記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻か
ら一定時間経過後に前記TEOSガスの供給の停止を完
了することを特徴とする薄膜形成装置。 - 【請求項2】 前記供給手段は、段階的に前記TEOS
ガスの供給を停止することを特徴とする請求項1に記載
の薄膜形成装置。 - 【請求項3】 前記供給手段は、3段階以上の段階をも
って前記TEOSガスの供給を停止することを特徴とす
る請求項2に記載の薄膜形成装置。 - 【請求項4】 前記供給手段は、前記TEOSガスの供
給量の1段あたりの段差が400mg/分以下となるよ
うに、段階的に前記TEOSガスの供給を停止すること
を特徴とする請求項2に記載の薄膜形成装置。 - 【請求項5】 前記供給手段は、連続的に前記TEOS
ガスの供給を停止することを特徴とする請求項1に記載
の薄膜形成装置。 - 【請求項6】 前記供給手段は、前記TEOSガスの供
給量の1秒あたりの変化量が190mg/分以下となる
ように、連続的に前記TEOSガスの供給を停止するこ
とを特徴とする請求項5に記載の薄膜形成装置。 - 【請求項7】 前記供給手段は、前記TEOSガスの供
給を停止するに際し、前記TEOSガスの供給の停止を
開始した時刻から6秒以上経過後に前記TEOSガスの
供給の停止を完了することを特徴とする請求項1に記載
の薄膜形成装置。 - 【請求項8】 半導体ウェハが配置されたチャンバの内
部にO3ガスとTEOSガスを供給し、前記半導体ウェ
ハにSiO2膜を形成する薄膜形成方法において、 前記TEOSガスを前記チャンバの内部に供給する供給
工程を備え、 前記供給工程は、前記TEOSガスの供給を停止するに
際し、前記TEOSガスの供給の停止を開始した時刻か
ら一定時間経過後に前記TEOSガスの供給の停止を完
了することを特徴とする薄膜形成方法。 - 【請求項9】 前記供給工程は、段階的に前記TEOS
ガスの供給を停止することを特徴とする請求項8に記載
の薄膜形成方法。 - 【請求項10】 前記供給工程は、3段階以上の段階を
もって前記TEOSガスの供給を停止することを特徴と
する請求項9に記載の薄膜形成方法。 - 【請求項11】 前記供給工程は、前記TEOSガスの
供給量の1段あたりの段差が400mg/分以下となる
ように、段階的に前記TEOSガスの供給を停止するこ
とを特徴とする請求項9に記載の薄膜形成方法。 - 【請求項12】 前記供給工程は、連続的に前記TEO
Sガスの供給を停止することを特徴とする請求項8に記
載の薄膜形成方法。 - 【請求項13】 前記供給工程は、前記TEOSガスの
供給量の1秒あたりの変化量が190mg/分以下とな
るように、連続的に前記TEOSガスの供給を停止する
ことを特徴とする請求項12に記載の薄膜形成方法。 - 【請求項14】 前記供給工程は、前記TEOSガスの
供給を停止するに際し、前記TEOSガスの供給の停止
を開始した時刻から6秒以上経過後に前記TEOSガス
の供給の停止を完了することを特徴とする請求項8に記
載の薄膜形成方法。
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---|---|---|---|
JP30966999A JP4498503B2 (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 薄膜形成装置及び薄膜形成方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30966999A JP4498503B2 (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 薄膜形成装置及び薄膜形成方法 |
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JP2001127054A true JP2001127054A (ja) | 2001-05-11 |
JP4498503B2 JP4498503B2 (ja) | 2010-07-07 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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