JPH05157305A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH05157305A
JPH05157305A JP3318937A JP31893791A JPH05157305A JP H05157305 A JPH05157305 A JP H05157305A JP 3318937 A JP3318937 A JP 3318937A JP 31893791 A JP31893791 A JP 31893791A JP H05157305 A JPH05157305 A JP H05157305A
Authority
JP
Japan
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hood
filter
catalyst
heat
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP3318937A
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English (en)
Inventor
Toshio Utagawa
敏男 歌川
Kenji Kato
健司 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP3318937A priority Critical patent/JPH05157305A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 台所の換気装置において、フード内およびフ
ィルターに付着した油を、紫外線と、紫外線により酸化
分解作用をする触媒と、熱と、熱により酸化分解作用を
する触媒により、低温で水蒸気と二酸化炭素に気化分解
させる。 【構成】 フード5の裏面に紫外線発生装置6と加熱装
置7を設置する換気装置本体8と、フード5、9の内部
とフィルター15の表面に、油分を紫外線により酸化分
解作用をする触媒と、熱により酸化分解作用をする触媒
を塗布する。また、フード9の前面には開閉可能なパネ
ル17を配置し、このパネル17の裏面には、紫外線発
生装置6と加熱装置7が設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭の台所等に設置し
て、室内空気の室外への排気を行う機能を有する換気装
置に関し、その装置自体が油煙等の汚染物で汚れて不快
な状態となることを防止するための自己浄化機能を有す
る換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭の台所等に設置されるレンジ
フード、換気扇等の換気装置は、常に清潔に維持するこ
とが求められている。
【0003】従来、この種の換気装置は、第4図に示す
ような構成であった。図に示すように、換気扇102を
設けたフード101の下部吸い込み口部には、加熱触媒
と光触媒の塗布されたフィルター103が装着されてお
り、かつフード101内にフィルター103を加熱する
遠赤外線熱源104と蛍光灯105が設置されたもので
あった。
【0004】上記構成において、フィルター103の表
面に付着した調理油は、蛍光灯105が点灯することに
よりフィルター103に塗布された光触媒により低炭素
成分の油に分解され、さらに、遠赤外線熱源104で通
電加熱するとフィルター103が熱せられ、フィルター
103に塗布された加熱触媒で低炭素成分の油が分解気
化するものであった。(たとえば、特願平3−6826
9号公報)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の換気
装置の蛍光灯の光の波長では、光の波長が長すぎて、フ
ィルターに付着した油を、低炭素成分の油に効率よく分
解出来ないという問題があった。また、フードが開放さ
れているために、効率よく加熱されないという問題もあ
った。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、低温
で自己浄化機能を果たすことのできる換気装置を提供す
ることを第1の目的とする。
【0007】第2の目的は、油の付着部分に効率よく紫
外線を照射することと、紫外線の漏れ防ぎ、フード内を
効率よく加熱することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の換気装置は上記
第1の目的を達成するために、第1の手段は、室内空気
を換気口を通して室外へ排出させるファンと、ファンを
駆動回転させるモータと、モータを支持し、かつ排気口
を設けたフードと、このフードの内部の排気側に紫外線
により酸化分解作用をする触媒と、熱により酸化分解作
用をする触媒の混合触媒を塗布し、さらに前記混合触媒
を塗布したフィルターを備え、このフィルターの前面に
紫外線発生装置と加熱装置を配した構成とする。
【0009】また、第2の目的を達成するために、第2
の手段は、開閉可能な前面パネルの裏面に、紫外線発生
装置および加熱装置を備え、前記開閉可能な前面パネル
が閉まることにより、前記紫外線発生装置および前記加
熱装置が作動するように配した構成とする。
【0010】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、フ
ード内およびフィルターに付着した油は、紫外線発生装
置より発生された紫外線と、紫外線により酸化分解作用
をする触媒により、低炭素分子の油に分解する。その
後、加熱装置より発生した熱と、熱により酸化分解作用
をする触媒により、前記低炭素分子に分解された油は、
低温で水蒸気と二酸化炭素に気化分解することができ
る。
【0011】また、第2の手段の構成により、開閉可能
な前面パネルを閉めることにより、紫外線発生装置およ
び加熱装置が作動し、フード内およびフィルターに付着
した油に、至近距離で紫外線および加熱することがで
き、また、フード内を密閉状態に保つことができるの
で、安全でかつ効率よくフード内およびフィルターに付
着した油を気化分解することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1を
参照しながら説明する。図に示すように、1はガスまた
は電気を熱源とするテーブルコンロで、このテーブルコ
ンロ1の上には調理鍋2が載置され、前記テーブルコン
ロ1の下には置き台であるコンロ台3が壁面4に接して
設置されている。前面フード5の裏面に紫外線発生装置
6と加熱装置7が設置された換気装置本体8と、テーブ
ルコンロ1上を覆うように設けたフード9を、前記壁面
4に設置され、そのフード9の背部には排気ファン10
を装着した送風用モータ11が固定され、排気ファン1
0は壁面4の換気孔12に臨んでいる。排気ファン10
に対面する換気装置本体8内部には調理鍋2より発生す
る油煙13中の油滴14を捕捉するフィルター15が設
置され、このフィルター15は全面に吸気孔16を有す
るパンチングメタルで、前記フード5、9の内部と前記
フィルター15の表面に油分を紫外線により酸化分解作
用をする触媒(以降光触媒という)たとえば酸化チタン
TiO2 と、熱により酸化分解作用をする触媒(以降熱
触媒という)たとえば2酸化珪素SiO2 、酸化ホウ素
2 3 、酸化ナトリウムNa2 O、アルミナAl2
3 等の金属酸化物を含有した塗料を塗布被覆形成し構成
したものである。
【0013】上記構成において、調理時は送風用モータ
11を駆動させ排気ファン10を回転し調理鍋2より発
生する油煙13をフィルター15に吸引させ、油煙13
中の油滴14をフィルター15に付着捕集させる。ま
た、一部の油滴14はフード5、9の内部にも付着す
る。一方フィルター15は油滴14の付着により吸気孔
16が除々に目詰まりしてくるため定期的にスイッチ
(図示せず)を入れ、まず紫外線発生装置6が作動し紫
外線が発生し、この紫外線とフード5、9内およびフィ
ルター15に塗布されている光触媒の作用により、フー
ド5、9内およびフィルター15に付着した油滴14
を、室温状態で高炭素分子は低炭素分子に、低炭素分子
は二酸化炭素と水蒸気に分解させる。調理時に飛散する
油は種々あるが、各種油成分とも共通して言えることは
低炭素分子ほど気化分解温度は低くなっているので、前
述のごとく先ず光触媒で低炭素分子に分解し、その後加
熱装置7が作動しフード5、9内およびフィルター15
を加熱し、この熱とフード9内およびフィルター15に
塗布されている熱触媒の作用により、フード5、9内お
よびフィルター15に付着した低炭素分子状態の油滴1
4を、低温で二酸化炭素と水蒸気に加熱分解することが
できる。
【0014】図2は紫外線の波長と油滴14の分解除去
率の関係を表すグラフであり、紫外線の波長を任意に変
えたときの実験結果である。図2のグラフからわかるよ
うに、紫外線の波長が短くなるほど油滴14の分解除去
率は高く、逆に可視光線に近づくほど油滴14の分解除
去率は低くなる。
【0015】このように本発明の第1の実施例の換気装
置によれば、紫外線と光触媒、加熱触媒を併用すること
により、約200℃以下で付着油分を分解気化させるこ
とができる。
【0016】つぎに、本発明の第2実施例について図3
を参照しながら説明する。なお、第1実施例と同一部分
には同一番号を付けて詳細な説明は省略する。
【0017】図に示すように、フード9の前面には開閉
可能なパネル17を設置し、このパネル17の裏面に
は、紫外線発生装置6と加熱装置7が設置されている。
また、第1の実施例と同様に、前記フード9の背部には
排気ファン10を装着した送風用モータ11が固定さ
れ、排気ファン10は壁面4の換気孔12に臨んでい
る。排気ファン10に対面する本体内部にはフィルター
15が設置され、前記フード9の内部と前記フィルター
15の表面には光触媒と熱触媒の混合触媒が塗布されて
いる。18はフード9内およびフィルター15に付着し
た油滴14を除去する時に、開閉可能なパネル17が閉
まることにより、紫外線発生装置6と加熱装置7を作動
させるスイッチである。
【0018】上記構成において、油滴14を除去する時
に、パネル17を閉めることによりフード9内およびフ
ィルター15に付着した油滴14の近傍に、紫外線発生
装置6と加熱装置7が配置され、かつスイッチ18が入
り、まず紫外線発生装置6が作動し紫外線が発生し、こ
の紫外線とフード9内およびフィルター15に塗布され
ている光触媒の作用により、フード9内およびフィルタ
ー15に付着した油滴14を、室温状態で低炭素分子に
分解させる。その後加熱装置7が作動しフード9内およ
びフィルター15を加熱し、この熱とフード9内および
フィルター15に塗布されている熱触媒の作用により、
フード9内およびフィルター15に付着した低炭素分子
状態の油滴14を、低温で二酸化炭素と水蒸気に加熱分
解することができる。
【0019】このように本発明の第2の実施例の換気装
置によれば、パネル17を閉めることによりフード9内
およびフィルター15に付着した油滴14の近傍で紫外
線の照射と加熱ができ、紫外線と熱が逃げないため安全
でかつ短時間で油滴14を除去することができる。
【0020】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればフード内およびフィルターに、紫外線により
酸化分解作用をする触媒と、熱により酸化分解作用をす
る触媒を塗布することにより、フード内およびフィルタ
ーに付着した油は、紫外線と、紫外線により酸化分解作
用をする触媒と、熱と、熱により酸化分解作用をする触
媒により、低温で水蒸気と二酸化炭素に気化分解する換
気装置が提供できる。
【0021】また、フードの前面に開閉可能なパネルを
設置し、このパネルの裏面に紫外線発生装置と加熱装置
が設置し、パネルを閉めることによりフード内およびフ
ィルターに付着した油滴の近傍で紫外線の照射と加熱が
でき、紫外線と熱が逃げないため、安全でかつ短時間で
油滴を除去する換気装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の換気装置の構成を示す断
面図
【図2】同紫外線の波長と油滴の分解除去率の関係を表
すグラフ
【図3】同第2実施例の換気装置の構成を示す断面図
【図4】従来の換気装置の構成を示す断面図
【符号の説明】
5 フード 6 紫外線発生装置 7 加熱装置 8 換気装置本体 9 フード 10 ファン 11 モータ 15 フィルター 17 パネル 18 スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内空気を換気口を通して室外へ排出させ
    るファンと、ファンを駆動回転させるモータと、モータ
    を支持し、かつ排気口を設けたフードと、このフードの
    内部に紫外線により酸化分解作用をする触媒と、熱によ
    り酸化分解作用をする触媒の混合触媒を塗布し、さらに
    前記混合触媒を塗布したフィルターを備え、このフィル
    ターの前面に紫外線発生装置と、加熱装置を配してなる
    換気装置。
  2. 【請求項2】開閉可能な前面パネルの裏面に、紫外線発
    生装置および加熱装置を備え、前記開閉可能な前面パネ
    ルが閉まることにより、前記紫外線発生装置および加熱
    装置が作動するようにした請求項1記載の換気装置。
JP3318937A 1991-12-03 1991-12-03 換気装置 Pending JPH05157305A (ja)

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JP3318937A JPH05157305A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 換気装置

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JP3318937A JPH05157305A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 換気装置

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ID=18104654

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JP3318937A Pending JPH05157305A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 換気装置

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JP (1) JPH05157305A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2739792A1 (fr) * 1995-10-16 1997-04-18 Seb Sa Hotte a photocatalyse
JP2005299999A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Tosco Co Ltd 循環式換気装置を備えた厨房機器
EP2841852A4 (en) * 2012-04-23 2017-08-30 ProAir Oy Ltd Degreaser unit
FR3102542A1 (fr) * 2019-10-29 2021-04-30 Saftair Ventilation hotte de cuisine

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EP2841852A4 (en) * 2012-04-23 2017-08-30 ProAir Oy Ltd Degreaser unit
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