JPH0515695U - 駆動装置におけるスイツチ回路 - Google Patents

駆動装置におけるスイツチ回路

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JPH0515695U
JPH0515695U JP6321291U JP6321291U JPH0515695U JP H0515695 U JPH0515695 U JP H0515695U JP 6321291 U JP6321291 U JP 6321291U JP 6321291 U JP6321291 U JP 6321291U JP H0515695 U JPH0515695 U JP H0515695U
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JP
Japan
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motor
circuit
ptc element
moving body
mirror assembly
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Application number
JP6321291U
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English (en)
Inventor
常治 加藤
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的には回路部品が少なくて済み、かつモ
ータの焼損を確実に防ぐことができ、また機械的には移
動体をがたなく所定の停止位置に停止させることがで
き、かつ移動体の位置を特定することができる。 【構成】 移動体7の位置を検出する位置検出回路41
と、前記移動体7がストッパなどにより物理的に止めら
れて前記モータ13に過負荷がかかったときに発生する
過電流で温度が上昇してある温度域になると抵抗値が急
激に増加してスイッチング作用をするPTC素子39
と、スイッチ37及びモータ13とを直列に接続し、前
記PTC素子39にそのPTC素子39のスイッチング
作動と連動して前記PTC素子39への通電を遮断する
リレー回路45を前記位置検出回路41と並列に接続す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、駆動装置におけるスイッチ回路に係り、特に電気的には回路部品が 少なくて済み、かつモータの焼損を確実に防ぐことができ、また機械的には移動 体の位置を確実に検出することができ、かつ移動体をがたなく所定の停止位置に 停止させることができる駆動装置におけるスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
駆動装置は、一般に、電源と、その電源にスイッチを介して接続したモータと 、そのモータに駆動力伝達機構を介して連係しそのモータの駆動により移動する 移動体とを備える。前記スイッチを操作して前記モータへ通電することにより、 前記モータが駆動し、そのモータの駆動力が駆動力伝達機構を介して移動体に伝 達され、その移動体が移動する。そして、所定の停止位置において、前記スイッ チを操作して前記モータへの通電を断つことにより、前記モータの駆動が停止し 、前記移動体が所定の停止位置に停止する。 上述の駆動装置は、種々の装置に使用されている。例えば、自動車における電 動格納式ドアミラー、パワーウインドウ、パワーアンテナ、リトラクタブルラン プ、パワーシート、またその他の分野におけるスライド装置、回動装置、開閉装 置などに広く使用されている。 かかる駆動装置の多くには、移動体を所定の停止位置に停止させ、かつモータ への通電を断つスイッチ回路が装備されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来の駆動装置におけるスイッチ回路は、電気的には回路部 品が多く、かつモータを焼損させる虞があり、また機械的には移動体をがたなく 所定の停止位置に停止させること、また移動体の位置を特定することが困難であ るなどの問題がある。
【0004】 本考案の目的は、電気的には回路部品が少なくて済み、かつモータの焼損を確 実に防ぐことができ、また機械的には移動体をがたなく所定の停止位置に停止さ せることができ、かつ移動体の位置を特定することができる駆動装置におけるス イッチ回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の問題を解決するために、移動体の位置を検出する位置検出回 路と、移動体がストッパなどにより物理的に止められて前記モータに過負荷がか かったときに発生する過電流で温度が上昇してある温度域になると抵抗値が急激 に増加してスイッチング作用をするPTC素子と、スイッチ及びモータとを直列 に接続し、前記PTC素子にそのPTC素子のスイッチング作動と連動して前記 PTC素子への通電を遮断するリレー回路を前記位置検出回路と並列に接続した ことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案は、温度上昇と共に抵抗値が急激に増加するPTC素子でスイッチング を行なうことにより、電流検出素子などでスイッチングを行なうものと比較して 、その回路部品が少なくて済む。しかも、スイッチングが瞬時に行なわれるので 、モータの焼損を確実に防ぐことができる。 また、位置検出回路により、移動体の位置をリアルタイムに検出することがで きるので、移動体を目的に合った移動を行なわせることができる。 しかも、上記の構成により、移動体をストッパなどで物理的にかつ強制的に止 めてからモータの駆動を停止させるものであるから、駆動力伝達機構においてバ ックラッシがなく、その結果移動体をがたなく所定の停止位置に停止し保持させ ることができる。 さらに、本考案は、PTC素子にそのPTC素子のスイッチング作動と連動し て前記PTC素子への通電を遮断するリレー回路を接続したものであるから、P TC素子がスイッチング作動したときリレー回路が連動して、PTC素子への通 電を遮断することができるので、PTC素子の耐久負荷を軽減させることができ る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の駆動装置におけるスイッチ回路の一実施例を添付図面を参照し て説明する。 この例は、自動車の電動格納式ドアミラーに応用した例である。 図において、1は車体に固定するミラーベースである。2は中空状のシャフト 3を一体に植設したシャフトホルダーで、このシャフトホルダー2を前記ミラー ベース1に固定する。前記シャフト3に回転止め用の面取り部4を設け、かつこ のシャフト3の上端に係合溝5を周方向に設ける。前記シャフトホルダー2の上 面の固定面に後述するミラーアセンブリ7を回動させたときの、そのミラーアセ ンブリ7に組み込まれたボール12の円弧軌跡に沿って1対の円弧状溝6を設け る。 この円弧状溝6は、第6図に示すように、その両端に直角に切り上がった高さ Hの段部60,61を有する。この両端の段部60,61の位置は、後述するミ ラーアセンブリ7の使用位置(第2図中の実線にて示すように、ミラーアセンブ リ7が車体から側方に突出した状態)と格納位置(第2図中の1点鎖線にて示す ように、ミラーアセンブリ7が車体に沿って後方に傾倒した状態)とに対応する 。 なお、上述の円弧状溝6の底面は滑らかであれば良く、例えば2点鎖線で示し たように緩やかに上方に凸形をなしていても良い。
【0008】 7は移動体としてのミラーアセンブリで、このミラーアセンブリ7は前記シャ フト3に回動可能に支持したユニットブラケット8と、このユニットブラケット 8に固定したミラーハウジング9およびパワーユニット10と、このパワーユニ ット10に上下左右に傾動可能に取付け、かつ前記ミラーハウジング9の前面開 口部に配設したミラー11とを備える。 前記ユニットブラケット8の下面の回動面の内、前記シャフトホルダー2の円 弧状溝6に対向する箇所に半球状の凹部を設け、その凹部にボール12を転動可 能に嵌め込む。 このボール12が第6図中の実線にて示すように、使用位置側の段部60に当 っているときには、ミラーアセンブリ7が使用位置に位置する。また、このボー ル12が第6図中の1点鎖線にて示すように、格納位置側の段部61に当ってい るときには、ミラーアセンブリ7が格納位置に位置するものである。さらに、こ のボール12が第6図中の2点鎖線にて示すように、円弧状溝6から矢印イ方向 に乗り上げてシャフトホルダー2の固定面上に位置しているときには、ミラーア センブリ7が手動または緩衝回動で、第2図中の2点鎖線にて示すように、車体 に沿って前方に傾倒した状態となっている。 上述の円弧状溝6の両端の段部60,61およびボール12は、移動体として のミラーアセンブリ7を所定の停止位置に物理的にかつ強制的に停止させるスト ッパを構成するものである。また、この円弧状溝6の段部60および61の高さ Hとボール12とは、後述するモータ13のトルクでは乗り上げられず、一方手 動や緩衝回動では乗り上げられる程度のストッパとする。
【0009】 22および23は前記シャフトホルダー2の上面の固定面に突設した突起およ び前記ユニットブラケット8の下面の回動面に設けた半円弧状の溝で、前記突起 22が前記溝23にスライド可能に嵌合している。 13は前記ミラーアセンブリ7内に内蔵したモータで、このモータ13は前記 ユニットブラケット8に固定したプレート14上に設置されている。このモータ 13は、後述する本考案のスイッチ回路を介してバッテリー31に電気的に接続 されている。 15は前記シャフト3に装着したクラッチ機構で、このクラッチ機構15は前 記ミラーアセンブリ7を手動で回動させたり、またはミラーアセンブリ7に何か が当ってその緩衝のためにミラーアセンブリ7を回動させたりするときに、移動 側のミラーアセンブリ7やモータ13および後述する減速機構24と、固定側の ミラーベース1やシャフトホルダー2やシャフト3との間の縁を断つものである 。前記クラッチ機構15は、前記シャフト3に上から順に外嵌したプッシュナッ ト16と、圧縮スプリング17と、クラッチギア19と、クラッチホルダー20 と、ワッシャ18および21とからなる。 前記クラッチギア19は、前記シャフト3に対して回転可能であり、下面に係 止溝を設ける。前記クラッチホルダー20は前記シャフト3に対して固定であり 、上面に係止爪を設ける。前記プッシュナット16は前記シャフト3の係合溝5 に係合して、前記圧縮スプリング17を圧縮する。この圧縮スプリング17の弾 性力により、前記クラッチギア19の下面の係止溝に前記クラッチホルダー20 の上面の係止爪が係止して、前記クラッチギア19と前記クラッチホルダー20 とが継状態にある。また、圧縮スプリング17の弾性力により、シャフト3を介 してシャフトホルダー2が上方向(逆にクラッチ機構15を介してユニットブラ ケット8が下方向)に付勢され、その結果前記ユニットブラケット8側のボール 12が前記シャフトホルダー2の円弧状溝6の底面に圧接される。
【0010】 24は前記クラッチ機構15と前記モータ13間に配設した駆動力伝達機構と しての減速機構で、この減速機構24は前記モータ13の出力軸に取付けた第1 ウォーム25と、その第1ウォーム25に噛み合わせた第1ウォームホイール2 6と、Dカット面により前記第1ウォームホイール26の中心透孔に回転軸の一 端を軸方向に移動可能にかつ回転不可能に装着した第2ウォーム27と、その第 2ウォーム27に噛み合わせた第2ウォームホイール28と、この第2ウォーム ホイール28に同軸に固定したモータ側のギア29と、このモータ側のギア29 と前記クラッチギア19との間にアイドルギア30を介装する。すなわち、この アイドルギア30を前記モータ側のギア29と前記クラッチギア19とに噛み合 わせる。 前記減速機構24は、前記ユニットブラケット8と、そのユニットブラケット 8に固定された前記プレート14と、そのプレート14にビス33により取付け られたサポート32に、装備されている。 また、前記シャフト3,モータ13,ケラッチ機構15および減速機構24等 は、前記ユニットブラケット8に設けたギアーケース部44と、そのギアーケー ス部44の上部開口部に嵌合して取付けた蓋45などより覆われている。
【0011】 以下、上述のように構成された電動格納式ドアーミラーの操作作動について説 明する。 まず、モータ13を駆動させる。すると、そのモータ13の回転力(駆動力) が2段のウォームギアおよびモータ側のギア29を介してアイドルギア30に伝 わる。ここで、クラッチギア19とクラッチホルダー20とは継状態にあるので 、このクラッチギア19は固定状態にある。この結果、アイドルギア30はクラ ッチギア19の回りを自転しながら公転する。このアイドルギア30の公転に伴 ってミラーアセンブリ7がミラーベース1のシャフト3に対して角度θ分回動し 、このミラーアセンブリ7が使用位置から格納位置へと、または格納位置から使 用位置へと回動変位する。このとき、ミラーアセンブリ7やユニットブラケット 8側のボール12がミラーベース1やシャフトホルダー2側の円弧状溝6に沿っ て矢印ロまたはハ方向に転動する。そして、上述のボール12が円弧状溝6の段 部60または61に当ったとき、後述する本考案のスイッチ回路が作動して、モ ータ13の駆動が停止し、前記ミラーアセンブリ7が所定の停止位置、すなわち 使用位置または格納位置に停止する。 また、ミラーアセンブリ7が使用位置に位置する状態でこのミラーアセンブリ 7に障害物などが圧縮スプリング17の弾性力より大きい力で当ると、又は車庫 への出し入れの際に手動でこのミラーアセンブリ7を圧縮スプリング17の弾性 力より大きい力で回動させると、クラッチ機構15のクラッチギア19とクラッ チホルダー20とが断状態となり、クラッチギア19がシャフト3に対して回転 し、それに伴ってミラーアセンブリ7が使用位置から格納位置へと、または格納 位置から使用位置へと回動し、さらに使用位置から前方に角度φ傾倒する。
【0012】 図1は本考案の駆動装置におけるスイッチ回路の一実施例を示した電気回路図 である。 図において、31は電源としてのバッテリーで、このバッテリー31は自動車 に搭載されている通常の直流12Vのバッテリーである。 37は運転席に配設したスイッチで、このスイッチ37は自動復帰形のスイッ チで、操作するとONとなり、操作を解除するとOFFとなるものである。
【0013】 38は制御回路で、この制御回路38は前記バッテリー31及び前記スイッチ 37が接続されており、かつ第1プラス端子380と、第1マイナス端子381 と、第2プラス端子382と、第2マイナス端子383とを備え、その第1プラ ス端子380、第1マイナス端子381、第2プラス端子382、第2マイナス 端子383に後述するモータ13及びPTC素子39及び位置検出回路41及び リレー回路45を接続する。この制御回路38は、前記スイッチ37がONのと きに前記第1プラス端子380及び第2プラス端子382に給電し、ここでミラ ーアセンブリ7が使用位置から前方傾倒位置までの間に位置し、後述する位置検 出回路41の第1パターン411と第2パターン412とが第1ターミナル41 5を介して連通し、かつ第3パターン413と第4パターン414とが不通のと きには、第1プラス端子380と第1マイナス端子381とを結ぶ回路に通電し 、かつ第2プラス端子382と第2マイナス端子383とを結ぶ回路を遮断し、 そしてミラーアセンブリ7が格納位置に達して後述するPTC素子39がスイッ チング作動したときには、それと連動して上述の回路への通電を断つ第1スイッ チ回路と、またミラーアセンブリ7が格納位置に位置し、後述する位置検出回路 41の第3パターン413と第4パターン414とが第2ターミナル416を介 して連通し、かつ第1パターン411と第2パターン412とが不通のときには 、第2プラス端子382と第2マイナス端子383とを結ぶ回路に通電し、かつ 第1プラス端子380と第1マイナス端子381とを結ぶ回路を遮断し、そして ミラーアセンブリ7が使用位置に達して後述するPTC素子39がスイッチング 作動したときには、それと連動して上述の回路への通電を断つ第2スイッチ回路 と、さらにミラーアセンブリ7が使用位置又は格納位置に達しているのにも拘ら ず後述するPTC素子39がスイッチング作動しない場合に、例えばスイッチ3 7のONの時から開始して所定時間の経過後作動して、上述の第1プラス端子3 80と第1マイナス端子381とを結ぶ回路又は第2プラス端子382と第2マ イナス端子383とを結ぶ回路への通電を断つ安全性確保のためのタイマー回路 とを備える。 13は前記モータで、このモータ13の一方の端子を前記制御回路38の第2 マイナス端子383に、かつこのモータ13の他方の端子を前記制御回路38の 第1マイナス端子381にそれぞれ接続する。
【0014】 39は抵抗温度特性を利用したPTC素子で、このPTC素子39はある温度 域で抵抗値が急激に変化するスイッチング特性を示す、例えばポリマ系のPTC 素子(株式会社レイケムの商品名ポリスイッチ)を使用する。このPTC素子3 9は、移動体としての前記ミラーアセンブリ7がストッパ(段部60,61およ びボール12)などにより物理的にかつ強制的に止められて前記モータ13に過 負荷がかかったときに発生する過電流で、内部温度が上昇し、ある温度域になる と内部抵抗値が急激に増加してスイッチング作動をするものである。このPTC 素子39の両端子を前記モータ13の他方の端子と前記制御回路38の第1マイ ナス端子381とにそれぞれ接続する。なお、このPTC素子39において、こ の実施例の電動格納式ドアーミラーに使用する場合は、保持電流が0.3〜0. 65Aの範囲のものを使用することが好ましい。
【0015】 45はリレー回路である。このリレー回路45は、リレーが動作するとき接触 する接点を2系統独立して内蔵する2メーク式のものである。リレーコイル45 0の両端を前記モータ13及びPTC素子39間と前記制御回路38の第2マイ ナス端子383とに、第1共通接点COM1を前記制御回路38の第1プラス端 子380と後述する位置検出回路41の第1パターン411とに、A1接点を前 記モータ13及び制御回路38の第2マイナス端子383間と後述する位置検出 回路41の第2パターン412とに、第2共通接点COM2を前記制御回路38 の第2プラス端子382と後述する位置検出回路41の第4パターン414とに 、A2接点を前記PTC素子39及び制御回路38の第1マイナス端子381間 と後述する位置検出回路41の第3パターン413とに、それぞれ接続する。な お、図中451及び452は第1リレー及び第2リレーである。また、上述のリ レー回路45を小型のものを使用する場合は、リレーコイルが有極性の場合が多 いので、モータ13とリレーコイルとの間にブリッヂ回路を設ける必要がある。 このときのブリッヂ回路に使用するダイオードは順方向電圧特性が0.6V以下 のものを使用することが好ましい。
【0016】 図2は本考案の駆動装置におけるスイッチ回路に使用する位置検出回路の説明 図である。 図において、411及び412及び413及び414は円弧形状をなす導電性 の第1パターン及び第2パターン及び第3パターン及び第4パターンである。第 1パターン411は、一端が前方傾倒位置よりオーバーし、かつ他端が格納位置 より手前に位置する円弧形状をなし、前記制御回路38の第1プラス端子380 と前記リレー回路41の第1共通接点COM1に接続する。第2パターン412 は、一端が前方傾倒位置よりオーバーし、かつ他端が格納位置よりオーバーする 円弧形状をなし、前記モータ13及び制御回路38の第2プラス端子383間と 前記リレー回路41のA1接点に接続する。第3パターン413は、一端が使用 位置よりオーバーし、かつ他端が格納位置よりオーバー位置する円弧形状をなし 、前記PTC素子39及び制御回路38の第1マイナス端子381と前記リレー 回路41のA2接点に接続する。第4パターン414は、一端が使用位置より手 前に位置し、かつ他端が格納位置よりオーバーする円弧形状をなし、前記制御回 路38の第2プラス端子382と前記リレー回路41の第2共通接点COM2に 接続する。これらパターンを固定側、例えば図4に示すように、前記シャフト3 の上端部に設ける。 415及び416は導電性の第1ターミナル及び第2ターミナルである。前記 第1ターミナル415は、前記第1パターン411及び第2パターン412間を 連通するが、格納位置においては第1パターン411及び第2パターン412間 の連通を遮断する。また、前記第2ターミナル416は、前記第3パターン41 3及び第4パターン414間を連通するが、使用位置においては第3パターン4 13及び第4パターン414間の連通を遮断する。このターミナルを移動側、例 えば図4に示すように、前記ユニットブラケット8などに前記パターンと対応さ せて設ける。
【0017】 次に、上述の電気回路の操作作動について説明する。 まず、使用位置に位置するミラーアセンブリ7を格納位置に格納する場合は、 スイッチ37を操作する。すると、バッテリー31からの電流が制御回路38の 第1プラス端子380と第2プラス端子382とにそれぞれ供給される。ここで 、ミラーアセンブリ7が使用位置に位置するとき、位置検出回路41のターミナ ルは図2中の実線にて示す使用位置に位置するので、第1パターン411と第2 パターン412とが第1ターミナル415を介して連通し、かつ第3パターン4 13と第4パターン414とが不通となる。この結果、制御回路38の第1スイ ッチ回路の作動で、第1プラス端子380と第1マイナス端子381とを結ぶ回 路が通電され、一方第2プラス端子382と第2マイナス端子383とを結ぶ回 路が遮断される。従って、図1中の実線矢印に示すように、電流は、第1プラス 端子380→第1接続点101→第1パターン411→第1ターミナル415→ 第2パターン412→第2接続点102→第3接続点103→モータ13→第4 接続点104→PTC素子39→第5接続点105→第1マイナス端子381へ と流れ、モータ13が回転(正転)し、そのモータ13の回転力により、上述の ようにミラーアセンブリ7が使用位置から格納位置に回動する。これと同時に、 電流は、第1プラス端子380→第1接続点101→第1パターン411→第1 ターミナル415→第2パターン412→第2接続点102→第3接続点103 →リレーコイル450→第4接続点104→PTC素子39→第5接続点105 →第1マイナス端子381へと流れ、リレーコイル450が励磁されて、第1リ レー451及び第2リレー452がB1接点及びB2接点からA1接点及びA2 接点に切り替わる。 そして、ミラーアセンブリ7が格納位置の手前に達したところで、第1パター ン411が切れてしまって第1パターン411と第2パターン412とが不通と なるが、上述の第1リレー451及び第2リレー452が自己保持しているので 、電流は、第1プラス端子380→第1接続点101→第1共通接点COM1→ 第1リレー451→A1接点→第2接続点102→第3接続点103→モータ1 3→第4接続点104→PTC素子39→第5接続点105→第1マイナス端子 381へと流れ、モータ13が回転(正転)し続ける。一方、電流は、第1プラ ス端子380→第1接続点101→第1共通接点COM1→第1リレー451→ A1接点→第2接続点102→第3接続点103→リレーコイル450→第4接 続点104→PTC素子39→第5接続点105→第1マイナス端子381へと 流れ、リレーコイル450が励磁されて、第1リレー451及び第2リレー45 2は自己保持の状態にある。 上述のミラーアセンブリ7が所定の停止位置である格納位置に達したところで 、ストッパが作動し、すなわち移動側のボール12が固定側の円弧状溝6の段部 61に当り、ミラーアセンブリ7は所定の停止位置である格納位置において物理 的かつ強制的に停止させられる。このときに、モータ13に過負荷がかかり、電 気回路中に過電流が流れる。 この過電流により、PTC素子39の内部温度が上昇し、ある温度域になると 、前記PTC素子39内部抵抗が急激に増大し、このPTC素子39がスイッチ ング作動をする。すると、モータ13の両端(両端子)間の電圧が低下し、それ に伴ってリレーコイル450が消磁して第1リレー451及び第2リレー452 がA1接点及びA2接点からB1接点及びB2接点に切り替わる。これによって 、制御回路38の第1スイッチ回路が作動して第1プラス端子380と第1マイ ナス端子381とを結ぶ回路は開となってモータ13の回転(駆動)が停止し、 ミラーアセンブリ7が格納位置において完全に停止する。 次に、格納位置に位置するミラーアセンブリ7を使用納位置に位置させる場合 は、スイッチ37を操作する。すると、バッテリー31からの電流が制御回路3 8の第1プラス端子380と第2プラス端子382とにそれぞれ供給される。こ こで、ミラーアセンブリ7が格納位置に位置するとき、位置検出回路41のター ミナルは図2中の一点鎖線にて示す格納位置に位置するので、第3パターン41 3と第4パターン414とが第2ターミナル416を介して連通し、かつ第1パ ターン411と第2パターン412とが不通となる。この結果、制御回路38の 第2スイッチ回路の作動で、第2プラス端子382と第2マイナス端子383と を結ぶ回路が通電され、一方第1プラス端子380と第1マイナス端子381と を結ぶ回路が遮断される。従って、図1中の破線矢印に示すように、電流は、第 2プラス端子382→第6接続点106→第4パターン414→第2ターミナル 416→第3パターン413→第7接続点107→第5接続点105→PTC素 子39→第4接続点104→モータ13→第3接続点103→第2マイナス端子 383へと流れ、モータ13が回転(逆転)し、そのモータ13の回転力により 、上述のようにミラーアセンブリ7が格納位置から使用位置に回動する。これと 同時に、電流は、第2プラス端子382→第6接続点106→第4パターン41 4→第2ターミナル416→第3パターン413→第7接続点107→第5接続 点105→PTC素子39→第4接続点104→リレーコイル450→第3接続 点103→第2マイナス端子383へと流れ、リレーコイル450が励磁されて 、第1リレー451及び第2リレー452がB1接点及びB2接点からA1接点 及びA2接点に切り替わる。 そして、ミラーアセンブリ7が使用位置の手前に達したところで、第4パター ン414が切れてしまって第3パターン413と第4パターン414とが不通と なるが、上述の第1リレー451及び第2リレー452が自己保持しているので 、電流は、第2プラス端子382→第6接続点106→第2共通接点COM2→ 第2リレー452→A2接点→第7接続点107→第5接続点105→PTC素 子39→第4接続点104→モータ13→第3接続点103→第2マイナス端子 383へと流れ、モータ13が回転(逆転)し続ける。一方、電流は、第2プラ ス端子382→第6接続点106→第2共通接点COM2→第2リレー452→ A2接点→第7接続点107→第5接続点105→PTC素子39→第4接続点 104→リレーコイル450→第3接続点103→第2マイナス端子383へと 流れ、リレーコイル450が励磁されて、第1リレー451及び第2リレー45 2は自己保持の状態にある。 上述のミラーアセンブリ7が所定の停止位置である使用位置に達したところで 、ストッパが作動し、すなわち移動側のボール12が固定側の円弧状溝6の段部 60に当り、ミラーアセンブリ7は所定の停止位置である使用位置において物理 的かつ強制的に停止させられる。このときに、モータ13に過負荷がかかり、電 気回路中に過電流が流れる。 この過電流により、PTC素子39の内部温度が上昇し、ある温度域になると 、前記PTC素子39内部抵抗が急激に増大し、このPTC素子39がスイッチ ング作動をする。すると、モータ13の両端(両端子)間の電圧が低下し、それ に伴ってリレーコイル450が消磁して第1リレー451及び第2リレー452 がA1接点及びA2接点からB1接点及びB2接点に切り替わる。これによって 、制御回路38の第2スイッチ回路が作動して第2プラス端子382と第2マイ ナス端子383とを結ぶ回路は開となってモータ13の回転(駆動)が停止し、 ミラーアセンブリ7が使用位置において完全に停止する。 なお、ミラーアセンブリ7が前方傾倒位置に位置している場合にスイッチ37 を操作すると、上述の使用位置から格納位置への移動作動と同様に作動して、ミ ラーアセンブリ7が前方傾倒位置から格納位置に移動する。 そして、ミラーアセンブリ7が使用位置又は格納位置に達しているのにも拘ら ず後述するPTC素子39がスイッチング作動しない場合には、制御回路38の タイマー回路が作動して、例えばスイッチ37のONの時から開始して所定時間 の経過後、上述の第1プラス端子380と第1マイナス端子381とを結ぶ回路 又は第2プラス端子382と第2マイナス端子383とを結ぶ回路への通電を断 つので、安全性を確保することができる。ここで、上述の制御回路38において は、回動中のミラーアセンブリ7が所定の停止位置以外の位置において何等かの 原因で物理的にかつ強制的に止められた場合に、作動中の第1スイッチ回路又は 第2スイッチ回路を停止させ、かつ停止中の第2スイッチ回路又は第1スイッチ 回路を作動させて、ミラーアセンブリ7を元の使用位置又は格納位置み復帰させ るような判断回路を、装備することもできる。
【0018】 このように、この実施例における本考案のスイッチ回路は、温度上昇と共に抵 抗値が急激に増加するPTC素子39でスイッチング作動を行なうものであるか ら、電流検出素子などでスイッチングを行なうものと比較して、その回路部品が 少なくて済む。しかも、上述のスイッチング作動が瞬時に行なわれるので、モー タ13の焼損を確実に防ぐことができる。 また、上述の実施例における本考案のスイッチ回路は、移動体としてのミラー アセンブリ7をストッパ12,60,61で物理的にかつ強制的に止めてからモ ータ13の駆動を停止させるものであるから、駆動力伝達機構としての減速機構 24のギア群においてバックラッシがない。その結果、ミラーアセンブリ7をが たなく所定の停止位置、すなわち使用位置または格納位置に停止させることがで きる。 特に、この実施例における本考案のスイッチ回路は、位置検出回路41により 、ミラーアセンブリ7の位置をリアルタイムに検出することができるので、ミラ ーアセンブリ7を目的に合った移動を行なわせることができる。 なお、上述の実施例においては、ストッパとして、円弧状溝6の段部60およ び61とボール12を使用したがその他の技術を用いても良い。 また、上述の実施例においては、自動車用の電動格納式ドアミラーについて説 明したが、その他の駆動装置のスイッチ回路としても使用することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案の駆動装置におけるスイッチ回路は、温度上 昇と共に抵抗値が急激に増加するPTC素子でスイッチングを行なうものである から、電流検出素子などでスイッチングを行なうものと比較して、その回路部品 が少なくて済む。しかも、スイッチングが瞬時に行なわれるので、モータの焼損 を確実に防ぐことができる。 また、位置検出回路により、移動体の位置をリアルタイムに検出することがで きるので、移動体を目的に合った移動を行なわせることができる。 しかも、移動体をストッパなどで物理的にかつ強制的に止めてからモータの駆 動を停止させるものであるから、駆動力伝達機構においてバックラッシがなく、 その結果移動体をがたなく所定の停止位置に停止させることができる。 さらに、本考案は、PTC素子にそのPTC素子のスイッチング作動と連動し て前記PTC素子への通電を遮断するリレー回路を接続したものであるから、P TC素子がスイッチング作動したときリレー回路が連動して、PTC素子への通 電を遮断することができるので、PTC素子の耐久負荷を軽減させることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る駆動装置におけるスイッチ回路の
一実施例を示した電気回路図
【図2】本考案に係る駆動装置におけるスイッチ回路に
使用する位置検出回路の説明図
【図3】本考案のスイッチ回路を装備した自動車の電動
格納式ドアミラーの一部を破断した平面図
【図4】モータおよび駆動力伝達機構および移動体の組
み付け状態の断面図
【図5】モータおよび駆動力伝達機構および移動体の分
解斜視図
【図6】図5におけるVI矢視図
【図7】図6におけるVIIーVII線展開図
【符号の説明】
1 ミラーベース 2 シャフトホルダー 3 シャフト 6 円弧状溝 7 ミラーアセンブリ(移動体) 8 ユニットブラケット 12 ボール(ストッパ) 13 モータ 15 クラッチ機構 24 減速機構(駆動力伝達機構) 31 バッテリー(電源) 37 スイッチ 38 制御回路 39 PTC素子 41 位置検出回路 45 リレー回路 60 段部(ストッパ) 61 段部(ストッパ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、その電源にスイッチを介して接
    続したモータと、そのモータに駆動力伝達機構を介して
    連係しそのモータの駆動により移動する移動体とを備え
    た駆動装置において、 前記移動体の位置を検出する位置検出回路と、前記移動
    体がストッパなどにより物理的に止められて前記モータ
    に過負荷がかかったときに発生する過電流で温度が上昇
    してある温度域になると抵抗値が急激に増加してスイッ
    チング作用をするPTC素子と、前記スイッチ及び前記
    モータとを直列に接続し、前記PTC素子にそのPTC
    素子のスイッチング作動と連動して前記PTC素子への
    通電を遮断するリレー回路を前記位置検出回路と並列に
    接続したことを特徴とする駆動装置におけるスイッチ回
    路。
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5298069U (ja) * 1976-01-22 1977-07-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921638A (ja) * 1982-06-15 1984-02-03 チバ−ガイギ−・アクチエンゲゼルシヤフト 不飽和化合物の光重合法
JPH01158803A (ja) * 1987-12-15 1989-06-21 Harada Ind Co Ltd 自動車用モータアンテナ

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