JPH08119037A - 電動格納式ドアーミラー - Google Patents

電動格納式ドアーミラー

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Publication number
JPH08119037A
JPH08119037A JP26392994A JP26392994A JPH08119037A JP H08119037 A JPH08119037 A JP H08119037A JP 26392994 A JP26392994 A JP 26392994A JP 26392994 A JP26392994 A JP 26392994A JP H08119037 A JPH08119037 A JP H08119037A
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JP
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worm
mirror assembly
motor
fixed contact
movable contact
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Application number
JP26392994A
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Inventor
Yoshihiko Ishiyama
芳彦 石山
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラーアセンブリ7を停止位置に確実にかつ
がた無く確固に停止させること。 【構成】 第1位置と第2位置との間を移動可能に支持
されたウォーム25と、ミラーアセンブリ7が使用位置
又は格納位置に位置した時にミラーアセンブリ7を停止
させるストッパと、ミラーアセンブリ7がストッパによ
り使用位置又は格納位置に停止した時にウォーム25が
第1位置又は第2位置に移動しウォーム25に連動作動
してモータへの通電を遮断するスイッチ装置3A、3
B、3Cと、を備える。この結果、ミラーアセンブリ7
が使用位置又は格納位置に位置した時にストッパにより
停止させられ、ウォーム25が第2位置又は第1位置に
移動し、ウォーム25に連動してスイッチ装置3A、3
B、3Cが作動し、モータ13への通電が遮断される。
従って、ミラーアセンブリ7を停止位置にがた無く確固
に停止させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のドアー
に装備される電動格納式のドアーミラーに係り、特にミ
ラーアセンブリを格納位置又は使用位置に確実にかつが
た無く確固に停止させることができる電動格納式ドアー
ミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動格納式ドアーミラーは、一般
に、車体、例えば自動車のドアーに固定するミラーベー
スと、このミラーベースに植設したシャフトと、このシ
ャフトに回動可能に支持したミラーアセンブリと、この
ミラーアセンブリ内に内蔵したモータと、このモータと
前記シャフトとの間に配設した減速機構及びクラッチ機
構とを備える。前記モータを駆動させることにより、前
記ミラーアセンブリがミラーベースに対して、使用位置
と格納位置との間を回動変位する。かかる電動格納式ド
アーミラーにおいて、ミラーアセンブリを格納位置又は
使用位置に停止させる手段としては、ミラーアセンブリ
が停止位置(格納位置又は使用位置)からある距離手前
の位置(モータ停止位置)を通過したところでモータへ
の通電を遮断するスイッチ装置を使用したものであっ
て、このスイッチ装置の作動により、モータが停止し、
ミラーアセンブリが慣性でモータ停止位置から上述の距
離分移動したところ、すなわち停止位置(格納位置又は
使用位置)で停止するものである。上述のスイッチ装置
を装備した電動格納式ドアーミラーとしては、例えば実
公平3−2420号や実公平4−27709号等のもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の電動格納式ドアーミラーは、ミラーアセンブリがモー
タ停止位置を通過したところでモータへの通電を遮断し
て、モータを停止させ、ミラーアセンブリを慣性で停止
位置(格納位置又は使用位置)で停止させるものである
から、上述のモータ停止位置が重要であり、それがずれ
ると、ミラーアセンブリが停止位置(格納位置又は使用
位置)をオバーランしたり短かったりすることがある。
また、ミラーアセンブリを慣性で停止位置(格納位置又
は使用位置)で停止させるものであるから、減速機構の
ギア群にバックラッシが有り、ミラーアセンブリが停止
位置(格納位置又は使用位置)においてがたを有する等
の問題がある。
【0004】本発明の目的は、ミラーアセンブリを停止
位置(格納位置又は使用位置)に確実にかつがた無く確
固に停止させることができる電動格納式ドアーミラーを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸方向に第1
位置と第2位置との間を移動可能に支持された減速機構
のウォームと、ミラーアセンブリが使用位置又は格納位
置に位置した時にそのミラーアセンブリを物理的にかつ
強制的に停止させるストッパと、前記ミラーアセンブリ
が前記ストッパにより使用位置又は格納位置に物理的に
かつ強制的に停止した時に前記ウォームが第1位置から
第2位置に又は第2位置から第1位置に移動しそのウォ
ームの移動に連動作動して前記モータへの通電を遮断す
るスイッチ装置と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、上記の構成により、ミラーアセンブ
リが使用位置又は格納位置に位置した時に、ミラーアセ
ンブリがストッパにより物理的にかつ強制的に停止させ
られ、それからウォームが第1位置から第2位置に又は
第2位置から第1位置に移動し、そのウォームの移動に
連動してスイッチ装置が作動し、モータへの通電が遮断
される。この結果、ミラーアセンブリをストッパにより
所定の停止位置(使用位置又は格納位置)に確実に停止
させることができる。また、ミラーアセンブリをストッ
パで停止位置に物理的にかつ強制的に停止させてからモ
ータへの通電を遮断してモータの駆動を停止させるもの
であるから、減速機構のギア群においてバックラッシが
無く、ミラーアセンブリを停止位置にがた無く確固に停
止させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の電動格納式ドアーミラーの実
施例のうちの3例を添付図面を参照して説明する。図1
乃至図17は本発明の電動格納式ドアーミラーの第1の
実施例を示す。図中において、1は車体、例えば自動車
のドア(図示せず)に固定されるミラーベースである。
図1及び図2及び図7において、2は前記ミラーベース
1に固定されるシャフトホルダーである。このシャフト
ホルダー2には中空状のシャフト3が一体に突設されて
おり、このシャフト3には回転止め用の面取り部4が設
けられており、かつこのシャフト3の上端には係合溝5
が周方向に設けられている。前記シャフトホルダー2の
上面の固定面には、後述するミラーアセンブリ7に組み
込まれたボール12の円弧軌跡に沿って1対の円弧状溝
6が、それぞれ設けられている。
【0008】この円弧状溝6は、図8に示すように、そ
の両端に直角に切り上がった高さHの使用位置側の段部
60及び格納位置側の段部61を有する。なお、上述の
円弧状溝6の底面は滑らかであれば良く、例えば図8中
の2点鎖線で示したように緩やかに上方に凸形をなして
いても良い。
【0009】図1において、7はミラーアセンブリであ
る。このミラーアセンブリ7は、図1に示すように、ミ
ラーハウジング9にユニットブラケット8を固定して、
このユニットブラケット8にパワーユニット10を固定
し、このパワーユニット10にミラー11を上下左右に
傾動可能に取り付け、かつそのミラー11を前記ミラー
ハウジング9の前面開口部に配設してなるものである。
このミラーアセンブリ7のユニットブラケット8が前記
シャフト3に回動可能に支持されている。
【0010】前記ユニットブラケット8の下面の回動面
の内、前記シャフトホルダー2の一対の円弧状溝6に対
向する箇所には半球状の2個の凹部をそれぞれ設けられ
ており、その2個の凹部には2個のボール12がそれぞ
れ転動可能に嵌め込まれている(図8中の二点鎖線の部
分を参照)。このボール12が図8中の実線にて示すよ
うに使用位置側の段部60に当っている時には、ミラー
アセンブリ7が図1中の実線にて示すように車体から側
方に突出した状態の使用位置に位置する。また、このボ
ール12が図8中の1点鎖線にて示すように格納位置側
の段部61に当っている時には、ミラーアセンブリ7が
図1中の1点鎖線にて示すように車体に沿って後方に傾
倒した状態の格納位置に位置するものである。さらに、
このボール12が図8中の2点鎖線にて示すように円弧
状溝6から矢印イ方向に乗り上げてシャフトホルダー2
の固定面上に位置している時には、ミラーアセンブリ7
が手動または緩衝回動で図1中の2点鎖線にて示すよう
に車体に沿って前方に傾倒した状態となっている。
【0011】上述の円弧状溝6の両端の段部60及び6
1及びボール12は、移動体としてのミラーアセンブリ
7を所定の停止位置に物理的にかつ強制的に、すなわち
機械的に停止させるストッパを構成するものである。ま
た、この円弧状溝6の段部60及び61の高さHとボー
ル12とは、後述するモータ13のトルクでは乗り上げ
られず、一方手動や緩衝回動では乗り上げられる程度の
ストッパとする。
【0012】図2及び図7において、22は前記シャフ
トホルダー2の上面の固定面に突設した突起である。こ
の突起22は、前記ユニットブラケット8の下面の回動
面に設けた半円弧状の溝(図示せず)にスライド可能に
嵌合し、前記ミラーアセンブリ7のシャフト3(シャフ
トホルダー2)に対する回動変位のガイドをなす。
【0013】図4において、14はプレートである。こ
のプレート14は、前記ユニットブラケット8に、プレ
ート14の中央の透孔140を介して軸ねじ37及びナ
ット38により固定されている。このプレート14及び
前記ユニットブラケット8には後述する減速機構24及
び連結部材100が装備されており、またこのプレート
14には後述するモータ13及びスイッチ装置3Aがそ
れぞれ装備されている。このプレート14の一端部の上
面には凸部141が一体に突設されていおり、この凸部
141の中央には図10に示すように段部を有する透孔
142が設けられている。
【0014】図1乃至図4及び図10乃至図13におい
て、13は前記ミラーアセンブリ7内に内蔵したモータ
である。このモータ13は、前記プレート14の凸部1
40上に、前記プレート14の凸部140の両端部の透
孔143を介してスクリュウ132により固定されてい
る。このモータ13のシャフト130の先端部(下端
部)の両側には面取り部131が設けられている。この
モータ13は、後述するスイッチ装置3Aを介してバッ
テリー+Bに電気的に接続されている。
【0015】図2において、15は前記シャフト3に装
着したクラッチ機構である。このクラッチ機構15は、
前記ミラーアセンブリ7を手動で回動させたり、または
ミラーアセンブリ7に何かが当ってその緩衝のためにミ
ラーアセンブリ7を回動させたりする時に、移動側のミ
ラーアセンブリ7及びモータ13及び後述する減速機構
24等と、固定側のミラーベース1及びシャフトホルダ
ー2及びシャフト3側との間の縁を断つものである。前
記クラッチ機構15は、図2に示すように、前記シャフ
ト3に上から順に外嵌したプッシュナット16と、圧縮
スプリング17と、クラッチギア19と、クラッチホル
ダー20と、ワッシャ21とからなる。前記クラッチギ
ア19は、スパーギアからなり、前記シャフト3に対し
て回転可能であり、下面に係止溝190を設ける。前記
クラッチホルダー20は前記シャフト3に対して固定で
あり、上面に係止爪200を設ける。前記プッシュナッ
ト16は前記シャフト3の係合溝5に係合して、前記圧
縮スプリング17を圧縮する。この圧縮スプリング17
の弾性力により、前記クラッチギア19の下面の係止溝
190に前記クラッチホルダー20の上面の係止爪20
0が係止して、前記クラッチギア19と前記クラッチホ
ルダー20とが継状態にある。また、圧縮スプリング1
7の弾性力により、シャフト3を介してシャフトホルダ
ー2が上方向(逆にクラッチ機構15を介してユニット
ブラケット8が下方向)に付勢され、その結果前記ユニ
ットブラケット8側のボール12が前記シャフトホルダ
ー2の円弧状溝6の底面に圧接される。
【0016】図1乃至図3において、24は前記クラッ
チ機構15(及びシャフト3)と前記モータ13間に配
設した減速機構である。この減速機構24は、図2及び
図3に示すように、前記モータ13のシャフト130に
後述するジョイン800を介して取付けた第1ウォーム
25と、その第1ウォーム25に噛み合わせた第1ウォ
ームホイールとしての第1ヘリカルギア26と、Dカッ
ト面(両面を面取りした面でも良い。)31により前記
第1ヘリカルギア26の中心透孔46に回転軸47の一
端を軸方向に移動可能にかつ回転不可能に装着した第2
ウォーム27と、その第2ウォーム27に噛み合わせた
第2ウォームホイールとしての第2ヘリカルギア28と
から構成されている。ここで、上述の第1ウォーム25
及び第1ウォームホイールとしての第1ヘリカルギア2
6(1段目のウォームギア)と、第2ウォーム27及び
第2ウォームホイールとしての第2ヘリカルギア28
(2段目のウォームギア)とにより、2段のウォームギ
アを構成する。
【0017】そして、前記第1ウォーム25の回転軸2
50の一端部(上端部)には、図2及び図4に示すよう
に、前記モータシャフト130の面取り部131とほぼ
同等の面取り部252が設けられている。この第1ウォ
ーム25の回転軸250の上下両端部は、図10に示す
ように、ウォーム25の回転軸250の上下両端部は、
前記プレート14の段部付き透孔142の下部と、前記
ユニットブラケット8の支持穴85とに、それぞれ第1
ウォーム25の軸方向に移動可能に支持されている。こ
の結果、この第1ウォーム25は、軸方向に第1位置
(すなわち、前記ミラーアセンブリ7が使用位置に位置
する時に、図11に示すように、第1ウォーム25が位
置する最下位の位置)と第2位置と(すなわち、前記ミ
ラーアセンブリ7が格納位置に位置する時に、図13に
示すように、第1ウォーム25が位置する最上位の位
置)の間を移動可能に支持されることとなる。前記第1
ウォーム25の回転軸250の上端部が、前記プレート
と1の段部付き透孔142の上部において、前記モータ
13のシャフト130に後述するジョイント800を介
して連結されている。
【0018】図1乃至図3において、29は前記第2ヘ
リカルギア28に同軸に固定したスパーギアの出力ギア
29で、30は前記出力ギア29と前記入力ギアとして
のクラッチギア19との間に介装し、かつ前記出力ギア
29と前記入力ギアとしてのクラッチギア19とにそれ
ぞれ噛み合わせたスパーギアのアイドルギアである。こ
の結果、前記クラッチ機構15と前記減速機構24とが
連結されることとなる。なお、上述の第2ヘリカルギア
28及び出力ギア29は、上述の軸ねじ37により前記
ユニットブラケット8及び前記プレート14に回転可能
に取り付けられている。また、上述のアイドルギア30
は、図示しない回転軸により前記ユニットブラケット8
に回転可能に軸支されている。さらに、前記第2ウォー
ム27の回転軸の両端部は前記プレート14に回転可能
に軸支されており、かつこのプレート14と前記第2ウ
ォーム27の回転軸の両端面との間にはスラスト軸受用
のボール36が介装されている。さらにまた、前記ユニ
ットブラケット8の上部開口部に蓋(図示せず)を嵌合
して取り付けることにより、前記シャフト3、モータ1
3、ケラッチ機構15及び減速機構24等は前記ユニッ
トブラケット8及び蓋で覆われることとなる。
【0019】図2乃至図6において、800は前記モー
タ13のシャフト130と前記第1ウォーム25の回転
軸250とを連結するジョイントである。このジョイン
ト800は、例えば樹脂乃至ゴムなどから成形され、図
6(A)に示すように、円柱形状をなし、かつその中心
軸に両面を面取りした長円形の連結穴80を設けてな
る。このジョイント800は、連結穴80に対してねじ
れ方向の弾性を有する。このジョイント800の連結穴
80の両端を、前記モータ13のシャフト130の面取
り部131と、前記第1ウォーム25の回転軸250の
面取り部252とに、それぞれ嵌合して、モータ13の
シャフト130と第1ウォーム25の回転軸250と
を、前記ジョイント800を介して連結する。また、こ
のジョイント800の連結穴80と前記第1ウォーム2
5の面取り部252とは、回転力を伝えると共に、軸方
向に相対的に移動可能である。なお、上述のジョイント
800としては、図10(B)及び(C)に示すよう
に、中心軸に両側が面取りされた長円形状の連結穴82
を設けてなる楕円スプリング製のジョイント81、また
は図10(D)に示すように、上述の樹脂又はゴム製の
ジョイント800中に、前記楕円スプリング81を挿入
し、中心軸に両側が面取りされた長円形状の連結穴84
を設けてなるジョイント83などであっても良い。
【0020】図4及び図5において、100は前記減速
機構24の第1ウォーム25と後述するスイッチ装置3
Aのスライドスイッチ300の可動接点304とを連結
した連結部材である。この連結部材100は、連結部本
体101に軸部102及び挟持部103及び操作部10
4がそれぞれ一体に設けられている。この連結部材10
0の軸部102の両端が前記ユニットブラケット8の支
持穴86及び前記プレート14の支持穴144にそれぞ
れ軸方向(前記第2ウォーム25の軸方向)に移動可能
に支持されており、またこの連結部材100の上下の挟
持部103には前記第1ウォーム25のねじ部上下と上
下回転軸250との段部がワッシャ105を介して挟持
されている。この結果、連結部材100は、前記第1ウ
ォーム25と連動してその第1ウォーム25の軸方向に
移動することとなる。また、この連結部材100の本体
部101及ぶ軸部102及び挟持部103が前記ユニッ
トブラケット8及び前記プレート14内に収納されてお
り、かつ操作部104が前記プレート14の切欠乃至透
孔145を介して外に突出している。この操作部104
の透孔106に後述するスイッチ装置3Aの凸部306
が嵌合されており、この結果、前記第1ウォーム25と
後述するスイッチ装置3Aの可動接点304とが連結さ
れることとなる。この連結部材100の本体部101と
前記ユニットブラケット8及び前記プレート14との間
には、前記軸部102に外嵌した圧縮コイルスプリング
107がそれぞれ介在されている。
【0021】図において、3Aは前記ミラーアセンブリ
7が使用位置又は格納位置にストッパにより物理的にか
つ強制的に停止させられた時に前記モータ13への通電
を遮断するスイッチ装置である。このスイッチ装置3A
は、1個の遮断スイッチとしてのスライドスイッチ30
0と遮断回路500とからなる。
【0022】前記スライドスイッチ300は、遮断スイ
ッチ機能を有し、図4及び図9乃至図17に示すよう
に、ケーシング305と、そのケーシング305内に設
けた第1固定接点301、第2固定接点302、第3固
定接点303と、前記ケーシング305内において前記
固定接点301、302、303に対して第1位置(す
なわち、前記ミラーアセンブリ7が使用位置に位置する
時に、図14に示すように、可動接点304が位置する
最左端の位置)と第2位置(すなわち、前記ミラーアセ
ンブリ7が格納位置に位置する時に、図16に示すよう
に、可動接点304が位置する最右端の位置)との間を
前記連結部材100を介して前記第1ウォーム25と連
動してスライド可能に設けた可動接点304と、その可
動接点304に固定して前記ケーシング305の外に突
出させた凸部306とからなる。このスライドスイッチ
300のケーシング305を前記プレート14に、スク
リュウ307をプレート14の透孔若しくはねじ穴14
6にねじ込んで、固定する。このスライドスイッチ30
0の凸部306を前記連結部材100の操作部104の
透孔106に嵌合する。この結果、スイッチ装置3Aの
スライドスイッチ300の可動接点304が、前記連結
部材100を介して前記第1ウォーム25の軸方向の移
動と共に連動して、前記固定接点301、302、30
3に対して第1位置と第2位置との間をスライドするこ
ととなる。
【0023】前記遮断回路500は、図14乃至図17
に示すように、回路基板(例えばプリントサーキトボー
ド)504に配線した第1ダイオード501及び第2ダ
イオード502とサミスタ503とを有する。前記第1
ダイオード501のカソードを前記スライドスイッチ3
00の第1固定接点301に、また前記第2ダイオード
501のアノードを前記スライドスイッチ300の第3
固定接点303に、それぞれ接続する。この第1ダイオ
ード501のアノード及び第2ダイオード502のカソ
ードをコネクタ等(図示せず)を介して後述する切替ス
イッチ400の第1固定接点401及び第4固定接点4
04にそれぞれ接続する。前記サミスタ503の一方の
リード線(端子)を前記モータ13を介して前記スライ
ドスイッチ300の第2固定接点302に接続すると共
に、このサミスタ503の他方のリード線(端子)をコ
ネクタ等(図示せず)を介して後述する切替スイッチ4
00の第2固定接点402及び第3固定接点403にそ
れぞれ接続する。このサミスタ503は、過電流を遮断
して回路を保護するものである。
【0024】図14乃至図17は本発明の電動格納式ド
アーミラーに使用するスイッチ装置及び切替スイッチの
電気回路図である。図中、400はミラーアセンブリ7
を使用位置から格納位置に又は格納位置から使用位置に
切り替える切替スイッチである。この切替スイッチ40
0は、所謂二極双投接点形のスイッチであって、第1固
定接点401、第2固定接点402、第3固定接点40
3、第4固定接点404と、第1共通接点405、第2
共通接点406と、第1可動接点407、第2可動接点
408とからなる。前記第1共通接点405をバッテリ
ーなどの電源+Bに、前記第2共通接点406をアース
−Eに、コネクタ等(図示せず)を介してそれぞれ接続
する。また、前記第1固定接点401及び前記第4固定
接点404を前記第1ダイオード501のアノード及び
前記第2ダイオード502のカソードにコネクタ等(図
示せず)を介してそれぞれ接続する。さらに、前記第2
固定接点402及び前記第3固定接点403を前記サミ
スタ503の他方のリード線(端子)にコネクタ等(図
示せず)を介してそれぞれ接続する。図14乃至図17
中、3Aは前記スイッチ装置、300及び500は前記
スイッチ装置3Aの遮断スイッチとしてのスライドスイ
ッチ及び遮断回路である。
【0025】以下、上述のように構成された本発明の電
動格納式ドアーミラーの操作作動について説明する。ま
ず、ミラーアセンブリ7が使用位置に位置している状態
の時。すなわち、第1ウォーム25が第1位置(図11
に示すような最下位の位置)に位置し、また可動接点3
04が第1位置(図14に示すような最左端の位置)に
位置し、さらに切替スイッチ400の第1可動接点40
7及び第2可動接点408が図14に示すように第2固
定接点402及び第4固定接点404にそれぞれ接続さ
れている状態の時。切替スイッチ400の第1可動接点
407及び第2可動接点408を図14に示す第2固定
接点402及び第4固定接点404から図15に示す第
1固定接点401及び第3固定接点403にそれぞれ切
り替える。すると、バッテリー+Bからの電流が切替ス
イッチ400の第1共通接点405、第1可動接点40
7、第1固定接点401、第1ダイオード501、スラ
イドスイッチ300の第1固定接点301、可動接点3
04、第2固定接点302、モータ13、サミスタ50
3、切替スイッチ400の第3固定接点403、第2可
動接点408、第2共通接点406を経てアース−Eに
流れるので、モータ13のシャフト130が例えば図2
及び図3中反時計方向に回転する。そのモータ13の回
転力(駆動力)が2段のウォームギア及びモータ側のギ
ア29を介してアイドルギア30に伝わる。ここで、ク
ラッチギア19とクラッチホルダー20とは継状態にあ
るので、このクラッチギア19は固定状態にある。この
結果、アイドルギア30はクラッチギア19の回りを自
転しながら公転する。このアイドルギア30の公転に伴
ってミラーアセンブリ7がミラーベース1のシャフト3
に対して角度θ分回動し、このミラーアセンブリ7が使
用位置から格納位置へと回動変位する。このミラーアセ
ンブリ7の回動変位に伴って、ミラーアセンブリ7やユ
ニットブラケット8側のボール12がミラーベース1や
シャフトホルダー2側の円弧状溝6に沿って図8中の矢
印ハ方向に転動する。
【0026】そして、上述のボール12が円弧状溝6の
段部61に当って、ミラーアセンブリ7が所定の停止位
置(格納位置)に物理的にかつ強制的に停止した時、減
速機構24の第1ヘリカルギア26側の回転が制止さ
れ、一方第1ウォーム25にはモータ13からの反時計
方向の回転力が伝達される。このために、反時計方向に
回転する第1ウォーム25が、制止されている第1ヘリ
カルギア26と相互に噛み合っている噛合歯に沿って、
実線矢印方向に、図11中の第1位置から図12中の中
途位置を経て図13中の第2位置に回転しながら移動す
る。このとき、図11に示すように、連結部材100と
ユニットブラケット8との間において圧縮されている下
側の圧縮コイルスプリング107の弾性復帰力により、
上述の第1ウォーム25の第1位置から第2位置への移
動が瞬時に行われる。この第1ウォーム25の第1位置
から第2位置への移動に伴って、連結部材100及びス
ライドスイッチ300の凸部306が図11乃至図13
中の実線矢印矢印ニ方向に移動スライドし、その連結部
材100及び凸部306を介して、可動接点304が図
15に示すように矢印ニ方向にスライドする。上述の第
1ウォーム25の第1位置から第2位置への移動によ
り、スライドスイッチ300の可動接点304の矢印ニ
方向のスライドが進み、図16に示すように可動接点3
04が第1固定接点301から離れると、上述の電流の
流れ、すなわちモータ13への通電が遮断される。この
結果、モータ13の駆動が停止し、前記ミラーアセンブ
リ7が所定の停止位置、すなわち格納位置に停止する。
【0027】次に、ミラーアセンブリ7が使用位置に位
置している状態の時。すなわち、第1ウォーム25が第
2位置(図13に示すような最上位の位置)に位置し、
また可動接点304が第2位置(図16に示すような最
右端の位置)に位置し、さらに切替スイッチ400の第
1可動接点407及び第2可動接点408が図16に示
すように第1固定接点401及び第3固定接点403に
それぞれ接続されている状態の時。切替スイッチ400
の第1可動接点407及び第2可動接点408を図16
に示す第1固定接点401及び第3固定接点403から
図17に示す第2固定接点402及び第4固定接点40
4にそれぞれ切り替える。すると、バッテリー+Bから
の電流が切替スイッチ400の第1共通接点405、第
1可動接点407、第2固定接点402、サミスタ50
3、モータ13、スライドスイッチ300の第2固定接
点302、可動接点304、第3固定接点303、第2
ダイオード502、切替スイッチ400の第4固定接点
404、第2可動接点408、第2共通接点406を経
てアース−Eに流れるので、モータ13のシャフト13
0が図2及び図3中時計方向に回転する。そのモータ1
3の回転力(駆動力)が2段のウォームギア及びモータ
側のギア29を介してアイドルギア30に伝わる。ここ
で、クラッチギア19とクラッチホルダー20とは継状
態にあるので、このクラッチギア19は固定状態にあ
る。この結果、アイドルギア30はクラッチギア19の
回りを自転しながら公転する。このアイドルギア30の
公転に伴ってミラーアセンブリ7がミラーベース1のシ
ャフト3に対して角度θ分回動し、このミラーアセンブ
リ7が格納位置から使用位置へと回動変位する。このミ
ラーアセンブリ7の回動変位に伴って、ミラーアセンブ
リ7やユニットブラケット8側のボール12がミラーベ
ース1やシャフトホルダー2側の円弧状溝6に沿って矢
印ロ方向に転動する。
【0028】そして、上述のボール12が円弧状溝6の
段部60に当って、ミラーアセンブリ7が所定の停止位
置に物理的にかつ強制的に停止した時、減速機構24の
第1ヘリカルギア26側の回転が制止され、一方第1ウ
ォーム25にはモータ13からの時計方向の回転力が伝
達される。このために、時計方向に回転する第1ウォー
ム25が、制止されている第1ヘリカルギア26と相互
に噛み合っている噛合歯に沿って、破線矢印方向に、図
13中の第2位置から図12中の中途位置を経て図11
中の第1位置に回転しながら移動する。このとき、図1
3に示すように、連結部材100とプレート14との間
において圧縮されている上側の圧縮コイルスプリング1
07の弾性復帰力により、上述の第1ウォーム25の第
2位置から第1位置への移動が瞬時に行われる。この第
1ウォーム25の第2位置から第1位置への移動に伴っ
て、連結部材100及びスライドスイッチ300の凸部
306が図11乃至図13中の破線矢印矢印ホ方向に移
動スライドし、その連結部材100及び凸部306を介
して、可動接点304が図17に示すように矢印ホ方向
にスライドする。上述の第1ウォーム25の第2位置か
ら第1位置への移動により、スライドスイッチ300の
可動接点304の矢印ほ方向のスライドが進み、図14
に示すように可動接点304が第3固定接点303から
離れると、上述の電流の流れ、すなわちモータ13への
通電が遮断される。この結果、モータ13の駆動が停止
し、前記ミラーアセンブリ7が所定の停止位置、すなわ
ち使用位置に停止する。
【0029】このように、この実施例における本発明の
電動格納式ドアーミラーは、ミラーアセンブリ7をスト
ッパ12、60、61で物理的にかつ強制的に止めてか
らモータ13の駆動を停止させるものであるから、駆動
力伝達機構としての減速機構24のギア群においてバッ
クラッシがない。その結果、ミラーアセンブリ7をがた
なく所定の停止位置、すなわち使用位置または格納位置
に停止させることができる。
【0030】しかも、回動中のミラーアセンブリ7が所
定の停止位置以外の位置において何等かの原因で物理的
にかつ強制的に止められた場合、ミラーアセンブリ7は
上述の本発明のスイッチ装置の作動によりその位置で止
るので、回動中のミラーアセンブリ7が所定の停止位置
以外の位置において物理的にかつ強制的に止められた場
合にモータ13の焼損を防ぐためのクラッチ機構などが
不要となる。この結果、モータ13の駆動力はミラーア
センブリ7の回動抵抗、すなわちボール12が円弧状溝
6を転動する抵抗より若干大きいものであれば足りるこ
ととなる。従って、モータ13や減速機構24を小形
化、小容量化することができる。また、緩衝用のクラッ
チ機構15のクラッチトルクをモータ13のトルクと別
個に大きくすることができるので、ミラーアセンブリ7
をがたなく保持することができ、この結果ミラー11に
写った像がぶれるような虞がない。
【0031】なお、上述の実施例における本発明の電動
格納式ドアーミラーは、モータ13のシャフト130と
減速機構24のウォーム25とを、ねじれ方向の弾性を
有するジョイント800を介して連結したものであるか
ら、減速機構24の出力側に急激な負荷変動が発生した
場合には、ジョイント800におけるねじれ方向のダン
パー作用が働くので、その減速機構24における衝撃力
の発生を防止して、その減速機構24の破損等を防ぐこ
とができる。さらに、ジョイント800のねじれ方向の
弾性によりダンパー作用を働かせながら、前記モータ1
3のシャフト130の回転及びトルクを、減速機構24
のウォーム25に伝達させることができるので、低騒音
駆動が可能である。
【0032】また、上述のミラーアセンブリ7が使用位
置に位置する状態でこのミラーアセンブリ7に障害物な
どが圧縮スプリング17の弾性力より大きい力で当る
と、又は車庫への出し入れの際に手動でこのミラーアセ
ンブリ7を圧縮スプリング17の弾性力より大きい力で
回動させると、クラッチ機構15のクラッチギア19と
クラッチホルダー20とが断状態となり、クラッチギア
19がシャフト3に対して回転し、それに伴ってミラー
アセンブリ7が使用位置から格納位置へと、または格納
位置から使用位置へと回動し、さらに使用位置から前方
に角度φ傾倒する。
【0033】さらに、上述の実施例における減速機構2
4は2段のウォームギアからなるものであるが、本発明
の電動格納式のドアミラーにおける減速機構は上述の2
段のウォームギアに限定されない。例えば、1段のウォ
ームギア又は3段以上のウォームギアを用いた減速機構
であっても良い。また、本発明の電動格納式のドアミラ
ーにおけるクラッチ機構15も上述の実施例のものに限
定されない。さらに、上述の実施例において、ストッパ
はボール12と円弧状溝6の段部60及び61からなる
ものであるが、その他の技術を用いても良い。
【0034】図18乃至図22は本発明の電動格納式ド
アーミラーの第2の実施例を示す。図中、図1乃至図1
7と同符号は同一のものを示す。この実施例における本
発明の電動格納式ドアーミラーは、スイッチ装置3Bと
して、上述の第1の実施例のスライドスイッチ300の
代りに、ロータリースイッチ300Bを使用したもので
ある。この遮断スイッチのロータリースイッチ300B
は、円弧状の第1固定接点301B、第2固定接点30
2B、第3固定接点303Bと、前記固定接点301
B、302B、303Bの円弧上に配置しかつ相互に電
気的に接続した第1可動接点304B、第2可動接点3
05B、第3可動接点306Bとからなる。前記可動接
点304B、305B、306Bを回転軸307Bに取
り付ける。この回転軸307Bを連結部材100の操作
部104に、連結部材100の直線運動を回転軸307
Bの回転運動に変換するリンク108を介して連結す
る。前記固定接点301B、302B、303Bと前記
可動接点304B、305B、306Bとを接触対向さ
せる。
【0035】以下、この実施例の操作作動について説明
する。なお、この例の遮断スイッチは上述の第1の実施
例のスライドスイッチ300Aからロータリースイッチ
300Bに代ったものであるから、切替スイッチ400
の操作作動や電流の流れやモータ13の回転やミラーア
センブリ7の回動等は上述の第1の実施例のものとほぼ
同様である。従って、上述の説明はここでは簡略する。
まず、ロータリースイッチ300B及び切替スイッチ4
00が図19に示す状態にあり、かつミラーアセンブリ
7が使用位置に位置している状態において、ミラーアセ
ンブリ7を使用位置から格納位置に回動する場合。切替
スイッチ400の第1可動接点407及び第2可動接点
408を図19に示す第2固定接点402及び第4固定
接点404から図20に示す第1固定接点401及び第
3固定接点403にそれぞれ切り替える。すると、バッ
テリー+Bからの電流が切替スイッチ400の第1共通
接点405、第1可動接点407、第1固定接点40
1、第1ダイオード501、ロータリースイッチ300
Bの第1固定接点301B、第1可動接点304B、第
2可動接点305B、第2固定接点302B、モータ1
3、サミスタ503、切替スイッチ400の第3固定接
点403、第2可動接点408、第2共通接点406を
経てアース−Eに流れるので、モータ13のシャフト1
30が図2及び図3中反時計方向に回転する。このモー
タ13の駆動が減速機構24等を介してミラーアセンブ
リ7に伝わり、そのミラーアセンブリ7が使用位置から
格納位置に回動する。このミラーアセンブリ7が格納位
置に位置したところで、ボール12が段部61に当接し
て、ミラーアセンブリ7が格納位置で物理的にかつ強制
的に停止させられる。このミラーアセンブリ7の格納位
置での物理的かつ強制的な停止により、第1ウォーム2
5が第1位置から第2位置に移動し、それに伴って、連
結部材100が図18中実線矢印ヘ方向に直線運動し、
かつリンク108を介して、ロータリースイッチ300
Bの回転軸307が図18中の実線矢印ヘ方向に回転
し、さらにロータリースイッチ300Bの第1可動接点
304B、第2可動接点305B、第3可動接点306
Bが図20中の実線矢印矢印ヘ方向に回転する。そし
て、そのロータリースイッチ300Bの第1可動接点3
04B、第2可動接点305B、第3可動接点306B
の回動が進んで、図21に示すように、第1可動接点3
04Bが第1固定接点301Bから離れると、モータ1
3への通電が遮断されてモータ13の駆動が停止し、ミ
ラーアセンブリ7が所定位置の格納位置に正確にかつ確
固に停止する。
【0036】次に、ロータリースイッチ300B及び切
替スイッチ400が図21に示す状態にあり、かつミラ
ーアセンブリ7が格納位置に位置している状態におい
て、ミラーアセンブリ7を格納位置から使用位置に回動
する場合。切替スイッチ400の第1可動接点407及
び第2可動接点408を図21に示す第1固定接点40
1及び第3固定接点403から図22に示す第2固定接
点402及び第4固定接点404にそれぞれ切り替え
る。すると、バッテリー+Bからの電流が切替スイッチ
400の第1共通接点405、第1可動接点407、第
2固定接点402、サミスタ503、モータ13、ロー
タリースイッチ300Bの第2固定接点302B、第2
可動接点305B、第3可動接点306B、第3固定接
点303B、第2ダイオード502、切替スイッチ40
0の第4固定接点404、第2可動接点408、第2共
通接点406を経てアース−Eに流れるので、モータ1
3のシャフト130が図2及び図3中時計方向に回転す
る。このモータ13の駆動が減速機構24等を介してミ
ラーアセンブリ7に伝わり、そのミラーアセンブリ7が
格納位置から使用位置に回動する。このミラーアセンブ
リ7が使用位置に位置したところで、ボール12が段部
60に当接して、ミラーアセンブリ7が使用位置で物理
的にかつ強制的に停止させられる。このミラーアセンブ
リ7の使用位置での物理的かつ強制的な停止により、第
1ウォーム25が第2位置から第1位置に移動し、それ
に伴って、連結部材100が図18中破線矢印ト方向に
直線運動し、かつリンク108を介して、ロータリース
イッチ300Bの回転軸307が図18中の破線矢印ト
方向に回転し、さらにロータリースイッチ300Bの第
1可動接点304B、第2可動接点305B、第3可動
接点306Bが図22中の矢印ト方向に回動する。そし
て、そのロータリースイッチ300Bの第1可動接点3
04B、第2可動接点305B、第3可動接点306B
の回動が進んで、図19に示すように、第3可動接点3
06Bが第3固定接点303Bから離れると、モータ1
3への通電が遮断されてモータ13の駆動が停止し、ミ
ラーアセンブリ7が所定位置の使用位置に正確にかつ確
固に停止する。
【0037】図23乃至図27は本発明の電動格納式ド
アーミラーの第3の実施例を示す。図中、図1乃至図2
2と同符号は同一のものを示す。この実施例における本
発明の電動格納式ドアーミラーは、スイッチ装置3Cと
して、上述の第1の実施例のスライドスイッチ300及
び第2の実施例のロータリースイッチ300Bの代りに
シーソスイッチ300Cを使用したものである。この遮
断スイッチのシーソスイッチ300Cは、図24乃至図
27に示すように、第1固定接点301C、第2固定接
点302C、第3固定接点303Cと、シーソ移動可能
に設けた可動接点304Cと、その可動接点304Cに
固定した揺動部材305Cと、その揺動部材305Cと
対向させて回転可能に取り付けた回転板109とからな
る。この回転板109にリンク108を介して連結部材
100を連結する。
【0038】以下、この実施例の操作作動について説明
する。まず、ロータリースイッチ300C及び切替スイ
ッチ400が図24に示す状態にあり、かつミラーアセ
ンブリ7が使用位置に位置している状態において、ミラ
ーアセンブリ7を使用位置から格納位置に回動する場
合。切替スイッチ400の第1可動接点407及び第2
可動接点408を図24に示す第2固定接点402及び
第4固定接点404から図25に示す第1固定接点40
1及び第3固定接点403にそれぞれ切り替える。する
と、バッテリー+Bからの電流が切替スイッチ400の
第1共通接点405、第1可動接点407、第1固定接
点401、第1ダイオード501、シーソスイッチ30
0Cの第1固定接点301C、可動接点304C、第2
固定接点302C、モータ13、サミスタ503、切替
スイッチ400の第3固定接点403、第2可動接点4
08、第2共通接点406を経てアース−Eに流れるの
で、モータ13のシャフト130が図2及び図3中反時
計方向に回転する。このモータ13の駆動が減速機構2
4等を介してミラーアセンブリ7に伝わり、そのミラー
アセンブリ7が使用位置から格納位置に回動する。この
ミラーアセンブリ7が格納位置に位置したところで、ボ
ール12が段部61に当接して、ミラーアセンブリ7が
格納位置で物理的にかつ強制的に停止させられる。この
ミラーアセンブリ7の格納位置での物理的かつ強制的な
停止により、第1ウォーム25が第1位置から第2位置
に移動し、それに伴って、連結部材100が図23中実
線矢印チ方向に直線運動し、かつリンク108を介し
て、回転板307が図23中の実線矢印チ方向に回転
し、さらにシーソスイッチ300Cの揺動部材305C
を介して可動接点304Cが図25中の矢印チ方向にシ
ーソ移動しようとする。そして、そのシーソスイッチ3
00Cの可動接点304Cがシーソ移動すると、図26
に示すように、可動接点304Cが第1固定接点301
Cから離れ、モータ13への通電が遮断されてモータ1
3の駆動が停止し、ミラーアセンブリ7が所定位置の格
納位置に正確にかつ確固に停止する。
【0039】次に、シーソスイッチ300C及び切替ス
イッチ400が図26に示す状態にあり、かつミラーア
センブリ7が格納位置に位置している状態において、ミ
ラーアセンブリ7を格納位置から使用位置に回動する場
合。切替スイッチ400の第1可動接点407及び第2
可動接点408を図26に示す第1固定接点401及び
第3固定接点403から図27に示す第2固定接点40
2及び第4固定接点404にそれぞれ切り替える。する
と、バッテリー+Bからの電流が切替スイッチ400の
第1共通接点405、第1可動接点407、第2固定接
点402、サミスタ503、モータ13、シーソスイッ
チ300Cの第2固定接点302C、可動接点304
C、第3固定接点303C、第2ダイオード502、切
替スイッチ400の第4固定接点404、第2可動接点
408、第2共通接点406を経てアース−Eに流れる
ので、モータ13のシャフト130が図2及び図3中時
計方向に回転する。このモータ13の駆動が減速機構2
4等を介してミラーアセンブリ7に伝わり、そのミラー
アセンブリ7が格納位置から使用位置に回動する。この
ミラーアセンブリ7が使用位置に位置したところで、ボ
ール12が段部60に当接して、ミラーアセンブリ7が
使用位置で物理的にかつ強制的に停止させられる。この
ミラーアセンブリ7の使用位置での物理的かつ強制的な
停止により、第1ウォーム25が第2位置から第1位置
に移動し、それに伴って、連結部材100が図23中破
線矢印リ方向に直線運動し、かつリンク108を介し
て、回転板307が図23中の破線矢印リ方向に回転
し、さらにシーソスイッチ300Cの揺動部材305C
を介して可動接点304Cが図27中の矢印リ方向にシ
ーソ移動しようとする。そして、そのシーソスイッチ3
00Cの可動接点304Cがシーソ移動すると、図24
に示すように、可動接点304Cが第3固定接点303
Cから離れ、モータ13への通電が遮断されてモータ1
3の駆動が停止し、ミラーアセンブリ7が所定位置の使
用位置に正確にかつ確固に停止する。
【0040】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の電動
格納式ドアーミラーは、ミラーアセンブリを停止位置
(格納位置又は使用位置)に確実にかつがた無く確固に
停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動格納式ドアーミラーの第1の実施
例を示し、一部を破断した平面図である。
【図2】モータ及び減速機構及びクラッチ機構の分解斜
視図である。
【図3】モータ及び減速機構の斜視図である。
【図4】ユニットブラケット及びプレート及びモータ及
び第1ウォーム及びスイッチ装置及び連結部材の分解斜
視図である。
【図5】第1ウォーム及び連結部材の分解斜視図であ
る。
【図6】(A)は樹脂製又はゴム製のジョイントの斜視
図である。(B)は楕円スプリング製のジョイントの平
面図である。(C)は同じく楕円スプリング製のジョイ
ントの斜視図である。(D)は樹脂又はゴムと楕円スプ
リングとの組合わせによるジョイントの斜視図である。
【図7】シャフトホルダーの平面図
【図8】図7におけるVIII−VIII線展開図
【図9】ユニットブラケットに組み込んだ第1ウォーム
及び連結部材及びスイッチ装置の平面図である。
【図10】ユニットブラケットに組み込んだモータ及び
第1ウォーム及び連結部材及びスイッチ装置の一部断面
図である。
【図11】ユニットブラケットに組み込んだ第1ウォー
ムであって第1位置に位置する第1ウォーム及び連結部
材及びスイッチ装置の一部断面図である。
【図12】ユニットブラケットに組み込んだ第1ウォー
ムであって第1位置と第2位置との途中に位置する第1
ウォーム及び連結部材及びスイッチ装置の一部断面図で
ある。
【図13】ユニットブラケットに組み込んだ第1ウォー
ムであって第2位置に位置する第1ウォーム及び連結部
材及びスイッチ装置の一部断面図である。
【図14】ミラーアセンブリが使用位置に位置する状態
の電気回路図である。
【図15】ミラーアセンブリが格納位置に停止してスラ
イドスイッチの可動接点が移動している状態の電気回路
図である。
【図16】ミラーアセンブリが格納位置に位置する状態
の電気回路図である。
【図17】ミラーアセンブリが使用位置に停止してスラ
イドスイッチの可動接点が移動している状態の電気回路
図である。
【図18】本発明の電動格納式ドアーミラーの第2の実
施例を示し、(A)及び(B)及び(C)は連結部材及
びリンク及びロータリースイッチの回転軸の作動を示し
た説明図である。
【図19】ミラーアセンブリが使用位置に位置する状態
の電気回路図である。
【図20】ミラーアセンブリが格納位置に停止してロー
タリースイッチの可動接点が移動している状態の電気回
路図である。
【図21】ミラーアセンブリが格納位置に位置する状態
の電気回路図である。
【図22】ミラーアセンブリが使用位置に停止してロー
タリースイッチの可動接点が移動している状態の電気回
路図である。
【図23】本発明の電動格納式ドアーミラーの第3の実
施例を示し、(A)及び(B)及び(C)は連結部材及
びリンク及び回転板及びシーソスイッチ揺動部材の作動
を示した説明図である。
【図24】ミラーアセンブリが使用位置に位置する状態
の電気回路図である。
【図25】ミラーアセンブリが格納位置に停止してシー
ソスイッチの可動接点が移動している状態の電気回路図
である。
【図26】ミラーアセンブリが格納位置に位置する状態
の電気回路図である。
【図27】ミラーアセンブリが使用位置に停止してシー
ソスイッチの可動接点が移動している状態の電気回路図
である。
【符号の説明】
1…ミラーベース、3…シャフト、7…ミラーアセンブ
リ、13…モータ、15…クラッチ機構、24…減速機
構、25…第1ウォーム、800及び81及び83…ジ
ョイント、100…連結部材、3A、3B、3C…スイ
ッチ装置、300…スライドスイッチ、300B…ロー
タリースイッチ、300C…シーソスイッチ、500…
遮断回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定するミラーベースと、このミ
    ラーベースに植設したシャフトと、このシャフトに回動
    可能に支持したミラーアセンブリと、このミラーアセン
    ブリ内に内蔵したモータと、そのモータと前記シャフト
    との間に配設した減速機構とを備え、前記モータを駆動
    させることにより、前記ミラーアセンブリがミラーベー
    スに対して、使用位置と格納位置との間を回動変位する
    電動格納式ドアーミラーにおいて、 軸方向に第1位置と第2位置との間を移動可能に支持さ
    れた前記減速機構のウォームと、 前記ミラーアセンブリが使用位置又は格納位置に位置し
    た時にそのミラーアセンブリを物理的にかつ強制的に停
    止させるストッパと、 固定接点と、その固定接点に対して第1位置と第2位置
    との間を前記ウォームと連動して移動する可動接点とを
    有し、使用位置から回動変位した前記ミラーアセンブリ
    が前記ストッパにより格納位置に物理的にかつ強制的に
    停止した時に前記ウォームが第1位置から第2位置に移
    動しそのウォームの移動と連動して前記可動接点が第1
    位置から第2位置に移動して前記モータへの通電を遮断
    し、また格納位置から回動変位した前記ミラーアセンブ
    リが前記ストッパにより使用位置に物理的にかつ強制的
    に停止した時に前記ウォームが第2位置から第1位置に
    移動しそのウォームの移動と連動して前記可動接点が第
    2位置から第1位置に移動して前記モータへの通電を遮
    断するスイッチ装置と、 を備えたことを特徴とする電動格納式ドアーミラー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスイッチ装置は、 第1固定接点及び第2固定接点及び第3固定接点と、 前記固定接点に対して第1位置と第2位置との間を減速
    機構のウォームと連動して移動する可動接点と、 を有する1個の遮断スイッチを具備し、 前記可動接点がウォームの移動と連動し第2位置から第
    1位置に移動して第1位置に位置する時には前記可動接
    点が前記第1固定接点及び第2固定接点に接続してミラ
    ーアセンブリが使用位置から格納位置に回動変位可能状
    態にあり、また前記可動接点がウォームの移動と連動し
    第1位置から第2位置に移動して第2位置に位置する時
    には前記可動接点が前記第2固定接点及び第3固定接点
    に接続してミラーアセンブリが格納位置から使用位置に
    回動変位可能状態にあることを特徴とする請求項1に記
    載の電動格納式ドアーミラー。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の遮断スイッチは、ウォ
    ームの移動に伴って可動接点が固定接点に対して第1位
    置と第2位置との間をスライドするスライドスイッチで
    あることを特徴とする請求項2に記載の電動格納式ドア
    ーミラー。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の遮断スイッチは、ウォ
    ームの移動に伴って可動接点が固定接点に対して第1位
    置と第2位置との間を回動するロータリースイッチであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の電動格納式ドアー
    ミラー。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の遮断スイッチは、ウォ
    ームの移動に伴って可動接点が固定接点に対して第1位
    置と第2位置との間をシーソ運動するシーソスイッチで
    あることを特徴とする請求項2に記載の電動格納式ドア
    ーミラー。
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