JPH05156109A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH05156109A
JPH05156109A JP34018091A JP34018091A JPH05156109A JP H05156109 A JPH05156109 A JP H05156109A JP 34018091 A JP34018091 A JP 34018091A JP 34018091 A JP34018091 A JP 34018091A JP H05156109 A JPH05156109 A JP H05156109A
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
tetrahydrofuran
copolymer
diallyl
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Application number
JP34018091A
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English (en)
Inventor
Osamu Matsumoto
修 松本
Sadaichi Arima
定一 有馬
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 (A)成分と(B)成分とを重量比で99:
1〜90:10の割合の樹脂混合物100重量部 (A)塩化ビニルとジアリルエステル類との共重合体又
は塩化ビニルと塩化ビニルに共重合可能なモノマーとジ
アリルエステル類との共重合体であって、テトラヒドロ
フラン不溶ゲル分が0.1〜9.9重量%及び残部がテ
トラヒドロフラン可溶分からなる塩化ビニル系樹脂、
(B)塩化ビニルとジアリルエステル類との共重合体又
は塩化ビニルと塩化ビニルに共重合可能なモノマーとジ
アリルエステル類との共重合体であって、テトラヒドロ
フラン不溶ゲル分が10〜80重量%及び残部がテトラ
ヒドロフラン可溶分からなる塩化ビニル系樹脂、及び可
塑剤30〜200重量部を配合してなる塩化ビニル系樹
脂組成物。 【効果】 高温加工でも艶消し性に優れ、このため加工
性がよく、かつゴム的弾性、特に圧縮永久歪に優れ、自
動車・建材窓枠パッキン類などに好適。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工性に優れていると
共に、ゴム的弾性、特に圧縮永久歪に優れ、しかも艶消
し効果に優れた塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
塩化ビニル樹脂は用途により硬質と軟質とに使い分けが
なされているが、特に軟質用途においては、自動車用、
窓枠建材用パッキン、農業用ビニールシートなどに幅広
い用途がある。これらのなかでも特に自動車・建材窓枠
パッキン類などの用途は需要が多いが、これらの用途に
使用する場合、塩化ビニル樹脂に可塑剤を添加して、軟
らかくゴムのような感触を有するように軟質化する必要
がある。
【0003】しかし、一般の軟質塩化ビニル樹脂は耐ク
リープ特性が悪く、応力を加えた後の復元力(圧縮永久
歪)がゴムに比較して小さいため、このようなゴム的弾
性的要求がされる用途への使用は限定されていた。
【0004】従って、これらの用途には、軟質塩化ビニ
ル樹脂よりも一般に圧縮永久歪に優れた特性を有するゴ
ムが使用されているが、ゴムを使用すると加硫工程を必
要とするため作業工程が多くなり、また材料のリサイク
ルもきかない欠点がある。
【0005】このため、自動車・建材窓枠パッキン類な
どの用途に適合するように軟質塩化ビニル系樹脂組成物
の圧縮永久歪を改良し、また外観の面から艶消し性を良
好にすることが要望されている。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
加工性に優れていると共に、ゴム的弾性、特に圧縮永久
歪に優れ、しかも艶消し効果に優れた塩化ビニル系樹脂
組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、(A)塩
化ビニルとジアリルエステル類との共重合体又は塩化ビ
ニルと塩化ビニルに共重合可能なモノマーとジアリルエ
ステル類との共重合体であって、テトラヒドロフラン不
溶ゲル分が0.1〜9.9重量%及び残部がテトラヒド
ロフラン可溶分からなる塩化ビニル樹脂と、(B)塩化
ビニルとジアリルエステル類との共重合体又は塩化ビニ
ルと塩化ビニルに共重合可能なモノマーとジアリルエス
テル類との共重合体であって、テトラヒドロフラン不溶
ゲル分が10〜80重量%及び残部がテトラヒドロフラ
ン可溶分からなる塩化ビニル系樹脂とを併用すると共
に、(A)成分の塩化ビニル系樹脂と(B)成分の塩化
ビニル系樹脂とを重量比で99:1〜90:10の割合
で使用し、更にこれらの塩化ビニル系樹脂混合物100
部(重量部、以下同様)と可塑剤30〜200部を配合
してなる塩化ビニル系樹脂組成物が、ー般の軟質塩化ビ
ニル系樹脂では不可能な良好な圧縮永久歪及び優れた加
工性、艶消し性を兼ね備え、しかもゴム分を使用しない
のでコスト的にも有利であることを知見した。
【0008】即ち、平均重合度2000〜4000程度
の高重合度の塩化ビニル系樹脂に可塑剤を50〜200
部添加した軟質塩化ビニル系樹脂組成物は、その樹脂及
び成形品の特性に合わせた加工条件を設定する必要があ
るが、押出条件が低温条件であると艶消し性においては
優れているが、機械的物性、特に引張強度などの点で劣
り、また、高温条件であると引張強度などの機械的物性
面については優れているが、艶消し性が劣り、艶消し性
と機械的物性の両面を満足する加工条件を設定するのが
難しく、加工性が悪い。
【0009】また、軟質塩化ビニル系樹脂組成物は圧縮
永久歪などの物性に劣り、高い物性を得るためには塩化
ビニル系樹脂として平均重合度の高いものを使用しなけ
ればならない。
【0010】しかしながら、高重合度、特に3500以
上の塩化ビニル系樹脂を使用した場合、可塑化効率が下
がり、可塑剤を多くしなければならないという問題点が
あるほか、溶融粘度の上昇によりゲル化性に劣り、加工
性が悪くなるなどの問題点がある。このため、加工性を
適宜なものにするのに加工温度を上げなければならず、
その結果、表面の艶消し性において劣るものとなってし
まう。
【0011】これに対し、本発明者は、塩化ビニルとジ
アリルエステル類との共重合体又は塩化ビニルと塩化ビ
ニルに共重合可能なモノマーとジアリルエステル類との
共重合体に着目し、かかる共重合体としてテトラヒドロ
フラン溶解度の異なるものを二種併用すると共に、これ
らを特定の割合で使用し、更に可塑剤を配合した軟質塩
化ビニル系樹脂組成物が、これらの相乗作用により、圧
縮永久歪に優れ、かつ通常の塩化ビニル系樹脂組成物が
艶消しを失う高温条件(ダイス温度が160〜200
℃)においても引張強度など機械的物性面が良好で艶消
性に優れ、広い加工温度で艶消し性に優れているため加
工性が良好であることを見いだし、本発明をなすに至っ
たものである。
【0012】従って、本発明は、上記(A)成分の塩化
ビニル系樹脂と上記(B)成分の塩化ビニル系樹脂とを
重量比で99:1〜90:10の割合で使用した塩化ビ
ニル系樹脂混合物100部及び可塑剤30〜200部を
配合してなることを特徴とする塩化ビニル系樹脂組成物
を提供する。
【0013】なお、本発明において、「テトラヒドロフ
ラン不溶ゲル分」とは、ソックスレー抽出器を用いて熱
テトラヒドロフランで22時間抽出し、350メッシュ
フィルターにて分離される抽出残渣を意味する。
【0014】以下、本発明について更に詳しく説明する
と、本発明の塩化ビニル系樹脂組成物においては(A)
成分と(B)成分の塩化ビニル系樹脂とを併用した塩化
ビニル系樹脂混合物を使用するもので、いずれか一方の
みを使用した場合、表面艶消し性には優れているが、ゲ
ル化性等の加工性に劣ってしまう。
【0015】本発明においては、(A)成分、(B)成
分共に、塩化ビニルとジアリルエステル類との共重合体
又は塩化ビニルと塩化ビニルに共重合可能なモノマーと
ジアリルエステル類との共重合体を用いる。
【0016】ここで、ジアリルエステル類としては、ジ
アリルフタレート,ジアリルイソフタレート,ジアリル
テレフタレート等のフタル酸のジアリルエステル類、ジ
アリルマレート,ジアリルフマレート,ジアリルアジペ
ート,ジアリルアゼレート,ジアリルセバケート等の飽
和二塩基酸のジアリルエステル類などが挙げられる。ま
た、塩化ビニルに共重合可能なモノマーとしては、例え
ば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステ
ル,アクリル酸メチル,アクリル酸エチル等のアクリル
酸エステルもしくはメタアクリル酸エステル、エチレ
ン,プロピレン等のオレフィン、無水マレイン酸、アク
リロニトリル、スチレン、塩化ビニリデン等が挙げられ
る。
【0017】本発明においては、(A)成分の塩化ビニ
ル系樹脂として、塩化ビニルとジアリルエステル類との
共重合体又は塩化ビニルと塩化ビニルに共重合可能なモ
ノマーとジアリルエステル類との共重合体であって、テ
トラヒドロフラン不溶ゲル分が0.1〜9.9重量%及
び残部がテトラヒドロフラン可溶分からなる塩化ビニル
系樹脂を使用する。テトラヒドロフラン不溶ゲル分が
0.1重量%未満であると、艶消し性に劣り、9.9重
量%を超えると加工性に劣るものとなる。このようなテ
トラヒドロフランに部分溶解する塩化ビニル系共重合体
を得るには、重合系においてジアリルエステル類を塩化
ビニル単量体100重量%に対して1.3〜3重量%添
加して重合することが好ましい。ジアリルエステル類の
添加量が1.3重量%未満では艶消し性、加工性が向上
しない場合があり、3重量%を超えるとゲル分が多く生
成してしまい、成形品表面に悪影響を及ぼす場合があ
り、更に圧縮永久歪などの物性面で劣ってしまう場合が
ある。上述したジアリルエステル類のなかでもジアリル
フタレートが他のジアリルエステル類のものよりも加工
性に影響を与えないので好ましい。なお、重合法は特に
制限されないが、懸濁重合法が好ましい。
【0018】一方、本発明組成物の(B)成分は、テト
ラヒドロフラン不溶ゲル分が10〜80重量%、好まし
くは15〜30重量%及び残部がテトラヒドロフラン可
溶分からなる塩化ビニル系共重合体を使用する。テトラ
ヒドロフラン不溶ゲル分が10重量%未満では良好な艶
消し効果が得られず、80重量%を超えると加工性が悪
くなる。
【0019】このようなテトラヒドロフラン不溶ゲル分
が10〜80重量%及び残部がテトラヒドロフラン可溶
分塩化ビニル系樹脂を得るためには、重合系において塩
化ビニル単量体100重量%に対しジアリルエステル類
を0.05〜5重量%添加することが好ましい。また、
上述したジアリルエステル類の中で、ジアリルマレート
が他のジアリルエステル類のものよりも艶消し性の面で
優れているため好ましく用いられる。
【0020】本発明組成物においては、上記(A)成分
の塩化ビニル系樹脂と(B)成分の塩化ビニル系樹脂と
を重量比で99:1〜90:10の割合の範囲とする必
要がある。この範囲より(B)成分の割合が低いと艶消
し性において劣るものとなり、一方上記範囲より(B)
成分の割合が高いとゲル分の生成が必要以上に出てしま
い、特にゲル化性が低下し、加工性が好ましくない。
【0021】また、可塑剤の種類は特に制限されない
が、例えばジブチルフタレート,ジオクチルフタレー
ト,ブチルベンゾエート等の芳香族多塩基酸のアルキル
エステル、ジオクチルアジペート,ジオクチルアゼレー
ト,ジオクチルセバケート等の脂肪族多塩基酸のアルキ
ルエステル等が挙げられる。
【0022】本発明の組成物においては、可塑剤の配合
量は、上記併用塩化ビニル系樹脂100部に対し30〜
200部、好ましくは40〜150部とするものであ
る。可塑剤の配合量が30部未満では圧縮永久歪が大き
くなり、200部を超えると生産性、加工性が不良とな
る。
【0023】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物には、上
記成分以外に熱可塑性樹脂、ゴム熱安定剤、充填剤、顔
料及び加工助剤等を必要量配合することができる。
【0024】ここで、熱可塑性樹脂としては、例えば一
般のポリ塩化ビニル樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合
体、塩素化ポリエチレン、ABS樹脂、AS樹脂、ウレ
タン樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。
【0025】熱安定剤としては、例えば三塩基性硫酸鉛
等の鉛系安定剤、ジブチルスズマレート等のスズ系安定
剤、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の金
属セッケン等を挙げることができる。
【0026】また、充填剤としては、炭酸カルシウム、
酸化チタン、タルク、アスベスト、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム等が挙げられる。
【0027】更に、顔料としては、カーボンブラック、
クロムイエロー、酸化チタン等が挙げられ、加工助剤と
しては、低分子量ポリエチレン、高級脂肪酸エステル等
の通常の塩化ビニル系樹脂組成物に使用されているもの
を用いることができる。
【0028】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は従来の
塩化ビニル系樹脂組成物と同様の工程により製造するこ
とができる。例えば上記(A)成分の塩化ビニル系樹
脂、(B)成分の塩化ビニル系樹脂及び可塑剤とをスー
パーミキサー、ブレンダー等の混合機により必要により
熱可塑性樹脂、熱安定剤等と共に混合し、次いでバンバ
リーミキサー、ミキシングロール、押し出し機等により
混練して製造することができる。
【0029】このように製造された本発明の塩化ビニル
系樹脂組成物の加工性は一般の軟質塩化ビニル系樹脂と
同じように良好であり、従って、一般の軟質塩化ビニル
系樹脂と同じように射出成形、押し出し成形、プレス成
形、ブロー成形、カレンダー成形などにより成形が可能
である。
【0030】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に示すが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。
【0031】[実施例、比較例]2m3オートクレーブ
に塩化ビニル単量体、その他懸濁剤、重合開始剤を仕込
み、ジアリルフタレート1.5〜10.0重量%の存在
下で、重合温度40℃において懸濁重合を行い、テトラ
ヒドロフラン不溶ゲル分が2.0重量%の樹脂(樹脂
A)及び0重量%の樹脂(樹脂C)を製造した。
【0032】一方、特開昭59ー043045号公報の
方法に準じて、テトラヒドロフラン不溶ゲル分が20.
0重量%の塩化ビニル系樹脂(樹脂B)を製造した。
【0033】また、比較のため汎用塩化ビニル樹脂(樹
脂D)を使用した。これらの樹脂の一覧を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表3に示した割合でこれらの樹脂を用いる
と共に、以下の配合処方により100リットルホットミ
キサーを用いてコンパウンドを作製し、容量50リット
ルのバンバリーミキサーを用いて混練ペレットにした。
【0036】配合処方 PVC 100 重量部 スズ系安定剤 0.5 〃 エポキシ系安定剤 2.0 〃 ポリエチレン系滑剤 1.0 〃 炭酸カルシウム 20 〃 ブラックカーボン 1.0 〃 可塑剤(フタル酸エステル) 80 〃
【0037】このペレットを内径50mmφの単軸押出
機を用いて、表2に示す条件(低温条件及び高温条件)
でシートを押出した。この時の押出シートの成形性、加
工性、艶消し性を下記基準に基づき評価した。また、得
られた押出シートを170℃,30kg/cm2でプレ
ス加工を施し、圧縮永久歪(JIS K−6301に準
ずる),引張強度(JIS K−7113に準ずる)を
測定した。結果を表3に併記する。
【0038】
【表2】
【0039】成形性の評価(加工性の評価) ○:成形品表面にヒビ、割れ、ムラ、波などがない △: 〃 がややある ×: 〃 が非常に多
くある 艶消し性の評価 ◎:非常に細い凹凸が多数見られ、艶消し状態が非常に
良好 ○:やや荒い凹凸があるが艶消し状態が良好 △:部分的に艶がある ×:全体的に艶がある
【0040】
【表3】
【0041】表3の結果よりテトラヒドロフラン不溶分
がない塩化ビニル樹脂と本発明組成物の(B)成分とを
併用した塩化ビニル樹脂組成物(比較例1)は艶消し性
について押出成形が低温条件である場合には非常に良好
な結果を示しているが、条件を高温に上げると成形品表
面の細かな凹凸が消え、大きめの凹凸のみが残ってしま
うため、表面の艶消し性状態が悪くなり、また、成形品
表面にヒビ、割れ等が生じる。また、本発明組成物の
(B)成分と汎用塩化ビニル樹脂とを併用した塩化ビニ
ル樹脂組成物(比較例2)は押出成形を高温にすると、
艶消し性、成形性にが劣る。また、汎用塩化ビニル樹脂
を単独配合したは塩化ビニル樹脂組成物(比較例3)
は、押出成形を高温にすると、艶消し性、成形性が劣
る。
【0042】これに対して、本発明組成物の(A)成分
と(B)成分とを併用した塩化ビニル樹脂組成物は、押
出成形が高温条件でも成形品の表面性及び艶消し性が良
好であり、圧縮永久歪と引張強度も良好であることが認
められる。
【0043】
【発明の効果】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、高
温加工でも艶消し性に優れ、このため加工性がよく、か
つゴム的弾性、特に圧縮永久歪に優れるもので、自動車
・建材窓枠パッキン類などに好適に使用することができ
るものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)成分の塩化ビニル系樹脂と下
    記(B)成分の塩化ビニル系樹脂とを重量比で99:1
    〜90:10の割合で使用した塩化ビニル系樹脂混合物
    100重量部 (A)塩化ビニルとジアリルエステル類との共重合体又
    は塩化ビニルと塩化ビニルに共重合可能なモノマーとジ
    アリルエステル類との共重合体であって、テトラヒドロ
    フラン不溶ゲル分が0.1〜9.9重量%及び残部がテ
    トラヒドロフラン可溶分からなる塩化ビニル系樹脂、 (B)塩化ビニルとジアリルエステル類との共重合体又
    は塩化ビニルと塩化ビニルに共重合可能なモノマーとジ
    アリルエステル類との共重合体であって、テトラヒドロ
    フラン不溶ゲル分が10〜80重量%及び残部がテトラ
    ヒドロフラン可溶分からなる塩化ビニル系樹脂、 及び可塑剤30〜200重量部を配合してなることを特
    徴とする塩化ビニル系樹脂組成物。
JP34018091A 1991-11-29 1991-11-29 塩化ビニル系樹脂組成物 Pending JPH05156109A (ja)

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