JPH05155364A - 自動車の車体構造及び車体組立方法 - Google Patents

自動車の車体構造及び車体組立方法

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JPH05155364A
JPH05155364A JP32327891A JP32327891A JPH05155364A JP H05155364 A JPH05155364 A JP H05155364A JP 32327891 A JP32327891 A JP 32327891A JP 32327891 A JP32327891 A JP 32327891A JP H05155364 A JPH05155364 A JP H05155364A
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JP
Japan
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unit body
dash
panel
lower unit
unit
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JP32327891A
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English (en)
Inventor
Masahiro Osumi
正宏 大隅
Tetsuya Murakami
哲也 村上
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体剛性を低下させることなく、ダッシュ回
りへの組付作業性を向上させる。 【構成】 ダッシュユニット7を分離して、ダッシュ回
りの艤装を施す。この分離されたダッシュユニット7に
対して各種部品を組付けるので、各種部品の組付けが容
易である。ダッシュユニット7の回転も可能である。こ
のダッシュユニットボディ7を、ロアユニットボディ4
に組付けてアンダ−ユニットボディ11を形成する。そ
の後、アンダ−ユニットボディ11に対し、アッパユニ
ットボディ10を組付けて車体1を構成する。ロアユニ
ットボディ4において、フロントフレ−ム、フロアフレ
−ムが連続するので、剛性が低下しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体構造及び
車体組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の製造において、組立ライ
ンでの組立作業の容易化、作業ステ−ションの減少を図
るために、自動車の車体又は各部をユニット化すること
が種々試みられている。例えば特開昭63−23517
4号公報に記載されるように、車体を、ダッシュパネル
を有しエンジンル−ムを構成するフロントユニットボデ
ィと、フロア部材を有するロアユニットボディと、ル−
ブ部材及び左右のボディサイドパネルを有するアッパユ
ニットボディとに分割し、これら3つのボディを互いに
結合するようにしたものが知られている。
【0003】また、特公昭64−2549号公報に記載
されるように、ダシュパネル回りをユニット化して、上
方より組付けるものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の場合
は、ロボットによる自動組付けを考える場合、いわゆる
ダッシュ回りへの組付けは、フロントボディの回転が困
難なことから、側方からしなければならず、組付け作業
性が悪い。また、フロントフレ−ムとフロアフレ−ムと
が分離されることとなり、フロントボディとロアボディ
との接合部分と、フロントボディとアッパボディとの接
合部分とが略一致するので、剛性の点でも不利である。
【0005】一方、後者の場合は、ダッシュ回りへの組
付け性は改善されるものの、ダッシュ回りのユニット
の、車体本体への組付けは、上方からの一方向からしか
できず、ロボットによる自動組付けを行う場合等に、や
はり組付け作業性が悪い。
【0006】本発明は、車体剛性を低下させることな
く、ダッシュ回りへの組付作業性を向上させた自動車の
車体構造及び車体組立方法を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車体
を、エンジンル−ム及びフロア部材とを有するロアユニ
ットボディと、ダッシュパネルとカウルパネルとを有す
るダッシュユニットと、ル−フ部材及び左右のボディサ
イドパネルを有するアッパユニットボディとの少なくと
も3分割構造に構成した構成とする。
【0008】請求項2の発明は、車体を、エンジンル−
ム及びフロア部材とを有するロアユニットボディと、ダ
ッシュパネルとカウルパネルとを有するダッシュユニッ
トと、ル−フ部材及び左右のボディサイドパネルを有す
るアッパユニットボディとに3分割し、予め艤装の施さ
れたダッシュユニットをロアユニットボディに組付け、
しかる後、ロアユニットボディに対しアッパユニットボ
ディを組付ける構成とする。
【0009】請求項3の発明は、ロアユニットボディと
アッパユニットボディとの結合は、ロアユニットボディ
をアッパユニットボディに対して相対的にその前側から
差し込み、該ロアユニットボディのフロア部材の車幅方
向のサイド部をアッパユニットボディのボディサイドパ
ネル下縁の係合部に係合させて結合する。
【0010】請求項4の発明は、上記サイド部及び係合
部のいずれか一方は、車体前後方向に延びる凹部に形成
され、他方は該凹部にスライド可能に嵌合する凸部に形
成されており、上記ロアユニットボディをアッパユニッ
トボディに相対的に差し込む際、上記凹部と凸部との嵌
合により該ロアユニットボディの相対的差込みをガイド
する。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、横方向の組付け作業
が集中するダッシュユニットが分離されるので、ダッシ
ュ回りへの各種部品の組付性がよくなる。ロアユニット
ボディは、エンジンル−ムとフロア部材を有するので、
フロントフレ−ムとフロアフレ−ムが連続し、剛性の低
下がない。
【0012】請求項2の発明によれば、予め艤装の施さ
れたダッシュユニットをロアユニットボディに組付け、
しかる後、これらのユニットに対しアッパユニットボデ
ィを組付けるので、車体の組立てが容易である。
【0013】請求項3の発明によれば、ロアユニットボ
ディをアッパユニットボディに対しその前側から差込
み、該ロアユニットボディのフロア部材の車幅方向のサ
イド部をアッパユニットボディのボディサイドパネル下
縁の係合部に係合させて組付けることにより、従来の如
くロアユニットボディの結合作業が終了するまで該ロア
ユニットボディを支持する必要がなくなる。
【0014】請求項4の発明によれば、上記サイド部及
び係合部のいずれか一方を車体前後方向に延びる凹部に
形成し、他方を該凹部にスライド可能に嵌合する凸部に
形成しているので、上記ロアユニットボディをアッパユ
ニットボディに差し込む際、凹部と凸部の嵌合により、
ロアユニットボディの差込みがガイドされる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0016】図1において、1は車体で、エンジンル−
ム2及び前部フロア部材3とを有するロアユニットボデ
ィ4と、ダッシュパネル5及びカウルパネル6とを有す
るダッシュユニット7と、ル−フ部材8及び左右のボデ
ィサイドパネル9,9を有するアッパユニットボディ1
0との3分割構造となっている。上記前部フロア部材3
は、軽量かつ十分な強度を有するように、アルミニウム
等からなるハニカム構造に形成されている。
【0017】そして、まず、予め艤装の施されたダッシ
ュユニット7を、ロアユニットボディ4に組付けてアン
ダ−ユニットボディ11を形成し、しかる後、アンダ−
ユニットボディ11に対しアッパユニットボディ10を
組付けて車体1を構成するようになっている(図2参
照)。これらの結合は、主として接着剤によって行わ
れ、必要箇所はボルト・ナットによる締結が併用されて
いる。
【0018】ダッシュユニット7は、図3及び図4に示
すように、ダッシュパネル5を構成するダッシュロアパ
ネル5a及びダッシュアッパパネル5bの上部にカウル
パネル6及びカウルフロントパネル12が設けられて、
車幅方向に延びフロントウインド13の下縁を支持する
カウルボックス14が形成されている。それと共に、ダ
ッシュユニット7には、ステアリングホイ−ル15、ク
ラッチシリンダ16、マスタ−バッグ17、ボンネット
レリ−ズ18、アクセルケ−ブル19、ステアリングシ
ャフト20、ハ−ネス21、ワイパ−モ−タ22、空調
ユニット23及び各種計器類を装備したインパネ本体2
4等のほか、ペダル類等の装備品が取付けられている。
また、ダッシュユニット7は、車体左右方向に延びるイ
ンパネメンバ31を有し、そのセンタ−ステ−32がダ
ッシュロアパネル5aに固定されて剛性を確保できるよ
うになっている。ダッシュユニット7のダッシュロアパ
ネル5aとロアユニットボディ4の前部フロア部材3と
は、ダッシュロアアッパ5bに溶着されたナット33に
ボルト34を適用することで締結されるようになってい
る。また、インパネ本体24のインパネ表皮24aはセ
ンタ−コンソ−ル35に連続するようになっている。
【0019】また、上記インパネメンバ31の両端部
は、図5に示すように、ロアユニットボディ4のカウル
サイドパネル36にヒンジピラ−インナ37が接続され
て構成される閉断面構造部分の内側に取付けられたイン
パネブラケット38に、該インパネブラケット38に溶
着されたナット39にボルト40を適用することで締結
固定するようになっている。また、ダッシュロアパネル
5aを、グロメット41を介して上記ハ−ネス42が貫
通している。43はダッシュインシュレ−タ、44はボ
ルト40を適用した後にサ−ビス孔を埋めるカバ−板で
ある。
【0020】また、図6に示すように、ダッシュロアパ
ネル5aに溶着されたナット45に、ロアユニットボデ
ィ4側のフロントフレ−ム46が、ボルト47を適用す
ることで締結固定されている。48はシ−ル機能を有す
る接着剤である。さらに、図7に示すように、エプロン
レインフォ−スメントアッパ51とエプロンレインフォ
−スメントロア52とが接合されてなる閉断面構造がホ
イ−ルエプロン53の上部に設けられており、該エプロ
ンレインフォ−スメントアッパ51及びロア52に溶着
されてなるナット54に、ボルト55を適用すること
で、ダッシュユニット7側のレンフォ−スメント56
が、ロアユニットボディ4に対して締結されている。
【0021】一方、上記アッパユニットボディ10は、
各ボディサイドパネル9に、前後2つのドア開口部6
1,62が設けられており、上記ロアユニットボディ1
1との組付け後、前側のドア開口部61にはフロントド
ア67が、後側のドア開口部62にはリヤドア(図示せ
ず)がそれぞれ開閉可能に取付けられる。
【0022】上記ボディサイドパネル9は、ドア開口部
61の前縁部を構成するフロントピラ−63と、ドア開
口部61の後縁部及びドア開口部62の前縁部を構成す
るセンタピラ−64と、ドア開口部62の後縁部を構成
するリヤピラ−65と、上記両ドア開口部61,62の
下縁部を構成するサイドシル66とを有している。
【0023】上記サイドシルは、図8に示すように、ア
ルミニウムを押出し成形して成る閉断面構造である。こ
のサイドシル66の車室内側側面には、内方に突出する
上下一対の突出片67,67がサイドシル66の長手方
向(つまり車体前後方向)に亘って一体的に形成されて
いる。上記両突出片67は、サイドシル66の車室内側
側面と共に車体前後方向に延びる凹部68を構成してお
り、該凹部68には、上記フロア部材3の側縁部3aが
スライド可能に嵌合するように設けられて、上記ロアユ
ニットボディ11をアッパユニットボディ10に前側か
ら差込む際、上記凹部68と凸部としての側縁部3aと
の嵌合により該ロアユニットボディ11の差込みをガイ
ドするように構成されている。上記側縁部3aは、凹部
68内に接着剤69により固着されている。尚、この前
部フロア部材3上には、前部座席(図示せず)が据え付
けられる。
【0024】また、上記アッパユニットボディ9の後部
フロア部材71は、図9に示すように薄板からなり、上
記前部フロア部材3の後縁部3bとの係合部72から後
方上向きに立上がる立上り部71aと、該立上り部71
aの上端から後方に略水平に延びる水平面部71bとを
有している。この前部フロア部材3は、クロスメンバ7
3,74及びサイドフレ−ム(図示せず)等で補強され
ていると共に、後部フロア部材71の水平面部71b上
には後部座席(図示せず)が据え付けられる。よって、
上記前部フロア部材3と後部フロア部材71との係合構
造は、後部フロア部材71とクロスメンバ73との前側
接合部の前側に、両部材からなる前向きに開口する断面
コ字状の係合部72が形成され、該係合部72内に前部
フロア部材3の後縁部3bが嵌合されている。
【0025】次に、上記車体1の組立方法について説明
する。
【0026】まず、図3に示す如く、ダッシュユニット
ボディ7に各種部品を取付けて艤装を施す。このとき、
ダッシュユニットボディ7に対しては、前後、左右、上
下のいずれの方向からでも組付けることができ、ロボッ
トを用いて自動組付けする場合、各種部品を組付け作業
性よく組付けることができる。特に、ダシュユニットボ
ディ7のダッシュパネル5は、エンジンル−ム2と車室
とを仕切るものであり、これを貫通して取付けるものが
多いため、組付性の点で有利である。また、作業者が組
付ける場合であっても,組付けの自由度が高いことか
ら、作業姿勢を改善することができ、作業効率、組付け
効率の点で有利である。
【0027】これと平行して、ロアユニットボディ4及
びアッパユニットボディ10にもそれぞれ艤装が施され
る。
【0028】そして、ロアボディユニット4に対し、ダ
ッシュボディユニット7が組付けられ、アンダ−ユニッ
トボディ11が組立てられる。この場合も組付けの自由
度が高く、ロボット等による自動化の場合特に有利であ
る。
【0029】それから、アッパユニットボディ10にお
ける各ボディサイドパネル9の下部のサイドシル66の
凹部68内及び後部フロア部材71の前縁の係合部72
内にそれぞれ接着剤を塗布する。
【0030】続いて、上記アンダ−ユニットボディ11
の前部フロア部材3の側縁部3aを、上記アッパユニッ
トボディ10側の凹部内にアッパユニットボディ10の
前側から挿入嵌合し、この嵌合状態のままアンダ−ユニ
ットボディ11の前部フロア部材3をアッパユニットボ
ディ11の左右のボディサイドパネル9,9間に差込
む。そして、この差込みが終了した段階では、上記前部
フロア部材3の後縁部3bが、上記後部フロア部材71
の前縁部の係合部72内に係合する。これにより、前部
フロア部材3の左右両側縁部3a及び後縁部3bが共に
アッパユニットボディ10に係合されて、アンダ−ユニ
ットボディ11とアッパユニットボディ10とが互いに
組付けられる。
【0031】上記アンダ−ユニットボディ11とアッパ
ユニットボディ10との組付けは、例えば図10及び図
11に示すようにして行われる。アンダ−ユニットボデ
ィ11を結合ステ−ションCS1の可動台車125にセ
ットし、アッパユニットボディ10をハンガ−127で
吊持して結合ステ−ションCS1の左右1対の固定台1
20に固定し、可動台車125を車体前後方向前方から
後方向きにアッパユニットボディ10に対して相対的に
前方よりの組付けて、フロア部材3の側縁部3aをサイ
ドシル66の左右の凹部68の前方から差し込んで、フ
ロア部材3の側縁部3aを凹部68に係合させて支持さ
せて凹部68の接着剤69で固着する。これと平行して
ヒンジピラ−を構成する断面構造71A,71Bを前後
に組合せ、固定台126間に設けられた締結用ロボット
128等によりフロア部材3とアッパユニットボディ1
0とのその他の結合部(例えばフロア部材3の後端部の
結合箇所等)を結合すると共に閉断面構造71A,71
Bを結合し、このように車体1を組立てる。なお、この
結合は、ボルト・ナット結合、接着結合、溶接結合、あ
るいはこれらの組合せの結合等を採用する。なお、アッ
パユニットボディ10にカウル部材を付属させた場合に
は、前部座席の上端部がカウル部材に干渉しないように
するため、リクライニング装置により前部座席のシ−ト
バックを後方へ押し倒してアッパユニットボディ10と
アンダ−ユニットボディ11を組合せることになる。次
に、車体1に対して、アッセンブリ体81を組付けるア
ッセンブリ体組付け工程では、図12に示すように、予
めサブラインにてパレット129上に位置決め固定した
エンジン82、変速機(図示せず)、フロント及びリヤ
のサスペンション83、排気管84及び燃料タンク85
を含むアッセンブリ体81を、結合ステ−ションCS2
のコンベア130上に移送すると共に、車体を図示外の
昇降装置の支持ア−ム131で吊持して結合ステ−ショ
ンCS2 に移送し、この車体を下降させることにより車
体1に対してアッセンブリ体81を相対的に下方より組
付け、結合ステ−ションCS2 の下部に設けられた2台
の締結用ロボット132でアッセンブリ体81を車体1
に対して組付けるので、走行性能に大きな影響を及ぼす
アッセンブリ体81を精度よく組付けることができる。
【0032】このような組付け方法の場合、アンダ−ユ
ニットボディ11(前部フロア部材3)の差込み方向
(車体前後方向)と係合による支持方向(上下方向)と
が異なるので、係合構造によりアンダ−ユニットボディ
11の差込みひいては組付けが支障を来すことがないば
かりでなく、この係合構造によりアンダ−ユニットボデ
ィ11を差込んだ位置で支持することができる。このた
め、従来の如くアンダ−ユニットボディ11の結合作業
が終了するまで該アンダ−ユニットボディ11を支持す
る必要はなく、また、両ユニットボディの結合方法とし
て接着剤を容易に用いることができると共に、ボルト等
による締結箇所を可及的に少なくすることができ、組立
作業の容易化、迅速化を図ることができる。
【0033】しかも、アンダ−ユニットボディ11の差
込みの際には、アンダ−ユニットボディ11の前部フロ
ア部材3の側縁部3aとアッパユニットボディ10側の
凹部68とが嵌合した状態のままでアンダ−ユニットボ
ディ11を差込み方向にガイドするので、差込みないし
組付作業性を確実かつ迅速に行うことができる。また、
本実施例の如く、アンダ−ユニットボディ11の差込み
に先だって、上記凹部内等に接着剤を塗布しておくと、
アンダ−ユニットボディ11の差込み後それを速やかに
アッパユニットボディ10に固着することができるの
で、組付け作業性の迅速化をより図ることができると共
に、接着剤による固着を差込み時の抵抗などから容易に
確認することができる。
【0034】尚、アンダ−ユニットボディをアッパユニ
ットボディに対し相対的にその前側から差込むときは、
アッパユニットボディを固定し、これに近付けるように
アンダ−ユニットボディを後方に移動させて差込むだけ
でなく、逆に、アンダ−ユニットボディを固定し、これ
に近付けるようにアッパユニットボディを前方へ移動さ
せて差込みを行ってもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、ダッ
シュユニットが分離されるので、ダッシュ回りへの各種
部品の組付性がよくなる。ロアユニットボディは、エン
ジンル−ムとフロア部材を有するので、フロントフレ−
ムとフロアフレ−ムが連続し、剛性の低下がなく、接合
ラインがずれるため、剛性確保の点で有利である。
【0036】請求項2の発明は、予め艤装の施されたダ
ッシュユニットをロアユニットボディに組付け、しかる
後、ロアユニットボディに対しアッパユニットボディを
組付けるようにしているので、ロボットによる自動組付
けの場合、組付け方向の自由度が大きく、また、ダッシ
ュユニットの回転も比較的容易に行えるので、組付けが
容易である。
【0037】請求項3の発明は、ロアユニットボディを
アッパユニットボディに対しその前側から差込み、該ロ
アユニットボディのフロア部材の車幅方向のサイド部を
アッパユニットボディのボディサイドパネル下縁の係合
部に係合させて組付けるので、従来の如くロアユニット
ボディの結合作業が終了するまで該ロアユニットボディ
を支持する必要がなくなり、迅速かつ容易に組立てるこ
とができる。
【0038】請求項4の発明は、上記サイド部及び係合
部のいずれか一方を車体前後方向に延びる凹部に形成
し、他方を該凹部にスライド可能に嵌合する凸部に形成
して、上記ロアユニットボディをアッパユニットボディ
に差し込む際、凹部と凸部の嵌合させるので、ロアユニ
ットボディの差込みがガイドされ、効率よく組立てるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】備品を取外した状態の、自動車の車体構造の分
解斜視図である。
【図2】アンダ−ユニットボディを組立てた状態の、分
解斜視図である。
【図3】ダッシュユニットの斜視図である。
【図4】図2のIV−IV線における断面図である。
【図5】図2のV −V 線における断面図である。
【図6】図2のVI−VI線における断面図である。
【図7】図2のVII −VII 線における断面図である。
【図8】前部フロア部材とサイドシルとの係合構造を示
す断面図である。
【図9】前部フロア部材と後部フロア部材との係合構造
を示す断面図である。
【図10】アッパ及びロアユニットボディを結合する結
合ステ−ションの側面図である。
【図11】前記結合ステ−ションの正面図である。
【図12】アッセンブリ体を組付ける結合ステ−ション
の側面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 エンジンル−ム 3 前部フロア部材 3a 側縁部(サイド部) 4 ロアユニットボディ 5 ダッシュパネル 6 カウルパネル 7 ダッシュユニット 8 ル−フ部材 9 ボディサイドパネル 10 アッパユニットボディ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を、エンジンル−ム及びフロア部材
    とを有するロアユニットボディと、ダッシュパネルとカ
    ウルパネルとを有するダッシュユニットと、ル−フ部材
    及び左右のボディサイドパネルを有するアッパユニット
    ボディとの少なくとも3分割構造に構成したことを特徴
    とする自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 車体を、エンジンル−ム及びフロア部材
    とを有するロアユニットボディと、ダッシュパネルとカ
    ウルパネルとを有するダッシュユニットと、ル−フ部材
    及び左右のボディサイドパネルを有するアッパユニット
    ボディとに3分割し、 予め艤装の施されたダッシュユニットをロアユニットボ
    ディに組付け、 しかる後、ロアユニットボディに対しアッパユニットボ
    ディを組付けることを特徴とする自動車の車体組立方
    法。
  3. 【請求項3】 ロアユニットボディとアッパユニットボ
    ディとの結合は、ロアユニットボディをアッパユニット
    ボディに対して相対的にその前側から差し込み、 該ロアユニットボディのフロア部材の車幅方向のサイド
    部をアッパユニットボディのボディサイドパネル下縁の
    係合部に係合させて結合するところの請求項2記載の自
    動車の車体組立方法。
  4. 【請求項4】 上記サイド部及び係合部のいずれか一方
    は、車体前後方向に延びる凹部に形成され、他方は該凹
    部にスライド可能に嵌合する凸部に形成されており、 上記ロアユニットボディをアッパユニットボディに相対
    的に差し込む際、上記凹部と凸部との嵌合により該ロア
    ユニットボディの相対的差込みをガイドするところの請
    求項3記載の自動車の車体組立方法。
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