JPH05152433A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH05152433A
JPH05152433A JP3312257A JP31225791A JPH05152433A JP H05152433 A JPH05152433 A JP H05152433A JP 3312257 A JP3312257 A JP 3312257A JP 31225791 A JP31225791 A JP 31225791A JP H05152433 A JPH05152433 A JP H05152433A
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layer
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semiconductor device
tungsten
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正修 岩崎
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克博 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッチバックタングステンプラグプロセスを
経ても、層間ショートなどを防止できる信頼性の高い半
導体装置およびその製造方法を提供する。 【構成】 素子形成領域60の領域内であって、半導体
基板2の表面に、ゲート電極4,ゲート酸化膜5および
不純物拡散領域6からなるMOS型トランジスタ30が
形成されている。半導体基板2の表面上には、絶縁層7
が形成されている。絶縁層7は、不純物拡散領域6の上
方に開口52を有している。この絶縁層7の開口52に
は、タングステンプラグ1bが形成されている。また、
ダイシングライン部50において、絶縁層7は溝部51
を有している。溝部51は、素子形成領域60を取囲む
ように形成されている。この溝部51には、タングステ
ンストリート1aが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置およびその製
造方法に関し、特に半導体装置としての各チップの周辺
構造とその製造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の集積度がますま
す高められている。集積度の向上により、コンタクトホ
ールの径がより小さくされる。また、不純物領域もより
浅く形成される。さらに、配線層の増加に伴なう配線層
の多層化により、その配線層を絶縁する層間絶縁層も、
幾層にも厚く積重ねられる。これらの結果として、コン
タクトホールのアスペクト比(深さ/径)が増大する。
【0003】従来、アルミニウム・シリコン(AlS
i)などの配線層はスパッタリング法により堆積されて
いた。しかし、スパッタリング法では、プラズマの方向
性のため、コンタクトホールを均一な厚みの膜で被覆で
きない。特に、コンタクトホールの側壁部、底部では、
配線層の膜厚が薄くなる。このため、コンタクトホール
の側壁部が急峻な状態となった場合、その側壁部、底部
で、配線層の断線を生じるという問題点があった。
【0004】近年、上記問題点を回避するため、CVD
(Chemical VaporDepositio
n)法を用いたタングステン(W)プラグの開発が行な
われている。CVD法を用いてタングステン薄膜を形成
する方法として、六弗化タングステン(WF6 )の水素
(H2 )還元法,およびシラン(SiH4 )還元法があ
る。その各々の還元反応式を以下に示す。
【0005】 WF6 (g)+3H2 (g)→W(s)+6HF(g) 2WF6 (g)+3SiH4 (g)→2W(s)+3SiF4 (g)+6H2 (g) ここで、(g)および(s)は、それぞれ気相および固
相状態を示す。
【0006】この、CVD−タングステンプラグ技術に
は、選択(selective)タングステン技術とエ
ッチバックタングステンプラグ技術がある。
【0007】選択タングステン技術はコンタクトホール
のみにタングステンを成長させる技術であり、それゆ
え、理想的な埋込み技術と言われている。しかし、以下
の理由から実用段階には至っていない。
【0008】その理由として、選択タングステン技術で
のタングステンの成長が表面状態に鋭敏である点があげ
られる。まず、選択タングステン技術では、タングステ
ンの成長は表面状態に鋭敏であるため、タングステンの
成長反応が各下層ごとに異なる。すなわち、コンタクト
ホールが、n型およびp型の不純物層のみならず、n型
およびp型のポリシリコン(Poly−Si)層,タン
グステンポリサイド(WSiX /Poly−Si)層や
チタンシリサイド(TiSi2 )層などの下層の上に形
成される場合、下層の異なるすべてのコンタクトホール
を一様に埋めることは困難である。また、シリコン基板
を下層とするコンタクトホールとポリシリコン層などを
下層とするコンタクトホールでは、基板上にポリシリコ
ン層を積んだ分だけ深さが異なる点からも一様に埋める
ことはできない。
【0009】次に、選択タングステン技術では、タング
ステンの成長は絶縁膜の表面状態にも鋭敏である。すな
わち、絶縁膜上に前工程までの僅かな残査やダメージが
残っている場合、この部分が核形成サイトとなりタング
ステンが成長してしまう。このように、“選択性が崩れ
る”という現象が起り、コンタクトホールだけでなく、
絶縁膜上にもタングステンが成長してしまう。
【0010】以上のような点から選択タングステン技術
は実用化には至っていない。次に、エッチバックタング
ステンプラグ技術とは、窒化チタン(TiN)またはチ
タンタングステン(TiW)などのバリアメタルを密着
層として形成し、ウエハ全体にタングステン膜を堆積さ
せた後、このタングステンを全面エッチバックして、コ
ンタクトホールにタングステンプラグを残す技術であ
る。このエッチバックタングステンプラグ技術は、前述
の選択タングステン技術に比べ、比較的容易であり、実
用化に近い技術である。以下に、このエッチバックタン
グステンプラグ技術を採用して製造された従来の半導体
装置およびその製造方法について説明する。
【0011】まず、従来の半導体装置の構成について説
明する。図29は、従来のウエハを概略的に示す平面図
である。また、図30は、図29のB部を拡大して示す
拡大平面図である。これらの図を参照して、ウエハ30
0には複数の素子260が形成されている。この素子2
60は、エッチバックタングステンプラグプロセスを経
て製造されている。また、素子260の間には、素子の
形成されていないダイシングライン部250がある。こ
のダイシングライン部250には、アライメントマーク
220が形成されている。このアライメントマーク22
0は、凸型のアライメントマークである。ダイシングラ
イン部250は、ウエハ300をチップに分断する際、
切断される領域であり、たとえば、j−j線に沿って切
断される。
【0012】図31は、図30のn−n線に沿う部分断
面図,図32は、図30のo−o線に沿う部分断面図で
ある。
【0013】まず、図31を参照して、この図は、ダイ
シングラインにアライメントマークが配されていない部
分の断面図である。ダイシングによる切断前には、素子
形成領域260の間にダイシングライン部250があ
る。素子形成領域260について、半導体基板202の
表面には、素子分離用の酸化膜203が形成されてい
る。この酸化膜203の間には、MOS型トランジスタ
230が形成されている。このMOS型トランジスタ2
30は、ゲート電極204,ゲート酸化膜205および
不純物拡散領域206から形成されている。半導体基板
202の表面上であって、素子形成領域260の領域内
に、絶縁層207が形成されている。この絶縁層207
は、不純物拡散領域206の上に開口252を有してい
る。この開口252から不純物拡散領域206の一部表
面が露出している。絶縁層207の周辺および開口25
2の側壁部と底部には、バリアメタル208が薄く形成
されている。このバリアメタル208は、TiN/Ti
からなっている。また、絶縁層207の開口252は、
タングステンプラグ201bによって埋込まれている。
絶縁層207の表面上であって、タングステンプラグ2
01bの上には、第1のアルミニウム配線層209が形
成されている。この第1アルミニウム配線層209は、
タングステンプラグ201bを介して、不純物拡散領域
206と電気的に接続されている。第1のアルミニウム
配線層209が形成された絶縁層207の表面上には、
層間絶縁膜210が形成されている。この層間絶縁膜2
10は、第1のアルミニウム配線層209の上にスルー
ホール253を有している。このスルーホール253か
ら、第1のアルミニウム配線層209の一部表面が露出
している。層間絶縁膜210の上には、第2のアルミニ
ウム配線層211が形成されている。この第2のアルミ
ニウム配線層211は、層間絶縁膜210のスルーホー
ル253を介して、第1のアルミニウム配線層209と
電気的に接続されている。この第2のアルミニウム配線
層211の表面を被覆するように、パッシベーション膜
212が形成されている。このパッシベーション膜21
2は、開口を有している。この開口から、第2のアルミ
ニウム配線層211の一部表面が露出しており、ボンデ
ィングパッド部213を形成している。
【0014】ダイシングライン部250について、半導
体基板202の表面上には、なにも形成されておらず、
半導体基板202の表面がタングステンプラグ201b
形成時のエッチバックにより荒れている。ダイシングラ
イン部250の一部は簡略化のためその図示が省略して
ある。
【0015】次に図32を参照して、ダイシングライン
部にアライメントマークが配されている部分の断面図で
ある。ダイシングによる切断前には、素子形成領域26
0の間には、ダイシングライン部250がある。素子形
成領域260については、上記に示す図31のアライメ
ントマークを有しない場合と同様の構成である。ダイシ
ングライン部250には、凸型のアライメントマーク2
20が複数個形成されている。半導体基板202の表面
であって、アライメントマーク220が形成されていな
い部分は、タングステンプラグ201b形成時のエッチ
バックにより荒れている。ダイシングライン部250の
一部は、簡略化のためその図示が省略してある。
【0016】以上のように従来の半導体装置は構成され
ている。次に、従来の半導体装置の製造方法について図
30のn−n線とo−o線に沿う各々の断面を用いて以
下に説明する。
【0017】図33〜図40は従来の半導体装置の製造
方法を工程順に示す図30のn−n線に沿う断面図であ
る。また、図41〜図48は、従来の半導体装置の製造
方法を工程順に示す図30のo−o線に沿う断面図であ
る。
【0018】まず、図33と図41を参照して、半導体
基板202の表面に、素子分離用の酸化膜203が形成
される。この酸化膜203の間の領域に、ゲート電極2
04,ゲート酸化膜205および不純物拡散領域206
からなるMOS型トランジスタ230が形成される。半
導体基板202の表面上に、絶縁層207が形成され
る。この絶縁層207には、エッチングにより不純物拡
散領域206の上側にコンタクトホール252が形成さ
れる。また、ダイシングライン部250の領域もエッチ
ングにより、絶縁層207は除去される。特に図41を
参照して、ダイシングライン部250の領域から絶縁層
207を選択的に除去する際に、アライメントマーク2
20が、複数個形成される。
【0019】図34と図42を参照して、半導体基板2
02の表面上にTiN/Tiからなるバリアメタルがス
パッタリングにより形成される。
【0020】図35と図43を参照して、半導体基板2
02の表面上に、CVD法によりタングステン層201
が堆積される。これによりコンタクトホール252はタ
ングステン層201によって埋込まれる。
【0021】図36と図44を参照して、タングステン
層201の堆積された表面全面がエッチバックされる。
これによりタングステンプラグ201bが形成される。
また、このエッチバックによりダイシングライン部25
0において、半導体基板202の表面が荒れる。また、
絶縁層207の周辺部には、タングステン層201aが
残査として残る。特に図44を参照して、アライメント
マーク220の周辺にも、タングステン層201aが残
査として残る。
【0022】図37と図45を参照して、半導体基板2
02の表面全面に、第1のアルミニウム層が形成され
る。このアルミニウム層がエッチングされて、アルミニ
ウム配線層209が形成される。この第1のアルミニウ
ム配線層209は、タングステンプラグ201bの上部
に残される。特に図45を参照して、アライメントマー
ク220の上部にも、第1のアルミニウム配線層209
が残される。
【0023】図38と図46を参照して、半導体基板2
02の表面全面に、絶縁層が形成される。この絶縁層が
エッチングされて、層間絶縁膜210が形成される。こ
の層間絶縁膜210は、絶縁層207の表面上だけ残さ
れる。また、層間絶縁膜210は、第1のアルミニウム
配線層209の一部表面上もエッチング除去される。こ
れにより、層間絶縁膜210にはスルーホール253が
形成され、第1のアルミニウム配線層209の一部表面
が露出する。特に図46を参照して、アライメントマー
ク220の上部にも層間絶縁膜210が残される。
【0024】図39と図47を参照して、半導体基板2
02の表面全面に、第2のアルミニウム層が形成され
る。この第2のアルミニウム層がエッチングされて、第
2のアルミニウム配線層211が形成される。この第2
のアルミニウム配線層211は、絶縁層207の上部だ
け残される。特に図47を参照して、アライメントマー
ク220の上部にも第2のアルミニウム配線層211が
残される。
【0025】図40と図48を参照して、半導体基板2
02の表面全面に、パッシベーション層が形成される。
このパッシベーション層がエッチングされて、パッシベ
ーション膜212が形成される。エッチングにより、パ
ッシベーション膜212は、素子形成部260を被覆す
るように残される。また、パッシベーション膜212
は、第2のアルミニウム配線層211の一部表面上もエ
ッチング除去される。これにより、パッシベーション膜
212に開口が形成され、第2のアルミニウム配線層2
11の一部表面が露出する。この第2のアルミニウム配
線層211の露出部がボンディングパッド部213とな
る。特に図48を参照して、アライメントマーク220
の上部にも、パッシベーション膜212が残される。
【0026】以上のようにして、従来の半導体装置は製
造される。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の半
導体装置においては、図31,図32に示されるように
ダイシングライン部250と素子形成領域260の間に
生じる段差やアライメントマークにより生じる段差は回
避できない。これらの段差により生じる弊害を以下に説
明する。
【0028】図49は、径の異なる複数のコンタクトホ
ールにタングステンプラグを形成する工程を示す断面図
である。図49(a)を参照して、コンタクトホールH
1の径が最も大きく、次いでコンタクトホールH2,コ
ンタクトホールH3の順となっている。図49(b)を
参照して、表面全面にタングステン層201を堆積させ
る。図49(c)を参照して、このタングステン層20
1を全面エッチバックする。これにより径の最も小さい
コンタクトホールH3には、タングステンプラグ201
bが形成される。しかし、コンタクトホールH3よりも
径の大きいコンタクトホールH2,H1では、タングス
テン層201の埋込みが不十分なため、エッチバック時
に基板表面が荒れてしまう。コンタクトホールH2,H
1を埋込むには、図示したタングステン層201の厚み
では、薄すぎるためである。コンタクトホールH3の径
に比較的近い径(たとえばコンタクトホールH2)であ
れば、設計上の工夫でコンタクトホールH3の径に統一
することが可能である。よって、コンタクトホールH2
では、完全に埋込むことが可能となり、接合表面の荒れ
を防ぐことができる。これに対し、コンタクトホールH
1程度の径になると、その径を設計段階で小さくするこ
とも、タングステン層を厚くして埋込むことも不可能に
近い。実際のデバイスでは、このコンタクトホールH1
の部分は、上述した不可避のダイシングラインやアライ
メントマークによる段差部に相当する。したがって、ダ
イシングラインやアライメントマークによる段差部で
は、タングステンプラグ形成時のエッチバックにより、
基板表面が荒れてしまう。とくにダイシングラインに
は、アライメントマークが図30に示されるように形成
されている。ダイシングラインにおける基板表面の荒れ
が、このアライメントマークに及ぼす影響を以下に述べ
る。
【0029】一般に、各層間の位置合せには、アライメ
ントマークが用いられる。この位置合せは、凹または凸
型のアライメントマークにHe−Neレーザ光(λ=6
33nm)をスキャンさせ、その反射光の強度からアラ
イメントマークのパターンの中心を認識することにより
行なわれる。
【0030】図50は、基板表面に荒れを生じていない
場合の凹型(a)および凸型(b)のアライメントマー
クの断面およびアライメント波形を示す図である。ま
た、図51は基板表面に荒れを生じている場合の凹型
(a)および凸型(b)のアライメントマークの断面お
よびアライメント波形を示す図である。
【0031】図50を参照して、タングステンプラグプ
ロセスを用いずに、コンタクトホールにアルミニウム配
線層を施す場合、タングステン層のエッチバック工程が
ない。よって、基板表面に荒れを生じない。このため、
凹型(a),凸型(b)とともに、良好なアライメント
波形を示す。したがってアライメントマークのパターン
の中心の認識が可能である。
【0032】これに対して、タングステンプラグプロセ
スを用いる場合は、図51を参照して、タングステン層
のエッチバック工程により基板表面に荒れが生じる。こ
の表面の荒れによって、アライメント波形が乱れる。こ
のアライメント波形の乱れは、凹型の(a)で示される
程度であれば、パターンの中心が認識可能であるので使
用可能である。しかし、凸型(a)は、アライメント波
形の乱れがひどく、パターンの中心の認識が困難とな
る。
【0033】以上のように、エッチバックタングステン
プラグ技術を採用する場合、基板荒れを生じ、アライメ
ント精度の低下をもたらすという問題点があった。
【0034】上記問題点を解決する方法として、ダイシ
ングライン全面に絶縁膜を残すという方法が考えられ
る。以下、その方法について説明する。
【0035】図52は、図29のB部に対応する拡大平
面図である。ダイシングライン部350には、基板の上
に絶縁膜が残されている。また、ダイシングライン部3
50には、アライメントマーク320が複数個形成され
ている。このアライメントマーク320は、凹型のアラ
イメントマークである。また、ダイシングライン部35
0は、ダイシングライン時に切断される領域であり、た
とえばk−k線に沿って切断される。
【0036】図53は、図52のp−p線に沿う断面
図,図54は、図52のq−q線に沿う断面図である。
なお、図31,図32と同一箇所については、図の符号
を対応する符号で示している。これらの図を参照して、
半導体基板302の上に、絶縁層307が残されてい
る。このため、半導体基板302の表面はタングステン
プラグ形成時のエッチバックにより、荒れを生じること
はない。また、絶縁層307に凹型のアライメントマー
ク320が複数個形成されている。凹型のアライメント
マークであれば、図51(a)に示すように、タングス
テンプラグ形成時のエッチバックが施されても、大きな
アライメント精度の低下はない。
【0037】以上のように、ダイシングライン全面にお
いて、基板上に絶縁膜を残すことによって、アライメン
ト精度の低下は防止することができる。しかし、上記の
ようにダイシングライン部に絶縁層を残す構成とした場
合、図52のk−k線に沿ってダイシングする際に以下
の問題が生じる。
【0038】図55は、図52のk−k線に沿ってダイ
シングする時の様子を示すp−p線に沿う断面図であ
る。図55を参照して、ダイサーの刃340によって、
ダイシングラインの絶縁層307と半導体基板302が
切断される。しかし、このダイシング時に絶縁層307
と半導体基板302にクラックが発生する。このクラッ
クは、絶縁層307中を延び、絶縁層307に形成され
た素子形成領域360の配線層315にまで及ぶ。これ
により、層間ショートや信頼性の低下を引き起すという
問題点があった。
【0039】上記の問題点を解決するための半導体装置
が、特開平2−211652号公報に開示されている。
上記先行技術に開示されている半導体装置の構成につい
て以下に説明する。
【0040】図56は、上記先行技術に開示された半導
体装置の概略構成を示す断面図である。図56を参照し
て、ウエハからチップを分断する前の状態であり、素子
形成部460の間には、ダイシング時に切断されるダイ
シングライン部450がある。半導体基板402の表面
には、素子分離用の酸化膜403が形成されている。半
導体基板402の表面上には、絶縁層407が形成され
ている。この絶縁層407は、ダイシングライン部45
0に開口451を有する。この開口451からは、半導
体基板402の一部表面が露出している。ダイシングラ
イン部450において、絶縁層407の上には、タング
ステン配線層401が形成されている。このタングステ
ン配線層401は、ダイシングライン部450におい
て、絶縁層407を被覆している。また、タングステン
配線層401は、絶縁層407の開口451を埋込んで
いる。素子形成部460においては、絶縁層407とタ
ングステン配線層401の上に、絶縁膜423が形成さ
れている。
【0041】上記のように、先行技術に開示された半導
体装置は構成されている。この半導体装置は、ダイシン
グライン部450に絶縁層407とタングステンプラグ
401を残したことで、ダイシングによる絶縁膜の割れ
が他のチップに及ぶのを防いでいる。しかしながら、図
57に示すように、ダイシングライン部450をダイサ
ーの刃440で切断する際、以下の問題点を生ずる。
【0042】図58は、先行技術に開示された半導体装
置のダイシングライン部を切断した後の状態を示す斜視
図である。図58を参照して、先行技術に開示された半
導体装置は、ダイシングライン部450において、タン
グステン配線層401が絶縁層407の全面を被覆する
ように形成されている。このため、図57に示すよう
に、切断の際、まず、タングステン配線層401を切断
しなくてはならない。この切断によって、タングステン
配線層401の破片が飛散り、図58に示すように、ボ
ンディングパッド413の間にまたがる恐れがある。こ
のように、配線層の切断によってボンディングパッド間
でショートを引き起こすという問題点があった。また、
タングステン配線層401と絶縁層407の2層を切断
せねばならず、特に、タングステン配線層401が硬度
の高い材質である場合、ダイサーの刃440の摩耗が激
しく、欠損回数も多くなる。このようにダイサーの刃4
40の寿命が短くなるという問題点もあった。
【0043】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、エッチバックタングステンプラグ
プロセスを経ても、アライメント精度の低下,層間ショ
ートや信頼性の低下,ボンディングパッド間のショート
及びダイサーの刃の短命化を防止可能な半導体装置およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に従った半導体装置は、半導体基板と素子形成領域と、
第1の材料からなる絶縁層と、第2の材料からなる充填
層とを備えている。半導体基板は、主表面を有してい
る。素子形成領域は、半導体基板の主表面に形成された
素子を含んでいる。第1の材料からなる絶縁層は、素子
形成領域を覆うように形成されている。また、第1の材
料からなる絶縁層は、素子形成領域を取囲むように配置
され、かつ第1の材料からなる絶縁層の頂面から半導体
基板の主表面に延びる穴を有している。第2の材料から
なる充填層は、穴を充填するように形成され、かつ第1
の材料からなる絶縁層の頂面に連続した頂面を有してい
る。
【0045】請求項2に記載の本発明に従った半導体装
置の製造方法によれば、まず、半導体基板の主表面に形
成された素子を含む素子形成領域が形成される。素子形
成領域を覆うように第1の材料からなる絶縁層が形成さ
れる。素子形成領域を取囲むように、かつ絶縁層の頂面
から半導体基板の主表面に延びるように穴が絶縁層に形
成される。穴を充填するように、かつ絶縁層の頂面に連
続した頂面を有するように第2の材料からなる充填層が
形成される。
【0046】請求項3に記載の本発明に従った半導体装
置は、半導体基板と素子形成領域と、導電領域と、絶縁
層と、導電材料からなる第1の充填層と、導電材料から
なる第2の充填層とを備えている。半導体基板は、主表
面を有している。素子形成領域は、半導体基板の主表面
に形成される素子を含んでいる。導電領域は、素子形成
領域内で半導体基板の主表面に形成されている。絶縁層
は、素子形成領域を覆うように形成されている。また、
この絶縁層は、素子形成領域を取囲むように配置され、
かつ絶縁層の頂面から半導体基板の主表面に延びる第1
の穴を有している。さらに、この絶縁層には、素子形成
領域内で、絶縁層の表面から導電領域に達する第2の穴
を有している。導電材料からなる第1の充填層は、第1
の穴を充填するように、かつ絶縁層の頂面に連続した頂
面を有するように形成されている。導電材料からなる第
2の充填層は、第2の穴を充填するように、かつ絶縁層
の頂面に連続した頂面を有するように形成されている。
【0047】請求項4に記載の本発明に従った半導体装
置の製造方法によれば、まず、半導体基板の主表面に形
成された素子を含む素子形成領域が形成される。素子形
成領域内で半導体基板の主表面に導電領域が形成され
る。素子形成領域を覆うように絶縁層が形成される。素
子形成領域を取囲み、かつ絶縁層の頂面から半導体基板
の主表面に延びる第1の穴が絶縁層に形成される。素子
形成領域内で絶縁層の頂面から導電領域に達する第2の
穴が絶縁層に形成される。第1の穴を充填し、かつ絶縁
層の頂面に連続した頂面を有するように導電材料からな
る第1の充填層と第2の穴を充填するように、かつ絶縁
層の頂面に連続した頂面を有するように導電材料からな
る第2の充填層とが形成される。
【0048】
【作用】請求項1に記載の半導体装置によれば、第1の
絶縁層には穴が形成されている。この穴は、素子形成領
域を取囲むように配置され、かつ絶縁層の頂面から半導
体基板の主表面に延びるように形成されている。この穴
には第2の材料からなる充填層が充填されている。よっ
て、充填層は素子形成領域を取囲むように配置されてい
る。このため、素子形成領域以外の絶縁層で覆われた部
分を切断する場合、切断によって生じるクラックの進行
は、充填層により妨げられる。したがって、クラックは
素子形成領域に及ばず、層間ショートや信頼性の低下を
防止することができる。さらに、第2の材料からなる充
填層が、絶縁層の頂面に連続した頂面を有している。す
なわち、素子形成領域以外の絶縁層の上には、充填層は
形成されていない。このため、素子形成領域以外の絶縁
層部を切断する場合、絶縁層のみを切断するため、ダイ
サーの刃の寿命が長くなる。
【0049】請求項2に記載の半導体装置の製造方法に
よれば、上記の効果を有する半導体装置が得られる。
【0050】請求項3に記載の半導体装置によれば、導
電材料からなる第1の充填層が、絶縁層の頂面に連続し
た頂面を有している。すなわち、素子形成領域以外の絶
縁層上には、導電材料からなる第1の充填層は形成され
ていない。このため、素子形成領域以外の絶縁層を切断
する場合、導電材料からなる第1の充填層が切断されな
いため、導電材料からなる第1の充填層が飛散ることは
ない。したがって、ボンディングパッド間に、導電材料
からなる第1の充填層がまたがることはなく、ボンディ
ングパッド間のショートが防止できる。
【0051】請求項4に記載の半導体装置の製造方法に
よれば、第1の穴を充填するように、かつ絶縁層の頂面
に連続した頂面を有するように、導電材料からなる第1
の充填層が形成され、第2の穴を充填するように、かつ
絶縁層の頂面に連続した頂面を有するように導電材料か
らなる第2の充填層が形成される。まず第1の穴を充填
する第1の充填層には、導電領域と電気的に接続される
必要から導電材料が用いられる。また、第2の穴を充填
する第2の充填層は、素子形成領域以外の絶縁層上には
形成されない。よって、切断時に第2の充填層が飛び散
ってボンディングパッド間でショートを引き起こすこと
はない。これにより、第2の充填層に導電材料を用いる
ことが可能となる。すなわち、第1の充填層と第2の充
填層に同じ導電材料を用いることができる。このため、
同じ工程で、第1の穴と第2の穴をそれぞれ、第1の充
填層と第2の充填層で充填できる。したがって、製造工
程の簡略化が図れる。
【0052】
【実施例】図1は、本発明の第一の実施例によるウエハ
を概略的に示す平面図である。
【0053】また、図2は、図1のA部を拡大して示す
拡大平面図である。これらの図を参照して、ウエハ10
0には、複数の素子60が形成されている。この素子6
0は、エッチバックタングステンプラグプロセスを経て
製造されている。また、素子60の間には、素子の形成
されていないダイシングライン部50がある。このダイ
シングライン部50には、アライメントマーク20が形
成されている。このダイシングライン部50は、ウエハ
からチップに切断する際に切断される領域であり、たと
えばi−i線に沿って切断される。
【0054】図3は図2のl−l線に沿う部分の拡大平
面図,図4は、図2のm−m線に沿う部分の拡大平面図
である。これらの図を参照して、ダイシングライン部5
0には、素子形成領域60の周囲を囲むようにタングス
テンストリート1aが形成されている。また、ダイシン
グライン部50には、半導体基板に絶縁膜7が残されて
いる。このため、ダイシングライン部50に形成される
アライメントマーク20は凹型となる。
【0055】図5は図3のl−l線に沿う断面図,図6
は図4のm−m線に沿う断面図である。
【0056】図5を参照して、この図は、ダイシングラ
イン部50にアライメントマークが配されていない部分
の断面図である。ウエハからチップに分断する前であ
り、素子形成領域60の間に、ダイシングライン部50
がある。まず素子形成領域60について、半導体基板2
の表面に素子分離用の酸化膜3が形成されている。この
酸化膜3の間には、MOS型トランジスタ30が形成さ
れている。このMOS型トランジスタ30は、ゲート電
極4,ゲート酸化膜5および不純物拡散領域6からなっ
ている。MOS型トランジスタ30が形成された半導体
基板2の表面上に絶縁層7が形成されている。この絶縁
層7は、不純物拡散領域6の上部にコンタクトホール5
2を有している。このコンタクトホール52からは、不
純物拡散領域6の一部表面が露出している。コンタクト
ホール52の側壁と底面には、TiN/Tiからなるバ
リアメタル8が薄く形成されている。コンタクトホール
52は、タングステンプラグ1bによって埋込まれてい
る。このコンタクトホール52の上には、第1のアルミ
ニウム配線層9が形成されている。この第1のアルミニ
ウム配線層9は、タングステンプラグ1bを介して、不
純物拡散領域6と電気的に接続されている。絶縁層7の
表面上には、層間絶縁膜10が形成されている。この層
間絶縁膜10は、第1のアルミニウム配線層9の上部に
スルーホール53を有している。このスルーホール53
から、第1のアルミニウム配線層9の一部表面が露出し
ている。層間絶縁膜10の表面上には、第2のアルミニ
ウム配線層11が形成されている。このアルミニウム配
線層11は、スルーホール53を介して、第1のアルミ
ニウム配線層9と電気的に接続されている。この第2の
アルミニウム配線層11の表面上には、パッシベーショ
ン膜12が形成されている。このパッシベーション膜1
2は、開口を有している。この開口からは、第2のアル
ミニウム配線層11の一部表面が露出している。この第
2のアルミニウム配線層11の露出部分がボンディング
パッド部13となっている。次に、ダイシングライン部
50について、半導体基板2の表面上に絶縁層7が形成
されている。この絶縁層7は、素子形成領域60の周囲
を取囲むように溝部51を有している。この溝部51の
内壁には、薄くTiN/Tiからなるバリアメタル8が
形成されている。また、この溝部51は、タングステン
ストリート1aによって埋込まれている。このタングス
テンストリート1aは、素子形成領域60の周囲を取囲
むように形成されている。
【0057】図6を参照して、この図はダイシングライ
ン部50にアライメントマークが配されている部分の断
面図である。素子形成領域60については、図5に示す
アライメントマークが配されていない部分と同様の構成
である。また、ダイシングライン部50については凹型
のアライメントマーク20が複数個形成されている。そ
れ以外は、図5と同様の構成をなす。なお、図5,図6
において、ダイシングライン部50は簡略化のためその
図示が省略してある。
【0058】上記のように、本発明の第一の実施例によ
る半導体装置が構成されている。次にこの半導体装置の
製造方法について以下に説明する。
【0059】図7〜図14は、本発明の第一の実施例に
よる半導体装置の製造方法を工程順に示す図3のl−l
線に沿う断面図である。また、図15〜図22は、本発
明の第一の実施例による半導体装置の製造方法を工程順
に示す図4のm−m線に沿う断面図である。
【0060】まず、図7と図15を参照して、半導体基
板2の表面に素子分離用の酸化膜3が形成される。酸化
膜3の間には、ゲート電極4,ゲート酸化膜5および不
純物拡散領域6からなるMOS型トランジスタ30が形
成される。半導体基板2の表面上に絶縁層7が形成され
る。素子形成領域60においては、絶縁層7に開口52
が形成される。この開口52は、不純物拡散領域6の上
部に形成され、かつ、この開口52からは、不純物拡散
領域6の一部表面が露出する。また、ダイシングライン
部50においては、絶縁層7に溝部51が形成される。
この溝部51は、素子形成領域60の周囲を取囲むよう
に形成され、かつこの溝部51からは半導体基板1の一
部表面が露出する。特に図15を参照して、絶縁層7に
凹型のアライメントマーク20も形成される。
【0061】図8と図16を参照して、半導体基板2の
表面上にスパッタリングによってTiN/Tiからなる
バリアメタル8が薄く形成される。
【0062】図9と図17を参照して、バリアメタル8
が形成された半導体基板2の表面上に、CVD法によ
り、タングステン層1が堆積される。このタングステン
層1の堆積により、開口52と溝部51がタングステン
層1で埋込まれる。
【0063】図10と図18を参照して、タングステン
層1が堆積された表面全面をエッチバックする。このエ
ッチバックにより、素子形成領域60の開口52にはタ
ングステンプラグ1bが形成される。また、ダイシング
ライン部50には、素子形成領域60を取囲むようにタ
ングステンストリート1aが形成される。タングステン
プラグ1bは、不純物拡散領域6と電気的に接続され
る。特に図18を参照して、タングステン層1のエッチ
バックにより、凹型のアライメントマーク20から露出
している半導体基板2の一部表面が荒れる。
【0064】図11と図19を参照して、半導体基板2
の表面全面に、第1のアルミニウム層が形成される。こ
のアルミニウム層が、エッチングされて、第1のアルミ
ニウム配線層9が形成される。この第1のアルミニウム
配線層9は、タングステンプラグ1bの上部のみ残され
る。
【0065】図12と図20を参照して、半導体基板2
の表面全面に、絶縁層が形成される。この絶縁層が、エ
ッチングされて、層間絶縁膜10が形成される。この層
間絶縁膜10は、絶縁層7の表面上のみ残される。ま
た、層間絶縁膜10は、第1のアルミニウム配線層9の
一部表面上もエッチングにより除去される。これにより
層間絶縁膜10には、スルーホール53が形成され、第
1のアルミニウム配線層9の一部表面が露出する。
【0066】図13と図21を参照して、半導体基板2
の表面全面に、第2のアルミニウム層が形成される。こ
の第2のアルミニウム層が、エッチングされて第2のア
ルミニウム配線層11が形成される。第2のアルミニウ
ム配線層11は、層間絶縁膜10の表面上のみ残され
る。第2のアルミニウム配線層11は、層間絶縁膜10
のスルーホール53を介して第1のアルミニウム配線層
9の一部表面と接触する。
【0067】図14と図22を参照して、半導体基板2
の表面全面に、パッシベーション層が堆積される。この
パッシベーション層が、エッチングされてパッシベーシ
ョン膜12が形成される。このエッチングにより、パッ
シベーション膜12は、第2のアルミニウム配線層11
を被覆するように残される。また、パッシベーション膜
12は、第2のアルミニウム配線層11の一部表面上も
エッチング除去される。これにより、パッシベーション
膜12に開口が形成され、第2のアルミニウム配線層1
1の一部表面が露出する。この第2のアルミニウム配線
層11の一部露出部分がボンディングパッド部13とな
る。
【0068】以上のようにして、本発明の第一の実施例
による半導体装置は製造される。このように製造された
本発明の第一の実施例による半導体装置においては、ダ
イシングライン部に絶縁膜が残され、そこに凹型のアラ
イメントマークが形成されている。このため、表面荒れ
によるアライメント精度の低下を防ぐことができる。ま
た、ダイシングライン部に残された絶縁膜に、素子形成
領域を取囲むようにタングステンストリートが形成され
ている。このため、図2のi−i線に沿って切断した場
合、以下の利点がある。図23を参照して、ダイシング
ライン部をダイサーの刃40を用いて切断した場合、絶
縁層7と半導体基板2に切断部からクラックが発生す
る。このクラックが素子形成領域60へ延びるが、素子
形成領域60を取囲むようにタングステンストリート1
aが形成されているため、クラックは、タングステンス
トリート1aで止められる。よってクラックは素子形成
領域60には及ばない。したがって、層間ショートや信
頼性の低下を防ぐことができる。
【0069】さらに、前記先行技術に開示された半導体
装置のように、ダイシングライン部の絶縁層の上に配線
層が形成されていない。このため、ダイシング時の配線
層の飛散りによる、ボンディングパッド間のショートを
防止出来る。
【0070】また、基板の表面上には、絶縁層の一層の
みであるから、絶縁層と配線層の二層を切断する場合に
比べて、ダイサーの刃の寿命が長くなる。
【0071】次に、切断された後の半導体装置の構成に
ついて説明する。図24は、本発明の第一の実施例によ
る半導体装置を切断した後の概略構成を示す断面図であ
る。図24を参照して、ダイシングライン部50の絶縁
層7が切断されるため、タングステンストリート1a,
パッシベーション膜8および絶縁層7が、半導体基板2
上に残される。このように、切断後のダイシングライン
部は構成されている。
【0072】次に本発明の第二の実施例について以下に
説明する。図25は、本発明の第二の実施例による図2
のm−m線に沿った部分の拡大平面図である。また、図
26は、図25のm−m線に沿う断面図である。これら
の図を参照して、素子形成領域160の間にダイシング
ライン部150が形成されている。素子形成領域160
は、第一の実施例と同様の構成である。ダイシングライ
ン部150においては、半導体基板2の表面上に絶縁層
107が残されている。この絶縁層107には、凹型の
アライメントマーク20が複数個形成されている。ま
た、絶縁層107には、素子形成領域160を取囲むよ
うに、ホール状のタングステンストリート101aが複
数個形成されている。
【0073】上記に示すように本発明の第二の実施例で
は、ホール状のタングステンストリート101aが素子
形成領域を取囲むような構成となっている。
【0074】なお、上記に示す二つの実施例では、素子
形成領域を取囲むタングステンストリートが一層のもの
を示したが、二層,三層と多層にわたって取囲むような
構成としてもよい。
【0075】また、上記実施例では、ダイシングライン
に絶縁膜を残した場合を示したが、図14,図22の後
の工程で、絶縁膜を取除き、図27,図28に示すよう
な構成としてもよい。図27では、ダイシングライン5
0において、半導体基板2から絶縁膜を取り除く。ま
た、図28では、ダイシングライン50において、アラ
イメントマーク20を残して、半導体基板2から絶縁膜
を取り除く。
【0076】さらに、上記に示す二つの実施例では、ダ
イシングライン部上の絶縁膜に形成した開口に、CVD
法で形成したタングステン層を埋込んだが、材料は、ポ
リシリコン,アルミニウム・シリコン(AlSi),ア
ルミニウム・銅(AlCu),モリブデン(Mo)のよ
うにこの開口を完全に埋込めて、絶縁膜との間に界面を
形成するものであればよい。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載の半導体装置によれば、
第1の絶縁層には、穴が形成されている。この穴は、素
子形成領域を取囲むように配置され、絶縁層の頂面から
半導体基板の主表面に延びるように形成されている。こ
の穴には第2の材料からなる充填層が充填されている。
すなわち、充填層は素子形成領域を取り囲むように形成
されている。このため、クラックによる層間ショートや
信頼性の低下を防止することができる。また、第2の材
料からなる充填層が、絶縁層の頂面に連続した頂面を有
している。すなわち、素子形成領域以外では、絶縁層上
に充填層は形成されていない。このため、ダイサーの刃
の短命化を防止することができる。
【0078】請求項2に記載の半導体装置の製造方法に
よれば、上記の効果を有する半導体装置が得られる。
【0079】請求項3に記載の半導体装置によれば、導
電材料からなる第1の充填層が、絶縁層の頂面に連続し
た頂面を有している。すなわち、素子形成領域以外で
は、絶縁層上に充填層は形成されていない。このため、
素子形成領域以外を切断する際に、導電材料からなる第
1の充填層を切断する必要はなく、導電材料からなる第
1の充填層が飛散ることはない。よって、ボンディング
パッド間のショートが防止できる。
【0080】請求項4に記載の半導体装置の製造方法に
よれば、第1の穴を充填するように、かつ絶縁層の頂面
に連続した頂面を有するように、導電材料からなる第1
の充填層が形成され、同時に、第2の穴を充填するよう
に、かつ絶縁層の頂面に連続した頂面を有するように導
電材料からなる第2の充填層が形成される。このため、
製造工程の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例によるウエハを概略的に
示す平面図である。
【図2】図1のA部を拡大して示す拡大平面図である。
【図3】図2のl−l線に沿う部分を拡大して示す平面
図である。
【図4】図2のm−m線に沿う部分を拡大して示す平面
図である。
【図5】図3のl−l線に沿う断面図である。
【図6】図4のm−m線に沿う断面図である。
【図7】本発明の第一の実施例による半導体装置の製造
方法の第1工程を示す図3のl−l線に沿う断面図であ
る。
【図8】本発明の第一の実施例による半導体装置の製造
方法の第2工程を示す図3のl−l線に沿う断面図であ
る。
【図9】本発明の第一の実施例による半導体装置の製造
方法の第3工程を示す図3のl−l線に沿う断面図であ
る。
【図10】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第4工程を示す図3のl−l線に沿う断面図で
ある。
【図11】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第5工程を示す図3のl−l線に沿う断面図で
ある。
【図12】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第6工程を示す図3のl−l線に沿う断面図で
ある。
【図13】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第7工程を示す図3のl−l線に沿う断面図で
ある。
【図14】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第8工程を示す図3のl−l線に沿う断面図で
ある。
【図15】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第1工程を示す図3のm−m線に沿う断面図で
ある。
【図16】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第2工程を示す図3のm−m線に沿う断面図で
ある。
【図17】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第3工程を示す図3のm−m線に沿う断面図で
ある。
【図18】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第4工程を示す図3のm−m線に沿う断面図で
ある。
【図19】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第5工程を示す図3のm−m線に沿う断面図で
ある。
【図20】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第6工程を示す図3のm−m線に沿う断面図で
ある。
【図21】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第7工程を示す図3のm−m線に沿う断面図で
ある。
【図22】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第8工程を示す図3のm−m線に沿う断面図で
ある。
【図23】本発明の第一の実施例による半導体装置の切
断時の様子を示す断面図である。
【図24】本発明の第一の実施例による半導体装置の切
断後の概略構成を示す断面図である。
【図25】本発明の第二の実施例による図2のm−m線
に対応する拡大平面図である。
【図26】図25のm−m線に沿う断面図である。
【図27】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第9工程を示す図3のl−l線に沿う断面図で
ある。
【図28】本発明の第一の実施例による半導体装置の製
造方法の第9工程を示す図3のm−m線に沿う断面図で
ある。
【図29】従来のウエハを概略的に示す平面図である。
【図30】図29のB部を拡大して示す拡大平面図であ
る。
【図31】図30のn−n線に沿う断面図である。
【図32】図30のo−o線に沿う断面図である。
【図33】従来の半導体装置の製造方法の第1工程を示
す図30のn−n線に沿う断面図である。
【図34】従来の半導体装置の製造方法の第2工程を示
す図30のn−n線に沿う断面図である。
【図35】従来の半導体装置の製造方法の第3工程を示
す図30のn−n線に沿う断面図である。
【図36】従来の半導体装置の製造方法の第4工程を示
す図30のn−n線に沿う断面図である。
【図37】従来の半導体装置の製造方法の第5工程を示
す図30のn−n線に沿う断面図である。
【図38】従来の半導体装置の製造方法の第6工程を示
す図30のn−n線に沿う断面図である。
【図39】従来の半導体装置の製造方法の第7工程を示
す図30のn−n線に沿う断面図である。
【図40】従来の半導体装置の製造方法の第8工程を示
す図30のn−n線に沿う断面図である。
【図41】従来の半導体装置の製造方法の第1工程を示
す図30のo−o線に沿う断面図である。
【図42】従来の半導体装置の製造方法の第2工程を示
す図30のo−o線に沿う断面図である。
【図43】従来の半導体装置の製造方法の第3工程を示
す図30のo−o線に沿う断面図である。
【図44】従来の半導体装置の製造方法の第4工程を示
す図30のo−o線に沿う断面図である。
【図45】従来の半導体装置の製造方法の第5工程を示
す図30のo−o線に沿う断面図である。
【図46】従来の半導体装置の製造方法の第6工程を示
す図30のo−o線に沿う断面図である。
【図47】従来の半導体装置の製造方法の第7工程を示
す図30のo−o線に沿う断面図である。
【図48】従来の半導体装置の製造方法の第8工程を示
す図30のo−o線に沿う断面図である。
【図49】径の異なる複数のコンタクトホールにタング
ステンプラグを形成する工程を示す断面図である。
【図50】基板表面に荒れを生じない場合の凹型(a)
および凸型(b)のアライメントマークの断面およびア
ライメント波形を示す図である。
【図51】基板表面に荒れを生じている場合の凹型
(a)および凸型(b)のアライメントマークの断面お
よびアライメント波形を示す図である。
【図52】図29のB部に対応する拡大平面図である。
【図53】図52のp−p線に沿う断面図である。
【図54】図52のq−q線に沿う断面図である。
【図55】図52のk−k線に沿ったダイシング時の様
子を示す断面図である。
【図56】先行技術に開示された半導体装置の概略構成
を示す断面図である。
【図57】先行技術に開示された半導体装置の切断時の
様子を示す断面図である。
【図58】先行技術に開示された半導体装置の切断後の
様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1a タングステンストリート 1b タングステンプラグ 2 半導体基板 6 不純物拡散領域 7 絶縁層 50 ダイシングライン部 60 素子形成領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の主表面に形成された素子を含む素子形
    成領域と、 前記素子形成領域を覆うように形成された第1の材料か
    らなる絶縁層とを備え、 前記絶縁層は、前記素子形成領域を取囲むように配置さ
    れ、かつ前記絶縁層の頂面から前記半導体基板の主表面
    に延びる穴を有し、 前記穴を充填するように形成され、かつ、前記絶縁層の
    頂面に連続した頂面を有する第2の材料からなる充填層
    とを備えた、半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板の主表面に素子を含む素子形
    成領域を形成する工程と、 前記素子形成領域を覆うように第1の材料からなる絶縁
    層を形成する工程と、 前記素子形成領域を取囲むように配置され、かつ前記絶
    縁層の頂面から前記半導体基板の主表面に延びるように
    穴を前記絶縁層に形成する工程と、 前記絶縁層の頂面に連続した頂面を有する第2の材料か
    らなる充填層を前記穴を充填するように形成する工程と
    を備えた、半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 主表面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の主表面に形成された素子を含む素子形
    成領域と、 前記素子形成領域内で前記半導体基板の主表面に形成さ
    れた導電領域と、 前記素子形成領域を覆うように形成された絶縁層とを備
    え、 前記絶縁層は、前記素子形成領域を取囲むように配置さ
    れ、かつ前記絶縁層の頂面から前記半導体基板の主表面
    に延びる第1の穴と、前記素子形成領域内で前記絶縁層
    の頂面から前記導電領域に達する第2の穴とを有してお
    り、 前記第1の穴を充填するように形成され、かつ前記絶縁
    層の頂面に連続した頂面を有する導電材料からなる第1
    の充填層と、 前記第2の穴を充填するように形成され、かつ前記絶縁
    層の頂面に連続した頂面を有する導電材料からなる第2
    の充填層とを備えた、半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板の主表面に素子を含む素子形
    成領域を形成する工程と、 前記素子形成領域内で前記半導体基板の主表面に導電領
    域を形成する工程と、 前記素子形成領域を覆うように絶縁層を形成する工程
    と、 前記素子形成領域を取囲み、かつ前記絶縁層の頂面から
    前記半導体基板の主表面に延びる第1の穴を前記絶縁層
    に形成する工程と、 前記素子形成領域内で前記絶縁層の頂面から前記導電領
    域に達する第2の穴を前記絶縁層に形成する工程と、 前記第1の穴を充填し、かつ前記絶縁層の頂面に連続し
    た頂面を有するように導電材料からなる第1の充填層
    と、前記第2の穴を充填し、かつ前記絶縁層の頂面に連
    続した頂面を有するように導電材料からなる第2の充填
    層とを形成する工程とを備えた、半導体装置の製造方
    法。
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