JPH0515038B2 - - Google Patents

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JPH0515038B2
JPH0515038B2 JP63231450A JP23145088A JPH0515038B2 JP H0515038 B2 JPH0515038 B2 JP H0515038B2 JP 63231450 A JP63231450 A JP 63231450A JP 23145088 A JP23145088 A JP 23145088A JP H0515038 B2 JPH0515038 B2 JP H0515038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
thin film
electrode
layer
insulating layer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63231450A
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English (en)
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JPH0282492A (ja
Inventor
Kazuto Kawada
Hiroichi Iida
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、薄膜発光素子の構造に関する。
(ロ) 従来技術・発明が解決しようとする問題点 従来の薄膜発光素子の構造としては、例えば、
第2図に示すように構成したものが知られてい
る。
この第2図の薄膜発光素子は、ガラス基板1の
上に第1の電極(透明電極)2をスパツタ等で膜
形成して電極パターンを構成し、次で、第1の絶
縁層3を形成している。さらに、この第1の絶縁
層3の上にZnS:Mn(硫化亜鉛)等からなる発光
層4を蒸着、またはスパツタ等で形成した後、真
空中熱処理を施し、第2の絶縁層5をスパツタ等
で形成する。そして、この第2の絶縁層5の上に
第2の電極(金属電極)6を形成したものであ
る。
また、このように構成された第2図の薄膜発光
素子は、第1の電極2と第2の電極6に駆動用の
交流電源(図示しない)が接続され、その交流電
圧の印加に応答して発光層4が発光を行うもので
ある。
しかし、上記した従来例のものにおいては、発
光層に1000Å程度の発光に寄与しないデツドレイ
ヤが生ずるため、発光特性が悪化するという欠点
があつた。
この発明は上記した点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、発光層にデツド
レイヤの生じない発光特性のよい薄膜発光素子の
構造を提供することにある。
(ハ) 問題を解決するための手段 この発明の薄膜発光素子の構造は、ガラス基板
の上に、第1の電極と、第1の絶縁層と、発光層
と、第2の絶縁層と、第2の電極とを順次積層
し、前記第1または第2の電極の内、少くともそ
の一方が透明電極で構成された薄膜発光素子にお
いて、前記発光層をZnSeとZnSとCuSとからなる
薄膜で形成すると共に真空中熱拡散処理を施した
ものである。
(ニ) 作用 この発明によれば、薄膜発送素子の発光層を
ZnSeとZnSとCuSとからなる薄膜で形成すると共
に真空中熱拡散処理を施したので、結晶性の悪い
層を作るZnSはZnSeの上に形成されて、このた
め、ZnSによるデツドレイヤは生じない。すなわ
ち、ZnSeがとる結晶構造である閃亜鉛構造を下
地に用いることにより、ZnSの結晶構造をウルツ
鉱構造にさせずに閃亜鉛構造とさせるものであ
る。
また、ZnS膜の閃亜鉛鉱構造は膜厚方向に結晶
性の良い発光層であるから、発光輝度、発光立ち
上がり特性などの発光特性が向上する。
(ホ) 実施例 実施例について第1図を参照して説明する。
なお、上述した従来例と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。
ガラス基板1上に透明電極である第1の電極2
と第1の絶縁層3をスパツタ等で形成する。そし
て閃亜鉛鉱構造であるZnSeの薄膜を電子ビー
ム蒸着等により数千オングストロームの膜厚で形
成する。更に、閃亜鉛鉱構造の結晶成長を促進さ
せるため、ZnSe上に閃亜鉛鉱型構造のウルツ
鉱型構造の両方の構造を取りうるZnSの薄膜を
電子ビーム蒸着等により数千オグストロームの膜
厚で形成する。そして、発光センターとなるCuS
等を積層した後、真空中、400〜600℃程度の温
度で数時間熱拡散処理を施す。この熱拡散処理に
より、ZnSeとZnSとCuSの層は互いに拡散
し、閃亜鉛鉱構造の柱状の結晶性のよい発光層と
なる。
そして、上記した発光層4の上に、第2の絶縁
層5と金属電極である第2の電極6をスパツタ等
で形成する。
このように、この発明の薄膜発光素子は、発光
層の結晶性を向上させて、発光特性を改善したも
のである。
(ヘ) 発明の効果 この発明による薄膜発光素子の構造によれば、
前述のように構成したので、デツドレイヤの生じ
ない発光特性のよい薄膜発光素子を得ることがで
きる。
しかも、構造が簡単であるため実施も容易であ
る等の優れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bはこの発明に係る薄膜発光素子の
構造を示し、第1図Aは断面図、第1図Bは発光
層の拡大断面図である。第2図は従来例を示す断
面図である。 主要部分の符号の説明、1:ガラス基板、2:
第1の電極、3:第1の絶縁層、4:発光層、
5:第2の絶縁層、6:第2の電極、:ZnSe、
:ZnS、:CuS。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス基板の上に、第1の電極と、第1の絶
    縁層と、発光層と、第2の絶縁層と、第2の電極
    とを順次積層し、前記第1または第2の電極の
    内、少なくともその一方が透明電極で構成された
    薄膜発光素子において、 前記発光層をZnSe、ZnS、CuSの順に積層した
    薄膜で形成すると共に、真空中熱拡散処理を施し
    たことを特徴とする薄膜発光素子の構造。
JP63231450A 1988-09-17 1988-09-17 薄膜発光素子の構造 Granted JPH0282492A (ja)

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JPH0282492A JPH0282492A (ja) 1990-03-23
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61211992A (ja) * 1985-03-14 1986-09-20 富士通株式会社 Elパネルの製造方法
JPS6244984A (ja) * 1985-08-21 1987-02-26 株式会社日立製作所 薄膜エレクトロ・ルミネセンス素子およびその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61211992A (ja) * 1985-03-14 1986-09-20 富士通株式会社 Elパネルの製造方法
JPS6244984A (ja) * 1985-08-21 1987-02-26 株式会社日立製作所 薄膜エレクトロ・ルミネセンス素子およびその製造方法

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JPH0282492A (ja) 1990-03-23

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