JPH0515004Y2 - - Google Patents

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JPH0515004Y2
JPH0515004Y2 JP12070988U JP12070988U JPH0515004Y2 JP H0515004 Y2 JPH0515004 Y2 JP H0515004Y2 JP 12070988 U JP12070988 U JP 12070988U JP 12070988 U JP12070988 U JP 12070988U JP H0515004 Y2 JPH0515004 Y2 JP H0515004Y2
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guide rail
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linear guide
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は機械式駐車装置、特に垂直循環式駐車
装置の搬器の動揺を制振するための搬器ガイドレ
ールを搬器の軌跡に合せて調整容易にしたもので
ある。
[従来の技術] 機械式駐車装置は、空間を立体的に利用するな
どして空間効率を高め、都市における駐車難の解
消をはかろうとするもので、近時は著しく普及し
つつあることは汎く周知である。
垂直循環式駐車装置は機械式駐車装置の各機種
のうちで最も多用され、よく知られているよう
に、上下の位置に枢設されたスプロケツト車間に
無端状に連鎖循環する2条のチエーンの間に渡設
懸垂された複数の搬器に自動車を乗り入れ、収容
するものである。
第6図は、このような垂直循環式の駐車装置5
1の下部付近を示すものである。下部のスプロケ
ツト車52にはチエーン53が噛合い、巻き掛け
られ、該チエーン53の所定間隔ごとにアーム5
3aが延出している。このようなアーム53aの
先端付近には枢着点である軸54に搬器55が枢
着懸垂されている。このような搬器55は所定間
隔毎に複数台用いられるが、図には代表して一の
搬器55のみが示されている。該搬器55の下
方、両側にはガイドローラ56,56が枢着され
ている。
一方、固定側としてガイドレール61が、前記
ガイドローラ56に対応して上下の方向に配設さ
れ、ブラケツト65,65で、建築物の壁面59
等に固着される。
ガイドレール61には、搬器55が揺動を生起
した時に、ガイドローラ56が転動すべき転動面
62を有している。またガイドローラ56は該ガ
イドローラ56の軌跡を示す仮想の曲線57に沿
つて周回移動するので、ガイドレール61の下方
においては、仮想の曲線57に概ね沿つた湾曲部
71が形成され、かつガイドローラ56の導入が
円滑となるように導入間〓79を有するように調
整される。またガイドレール61乃至湾曲部71
の最下部は例えば床面59a等の固定位置に固着
されている。
[考案が解決しようとする課題] 前記の構成において、従来はガイドレール61
と湾曲部71とが一体に固定関係に形成されてい
るので、現場据付作業の際に、ガイドローラ56
の軌跡、すなわち仮想の曲線57に対して最適な
位置関係に設置しようとしても、ガイドレール6
1と湾曲部71とが相互に固着関係に拘束されて
いるので、例えば導入間〓79の大きさだけを調
節したい場合にもガイドレール61を全体的に移
動調整しなければならず、自由が利かず、従つて
据付調整作業が不便かつ困難であつた。
本考案は前記の事情の改善のためになされ、ガ
イドレールを直線ガイドレールと導入ガイドレー
ルとに分離し、導入ガイドレールを直線ガイドレ
ールに沿つて上下位置に係止可能に摺動できるよ
うにし、調整作業を容易にしようするものであ
る。
[課題を解決するための手段] この目的に対応して、この考案の垂直循環式駐
車装置の搬器ガイドレールは、垂直循環式駐車装
置の搬器ガイドローラを転動させ誘導して前記搬
器の揺動を制振するためのガイドレールであつ
て、該ガイドレールは前記ガイドローラのための
転動面を備え上下の方向に立位に固設された直線
ガイドレールと、前記ガイドローラの誘導のため
の円弧状の転動面を備えた導入ガイドレールと、
前記導入ガイドレールを前記直線ガイドレールに
着脱可能に係止するための係止部材、とよりな
り、前記導入ガイドレールの転動面の端部におい
て前記導入ガイドレールの転動面と前記直線ガイ
ドレールの転動面とが連続する状態で前記導入ガ
イドレールが前記直線ガイドレールの外側に前記
直線ガイドレールの前記転動面に沿つて変位可能
に係合していることを特徴としている。
[作用] 直線ガイドレールに導入ガイドレールを外嵌
し、ボルト等の係止部材により両者を一体に連結
する。こうして一体に連結された直線ガイドレー
ルと導入ガイドレールにより搬器ガイドローラを
案内する。また搬器ガイドローラと導入ガイドレ
ールとの間の導入間〓を調整する場合には係止部
材をゆるめて導入ガイドレールを直線ガイドレー
ルに沿つてずらして調整する。
[実施例] 本考案の実施例を第1図〜第5図により説明す
る。
第1図には全体の配設関係を示しており、スプ
ロケツト車2付近のアーム3aには軸4を介して
搬器5が懸垂されている。搬器5のガイドローラ
6は、該駐車装置1の下部付近においては仮想の
曲線7で示した軌跡を経て周回移動する。
一方、該駐車装置1の建築物の壁面9に沿つて
は、直線ガイドレール11がブラケツト15,1
5等を用いて固着され、かつ下端では床面9a等
に固着されている。導入ガイドレール20は、直
線ガイドレール11に外挿されたものであり、前
記の仮想の曲線7にほぼ対応した湾曲部材21を
有している。
このようにして、搬器5が直線移動する区間に
おいてはガイドローラ6が直線ガイドレール11
の転動面12に当接乃至転動して搬器5の制振が
行われ、また、スプロケツト車2付近を搬器5が
周回する時は、ガイドローラ6が導入ガイドレー
ル20に当接乃至転動して搬器5の制振が行われ
る。
ここで直線ガイドレール11は第4図〜第5図
に示されている。すなわち、直線ガイドレール1
1は、いわゆるリツプ溝型鋼等を用いたもので断
面の形状が転動面22の両側から直角にフランジ
部13,13に連なり、更にそれぞれリツプ部1
4,14を折り曲げ形成した、ほぼC型形状をな
す長尺体であり、前記転動面22は前記のガイド
ローラ6の転動すべき面である。なお該直線ガイ
ドレール11は運搬作業等の利便のために任意の
長さに分割し、適宜の継接手段で接合できること
は勿論である。
次に導入ガイドレール20の詳細は第2図、第
3図に示されている。すなわち、側面視で、概形
ほぼ下方に片開き拡大した形状をなし上、下方に
吹き抜け開口した中空筒状をなしている。
まず、湾曲部材21はほぼ円弧状に湾曲して形
成され、外面はガイドローラ6が転動すべき転動
面22をなしており、かつ、該転動面22の上端
付近には上方に薄刃となるナイフエツヂ状の導入
部23が形成されており、これはガイドローラ6
が直線ガイドレール11との間を転動するとき、
遷移が円滑となるようにするためのである。
次に、側面視、湾曲部材21と対向位置に平板
状の背面部材24が所在する。該背面部材24に
は、係止部材30であるボルト31,31,31
のための孔25,25,25が穿孔されそれぞれ
めねじ25a,25a,25aが形成されてい
る。
次に湾曲部材21と、背面部材との間に亙つて
は、側面部材26,26が相互間を一体に連結し
て角筒状に一体固着関係をなしている。ここで、
側面部材26と26との内側間には中間板材2
7,27がそれぞれ渡設固着されている。該中間
板材27,27は、直線ガイドレール11にこの
導入ガイドレール20を外挿する時に転動面12
と接当して位置を定めるためのもので、従つて湾
曲部材21の上方付近内面における接当面21a
と、中間板材27,27のそれぞれ接当面27
a,27aとは一直線上に、すなわち鎖線で示し
た直線28を共有するように配設する。
ここで、該片拡がりの中空角筒状をなすこの導
入ガイドレール20において、側面部材26と2
6との対向の間隔は、前記した直線ガイドレール
11のフランジ部13と13との間隔よりも、僅
かに、乃至は、やや大きい寸度に定め、導入ガイ
ドレール20を直線ガイドレール11に外挿係合
させたときに上下の方向に摺動移動可能なように
する。また、湾曲部材21の接当面21a乃至は
中間板材27,27の接当面27a,27aと、
背面部材24との間隔も、前記直線ガイドレール
11のフランジ部13または13の高さよりも少
なくとも大なる寸度に定めることが必要である。
これらの直線ガイドレール11と、導入ガイド
レール20とは第4図、第5図示のように組合さ
れる。すなわち、直線ガイドレール11に導入ガ
イドレール20を外挿乃至外嵌して、直線28を
共有する接当面21a、接当面27a,27a
と、転動面12とを接当させて位置を定めたのち
に、係止部材30であるボルト31,31,31
を孔25,25,25のめねじ25a,25a,
25aに螺合させて該ボルト31,31,31で
締結乃至は押圧し、相互に一体に固着するのであ
る。
前記したとおり、直線ガイドレール11に導入
ガイドレール20を外挿し、係止部材30である
ボルト31,31,31を締結して相互に組合せ
る。かつ第1図に示すように駐車装置1内に配設
される。
ここで、導入ガイドレール20は円弧状の転動
面22を有しているが、該転動面22を前記下想
の曲線7にほぼ沿うように位置を定め、またガイ
ドローラ6が支障なく導入されるような導入間〓
29を保有するように調整する必要がある。この
ような場合には、まずボルト31,31,31の
螺合をゆるめると、直線ガイドレール11の転動
面12と、導入ガイドレール20の当接面21
a、当接面27a,27aとの間の摩擦接触がゆ
るめられ、従つて導入ガイドレール20は直線ガ
イドレール11の外側に係合したまま上方または
下方に摺動移動可能となり、所要の位置へ調整可
能となる。
調整が終了したら、ボルト31,31,31を
再び締結すれば導入ガイドレール20は直線ガイ
ドレール11に一体的に固着される。
なお、導入ガイドレール20の転動面22の上
端付近にはナイフエツジ状の導入部23が形成さ
れているので、ガイドローラ6が直線ガイドレー
ル11の転動面12と、導入ガイドレール20の
転動面22との間を転動して遷移するときも円滑
に移動することができる。
[考案の効果] 垂直循環式の駐車装置においてガイドローラを
転動させて搬器の制振を行うためのガイドレール
は、従来、直線部分と湾曲部分を予め一体に組立
てたものが用いられていた。
このため、駐車装置の組立据付時に発生する各
種の組立誤差を吸収して、ガイドローラの直線部
分と湾曲部分及びガイドローラを適正な相互関係
に調節する作業は困難であつた。
本考案の装置は、ガイドレールを直線ガイドレ
ールと導入ガイドレールとに分離して、相互に容
易に移動及び係止可能に構成したもので、駐車装
置の組立据付及び調整の作業が著しく容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の搬器ガイドレールの配設関係
を示す側面図、第2図は導入ガイドレールの斜視
図、第3図は導入ガイドレールを断面図で示した
側面図、第4図は直線ガイドレールと導入ガイド
レールとの組合せ状態を示す斜視図、第5図は直
線ガイドレールと導入ガイドレールとの組合せ状
態を断面図で示した側面図、及び第6図は従来の
搬器ガイドレールの配設関係を示す側面図であ
る。 1……駐車装置、2……スプロケツト車、3…
…チエーン、3a……アーム、4……軸、5……
搬器、6……ガイドローラ、7……仮想の曲線、
9……壁面、9a……床面、10……自動車、1
1……直線ガイドレール、12……転動面、13
……フランジ部、14……リツプ部、15……ブ
ラケツト、20……導入ガイドレール、21……
湾曲部材、21a……接当面、22……転動面、
23……導入部、24……背面部材、25……
孔、25a……めねじ、26……側面部材、27
……中間板材、27a……接当面、28……仮想
の直線、29……導入間〓、30……係止部材、
31……ボルト、51……駐車装置、52……ス
プロケツト車、53……チエーン、53a……ア
ーム、54……軸、55……搬器、56……ガイ
ドローラ、57……仮想の曲線、59……壁面、
59a……床面、60……自動車、61……ガイ
ドレール、62……転動面、65……ブラケツ
ト、71……湾曲部、79……導入間〓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直循環式駐車装置の搬器ガイドローラを転動
    させ誘導して前記搬器の揺動を制振するためのガ
    イドレールであつて、該ガイドレールは前記ガイ
    ドローラのための転動面を備え上下の方向に立位
    に固設された直線ガイドレールと、前記ガイドロ
    ーラの誘導のための円弧状の転動面を備えた導入
    ガイドレールと、前記導入ガイドレールを前記直
    線ガイドレールに着脱可能に係止するための係止
    部材、とよりなり、前記導入ガイドレールの転動
    面の端部において前記導入ガイドレールの転動面
    と前記直線ガイドレールの転動面とが連続する状
    態で前記導入ガイドレールが前記直線ガイドレー
    ルの外側に前記直線ガイドレールの前記転動面に
    沿つて変位可能に係合していることを特徴とする
    垂直循環式駐車装置の搬器ガイドレール。
JP12070988U 1988-09-14 1988-09-14 Expired - Lifetime JPH0515004Y2 (ja)

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