JPH0514965Y2 - - Google Patents

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JPH0514965Y2
JPH0514965Y2 JP16676587U JP16676587U JPH0514965Y2 JP H0514965 Y2 JPH0514965 Y2 JP H0514965Y2 JP 16676587 U JP16676587 U JP 16676587U JP 16676587 U JP16676587 U JP 16676587U JP H0514965 Y2 JPH0514965 Y2 JP H0514965Y2
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JP
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roof
pedestal
movable
movable roof
arms
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は全天候型競技場等を構成した開閉式屋
根に関する。
《従来の技術》 最近、全天候型屋内競技場の屋根を開閉できる
ようにして晴天時には自然空間に近い環境が得ら
れるようになつている開閉式屋根を具備した建物
が提案されている。例えば、本出願人が先に提案
した特開昭63−63847号、特公平3−24007号等で
ある。
《考案が解決しようとする問題点》 これら従来の開閉式屋根には屋根相互間に段差
があり、この段差は建物の景観、雨仕舞の点で不
利になつていた。
特に、前出実願平1−27304号のようなカマボ
コ屋根では、その両端部を固定屋根とし、中央部
分が固定屋根上に重畳移動する移動屋根になつて
おり、固定屋根と移動屋根とが重なり合うように
なつているため、移動屋根が屋根中央に位置する
閉止状態では段差が目立つていた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであつ
て、その目的は屋根が閉塞されたときに平坦な屋
根面が得られる開閉式屋根を提供することにあ
る。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するために本考案の開閉式屋根
は、ほぼ半円筒形の移動屋根と、これを円筒の軸
線方向に案内可能に支持した架台と、架台を昇降
自在に保持した昇降装置とを具備し、移動屋根が
閉止したときに建物の屋根全般に段差を生じさせ
ることがないように移動屋根自体を昇降操作して
その表面高さを調整してなるのである。
《作用》 移動屋根を移動自在に支承している架台が昇降
装置によつて上下動可能に制御され、移動屋根は
開くときに上昇され、閉じるときに下降される。
《実施例》 以下、本考案の好適な実施例について図面を参
照にして詳細に説明する。
第1図はカマボコ型の建物1の側面で、その中
央部が半円筒形の移動屋根2で構成され、両側は
固定屋根3で構成されている。
移動屋根2の両翼端には屋根下梁4があり、そ
の長手方向左右に走行輪5を具え、建物1の地上
近くに敷設した案内軌条6上を走行移動できる。
案内軌条6の中央部分は同図bに示す通り移動
屋根2が開いた状態では水平方向に一直線であ
り、移動屋根2は固定屋根3に夫々重畳した状態
になつている。
しかし、同図aのように移動屋根2が閉じた状
態では、移動屋根2直下に位置する案内軌条6a
の架台7部分は降下しており、移動屋根2の頂面
は固定屋根3の頂面と同一平面位置に揃つてい
る。
すなわち、移動屋根2の部分を支承する架台7
は昇降装置8で昇降自在に支持されている。これ
は移動屋根2の中心から軸方向へ見て示す第2図
のように移動屋根2自体を上下に昇降させて屋根
の天面を揃えている。
この昇降装置8の詳細を第3図以下に示す。
架台7はガーダー9で裏面からの補強を行い、
これをX形に交差させて交差部分を互いにセンタ
ーピン10で回動自在に結合したリフターアーム
11にて支承している。
これら、ガーダー9、リフターアーム11等は
ピツト12内に収められる。ピツト12は建物1
の中央部両側に一対設けられ、移動屋根2の両翼
端が支持される各架台7が昇降受容される大きさ
を備える。
更に、センターピン10から左側のリフターア
ーム11先端は各々基礎13とガーダー9に軸着
し、その反対側になるセンターピン10から右側
の各リフターアーム11先端は各々基礎13とガ
ーダー9に設けたスライダー14上を摺動するブ
ラケツト15に軸着している。
基礎13側のスライダー14用ブラケツト15
には油圧シリンダー16のシリンダーロツド17
を連結している。第4図はこれら昇降装置8と架
台7部分の斜視図で、架台7を安定性よく支承す
るために、ピツト12内にリフターアーム11は
奥と手前に並行な二台を一対にして設置し、二台
の平行なリフターアーム11の中途部間を補強杆
18で連結するとともに、スライダー14内の案
内溝19に沿つて摺動するブラケツト15を駆動
するシリンダー16も各ブラケツト15用に二台
並設し、この二台を同期的に連動させる。
勿論、一台のシリンダー16を駆動力としても
よいが、その半径を小さくして運搬の容易性やピ
ツト12の有効深さを考慮し二台にしている。
また、第5図は昇降装置8によつて移動屋根2
が上昇位置におかれた様子を示しており、同図の
如く架台7を左右に区分し、区分された各架台7
を更に左右一対のリフターアーム11,11′で
支持することにより、各部分が負担する鉛直荷重
を軽減すると同時に安定性の向上を図つている。
この場合、左右の各昇降装置8,8′はリフター
アーム11,11′がスライダー14と連結する
向きやその動方向が対称方向であるとともに、そ
の油圧シリンダー16,16′も背中合せに固定
し、運動反力を左右対称に得て力学的均衡を意図
している。
上記構成によりシリンダーロツド17の運動は
センターピン10の概略平行移動を伴いながら架
台7を上下動させ得る。この事により移動屋根2
を開くときには架台7を上昇させ、固定屋根3方
向にこれを跨ぐように走行輪5で走行移動させ
る。閉じるときには全く逆の操作を行う。
《効果》 以上詳細に説明したように、本考案の開閉式屋
根によれば、移動屋根を案内自在に支承した架台
を昇降装置で上下方向にも動かすことができるの
で、移動屋根が開くときには固定屋根の上方また
は下方へ重畳移動できるよう架台を上げるか下げ
るかする。また閉塞時には固定屋根に一致した同
一高さに揃うように架台の高さを調整し、屋根が
閉じた状態では平坦な屋根を得る結果、強風時の
風切り音を生じさせず、固定屋根と移動屋根とが
接する部分の雨仕舞も段差があるときに較べて構
造的に処理し易いばかりではなく、景観的にもす
つきりした形になる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは閉じた状態の側面図、同図bは開い
てる途中の側面図、第2図は建物の中心から長手
方向を見たときの正面図、第3図は昇降装置の側
面図、第4図は昇降装置の斜視図、第5図は移動
屋根と昇降装置とを示す側面図である。 1……建物、2……移動屋根、3……固定屋
根、4……屋根下梁、5……走行輪、6……案内
軌条、7……架台、8……昇降装置、9……ガー
ダー、10……センターピン、11……リフター
アーム、12……ピツト、13……基礎、14…
…スライダー、15……ブラケツト、16……油
圧シリンダー、17……シリンダーロツド、18
……補強杆、19……案内溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ほぼ半円筒形の移動屋根と、これを該円筒の
    軸線方向に案内可能に支持した架台と、該架台
    を昇降自在に保持した昇降装置とを具備し、該
    移動屋根が閉止したときに建物の屋根全般に段
    差を生じさせることがないように該移動屋根自
    体を昇降操作してその表面高さを調整してなる
    開閉式屋根。 (2) 前記架台は案内軌条を具え、該軌条に台車を
    介して前記移動屋根を担持してなる上記実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の開閉式屋根。 (3) 前記昇降装置は前記架台とその直下の基盤と
    の間に複数の腕木を各軸端が回動自在であつ
    て、少なくとも二本の該腕木が斜めに交差し、
    かつ該交差点で互いを軸着し、一方の該腕木の
    上方端部とその下方に位置する他方の該腕木の
    下方端部との各回動自在な軸支部分ごとを各水
    平方向に移動可能に構成し、これを空気又は油
    圧シリンダーあるいはネジ機構等の動力手段で
    水平方向に駆動することにより、該各腕木の上
    端部を上下動操作してなる上記実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の開閉式屋根。
JP16676587U 1987-11-02 1987-11-02 Expired - Lifetime JPH0514965Y2 (ja)

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JPH0173201U JPH0173201U (ja) 1989-05-17
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2759213B2 (ja) * 1988-12-28 1998-05-28 株式会社竹中工務店 建屋の可動屋根構造
JP2508859B2 (ja) * 1989-12-05 1996-06-19 鹿島建設株式会社 屋根開閉式ド―ム

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JPH0173201U (ja) 1989-05-17

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