JP2759213B2 - 建屋の可動屋根構造 - Google Patents

建屋の可動屋根構造

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JP2759213B2 JP63334582A JP33458288A JP2759213B2 JP 2759213 B2 JP2759213 B2 JP 2759213B2 JP 63334582 A JP63334582 A JP 63334582A JP 33458288 A JP33458288 A JP 33458288A JP 2759213 B2 JP2759213 B2 JP 2759213B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば各種博覧会の会場に設置されるパビ
リオン(簡易建屋)や、その他スポーツ施設館等の屋根
構造、詳しくは、屋根の一部に開口部を開設すると共に
該開口部を可動屋根で閉じるようにした可動屋根の構造
に関するものである。
〔従来の技術〕
換気や採光等を目的にした可動屋根構造として第11図
に見られるようなものがある。
このものは、屋根31の一部に開口部32を開設すると共
に、互いに平行な複数本のレール33を前記開口部32とそ
の一側の固定屋根31aの上面とにわたって敷設し、か
つ、前記開口部32を閉じるための可動屋根34を前記レー
ル33に沿わせて走行自在に設けると共に、更に、前記可
動屋根34の傾斜上部側に対する雨仕舞用の屋根35を設け
て成るもので、必要に応じて前記可動屋根34を開放させ
ることで換気や採光を行えると共に、雨天に際しては前
記開口部32を可動屋根34で閉じることで雨水の侵入が防
止される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記開口部32の周部に対する雨仕舞を図る上
で、前記可動屋根34の周部を開口部32の周部にラップさ
せる必要があることから、当該可動屋根34の全体を固定
屋根31aの上方に突出させざるを得ず、更に、該可動屋
根34の傾斜上部に対する雨仕舞用の屋根35が前記可動屋
根34よりも上方に突出するために、屋根全体の見栄えが
悪くなる点で改善の余地があった。
本発明は、上記の実情に鑑みて発案されたものであっ
て、極めて合理的な改良技術によって、屋根全体を見栄
え良い状態にできるようにすることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために成された本発明の技術的
特徴は次の通りである。
即ち、周部に雨樋を有する開口部を建屋の屋根に開設
すると共に、該開口部一側の固定屋根上面に、互いに平
行な複数本の第1レールをその端部を開口縁近傍に位置
させて敷設し、かつ、当該第1レールに直線状に連なる
複数本の第2レールを前記開口部の屋内側に設けたレー
ル受け台に設けると共に、前記雨樋に係入する雨仕舞板
を周部に備えた開口部閉塞用の可動屋根を設け、可動屋
根の裏面側に設けた車輪取り付け部材には、前記第1レ
ールと第2レールに対して転動自在な転動車輪と左右の
振れ止め用の転動車輪とを設けて、前記第1及び第2レ
ールに沿わせて走行自在に構成し、更に、前記車輪取り
付け部材のうち、可動屋根の巾方向中央に位置する2本
の車輪取り付け部材には、その相対向する側面とは反対
側の側面に、夫々、可動屋根の走行ストロークよりも長
いラックを設ける一方、前記レール受け台のうち、可動
屋根の巾方向中央に位置するレール受け台には、モータ
とこれに連動連結された減速機の2組を搭載し、各減速
機の出力軸には、夫々、前記ラックに噛合するピニオン
を設けて、可動屋根を駆動走行させる駆動装置を構成
し、レール受け台の下部には、前記両レールを直線状に
連ねる状態と可動屋根上面を固定屋根上面にほゞ連ねる
状態とに切り換えるための第2レール昇降機を設けた点
に特徴がある。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、第2レール昇降機によりレ
ール受け台を持ち上げ、第2レールを上昇させて、第1
レールに直線状に連ねた状態に切り換え、この状態で、
モータを稼動すると、ラックに噛合しているピニオンが
回転するので、可動屋根が第1レール上を走行し、前記
開口部が開放される。
そして、前記可動屋根を逆方向へ走行させ、開口部に
位置させた状態で、第2レールを下降させることで、当
該可動屋根が開口部にすっぽりと納まり、該可動屋根の
上面が固定屋根の上面にほゞ連なる見栄えの良い状態が
現出されると共に、前記開口部側の雨樋に雨仕舞板が係
入することで、前記開口部まわりの雨仕舞が達成され
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本発明に係る可動屋根構造の装備
対象の一例である建屋Aを示し、この建屋Aは鉄骨構造
体にカーテンウォールを張り巡らせた所謂総ガラス張り
のものであって、四面の傾斜屋根1を有する4個の建屋
構造体A1を点対称の状態で集合させて成り、かつ、各建
屋構造体A1が集合する部分の傾斜屋根1の上部側に可動
屋根構造を装備させてある。
以下、第1図及び第2図と共に第3図乃至第7図に基
づき、本発明による可動屋根構造を具体的に説明する。
図において、2は前記傾斜屋根1に開設された平面視
三角形状の開口部で、その周部には雨樋3が設けられて
いる。
4は前記開口部2に対して傾斜下部側の固定屋根1a上
面の凹所に敷設された互いに平行な複数本(図面では傾
斜屋根1の頂部とその両側に合計3本を示している)の
第1レールで、その傾斜上部側の端部を開口部2の縁部
に位置させてある。
5A,5Bは後述する第2レール6の昇降機で、前記開口
部2の最上位の角部と、下部側の残り二つの角部および
該二つの角部の中央の4ケ箇所に配置されている。
この内の角部3個の昇降機5Aは共に同じ構成のもので
あって、パンタグラフ式のリフター7をベース8上に載
置すると共に、該リフター7の昇降部材7aを昇降させる
ためのシリンダ9を設ける一方、上下方向のガイドレー
ル10を建屋側に設け、かつ、当該ガイドレール10に案内
されるローラ11を前記昇降部材7aに連設の部材7bに設け
て成る。
残り1個の昇降機5Bは、上記構成の昇降機5Aにおける
ローラ11を省略して成るもので、当該昇降機5Bと前記昇
降機5Aの各昇降部材7aにわたって連結部材12を設けてあ
る。
13は前記第2レール昇降機5A,5Bの夫々に設けられた
レール受け台であって、このレール受け台13の上部に前
記第2レール6が取り付けられており、かつ、前記シリ
ンダ9によってリフター7の昇降部材7aを持ち上げた状
態で、当該第2レール6の上面が前記第1レール4の上
面に夫々直線状に連なるように構成されている。
14は前記開口部2にすっぽりと納まる形状の平面視三
角形状の可動屋根であって、その下部側には、前記第1
レール4と第2レール6に対して転動自在な走行用の転
動車輪15と左右の振れ止め用の転動車輪16とが設けられ
ており、前記第1レール4及び第2レール6に沿って走
行自在に構成されている。
そしてこの可動屋根14は、前記第2レール昇降機5A,5
Bの昇降部材7aを下降させた状態で前記開口部2に納ま
ると共に、開口部2に納まった状態で当該可動屋根14の
上面が前記開口部2まわりの固定屋根1aの上面にほゞ連
なるように屈折され、かつ、該開口部2に納まった状態
で開口部2の雨樋3に係入する雨仕舞板17が周部に連設
されている。
18は前記可動屋根14を駆動走行させるための駆動装置
である。駆動装置18は、第4図と第7図に示すように、
可動屋根14の巾方向中央に位置する2本の車輪取り付け
部材19の相対向する側面とは反対側の側面に、夫々、可
動屋根14の走行ストロークよりも長いラック20を設ける
一方、前記レール受け台13のうち、可動屋根14の巾方向
中央に位置するレール受け台13には、モータMとこれに
連動連結された減速機21の2組を搭載し、各減速機21の
出力軸には、夫々、前記ラック20に噛合するピニオン22
を設けて構成してある。
〔発明の効果〕
本発明による建屋の可動屋根構造は上記の構成より成
り、第9図及び第10図に示すように、前記第2レール6
を上昇させて該第2レール6を固定屋根1a側の第1レー
ル4に直線状に連ね且つ可動屋根14を走行させること
で、従来と同様に開口部2を開放させることができる。
この場合、可動屋根14の裏面側に設けられた車輪取り
付け部材19と第1レール4と第2レール6に対して転動
自在な転動車輪15と左右の振れ止め用の転動車輪16とを
設けてあるので、可動屋根14の走行がスムーズに行われ
ることになる。
しかも、車輪取り付け部材19のうち、可動屋根14の巾
方向中央に位置する2本の車輪取り付け部材19には、そ
の相対向する側面とは反対側の側面に、夫々、可動屋根
14の走行ストロークよりも長いラック20を設ける一方、
第2レール6を支持するレール受け台13のうち、可動屋
根14の巾方向中央に位置するレール受け台13には、モー
タMとこれに連動連結された減速機21の2組を搭載し、
各減速機21の出力軸には、夫々、前記ラック20に噛合す
るピニオン22を設けて、可動屋根14を駆動走行させる駆
動装置18を構成したので、可動屋根14には、駆動装置18
の構成部材として、ラック20を付設するだけで済み、駆
動装置18の重量に起因する可動屋根14の大重量化が回避
され、可動屋根14の走行を軽快に行わせることができ
る。
そして第8図に示すように、前記可動屋根14を開口部
2に位置させて前記第2レール6を下降させることで、
当該可動屋根14が開口部2にすっぽりと納まり、該可動
屋根14の上面が固定屋根1aの上面にほゞ連なる見栄えの
良い状態が現出されることになる。
しかも、上記可動屋根14が開口部に納まった状態で、
前記開口部2側の雨樋3に雨仕舞板17が係入すること
で、開口部2まわりの雨仕舞が完全に達成され、全体と
して、極めて合理的な改良技術によって、可動屋根構造
を備えた屋根全体の見栄えを向上させ得るに至ったので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による可動屋根構造の設置対象とする建
屋の全体斜視図、第2図は建屋の平面図である。 第3図は可動屋根の正面図、第4図は第3図のIV−IV線
視図、第5図は第3図のV−V線視図、第6図は第3図
のVI−VI線視図、第7図は駆動装置の詳細図、第8図乃
至第10図は可動屋根の動作説明図、第11図は従来例の可
動屋根構造の断面図である。 1……屋根、1a……固定屋根、2……開口部、3……雨
樋、4……第1レール、5A,5B……第2レール昇降機、
6……第2レール、13……レール受け台、14……可動屋
根、15,16……転動車輪、17……雨仕舞板、18……駆動
装置、19……車輪取り付け部材、20……ラック、21……
減速機、22……ピニオン、M……モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 平 大阪府大阪市東区本町4丁目27番地 株 式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 佐藤 光昭 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目1番45号 サンセイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−194047(JP,A) 実開 平1−73201(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E08B 7/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周部に雨樋(3)を有する開口部(2)を
    建屋の屋根に開設すると共に、該開口部一側の固定屋根
    上面に、互いに平行な複数本の第1レール(4)をその
    端部を開口縁近傍に位置させて敷設し、かつ、当該第1
    レールに直線状に連なる複数本の第2レール(6)を前
    記開口部の屋内側に設けたレール受け台(13)に設ける
    と共に、前記雨樋に係入する雨仕舞板(17)を周部に備
    えた開口部閉塞用の可動屋根(14)を設け、可動屋根の
    裏面側に設けた車輪取り付け部材(19)には、前記第1
    レールと第2レールに対して転動自在な転動車輪(15)
    と左右の振れ止め用の転動車輪(16)とを設けて、前記
    第1及び第2レールに沿わせて走行自在に構成し、更
    に、前記車輪取り付け部材のうち、可動屋根の巾方向中
    央に位置する2本の車輪取り付け部材には、その相対向
    する側面とは反対側の側面に、夫々、可動屋根の走行ス
    トロークよりも長いラック(20)を設ける一方、前記レ
    ール受け台のうち、可動屋根の巾方向中央に位置するレ
    ール受け台には、モータ(M)とこれに連動連結された
    減速機(21)の2組を搭載し、各減速機の出力軸には、
    夫々、前記ラックに噛合するピニオン(22)を設けて、
    可動屋根を駆動走行させる駆動装置(18)を構成し、レ
    ール受け台の下部には、前記両レールを直線状に連ねる
    状態と可動屋根上面を固定屋根上面にほゞ連ねる状態と
    に切り換えるための第2レール昇降機(5A,5B)を設け
    てあることを特徴とする建屋の可動屋根構造。
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