JP2508859B2 - 屋根開閉式ド―ム - Google Patents
屋根開閉式ド―ムInfo
- Publication number
- JP2508859B2 JP2508859B2 JP1315968A JP31596889A JP2508859B2 JP 2508859 B2 JP2508859 B2 JP 2508859B2 JP 1315968 A JP1315968 A JP 1315968A JP 31596889 A JP31596889 A JP 31596889A JP 2508859 B2 JP2508859 B2 JP 2508859B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dome
- unit
- opening
- units
- roof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Tents Or Canopies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、屋根部を開閉することのできるドームに
関するものである。
関するものである。
この種のドームは従来から種々の提案がなされている
が、一般的に大面積・大空間を覆うドーム屋根部は、軽
量で構造的に安定したものとすることから、複数に分割
されている。そのためドーム屋根部の開閉動作が各分割
屋根による複雑な移動で行われることとなってしまい、
またその分各屋根の開閉機構も複雑で大掛かりなものに
なりやすい。そしてこれらのことから従来の屋根開閉式
ドームは、ドーム屋根部の開閉機構が複雑で大掛かりに
なる等から、施工期間の極めて長い高価なものとなって
しまう傾向にある。また開閉機構が複雑であると、その
メンテナンスも面倒で、多くの時間および費用が必要と
なる。
が、一般的に大面積・大空間を覆うドーム屋根部は、軽
量で構造的に安定したものとすることから、複数に分割
されている。そのためドーム屋根部の開閉動作が各分割
屋根による複雑な移動で行われることとなってしまい、
またその分各屋根の開閉機構も複雑で大掛かりなものに
なりやすい。そしてこれらのことから従来の屋根開閉式
ドームは、ドーム屋根部の開閉機構が複雑で大掛かりに
なる等から、施工期間の極めて長い高価なものとなって
しまう傾向にある。また開閉機構が複雑であると、その
メンテナンスも面倒で、多くの時間および費用が必要と
なる。
このように従来の屋根開閉式ドームでは、ドームを建
造するにあたり、多大の時間および費用が必要となる問
題点を有する。
造するにあたり、多大の時間および費用が必要となる問
題点を有する。
この発明は前述した事情に鑑みて創案されたもので、
その目的はドーム屋根部の開閉動作および開閉機構を簡
単にすることができ、安価なものとすることのできる屋
根開閉式ドームを提供することにある。
その目的はドーム屋根部の開閉動作および開閉機構を簡
単にすることができ、安価なものとすることのできる屋
根開閉式ドームを提供することにある。
この発明によれば屋根開閉式ドームを、一対の横移動
ユニットと複数の上下移動ユニットと固定ユニットから
形成されているドーム屋根部が備えられているものとす
る。また二組の横移動ユニットは、開口部の両側端部を
覆っている固定ユニットの上方位置から、固定ユニット
よりも開口部中央部よりを覆う位置へと横移動する二組
の横移動ユニットと、この横移動ユニットが固定ユニッ
トよりも開口部中央部よりを覆う位置の時に両横移動ユ
ニットにガイドされて縦方向に上下移動して残りの開口
部中央位置を覆う複数の上下移動ユニットとで構成され
ている。
ユニットと複数の上下移動ユニットと固定ユニットから
形成されているドーム屋根部が備えられているものとす
る。また二組の横移動ユニットは、開口部の両側端部を
覆っている固定ユニットの上方位置から、固定ユニット
よりも開口部中央部よりを覆う位置へと横移動する二組
の横移動ユニットと、この横移動ユニットが固定ユニッ
トよりも開口部中央部よりを覆う位置の時に両横移動ユ
ニットにガイドされて縦方向に上下移動して残りの開口
部中央位置を覆う複数の上下移動ユニットとで構成され
ている。
そしてドーム屋根部の各移動ユニットを相対方向へ移
動自在としたことから、各移動ユニットの開閉動作を相
対方向へのみの単移動で行えるようにして、各移動ユニ
ットの開閉機構を簡単な構造にすることができるように
したものである。
動自在としたことから、各移動ユニットの開閉動作を相
対方向へのみの単移動で行えるようにして、各移動ユニ
ットの開閉機構を簡単な構造にすることができるように
したものである。
以下、この発明を図示する実施例によって説明する。
屋根開閉式ドーム１は、二組の横移動ユニット２と、
複数の上下移動ユニット２′と固定ユニット３から形成
されているドーム屋根部４を備えてなっている。横移動
ユニット２は、相対する二個を一組としたドーム屋根部
４を形成しており、それぞれ相対方向へ移動自在である
と共に、相対方向への移動によってドーム屋根部４の開
閉を行えるように構成されている。
複数の上下移動ユニット２′と固定ユニット３から形成
されているドーム屋根部４を備えてなっている。横移動
ユニット２は、相対する二個を一組としたドーム屋根部
４を形成しており、それぞれ相対方向へ移動自在である
と共に、相対方向への移動によってドーム屋根部４の開
閉を行えるように構成されている。
そしてこの実施例での横移動ユニット２は、膜材や金
属等の構成材料から形成されている。また二組の横移動
ユニット２は、開口部の両側端部を覆っている固定ユニ
ット３の上方位置から、固定ユニット３よりも開口部中
央よりを覆う位置へと横移動する二組の横移動ユニット
2,2と、この横移動ユニット2,2が固定ユニット３よりも
開口部中央よりを覆う位置の時に、横移動する両横移動
ユニット2,2にガイドされて縦方向に上下移動して残り
の開口部中央位置を覆う複数の上下移動ユニット２′と
で構成されている。
属等の構成材料から形成されている。また二組の横移動
ユニット２は、開口部の両側端部を覆っている固定ユニ
ット３の上方位置から、固定ユニット３よりも開口部中
央よりを覆う位置へと横移動する二組の横移動ユニット
2,2と、この横移動ユニット2,2が固定ユニット３よりも
開口部中央よりを覆う位置の時に、横移動する両横移動
ユニット2,2にガイドされて縦方向に上下移動して残り
の開口部中央位置を覆う複数の上下移動ユニット２′と
で構成されている。
ここでの横移動する横移動ユニット2,2はドーム１の
下部構造５上に敷設した軌道上を、縦移動する上下移動
ユニット２′,2′は支持台６上をそれぞれ移動自在とな
るように設けられている。
下部構造５上に敷設した軌道上を、縦移動する上下移動
ユニット２′,2′は支持台６上をそれぞれ移動自在とな
るように設けられている。
また横移動ユニット2,2はその移動方向と上下移動ユ
ニット２′の移動方向とに湾曲した円弧状に、縦移動す
る上下移動ユニット２′,2′はその移動方向へのみ湾曲
し、横移動ユニット２と同一曲率の円弧状にそれぞれ形
成されている。
ニット２′の移動方向とに湾曲した円弧状に、縦移動す
る上下移動ユニット２′,2′はその移動方向へのみ湾曲
し、横移動ユニット２と同一曲率の円弧状にそれぞれ形
成されている。
さらに縦移動する上下移動ユニット２′は横移動ユニ
ット２の上面を、横移動ユニット２に支持されると共
に、ガイドされて移動できるように構成されている。
ット２の上面を、横移動ユニット２に支持されると共
に、ガイドされて移動できるように構成されている。
なお支持台６は、上下移動ユニット２′、すなわち横
移動ユニット２と同一の曲率で円弧状に形成されてお
り、上下移動ユニット２′がスムーズに横移動ユニット
２の上面へ移動できるように構成されている。
移動ユニット２と同一の曲率で円弧状に形成されてお
り、上下移動ユニット２′がスムーズに横移動ユニット
２の上面へ移動できるように構成されている。
また縦移動する上下移動ユニット２′は、ドーム屋根
部４の開放時に支持台６上に設けられていると共に、ド
ーム屋根部４の閉鎖時に横移動する横移動ユニット2,2
に支持されるので、横移動ユニット２のように自立でき
る強度を必要としない。
部４の開放時に支持台６上に設けられていると共に、ド
ーム屋根部４の閉鎖時に横移動する横移動ユニット2,2
に支持されるので、横移動ユニット２のように自立でき
る強度を必要としない。
そのためこのことと閉鎖時の移動が横移動ユニット2,
2にガイドされることとから、縦移動する上下移動ユニ
ット２′は、一枚の一体的な板体で形成したものの他
に、複数枚のユニットが伸縮するようにしてスライドす
るものでもよい。
2にガイドされることとから、縦移動する上下移動ユニ
ット２′は、一枚の一体的な板体で形成したものの他
に、複数枚のユニットが伸縮するようにしてスライドす
るものでもよい。
このような構成からなる屋根開閉式ドーム１の使用に
際して、ドーム屋根部４を開放した状態から閉鎖した状
態にする場合、横移動ユニット2,2を、固定ユニット３
の上方位置から、固定ユニット３よりも開口部中央より
を覆う位置へと横移動させる。
際して、ドーム屋根部４を開放した状態から閉鎖した状
態にする場合、横移動ユニット2,2を、固定ユニット３
の上方位置から、固定ユニット３よりも開口部中央より
を覆う位置へと横移動させる。
次に縦移動する上下移動ユニット２′,2′を、支持台
６上から横移動ユニット２の上面へ移動させる。
６上から横移動ユニット２の上面へ移動させる。
このようにして固定ユニット３よりも開口部中央より
を覆う横移動ユニット2,2と、残りの開口部中央位置を
覆う上下移動ユニット２′,2′とで開口部を覆って閉じ
た状態としたドーム屋根部４を形成する。
を覆う横移動ユニット2,2と、残りの開口部中央位置を
覆う上下移動ユニット２′,2′とで開口部を覆って閉じ
た状態としたドーム屋根部４を形成する。
また逆にこのようにして閉鎖状態としたドーム屋根部
４を開放するには、まず横移動ユニット２上の上下移動
ユニット２′,2′を移動させて支持台６上にすると共
に、横移動ユニット2,2を移動させて固定ユニット３の
上方位置にする。このことによりドーム屋根部４が開放
状態となる。
４を開放するには、まず横移動ユニット２上の上下移動
ユニット２′,2′を移動させて支持台６上にすると共
に、横移動ユニット2,2を移動させて固定ユニット３の
上方位置にする。このことによりドーム屋根部４が開放
状態となる。
この発明の屋根開閉式ドームは、一対の横移動ユニッ
トと複数の上下移動ユニットと固定ユニットから形成さ
れているドーム屋根部を備えたものとする。また前記各
移動ユニットは、相対する二個を一対として前記ドーム
屋根部を形成しており、それぞれ相対方向へ移動自在で
あると共に、相対方向への移動によって前記ドーム屋根
部の開閉を行えるように構成されていることを特徴とし
ている。
トと複数の上下移動ユニットと固定ユニットから形成さ
れているドーム屋根部を備えたものとする。また前記各
移動ユニットは、相対する二個を一対として前記ドーム
屋根部を形成しており、それぞれ相対方向へ移動自在で
あると共に、相対方向への移動によって前記ドーム屋根
部の開閉を行えるように構成されていることを特徴とし
ている。
そしてこの構成によればドーム屋根部の各移動ユニッ
トを相対方向へ移動自在としたことから、各移動ユニッ
トを相対方向へのみの単移動させるだけで、ドーム屋根
部の開閉を行うことができる。
トを相対方向へ移動自在としたことから、各移動ユニッ
トを相対方向へのみの単移動させるだけで、ドーム屋根
部の開閉を行うことができる。
そのため各移動ユニットの移動用走行装置、すなわち
開閉機構を簡単にすることができる。そしてこのことか
ら、ドームの施工期間を短縮できると共に、施工費用を
安価にすることができ、完成後のメンテナンス等も簡単
に行える等、この発明によれば安価で簡単な構造の屋根
開閉式ドームを提供することができる。
開閉機構を簡単にすることができる。そしてこのことか
ら、ドームの施工期間を短縮できると共に、施工費用を
安価にすることができ、完成後のメンテナンス等も簡単
に行える等、この発明によれば安価で簡単な構造の屋根
開閉式ドームを提供することができる。
第１図はこの発明の屋根開閉式ドームを示す概略斜視
図、第２図はこの発明の屋根開閉式ドームを示す概略平
面図、第３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図は第２
図のＢ−Ｂ線断面図である。 １……屋根開閉式ドーム、2,2……横移動ユニット、
２′……上下移動ユニット、３……固定ユニット、４…
…ドーム屋根部、５……下部構造、６……支持台。
図、第２図はこの発明の屋根開閉式ドームを示す概略平
面図、第３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図は第２
図のＢ−Ｂ線断面図である。 １……屋根開閉式ドーム、2,2……横移動ユニット、
２′……上下移動ユニット、３……固定ユニット、４…
…ドーム屋根部、５……下部構造、６……支持台。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 泰男 東京都港区元赤坂１丁目２番７号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−274029（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−233140（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−73201（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭62−10323（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】二組の横移動ユニット２と複数の上下移動
ユニット２′および固定ユニット３から形成されるドー
ム屋根部を備えてなり、また二組の横移動ユニットは、
開口部の両側端部を覆っている固定ユニットの上方位置
から、固定ユニットよりも開口部中央部よりを覆う位置
へと横移動する二組の横移動ユニットと、この横移動ユ
ニットが固定ユニットよりも開口部中央部よりを覆う位
置の時に両横移動ユニットにガイドされて縦方向に上下
移動して残りの開口部中央位置を覆う複数の上下移動ユ
ニットとで構成されていることを特徴とする屋根開閉式
ドーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1315968A JP2508859B2 (ja) | 1989-12-05 | 1989-12-05 | 屋根開閉式ド―ム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1315968A JP2508859B2 (ja) | 1989-12-05 | 1989-12-05 | 屋根開閉式ド―ム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03176539A JPH03176539A (ja) | 1991-07-31 |
| JP2508859B2 true JP2508859B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=18071752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1315968A Expired - Lifetime JP2508859B2 (ja) | 1989-12-05 | 1989-12-05 | 屋根開閉式ド―ム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2508859B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0430737Y2 (ja) * | 1985-07-03 | 1992-07-24 | ||
| JPH0514965Y2 (ja) * | 1987-11-02 | 1993-04-21 |
-
1989
- 1989-12-05 JP JP1315968A patent/JP2508859B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03176539A (ja) | 1991-07-31 |
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