JPH0816372B2 - 開閉式屋根 - Google Patents

開閉式屋根

Info

Publication number
JPH0816372B2
JPH0816372B2 JP1224655A JP22465589A JPH0816372B2 JP H0816372 B2 JPH0816372 B2 JP H0816372B2 JP 1224655 A JP1224655 A JP 1224655A JP 22465589 A JP22465589 A JP 22465589A JP H0816372 B2 JPH0816372 B2 JP H0816372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
opening
movable
fixed
movable roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1224655A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0390763A (ja
Inventor
忠雄 由利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP1224655A priority Critical patent/JPH0816372B2/ja
Publication of JPH0390763A publication Critical patent/JPH0390763A/ja
Publication of JPH0816372B2 publication Critical patent/JPH0816372B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tents Or Canopies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、天候に応じて屋根部を部分的に開閉でき
る開閉式屋根に係わり、特に可動屋根の開閉移動時の安
定性の向上を図った開閉式屋根に関する。
《従来の技術》 従来、開閉式屋根として本出願人が先に提案した特開
昭61−169541号公報のものが公知になっている。当該提
案に開示した開閉式屋根は、地上に立設した円筒状の側
壁に外周縁部を固定して中央部が開口された環状の固定
屋根を設け、当該開口部上にはその中心部から前記側壁
に掛け渡して放射状にアーチ状のガイド部材(レール)
を架設し、このガイド部材上にこれに係合させて径方向
に移動自在に扇状に分割形成した複数の可動屋根を設け
て構成したもので、当該可動屋根を径方向内方に移動さ
せて前記開口部を閉塞する一方、当該可動屋根を径方向
外方の固定屋根上に移動させて前記開口部を開放させる
ようになっている。そして、各可動屋根は上記ガイド部
材にその扇状の頂角部を移動自在に係合させると共に、
外端側の弦部分の両側端部を上記ガイド部材に対して平
行にして固定屋根上に設けた一対の副ガイド部材(レー
ル)に移動自在に係合させて、各可動屋根をそれぞれ3
点で支持するようになっている。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、上記従来の開閉式屋根では、扇状に分
割形成した複数の可動屋根をそれぞれガイド部材と副ガ
イド部材とによって3点で径方向に移動自在に係合支持
させていたため、強風下等で当該可動屋根を開閉移動さ
せた場合には、可動屋根が風に煽られてその移動中にお
ける安定性に欠ける虞があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、可動屋根の移動時における風等の影響に対する
安定性の向上を図った開閉式屋根を提供することにあ
る。
《課題を解決するための手段》 本発明は上記目的を達成するために、地上に立設した
側壁に外周縁が固設されると共に中央部が開口された環
状の固定屋根と、該固定屋根の開口上を覆って設けら
れ、該開口の中心を頂点にして放射状に略同一な形状に
分割形成されて、径方向に移動して該開口を開閉する少
なくとも3以上の複数の可動屋根と、該開口の中心と周
縁との略中間付近に設けられた環状の梁受け部材と、該
側壁と該梁受け部材とを繋いで該各可動屋根毎に対応さ
れて一対で設けられ、該各可動屋根の頂点の径方向への
移動軌跡に沿ってその左右両側に平行に配置された梁部
材と、該各梁部材に設けられ、該各可動屋根に少くとも
4点で係合してその径方向への移動を案内するガイド部
材と、を備えて開閉式屋根を構成した。
《作 用》 上記構成の本発明によれば、各可動屋根はその移動方
向に沿って両側部に平行に配置されたガイド部材に、少
くとも4点で移動自在に係止されているので、風等の影
響に対する開閉移動時の安定性が向上する。
《実 施 例》 以下、この発明の好適な実施例について添附図面を参
照にして詳細に説明する。
第1図から第4図は、この発明に係る開閉式屋根の一
実施例を示している。
同図に示す開閉式屋根は、平面が略円形状の運動競技
場に適用した場合を例示しており、運動競技状の周囲に
は円筒状の側壁2が地上Gから立設されている。側壁2
の上端には内部空間を覆うようにしてドーム状の屋根が
設けられており、この屋根部分は、中央部が略円形に開
口されて外周縁部が側壁2に固設された環状の固定屋根
6と、その中央部の開口8上を覆い且つ径方向に移動し
てこれを開閉する可動屋根10とで構成されている。な
お、側壁2の上端部外周には庇4が設けられている。
ここで、第1図は可動屋根10を外方に移動して開口8
が開放した状態で、また、第2図はこれとは逆の内方に
移動して開口8を閉塞した状態を示している。
可動屋根10は、第2図に示す如く、固定屋根6の中央
部の開口8の中心点0を基点にして等角度間隔で4分割
した略同一扇形状の4枚で構成され、材質としては、例
えば布材あるいは極薄金属板などの軽量材が適してお
り、可動屋根10の長さは、固定屋根6の幅よりも若干短
くなっている。また、固定屋根6の内周縁には、開口8
を隔成する環状梁12が設けられている。
そして、上記開口8上には環状梁12間に掛け渡され
て、可動屋根10の弦部分の外側幅wよりも狭い約半分の
スパンlで井桁状に4本のアーチ14が架設され、各アー
チ梁14は固定屋根6を横断してその外端の側壁2部に達
している。つまり、各可動屋根10毎に対応されて、側壁
2から開口8部上に亘って各可動屋根10の移動方向に沿
ってこの可動屋根10の外側幅wよりも狭い約半分のスパ
ンlで当該可動屋根10の両側部の下方に、相互に平行な
一対のアーチ梁14が設けられている。
また、上記各アーチ梁14の上面には第3図に概略的に
示すようにガイド部材たるガイドレール16が固設され、
各ガイドレール16には、車輪18を取付けた台車20がその
ガイドレール16の長手方向に沿って移動自在に装着され
ている。そして、図示していないが台車20の上端は可動
屋根10の下面に固着されており、この台車20は各可動屋
根10毎に4個づつ取り付けられていて、各可動屋根10は
それらの台車20を介して4点でガイドレール16に係合支
持され、開口8の径方向に沿って移動自在になってい
る。
さらに上記ガイドレール16および台車20について詳細
に説明すると、第4図(A),(B)に示すようになっ
ている。
すなわち、ガイドレール16はアーチ梁14の上面に形成
される道床14a上にその長手方向に沿ってゴム板等の防
振材30を介して配設された主レール32と、この主レール
32の両側部に適宜間隔をあけて配置され当該主レール32
をアーチ梁14に固定する固定金具34と、上記主レール32
に沿ってその両側方に同じく適宜間隔をあけてアーチ梁
14から立設固定された浮上がり防止用レール取付金具36
と、これら両側部の浮上がり防止用レール取付け金具36
の上端部に主レール32の長手方向に沿ってそれぞれ架設
されたH鋼状の浮上がり防止用レール38とからなってい
る。
一方、台車20は可動屋根10に固着されるベースプレー
ト40と、このベースプレート40に固定されたU字状のイ
コライザー金具42と、このイコライザー金具42に枢軸44
を介して揺動自在に軸支された3枚の主フレーム板46
と、これらの主フレーム板46に回転自在に軸支されて上
記主レール32上に載置された4つの車輪18、および上記
主フレーム板46に固定されて上記枢軸44の上方のイコラ
イザー金具42間中央に設けられた副フレーム48と、この
副フレーム48に回転自在に軸支されて上記浮上がり防止
用レール38に係合された2つの副車輪50とからなってい
る。
また、各可動屋根10の一側辺には、内方に移動されて
開口8を閉塞したときに隣接する可動屋根10の耐側片に
当接してそれらの間の隙間をシールするシール部材22が
設けられている。またさらに、可動屋根10の1つにはそ
の扇状の頂角部分に頂部覆い部材24が取り付けられてい
て、この頂部多い部材24は各可動屋根10が内方に移動さ
れて開口を閉塞したときにそれらの頂角部分にオーバラ
ップしてその上方を覆い、当該部位からの雨水等の侵入
を防ぐようになっている。
上記の如く構成された角可動屋根10,10,……は、例え
ば電気や圧縮空気などで駆動される回転動力源により、
ワイヤー,チェーンなどの牽引手段もしくはラックピン
機構等を介して、動力源の始動によってガイドレール16
に案内されて径方向に移動し、第1図あるいは第2図に
示すように、固定屋根6の開口8を開閉する。
さて、以上の如く構成された開閉式屋根においては、
各可動屋根10が開口8の径方向への移動方向に沿って側
壁2から開口8上に亘って平行に配設された一対のガイ
ドレール16に台車20を介して4点で支持されているの
で、その開閉移動中の安定性が、前述した従来の3点支
持の可動屋根よりも可及的に向上される。
また、可動屋根10を外方に移動した際には、これらは
固定屋根6上にあって、特別の収納場所を設ける必要が
なく、しかも、可動屋根10の長さを固定屋根6の幅より
も小さくすれば、その際に固定屋根6から可動屋根10が
突出せず、さらにガイドレール16及びアーチ梁14が井桁
状に配置されているのでそれらが中央部の開口8の中心
部の1点に集中することがなく、頂部部分の開放感が向
上すると共に外観上もすっきりとして問題がなくなる。
なお、上記実施例では円形の運動競技場を例示した
が、この発明は他の形状、例えば楕円,多角形でも勿論
適用できる。
また、中央開口8の形状も円形だけでなく楕円,多角
形であってもよく、これを略同一形状で分割する可動屋
根10の分割数も上記実施例に限られず2以上の任意分割
数が採用できる。例えば第5図は円形に形成された中央
部の開口8を8分割した可動屋根10で覆うようにした変
形実施例を示してあり、この図示例では中央部の開口8
の中心部付近に環状の梁受け部材26を設けて、この梁受
け部材26と側壁2との間に掛け渡して各可動屋根10を係
合支持アーチ梁14およびガイドレール16を架設するよう
にしている。またさらに、可動屋根10は上記実施例のよ
うに固定屋根16の上方にて径方向に移動させるだけでな
く、固定屋根16の下方で移動させることや、固定屋根16
の内部に収納するようにしてもよい。
《発明の効果》 以上、実施例で詳細に説明したように、この発明に係
る開閉式屋根においては、各可動屋根を中央開口の径方
向に沿わせて開閉移動させるにあたり、当該各可動屋根
をその移動方向に沿って各可動屋根の両側部に平行に配
置した梁部材に設けたガイド部材に、少くとも4点で係
合支持させているので、風等の影響に対する開閉移動時
の安定性が向上し、また、梁部材が中央開口の中心部に
密に集合しないので開放感が向上するなどの優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図はこの発明の好適な一実施例を示して
おり、第1図(A)は可動屋根を開いた時の平面図、同
図(B)はその側断面図、第2図は可動屋根を閉じた時
の平面図、第3図はガイドレールの概略斜視図、第4図
(A),(B)はそれぞれガイドレール及び台車の詳細
を示す正面断面図とその側断面図、第5図は変形実施例
の平面図である。 2……側壁、6……固定屋根 8……開口、10……可動屋根 12……環状梁、14……アーチ梁 16……ガイドレール(ガイド部材) 18……車輪、20……台車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地上に立設した側壁に外周縁が固設される
    と共に中央部が開口された環状の固定屋根と、 該固定屋根の開口上を覆って設けられ、該開口の中心を
    頂点にして放射状に略同一な形状に分割形成されて、径
    方向に移動して該開口を開閉する少なくとも3以上の複
    数の可動屋根と、 該開口の中心と周縁との略中間付近に設けられた環状の
    梁受け部材と、 該側壁と該梁受け部材とを繋いで該各可動屋根毎に対応
    されて一対で設けられ、該各可動屋根の頂点の径方向へ
    の移動軌跡に沿ってその左右両側に平行に配置された梁
    部材と、 該各梁部材に設けられ、該各可動屋根に少くとも4点で
    係合してその径方向への移動を案内するガイド部材と、 を備えたことを特徴とする開閉式屋根。
JP1224655A 1989-09-01 1989-09-01 開閉式屋根 Expired - Fee Related JPH0816372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1224655A JPH0816372B2 (ja) 1989-09-01 1989-09-01 開閉式屋根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1224655A JPH0816372B2 (ja) 1989-09-01 1989-09-01 開閉式屋根

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0390763A JPH0390763A (ja) 1991-04-16
JPH0816372B2 true JPH0816372B2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=16817129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1224655A Expired - Fee Related JPH0816372B2 (ja) 1989-09-01 1989-09-01 開閉式屋根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0816372B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2885947B2 (ja) * 1991-02-22 1999-04-26 前田建設工業株式会社 開閉式屋根構造
JP3386312B2 (ja) * 1996-04-22 2003-03-17 日本温室工業株式会社 開閉式屋根装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61169541A (ja) * 1985-01-23 1986-07-31 株式会社大林組 開閉式ド−ム屋根
JPS626042A (ja) * 1985-07-02 1987-01-13 株式会社大林組 開閉式屋根

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0390763A (ja) 1991-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5007214A (en) Openable dome-shaped roof structure
JPH0816372B2 (ja) 開閉式屋根
JPH03115632A (ja) 開閉式屋根
JP2520009B2 (ja) 開閉式屋根
JP2582409B2 (ja) 屋根葺開閉式ドーム
JPH0531127Y2 (ja)
JPH07107293B2 (ja) 開閉膜屋根構造物
JP2658383B2 (ja) 開閉式屋根
JP2605486B2 (ja) 開閉式屋根
JP2792361B2 (ja) 開閉式屋根
JPS6127531B2 (ja)
JPS626042A (ja) 開閉式屋根
JP2520010B2 (ja) 開閉式屋根
JPH03202537A (ja) 開閉式屋根
JP3057454B2 (ja) 開閉式屋根
JP2586186B2 (ja) 開閉式屋根
JPH0510087Y2 (ja)
JPH0376949A (ja) 扇形状開閉式屋根
JPH0420637A (ja) 開閉式屋根
JP2738856B2 (ja) 開閉式ドーム屋根
JPH086394B2 (ja) 開閉式屋根
JPH04120339A (ja) アトリウムの開閉式立体トラス屋根
JPH02256750A (ja) 開閉式屋根
JPH03158547A (ja) 開閉式屋根
JPH0369741A (ja) 野球場の開閉式屋根

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees